老人党メルマガ(220-1)

10:Re: 老人党メルマガ(224-2)
北極星 06/22 06:52
【2347】Re: 秋葉原で通り魔、死亡「6人」 Gokai 2008-6-18 19:42:30 [返信]
 ▼イワオさん:

>「名こそ惜しけれ」坂東武者のスローガンですか。武士の生活基盤は禄高です。それは農民の年貢をベースにしています。年貢は常に生かさず殺さずのレベルで決められ、農民に決定権はありません。
>農民の働きから生み出された禄高で生活した武士のスローガンが「名こそ惜しけれ」です。

調べるのが面倒なほどこの時代についての知識は無いんですが、

坂東武者がいた平安鎌倉というのは農民と武士の境はあまり無かったのでは ないか、百姓が武士にもなり、武士もまた百姓や野盗山賊にもなった時代ではないかと思うんで、当然字が書けりゃ苗字もあった、この苗字が「名こそ惜しけれ」の「名」なんだろうと、ところが権力が安定固定化した江戸時代、この名が一部の支配者によって独占されて、非常に捻じ曲げられた状態ではあったが引き継がれた。

一方、この苗字を取り上げられた人々にとってこの政策はある種、人の本能の発現を抑えられた虐待政策であったと思います。

苗字を大切にするということは先祖を大切にし、子孫を大切にし、家族を大切にするということであって、更に拡大すれば社会を大切にすることなのだと思います。

昔、ある人の「人間には殺人衝動がある」という投稿に対して、私の「それは本能が壊れている」発言に対してイワオさんと本能について対立したとき、あの時も少しは言ったかもしれませんが、人には個の保存本能と種の保存本能が有るのだということで、
人間社会の倫理はこの種の保存本能の成し得る業であるといいたかったのですが、
そしてだから今回の「名こそ惜しけれ」もそれとまさに同じ意味なので、プータロウに押し付けるためのものでなく、
プータロウを救うためのものにならないかと言う事です。

人は人生において、10人が10人大成功するわけも無く、一人二人は楽しんで、4割5割の人はまあまあで、1割以下の下部の人は犯罪を犯しかねないほどの苦痛の人生かもしれません。
でもそのときに、良き名を後世に残す使命を先祖から子孫からあるいは血族から持たされてさえいれば、人は極端に反社会的な事をせずに済むかもしれない、このように思うのですが、そういう意味で、「名こそ惜しけれ」という言葉を出してみました。

>まず現状認識です。
>だれにいちばん責任があるかの。文句垂れる相手をまず特定することが良いように変わる為の一歩です。

そして何をどうすればよいのかです。
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【2352】Re: 秋葉原で通り魔、死亡「6人」 イワオ 2008-6-19 20:57
 ▼Gokaiさん:

>調べるのが面倒なほどこの時代についての知識は無いんですが、

はい、私も無いです。

>坂東武者がいた平安鎌倉というのは農民と武士の境はあまり無かったのでは ないか、百姓が武士にもなり、武士もまた百姓や野盗山賊にもなった時代ではないかと思うんで、当然字が書けりゃ苗字もあった、

「百姓が武士にもなり、武士もまた百姓や野盗山賊にもなった
時代」は違うと思います。

足軽は農繁期には百姓に戻りましたが、指揮官である武士は専業でした。
「字が書けりゃ苗字もあった」のは、大将クラスで足軽ではないと思います。

正確には、農民と武士は足軽というパートタイムの武装農民によってつながっていた。今の時代の派遣と同じように必要なとき必要な人数のみ。
派遣の発生は鎌倉時代に遡るかも。「いざ鎌倉」は派遣のスローガンかもしれません。

武士は誰かの生産に寄生(あるいは搾取)することでしか武士になり得ません。
インテリジェンスは金と余裕が必要なものなのです。

>そしてだから今回の「名こそ惜しけれ」もそれとまさに同じ意味なので、プータロウに押し付けるためのものでなく、プータロウを救うためのものにならないかと言う事です。

救えません。
経済的な余裕がなければ「名こそ惜しけれ」等とうそぶけないからです。足軽でなく武士の環境をプータロウに整えれば少しは有効かもしれません。

>人は人生において、10人が10人大成功するわけも無く、一人二人は楽しんで、4割5割の人はまあまあで、1割以下の下部の人は犯罪を犯しかねないほどの苦痛の人生かもしれません。

その割合は3:3:3とも2:4:2ともいわれます。それと、「人は犯罪を犯しかねない」ではなく、日本で「人は犯罪を犯し始めています」、それもスタートは昨日今日ではありません。

>でもそのときに、良き名を後世に残す使命を先祖から子孫からあるいは血族から持たされてさえいれば、人は極端に反社会的な事をせずに済むかもしれない、このように思うのですが、そういう意味で、「名こそ惜しけれ」という言葉を出してみました。

家族経営の会社・商店が続々廃業に追い込まれている今(特に田舎)「名こそ惜しけれ」が何の意味があるのです。
「一所懸命」の農家も、嫁が来ない、後世に子孫が残せない。

サラリーマンには良き名を残す役割は有りません。
「何とか会社の田中さん、加藤さん」以上の役割は期待されないししてはいけないのです。
残るのは、「何とか会社」であって「スタッフー」は名が無いのです。長く勤め上げても、定年でせいぜい数ヶ月間残ったものの記憶に残るだけです。

>>まず現状認識です。
>>だれにいちばん責任があるかの。文句垂れる相手をまず特定することが良いように変わる為の一歩です。

>そして何をどうすればよいのかです。

さー、人それぞれにやり方が違うでしょ。
60年台70年代の日本が懐かしいし、牛肉問題で街頭に出た韓国人がうらやましい。
こうなった責任者は誰か特定できねば次への行動もありません。
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