老人党メルマガ(410)

6:老人党メルマガ(415)
北極星 02/05 07:39
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(415) ::: 2012/2/5
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【16602】打てば響く 2012年1月29日分 転載 ビートル
【16614】3・11福島原発事故の放射能汚染後X年は?&★原発都民投票 珠
【16604】Re:反原発の火を燃えあがらせよう!   kounosuke
【16619】オフライン支部便り−2012:須藤正剛さま(1月25日) 笹井明子
【16616】Re:西洋哲学史:個がばらばら      H.KAWAI
【16615】Re:西洋哲学史:プロ倫(公民的分野)  タミゾール
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【16602】打てば響く 2012年1月29日分 転載 ビートル 2012-1-29 16:24

なだいなだのサロン「打てば響く」2012年1月29日
感想です(近況はブログの方に書きます)フランスから風邪をお土産に背負って帰ってきました。

そして、テレビで国会の討論を見ると、日本の政治は相変わらずだな、とため息を漏らしたくなりました。そこに石原、亀井新党なんて変なものが出来そうなことが、新聞に書いてある。これには「冗談でしょ」と思わず出ました。コメントを求められたら、その時も「冗談でしょう」と一言いいます。一言だけ。それくらいにしか値しません。

前に、出発の時点で1ユーロが100円だったのだから、ユーロが100円になった頃を見計らって、円を対ユーロ固定相場にすればいい、といったことがありました。計算もしやすくなる。為替相場を気にせず、安心して取引もできる。輸出産業もユーロ建てで輸出入すれば、為替変動で、損することも心配せず、安心して商売できる。ユーロも日本のおかげで安定する。

アメリカも基軸通貨ドルの上に胡坐をかいて、世界をインフレの道連れに出来ない。オバマ政権は2パーセントのインフレ覚悟の経済政策をとろうとしている。あまりにも、自己中心的だ。だからこそ固定相場制にという提案。
アメリカの反撥は怖いけれど、怖がっていたら、恐怖政治に賛成ということになってしまう。

日本の政治家は、アメリカと対等に発言できるようにならなければ、一人前とはいえない。
安保理常任理事国なんて、金で票を拾わなければ、選出されません。沖縄問題もいつまでたっても、解決できない。
あまりにも急に1ユーロ100円が来てしまったけれど、もう一度、固定相場に戻ったら、そうEUにも提案したい。
これは、自分でいってしまうのは、興醒めだけど、あえていいます。この案、現代国際政治のコロンブスの卵かもしれない。
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【16614】3・11福島原発事故の放射能汚染後X年は?&★原発都民投票 珠 2012-2-1 14:39

日本テレビで、真夜中に放映された「放射線を浴びたX年後 ビキニ水爆実験、そして…」を観ました。
ネットで観ることが出来ます。長いのでじっくりご覧ください。
http://www.veoh.com/watch/v274059643k9c58ME

1954年、第五福竜丸がアメリカの水爆実験で被曝し、半年後に久保山愛吉さんが亡くなった事は知られています。
その頃、何度も南太平洋では、原水爆実験が行われていました。

そして第五福竜丸に限らず、たくさんの日本漁船が南の海でマグロを獲っていて、
そのマグロは高濃度の放射能に汚染されていて、「放射能マグロ」と言われ、
廃棄されたことを覚えていらっしゃる方もあるかも知れません。

これらのマグロ漁船の乗組員たちは、福竜丸と同様に放射能被曝し、そのマグロを食べて内部被曝もしていました。
この番組では、多くの漁船員たちは、被曝したことすら認められず、
ある船では11名中8名、別の船では19名中17名…とがんや心疾患で30〜60歳前半で死亡。明らかに高率です。

これが、今の福島原発事故のX年後に起こることではないでしょうか?
そしてまた、がんになっても、被曝が原因とは認められず、もし国に認められてもごくごく一部の人だけ。
疫学調査で「がん」の死亡率が増加しても、個々の原因は証明できないのです。

「がん」以外に心筋梗塞も、チェルノブイリでは奇形児や(それによる)流産の増加も起きています。
こんな未来が予想できるのに、まだ「電気代が上がるから」「原発止められないよ」
そんなことを言っていていいのでしょうか。

★「原発都民投票」★は、いまラストスパート中。9日まで、駅やスーパー前で署名を集めています。
このHPの「東京都」をクリックして、署名できる場所をお確かめの上、ぜひ署名してください。
http://kokumintohyo.com/branch/

また急いで「受任者」を申し込めば、ご自分やご家族の署名をして送ることもできます。
大阪が法定数を突破したのですから、東京もぜひ、30万筆目指して集めたいのです。
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【16604】Re:反原発の火を燃えあがらせよう!   kounosuke 2012-1-30 0:50

私は愛知県ですが多分名古屋でも行なわれると思いますのでそちらで参加します。
この老人党のサイトに限らず国民はTPPや消費税増税に気が行ってしまっています、「命あっての経済」なのに、なんでわからないのだろう、野田総理は言葉の誤魔化しばかりで「脱原発」とはっきり言っていません。

