roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(230-1)

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北極星 08/03 05:51
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(230) ::: 08/8/3

★昨日新規登録の幸子さん:お書きのアドレスを確認してください。
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【2774】Re: 社会における元々の老人の役割        JIJI
【2700】世襲議員に官僚を制御できるか         pierre
【2706】官僚(公務員)バッシングも、いい加減にしたら  昭和 人
【2743】オフライン支部便り: 須藤正剛 さま     笹井明子
【2772】Re: おおいに肯定してしまう          かっくるなかしま
【2771】Re: 国民年金未納者の後始末?!        JIJI
【2775】Re: 雑談・余談のスレッド           メルメル
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【2774】Re: 社会における元々の老人の役割   JIJI  2008-8-1 16:27:42

8月15日・・・太平洋戦争の終結 終戦記念日です。
還暦を迎えた、お爺さんやお婆さん方ですら、既に当時の戦争を体験していない、言わば<戦争を知らない子供たち>・・・そう考えると、あと10年もすれば風化してしまいそうな危惧を感じます。

日本は世界の中で唯一、原爆を二回も落とされて殺戮を受けた国なのです。
もっと、日本国の主張や姿勢を、世界、特に中国や韓国に示すべきと感じます。
JIJIたち戦前の経験を持つ老人たちが、<声>を残すべきです。
70−80の爺・婆が今の親たちに伝え足りなかった付けが来ている様に思うのですが。。。?
最近のもろもろの事件の<底>に倫理の崩壊を感じます。。。
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【2700】世襲議員に官僚を制御できるか   pierre 2008-7-27 15:45

中川秀直「官僚国家の崩壊」2008.05.講談社を読んで
自民党元幹事長・中川秀直氏の著作である。中川氏は、「お互いの身内共同体を尊重し、自分たちの身分の安定を最優先して動く集団、このエリート集団こそ、抵抗勢力の『本尊』である」(p.23)
と言い、そのエリート集団を「ステルス複合体」と呼ぶのである。そして、

「かって反東条英機の勢力を弾圧した憲兵のような圧力が、私に向かってくるかもしれない。それでも、私は闘う」(p.279)
と宣言する。その意図は大いに買う。しかしその決意を本当に信頼できるか、疑問を禁じ得ない。なぜなら、中川氏の論旨では、その「闘う」主体であるはずの政治の側の実態にほとんどメスが入っていないからである。
中川氏は政治家自身に触れているのはただ一言だ。すなわち、日本のエリートに変革を求め、国民にもこれまでの成功モデルからの脱皮を求める前提として、

「政治家自身が自己犠牲の姿を見せなければならない」(p.27)と言うのみである。
最近、ある本を読んでいたら次のような下りがあった。

「いまの政治家はみな、徳川時代末期の幕臣と同じだ。身分制度が固まっており、有能な人が出てこられない……」。
(朝日新聞『ロストジェネレーション』2007.07.朝日新聞社 p.200)

与野党の主要な政治家の大半が二世、三世議員で占められ、世襲が横行している今の日本の政界を表現して極めて言い得て妙である。かくいう中川氏も、義父の養子になり地盤を継いで議員になった、まさに二世議員である。
これではまさに「ブルータス、お前もか」と同じような心境にならざるを得ない。

一方、「ステルス複合体」の方はどうか。公務員試験さえ合格すれば誰でもなれる職業であり、例え東大法学部の学生にとって官僚が魅力のないものに映り始めているとは言っても、政界よりはるかに広く大きなプールから人材がリクルートされている。

しかも彼らには豊富な情報、政策立案のノウハウがあり、中川氏が「官喝」(p.56)というような検察・警察・徴税などの権力を握っている。よほど政治の方を改革しない限り、到底太刀打ちできないのではないか。

日本の政治家は、政界に傑出した人材が集まるような仕掛けを本当に考えているのか。世襲議員の横行は、二世・三世には容易に政界に出られるのに対して、そうではないものにとっては極めて狭い門を意味する。これでは人材が十分政界に集まらない。イギリスには                                                                          
「英国に日本流の『二世議員』は1人もいない 。……英国は血筋や知名度とかかわりなく、熾烈な事前選考過程を経たプロフェッショナルしか政治家になれない国と言っていい。日本の世襲政治家、即席タレント政治家の跋扈はまさに世界の奇観」(「『世襲政治家』産まぬ英選挙事情」『選択』2005.12.)

と言う。この日本の悪弊を絶たない限り、文字通り政治主導で官僚を政治家が制御することはできない。
中川氏のこの著作を読んだ田中秀征氏は
「その必死の決意には鬼気迫るものを感じた。そして、彼の今後の行動に大きな期待を抱いた」
(http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/shusei/080605_81st/)

と書いているが、私には到底そのような受け止め方はできない。中川氏に本当に決意があるのであれば
「国会議員でいえば、世襲による地盤引き継ぎは禁止とする。ひとつの地盤は長くて6年。
それを超えると、党による転勤制度に従い他の選挙区に移る」(住田裕子「選挙地盤の世襲禁止を」『日本経済新聞』2007.11.26.朝刊)

くらいのことを考えて、本当に力のある政治家を世に送り出す仕掛けを考えて貰いたいのである。こういう仕掛けを通じても登場してくる二世・三世であれば、これは世襲ではないだろう。本当に力があればそれに挑戦して貰いたい。
いずれにしろ、「ステルス複合体」の跳梁跋扈を許してきたのは、戦後はもとより、戦前においても政治家なのである。
それを真に自覚して、まず自らの改革に取り組む覚悟がどれほどあるのか、その覚悟の程を知りたいものである。
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【2706】官僚(公務員)バッシングも、いい加減にしたら   昭和 人 2008-7-27 21:26

最近政治家の官僚への批判が極端に多くなった。
自民党も民主党も有力政治家が相次いで官僚批判を似たようにまるで決まったように、流行している。

日本の官僚は、明治以来、国の発展成長に大きな働きをしてきたのではなかったのか。
国の行政の立案と運用の仕事は官僚(公務員)の役割であり、日本の官僚の過去の国と国民への貢献とその実績は大きく評価してもよいのではないでしょうか。

私が生きてきた過去の時代には、民間よりも安い給料で遊びと娯楽の少ない慎ましく、国家、国民、社会のためにと働いてきた集団である。政治家は国会で法律を作り、官僚は法律を護りながら行政の仕事をするのは当たり前の役割分担でありそれぞれ同格であると思う。

政治家優先、政治家は官僚を使い、官僚は政治家に従うというのは間違いではないか。
よき官僚(公務員)が沢山いること、その人たちのお世話になっている人が多いのではないでしょうか。
また、その官僚によって世の中、社会は成り立ってきたのではないでしょうか?

