17:Re: 老人党メルマガ(467) 北極星 02/03 07:05 roujintou-news ::: 老人党メルマガ(467) ::: 2013-2-3 ========================================================================= 【19347】経済成長よりも不平等の解消:生活保護から 原口 隆志 【19356】Re:経済成長よりも不平等の解消:生活保護から 柳沢のたんたん 【19357】Re:経済成長よりも不平等の解消:生活保護から usagi70 【19353】Re:引きずりおろし民主主義批判 H.KAWAI 【19359】Re:引きずりおろし民主主義批判 yo-chan 【19366】オフライン支部便り−2013:須藤正剛さま(1月25日) 笹井明子 【19367】Re:参院選を視野に「平和憲法は変えない」 節松有子 ========================================================================= 【19347】経済成長よりも不平等の解消:生活保護から 原口 隆志 2013-1-28 10:03 安倍総理大臣のいう、経済成長など可能なのか。一時的カンフル注射のようなもので、二三年経てば、元の木阿弥となるのではないか。 自公政権には将来の見通しないまま、耳目を引くことだけ言っているのではないか。 2013年度予算案が発表された。生活保護の生活扶助費削減がされる。物価低落しているからということである。 生活保護世帯に対する施策生活保護受給から抜け出すために何をやるかを言わずに保護費削減すれば、貧の再生産になりはせぬか。野党各党も国会審議で、このひと追及しなけれはならない。 大阪の橋下市長も、氏の実行力を以って、政令指定都市で保護率一番高いといわれる大阪市の現状は果たして不正受給などいうことに矮小化されえない、問題があるとことを暴いてほしい。その後 保護費削減しても遅くないからである。 以下、今 我等が考えねばならないこと、例示しておく。 安倍政権が経済再生のために掲げた「公共事業」「大胆な金融緩和」「成長戦略」という「3本の矢」政策に対しては、著名な経済専門家からの批判も少なからずあり、インターネットでも読むことができる。 しかし、これらの批判のほとんどは「景気回復」「経済成長」に効果があるかどうか、という視点からであって、経済成長を求める姿勢に対しての批判はほとんど見当たらない。 問題の根本はそこにある。安倍自民党にかかわらず、民主党でも、または世界のどの政権党でも同じだが、現在のこの時代に相変わらず経済成長を求めることこそが問題で、その姿勢で向かう限り、どんな政策をとっても根本的な問題解決は不可能である。「3本の矢」の狙いは「消費・投資の拡大」である。 公共事業は民間の消費が足りないからそれを刺激するための財政支出であり、金融緩和は企業や個人の借金による消費・投資を促進するためであり、成長戦略はこれから消費が伸びそうな分野への投資を促進することである。だが、現在消費・投資が伸びないのは、今までのように単なる一時的な変動によるのではなく、経済成長そのものが限界が達しているからだ。 今までは、一時的に景気の変動はあっても、全体的には消費の増加という、産業革命以来の歴史途上にあった。 家電製品、自動車、情報機器など、それまでに存在しなかった便利な道具が次々と出現し、それを所有することによって、生活水準の上昇を実感することができた。 それ以前の、非常に少ない物だけの極めてつつましい生活の時代から、現在の豊かな社会に至るまでの、人類史の一幕、それも、それまでの長い人類史からみれば、驚嘆すべき急激な成長のほんの短い一幕である。この経済成長路線には二つの大きな前提がある。 その一つは、化石燃料を始めとする地球資源はいつでも必要なだけ消費が可能ということであり、他の一つは、特に戦後にあっては、人々の物質的欲求も際限がない、ということである。