老人党メルマガ(200-1)

4:Re: 老人党メルマガ(201-2)
北極星 01/13 08:16
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【546】Re: 年金をやめろ!   キタキツネ 2008-1-11 13:19
 ▼かっくるなかしまさん:
 ろくさんさん: こんにちは。横レスにて失礼します。

>>国民年金。。そもそも必要なんでしょうか?
>>国がやる必要があるんでしょうか? 
>>私は疑問に思ってます。

>はっきり申し上げて同意(^^

しばらくです。
年金止めろ! というショッキングなタイトルを見て、穴倉からのこのこと出てまいりました。
釈迦に説法でしょうが、年金の目的たるその源泉は、憲法第25条にあります。

第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
 2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

国民年金法第一条には「老齢、障害又は死亡によって国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によって防止」することが目的であると謳われております。そして老人党はそれを支持している筈です。

年金を止めろ! というのは、つまり、自己責任、市場原理主義に委ねようということだと思うが、いかが?

さて、私事ではありますが、昨年の暮れ、その好きでもないアメリカで10日ばかり行ってきました。その感想は私の予測どおり、というより予測を遥かに超えた無駄を図に描いたような国でした。今アメリカに留学中の息子は「オヤジ、良くも悪くも自分の目でしっかり見ていった方が良いよ。日本のよいところが分るから」

日本は政治は三流だが、トイレ、車を初めとして全てのものが日本が上だと感じました。エンターテイメント(ショー、スポーツ等々)については、絶対アメリカには勝てないだろうなぁと思いました。だってそれ自体が無駄遣いの象徴みたいなものだもの。

日本も格差が拡大しているが、まだまだアメリカより良いし、この格差の拡がった原因の一つに、私は小泉、竹中路線の聖域を無視した規制緩和だと思っているので……。

今からでも遅くはない、医療制度を含めた年金などの社会福祉全般を、北欧に近いものにするのか、アメリカのように救いようのないセフティネットを無視した、徹底した市場原理を突き進むのか、これは政党云々というより、国民自らが選択するべき問題であろうと思う。

ただ言えることはアメリカは今大統領選挙真っ只中で、国民の意識も変ってきていることです。
私は市場原理主義そのものは悪いと思わないが、弱者にしわ寄せが行かないようなセフティネットをきちんとかけることが大事だと思いました。
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【551】若い現行世代への要求を正当化しうる道徳的な根拠を問う  かっくるなかしま 2008-1-11 17:44
 独り言モード。

う〜ん、道徳的にも、経済的にも、国民年金が、破綻しているんじゃないですか? と、いう話なんですが(^^;
老人は、自己責任だとか、市場原理主義に従え、ということは、一言も、申し上げていないはず(^^;

給付された年金を観て、なんなんだこれは?と思うとすると、それは、政府、お役所に、騙された、ということでしょう。であるなら、政府、お役所などを信じずに、自分で自分のおカネを積み立てて運用したほうがよほどよかった、と後悔の気持ちが浮かぶとすると、それはまさに、自己責任の価値を認める、ということなのです。

年金の強制加入は、政府による国民生活への介入ですが、あんなでたらめはとんでもない、でたらめだということが分かっていたなら加入しなかったのにと怒りを感じるとすると、それはまさに、介入の反対である放任、レッセフェール(市場原理主義)の価値を認める、ということなのです。

つまり、自己責任の逆である政府の口約束、自由放任の逆である政府介入が、かくなる結果を招いているのであり、自己責任と自由放任の結果ではないです。

起きてしまったことはしかたありません。
年金の給付の観点で、だいたい45歳前後が損益の分岐点ですから、それ以上のお年寄りは、まだまし、といえますね。
悲惨なのは、それ以下の若い現行世代と子供でしょう。年金保険料を支払っても給付世代への支出に回り、積み立てられないのだから。積み立てられない以上、原資がゼロだから運用利回りはゼロ。

彼らはどうするんだろうか?

e-seigiさんから、「賦課方式」についてのご指摘がありましたが、制度のあらましと経緯は、こちら(↓)です。
http://allabout.co.jp/finance/nenkinreceive/closeup/CU20061225A/index2.htm
(ご参考:セカンドライフ、「年金財政方式の問題点」)

>>お年寄りの面倒を現役世代が見るという「賦課方式」は、日本の古きよき時代の道徳観を象徴している良い制度だと思いますが、現在の少子高齢化スパイラルにおいて、この方式を維持する為には、大幅な保険料のアップや、給付水準の引き下げが必要となり、実際それが行われているわけです(同上)
↑「賦課方式は、日本の古きよき時代の道徳観を象徴している」とありますよね。・・・★1

また、キタキツネさんのレスに対し、私は、こう申し述べました。

>>年金を止めろ! というのは、つまり、自己責任、市場原理主義に委ねようということだと思うが、いかが?