公務員制度の改革が叫ばれているが、もう少し、実務的な改善、国会、政治との関係を、よく検討し議論をして欲しいものだ。最近の政治家の官僚への罵りに近い批判、また、それを書き立てるジャーナリスト、とマスメデイアに忠告したい。
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【2743】オフライン支部便り: 須藤正剛 さま (7月18日) 笹井明子 2008-7-30 9:59:35
「行政の腐敗を許さない」

改革とか新しい組織とか聞くと、過去と決別した何か別なものが誕生するという期待感が膨らむ。
しかし腐った中身をそのままに、パッケージだけ取り替えてラッピングしたような改革が出てきた。
厚労省に提出された日本年金機構の諮問答申だ。

2年後に運用されるらしいが、驚いたのが約2万人の社会保険庁職員の9割が採用されて新組織に移行し、数々の不祥事を行った懲戒処分の対象者も1年間の有効雇用制度が設けられて、正規職員への登用もあるという。
舛添要一厚労大臣の発言も二転三転してその趣旨説明に曖昧さがあると思っていたら、7月8日の自民党厚労関係部会でも、その甘さに強い批判が出た。民主党も「年金記録問題への対応を考慮しておらず、問題外」の意見。(北海道新聞7月12日)

政策の目線が国民を見ずに、社保庁内部の組織防衛にしっかりと向けられている。もう一度白紙に戻して制度設計をやり直すべきである。巨額の経費を投入している過去の不祥事の原因究明や、その結果の処理はまだ終わっていない。再び役人の犯罪の温床になる可能性が臭う答申には反対である。

本年3月、日本では無罪が確定している20年前の米国ロスアンゼルス銃撃事件の三浦和義容疑者が、ロス市警の逮捕状で旅先のサイパン島で身柄を拘束されたという。
米合衆国憲法やカリフォルニア州憲法にも定められている『一事不再理原則』は適用されなかった。簡単な話が犯罪者の外国への逃げ得は許さないし、当然時効などもない法律の改正が2004年9月に州議会で可決されていたと報道されていた。

我が国では殺人などの捜査の時効は15年とされるのが一般的だが、この時効が適用外になると、例えば各省庁に勤務した管理職が賄賂、詐欺横領、公文書偽造、その他怠慢や不適切な行為があった場合に、定年退職や天下りで身分が変わったとしても、そのポストに在籍したことが証明されたら、厳しく責任の追及を受けることにはならないのかを考えた。カリフォルニア州憲法に興味を持った。

「その当時のことは忘れました。」「証拠も有りませんので。」「そんなことも有ったかもしれませんが、今になって言われても。」騙される方が馬鹿なんだよ、が胸をはって歩いている。

北海道開発局天下り談合汚職は捜査中だが、再発防止策はまったく機能せず、組織自体の廃止も取り沙汰されている。
大分県の教育委員会の金品贈収賄汚職は永年の慣習になっていた。
国土交通省の出先機関が発注した、不必要な公用車運転業務の談合疑惑では、55人の天下りが癒着し53億円の入札を裏で操作受注。

権力は腐敗する。単純に見つからなければ何をしてもよい、そんな思いあがりが行政に蔓延している。
綱紀粛正や再発防止の空念仏はその場逃れの言葉遊びになっていないか。

10:老人党メルマガ(234-2)
北極星 08/31 05:53
【読者返信】若い人よ騙されるな 山本 春彦 08/8/18 0:58

色々な痛ましい戦争で悲惨な運命をたどった人たちをテレビで見て、なんと悲しい昭和だったのかと思っている。

まず靖国神社、そして韓国人B級戦犯のことたち。
最初に憤りを戦後早い時期からおかしいおかしいと思っていることがある。
台湾の高尾で勤めていた会社をやめ、専門学校などに勉強したいととびだしてきた。丁度秋の学校のオープンに間に合うよう船にのった学生が多かった。

東京にきてまもなく勤め先で先輩岡村くんから、兵隊にとられ、満州に行くとの事。我孫子の愛に来てくれとの手紙。早速いってみるとすらりとした彼はなかなかの姿ででてきた。毛等が下駄を履いた見たいとわらっていた。横の草むらでは男女の抱き合っているが見ないでいると、小さな玩具のような戦車砲らしいものが通って行った。ノモンハンに行くのかなとおもった。

丁度そのあと靖国大祭がおこなわれ、いってみると海軍の片翼失った樫村機がかざってあり、そのたミグ戦闘機やロシアの戦利品戦車もおかれていた。

一般にはノモンハン大勝利が宣伝されていた。次の年、中学の名簿がきたが、見たら岡村君は戦死になっていた。
もう日本軍の勝利だ。先頭は終わったといわれていたのになぜ戦死だがそのころから疑問になっていた。
その詳細がわかったのは(わかったとはいえないめちゃくちゃなせんそうだったし、記録もあいまいだが)まず考えるのは靖国大祭は何だったのだろうかとの疑問。

どうももっと正直いえばもう彼はしんでいたらしいし、正式には天皇の終結命令があった後だったようだ。なんだ靖国はわれわれをだまし、軍国にわれわれをおいこんだではないかと。

また先日のTVでは日本が阿片で戦費をまかなっていたとの事。
戦費をまかなうのは普通だととてもいけないはずでおかしいと思っていたが。
そのTVに私は開戦に近いころに、アヘン戦争の映画があったのを思い出した。
あれで英国などに激しい怒りをわれわれはもったかとだ。何だ自分だ阿片を中国の人たちにお売っていながらと。
怒りを覚える。東條がえらい指導をおこなっているかげでその件も知っていたなど。

まったくとんでもない戦争にかりたて、多くの学徒や少年を戦争にかりたて、そして多くの特攻機。そして原子爆弾。
それは原子爆弾で多くの一般人が多いところで殺すなんて。
でもその先になんで昭和時代のわれわれをだましてまで悲惨な戦いに追い込んだのはと考える。

だまされたと覚えるが、だまされるほうも悪いのかもしれない。
開戦で大万歳だったが、だんだんおかしくなっていく。
大体からして大勝利まではなくても、ある程度の終結を考えてはじめるべきだっただろうに。

戦後まもなくアメリカにいくことがあったが、飛行機上でロスをみたとき、あのぐらいの土地の升目がこんな土地のサイズとおもったが地上におりてみたらびっくりするほどのおおきな升目。
こんなロスだけでおどろいて、まあまあなんて無謀な戦争を始めたのかと驚き。

若い人たちには外国をミロ、そして政府の口車にのせられるなといいたい。
最近は景気が悪いというが、それにしてもへんな雇用問題、これは政府のごまかし、経営者のごまかしあるのでないですか。
変な通り魔殺人など原因がそこらにあるのでないだろうか。わかいひとよ。だまされるな。
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【3013】Re: 日雇い派遣は選択の結果か  peace 2008-8-25 22:48
 ▼イワオさん:こんにちは

>しかし、労働者と「未組織労働者」の本質的な違いはありません。
>飼い犬と野良犬の違いくらいはありますが犬には間違い有りません。
>飼い犬はまず明日の糧が無いことはまずありません。だからといって野良犬とどこが違うかというと、糧が安定して供給されるか、そうでないかの違いくらいです。生活・思想への決定権はありません。

違うと思います、まず前提にあるのがワーキングプアとは何かですが、第一にに所得だと思いますよ。そして安定性。
きちんとした定義は無いようですが、フルタイムで働いてもぎりぎりの生活さえ出来ない状態や生活保護以下の生活水準しか送れない所得層を言い表していると思います。よろしければWikipedeiaをご覧下さい。
独身だったら具体的には、年収200万円以下かと思いますが。
「若者を見殺しにする国」の著者 赤木 智弘 をご覧いただければご理解頂けると思います。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902465124?ie=UTF8&linkCode=as2&tag=blogsofdankog-22

正社員で年収300万円の人間はまだ結婚できる余地はありますが。はっきり言って派遣社員でその日暮らしのような生活の年収150万円のワーキングプアは結婚できる余地はほんど無いでしょう。年収150万円の正社員って聞いたこと無いですしね、

>>>民間企業では正社員といっても、少ない人員しか与えられず・・・・云々・・・ なおかつ低賃金。

>>と言うのはおそらく殆どが労働組合のない中小企業のお話で大企
>>業または公務員で労組のある職場ではほとんど無いと思われます。

>確かに公務員には当てはまりません。
>ですが、昔から不動産や株を所持しているような財閥系の大企業(ほんの少数です。)以外の大企業は甘くはないですよ。
>過労死は大企業でも数多く発生してます。
>IT系や外食産業、アパレル関係、特にマクドナルドの店長への未払い給料裁判は有名でしょ。

ですので、私が「なおかつ低賃金。 」と付け足したのは、ワーキングプアの定義というモノがあるとすれば大前提に低賃金があるのです、いくら労働条件がきつくとも年収1000万円のサラリーマンと一緒くたにしない方がいいと思います。

なぜか、pierreさんは労働条件の事をお話をしてワーキングプアのお話と混同していますが、問題の前提が異なります。
労働条件のきつい職場なんかは今に始まったことではなく昔からいくらでもありましたし、私なんかも昔はマジで月350時間くらい働いてましたよ。
マクドナルドの店長の年収がいくらかは知らないけれど、200万円以下って事はないと思います。それにマクドナルドの組合が出来たのも最近ではないですか?

