11:Re: 老人党メルマガ(205-1) 北極星 02/10 08:05 roujintou-news ::: 老人党メルマガ(205) ::: 2008/2/10 ★投稿番号などを使って関係記事の呼び出し方を今号の文末で紹介しています ========================================================================= 【打てば響く】 なだ いなだ 【875】マッサージチェア もぐら 【864】思考の寄りかかり場所 peace 【865】Re: 思考の寄りかかり場所 GOKAI 【900】Re: 思考の寄りかかり場所 peace 【866】Re: 日本の不得手は戦略転換 イワオ 【857】Re: ガソリン税で民主党議員の造反か? GOKAI 【906】Re: ガソリン税で民主党議員の造反か? GOKAI 【850】Re: 格差社会と神と欲望 peace 【855】Re: 格差社会と神と欲望 有無 【863】Re: 格差社会と神と欲望 peace ========================================================================= 打てば響く なだ いなだ 2008年2月5日 1月11日にフランスから戻っていましたが、更新を怠けていました。申し訳ありません。 その間に、老人党のサイトも新しく、スマートなものになっていました。スタッフの方にお礼を申し上げます。 と同時に、このところ更新を怠けがちな小生を自分で叱っているところです。参院での与野党逆転で、一息ついたような気持ちの緩みがあるのかもしれません。 さて、マスコミの命名では「ねじれ国会」という異常な状態だそうですが、ぼくの考えでは、こういうことが、これまで起らなかったことが、日本の異常なところなのです。 アメリカでは大統領と議会では、勢力が逆転していますが、ありふれた状況です。そして話し合いが行われています。 フランスのミッテラン大統領時代の半分は、大統領とは反対の保守の政権でした。日本風にいえば、ねじれ国会でした。 長期の原則的な問題では、急ぐことはないので、突っ張りあってよろしい。 次の選挙で、国民に決めてもらえばいいのです。 しかし、緊急の問題では、話し合う。妥協しあう。それが柔軟に行われれば、行政に支障はきたさない。 日本の国会を見ながら《へたくそ》とつぶやいていました。次の選挙では、格差社会が選択すべき大きなテーマになるでしょう。ガソリンの値段がテーマではない。そういう細かい問題で争うと、郵政民営化の時の選挙のように、誤魔化されてしまう。その点、二度と同じ失敗をしないよう、十分に注意を払ってもらいたいものです。 アメリカの大統領選挙は面白くなってきました。CNNでイスラエル・ロビーはクリントンを支援して、オバマの当選を必死に食い止めようとしているという話をしていました。 前回、イスラエル・ロビーという本の紹介をしましたが、あの本を読んだあとで、こうした解説を聞くと、選挙の裏で、なにが動いているかが、よく分かります。あの本はおすすめです。 明日ではなく、もう今日ですが、スーパーチューズデーです。イラク戦争が本当に終わるか、アメリカが格差社会から抜け出すか、もう直ぐ分かります。 ------------------------------------ 【875】マッサージチェア もぐら 2008-2-6 23:39 国交省が道路特定財源でマッサージチェアを買い、不適切だということで廃棄予定だとか。 廃棄するということはモロ不適切で無駄だったことを認めるわけだから、そんなんだったら金返せ! 他にもグローブ、テニスラケット、将棋盤、トロフィーなど多数購入。 たとえば、民間の社員寮なんかに会社の金でこういうものを買って、社員に使わせるというのはなんら問題ありませんが、税金のしかも道路建設に使うという特定財源でこういうものを買うのはまずいでしょう。 だからやめるみたいだけど、これらも金返せ!でしょう。特にトロフィーなんか絶対意味ない。 さらに、テニスコートなどのスポーツ施設について「国有財産台帳に記録がなく、造営年月日、金額は不明」だそうで。 これ、道路財源で作っていたとしたら、これも金返せ! これは金額でかそうだ。 ------------------------------------ 【864】思考の寄りかかり場所 peace 2008-2-5 23:10 思考のよりかかり 人は思考するときにどこかに寄り掛かった定点に立ちたがるものです。 その定点を定めるためのものがイデオロギーであり宗教であったと思っています。 しかし、現代では何がその人の定点を定める基準になっているのでしょうか、私はそれは「科学」であると思っています。 物事は「科学」的に状況を判断することが最良とされていると皆が信じているのではないでしょうか。 果たしてそうでしょうか? 多くの人は科学を盲信していると言われても信じないかもしれません。 オウムの信者になぜ高学歴で優秀な人たちが多くの入信していたのかを考えれば理解できるかもしれません。 科学に寄り掛かっていた人をオウムはLSDなんかをちょいと使ったりして幻想を見させ、観測点を揺さぶったのです。 今まで科学に寄り掛かった思考をしていた人にとって「科学」的な定点を揺さぶられると思考の寄りかかり場所を失うわけです。そこで、もう一つの寄りかかり場所であるオウムと言う定点をあたえるわけです。 科学から新興宗教へと180度の転換に見えますが実は本人にとっては思考の寄りかかり場所を替えただけの行為なので今までの自分と矛盾を感じません。これと同じように、昔、左翼だった人がしばらくすると右翼になっていたりします。 