これら前提を有効に活用したのは技術だった。 この二つの前提は、今まではあまり問題がないように見えた。そのため、景気の変動や大恐慌が繰り返されても、経済政策によって成長路線を回復させることができた。環境破壊も早くから懸念されてはいたが、技術的対応によって、問題を緩和しながら経済成長を続けることができた(もちろん、この緩和は先進国の見かけだけで、地球全体からみると環境は悪化の一途をたどっている)。 しかし、森羅万象あらゆるものに成長期、絶頂期、衰退期があって、人間の経済社会もそれを逃れることはできない。物事が調和を保って存在するのは、あらゆる成長にはいつか必ず反対の力が働いて無限の成長を不可能にするからだ。成長主義の世界経済は、現在では既に絶頂期の近くにある。 今がちょうど絶頂期なのか、その少し前なのか、後なのかはわからないが、先進国の成長速度の長年の鈍化は、成長と反対の力が既に働いていることを示している。エネルギー、材料資源ほか、あらゆる資源の供給力が限界を超えた。これ以上の経済成長がもはや不可能であることは、普通の、常識的な理性の持ち主なら容易に理解できるはずだが、不思議なことに、経済専門家や政治家になるとこれがわからないらしい。わかっても、それに目を向けさせないのが経済や政治の世界だろう。 現在の歴史の段階がこうである以上、どんな政策をとっても経済成長路線の回復は不可能だし、仮に景気回復してもそれは一時的なものに過ぎず、社会問題の改善という意味では何の役にも立たないだろう。もう少し具体的に書けば: ・「金融緩和」:現在、企業は既に投資先がなく資産過剰だから、これ以上金融緩和しても投資が増えない。 消費物質も、生活水準の向上が実感できるような、新たに欲しい物は特にない。金目の物も買い替えだけだ。 企業に有利な成長政策で人々の生活は不安定になり、将来の見通しも立たないから、個人消費は伸びない。 ・「公共投資」:それが経済成長を生み出すのに効果的な投資にならないから、一時的に消費が増加しても一時的だけに終わる。 土建屋や建築業者が儲けるだけ。公共投資は必要だが、経済成長のための公共投資は必要ない。 ・「経済成長戦略」:結局は新技術開発が頼りだが、上で述べたように、現在はモノは十分足りており、これ以上生活水準の上昇を実感させるような、誰もが欲しがる新商品はない。自動車ですら、既に要らないと思う人が増えている。それに、新たな技術開発とは経済成長のための技術、カネのための技術に過ぎない。そんなものが世の中に増えても、環境負担を増やすだけで、益より害の方が大きい。 環境技術による経済成長も、ごまかしであり、幻想である。経済成長とは環境負荷を増すことであり、経済成長させるような技術が環境によい筈はないのだ。 経済成長による生活水準の向上には、益の部分もあった一方で、数々の社会的不公平ももたらしてきた。特に成長が限界近くに達したにもかかわらず、一層の経済成長を促すために、規制緩和や福祉の後退で企業の利益至上主義を助長し、更にはカネがカネを集める金融の力が一層強くなった。国内的にも国際的にも貧富の格差は広がり、少数の富裕層が世界の資源の大部分を手にする代わりに、大多数の庶民の暮らしは一層不安定になった。 これからの経済成長政策も、この傾向を更に助長こそすれ、改善にはならないだろう。したがって、今の政治に必要なことは、経済成長を促すことではない。環境負荷、資源の持続性を考えたら、むしろ経済は縮小させるべきなのだ。それに際して、政府が負うべき最も重要な責務は、如何に余分な財政支出を抑え、資源を平等に分配し、不公平をなくすかである。 政府の役割は経済成長させることではない。経済成長のための政策は、結局は、日本やアメリカの政権が最も嫌う「計画経済」と同じことだ。民主主義の政府の役割は、公共事業と不公平防止の二つに尽きる。公共事業は防災、警察、司法、教育、医療衛生などである。不公平防止とは、スポーツの規則と審判のようなもので、自由な経済活動のなかで生じる不公平/不平等を防止する法律を作り、監視することである。 