>公社なのか民間なのかさっぱり解らない、日本郵便、友人が派遣で出入りしてますが、かなりすごいそうです。特に外回りの人たちのノルマがすごくて、売った投資信託の元本割れが多く苦情の嵐。
>どこが「労組のある職場ではほとんど無いと思われます」ですか。

だから日本郵便は派遣ばかりなんですよ、その意味が分かるでしょ。私の知人も派遣社員から正社員になったやつがいますが並大抵の事ではないらしいですよ。派遣はかなりの低賃金だしね。そいつは事業失敗して嫁さんも子供もいるんでお先真っ暗で周りがずいぶん心配してましたけどね。心中でもするんじゃないかって。

でも正社員になって皆安心してますよ。それだけ「正社員」の安定性と言うのは労働者に取って魅力的なんですよ。
ただ、文章をよく読んで頂ければおわかりいただけますが、「正社員」で労働条件が厳しくなおかつワーキングプアのカテゴリーに近い年収の職場は「労組のある職場ではほとんど無いと思われます」違いますか?

>労組のある職場ではほとんど無いとあなたが「思いたいです。」ではないですか。

>>少なくとも労働組合員はワーキングプアの予備軍ではありません。
>
>これは言えると思います。 「ワーキングプアの予備軍」になる前に、
>(1)恐怖で精神に異常をきたす。
>(2)異常をきたさないため、思考回路を遮断する。
>(3)実際にワーキングプアに落ちたら即死、だから実質的に「予備軍」には成り得ない。「鬼籍」になりますが。
>
>この点、ワーキングプアは何回も落下ダメージを受け続け、結果生き残った人たちだけが生きてます。生きているのは本当に偶然。
>
>彼らを落とす階はその都度経済状態によって企業を中心とする国家が動く内何となく決まります。

ですので、言っているように、少なくとも労働組合員はワーキングプアの予備軍ではありません。 中小企業の労働者はワーキングプアにおちいる可能性はあると思いますが。
それだけ「別の階層」と言うことです。

>>彼のような境遇と年収740万円の関東自動車工業の社員と同じにしてはいけません。境目がはっきりしないから同じだと言うのはあまりにも現実を知らなさすぎます。

>年収740万円ならば、ただ夫婦2人で生きるだけなら、少しは思考できる余裕はあるかも子どもでも出来た日には、生活だけは出来ても考える余裕など無くなります。年収740万でも、犬は犬です。自分で自分の人生を決定できません。

ですので、年収ベースに考えないとワーキングプアの問題を解決する事への糸口は見えないと言っています、年収740万も150万も同じだと思うのは結構ですが、ワーキングプア問題に目を瞑っているだけではないですか。
年収740万円の労働者の正社員の労働条件を改善するのと150万円の派遣社員の労働条件を改善するためには全く別の考え方が必要だと言っています。

>「DOG EAT DOG」という言葉があります。本来は最下層の集団が、最下層の集団を共食いする意味ですが、最近の日本では、飼い犬が野良犬の餌をかすめ取っている意味で使えます。

>>私が言いたいのはワーキングプア層の誕生は企業の勝手ではなく、企業、労組双方が望んでそうなったことを自覚することが大切だと言っています。

>決定権・資産の所有権のない「労組」と両方を持っている企業を同列に見ては行けません。
>企業だけが望んでも、企業、労組双方が望んでも同じ結果です。「労組」の決定など企業から見たら何の意味も持たない。

それはちがいますよ、それでは労働組合は無意味だと言うことでは無いですか。
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11:老人党メルマガ(235-1)
北極星 09/07 06:30
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(235) ::: 08/9/7
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【3072】最早、解散総選挙あるのみだ!   pierre
【3059】福田総理 無責任辞任       もぐら
【3063】選挙は近い、二世議員と自民党には投票は止めよう     ぎんざる
【3067】Re: 選挙は近い、二世議員と自民党には投票は止めよう   JIJI
【3087】Re: 麻生で対決だ   あくまの査問官
【3073】Re: 麻生太郎なら   peace
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【3061】Re: 日雇い派遣は選択の結果か  イワオ
【3089】Re: 日雇い派遣は選択の結果か  pierre
【3100】Re: 日雇い派遣は選択の結果か  peace
【3090】景気をよくするには。   世直し
【3091】Re: 景気をよくするには。 有無
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【3072】最早、解散総選挙あるのみだ!   pierre 2008-9-2 20:28

福田首相が突然辞意を表明した。安倍前首相が辞意を明らかにしたのが昨年の9月12日。それから1年足らずで、またしても首相が突然辞任である。しかも、納得のいく説明がないことまで同じではないか。このままでは日本の政治はますます劣化し、やがてこの国を滅ぼすような事態を招くに違いない。

こういう人物ばかり首相に出す自民党は、最早政権党の資格に欠ける。自民党は今月22日に総裁選挙をやるという。これまで、自民党の総裁選挙は、実質的に首相を選ぶ選挙だった。しかし、最早自民党にそういう役割を委ねるべきではない。だから、解散総選挙で民意に聞くのが当然だ。

したがって次期自民党総裁はただちに選挙管理内閣を組成し、衆議院を解散してもらいたい。解散総選挙というと、必ず「政治空白が云々」という言葉が返ってくる。しかし少々の空白が起きても、民意に沿った首相に政治を委ねて見たいと考えるのは有権者として当然の欲求ではないか。

福田氏は道路特定財源の一般財源化、消費者庁の新設、不況と物価高に対応した総合経済対策、さらには北朝鮮拉致問題の解決などなどをぶち上げた。それぞれに大きな問題で、それを片づけ、あるいは軌道に乗せれば、首相として大きな得点になり、政権の先行きも大きく開けるだろうと思っていた。ところがどれ1つとして具体化しないまま、政権を投げ出した。

福田氏は昨日の会見で
「道路特定財源の一般財源化、消費者庁設置法のとりまとめ、国民会議を通じて社会保障制度の抜本見直し。最終決着はしていないが、方向性は打ち出せた」(『asahi.com』2008.09.02.)
と自画自賛したが、お題目をぶち上げるだけなら誰にもできることで、これで自慢してもそれは笑止千万だ。

福田氏はかなり前から辞意を固め、そしてもっともらしい理由をつけるタイミングを測っていたのではないか。
なぜなら、これらのお題目はどれも一筋縄ではいかない難題ばかりで、日が経つにつれて自らの手に負えないことが分かってきたのであろう。そしてどれも処理できずに惨めな結果になる前に逃げ出したのである。

福田氏は会見の最後に 「しかし、私の先を見通すこの目の中には、決して順調ではない可能性がある。その状況で不測の事態に陥ってはいけない。
『ひとごとのように』とおっしゃったが、私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたと違う。そういうことです」
(前掲『asahi.com』)

と言って会見を打ち切った。この言葉の意味を第三者として冷静に聞けば、この先、自分には上手くやれないから手を引く、と言っているに過ぎないのではないか。
自民党は度々このような人物を首相に送り出した、その責任をしっかり感じ取って貰いたいものである。一部に、「それ総裁選だ!」とはしゃぐ向きも見られるが、そんな資格はもう自民党にはないことを自覚すべきだ。
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【3059】福田総理 無責任辞任   もぐら 2008-9-1 23:27

