3:老人党メルマガ(453) 北極星 10/28 07:36 roujintou-news ::: 老人党メルマガ(453) ::: 2012/10/28 ========================================================================= 【18596】赤字国債法案と一票の格差是正 pierre 【18607】晩節を汚すか、石原氏 pierre 【18600】Re:恩給に絡んで H.KAWAI 【18602】Re:週間朝日の件の記事について タミゾール 【18604】弱者へのこころ 節松有子 【18555】大阪市長に対する「週間朝日」橋下 徹氏の連載記事について 原口 隆志 【18616】Re:週間朝日の件の記事について H.KAWAI ========================================================================= 【18596】赤字国債法案と一票の格差是正 pierre 2012-10-25 17:43 赤字国債発行法案と衆院の一票の格差是正という、どちらもわが国にとって退っ引きならない案件に、国会は相変わらず結論を出さないまま、いたずらに時間が経っている。赤字国債発行法案が決まらないままであると、12月4日の10年債入札から国債発行が止まるという。 これが現実的になれば、国債金利が乱高下する恐れが生じ、今朝の新聞によれば「市場は波乱要因にすでに身構えている。…与野党のにらみ合いに決着をつけるのは市場かもしれない」(12.10.25.『日本経済新聞』朝刊) と書いている。市場が決着をつけるとなったら、とんでもない混乱が起こるだろう。また一票の格差是正は、最高裁が2011年3月に「違憲状態」という判断を示して以来、国会は一切動いていないのである。最高裁がここまで踏み込んだ判断を示したにも拘わらず、国会が動かないというのはどういうことか。民主主義の大原則を国会が自ら否定したと同じことである。 こんな大事な案件を、与野党の「党利党略」によって、後へ後へと引き延ばす愚かさは言語同断である。 日本の政治を握る与野党大政党が、こんなに愚かであるとは、最早日本の政治には絶望しかない。 野田佳彦さん、そして安倍晋三さん、貴方たちは相も変わらずこの愚かなことを続けるのですか。いい加減にして下さい。 ----------------- 【18607】晩節を汚すか、石原氏 pierre 2012-10-26 17:53 石原都知事が、昨夜、急遽辞職し、国政に転進することを明らかにした。 地方自治体の首長が2年余りの任期を残して辞職し、国政に転進することが許されるのであろうか。 誰かが、この事件の感想を聞かれて、「それなら、前回、何で都知事選に出たのか」と疑問を呈していたが、まったくその通りである。 国政に出るのが、石原氏以外に余人を以て代え難いと言うのであれば、任期を残しての辞職も納得性があるかも知れないが、今果たして、国政の保守の第3極のトップは石原氏以外にいないのであろうか。 石原氏は余人を以て代え難いキャラクターの持ち主であることは否定できないが、それ以上でも以下でもない。 都知事としての業績も、毀誉褒貶が激しく、果たして“名知事”と言えるであろうか。 本人は「歳は関係ない」と言ったというが、実際は関係があるのである。80歳と言えば、世間では“引退”していい歳である。 それを敢えて踏み切るのは、余程の事情がなければなるまい。その点に対する説明は極めて不十分である。 つまり、2年余り任期を残した都知事のポストを捨ててまで、国政に打って出る必然性が感じられない。 そこには、当然に“求められている”という石原氏なりの思い上がりが感じられてならない。謙譲の美徳はその欠片も感じられず、このままでは「下手をすれば、天下の石原慎太郎氏も晩節を汚すことになるのではないか」とその成り行きを憂えるのである。 ----------------- 【18600】Re:恩給に絡んで H.KAWAI 2012-10-26 14:45(編集) ▼タミゾールさん:お早うございます。 