老人党メルマガ(381)

2:Re: 老人党メルマガ(382)
北極星 06/19 09:19
 roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(382) ::: 2011/6/19
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【14929】Re:3・11(原発事故)以前に言ってくれ Wave
【14928】原発の後始末は? 映画『100,000年後の安全』  珠
【14935】Re:原発の後始末は? 映画『100,000年後の安全』 kounosuke
【14936】ついに世界が脱原発へ、日本よ遅れるな!!   kounosuke
【14944】代替エネルギーとは?   jj
【14949】電力は足りるそうです   珠
【14930】懲りない自民党      pierre
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【14929】Re: 3・11(原発事故)以前に言ってくれ Wave 2011-6-12 18:35
▼イワオ様:はじめまして。そして、同感です

日本のマスコミは、あまりに意図的な情報操作で映像編集・カット等あり、
今回の当氏の発言においても報道のバイアス(編集)がかかった状態でしか彼のスピーチを知りえません。それを前提に短兵急な断じ方をするのは適当でないかもしれない、との余地を残しつつ、・・・

と書き、その他縷々書き綴ったものの ふと、村上氏のスピーチ全文を載せているところがどこかにあるはず、と 調べながらの投稿だったため、削除し編集しなおさせていただきました。そして。やっぱり。マスコミのバイアスバリバリの放映ワンフレーズだけをとって、自分を棚上げした偉そうなコメンテータ調スタンスのスピーチか・・・と判断したのは少々早とちり、と思うに至りました。

村上氏のスピーチ全文を読むに。文面からは、彼は自分も含め3.11以前にノーが言えなかった側として(大多数?)悔い、残念に思っている。
その反省に立って、自らが今後何を成すべきかを言いたかったようだ。と読み取ってみました。
ただ、たしかに。文面はともかく、スピーチニュアンスは、「我々」と言いながら、なんとはなしに、自分を棚上げしつつ問題を日本人全体に置き換え、おこがましさが鼻についた・・・という感は否めず。(個人的偏見か)

イワオ氏の言われる通りで、これまで正面から原発の危険性を言い続けてきた人々の声は声高なほど不利益を被ることはあっても、表に出ることはほとんどなかった。だからこの機に、他人はともかく、自分自身にこそ問う。

そもそも原発の危険性に直面したチェルノブイリ原発事故:1986年4月 自分はいったい何歳の「大人」だったのか。だからこそ、何を知ることができる「大人」だったか。事故以降、地球規模でどのような影響、汚染だったか、かの事故地より遠方の島国という狭い視野で、思考に幕を下ろし、学ぶべきことを見過ごしてはいなかったか。「自分自身」が、その後のエネルギー問題を、どう捉えたのか。

例えば、「プルサーマル」という言葉にも、当時はもっと敏感だったはず。昨今CMにすら出てくるようになった時、一昔前とのマスコミの扱いの違いに強い違和感を覚えたが、とはいえ、自分が持っていたはずの関心鋭敏性を鈍磨させてはいなかったか。
(さすがに現在はそのCM放映は自粛している様子だが)

たしか1992年頃か、日本人宇宙飛行士(毛利氏だったと記憶している)が宇宙から地球を見た印象を、国境は見えなかったとしつつも「日本だけが、光の形で、宇宙からもその国土の形がわかった」と伝えたとき、少なくとも私は自分の体験を思いだしたはずだ。
停電・断水が日常茶飯事だった某発展途上国の滞在から帰国し「電力消費過多」が恒常のこの国とのギャップの大きさ、その贅沢を異様に感じた。「これでいいのか?」いつまで許される贅沢だろうかと怖れに似たものを感じとったものだが。
その状態に慣れた。そうした記憶が薄れ、原発も先進国であり続けるための必要悪と割り切り、長らく自分の視野の外に置いてきてしまった。

現在も進行形で、使用済み燃料という、処理に人智を超える技術を要する「廃棄物」が生成されている、そうした課題を知らずオトナになってしまっている若者と仕事をする機会がある。いまや「戦争を知らない子供たち」ならぬ、核の産業利用のメリットを安全神話で糊塗され、課題の側面を知らない若者たちが多い。自分は、彼らに伝え続けるべき何かが、ありはしないか。