サプライズのない福田さんでしたが、最後はサプライズで飾りましたね。
それにしても内閣改造したばかりで辞任とは無責任すぎます。あきれたもんです。

支持率低迷により、自公内部から福田さん変わってくれという声が強まった結果みたいですねえ。
福田さん自らの意思というよりは、結局自公による政権たらい回し劇です。
福田さんは政治空白を作ることは国民に迷惑がかかると言っていましたが、これは国民の方を見ているんじゃなく、自公の方を向いている発言ですね。

福田さんの辞任を一番喜んでるのは太田農相でしょう。
次はローゼン閣下ですか。さすがにもう解散も時間の問題でしょう。
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【3063】選挙は近い、二世議員と自民党には投票は止めよう   ぎんざる 2008-9-2 9:14

またまた、二世議員の勝手な理屈による無責任な福田首相の辞任、内閣改造や経済対策をぶち上げても支持率上がらず、選挙で生き残りたいだけの公明党から冷たくされ、我がままの極みの結果だ。この原点は二世議員の特質に他ならない。

自民党は選挙やれば負けるのが分かっているので、そのダメージを極小にするために、国民を騙し易い、張ったりの効く麻生か女性票狙いの女性の選挙用首相を担ぎ上げるであろう。
従って、自民党に投票しないと共に、二世議員には投票すべきではない。
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【3067】Re: 選挙は近い、二世議員と自民党には投票は止めよう   JIJI 2008-9-2 10:39(編集)

総理不在?! 安部晋三前総理に続いて福田康夫総理が又も政治投げ出し…
今度は、麻生太郎氏が出てくるようだが?? 親子総理…孫子総理??政治の裏側がかいま見える気がする。
大分の教育委員会の不祥事なんて、似たような話??日本の悪しき美徳と習慣が横行している気がして成りません?!
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【3087】Re: 麻生で対決だ   あくまの査問官 2008-9-4 10:32

ギアえもんさんの記事に異議があります。

>さんざん批判しておきながら、実際辞めたら「無責任だ!」とか言う事コロコロ変わってどっちが無責任なんだかwww
(記事3060)

私にはもぐらさんの記事3059は、「就任の経緯も無責任なら、総理としての言動も無責任であり、辞め方まで無責任だった」
という様に読めます。また、「内閣改造するまえに辞職するべきだった」とも読み取れます。

ギアえもんさんはもぐらさんの意見を無責任だと言われますが、まずもぐらさんの真意を確認するべきだと思います。
少なくともギアえもんさんが責任のある記事を投稿したいのなら、表現を考えられるべでしょう。

>自民は民主のような代表戦出馬を潰す小沢独裁ナチス政党ではないので、 (記事3074)

失礼ですが、説明もなく「独裁ナチス政党」などと呼ぶのは問題だと思います。
議論の余地を与えず、一方的に断定し、あざとい表現を使う。これこそナチス的手法ではないでしょうか?
また、独裁が悪いと言われていますが、小泉政権時代での刺客騒動を見るに自民党には問題がないのでしょうか?
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【3073】Re: 麻生太郎なら   peace 2008-9-2 22:42
 こんばんは

麻生氏の経済ブレーンはリチャード・クー氏らしいので。ケインジアンだと思うのですが。
ひょっとすると、経済を立て直すかも知れない。
二人ともオタクだし。私個人としては嫌いじゃ無いです。小泉・竹中の100倍はましだと思います。

ただ、政権交代はしてほしいのですが。悩ましいですね。
政権交代前に一度やってみてほしいです。
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【3081】Re: 麻生太郎なら    Gokai 2008-9-3 17:18
 ▼peaceさん:こんにちは

>麻生氏の経済ブレーンはリチャード・クー氏らしいので。ケインジアンだと思うのですが。

「デフレとバランスシート不況の経済学」リチャード・クー氏著
http://www.utobrain.co.jp/review/2004/020201/

↑これは1992年以降の不況の認識として、正しい見解だと思います。
なので麻生氏の経済ブレーンの第一であって、経済政策の第一責任の地位を与えるなら、経済は回復し、税収は上がり、増税や福祉切捨てなどしなくとも、政府の基礎的財政収支もまず間違いなく好転します。
但し、その後原油高の影響で貿易収支悪化あるいは経常収支の急激な赤字が顕在化する可能性もあり、そのときの舵取りは

1)企業優遇? OR 2)医療福祉優遇?

・・ですが、そのとき、2)医療福祉優遇?を選択できるかどうかです。

>ただ、政権交代はしてほしいのですが。悩ましいですね。

たしかにそうで、政権交代は遠のく可能性大です。
ただし、政策効果が現れるにはタイムラグが少なくとも半年はあるので、その間に、総選挙が行われれば、政権交代です。
がしかし、リチャード・クー氏についてはその後も引き続き民主党が重用して欲しい。

PS,
1)赤字国債を幾ら発行しても、税体系が正しくそして好況になれば政府財政収支は健全化します。
2)国の借金というのは政府の財政収支で図るものではなく、対外債権債務で図るのが正しい論理です。
3)誰が騙したのかは知りりませんが、

お金を好きなだけ発行することが出来る権利を持つ政府の借金と、それをすれば犯罪となる一般の借金とを、
同一視しているのが今の日本国民なので皆さんにはもっと勉強して欲しいものです。
日本国の主権者である、日本国民が正しい見解であれば、おのずと政策は正しいものとなるのが民主主義であるのですから。

12:老人党メルマガ(235-2)
北極星 09/07 06:31
【3061】Re: 日雇い派遣は選択の結果か   イワオ 2008-9-2 2:21
 ▼peaceさん:

>私は組合のあるような会社に勤めた事もないですし内部事情はよくわかりませんが。

大手企業の組合の部屋はのどかで良いですよ。そこにいる人たちも牧歌的だし。

>組合に企業を立て直すだけの資力と人材がいないのと同時に経営者だけでは企業を立て直す力はないのではないですか?
>そういう意味でお互い持ちつ持たれつの対等の関係だと思っていましたが 違うのですか?

はい、違います。
例外的にはかっての日産自動車のように組合が会社の経営にまで口を挟んだ例もありますが、対等ではありません。
組合無くとも企業は存続しますが、企業家無くしては会社は存在し得ません。

>3%とは過小評価し過ぎでしょう。
>実際労働組合のない中小企業の賃金や労働条件は組合ありの組織に比べれば劣悪だと思いますし。

かって好調であったか、好調が長く続いている企業には組合を作りやすい。おこぼれが沢山有るから。
組合があるか無いかは一種のバロメーターとして労働条件の判断基準に出来ますが、組合があるから企業は業績好調になり、労働条件が改善される訳ではありません。
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【3089】Re: 日雇い派遣は選択の結果か   pierre 2008-9-4 12:10
 ▼Peaceさん:

最近の、とくに若い人たちの労働環境の様変わりを大変憂えています。問題は正規・非正規雇用を越えて、メガバンクのような大企業にも広がっているようです(小林美希『ルポ “正社員”の若者たち』2008.06.,岩波書店、参照)。つまり、前に私が指摘した「『労働者』から『ワーキングプア』への垣根はかなり低い(逆は真ならず)、直ぐ乗り越えられる」

という状況が、かなりの範囲に広がっているのではないでしょうか。
これはワーキングプアを増やし、格差を広げ、いずれは多数の無年金高齢者を増やして社会不安を一層高めることは言うまでもありません。そしてそれだけではなく技能の熟練のチャンスを奪い、赤木智弘氏が『若者を見殺しにする国』で指摘される通り、「日本の国際競争力に大きな影を落とすことは、まちがいなさそう」(同書、p.74)です。