適切な規則と審判の下で自由な経済活動を行うのは、企業や個人に任せればよい。 経済成長が可能でも必要でもないこの時代に、相変わらず経済成長政策しかない安倍政権は、民主党政権がそうであったように、早晩何の成果もあげられずに崩壊する運命にある。 ----------------- 【19356】Re:経済成長よりも不平等の解消:生活保護から 柳沢のたんたん 2013-1-29 11:55 生活保護費用の引き下げは、不景気の解消になりません。 消費生活の減少になるだけであって、貧しい人の幸福に成る筈は在りません。 あくまでも裕福な人にだけの優遇処置のみであってアベノミクスと言われる方式は如何な物でしょうか。 景気の回復は国民の生活が豊かになってこそ意味があるのであって貧困率の高い事はあまり自慢できる政策とはいえません。 政治の基本は貧困を無くする事が政治の要諦であるべきであろう。経済学的見地からも可笑しな政策といえるのではなかろうか。 安部政権の考え方は格差社会を増進するだけで、国民生活の向上とに繋がる事はあまり期待できないようである。 従来のアメリカ的の社会よりもヨーロッパ的な、『揺り篭より墓場迄』と言う安定的な国民生活を望んでいる日本人が多いのでは無いでしょうか。アメリカのオバマさんも此の事での悩みが多いようです。 ----------------- 【19357】Re:経済成長よりも不平等の解消:生活保護から usagi70 2013-1-29 14:52 ▼柳沢のタンタンさん:こんにちは 生活保護費の引き下げは私も納得いきません。最低賃金とあわせるのなら、最低賃金を上げるべきだと思います。 去年問題になった生活保護費に関することは、不正受給者が結構いてそれを防ぐ手立てがない、またちゃんと収入のある子供がいるのに親が全額もらっている・・・という事ではなかったでしょうか? 生活保護費が高過ぎると言う事ではなかったはずです。すりかえられたようで気分が悪いです。 上の2点を解決するのが安部さんの仕事のはずですが。 それから日本人はヨーロッパ型の社会福祉「ゆりかごから墓場まで」高福祉高負担を望んでいるのでしょうか?私の感じでは中福祉中負担ぐらいではないかと思います。しかし今の税金で緊急の課題である保育所の充実、養護老人ホームの充実などまかなえるとは思えません。 やはりいづれ税金のアップは避けて通れないと思っています。 大学まで無料にせよと言うご意見がありますが、無料の公立の大学は進級も卒業も厳しいと聞いています。 なにしろ国民の税金を使っているわけですから国民の見る目が厳しいのです。 ですから能力のない人は大学にはいかず手に職をつけるほうへいくようです。ゆえに大学進学率は高くないそうです(スウエーデン) ----------------- 【19353】Re:引きずりおろし民主主義批判 H.KAWAI 2013-1-29 7:47 ▼タミゾールさん:お早うございます。 >大阪の異常な教育行政を見て、政治が教育に直接タッチするのは危険であることを市民も実感してるんじゃあないのかと考えておりまする。 ○教育長がエキセントリックな人だったりすると、「桜ノ宮高校は全学入試中止じゃあ」なんて事を言い出すかも知れませんよね。 教育長が、常にマトモな人だって保証はありませんからね。 >教育再生会議とやらがまたぞろ始まったが、そのメンバーのひどいことと言ったらならない。まあ、自分とイデオロギーの正反対の人を集めろとは言わないが、文科大臣の塾仲間や右翼的な論客やら大企業の重鎮やら。週6回制の復活は隔週なら賛成ではあるが。 ○私、タミゾールさんの事を股割き状態だって言いましたけれど、安倍晋三氏もそうだと思いますね。 安倍氏は一方の足を戦前回帰に置きながら、もう一方の足を対米従属に置いているし、足元を掘り崩しながら強い経済を指向するという、何ともトリッキーな政策を行おうとしているし、タミゾールさんと近いって気がします。 >国立教育政策研究所もあり、教育学者の中にもあまりイデオロギー色のない優れた提言をしている人もいる。 なぜそういう人たちを無視するんだろうか。 ○経済政策には経済学者の御説を拝聴しながら、教育政策には教育学者の御説を拝聴しないってのは、つまり経済は難しいので頭の悪い自分には分からないが、教育なら素人の自分にも何とかなりそうってことなんでしょうね。 >国民の代表である政治の影響は当然としても、得票率がそんなに多くもない一部のイデオロギー的な影響のもとで一色に教育改革を染め上げていいはずもなかろう。 ○タミゾールさんのお好きな小選挙区制と多数決民主主義の帰結ですから仕方ないんじゃありませんか? >教育現場では、「学びの共同体」「力のある学校」「3者協議会」の実践など、優れた実践が蓄積されているのだが、全部いっしょくたにされて今の教育はダメだって烙印を押している。まず、根本的な現状把握が間違って、色眼鏡で見ていれば碌なことはない。 >個人的な恨みつらみや偏見がまかり通ってしまう。まず、上からどかんと制度的、法的な改革すればドラスティックに教育が変わるっていう発想が間違ってる。傲慢でしょう。 ○出来ない子に注力するのは無駄ですよ。素質の無い子にスパルタ教育を施すのは無駄であるばかりでなく、その子が自殺したりすると他の子に迷惑が掛かりますからやっちゃいけないんですね。体罰是か非かなんて話じゃありません。 >OECDの中で教育の公的負担率の低さを指摘されているのに、そこそこ日本の教育はうまくいってるのはなぜか?教員の踏ん張りがあったからと考えるのが合理的な判断に思うが、それがきかなくなってきたとすれば、やはり公的な負担を増やす方向でいくしかなかろう。そのための増税もやむなし。給与はそこそこでも、多くの教職員の増員はかかせまい。 ○カネを掛ければいいってものでもないって思いますけどねえ。今の学校ってゼイタク過ぎって面もありますよ。タダで大学まで行かせろって言う人もおりますが、大学のレベルが旧帝大くらいでないと賛成できませんね。 >高齢者層からの財産移転で教育費をまかない、現役世代の可処分財産をふやすという方向性はまちがってないとして、財産のない家庭の孫たちはほっとかれる。岸さんの孫、吉田さんの孫として、じいちゃんのおきな遺産におぶさってきた人たちがトップだからそう思うのだろうが、逆に負担をかける高齢者を抱える家庭も多いのですね。 >結局は家庭の問題に矮小化し、社会全体の負担で教育福祉を考えていこうという方向はない。 ○孫への教育費なら非課税なんて如何にも安倍氏らしい、いや麻生氏かな、発想ですね。懐は豊かでも発想の貧困は目を覆うばかりです。 >生活保護の削減に伴い、就学援助のカットなども行われるでしょう。底辺をざっくり削り取って、上の方にばらまこうって話ですっよね。 ○貧乏人の存在が鬱陶しいんでしょうね。みんな居なくなってくれって思ってますよ。昨年の自殺者数が前年を下回ったそうで、何だか明るいニュースみたいに伝えられてましたけど、これは違いますね。理由は述べませんが >民主党を過度に叩いた結果がこれです。参院選までのバラマキ状況に目をくらまされればホントひどいことになろう。 ○そもそも民主党は鳩山民主党と小沢自由党が合流して出来たものだって事をお忘れになっていませんか?そしてタミゾールさんは小沢一郎氏を犯罪者だと断じておられる訳ですから、犯罪者に民衆の為の改革の一翼を担う事を求めておられる事になるんですよね。 壊れて当然の夢って思われませんか? >おどろくなかれ、今日から国会をやるってことで、国会も開かずに政治が大きく動いちゃってるのはヤバい。 ○アレとスピード感を競っているんですよ。参院選間近ですから。 ----------------- 【19359】Re: 引きずりおろし民主主義批判 yo-chan 2013-1-30 8:25 ▼タミゾールさん:おはようございます。 