老人党メルマガ(210-1)

15:老人党メルマガ(217-1)
北極星 05/03 04:50
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(217) ::: 2008/5/3

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打てば響く なだ いなだ
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打てば響く なだ いなだ 2008年4月27日

サイト更新の遅れをお詫びします。この一大事のときに、なだ いなだは眠っておるのか、と思われた方も多いでしょう。後期老齢者健保の問題で、皆さんは大いなる怒りで盛り上がっておられましたが、小生もこの問題を受けての新聞や雑誌のインタビューの応対に忙しく、サイト更新を怠ってしまった次第です。前回の更新の期日に目をやり、怒りと共にあっという間に飛び去った日々を数え、自ら愕然としています。

後期老齢者健保という名前は、政府が「しまった。悪い命名だった」と気が付き、あわてて別の名前を持ち出してきたようですが、この名前が怒りと共に定着してしまったようです。今さら名前を変えても、内容が変わるわけでもなし、これまでだまされ続けてきた老人が、これ以上だまされないために、気に入らない名前のままでいいと思うようになったからでしょう。

食糧問題
さて、後期老齢者健保、チベット暴動、聖火リレー妨害と、ニュースが続き、視線をかわされましたが、気が付けば、われわれ老人の足元を、食料品の値上がりという大問題が、脅かしています。チベット暴動に目を奪われていますが、援助に頼らなければならない貧困国でも、食糧問題が原因で暴動が起こっています。食料不足が原因とはいえ、いずれは食料の絶対的不足が起きるでしょうが、現在、実際に不足しているわけではありません。

現在は、投機で儲けようとする金の亡者たち(残念ながら自由主義の経済の自由とは、こうしたものたちの金儲けの自由を正式な経済活動として保障するものです)、の貪欲さのために、値上がりし、同じ金で買える食糧が、突然半分になり、三分の一になったための不足です。規制緩和の掛け声で野放図に解き放たれた自由主義の矛盾のあらわれです。

日本は、少し状況が違います。日本の食糧の値段はもともと高かった。というのは国内の農業の保護のため、食料の値段は、外国に比べ、高く吊り上げられていました。それが規制緩和主義者の標的にされていました。日本にいるおかげで高い米を食わされている、高いパンを食わされていると感じた人も多いでしょう。

海外のこのところの農産物の値上がりで、ようやく日本の食糧の値段が、国際的水準になったというところです。つまり、日本の農業の国際競争力が、回復する条件が整ったということです。でも、その時が来たのに、日本の農業は、過疎化と老齢化によって、壊滅に近い状態にあります。

おそらく、こうした状況の日本の農村を、資本主義は狙うことでしょう。老齢化した農民から、会社組織の農業経営の資本が、土地を買いあさるのではないかと思います。その土地の買いあさりのために暴力組織まで動員されるのでは、という暗い予感さえ抱き始めています。そこで起こるのは、農村の効率を求めての自然破壊です。そうした暗い未来のイメージが頭を過ぎります。

目先のことばかりでなく、われわれ老人は、そうした未来の危険をしっかりと見据えて、農村と連携して、自分たちの未来の生活、後輩たちの未来の生活を、護っていかねばなりません。政治家の、危機対応の能力欠如を見ていると、かれらには頼っていられない、自分たちが行動しなくては、という気持ちになります。
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【1894】Re: 後期高齢者医療保険に関する疑問   うらら 2008-4-27 22:39

因果応報、「天に向かってつばを吐き自らに降りかかった」とは正にこのことです。
本日22時のニュースで山口2区衆院補選で与党候補が敗れたと報道されました。平岡候補の当確が決まったのです。
皆さんの怒りが天に届いたのです。さあ--後期高齢者医療保険の廃止に向かって更に頑張りましょう!
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【1898】Re: 山口県二区の有権者の皆さん/ご苦労様でした。 OLD CAPTAIN 2008-4-28 11:03

ぎんざるさんと全く同意見です。
これまでは、選挙区を良くすることを公約にすれば、良かった話ですが、世の中は変わったのですね。
今日は朝からなんとなく気分が良いと思ったら、選挙結果のせいだったのかもしれません
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【1919】自民党はもうすでに終わっている mc 2008-4-30 18:12

山口2区補選で民主党が勝った。マスコミはあまりこの意味を真剣に語っていない(隠している)が、山口は安倍晋三前首相の故郷であり選挙運動などしなくても自民党が楽勝する県であったと言われる。
しかし今回安倍晋三や福田首相も山本繁太郎の応援演説に飛び回るほど危機感が走っていた。

特に山口2区は、全国で唯一1町から2人の自民党の総理大臣を輩出した田布施町を抱えている。
つまり安倍晋三の祖父岸信介と佐藤栄作。なんとその町でも民主党の平岡秀夫は勝ったのである。
このことからも自民党の崩壊がはっきり見て取れる。