先日、新聞に次のような論説がありました。「日本の極端な正規雇用事情主義の雇用法制こそが、……非正規雇用を拡大させてきたのである」。(福井秀夫「安易な介入強化許すな」『日本経済新聞』2008.08.26.朝刊)
この主張の根拠には、私が前に採りあげた八代尚宏氏のご意見と同じで、2007年の厚労省調査によると日雇い派遣労働者で「現状のままでよい」とする人が45.7%、「正社員になりたい」の29.6%を大きく上回ってることが上げられています。

しかし、「正社員になりたい」と答えた人の比率はその性別、年代層で大きく違うことをまったく無視しています。
例えば25~34歳の男性では、半分以上の人が「正社員」を希望しているではありませんか。
つまり、彼らの多くは日雇い派遣は決して選択の結果ではないのです。

この福井氏のご意見にはまた、正社員の安定した雇用関係にもメスを入れ、その安定性を減殺しようとする意図が見えます。
そして現実には正社員、しかも労働組合のある企業での正社員でさえも長時間労働、過重なノルマ、不公正な待遇などから転職が急増していると言います。

つまり、「労働者」と「ワーキングプア」が別の階層かどうかを議論をしている間に、現実はその垣根をより低くする方向に間違いなく動いているのです。

労働組合の中には、非正規雇用の人たちを組合に入れるのに積極的なところも出てきたようです。卑近なケースですが、防災用のヘルメットは正社員にしか支給されないとか、社員食堂の食事の価格が非正社員は高いというような、およそ理不尽な差別も横行しているといいます。これは同一労働同一賃金以前の問題です。
こんなことを黙認する労働組合では困るのですが、この世界でも少しずつ状況は変化しているのではないでしょうか。
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【3100】Re: 日雇い派遣は選択の結果か   peace 2008-9-7 1:10
 ▼pierreさん:こんばんは

私はワーキングプアとは正社員、非正社員にかかわらずフルタイムで働いても生活の困難な収入しか得られない層、具体的には独身で年収200万円以下くらいの意識があります。
なので、逆に言うと独身で非正社員でも300万円の年収であるならばこのカテゴリーに含まれないと思われます。
また、正社員でも多くの扶養家族を抱え年収300万円ならばカテゴリーに含まれると思われます。

フルタイムという労働時間を除けば労働時間や内容はこの際問題の本質では無いと思います。
もう一度言いますと、ワーキングプアのカテゴリーに含まれるのは圧倒的に非正社員が多く、なおかつ非正社員の中でも一部の方々における階層であると言うことが出来ます。非正社員でもちゃんと生活していける収入を得ている方々も多くいます。

ワーキングプアとは低収入が根本原因であり、生活が立ちゆかないほどの低収入によって階層が固定化されることの懸念があることがこの問題ではないでしょうか。
貴兄は労働時間や条件を引き合いに出しワーキングプアとの垣根の問題を語られていますが。
根本的な問題である収入に対する認識が抜け落ちているような気がします。

メガバンクの正規社員がワーキングプアとの垣根が低いのですか?三井住友銀行の平均年収が758万円、三菱東京UFJ銀行が742万円、みずほ銀行が710万円だそうなのでやっぱり私には垣根が低いとは思えませんがいかがでしょうか。
メガバンクの正規社員はワーキングプアに比べれば明らかに別の階層だとおもわれます。

貴兄にとってワーキングプアの条件は何でしょうか労働条件でしょうか?
もし、労働条件ならば組合を通じるなり訴訟するなりして条件を整える方法もあるでしょうが、ワーキングプアの問題はそのような方法では解決できませんよね。この違いがおわかりになりますか?

労働条件の問題は殆どが極端な話、労使で解決可能な問題だと思われますが、ワーキングプアの問題は社会問題として認識しないと解決出来ないということです。
私の認識では労使関係が作り出したモノが労使では解決不可能な社会問題に発展していると言うことです。
申し訳ありませんが、根本的な問題認識の差が私と貴兄にはあると思われます。

無年金高齢者の問題解決は簡単ですよ。国民皆年金にすれば良いだけですよ。全然社会不安の問題でも何でもない。
年金の問題も国際競争力の問題も全然関係ない。それがそんなに気になりますか?

はっきり言ってワーキングプアとは全然関係ない、貴方という主観が社会不安や国際競争力を気にする階層であるだけの事ですよ。分かりますか。ワーキングプア階層と言う主観にとって何が大切か考えるのが弱者の為の老人党ではないのかですか。
もし、国際競争力を保とうと思えば移民政策を推進した方が有益だし、貯めた年金を失うのが惜しければそのままワーキングプア階層を黙認した方が良いとお思いますね。

根本的に、ワーキングプアというフルタイムで働いても生活が成り立たないほどの人間の根本的な尊厳をも無視された階層があると言う問題を考えることが大切であると申し上げます。
以下、非正規雇用=ワーキングプアと考えない方がいいと思います。議論がごちゃ混ぜになっているようです。
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【3090】景気をよくするには。   世直し 2008-9-4 15:59

株式市場は最悪となっている。どんどん体力を失い、新安値株が増え、市場から個人が次々に撤退。保有している人の資金が毎日目減りして、投信買った人はみるも無残に大損し、不動産株は株価が10分の1以下になっても誰も買わない、
そんな株が多数出ている。それでいて、少しも危機感がなかった福田首相は突然辞任を発表。
イヤになったら投げ出す、ということでは安倍さんと同じ。

次期総裁には、麻生、小池、石原といろいろ候補はいるが、国民は小沢でも与謝野でも、ガッツ石松でも、実際には総理が誰でも、大切なのは今の経済の混迷を日本の危機として、対策や今後に対してしっかり手が打てる人が望まれるところ。

特に日本の場合、株が上がり、不動産が調子良くなり、銀行に利益があがるようにならないと、景気そのものが良くならない傾向があり、消費は株が上がるとしっかり拡大していく。目先の2兆、3兆を気にするより、株価が上げて100兆円も200兆円も時価総額をあげた方が効果があること、早期になんとか対策を打って欲しいものだ。
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【3091】Re: 景気をよくするには。  有無 2008-9-4 17:00

今の景気を良くするには、経済とか、カネとか、株とか、を考えてどうのこうのじゃぁ駄目でしょう。
メンタル面を考えなきゃぁ。未だに日本は、チャップリンのモダンタイムスで出て来た生産管理システムを主として、回っている、欧米ではもうこれは主としていない。

変えなきゃぁ、なんか、江戸時代はフリータが主で、大工でもフリータ?でも、10段階位に分かれていて、ピンからキリまであってちゃんと管理されていた。腕の良い一番上の大工は、もうそれはそれは待遇が良く、下の方は長屋住まい、しかし、給金多く貰いたい人は勉強するのか。

それがあるのか、イギリスの技術者が来て、馬喰町の上下水道施設を見て、ワンダフル、ワンダフルの連続だったそうで、江戸時代の徳川政治は天下太平の世だったのか、麻生さんも、この頃の政治に興味があるそうな、期待したいですなぁ。
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13:老人党メルマガ(236-1)
北極星 09/14 05:40
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(236) ::: 08/9/14
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【3145】Re: 福田総理 無責任辞任       もぐら
【3108】Re: 選挙は近い、二世議員と自民党には投票は止めよう   pierre
【3123】Re: 他の県や市でも不正採用の調査を Gokai
【読者投稿】現状打破が日本再生の方向   坂内
【3104】Re: 日雇い派遣は選択の結果か   pierre
【3109】Re: 日雇い派遣は選択の結果か   peace
【3111】Re: 戦争責任の追及を継続しよう  珠
【3112】Re: 戦争責任の追及を継続しよう  けさらんぱさらん
【3103】映画「12人の怒れる男」と裁判員制度   珠
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【3145】Re: 福田総理 無責任辞任   もぐら 2008-9-12 23:34(編集)

