打てば響く(『なだいなだのサロン』コラム) 転載

23:打てば響く 2009年8月28日分 転載
ビートル 08/29 00:20
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8月28日 その次は

 いよいよ選挙が近づいてきました。
新聞やテレビなどの予想によると、どうやら政権交代が行われそうな雲行きです。政権交代を、と主張し、後期高齢者健保は廃止を求めてきたぼくたちですが、これで、ようやく第一歩を踏み出すことになります。2003年の発足から数えて、六年と数ヶ月、「もう」とも思えますし、「やっと」とも思えます。しかし、これからが大変です。
 健保はだれがやっても解決の難しい問題です。アメリカでも、圧倒的な支持を得て当選したオバマ大統領ですが、健保問題では、なかなか手こずっているようです。
 ぼくは健保でかかれる病気を、ある程度制限する方向に進むべきだと思います。いわゆる風邪引きは、医者にかかるなら自費で、かからないなら、自分で薬剤師と相談して薬をのむ。クスリはのまないで、しょうが汁を飲むとか、ねぎの熱いスープを飲むとかの、それぞれのおふくろ伝来の風邪の対処法などをやるのもいい。そのかわり肺炎を起こしそうだったら、ためらわず健保を使って医師の治療を受ける。擦りむき傷は、昔のように、親が消毒薬を傷口に塗ってやればいいのです。アルコール依存の患者の治療は、酒税から出させる、というのはぼくの40年来の主張です。このあたりでまじめに取り上げてもらってもいいですね。
 老人党は先をいきましょう。これから、そういう面で議論をリードする存在になれたらいいですね。

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