山口補選直前、自民党伊吹幹事長の『負けても民意が向こう(民主党)に行ったことにはならない』や選挙後の町村官房長官の『国民全体の判断は山口2区の人に委ねる性質のものではない」を聞いていてあきれかえってしまった。
民意を本気で受け止めることのできない自民党はもう完全に終わってしまったといえる。
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【1938】Re: 従順なだけでなく物いえる羊に   GOKAI 2008-5-1 23:18
 ▼北極星さん:

>平成14年には介護保険料ができ、その代わりに定率減税は半分の10%になって、やがて19年には消えてしまいました。
>頼りの老年者控除は平成17年に消滅し、配偶者特別控除も雨散霧消で所得税額は何と前年の2.3倍です。
>とどめは、国税から地方税への税源委譲という名のマジックによる負担増でした。
>高くなった平成17年を基準にしても、所得税と住民税の合計は、18年1.3倍、19年1.5倍に達しています。

さらに、福田は消費税10%
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008050127.html
平成19年度一般会計予算 
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014.htm
↑これの歳入で、

消費税106450億円、法人税163590億円(税率30%)、だから法人税を42%にして、株式配当にも税を上げれば、6兆円ぐらいすぐに捻出できるがそれをしない、今の自民党は嫌なやつです。
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【1945】「民意」とは何か──暫定税率再議決に思う pierre 2008-5-2 15:13

一昨日の改正租税特別措置法の衆院再議決の後の会見で、福田首相は次のように言った。
「道路財源の無駄遣いについて不適切な支出を直ちにやめ、随意契約を競争的な契約に変える。
不要な天下りを徹底排除する。……私の言う一般財源化とはまさに国民、生活者が主役となる行政への変換を進めるもの。
つまり道路特定財源から脱却し『生活者財源』への改革するものだ」。(『日本経済新聞』2008.05.01.朝刊)

この発言の裏の意味を問えば、それは
(1) 道路財源は無駄遣いされており、不適切な支出がある
(2) 契約は競争的ではなく随意契約が多い
(3) 官僚のためだけの天下りが横行している
(4) これまでは国民、生活者が主役の行政ではなかった
ということを首相が認めたことを意味するのである。

つまり裏から読む方が首相が“画期的”なことを言っていることがより鮮明になる。あの小泉氏でもなし得なかった「道路特定財源の一般財源化」に福田氏が踏み込んだ、そのもとを正せば、昨年の参院選に示された「民意」に行き着く。明確に衆参両院の多数派を異なる姿にしたこの「民意」は、率直に言って戦後の日本政治でも特筆すべきことではないか。

この変化が前向きに受け止められ、それがバネになって政治が変われば、これからの日本にとって大変明るい材料になるはずだ。しかし実際はどうか。そもそも「大連立」の話が与野党の関係を疑心暗鬼にした。そして2008年度予算の与党の強行採決が与野党のまともな協議を一層不可能にした。

そうなった責任は、与野党どちらにもあるだろう。暫定税率にしても与野党でまともな協議ができていたなら、例えば08年度だけの「暫定」にして、09年以降は環境対策を考慮した抜本的な自動車関連税体系の改革につなげることなどということもできたのではないか。それを単なる“政争の具”にしてしまった。

与野党にそれぞれ苦言を呈すれば、与党は2005年の小泉旋風の衆院選から2年後、「民意」が大きく変わったことの意味をまったく理解しなかった。
本当はまず政権党こそ、その変化に即応すべきなのである。予算の強行採決などもってのほかであった。一方野党は衆院解散に政府与党を追い込むという「政局」化に力を入れ過ぎだ。形勢不利を与党が感じるほど、解散は遠のくであろう。

今朝の新聞世論調査結果(『朝日新聞』『日本経済新聞』朝刊)を見ると、一層その感を深くする。
だからこのままではせっかくの「民意」の変化が無意味に終わるのではないか、そういう危惧を禁じ得ないのである。
首相の発言は“画期的”ではあるが、その一方で道路特定財源制度を今後10年維持する内容の「道路整備費財源特例法改正案」を5月13日に再議決するという。

それでなくても、首相自ら認める国費の無駄遣いを今年度は相変わらず続けようというのが政府与党の考え方ではないか。山口2区の補選の結果が出たとき、自民党の某領袖がテレビで「あれは民意ではない。衆院の3分の2こそ民意だ」と口走っているのを見た。

「民意」を自分の都合のいいように曲げて解釈し、それで恬として恥じない態度に驚いた。まだまだ自民党にはこういう手合いがいるから、福田首相の“画期的”発言が本当に具体的な意味を持つか、眉に唾をせざるを得ないのである。
 逆にいえばここが民主党の正念場である。
 
このかってない「民意」の動きを本当に実らせることができるか、そこに民主党の、さらには日本の未来が懸かっている。
それには、単なる政争のためではなく未来につながるスジの通った政策提案をして貰いたいのである。
今、これだけ物議を醸す「道路特定財源」もそのもとをたどれば、若き田中角栄氏の議員立法から始まった。
それに勝る政策提案ができたとき、自ずから政権は民主党に来るのである。

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