太田農相が汚染米について、「(メタミドホスは)低濃度で、人体への影響はないと自信をもって言える。
だから、あまりじたばた騒いでいない」、「私が言うと、いいかげんに問題を扱っていると言われそうだから、あまり安全だと言わないが、でも安全なんだ」と述べたそうで。

どうもちょっと引っかかる言い方ですねえ。
まあ、そこまで安全だと言うなら、とりあえずカメラの前で食べるパフォーマンスをやってもらいたいもので。
10杯くらいお代わりしてほしい。汚染米がまだ残っているかどうかは知りませんが。
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【3108】Re: 選挙は近い、二世議員と自民党には投票は止めよう pierre 2008-9-8 15:44

いよいよ総選挙が近づいた。二代続けて首相が政権を投げ出すという体たらくを見ていると、崩壊しつつある日本の政治の現状に暗澹たる思いを感じるのは私だけではあるまい。昭和の歴史をひも解くと、戦争に落ち込んでいく過程で見せた当時の政治のあり方に、それは重なって見える。

このような見苦しい状況に陥った原因はいろいろあるだろうが、第1にあげるべきは、この半世紀あまり自民党が政権をほぼ独占していることである。福田氏は「ねじれ国会」のことをいろいろと嘆いたが、こんなことは政権交代が普通に起こる国であれば、よくあることに過ぎない。
現にアメリカでは議会の多数派と大統領は別の派に属しながら、結構上手くやっているではないか。

第2は、世襲議員に壟断された政界のあり方である。堺屋太一「二代目研究 第1回 『平成名物』二世総理」(『月刊現代』2008年8月号)による、自民党衆院議員の43.6%(2005年衆院選による)が二世議員と言うが、「平成に誕生した総理大臣……12人中9人が『広義の二世』である」とあり、さらに

「それ以上に増加著しいのは、閣僚に占める二世議員の比率だ。……21世紀に入ると『約5割』にも達している」
と言うのである。 イギリスでは、世襲議員は珍しいが絶無ではない。
その代わり「まず選挙区が違う」(「『世襲政治家』産まぬ英選挙事情」『選択』2005年12月号)と言う。

世襲議員にも十分有能な人もいるだろうから、二世・三世だからといって一概に否定するべきではないだろう。
このイギリスのケースから考えられることは、世襲議員の中で最も問題なのは、親、兄弟、配偶者などから選挙地盤を引き継いで議員となった場合ということになる。

そこで来るべき衆院選挙に臨んで、次のように提案したい。

(1)日本にも本格的な政権交代を実現するため、自由民主党・公明党の現在の与党には投票しないこと
(2)世襲候補者、とくに選挙地盤を引き継いだ候補者には投票しないこと。

これは 野党候補者の場合も同様に考えるべきである。
また、比例候補に該当議員が含まれることはあり得るが、技術的にそれを除去するのは難しいから、割り切らざるを得ない
前に引用した堺屋太一氏の記事には、世襲が多い職業は政治家の他には仏教寺院の僧侶だと書かれている。
寺院がこういうことになっているのは 「葬儀と不動産所有に傾注する『利巧な生き方』をして来た結果だろう」

と堺屋氏は書いているが、それは真の宗教家であることを放棄した結果でもある。
世襲の政治家も、真の政治家であることを捨て、議員という「家業」を継ぎ、それを発展させようとしているのではないか。
本当にそうであったら、それは“白日夢”どころの騒ぎではない。
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【3123】Re: 他の県や市でも不正採用の調査を  Gokai 2008-9-10 14:34
 ▼peaceさん:こんにちは

>>教員を目指す者がそのようなルートを使うのも一概に悪いとも言い切れないからだ。
>>であるから、本年度採用を取り消された者が気の毒だとおもうのは私だけだろうか?

不正については教頭や校長への昇進にも関わっている可能性が非常に高いようです。
クソ教育委員会のシステムが全国的に広がっていないか?検証する必要があります。
このことは、政教分離が建前に有って、市長や知事はただ印鑑を押すだけの人事が長年行われてきた筈でして、
教師人事については民主主義が反映されていなかったと私は見ています。

それに、採用されやすいようにコネを使うだけでなく、
採用され難くならない様、つまり、ケチをつけられて落とされないようにするためにもコネが必要なほどに、
教師採用が恣意的な可能性もあることを考えて欲しいのです。

教師採用はペーパー試験と面接ですが、それ以前の教師資格試験のための研修においての、教官(?)が教師採用のときの試験官であって、その研修の時、気に入られておれば、面接試験では有利なようですしね。

>やっぱり、懸命に努力し本来ならば試験で合格していた人たちがコネの使い方を知らなかったが為に教員への夢を断たれたのはもっと気の毒に思うので、この際本来ならば合格していた人たちを採用して採用を取り消した人たちは教育委員会に損害賠償を請求していただくのはいかがでしょうか。

>悪いのはクソ・・・・・・・いや、教育委員会ではないでしょうか?
>この辺は公正にしないとモラルハザードになります。やったもん得はやっぱり駄目ですよ。

やったモン得は駄目です、でもそれが何十年も続いてきた。
常識になっていたと思います。モラルハザードなどとっくに消失していた。これ全国的じゃあないですか?
少なくとも私は強く疑っています。

PS1,
地方公務員も同様です。確かでは有りませんが、地方議員が金を貰って何人も公務員の不正採用を斡旋していたと聞いています。また、金を貰っていないのもあるそうです。

PS2,
ワーキングプアについては、労組がもっと本気を出せばもっと違う結果になっていた やはり「おためごかし」程度の動きであったか、あるいは、バブル崩壊→財政危機説・・のマインドコントロールが優れすぎたかです。
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【読者投稿】現状打破が日本再生の方向   坂内  08/9/8 22:41

本日のテレビによると 自民党の総裁候補者の人たちの考え方には政治に対する哲学が感じられませんですね。

政治は少なくとも政策を論じる以前に現在の情勢、日本のあり方に対する基本的なこうあらねばならないと言う見解よりも立候補するに当たっての党内事情の説明が大半のようである。
ワーキングプアー35%の様な経済の現状では購買力が回復するわけがありえません。

貧しい人は子供の教育がままならない。心の貧しい人が量産されてくる現状では国は決してよくなりえません。
所謂学校教育を受けてエリエートといわれる人たち。すなわち役人の思うままの政策に左右されているような現状を打破することがのみが日本の再生する方向であることを考えるならば 官僚政治を一日も早く改革しなければなりません。

何よりも。一番先になすべきことは。教育の均等を子供に与えることでしょう。貧しい人は子供を生んでも教育ができない。
少子高齢化は政治の責任である。原因ではない結果である。貧しい子供に投資するならば国の経済も活性化するであろう。

道路に50兆円も投資するのでなく そのお金を子供に投資するならば。そのお金はほとんど消費に回り経済も活性化して。
犯罪も減るであろうし。豊かな日本ができると思います。政治家も半分に減らせるし。役人の無駄も半分以上に減るであろう。
経済の理論は簡単である。プラスとマイナスで説明できるから。
とにかく小さな政府を目指すことからはじめなければならない。

吉田総理は敗戦の中からいかにして日本を再生するかに尽くしてくれました。
宮沢さんは戦後の日本の対外政策に尽力してくれたことは皆さんのよく知るところであります。
また田中総理は日本の再生のために。日本列島改造論を引っさげて政治にあたった。

これで日本は活性化に役立ってきたようである。
そのほかの政治家と言われる人たちは皆。党利党略に走って日本のためになってきたとは思えません。
小手先の政策にばかり専念して。日本の国を今日のような状態にしてきた罪は反省してもらいたいものである。

