老人党メルマガ(381)

6:Re: 老人党メルマガ(386)
北極星 07/17 07:12
 roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(386) ::: 2011/7/17
        老人党掲示板 ttp://6410.saloon.jp/
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【15182】海外メディアにも批判される日本のメディアの軽薄さ 団塊党
【15180】Re:原発について知ろう!            kounosuke
【15189】Re:発電コスト,太陽光 損得勘定,続き(4)      Gokai
【15140】経産省と自然エネルギーへの移行プログラムとの関係 風紋
【15208】Re:放射性物質は、やはり危険            珠
【15177】Re:菅首相、エネルギー政策の見解表明へ...     かっくるなかしま
【15161】下流こその時代 チップ制導入           ブンコウ
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【15182】海外メディアにも批判される日本のメディアの軽薄さ    団塊党 2011-7-14 20:35

ニューズウィーク日本版が日本のメディアを批判している。以下、一部引用する。

・・・権力を監視し、政策や国家中枢の動向を国民に分かりやすく伝えることが、「第4の権力」であるメディアに求められる役割。しかし、この国のメディアはその本来の使命を果たすどころか、政治の混乱を助長している。
政治家同士の泥仕合に加担し、パフォーマンスをあおり、些細な問題をあげつらってヒステリックなバッシング報道を展開する──。
その結果、首相の首が何度もすげ替えられてきたが、一方で政治の本質的な問題がメディアから伝えられることはほとんどなかった。・・・

海外から見てもやはりそう見えるのかと、改めて日本のメディアのゆがみと軽薄さを思い知らされる。
特に民主党政権になってからのメディアの報道は、権力の監視ではなく、権力つぶしに躍起になっているとしか私には見えない。
小沢さんも鳩山さんもメディアにつぶされたと言って過言ではない。

菅総理に対する報道もあげ足取りが大変多い。浜岡原発停止や今回の脱原発へと舵を切った発言に対しては正面切って批判できないので、政権延命だのポピュリズムだのといった自民党の言い分に乗った人格批判じみた報道ばかりが目につく。
海江田経産相と菅総理の再稼働に対する意見の不一致は確かに国民に不安を与えるものだし、ストレステストの提起も遅すぎる。しかし、では他の総理だったらどうだったろう。まして自民党政権だったら。おそらく浜岡も玄海原発もすんなりと再稼働に踏み切っていただろう。

ニューズウィークも指摘しているように、肝心なのは、問題の本質であり方向性である。エネルギー政策を今後どうしていくのか、国民の安全安心をどう高めていくのか、電力の確保と経済活動をどうバランス取っていくのか、こういう直面した課題をぎりぎりまで追求する姿勢が求められているのに、まるで熱意が感じられない。あるのは菅おろしへのあくなき熱意、枝葉の問題へのいちゃもんだけである。

自民党も自己反省しないが、メディアも自己反省をしないことにかけてはそれ以上である。福島原発事故は人災だと言われているが、そのかなりの責任は他でもないメディアにあるのは明らかだ。原発の危険性を訴えてきた人は少なからずいるのに、いったいどれほどメディアは取り上げてきたのか。メディアへのいら立ちと不信感はつのるばかりである。
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【15180】Re:原発について知ろう!   kounosuke 2011-7-14 13:15

>原発は如何有るべきか?老人党で意見を交わして頂きたいです

平井憲夫さんの「警告」(原発はどんなものか知ってほしい)はお気に入りに入っています、JIJIさんの投稿があって久し振りに読みましたが、まったく今の現状を見たかのような話ばかりです、本当にこの「警告」を皆さんに読んでほしいと思いました、
振り返ってみると 私が今「反原発」の考えになっているのはこの『警告」が大分影響していると思います。
国会議員でも知らない人もいるのではないかな? 老人党だけでなくどうやって、世間に知らせましょうか?
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【15189】Re:発電コスト,太陽光 損得勘定,続き(4)  Gokai 2011-7-15 12:18
 ▼kounosukeさん:こんにちは。