かつて、見る機会を得た・液体の中にある核燃料棒の印象・・・深く青く澄んだきれいな液体の中に、静かにあった。
だが、気付けば歯を食い縛っていた・・・不気味な存在感だった。

いつか核の産業利用は、廃棄処理も含め人智が100%及ぶ時がくるかもしれない。
だが、地震頻発国で、今残存リスクを残したままの「技術」下で使うべきか?
せめてそれが問えるくらいには、チェルノブイリ以後fukushimaに至るまで、実験的運用も、研究も、経験も積んできたと、言えはしまいか。

その今だから。遅まきに過ぎようとも、これまでの反省を踏まえて3.11以降であろうとも、流行に乗ってといわれようとも、積極的「原発NO」に転ぶ人が、多々あっていいのではと思う。蛇足だが。チェルノブイリ事故頃はサンフランシスコに居り、当時から、例えばヨセミテに至る道筋の荒野になど、多数の風力発電ファームがあった風景を思い出す。

日本の国土に、なぜ風力発電導入が検討できないのか、当時の日本の某技術者に尋ねたが「無理、効率が悪い」の一言で片づけられた。
私はその技術には明るくないが、日本の技術者が束になってその気になってくれたらば、やってやれなくもなかろうに、と当時(25年前)も思った。(率先できる技術が無い自分の不明を恥じるばかりだが)

原発に傾いた日本は、自然エネルギーの開発・利用においては、まだまだ後進国だ。だからこそ、まだまだ日本の伸び代は大きい。
多彩な分野で今後を担う実務者、管理職と関わる機会に、今度は「無理」と言われても、まずは昔ながらの「やってみなはれ」では・・・と、伝え続けられる自分でありたい思う。
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【14945】Re: 3・11(原発事故)以前に言ってくれ   イワオ 2011-6-16 0:40 (編集)
 ▼Waveさん:

>そして。やっぱり。マスコミのバイアスバリバリの放映ワンフレーズだけをとって、自分を棚上げした偉そうなコメンテータ調スタンスのスピーチか・・と判断したのは少々早とちり、と思うに至りました。

そうでもないと思います。売れっ子の作家に表立って批判する社員など大手メディアにはいません。(あえてジャーナリストとは言わず社員と言わせて貰います、TVも新聞も社員しかいないので)放映ワンフレーズを使うような恐れ多いことを有名作家にするはず有りません。

>村上氏のスピーチ全文を読むに。文面からは、彼は自分も含め3.11以前にノーが言えなかった側として(大多数?)悔い、残念に思っている。
>その反省に立って、自らが今後何を成すべきかを言いたかったようだ。と読み取ってみました。

彼は日本の文壇に属しているわけでも、日本社会に深くコミットしてるわけでもないインターナショナルな存在であるという自覚の元に外部からのさめた目で批判しています。一応は日本国籍であるという自覚はしてますが。反省など無いと思います。
「カズオ・イシグロ」なら話がわかります。どう努力しても村上春樹は「カズオ・イシグロ」ではありません。
日本でその禄の大部分を稼ぐ作家なのです。3/11以前は無関心、3/11以降は流行の反原発ではいかんのです。

>ただ、たしかに。文面はともかく、スピーチニュアンスは、「我々」と言いながら、なんとはなしに、自分を棚上げしつつ問題を日本人全体に置き換え、おこがましさが鼻についた・・という感は否めず。(個人的偏見か)

いいえ、決して偏見ではありません。彼、村上春樹は自分の日本での立ち位置を理解してないだけです。

>その今だから。遅まきに過ぎようとも、これまでの反省を踏まえて3.11以降であろうとも、流行に乗ってといわれようとも、積極的「原発No」に転ぶ人が、多々あっていいのではと思う。

村上春樹が非原発に傾いたことは、反原発にメリットは大きいとは思います。その点では評価は出来る。

>原発に傾いた日本は、自然エネルギーの開発・利用においては、まだまだ後進国だ。

技術的にはやる気になれば全然問題はないでしょう。問題は電力会社の一地区一社独占と原子力村の既得権です。
原発は今もっともリスクが大きく高価な発電方法だとばれてしまいました。後戻りを絶対してはならない。

>だからこそ、まだまだ日本の伸び代は大きい。多彩な分野で今後を担う実務者、管理職と関わる機会に、
>今度は「無理」と言われても、まずは昔ながらの「やってみなはれ」では・・と、伝え続けられる自分でありたい思う。