http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1604&sty=2&num=32 ○旧軍人・軍属とその遺族の敗戦後に於ける処遇と戦災罹災者への援護は如何にあるべきだったのかという問題は、詰まる所体制の問題に帰着するのだろうと思います。 ○我が国の体制は憲法により「大日本帝国ハ万世一系の天皇之を統治ス」と定められていたように、実態はどうあれ紛れもなく君主制国家で、軍隊は天皇の軍隊、官吏は天皇の官吏であった訳です。 ○然し、敗戦によって大日本帝国憲法は改正され、日本国憲法と名を改め、その前文に於いて「・・、ここに主権が国民に存することを宣言し、・・」と、日本が君主制国家から民主制国家に転換した事を明らかにしました。 ○然し乍ら、この体制の転換は連合軍の占領下に於いて行われたことから、今日でも日本国憲法は無効であると主張する人が少数ながら存在する訳です。 ○この事からも分かるように、我が国の君主制国家から民主制国家への転換は法的にも、実態的にもキッパリとしたものにならなかったという現実があります。 ○もしこれがロシア革命のような徹底したものであったならば、旧軍人・軍属とその遺族に与えられる事になっていた恩給は与えられなかったんでしょう。GHQだって恩給を廃止させたんですから。 ○ちなみに、ロシア皇帝の軍隊は、「血の日曜日」のような民衆への発砲で数千人の死者を出してますねよ。シリアのアサド政権の軍隊なんかどうでしょう。旧日本軍だって、天皇の軍隊ですから国民を守るという観点は全く無かったようですね。 ○でも、当然に、旧ロシア帝国軍人の多くは赤軍に編入されて、それなりの処遇を与えられたんでしょうね。そうでないと新生国家の安全が確保できませんからね。まあ、どれだけの旧軍人が粛清されたかは分かりませんが。[追記:帝政時代の遺物として廃止されていた職業軍人による将校制度も、1935年復活した。1937年から1939年の大粛清では、ほとんどすべての高級将校が追放されるか、処刑されるかしている。そのために近代化が遅れ、有能な指揮官が殆どいなくなったため、第二次世界大戦初期には敗北が続いた。−WIKI−] ○まあ、こう考えて行くとやはり、戦後の民主化は勝ち取られたものではなく、負け取られたものであったという事なんでしょう。だから見掛けは民主制国家でも、実態は限りなく君主制国家なんですよね。だから、軍人・軍属とその遺族が優先で、戦災罹災者への援護には冷淡だったんじゃありませんか。 ○だからこそ、東京都の石原知事は日本国憲法の破棄を叫び、新党を結成すると言うし、自民党の安倍総裁は「戦後レジームからの脱却=アンシャン・レジームへの復帰」を叫ぶんですね。 ○ちなみに、「維新の会」はロゴに「JAPAN RESTORATION PARTY」という英語表記を入れていますが、もしこれが明治維新を念頭に置いているのなら、実はちょっと可笑しいんですよね。 ○と言うのは、英語で「the Restoration」と言えば文字通りの「王政復古」ですが、明治維新は天皇親政が復活しただけの「大政奉還=the Recovery(?)」ですよね。ですから、ひょっとして橋下は本当は「王政復古=大日本帝国への復帰」を望んでいるのかなのかと。 え?そんな深い考えは無いってですか?そうですよね「瞬間湯沸かし器」みたいな男ですからね。 ----------------- 【18602】Re:週間朝日の件の記事について タミゾール 2012-10-26 9:13 ▼KAWAIさん:おはようございます。 なぜ、『文春』『新潮』はよくって『週刊朝日』はだめなのってことですね。要するに、朝日新聞グループへの反発なんでしょう。 朝日=進歩系文化人=偽善者ということですね。自分の批判勢力のメディアはつぶしたいのでしょう。 本多勝一にいわせりゃ、朝日もブル新ですね。 罵倒語、差別語の専売特許といえば、石原さんですが、彼の発言でいかに不利益や不愉快を受けたかを考えれば、橋下さんも石原さんが許されとるんで真似してんですね。権力者があのような言葉づかいをすることをメディアも国民も許してるからいかんのですね。 まあ、オリンピックも失敗しそうだからスタコラサッサと逃げようって魂胆でしょうが。 民主党にとっては追い風ですね。