老人党メルマガ(410)

1:老人党メルマガ(410)
北極星 01/01 07:48
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(410) ::: 2012/1/1

☆☆☆ ☆☆☆ 明けましておめでとうございます
        本年も皆様のご投稿をお待ちしております   ☆☆☆ ☆☆☆
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【打てば響く】打てば響く 感想です(パリから)       なだいなだ 
【16379】Re:原発事故収束宣言 その裏で何が?       usagi65
【読者投稿】年金引き下げ                 岡田元浩
【16376】Re:危険な増税回避論??<消費税反対で離党は10人> Gokai
【16383】Re:危険な増税回避論??<消費税反対で離党は10人> 柳沢のたんたん
【読者投稿】民主党に投票した人はどうすりゃいいの     松本 二郎
【16366】Re:「新市長」についての記事           かっくるなかしま
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【打てば響く】感想です(パリから) なだいなだ  11/12/25 

遠く離れてヨーロッパに来てみると、見えないものが見えてくることがあります。
今日、新聞では1ユーロが100円だと騒いでいました。ぼくが"固定相場に戻すべき好機"と、かつて書いたことがある瞬間です。
日本では、円安の方が「輸出しやすい、国際競争の点で有利になる」という議論が主流になりますが、こちらでは、輸入品の価額が高くなって、インフレになるという心配の議論が主流です。

日本は輸出産業の目でもの見ていて、こちらでは消費者の目でものを見ているということでしょうか。
ユーロ安で、国際競争力が高まり、輸出しやすくなるのだから、経済に活気が出てくるのではないか、失業が減るのではないか、と言ってみたら、生産拠点を国外に移しているので、ユーロ安になって、フランスブランドの、輸出が増えても、フランスの失業は減らないということです。これではユーロ安を歓迎する人が少なくても当然です。しかし、これが、日本の明日の姿かもしれません。

フランスの失業者は増え続けています。大統領選ではそこが問題になること必至の状況です。
そろそろジャック・ジェネルーという人の本が売れてくるのではないかと思います。
この人は、大学の経済学の教授ですが、ぼくなどにも、現代の経済の抱える矛盾を分かりやすく教え、われわれにもできそうな対策を、研究模索している人です。この人の本が読まれるというのは、ぼくにはよい傾向に思われます。

今年の世界は、どうやら混乱のままに暮れていきそうです。
闇市焼け跡派は、今こそ元気を出させるべく、行動していきましょう。
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【16379】Re:原発事故収束宣言 その裏で何が?   usagi65 2011-12-29 11:50

ZP-Pressの記事です。年末に気の重くなる記事ですがぜひみなさん読んでください。                     南相馬市の放射能検査をやめさせた総務省 http://goo.gl/9t0uc
 
私などにはわからないことばかりですが、それでもこれを読むと総務省や福島県は、住民の健康より他のものを重要だと考えているのがわかります。住民も農民も行政のやり方に悲鳴さえ上げているのに・・・私たち西の人間はどんな支援ができるのでしょうか?
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【読者投稿】年金引き下げ 岡田元浩 11/12/25 9:35

政府は物価か下がったから年金を下げるといっている。
しかし、私が就職して年金を払い始めた時の学卒の初任給は1万円前後で、定年時の月給に比べるとタダ同然だった。
その間の収入増は年功では無くて、土地バブルと云う錬金術のインフレによる分が遥かに大きかった。

しかし定年時の支給額の計算では、インフレは無視して平均賃金、つまり中間時点の給料で計算している。
つまり、支給額の計算自体が土地バブルと云う虚構時の金を、グリンピア等々で無駄使いした付けを、背負わされている。

だから、テレビでは「定年時の月給の5割貰える」といっているが、2割ぐらいしか貰っていない。
それに耐えているのに、少し位い物価が下がっても、現在の物価は中間時点の物価よりまだ遥かに高いではありませんか。
インフレのない時代に積み立てた人と同じではおかしいでしょう。
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【16376】Re:危険な増税回避論??<消費税反対で離党は10人> Gokai 2011-12-28 7:17
 ▼かっくるなかしまさん:

>その先という時、増税を重ね、金融デフレを放置すれば、内需の縮減と円高で、産業が空洞化/弱体化する。
>税収の縮減、貿易収支の赤転という別の経路(=ファンダメンタルズの悪化)から、財政と国債への信用が揺らぐ。

こんにちは、↑これに賛成します。ところで勝手にコメントします。↓
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<消費税反対で離党は10人>

いいじゃないですか。応援したい。離党の本当の目的が「次の選挙で受かりたいから」、それもいいじゃないですか、民主党を離党しない議員さんたちだって、離党しないことが次の選挙で受かることだと思っているに違いない、お互いさま。
消費税増税する勇断?することのほうが、次の選挙で受かると思っているのが野田首相ではないのですか?うん、ちょっと強引か?。

しかし、そのほうが政治献金が集まると思っているのだろう。
そうでなければ、「法人税は据え置きか減税だ」なんてことは思わない。そうでもなければ頭がどうかしているとしか思えない。
そういや、「消費税は増税しなければいずれ日本はやっていけなくなる」などとシラ〜と言う評論家がいまだにマスメディアでは跋扈する。NHKも当然?消費税増税賛成の討論を展開している。なんなんだこれは。

われわれの耳に入る情報というか雰囲気は、消費税を増税すれば、まるで財政が健全化するといわんばかりのコメントばかりだが、
何べんも言うが、昨年度の、税収不足による国債発行額は44.3兆円、一方、税収総額40.9兆円のうち10.2兆円が消費税で徴収した額、現行5%の消費税で10.2兆円しか集まらなかった。
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/002.htm

で、現政府によると、2015年までに消費税を10%に上げる必要があるという。『必要がある』という言い方から想像すれば、いかにもそれで財政が健全になりそうな言い方である。場合によっては、「たった5%UPで済ませてやったよ」という言い方とも言える。

間違ってもそれでありがたいと思わないで貰いたい。5%UP消費税UPで得られる徴収増は、よくて10兆円であって、当然不足額44兆円には程遠い。34兆円も不足する。どうやってもだ、消費税を挙げる方法では財政は健全化しない。
これが事実であるのに、5%消費税UPでいかにも財政がよくなるような、足りるような言い方は嘘つきだろう。

どうせ消費税増税しても、財源が不足するなら、それで日本が破綻して国民が苦しむというのなら、「増税なし」での破綻の方がよほど良い。庶民を苦しめて且つ、日本破綻なら何をやったかわからないではないか。無責任だろう。
消費税増税反対で、民主党を離党する議員さんたちを支持する。
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【16391】Re:危険な増税回避論??<消費税反対で離党は10人> タミゾール 2011-12-31 9:10
 ▼Gokaiさん:おはようございます。

まず、私も民主党政権に幻滅している一人であることを言っておきたいと思います。しかし、まだ2年4カ月で、あと1年8月あるわけで、任期いっぱいやって、マニフェストの達成率をみても遅くはないと考えてます。

どうせ、次は自民党中心の政権ができ、もっとひどいことになるでしょうから、その後のことを考えて、何ができて、何ができなかったのかをじっくり検証するためにも、4年近くはやってみないと何も言えないと思います。また、自民党が解党し、新自由主義路線と社民勢力という新しい二つの対立軸が生まれてくるのでしょうが、まずは今の枠組みで勝負してほしい。

>>破綻すれば、その後の苦しみはいかほどか。

さて破綻後の苦しみを私はわからない、タミさんならわかりますか?