>原発はコストの事より危険です。
>原発に安全はありません、研究用の小さい原発ならしかたがないのですが、商業原発はすぐに」止めるべきです。

人間は、腹が空けばなんだって食っちまう。
10歳のときに長崎のプルトニウム原爆の爆心地より3キロ圏内にいた、光も見たし爆風にもあった。
それでも無事だった少女も今は77歳ぐらいのキレイなお嬢さん。
母親は被爆の直後何日か数十日で無くなったとの事。当然被爆者手帳を持つ。

その女性、被爆した山で水を汲み、飲み水とし、食事も作る。そしてその地で野菜も栽培した。とにかく食っていくためには仕方が無いし、危険だとも知らなかった。お子様は2名いらして、現在、健康に何の問題ない。奇形も無い。同じく長崎の出島の近くの海で当時から魚や貝やうになどを捕って食していた人も(そのような方珍しくないそうだ)現在、健康な女性のまま。・・・とそんな方々に会ったことがある。

だから必要以上に、放射能を怖がる必要もなさそうと思われる。しかし、その必要以上の基準は、当然定かでない。
原発は、危険だからすぐ、やめろと言うほうが人々は納得するか、核燃料の後処理が大変だから、即やめろと言うほうが良いか、石油の無駄遣いの可能性があるから運転停止せよ、と主張する方が良いか、おのおので否定するよりも、全ての点から正しく否定できるならそれに越したことは無い様に思います。
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【15140】経産省と自然エネルギーへの移行プログラムとの関係   風紋 2011-7-10 12:45

 自己レスです。♪経産省内では依然として東電擁護派が強力でしょう

古賀茂明「このままでは再生できぬ」(2011年7月9日付け朝日新聞 耕論欄「海江田辞意が示すもの」)によれば・・・、
経産省が原発に必死なのは、原発で官僚互助会システムを維持しているからだ。
巨額の予算を使い、電力会社、関連会社、公益法人に多数の天下りを送りこんでいる。原発をやめるダメージは計り知れない。

他方、原発から自然エネルギーへの移行プログラムも練っている。どっちにも動ける態勢を作っている。
原発維持にこだわって、自然エネルギーの関連予算や団体を環境省に奪われたら大変だからだ。経産省も支離滅裂に見える、云々。

ちなみに、古賀茂明『日本中枢の崩壊』(講談社、2011)には、いわゆる古賀ペーパー「東京電力の処理策(4月18日付け改訂版)」が掲載されていますが、出たばかり(7月18日付け(~~))の古賀茂明/須田慎一郎『日本が溶けてゆく』(飛鳥新社、2011)には、5月5日バージョンが掲載されています(「東京電力破綻処理と日本の電力産業の再生のシナリオ」)。
後者のほうがぐんと丁寧でわかりやすい。一読、再読の価値がある、と少なくとも私は考えています。
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【15208】Re: 放射性物質は、やはり危険     珠 2011-7-16 11:13 (編集)
 ▼Gokaiさん:
>福島及びその周辺の被爆の問題は低線量被爆の問題です。それから、老人と放射線の関係ですが、放射線照射による被爆、あるいは放射能による被爆、このどちらも、リンパ球の減少が10年後に起こる問題ではなく、すぐに起こる問題で、若い元気な人なら、減少したリンパ球の絶対数はすぐに回復するかもしれませんが、老人はすぐに回復させる体力が無いのではないかと疑います。
>もし、そうなら、癌での死亡は2〜3年後というすぐ目の前の問題、だから断定したくない。