>親の面倒は子供が、一族の面倒は家長が...というのは、市場原理主義でしょうか。(← 私)・・・★2

★1と★2、を対比させると、こういうことです。

「年金制度は、若い現行世代に負担を寄せる賦課方式によって、破綻をなんとか免れているが、その賦課方式が持ちこたえうるのは、儒教的な倫理道徳観によってである。」
経済的に悲惨なだけじゃなく、精神的にたいへんだな、若い人達。

2つ疑問を発しておきます。
彼らに負担を強いる、それを正当化しうる倫理・道徳的な根拠は?
年金をやめることは、老人が捨てられることを意味するのか、若い人達が救われることを意味するのか?
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【563】Re: 若い現行世代への要求を正当化しうる道徳的な根拠を問う  キタキツネ 2008-1-12 15:59
 ▼かっくるなかしまさん:

>また、キタキツネさんのレスに対し、私は、こう申し述べました。

>>>年金を止めろ! というのは、つまり、自己責任、市場原理主義に委ねようということだと思うが、いかが?
>>親の面倒は子供が、一族の面倒は家長が...というのは、市場原理主義でしょうか。(← 私)

>・・・★2
>★1と★2、を対比させると、こういうことです。

そんなことは百も承知の助。わたしはあなたと禅問答や言葉遊びをするつもりはありません。
わたしに残された時間は、そう多くはないし時間は有効に使いたいのでね。(^^;

>年金をやめることは、老人が捨てられることを意味するのか、若い人達が救われることを意味するのか?

わたしはそのように思っているが? 年金と別な社会保障のシステムがあるなら別だが……。
この少子高齢化社会で、昔の家父長制と持ち出して、親のめんどうは子供がみるってのは無しですよ。
そんなこと不可能な事なんだから。
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【553】Re: 若い現行世代への要求を正当化しうる道徳的な根拠を問う rerere 2008-1-11 22:51
 ▼かっくるなかしまさん:

>「年金制度は、若い現行世代に負担を寄せる賦課方式によって、破綻をなんとか免れているが、その賦課方式が持ちこたえうるのは、儒教的な倫理道徳観によってである。」
>経済的に悲惨なだけじゃなく、精神的にたいへんだな、若い人達。
>
>2つ疑問を発しておきます。
>彼らに負担を強いる、それを正当化しうる倫理・道徳的な根拠は?
>年金をやめることは、老人が捨てられることを意味するのか、若い人達が救われることを意味するのか?

年金については誤解があるようですね。
記録がないとかは少しおいておいて、納めた掛け金と平均寿命まで生きるとして貰える金額を計算してみれば、今給付されている人(老人)については、物凄くお得な制度な筈です。

逆に若い人は納めた金額より給付される金額の方がはるかに低くなるので、此れなら年金を納めるより自分で積み立てた方がましということになるんでしょう。今の老人にとっては実はいい制度。
若い人が現行の年金制度なら廃止してほしいという感情なら理解できますけど。
国民年金の未納が40%にも及ぶというのはそんなところにも理由があるような気がしますが。
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【556】Re: やめるのは反道徳的   GOKAI 2008-1-11 23:30
 ▼かっくるなかしまさん:

>資産−債務(=サープラス)で、プラスのリターンを狙うには、低金利の状態で債券投資のみでは困難だということ。
>資産の伸びが債務の伸びを下回れば、積立不足になるだろ。
>(積立不足が予見されるような「負け戦術」しか取らざる得ないとすると、それを制度欠陥という。)

ところが、株式を誰が買うかと言う問題で(何しろ買うものが少なければ株価は下がるしかないのですから)、
・・政府は銀行に持ち株制限を課した。

従って株は外資に安価に買われる運命にあったわけで、その前に年金資金でその株価を支えていれば(PKO)、年金資金を外資にくれて遣ったようなものでは?
やはり、基礎年金資金は元本保証でないと、そしてそれで不足すれば政府一般財源からの補充でよろしいでしょう。

それから、株価が一定のときと言うのは株式投資はゼロサムゲーム、誰かが儲かれば誰かが損をする、いや、正確には取引税キャピタル課税と取引手数料等の分は投資家(年金資金も含めて)が割り負けですよ。
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