予算も4500億円原子力に付けたと報道もされています。世論の力で「脱原発」にもっていかなければならないと思います。
私は原子力研究は核や廃棄物の関係からしても1〜2基位は有ってもしかたがないと思いますが規模を小さく人への影響が少ない所でやってほしいと思います。
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【16619】オフライン支部便り−2012:須藤正剛さま(1月25日) 笹井明子 2012-2-2 17:51
「そんなこと信じられるか」

14世紀メキシコ南部、ユカタン半島で栄えたマヤ文明の遺跡発掘で発見された暦から、人類の滅亡を示唆するものが発見されたと、現地の考古学者が取材に答えていたのを視たことがある。
それによると、その石版に刻まれていた日付は西暦2012年12月。この説が正しければ今年の師走という設定になる。

過去にもノストラダムスや富士山噴火など読み物としては面白い内容の話が、テレビ討論や書籍として出されたことがあった。
UFOなども世界規模で話は広がっている。時代は科学万能時代。詳細に立証され証拠がないと信じられない。
昨年の東北大震災を経験した多くの人達には、しかしそんなこと信じられるかと、切り捨てられない部分もあるのではないか。

自然は人間の知恵を嘲笑うかのように襲い掛かることがあるからだ。想定外で、もはや手に負えない事態に、都道府県を問わず更なる創意工夫と、備えあれば憂いなしに徹していかなければならないと思った。
政治のセキュリティーバリヤーは万全であるはずもない。

野田総理は昨年12月16日に、福島原発の事故収束宣言を出して国民を唖然とさせたが、環境省が1月19日に、福島県二本松市の民家のまきストーブ灰のサンプル調査で、焼却灰から1キロあたり最高4万3千8百ベクレルの放射能セシウムを検出したと発表した。
原子炉容器底部の温度を百度以下の維持を始めとして、原発関連の問題解決は始まったばかりである。

汚染された農地が使用可能になるのが40年から60年後として、収束宣言するには大きな無理があった。
責任逃れだとする声は強い。油断はできないと思っている。友好国をはじめ、多くの国民が拠出した巨額な寄付金・義捐金の運用が報道されていないが、どんな取り扱いになっているのか疑問もある。

日本赤十字預かりとなっていることは知っていても、被災者救済に本当に役立っているのか。公平を期すためにとかで、先送りされて配分されていないのではないか。基本的に施策はいろいろと発表されるが、実効が遅々として進んでいない印象をうける。
そんな中で電力料金の値上げか。一般企業で17パーセント、家庭料金は10パーセント検討中と東京電力・西沢社長が発表した。

汚染土の中間貯留施設の候補地問題で、福島県を訪問した野田総理に対応した内堀副知事が記者会見で「先に提出した要望をそのままにして新しい問題を持ち込まれても困る」と話していた。時間をかけて良い場合と緊急を要する場合の選別は大切だ。
すべてがドジョウの土臭さでは不安この上ない。

1月の内閣改造後の共同通信の世論調査で、話題になっている一連の増税問題は、説明不足が74パーセント。
加えて内閣不支持が5割を超えていた。古い話になるが、ガソリンにかけられている二重課税は暫定税率という言葉で縛ったまま、現在も放置され忘れられている。国民は負担を強いられているわけである。

説明不足の74パーセントは、増税に仕掛けられているかもしれない霞ヶ関の、思惑を疑う数字も含まれている。岡田副総理のテレビ発言は、増税と社会保障制度改革や議員定数削減などの、明快な発言もあったが、野党側が事前協議に応じていない。

国民から「そんなこと信じられるか」といわれない政策の早急な施行を心がけないと、与野党ともに近づく次の選挙は、まことにほろ苦さに悩む結果になるのではないか。なんのための内閣改造だったのか。
国民の多くは首を傾げざるを得ない。税金の無駄遣いに終わったのではないか。今の季節、寒い話はご遠慮願いたい。
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【16615】Re:西洋哲学史:プロ倫(公民的分野)   タミゾール 2012-2-2 8:21
 ▼かっくるなかしまさん:おはようございます

こちらも雪です。今日は外での仕事もないので助かっていますが寒いです。雪国の人々の生活が慮られます。
昨日は、近所のおばあちゃんのお通夜に行きまして、班長なので組長さんに来賓席に座らされて居心地が悪かったですが、数えで百歳ということで、立派なお通夜でした。息子さんは障害を抱えつつも車いすで喪主をつとめられてました。

高齢者の多い会葬者たちも列を作り焼香する姿が、あちらの世界への列のように見えました。
ほとんどなきそうでしたが、それは和尚さんが小学校の恩師の一人で40年ぶりにあってありがたい法話をしてくれたからです。黄金の小学生時代の新設校の楽しい学校生活を支えた地域の象徴的な古刹の住職さんは、地域社会の精神的な支柱でもあったのですね。

