老人党メルマガ(410)

14:老人党メルマガ(423)
北極星 04/01 06:46
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(423) ::: 2012/4/1
=========================================================================
【17070】オフライン支部便り「避難訓練から生まれるもの」須藤正剛さま  笹井明子
【17067】Re:衆議院選挙と新しい日本のかたち 柳沢のたんたん
【17068】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:御礼並びに弁明      こころ
【17074】Re:小沢包囲網、「維新の会、恐れることない」と、谷垣総裁 タミゾール
【17102】増税FAQ「増税だけの単体ではまったく話が違う」と小沢氏  かっくるなかしま
=========================================================================
【17070】オフライン支部便り「避難訓練から生まれるもの」須藤正剛さま  笹井明子 2012-3-26 11:36

東日本大震災から一年が経過して、首都圏とその隣接する地域、神奈川県などが予測調査の結果、次の震災発生域となる確率が高いと政府発表があった。震度7。津波もあるのか。思わず最悪を考え込んでしまった。

大震災の犠牲者の数字は日々に更新されて、
死者15,854人、行方不明3,203人。避難転居者343,939人(復興庁・警察庁まとめ)、報道されない日はない。原子力発電所の安全性、大量の放射能瓦礫処理など、気の遠くなるような多くの課題が、ようやく動き出そうとしている矢先にである。

道路、家屋など建築物などは壊しても(耐用年数を過ぎている場合もかなり多い)、子供や老人、自分で歩けない闘病患者、怪我人など、人命救助を第一に、が頭に浮かんだ。そのためには、避難場所やそのルートの特定が急がれる。
必要な最小限の所持品、防災用具や3、4日分の食料・飲料水等の準備を周知徹底すべきだと思う。

できればその備えとして訓練を繰り返すなかで、救援体制作りも進める。
もうひとつは情報が途切れることがない配慮だ。どこを移動していても情報が止まると、恐怖と混乱が生まれ、避難する人々の動きから方向性が失われる。徘徊が始まる。行方不明者や怪我人や死者もより多くなる。

予告された期間はこれからの4年。いつ来るか分からない震災に対処するために、さまざまに材料を調達して、耐震補強を施工する方法もあるが、どうしたら一人でも多くの人を救えるかは、避難訓練を繰り返すことで得られるのではないか。

具体的に活かされるのではないか。子供たちには英語よりも防災教育が必要である。ゲームが出来ても、津波や地震から避難する知識や動作、体力があるとは思えないからだ。東日本の津波では、ある小学校の在校生の70パーセントが犠牲になったケースがあった。涙が出た。

過去にすべての省庁や大手企業が、東京に一極集中しているのは、人口密度や地方分権への障害になっている、個別に省庁を地方に移転できないものかという議論が、国会でされたことがあった。その結果として道州制が出てきたように記憶している。確かに首都圏は人口が多い。都心を歩いていると舗装道路の中から人が湧いて来るようだと、言った人がいた。

1,300万人を超える。1人や2人への指示や誘導は易しいが、震災時に多くの人々をどう誘導するのか。
たとえばサラリーマンの自宅待機、地震発生時の会社泊まりなども聞かれる。まずは避難第一を心がける。
壊れた家屋や財産は生きていればどうにかなると思うことである。限りなく犠牲者ゼロにするための施策を大至急検討して、官邸や省庁、都庁や県庁は、隠さずに広く被災予想地域に公表しなければならない。スピード感は大切だ。

専門家や技術者の想像力をかきたて、被災抑止に活用することも大切ではないか。
政治家は技術者ではない。東日本ではそのことを多く学んだはずだ。無能な肩書きばかりが記者会見していた。
日本は地震列島だ。過去の大震災から学んだ知恵を是非総動員して備えてもらいたい。
世界は我が国の当事者能力をみつめている。
-----------------
【17067】Re:衆議院選挙と新しい日本のかたち 柳沢のたんたん 2012-3-25 11:38

蜘蛛の糸 私が未だ幼い頃読んだ物語に蜘蛛の糸という芥川龍之介の物語があった。
丁度今日原発の議論を聞いていて思い出したのであるが、人間の業というものか前原民主党のいい分を聞いていると、、

東北の震災の後始末自体が先行き2300万トンの瓦礫の始末もできなくて、この天災に対する処理さえも論議の的となっているのに、その上に人類生存の危機ともいえる人災の発生の放射能問題を解決不能に近い問題を抱えているのに、単にエネルギーの効率の事で、物事の損得の議論が先走っているように感じられた。

人が生きてゆくのに生存の危機という事を前提に置かない議論が行なわれている事はいかなる考えであろうか。
これは不毛の議論に思われるが皆さん、どういう議論に思われますでしょうか。
そもそも、東電のこのたびの値上げ要求自体も世界でこの上なく高価な電力料金である実態が何の前触れも無く要求が先走って、公にそこに何等の抵抗も無く出されてくる事自体がおかしい現実ではないでしょうか。