つい先日まで、単なるViewerだったのですが、ここにきてどうもこのままでは良くないな、と余計なことを思いついてしまい、何稿か投稿の真似事を始めたところの新参者です。今までは言いっぱなしで済んでいた気楽さがありました。 いよいよ先達の方々との議論も開始かな、との思いです。宜しくお願いいたします。 タミゾールさんの思いを正確に把握していない恐れもあり、またストレートの話もできないかなとの、申し訳なさの気分もあります。 まず国民の意思を何とか良い方向に実現させたい、の点ですが、そもそも戦後このかた普通一般の大衆とくくられる人々に意思を国政にぜひ反映させたいという、心持がどのくらいあったのか、また今現在もどの程度あるのか、あたりからの議論の組み立ても必要かと思ってます。また充分強い意志があり、実現はかって努力をしてきている、という場合についても、その意思形成の背景がどんなものだ、ということも大切な視点とも思ってます。 それは戦後突然降ってきた感じの民主主義や国民主権前提の現憲法自体を普通一般の人ならず既得権益層もほぼ同様の思いで、戦争前後の責任を頬かむりしつつ受け入れたところから出発してきたことと、彼らは力もまた変な意味での能力に長けてもいますことから、主義が変わろうが憲法が変わろうが、その中で上手く立ち回れるだろう、うまくやって行こうと、いう背景は戦前戦後の大変化でもそれほど変わっていないんじゃないか、考えると、普通一般の国民の意思形成の健全化を、と意気込むのも結構大変な作業あろうと思うところあります。 雑駁で何が言いたいのか、小生自体議論の方向性を見失しかねないところですので、かなり端折っていきます。人間というものはそれぞれ千差万別で色んな事を勝手に考えているものと思います。意見の相違があるのは至極当然で、ここで議論の方向を硬直的にこうあるべきだと固くしていき、主張を展開しがちなことについてを考えたいと思います。 小生は人それぞれに主張を展開する場合、こういうこともアリだよねー、という気持ちを持って論を進めたいと思っております。 ルソーについて、ご教授ありがたく受けます。実は子供が家に残して行ってしまった本の整理中”エミール”見つけ、ぱらぱらと数ページ見ただけでその時はやめてしまったことあり、もう一回読んでみるかと思っています。 教育の問題ですが、小生はその前提の現在の家庭の問題に若干こだわりがあります。幼稚園小学校からの問題は今回触れません。 家庭の点に注目すると、当然生まれてきた子供は暖かい家庭で育つことがその子の将来、ひいてはそんな子が作っていく次代が健全になるかどうかを左右する重要なポイントと思うからです。 暖かい家庭のやはり大前提はその家の古い言い方ですが家長の安定した職でしょう。 現今の問題点は安定した職自体が不透明になり、若い人の希望がしぼんでいっている、に尽きると思ってます。 老人パワーで若い人に職を、と再三述べて、2,3−職創造のアイデアも述べてきております。 今後も拙い頭から出てくるアイデアを出していく作業は一方で重要なことと思ってます。 また先人の書き残しくれている書籍、同世代人が述べつつある意見等もとりいれて、若い人の後押しができれば、それが教育に跳ね返るんではないか、位の心境です。雑駁な意見で恐縮です。今後とも宜しくご教授のほどお願いいたします。 ----------------- 【19366】オフライン支部便り−2013: 須藤正剛さま(1月25日) 笹井明子 2013-1-31 10:57 「北国からの一筆啓上」新春11日の報道によると、北海道の灯油価格は、札幌でリットルあたり5円値上がりの99円。 稚内・深川・根室・名寄などは大台の100円となり、さらに値上げの気配が伺われる。原油相場の動向は世界中を動く。 個人消費者の思いで、何かが動かせるものではないがと、つい考えてしまうが。 オホーツク海沿岸を南下する流氷が、今年は予想より大幅に少ないと専門家の意見が多く聞かれる。 因果関係はわからないが、流氷が少ないと季節は寒冷化する法則があるらしい。 観光面での増収を願う沿岸の市町村はさまざまな工夫が求められる。