夕張やギリシアのような事例しか今は頭に浮かびませんが、今のじり貧より目いっぱいひどいことになることは目に浮かびます。

>破綻したら、若い世代に理解されにくいのは確かでしょう。しかし、政府借金が多すぎて破綻するのなら、消費増税しても破綻が先延ばしになるわけではない。

先延ばしにはなるのではないでしょうか。税収が増えることは間違いないのですから。でも、この程度のアップでは焼け石に水かもしれませんが。

>そして消費税を増税しなくて、国債を大量に刷ったほうが、むしろ破綻しないかもしれないとは考えられませんか。

短期的にはあり得ても、長期的にはあり得ないと考えます。国債費が高いのも消費税増税の一因なのでしょうから。

>コロンブスの卵のように、後で考えれば、何だ、あの時国債を大量に刷りさえすれば日本は救われたとわかれば、タミさんたちは返って恨まれる。そして理解されにくくなるのも確かです。

ですので、今はそれでいいとして、それをずっとやってはおれないだろうと考えます。今の生活レベル並み、あるいは7〜8割程度に圧縮しても幸せに感ずるような意識の変革があればいいかも。

>マニフェストを破ったのは、野田さんたち今の主流派の人々、最初から、マニフェストを実行できないと思うなら、首相になど立候補すべきでなかった。無責任としか言いようがない。
>離党した10人の人々は、野田首相が約束を破るから地元に帰れないそうです。

>言い分は通っています。なにしろ、09年選挙で政権を取れたのは、あのマニフェストがあったからこそです。

政権政党が選挙公約をそのまま実行できたことがあったでしょうか。そのたびに候補者は離党するのでしょうか。
たしかに、実行度は低いのでしょうが、100%を求めて政党に投票した人ばかりではなかろう。党内で皆が納得するような提案をするという手だってあるだろう。

小沢さんだって暫定税率の撤廃をけったように、政権運営とマニフェストの整合性を秤にかけざるを得ない。そもそも、2009〜2013までは消費税は上がらないことがきまったわけで。これをマニフェスト違反というかもあやしい。
野田さんだって自分らで選んだんだから、自分たちの意思もはいっていよう。少なくとも次の選挙までは民主党として活動するのが、比例区の当選者の務めだって思う。

>タミさんこそ、勉強しなおすべきではありませんか。

勉強すればするほど、かような候補者を比例名簿に載せたことがおかしいと思える。
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【16383】Re:危険な増税回避論??<消費税反対で離党は10人>    柳沢のたんたん 2011-12-30 12:55

税金70%以上負担の 国会議員 年金 即廃止すべきである。
(財源がないのに国会議員だけは別か 国民を あまり 舐め 馬鹿にするな)

貴方の言われている事は国民の大半が思っている事でしょう。野田さんが総理に成る時には。田中角栄の様な、国の将来を考えて国民の生活を良くする事に就いてのビジョンは丸で無いようですね。松下政経塾とはこの様な事でした。前原といい野田といい、皆国民に対する約束は全部破棄、ご自分の立場の保全以外に対する考えは前総理と同じで全く無いようです。

地位の確保以外に対する政治家としての責任はゼロ感覚のようです。
公約はどうしたのでしょう。民主党はロクデナシの連中を集まりで味噌も糞も一緒くたに集めたようです。
小沢さんも大変でしょうけれども、この辺で整理することが必要だと思います。これは国民の声です。

この様な官僚に丸投げ政治はいい加減にして貰いたいです。この状態が継続すれば民主政治の崩壊となること必死でしょう。
この民主党の集まりは何であったでしょうか。衆愚政治とはよく言ったものだ。世直しさんの云う事は本当に国民の声でしょう。
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【読者投稿】民主党に投票した者はどうすりゃいいの 松本 二郎 11/12/25 16:42
 ▼老人党の皆様:

最近の民主党の政権がやることなすこと腹が立つ事ばかりで、どうしたら良くなるか考えても良い考えが浮かびませんが、少しだけは書いてみようと思いました。民主党が掲げたマニフェストほとんど実行出来てませんね。