おっしゃるように断定はできないと思います。このHP分かり易いです。一部引用します。
★「良く分かる原子力」http://www.nuketext.org/kenkoueikyou.html
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「低線量の放射線ではどんな障害があるのでしょうか。100 mSv では、放射線に最も敏感なリンパ球の減少が見られる場合があります。これ以下の線量では、検査で検出できる症状は現れないといわれています。低線量の放射線では被ばくした時に症状が出なくとも何年も後にがんになることがありますので(以下略)」
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こちらではこのように書かれていました。引用します。
★第48回「福島原発事故〈知らぬではすまない自衛のためのデータ集(1)〉、ベクレル→シーベルト」
http://www.vec.or.jp/2011/05/20/column_048/
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現在日本での一般人の許容値は1年間で1ミリシーベルト(mSv)、一生涯で100ミリシーベルト(mSv)となっている。
1年間に受ける線量1ミリシーベルト(mSv)は、365日1時間当たりでは0.14マイクロシーベルト(μSv)となる。
100ミリシーベルト(mSv)多く放射線を浴びるごとに、がんになる確率は0.5%づつアップする。
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こちらも併せてお読みください。一部引用します。
★福島核事故による放射性降下物が落ちた北西域住民の予測外部線量(事故後)66日目での評価
http://blogs.yahoo.co.jp/sakura_sakura_sakura444/25900380.html
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事故後56日目、文科省は初めてセシウム降下物のマップを公開し、初回避難区域の原発周囲20km圏を超えた場所でもチェルノブイリで最も汚染したエリアに匹敵する非常に高い値であったことを明らかにした。66日目、IRSNは新たに線量評価を行い、避難までに3ヵ月間、1年間、4年間曝露条件下の際の放射性降下物による外部被ばくによる予測線量を試算した。

試算した予測線量は非常に重大な値にまで達し、200 mSv を超えてしまったケースもあり、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)の定義で「低線量」とはもはや言えない値であった。更に、これらの推定線量は、事故発生中の汚染プルーム(雲)内への浸漬やプルームに含まれる放射性粒子の吸入、汚染した食品の消化により既に被曝・将来的に被曝する線量といった(地上に落ちた放射性降下物以外の)他の経路からの被曝を考慮していない。
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ただ、私が何度も申し上げているのは、福島を中心に放射能汚染された日本の状況では、
ある程度の低線量放射能とは共存せざるを得ず、その場合、もちろん高齢者も自衛する必要はありますが、
将来のある子供、若者を、いろんな面で優先すべきであるということです。
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【15177】Re: 菅首相、エネルギー政策の見解表明へ...  かっくるなかしま 2011-7-14 11:50(編集)
 ▼usagi65さん:こんにちは。

>ここへきて菅さんはいよいよ原子力村解体へ踏み込んだのではないかと思っていました。かっくるなかしまさんのご推察に全く同意です。

九州電力の組織的世論工作に見られるように、あれほどのことが起きても電力業界が、いまだなお自ら変われない体質、学習効果を発揮できない組織である以上、(周辺の行政、議会の在り方を含め)、「解体」するしかないでしょうね。首相が菅さんでなかったら、「脱原発依存」、
「基本計画白紙」、「原発国有化」、「発送電分離」など、公には口にできなかったものと、確信しています。

>それにしても菅さん支持が15%というのはおかしい、怪しい、メディアの電力産業への暗黙の協力ではないかとさえ思えます。

暗黙というより、公の「集中砲火」ですし、(笑 松本前復興相の舌禍も重なりましたから、ああしたものではないですか。
私の場合、購読して通読しているのは日経ですが、経済紙ながらその日経は倒閣モードで、連日と言っていいくらい一面から菅内閣のことをボロクソに書いていますよ(笑

読売、産経はもとより、ですが。経済紙としての日経は、最近、バイアスによって、クオリティが下がっているので、経済紙としては、東洋経済や週刊エコノミスト、ウォールストリートジャーナル(日本版)、ブルームバーグ/ロイターのほうをもっぱら参考にしています。