繁栄してきた経済は日本の国民の努力の賜物であって政治家の功績ではない。
この辺の自覚は政治家にはあまり無いようである。

14:Re: 老人党メルマガ(236-2)
北極星 09/14 05:42
【3104】Re: 日雇い派遣は選択の結果か   pierre 2008-9-7 15:41
 ▼peaceさん:

ご意見拝読しました。貴方が書いておられる

>私はワーキングプアとは正社員、非正社員にかかわらずフルタイムで働いても生活の困難な収入しか得られない層、具体的には独身で年収200万円以下

とか、あるいは

>ワーキングプアとは低収入が根本原因であり、生活が立ちゆかないほどの低収入によって階層が固定化されることの懸念があることがこの問題

という見方には、私も同意見です。
しかし、貴方は私が

>根本的な問題である収入に対する認識が抜け落ちている

と言われますが、ワーキングプア層の最大の問題がその所得の低さにあることを否定するつもりなどサラサラありません。
そうではなくて、彼らがそういう状況に追い込まれるような労働環境・労働態様が、いわゆる「正社員」と言われる人たちの間にもあらわれており、それが原因で転職が増え、その結果として日雇い雇用などに陥る可能性が増加し、それがワーキングプアを増やす原因になりつつあると言っているのです。

貴方は
>三井住友銀行の平均年収が758万円、三菱東京UFJ銀行が742万円、みずほ銀行が710万円だそうなのでやっぱり私には垣根が低いとは思えませんがいかがでしょうか。

と言われますが、これはメガバンクの職員をトータルの平均値でしか見ていないから出てくる話なのです。先日も採りあげた小林美希『ルポ “正社員”の若者たち』によれば、今年の4月の採用は、貴方が上げられた三井住友が1,822人という大量で、その中でも大幅に増えているのが女性の営業職、一般職であり
「人員確保に大量採用される裏で実は、大量離職という現象が起こっている」(同書p.71~2)
と言うのです。

この大量離職の原因は、厳しいノルマ、長時間労働、セクハラとも言うべきいじめなど、……があり、
「数年経ったら辞めてもらう」(p.79)
が銀行の本音だと言います。こういう離職の先には、結局、非正規雇用、ワーキングプアへの道が待っているのではないでしょうか。だから、「垣根が低い」と言うのです。

貴方はまた
>無年金高齢者の問題解決は簡単ですよ。国民皆年金にすれば良いだけですよ。全然社会不安の問題でも何でもない。
>年金の問題も国際競争力の問題も全然関係ない。 それがそんなに気になりますか? 分かりますか。
>ワーキングプア階層と言う主観にとって何が大切か考えるのが弱者の為の老人党ではないのかですか。

と書いておられます。このところの意味がよく分からないのですが、貴方は、大事なのはワーキングプアという弱者の問題であって、無年金高齢者、社会不安、国際競争力の問題など、考える必要はないと言われるのでしょうか。
そうであれば、この部分はまったく同意しかねます。

私は貴方が言われるように「生活が立ちゆかないほどの低収入によって階層が固定化されること」それ自体の問題は勿論、そういう階層が広がることによって起こる社会不安や国際競争力の問題が、このわれわれの日本社会を蝕んでいくことにも思いを致すべきで、それがまた老人党の役割の1つだと考えています。
無年金高齢者の問題1つをとっても、「国民皆保険にすれば良い」と言って済むような話ではないでしょう。
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【3109】Re: 日雇い派遣は選択の結果か   peace 2008-9-8 23:04
 ▼pierreさん:

貴方はワーキングプアの問題を拡散して無年金高齢者や社会不安、正社員の労働条件の問題、果ては国際競争力の問題まで出していますが。いったいワーキングプアの何が悪いのだとお思いなのですか。
無年金者が増えて年金取得額が減るからワーキングプアがいけないのですか?社会不安が拡大するからですか?国際競争力が衰えるからですか?

はっきり言って国際競争力をつけようと思えばアメリカのようにワーキングプア階層があった方が有利だし。アメリカを見れば分かるように社会不安なんかはたいしたことはないと思いますよ。

はっきり言いますと、「ワーキングプアの問題とはワーキングプア階層以外の階層にとって不都合になる事は大してありません。企業や投資家にとってはかえって好都合だと言うことです。」
貴方はワーキングプア階層が成立することによっていかに他の階層が不利益を被るかを力説しておられるがはっきり言って説得力はありません。貴方の言っている問題はワーキングプアの問題から目を背けているだけです。

私は、ワーキングプアそのものが問題であると言っています。文化的な生活を送ることの出来ない人間がいると言うことです。憲法にある
第二十五条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
○2  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
がワーキングプア階層においては無視されていると言うことです。

おわかりになりますか。私の主張と貴方の主張の差が。
わたしに言わせれば貴方の言っているのは俗に言うポジショントークというやつです。
高見からモノを言っているだけで本当に問題自体を直視しようとしていないとしか私には思えないのです。

貴方の主張では仮にワーキングプア問題がなくなれば、今の正社員の労働条件も問題や国際競争力、年金問題がすべて解決すると言っていると同じです。
そんなことはありません。
仮にワーキングプア層が消滅したとしても今の正社員の労働条件の問題は解決しないでしょう。

別の問題として解決するための優劣順位をつけないとますます間違った方向に社会は向いてゆく。
仮に、無年金問題を解決したとしてもワーキングプア問題は解決しない。
正社員の労働条件を改善したとしてもワーキングプア問題は解決しない。
国際競争力を保つために移民を推進すればワーキングプア問題は拡大するかも知れない。

一体何が優劣順位の上位に来ているのかさっぱり分からない。
少なくとも私は憲法にも反するようなこの状況をどうにかしなくてはいけないと言っているだけです。
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【3111】Re: 戦争責任の追及を継続しよう   珠 2008-9-9 2:13(編集)
 ▼peaceさん:

>「大学生は2007年の一年間になんと461人も自殺しています。自衛隊の5倍以上。

先にお書きになった「割合」からいえば、5倍以上とはいえないのではないでしょうか。
自衛隊員90人/23.4万人で2700人に1人。学生461人/300万人で、6500人に1人で、およそ学生の2.4倍になります。

ーーーーー
軍隊経験者の父が、年をとってその頃の話を語り継ぐかのように、よく口にするようになりました。
それで、できるだけ書きとめるようにしています。

「軍隊では、陸軍は平手で殴る。海軍はスマートだと思われているが、こぶしで殴っていた。
兵士でも将校でも全く殴らない人もいたが、日常的に殴る奴もいた。
倒れた兵士の顔を靴で踏みにじる奴までいて、止めに入ったこともあった。苛めに耐えられずに自殺をした奴もいた」

「何の疑問も無く、機関銃隊で新兵の訓練をしていたが、今考えると、あれは人殺しの仕方を教えていたことになる。
それが軍隊、戦争というものだが」

もちろん、現在の自衛隊の話ではありませんが、「軍隊」というものの一面ではないかと思います。
-----------------
【3112】Re: 戦争責任の追及を継続しよう    けさらんぱさらん 2008-9-9 3:00

『新兵さんは可愛想だなー。また寝て泣くのかよー。』帝国陸軍の、就寝ラッパ曲の、歌詞づけです。
日常の訓練の中で38銃の、菊のご紋章(天皇の)が汚れているからと言って往復ビンタを張られ、ボタンが落ちているからと言っては殴られ、行軍の歩調が合わないと言っては蹴倒され、体で覚えさせなければ駄目だというのが軍隊でした。

連帯責任で木銃を横向きに両手で掴んで前に突き出したまま、雪の夜を一晩中立たされたこともありました。
戦場はこんなもんじゃないぞ と。また、特定の対象に制裁が集中することもあったと思います。