公務員人件費の削減、国会議員定数の削減、国会版仕分けの勧告等は全て先送り、さらに国の総予算の組み換えは具体化せず、八ツ場ダム国交相が建設再開、子供手当ての公約違反、年金制度改革は具体化せず、高速道路の無料化は実験はしたものの中止等ほとんど期待が裏切られた感じです。更に原発に対する考え方、TPPの参加等納得がいくようにはなってません。

政権交替して良かったと考えていますが、これでは投票した者にとってどうして良いか分かません。
私の考え方が甘かったのでしょうか。
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【16366】Re:「新市長」についての記事 かっくるなかしま 2011-12-26 11:19 (編集)

>早速、公約の大学の授業料半額化を実現化させたそうです。
>どうしてこのくらいのことを為す政治家が、日本には見当たらないのだろう…。

政策選択枝は1つではないということ、国情に違いがあるということ、これらをどう考えているのだろうか。
政策選択枝でいえば、例えば、
公教育を安く提供する、という選択枝もあるが、
公教育の水準を上げる、という選択枝もあるのではないか。

安ければよい、という、そういう単純な話ではないと観る。以上。

以下はおまけ/サービス。
ttp://www.ncbank.co.jp/asia_information/chuzaiin_news/pdf_files/seoul_200802.pdf
(西日本シティ銀行、「…韓国の高等教育と教育産業」)
ttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3950.html
(社会実情データ図録、「学校教育の対GDP比」)
ttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3928.html
(社会実情データ図録、「大学進学率の国際比較」)

- 韓国は、大学への「全入」が進んでいるということ、(国情)
- 韓国は、「超学歴社会」であるということ、(国情)
- (全入であるから、安ければよいだろうが、出ればよいでは済まされない。ソウルの名門校に集中、あるいは米国留学となる。)
- 公教育負担の軽減が私的負担の軽減に繋がるのか、両者が強く相関するかどうかという視点が必要。(米国を参照)

ttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1570.html
(社会実情データ図録、「教育費の高さと合計特殊出生率の相関」)
- 教育費が、家計の負担であり、人口動態に影響する。
ttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1587.html
(社会実情データ図録、「家族・子供向け公的支出と高齢者向け公的支出」)
- 手短に言えば、教育費と社会福祉費との配分をどうするかが、合計特殊出生率に影響する。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E7%AB%8B%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1
(Wiki、都立高校)
>> ところが、1965年(昭和40年)の年末に進学指導を禁止する小尾通達が出され、時を同じくして、1967年から小尾乕雄教育長のもと東京都立の高校入学試験において学区合同選抜制度に替えて学校群制度を導入することが決まり状況は変わる
                 ↓
>> 学校群制度を含む公立高校の制度に関する改革は、公立高校回避の気運が一部東京都民の間に拡がったことにより、有名大学入学のための受験競争の低年齢化と受験準備費用の高騰、及び、特定社会階層と高学歴との間の結合、固定化などの事態を招き、当初の目的と相反する結果を招いた。また、各高校に設置されていた補習科の廃止により浪人生への指導等も禁止されたため、高い授業料を払って予備校に通わなければならなくなった。
                 ↓
>> 2001年(平成13年)以降、石原慎太郎東京都知事によって、「都立復権」をスローガンに都立高等学校改革が実施されている。「小尾通達」で停止されていた進学指導を正式に打ち出し、学区の撤廃、自校作成問題の導入に代表される入試制度改革、進学指導重点校・進学指導特別推進校・進学指導推進校の指定がされた

公教育の質的水準を変えることで、家計の私的負担の軽減を図るという政策選択枝も、ある、ということ、
そして、現実の要請はどうなのかということ。
- 行政サービスというものは、行政側のニーズで決めるのか、住民側のニーズで決めるのか、どうなのかということ。
-(安くとも「駄目」なものであれば、家計/住民は受け容れない。私的負担で補完せざるをえなくなることで、損をするのは貧乏人の子供だ。)
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