なぜ日本の国の電力料金が世界一高価であるのか、そこに何らかの説明もなく単に石油が高いという理由は日本だけの問題であるのでしょうか。そこには、電力会社の体質がその前に論じられても良いのではないでしょうか。
全ては独断と偏見で企業としての生存の競争も無ければ、また為政者達からの天下りの人達の安定した就職先と、またその母体に対する献金と癒着の金主方の巣になっている事実の解明さえも少しも指摘されていないようです。

そこには全てが凝縮されて温存されている別格官幣大社のような存在である事が全ての問題の根源で有るでしょう。
自由主義資本主義であるなれば、当然競争原理が働かなければならないのが普通でしょう。

こういうことは、日本の官僚の作る、いわゆる、公的独立法人全てに当てはまる問題であるようです。
日本の国では既得権益ということの為にこれを死守する人達が日本の社会を歪めていることに気が付いていないとでも思っているのでしょうか。民主党は国民の生活が第一ということで、皆さん前の選挙で票を入れたことを忘れているようです。
松下政経塾では「喉もと過ぎれば・・・」と言う教育なのでしょうか。
-----------------
【17068】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:御礼並びに弁明   こころ 2012-3-25 14:18
 こんにちは

前回の投稿では、少々ご気分を害されましたようで、その件につきましては、この場をお借りしてお詫びいたします。
春分も過ぎ、暦の上では春ですがこちら大阪ではまだまだ寒い日が続いております。
気候も寒いが世相も寒い、政治の体たらくを見聞きするたびに「冬来りなば春遠からじ」の想いで日々暮しております。

さて、橋本市長率いる維新の会が維新塾を開講し大盛況である旨を各テレビで報道しております。橋下代表のスピーチを聴き終えた受講者達はインタビューに対し異口同音ながら「国を変える」事への熱い思いを語っておりました。
この「国を変える」なのですが、当然ながら「変えて悪くなる」ケースもあり得るはずなのですが、そこまでは考えが及んでおられないような気がして、こういった人たちが議席を取った場合の危うさは計りきれぬような気がします。

少子高齢化、グローバル化など我々を取り巻く環境は確かに変わってきてはおりますが、かと言って急激な変化というものは必ずどこかに歪を生み出し、そのしわ寄せが弱い者に向けらると言うことが小泉構造改革で明らかになったのは、そう遠い昔の話ではありません。

いま大事なことは民主党が最初に掲げていた「国民の生活が第一」を「本当に実践する」政策集団の出現であり、そのための試金石として維新の会が機能するのであれば、それはそれで良いのかも知れないと思う今日この頃です。
やはりまだまだ「春遠からじ」です。 
-----------------
【17074】Re: 小沢包囲網、「維新の会、恐れることない」と、谷垣総裁   タミゾール 2012-3-28 8:40
 ▼かっくるなかしまさん:おはようございます

谷垣さんといえば、加藤の乱の谷垣さんですね。自民党内のリベラル・良識派っていう印象ですが、所詮2流といいますか、自民党そのものの存在価値がもう社民党レベルになったということで、こうなったら、自民・社民というとっても古いタイプの政党を打ち上げて、回顧的な政党でやっていったらどうだろうか。

昭和党とか戦後党とか3丁目の夕日党とか、かなり脱力系の政党ができれば、民主:みんな=維新といった脂ぎった政党群へのアンチテーゼになろう。亀井さんも小沢さんも集まれ。谷垣さんが、民主党の最低補償年金を批判して「年金制度は自助精神が基本」って言ってたように思う。エ、エ?年金制度って、公助:共助精神そのものではないのか。

積み立て方式ならばある程度自助システムと言っていいのでしょうが、これだって、講と同じで早く亡くなった人の積立金はまるっと長生きした人にもっていかれるわけで、公助以外の何物でもないって思う。自助ってのは、自分で運用して老後に備えるってことでしょう。谷垣さん奥様が亡くなっておかしくなっちゃったのか。誰か、後添えに。
小池さんでも、佐藤でも誰でもいいが。お世話してやらんと、おかしくなっちゃう。将来、孤独死しちゃうかも。

自助でAIJみたいなものに、全部かすめとられちゃうのもばかばかしい。それにしても、AIJの社長はいけしゃあしゃあと、良くあんなこといってる。だますつもりはないといいつつ、デ-タの改ざんを認め(それが騙してんです)、年収7千万もらって、正当な報酬ってうそぶく面の顔の厚さ。

地方公務員のしょぼい年収で文句言ってる場合ではない。
でも、若い人たちは、AIJが、社保庁とだぶって見えるのでしょう。実際、天下りのひとが関わってる。
国家機関は詐欺罪には問われない。AIJの社長は同じことをいってるんでしょうね。
-----------------
【17102】増税FAQ「増税だけの単体ではまったく話が違う」と小沢氏  かっくるなかしま 2012-3-30 14:31

増税FAQ、「増税だけの単体ではまったく話が違う」と、小沢氏。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120329/stt12032913020003-n1.htm
(産経、「民主党・小沢一郎元代表....」、2012/3/29)