それと、原発を促進してきた人達の個人名を絶対忘れてはならないと思います。しつこくしつこく記憶にとどめなくては。
今後、日本全土は福島原発のおかげで数十年は汚染が増え続け、被爆の影響が爆発的に増加し続けるわけですから。
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【14928】原発の後始末は? 映画『100,000年後の安全』   珠 2011-6-12 16:27

福島第一原発事故が起きて、急遽、春に繰り上げ上映を始め、今もヒットしている映画があります。
『100,000年後の安全』 http://www.uplink.co.jp/100000/
原発の危険性は、今回明らかになった事故。地震、津波、人為ミス、テロによる破壊の危険性。

もう一つは、放射性核廃棄物の後始末ができないこと。
この映画は、フィンランドが、どうやってその後始末をしようかと出した結論です。
岩盤の強固な島を選び、その地下500mに処分場を造り、ウランがなくなるであろう数十年後まで、そこに埋める。
2100年、そこを閉鎖して埋め、将来に亘って人類が近づかないように標識を立てて危険性を知らせるというもの。

それでも、これなら大丈夫!という結論は出ないことを、この映画は知らせます。
まして、地震国日本において、活断層が地下に走る六ヶ所村で、どうして「安全な」放射性廃棄物の後始末が出来るのだろう。
出来ようハズがないことを、この映画はひしひしと感じさせます。

地下式原子力発電所を推進する議員連盟なぞ、国民の生命を何と考えているのでしょうか?
利権がらみであることは明白でしょう。それが今回の菅降しにもつながったのではないか。
原発を稼働するということは、イコール、決して安全な後始末のできない放射性廃棄物を生産するということです。

この地震国日本では、原発は無理なのです。間違っても、「埋めりゃいい」なんて単純に考えないでください。
アメリカでは、ネバタ州ユッカマウンテンに埋めるとされましたが、住民の反対運動が起きてオバマ大統領が中止を決めました。
世界中でもう、少なくとも25万トンの放射性廃棄物があり、日本でもすでに1万2000トン。しかも毎日、増え続けています。

日本中で、この映画の上映が始まっています。どうぞ皆様、ご覧になって下さい。そして原発の危険性を、どうぞ噛みしめてください。
なお、「護憲+」でもこの映画を紹介しましたことを申し上げておきます。
http://yufuu.com/bn/Fs.exe?Parm=kp!VmRecord&Init=CALL&Val=INDEX!0370;DATA!UmN0002
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【14935】Re: 原発の後始末は? 映画『100,000年後の安全』   kounosuke 2011-6-13 12:59
 ▼珠 さん:私も同感です、映画はまだ見ていないので近いうちに行くつもりです。

前にも書きましたが、原発に関する投稿が少なくなってきて心配しておりました。
6月11日のデモにも参加しましたがまだまだ世論の関心が少ないと感じました、皆は原発反対には異論はないようですが代替エネルギーでやっていけるのか疑問視している様です。これは政府や電力会社の洗脳によるものと思います、

これを打ち砕くには代替エネルギーで実績をつくるのがいいのですが、
すぐ大量には出来ませんので例えば葛巻町の実例などをコマーシャルしたりするのがいいと思います。
先週発売された「フォーカス」に若狭湾の原発特集が載っていましたが、「津波2Mの想定」だそうです、驚きました。
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【14936】ついに世界が脱原発へ、日本よ遅れるな!!  kounosuke 2011-6-13 22:38

ドイツに続きイタリアの国民が「脱原発」を選択した、フランスは80%が原発電力だが国民の世論調査によると80%が「脱原発」との事。
電力会社、政府にごまかされるな!色々な代替エネルギーを使えば十分電気は賄えます。データも有ります。
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【14944】代替エネルギーとは?   jj 2011-6-15 19:12:51

イタリアは電力の15%を国外から購入しています。その電力の大部分はフランスが原発で発電したものですよね。
さて、島国日本の場合どこから購入できるでしょうか。

>データも有ります。

興味があるので実質的稼動可能性を踏まえた上でのデータ提示していただけますか? 
菅政権は今度は脱原発パフォーマンス。G8サミットで国際公約した1000万戸の太陽光パネル設置なんて政権交代祭りのときの「財源は埋蔵金がいくらでもある」と似たにおいを感じますがどうでしょうか。
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【14949】電力は足りるそうです   珠 2011-6-16 21:10
 ▼jjさん:
>さて、島国日本の場合どこから購入できるでしょうか。

輸入する必然性がありません。電力は足りるでしょう。

>>データも有ります。
>興味があるので実質的稼動可能性を踏まえた上でのデータ提示していただけますか?