温暖化で海面が上昇して深くなり、島々が海に沈む国もある。 猛吹雪に未曾有の真冬日凍結、東北・北海道の冬に見慣れた風景などと言ってはいられない。 今年の寒気はともかく異常気象の連鎖である。屋根の雪下ろしや路面スリップの死亡事故も今年は多い。 暮らしの最寄り商品は、食料品も含めて今のところ流通に支障は無いが、しかし灯油、ガソリンがそうであるように、価格が高いのが実情である。衣料関係では早くも春物を陳列したデパートもある。耐寒下着を買いに行ったら、サイズがなく在庫も少なかったと嘆いていた人がいた。札幌市や旭川市などではこれから恒例の冬まつりが始まろうとしている時季に、である。季節感がどこかで麻痺している。 なんでも新しいもの、カタカナ表記のものに目がいく時代。正月の遊びの中に根付いている日本らしいものもある。 百人一首だ。北海道では〔下の句かるた〕。透き通る声の詠み人が上の句を読み、それに続く下の句が筆字で書かれた木札を、指先で掴む、弾くを繰り返して、並べられた木札がなくなれば勝ちとなる。 いろいろな作戦や規則もあり、地域によって遊び方も個性的だ。麻雀ほど癖にはならないが、熱が入ってくると徹夜しても、選手を交代しながら残された木札の枚数にこだわる。朗々とした読み手の〔上の句〕を聞きながら、しばし平安の時代に遊ぶ。大人の遊びだが高齢者、女性、子供たちも取り手に入って奇声をあげる。いつでも楽しめるものだが、正月はみんなが集まり一番の季節となる。 16日午後アルジェリア南東部のイナメナス。「日揮」ガス田プラント建設の現場でアルカイダ系の武装勢力による人質事件発生。 アルジェリア軍と激しい戦闘になっていると、カイロ時事が伝えた。安倍政権の危機管理能力が問われるところだ。 どうやら今年も相変わらずの、物騒な幕開けになりそうである。人質の無事を祈りたい。 ----------------- 【19367】Re:参院選を視野に「平和憲法は変えない」 節松有子 2013-1-31 12:02:50 国家による不正があるところに彼らは出没します。不正を止めずに人だけ殺しても無意味ですね。 国益が優先され、人命が軽視されています。 「川柳センクル」 めじろちゃん 上の文章の彼らとは北アフリカなどに出没するテロ集団のことです。彼女は夫について家族ともども、イスラム教圏の国へ行き暮らしてきた日本人の主婦の人です。日本に居ては分からない向こうの国の、現実の一つの側面を書いてくれたのだと思います。 今回アルジェリアでのテロ集団、残忍な殺し屋たちとしか思えないのですが、それでも理屈は持っているということでしょうか。 アルジェリア政府軍は工場施設を守るために、人質は犠牲にしたですね。テロ集団もテロ集団なら、政府軍も政府軍。 安倍晋三総理は憲法を変え、自衛隊を戦争ができる軍隊にしたいらしい。 そしてテロが起きた国へ派兵、たとえばイスラム教圏の国の人の血を流すということにもなったりとかするのだろうか? ビンラディンは死んだけど、多国籍化して広がっているテロ集団、そんなことになったら彼ら日本へやってこないだろうか? 記者クラブ、マスコミは責任という言葉が好きなようですが、もしオーム真理教の地下鉄サリン事件以外に外国人たちによるテロが日本に生じた場合、どうして、どの政治家のためにそうなったか?などについて責任を追及してくれるのかなぁ…などと、憲法を変えるということについては色々と考え、私は思うことが沢山です。 ========================================================================= ★メルマガは現在856通をアドレス登録者に毎週お送りし、お知らせ掲示板にも掲載しています。 ★ご感想・ご意見は、news@6410.saloon.jp からお願いします。 ★メルマガ新規配信の連絡・配信先アドレスの変更等は掲示板トップの左枠から連絡願います。 変更に当っては、コメント欄に旧アドレスやお名前をお書きください。 |