>>社会保障と税の一体改革についても「社会保障は全然姿が見えない。増税だけの『単体』ではまったく話が違う」と批判。
>>「世論調査の6割が消費税増税反対だが、実際は8、9割の国民が反対だ。旧来の仕組みを前提にカネがないから(消費税を)上げるのでは自民党政治と同じだ。政権を代える必要があったのかとなる」と語った

“社会保障は全然姿が見えない。増税だけの『単体』ではまったく話が違う”(by小沢氏)
なんというか、全く小沢氏の指摘の通り、なのだが。
今回の消費税増税(+5%ポイント)については、東京新聞のこちら(↓)、増税FAQが分かりやすい。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012033002000036.html
(東京、「消費税5%上げ 4%分は借金返済」、2012/3/30)

>>Q1 今回の法案で、消費税率はいつ、何%上がるのか。
>>Q2 政府・民主党は増税の理由をどう説明しているのか。
>>Q3 「安定」とは分かりにくい。
>>Q4 10%に引き上げれば、社会保障制度が財政難で崩壊する心配はなくなるか。
>>Q5 つまり、今後さらに増税が必要となるのか。

Q2の箇所がポイントで、
>>A2「社会保障のため」として、全額を社会保障に使うと説明している。5%の使途の内訳は、子育て支援や低所得者への年金加算をはじめ社会保障の「充実」に1%分、残り4%分は社会保障の「安定」のため使うとしている。

+1%ポイントの増税で、+2兆円の税収増だから、+5%ポイントで+10兆円の税収増、そのうちの8兆円を、「借金の返済」に回すということだ。

小沢氏が、
“社会保障は全然姿が見えない”、
“増税だけの『単体』ではまったく話が違う”、と指摘しているのも、そういうこと。
- 一体改革でなく、単体増税。

その+5%の消費税増税、(「返済増税」とでも言うのが正しいだろう)
が、法案に盛り込まれたが、
野田首相、前原氏、小沢氏の鬩ぎ合いで、
法案の内容は、財政均衡派の狙いからは、大きく後退している。
- どの政策的立ち位置から評価するかとなるが、筆者は、行政改革派であり、リフレ派であるから、筆者の立ち位置からすると、前進となる。
- であるから、今回の民主党合同会議は、ドタバタではなく、政策論争だったと観ている。

年初の時点で、こう申し上げていた(↓)。
ttp://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1480&sty=2&num=5
(【16498】Re: 「社会保障と税の一体改革」の意味は、既得権複合体の財源目当て2012-1-17)
>>財政均衡政策に対し好意的な上記論者からすれば、「2010年代半ば以降の消費税率の引き上げのスケジュールを明示すべき」とあるわけだが、

>>その先の増税について聞き及ぶところでは、
>>例により附則の形で、「継続的な引き上げを行う」という定性的な文言が盛り込まれそうだ、ということだ。
>>- 2009年の初頭に、自公が2011年度の消費税引き上げを、税制改正の附則で通しているから、菅政権発足以降、今にかけての消費税増税論議になっている。

そして、2014、15年には、必ずや消費税率を、15%、18%、20%に引き上げるという話が浮上していることだろうが、再び騒ぐ頃には時既に遅しで、それは過去に決まっていた話でした、となるのだ。
この「追加増税条項」(↑)が、削除されたわけだ(↓)。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M1OEG20UQVI901.html
(ブルームバーグ、「政府:消費税増税法案を閣議決定−政局含みで成立へ道のり険しく」、2012/3/30)

それと、リフレ派が求めていた「景気弾力条項」が、数値付きで、加わった(↓)。
ttp://www.sankeibiz.jp/macro/news/120328/mca1203282159013-n1.htm
(産経Biz、「【消費増税法案】増税シナリオ頓挫 財政に不安 成長率明記 将来の火種に」、2012/3/28)

>>民主党が28日了承した消費税増税関連法案は景気が悪化した場合に増税を停止する「景気弾力条項」に経済成長率の数値目標を明記した。
>>目標値は増税の条件とはしないが、数字が独り歩きして将来、増税の可否を最終判断する際の火種になる可能性がある。
>> 消費税率を10%に引き上げた後の「追加増税条項」も削除し、再増税に道筋を付ける政府のシナリオは頓挫。主要国で最悪の日本の財政再建に不安を残している

- 蛇足ながら、この産経の書き方は、財政均衡派の観点に拠っているわけだが。(火種とか不安という表現)
原案からは大きく4つの修正が加わったが、重要な変更は、「追加増税条項」の削除と、「景気弾力条項」の追加の2つである。

- 筆者としては、これらをプラスに評価している。政策運営として、行政改革と経済成長政策に道筋を開く/それを余儀なくされるからだ。
- ここまで原案が後退するとは、財政均衡派は想定していなかったと観る。
=========================================================================
★メルマガは週刊で現在909通を発行し、お知らせ掲示板にも掲載しています。
★ご感想・ご意見は、news@6410.saloon.jp からお願いします。
★メルマガの新規配信、アドレス変更は掲示板トップの左枠から連絡願います。
 アドレス変更の場合は、コメント欄に旧アドレスも書き込んでください。

1-

BluesBB ©Sting_Band