新聞記事ですが、ご覧下さい。壊れたと東電が言っている広野火力発電所は7月中旬にも復旧できるそうです。
また揚水発電量も計算に入れず、足りないと言っているとのこと。
http://ch10670.up.seesaa.net/image/110512-1.JPG
http://ch10670.up.seesaa.net/image/110512-2.JPG

こちらは小出裕章氏の指摘。「原子力で発電している分を、いまとめてある火力で発電すれば十分たりてしまう」そうです。
下の方に聞いた方々のコメントがあります。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/26/terumi-may26/

>菅政権は今度は脱原発パフォーマンス。

パフォーマンスでも、浜岡原発を止めたのだから、いいじゃありませんか?
どこまで深く考えたかは分かりませんが、とりあえず堤防などが出来る2年とのこと。
2年後の再開は、出来るかどうか分かりませんよ。たぶん反対運動で再開できないように願っています。
それにしても、止めてもまだ、使用済み燃料棒が冷えてない4号機状態ですから、まだまだ危険性はあるのですが。

「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」にゾロゾロ入っている議員たちに、浜岡が止められるわけがありません。
「足りない」というのは、それこそ原発利権に群がる方々のパフォーマンスでしょう。
もともと原発は、地震国日本では、無理なものだと思います。早く止めて、脱原発をするしかないでしょう。
もう一度、大事故が起きるまで待つつもりではないですよね?

一度、こちらをご覧になって、目次をみて気になるところだけでもいいので、お読みになってお考えくださいませ。
聞かなくても、下の方に要約が出ています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
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【14930】懲りない自民党    pierre 2011-6-12 21:46

政権与党が頼りない場合、野党に代わって貰うのが“憲政の常道”なのだろうが、今の最大野党・自民党は、与党・民主党に優るとも劣らぬ体たらくで、到底代わって政権を託す気になれない。
その最大の理由は、戦後半世紀あまり政権を独占してきた、あの時代に対する反省が、最近の自民党の言動に、まったく感じられないからだ。

その端的な証拠は、今年の統一地方選挙で、私の住んでいる街の県会議員も市会議員もどちらも正真正銘の世襲候補であったことである。
さらに、内閣不信任案を出したときかその直前の党首討論だったか忘れたが、谷垣総裁は菅首相に向かって「あなたが辞めれば、党派を超えて新しい日本のために団結していく道はいくらだってできる。

あなたには信頼もない。人徳もない。機嫌悪く怒鳴り散らすだけだ」と感情論むき出しの啖呵を切った。
こういう聞くに堪えない低俗な議論が“党首討論”で横行するのに辟易したのは私だけではあるまい。
そう思っていたら、「『派閥解消』『元首相公認せず』削除 自民改革案骨抜き」という記事が新聞に載った(『nikkei.com』11.06.11.朝刊)。
その記事には「原案に明記した『派閥政治の解消を進める』との文言を削除。『首相経験者を公認・推薦しない』との表現もなくなった。

原案に反発したベテラン勢に配慮して執行部が修正を求め、『骨抜き』になった。
世代間の確執を表面化させた形で、党運営にも影響しそうだ」とあった。中堅、若手中心の自民党改革委員会(塩崎恭久委員長)がどんな結論を出すか、秘かに期待していたのだが、この記事を読んで、正直、がっかりした。

原発事故も財政危機も自民党に責任がないとは言わせない。
つまり、自民党は政権党時代への深刻な反省が、野党として再び政権に復帰するための出発点のはずだ。
だからこそ、派閥の解消はもとより、元首相は責任を取って政界を退くくらいの決断があってしかるべきではないか。
もっと言うなら、かっての閣僚経験者も揃って退いてもいいくらいだ。

それを“ベテラン勢”への配慮とかで、こういう肝腎の取り決めを削除するようでは、自民党に大きな期待はできないのである。
かくして与野党ともに、国政を託す気になれないとしたら、われわれ有権者はどうしたらいいのだろうか。
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