>菅さんを好き嫌いは別にして、国民の多くは脱原発依存であり、自然エネルギー推進ですからこれに舵を切った菅さんを今は支持しようと、ツイッターでは多くの人が叫んでいますよ

原発は、安全性、経済性が論議の対象となりがちですが、我が国の場合、その本質は、政治=公共投資です。(↓)
http://www.nytimes.com/2011/05/31/world/asia/31japan.html
(ニューヨークタイムズ、In Japan, a Culture That Promotes Nuclear Dependency、2011/5/30)

http://tamaeigo.blog.so-net.ne.jp/2011-07-04(英日二か国語対応ニュース)

>>彼は原発を受け入れているある地域に行き、様々な取材を進めていくうちに、福島第一原発事故が起こっているにも関わらず、原発依存から抜け出せない決定的な原因に突き当たる。それが「電源三法」である

我が国における原発の普及は、オイルショックによる原油高騰、安全保障といった要因および長期国策の観点で計画されていたのではなく、
電源三法という利益誘導によって加速された、それが大筋での経緯です。
政治ですから、安全性と経済性は、当然のことながら後回しor後付けですよ。
よろしいでしょうか、翻って、財政難の折、公共投資をガンガン打つことが、できますか。できませんよね。

税収を社会保障、医療費、年金に充当していった場合、政治家の票になりますか。
なりませんよね。有権者は直接的な恩義を政治家に感じませんから。
であるから、電力会社に投資を肩代わりさせ、国庫から地元にマージンを落とし、
政治家は集票し、電力会社はその集票をアシストする、役人は天下り先を確保してゆく…

ましてや長期エネルギー基本計画での原発依存度が53%ともなれば、財政難のもとで、(準)公共投資を積極的に行う=集票マシンを動かし続ける、ということが、正々堂々と可能になるのです。このご時世に珍しく成長するマーケットでのおいしい利権なのですから、それに異を唱えれば、集中砲火を浴びるだろうし、そうした異端の首相を、与野党の総がかりで引きずり降ろそうとするのは、当然でしょうね。では。

ps.メモ。政治力発電は、動機が倒錯している。一定規模の原発を維持する上で、政治力発電は障害に他ならない。
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【15161】下流こその時代 チップ制導入   ブンコウ 2011-7-12 17:15
 ▼珠さん:暑中後見舞い申し上げます。お世話になります。こんご総合に投稿します。
  できればみなさんのように論じ合えたらと、サイト訪問しています。

どうして日本という国民は、ものごとの自主判断にとぼしいのだろう。「どぶろく文化」にもとりあげたが、中央集権政府は税収確保のため、農家の自家製造、自家消費を禁じた。これは、個々の味創造文化の消滅を意味し自主性をも封じた。
もうひとつチップ制の廃止、一見マナーよくトラブル防止で観光客に親切のようにおもえるが、下流、従業員からするとあったほうがいいのではないか。観光客からの「気持ちをお金に換えて渡す」その適性値、決定判断の駆引きこそが従業員の自主性の養成にも繋がるはずだ。

政府側からみれば、口実はいろいろあれど、「税収に結びつかないなら、させないぞ」との姿勢だ。下流、従業員の人情など無縁だ。
そして、よく寄付精神のない国民だと、のたまう。義援金にしたって国家統制のような煽りだ。名のない国民はまわりがするからといい顔を繕って行動する。気持ちをお金に換える場面に多く遭遇していると、個々に自主的な判断が働く筈だ。

そして中央集権官僚独裁体制は、集金配分でピラミッド型の統治体制とし利権に群がる奴隷企業を仲介させ統治に活用しているのだ。
利権企業のお使いのように地方議員がたむろする。結構な報酬に政調調査費を上乗せして「金持ち喧嘩せず」の議員稼業を守りながらである。
いずれにしても官僚隠蔽体質と集金の配分方法もさることながら、下流民からなにがなんでも奪い取る制度、思考そのものは日本沈没の兆候ではあるまいか。
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