森嶋さんは、下部構造を経済よりも人間だって言ってましたね。
人口構造だけでなく、各世代の人口の質(教育、育った社会環境、などなど)が経済構造さえをも規定するということですね。
一歩間違えると、唯物論ならぬ唯心論になってしまう危険性もありますし、雑バクな議論になってしまうかもしれませんが。

ブーメラン効果については、ウォーラーの指摘した、教師の職性について良く言われることで、言動が全部回り回って自分に還ってくるということですね。
手元に『再帰的近代化』なんて本があって、帯には「近代化が進めば進むほど、みずからの存在の社会的諸条件に省察をくわえ、こうした省察によってその条件を変える能力を獲得していく」とあります。読まないと宝の持ち腐れですね。

思えば、相対的にひどくない日本の評価が高まって(震災にかかわらず)、円高が進行し、沈みつつあるってのは皮肉ですよね。
ヨーロッパ並みに福祉が進んでいるのでもなく、労働環境も良いわけでないことが幸いしているのか、ある意味でそれらを犠牲にしてなんとかかんとか立っている風景といってよいのだろうか。

橋下さんについては、国政に逃げるのでなく、じっくりめんどうで地味な地方自治をやってほしいっておもうのですが、サッチャリズムだよなあ、って単純化してしまう。福祉国家でサッチャーが出現したのと違い、半福祉社会の日本でそれが進行すれば怖いなあって思います。

思えば、小学校の頃まだ外を駆け回っていた郊外が、まったく子どもたちがかけ回る場所も無くなってきた。彼ら自身は不幸と思わないかもしれいが、そんな人たちが社会の中核になっていくと、さまざまな影響があるだろう。

ソニーの新社長は同年(タメ)ですね。エライ差をつけられた。
同世代に期待もする。ただ、彼がゲームで儲けたっていうから、いくら儲けたからって、子どもたちの感性にとってあまり良くなかった面もあろう。企業家としてはすぐれてますが、教育・文化の影響からはどうなんだろう。

タマゴッチを開発した女性はあまり出世してなかったような気もしたが、子どもは学校に持ってきて苦労しましたたよ。
彼女はそんなことに責任もないのですが、民間の論理を追求すればそうなる。
ANAがストをするというニュースを数日前に聞いた。どうなったかは別に、「新人パイロット研修」が焦点だって言ってました。
それが、ほんとなら、安全性を担保するためのストで、公益性にかなっている。

お役所の仕事にも上記のようなことって結構あるんじゃあないかなあ。
橋下さんたちも、丁寧にみてほしい。いい加減なお役人やいばってる人が多かったのは事実なんでしょうが。
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【16616】Re:西洋哲学史:個がばらばら    H.KAWAI 2012-2-2 11:55
 ▼タミゾールさん:お早うございます。
>
http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1479&sty=2&num=69
>
〇「個がばらばら」ってことには生活環境の変化と、集団的に行動しないという意味での個人主義の浸透の双方が係わっていると思うのですが、また、同時にこれらが互いに原因となり、また結果ともなっていると思うのですね。そして、この個人主義の浸透は、敗戦による国家主義の後退の結果、必然的に生じたものであって、教育関係者にだけでなく、広く一般に及んでいると思うのですよ。

〇ただ、教育関係者は戦後の民主化によって、国家主義的教育の担い手から、民主教育の担い手へと180度の思想転換を強いられた結果、他の人々よりも一層強く国家への不信感を抱き、個人主義への傾斜を強めたのかも知れません。ですから、戦後の個人主義の一般への浸透を全て教員又は日教組の「責任」であると感じる人が少なくないのかも知れませんね。

〇ところで、ここで強調したいのは、戦後の民主教育の「いい加減さ」って事なんですよ。つまり、民主主義の基礎は「万人平等」であるべきところ、「多数決」であると誤解している人が多いこと、また、「個人主義」と「利己主義」を同じであると誤解している人が多いこと、これなんですね。

〇本当の意味での「個人主義」とは、権威や他人の意見に惑わされず、何が正しい答えであるかを自ら考え、判断し、そうして、各自が出した答を総合したものが各自が従うべき共通項とする主義と言えます。しかし、現状の我が国の「民主主義」は「利己主義」を基礎にした「多数決」に過ぎず、これは、「反目」、「対立」、「分裂」を招来する浅薄な思想であると言えます。

〇ですから、「若者たちの自己確立は、他人からの自分への人気や、自己の経済的成功に頼ることになる。」は、「自ら考え、自ら判断する」のではなく、「みんなが言っていることが正しい」と考える人間を作ってきた教育の結果とも言える訳ですが、これは教育関係者だけの責任と言うより、日本社会一般の風潮なんですね。

〇なお、「絆」という言葉は「親子の絆」、「夫婦の絆」といった使い方が普通で、震災以来テレビが一般社会に向けて「絆」をアピールしているのには共感できませんね。今の日本の社会は、一部の人間を叩いたり、一部の人々に同情を集めることで、「一般社会」に共感を呼び起こし、人々を自由に操作できる状況を作り出している訳ですが、それがどういう結果をもたらすのか、どうもその結果は芳しくないように思えるのですがね。
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