どちらにしても思考の寄りかかり場所を変えただけの事で、本人は自分の言っている事自体は変わっていないと思っています。自分が正義だと思っているわけです。 寄りかかり度合いが大きいほどその人の思考に強さが生まれるのではないかと思っています。 さて、古代宗教もその役割を担っていたと思うのですが。すみません、またの機会に。 ------------------------------------ 【865】Re: 思考の寄りかかり場所 GOKAI 2008-2-6 0:34 ▼peaceさん: 確かにオウム事件のときは理系批判がマスコミであがりましたね。私にはそれが苦々しく、やつらは真の理系ではないと、吐き捨てたものです。同様に、現在でも、槌田敦教授のような方も居られれば、環境御用学者も、肩書きでは科学者です。 これは、「真に理系の思考訓練ができていない者が理系をするから不幸が生まれる」と言い放ちたい気分です。 ただ、「人は思考するときにどこかに寄り掛かった定点に立ちたがるものです。」に同意しますし、 また、定点が揺さぶられれば人はもろいものだと言うことにも同意します。 ・・・お邪魔しましたがお気になさらずにお話をお続けください。 以後は最後まで口をさしはさまぬようにいたします。 ------------------------------------ 【900】Re: 思考の寄りかかり場所 peace 2008-2-9 1:13 ▼こんばんは Gokaiさん、有無さん さて、 >寄りかかり度合いが大きいほどその人の思考に強さが生まれるのではないかと思っています。 すみません、上記文章下記に訂正します。 思考の寄りかかり度合いが大きいほどその人の「行動」に強さが生まれるのではないかと思っています。 と言うことです。先の大戦や新興宗教を考えてもそう思うわけです。 そこで、私は根本的には宗教もイデオロギーも同じだと思っています。極端な話、オウムも共産主義も帝国主義もです。 大事なのはその原動力であると思ってます。要するにいかに多くの人々に取って公平に幸せな人生を送れるような環境を作るかという理想を持って発明されたかです。それが博愛という言う言葉ではないかなと思うのですが。 原初の宗教はたぶん博愛を原動力に発明されたと思うのです、共産主義もそうかもしれません。 しかし、オウムや帝国主義は違うと思います。くわしい知識がないので断言できませんが。 しかし、民主主義はどうでしょうか。 実は理想の民主主義とは寄りかかり場所のないイデオロギーではないかのかと思うのです。 「さあ、もうあなた方を縛るものは何もありませんよ。あなた達が主権者なのです」 と言うのが民主主義だと思っているので。 しかし、人々は不安に駆られて寄りかかり場所をを求るわけです、そう言う意味では人間の思考とは脆弱なものではないでしょうか。 ▼Gokai さんへ 「貧困・・・」のスレッド示されているのリンクを拝見すると今更ながらGokaiさんの主張はリチャード・クー氏と似ていると思いました。 ------------------------------------ 【866】Re: 日本の不得手は戦略転換 イワオ 2008-2-6 3:43 ▼珍 弦彩さん: >マレー沖海戦にて日本海軍の雷撃航空機の攻撃により大英帝国が誇ったプリンスオブウエールスを旗艦とする東洋艦隊を轟沈撃滅したように戦術的には大勝利した。 >この事実によりアメリカは航空機による攻撃力に注目して艦載機の大増産と乗員の養成に入った、 通説ではこのようにいわれるようですが。何の根拠もありません 1941年12月10日マレー沖海戦 (1)1941年以降に就役した主だった戦艦は「大和」「武蔵」2隻 (2)対してアメリカは5万トン級のアイオワクラス4隻 3.5万トン級のサウスダコタクラス4隻以上は主だった戦艦だけです。 もう一つ重要な点 マレー沖海戦で攻撃に参加した航空機は、サイゴンとツドゥムの飛行場から飛んできました。空母ではありません。 使われた九六式陸上攻撃機、一式陸攻とも当時としては大型の双発機で空母からの発着はできません。 陸上から大型の双発機で攻撃したのに、艦載機の大増産を思いつく人はたぶんいません。 >更に建造中の戦艦の艤装を取り去り飛行甲板に大改造した空母の建造に着手した。 >アメリカは太平洋での海戦を含む戦いには空母を主体とした航空戦略へと大転換を遂げた。 アメリカは戦艦は予定通り造り続けました。 むしろ日本の方が対応は早く、大和の後続艦になる予定だった「信濃」を空母に改装しています。 「建造中の戦艦の艤装を取り去り」これも間違ってます。 ヨークタウン級、エセックス級の正規空母は当初から空母として設計されています。 もっとも多かったのは商船をベースにした7種類76隻 巡洋艦(戦艦の小型版?)をベースにしたのはほんの数隻です。 >一方、日本では大艦巨砲主義?に囚われて国力的には劣性にも関わらず述べられてるように戦略転換が出来ないままに大敗北を喫することになる。 アメリカは、戦略転換しなくとも勝てたのです。日本は戦略転換しつつあったけど負けたのです。 >戦艦大和は日本の不幸を最も端的に表した悲劇の象徴である。多くの戦史家が述べられてるように、 ほとんど近視眼的な戦術の範囲で考えるからそうなるのです。 日本は経済力がないため、早くから戦艦より空母製造へ舵を切っていました。 ですが、10数隻の空母と100隻の空母では勝負は分かり切ったことです。 その上、撃沈されるのが120%わかっているのに大和を出港させた上層部は無能としかいいようがありません。 大和出撃の一年前1944年3月のインパール作戦の「牟田口 廉也」がその典型的な例です。あれだけ兵隊を無駄死にさせて、自分は日本へ逃げ帰り1966年まで生きました。 「日本の不幸」は戦略転換ができないことではなく、上層部の無能な人材なのです。 |