右傾化がはっきりしていけば、その危険性を国民も警戒するはずだ。 アジア諸国の風向きも考えに入れよう。テレビでは右翼系、新自由主義・新保守主義系第3極だけをわめいてるが、社民党・緑の風・日本版緑の党などほとんど似た第3極の飛躍があれば、決して無視できないし、統一会派で一定の数を持つことも可能だろう。 東京・大阪・名古屋という大都市連合は決して地方自治とは言えず、大都市支配を推し進めるだけでしょう。中央集権の新たな支配構造です。そんなものではないものを求めることですね。 田舎の地方都市や中山間地の自律と自治です。いつまでも大都市に搾取されないぞっていう気概でしょう。 ----------------- 【18604】弱者へのこころ 節松有子 2012-10-26 10:08 硫黄島総指揮官、栗林忠道について梯久美子氏が書いた「散るぞ悲しき」を読み返しています。 〜周到で合理的な戦いぶりで、上陸してきた米軍に大きい損害を与えた栗林は、最後はゲリラ戦に転じ、「5日で落ちる」と言われていた硫黄島を36日間にわたって持ちこたえた。〜 そして“国の為重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき”の歌も詠み、いたずらに将兵を死地に追いやった軍中枢部への、ぎりぎりの抗議をもした栗林忠道。 彼がもし生きていて、住む家も親も失い廃墟の町で着の身着のまま飢えている浮浪児たちを目にし、「軍幹部は年金など返上して彼らに役立てたら」の言葉を聞けば、「そうだな」と即差しだしたのではないのだろうか…栗林のことを「閣下」と呼び最後まで慕っていた軍属裁縫係の貞岡信喜も、上司のそんなこころをよく理解しその人柄をますます誇りに思ったのではないのだろうかなどと… 弱者へこころを使う人間の強さ、立派さは、とぎれることなく受け継いでゆくべきなのではないのかなと私は思います。 ----------------- 【18555】大阪市長に対する「週間朝日」橋下 徹氏の連載記事について 原口 隆志 2012-10-22 13:12 橋下 徹大阪市長の出自を巡る「週間朝日」記事に橋下が噛み付き連載中止とりました。 私は、何故 佐野真一氏があのようなもの載せようとしたのか、怪訝に思っています。 氏の「沖縄 だれにも書かられたくなかった歴史 (上),(下)」 を読みましたが、きちっと確認して書いています。 選りにもよって、あのひと癖もふた癖もある弁護士橋下氏の来歴について書くのなら、もう少し慎重にしてほしかったと思っています。 朝日新聞出版、朝日新聞の対応みていると、何か罠に嵌められたという気もしています。早々と、連載中止を決めたからです。これにより、又 橋下氏は、「日本維新の会」の宣伝にも、つかうことができ、マスメディアは氏を持ち上げる記事しか書かなくなるからです。 佐野さんに期待していたこと、それは大阪府政、大阪市政について、所謂 行政サイドからの批判でなく、氏しか書けないこと書いてほしかったからです。例えば、大阪市役所の刺青をいれている職員にたいする市長のやりかた、まさにプライバシー侵害と思うのですか、佐野さんの鋭い視線にて取材し書いてほしいのです。 「仮面の騎士 橋下 徹 −独裁支配の野望と罠― 」(講談社)を読んでいます。オドロオドロしい書名とは異なり、橋下氏が知事時代何をやり、又空疎なスローガンばら撒いてきたか、反論の余地ない筆法で書いています。 橋下府政になり、府財政 黒字に転換したと喧伝され、マスメディアはそのまま書きました。 これが嘘であること大阪府の「包括外部監査」で明らかになりました。こんなこと多分 大阪府・大阪市の財政当局は知っていたと思われます。橋下氏が威嚇・恫喝するゆえ、ダンマリ決め込んでいたと思われます。これは、一例に過ぎません。こういうこと山ほどあるような気がしいます。こういうこと丹念に掘り起こし、書いてほしい。舌禍ならぬ筆禍で、萎縮されないこと願うばかりです。 ----------------- 【18616】Re:週間朝日の件の記事について H.KAWAI 2012-10-27 9:44 ▼タミゾールさん:お早うございます。 >なぜ、『文春』『新潮』はよくって『週刊朝日』はだめなのってことですね。 >要するに、朝日新聞グループへの反発なんでしょう。 >朝日=進歩系文化人=偽善者ということですね。 >自分の批判勢力のメディアはつぶしたいのでしょう。本多勝一にいわせりゃ、朝日もブル新ですね。 > ○朝日新聞は昔からインテリの新聞と言われてきましたよね。それともう一つ、昔から朝日新聞は左翼の新聞とも言われてきましたよね。そして、大衆はインテリに対して親近感を持っていないし、左翼に対しても好感は持っていないので、ここを集中的に攻撃すれば、大衆の支持がえられるという、合理的な判断があったと考えることも可能な訳です。 ○然し乍らそれに留まらず、橋下自身がインテリに対して強い反感を抱いており、それが世に言うルサンチマンと言ってよい程に増幅されたものになっている事が「鬼畜集団」といった過激な表現に現れていると思います。 ○なお、このルサンチマンは、 ・ルサンチマンとは、主に強者に対しての、弱者の憤りや怨恨、憎悪、非難の感情をいう。デンマークの思想家セーレン・キェルケゴールにより確立された哲学上の概念である。この感情は自己欺瞞を含み、嫉妬や羨望に起源がある。−WIKI− と説明されていますが、その最後の「嫉妬や羨望に起源がある。」という部分は、橋下を観察する場合に於いて非常に示唆的である訳です。 ○どういう事かと言いますと、橋下は東京都知事の石原慎太郎や自民党総裁の安倍晋三に親近感を抱いているように見えますよね。石原慎太郎や安倍晋三と言えば如何にも日本のエスタブリッシュメントといったイメージでしょう。 ○ですから、貧乏人の出の橋下にとっては、「憤りや怨恨、憎悪、非難」を向ける対象のような人達ですよね。そこに親近感を覚えるというのですから、これは間違いなく「羨望」がある証拠ですよ。ですから「この感情は自己欺瞞を含み、」はズバリ核心を衝いていますね。 >罵倒語、差別語の専売特許といえば、石原さんですが、彼の発言でいかに不利益や不愉快を受けたかを考えれば、橋下さんも石原さんが許されとるんで真似してんですね。 >権力者があのような言葉づかいをすることをメディアも国民も許してるからいかんのですね。 ○どちらも感情の赴くままに発言しているんでしょう。それをマスコミや世間が許しているから益々増長するんですよ。甘やかされて育った子供みたいなものですね。 >まあ、オリンピックも失敗しそうだからスタコラサッサと逃げようって魂胆でしょうが。 >民主党にとっては追い風ですね。右傾化がはっきりしていけば、その危険性を国民も警戒するはずだ。 ○安倍自民党のシャドーキャビネットの面々を見れば、何だかお粗末な印象を受けますね。この面々だと民主党政権の方がマシって事も言えるのかもって気になりますよ。 >アジア諸国の風向きも考えに入れよう。テレビでは右翼系、新自由主義・新保守主義系第3極だけをわめいてるが、社民党・緑の風・日本版緑の党などほとんど似た第3極の飛躍があれば、決して無視できないし、統一会派で一定の数を持つことも可能だろう。 ○日本共産党はコアが硬すぎて様々な勢力を引き付ける事は無理だし、その他の勢力は軟弱に過ぎる印象だし、けれど右派の自称第三極だって同床異夢って感じだから、結局仕方が無いので自民党or民主党って所ですかね。 >東京・大阪・名古屋という大都市連合は決して地方自治とは言えず、大都市支配を推し進めるだけでしょう。 >中央集権の新たな支配構造です。そんなものではないものを求めることですね。 >田舎の地方都市や中山間地の自律と自治です。いつまでも大都市に搾取されないぞっていう気概でしょう。 ○そうですね。十年一日のように「成長戦略」じゃダメでしょうね。ブータンを見倣った方が良さそうですよね。 ========================================================================= ★メルマガは週刊で現在876通を発行し、お知らせ掲示板にも掲載しています。 ★ご感想・ご意見は、news@6410.saloon.jp からお願いします。 ★メルマガ新規配信の連絡・配信先アドレスの変更等は掲示板トップの左枠から連絡願います。 アドレス変更の場合は、コメント欄に旧アドレスも書き込んでください。 |