今の自衛隊はそこまでかどうかは知りませんが、一般社会とは違う状況がそこにはあるのではないでしょうか?
軍隊組織という性格上、たとえこちらに理はあっても上官の命令には簡単には逆らえない
理不尽が先に立ち、自尊心を押し殺すような場面は、普通の社会よりは多くはないのでしょうか。推測ですが。

自殺と言うことを比較的身近に感じる、現代の青年心理を考える時いろいろ考えさせられる問題です。
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【3103】映画「12人の怒れる男」と裁判員制度   珠 2008-9-7 13:59(編集)

ロシア映画、ニキータ・ミハルコフ監督の 「12人の怒れる男」を見ました。
http://www.12-movie.com/

シドニー・ルメット監督のヘンリー・フォンダ主演「十二人の怒れる男」や、そのリメイクのジャック・レモン主演「12人の怒れる男 評決の行方」を知っていても、新たな映画として充分に見ごたえがあると思います。

ロシア人の養父を殺害した罪で捉われたチェチェン人少年を裁く12人の陪審員のやりとりで、チェチェン紛争の場面が繰り返し出てくるのですが、プーチン大統領下のロシアで、よく使えたものです。グルジアと南オセチア紛争が起こった後だったら、果たして公開できたかどうか…。チェチェン紛争については、「チェチェンの子どもを支援する会」をご覧下さい。
http://www.berash.net/#

さて、日本では裁判員制度が来年の5月21日から施行されます。
その前に、この映画を見ておくと、いろいろ考えさせられるでしょう。 裁判員は、過ちを犯しやすい人間が、過ちを犯したかもしれない人間を裁くということ。被告の一生を決める責任が出てしまいます。

いま、日本の世論は、加害者に非常に厳しくなっています。
それはいままで被害者や被害者家族の人権が保護されなかったり、ないがしろにされたことからの当然の怒りと要求です。
被害者の人権保護は、もちろん何よりも大切にされなくてはならないし、具体的な救済もされなくてはなりません。
また、私だって被害者になれば当然、加害者を恨むし、厳罰を望むと思います。

しかしその感情や被害者の人権保護と、加害者を法によって裁くこととは、一線を引かなくてはならないのではないか…。
「推定有罪」で裁判員を引き受けてはならないでしょう。
この映画を見た後、裁判員制度や死刑制度について、考え込んでしまいました。
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15:老人党メルマガ(237)
北極星 09/21 06:16
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(237) ::: 08/9/21
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【3156】事故米と農水省・農水相   pierre
【3166】日本の消費者はやかましいか?   よるがほ
【読者投稿】問題解決には根本原因の認識と対策が必要   岡田
【3160】Re: 老人党 =川柳・狂歌   やぶにらみ
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【3156】事故米と農水省・農水相   pierre 2008-9-14 16:46

事故米がもたらした騒動は、大変な広がりを見せている。にもかかわらず、農水省の動きは腹立たしいほどチグハクだ。
とくに大きな問題を起こした業者は新聞によると2社と言うが、農水省はその2社に延べで112回も立ち会い調査に入っていながら、この不正を見抜けなかった。農水省は「権限が云々」などからなかなか真実に迫れないと言っているが、それなら一体何のためにこんなに何回も調査に入ったのであろうか。

問題を起こしたこれらに業者にとって、この事故米の転売は大変な儲け口だったに違いない。その彼らに農水省の調査が無事に済むことが如何に大切だったか、想像にあまりある。おそらく調査に入った農水省の係官には食事その他、下へも置かないほどのもてなしが行われたことだろう。
彼らは調査をするというそれだけの事実を積み重ねるために、それを“素直”に受け、税金の無駄遣いを重ねていた。

そして今度は、農水相である。太田農水相は12日、テレビのインタビューに答えて「(検出農薬は)中国製ギョーザ事件のギョーザに比べ60万分の1の低濃度。人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあまりジタバタ騒いでいない」

という発言をしたという(YOMIURI ONLINE 2008.09.12.)。事故米が人体に影響がないのなら、なぜ食用に販売することを禁止してきたのか。またその際、農水相は事故米を買わされた菓子業者の名前を公表しないことについて、消費者に権利があると同様に業者にも権利があるという意味の発言をしていた。業者の権利を保護する結果、消費者は場合によって事故米を使った米菓を食べさせられることになるのだが、そういう消費者の謂われなき権利の侵害はどうでもいいのか。

しかし、今朝の新聞によると、公表できないのは風評被害で訴えられたら勝ち目がないからだという。
だがまた、農水省の幹部は「権限のある保健所なら、食衛法違反の疑いがある米の流通先として業者名を出せるのだが……」
と言ったという(asahi.com 2008.09.14.)。そういう方法があるなら、厚労省を動かして保健所を使えば、その権限で業者名の公表ができるのだから、なぜその方法を採らないのか。

さらに遡れば、なぜかくも大量の事故米を国は買ったのか。新聞によれば
「農林水産省は、輸入時にカビ毒や基準値を超える残留農薬が検出された場合は、原則的に事故米として流通させない方針を固めた。…今後は検疫で汚染が確認されれば、原則、輸出国に返送させる方針に転換した」

とあった(前掲YOMIURI ONLINE)。これらの米の多くは輸入が義務づけられていると言うが、輸入時に瑕疵があるものまで買わなければならないものではないだろう。だから今後は輸出国に返すことにしたのだろう。
それなら、なぜ今まではしなかったのか。そこにも大きな疑問があるのだ。

こうして見てくると、今回の混乱には、食用に転売して大きな儲けを懐にした悪徳業者に何よりも責任があることは否定しないが、彼らにつけ込まれるような材料をつくったのは間違いなく農水省であり、そこにも重大な責任があることを否定するわけにはいかない。

それにも拘わらず農水事務次官は「責任は一義的には食用に回した企業にある。私どもに責任があると考えているわけではない」などと厚顔無恥な発言をしているのだから、呆れてものが言えない(前掲asahi.com)。
自民党だって、与党として、福田氏の無責任な辞任を奇貨として総裁選で浮かれているときではないのだ。
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【3166】日本の消費者はやかましいか?   よるがほ 2008-9-16 14:07(編集)

農林水産大臣の太田先生は「日本の消費者はやかましい」と言って物議をかもしました。今や自民党総裁選の騒ぎにまぎれて先生の発言は忘れられようとしています。そこでこの際、日本の消費者はやかましいか、静かに考えてみたいと思います。

その前に、麻生次期総裁候補は「やかましい=九州方言」説を展開して太田先生をかばおうとしましたが、この程度の言語感覚でよく外務大臣の職がつとまったものです。有能な通訳が大臣の発言をうまく修正して相手に伝えたのでしょうか?

さて、結論から言えば、筆者は日本の消費者は「十分に」やかましいとは言えない、もっとやかましくあるべきだと思います。韓国政府の米国産牛肉の輸入再開決定に対する韓国市民の連日の激しい抗議デモを見ても、日本の消費者はおとなしすぎます。このたびの有害米問題を引き合いに出すまでもなく、強欲で狡猾な業者と鈍感で保身に汲々としている政治家・官僚がいるかぎり、私たちの「食の安全」を守るためには、私たち消費者自身がきびしく監視し、危険を排除してゆくほかないのです。

農林水産大臣の任期もあとわずかとなった太田先生は「じたばた」する必要はないでしょう。太田先生の選挙区の有権者の皆さん。このような人物を国会に送って歳費を払い、もろもろの政治活動費用を支給するのは税金のムダだとは思いませんか?
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【読者投稿】問題解決には根本原因の認識と対策が必要   岡田 08/9/14 12:47

皆さん色々云うけれど問題点の指摘、つまり「入口」だけで、対策、つまり「出口」の話がない。
問題点が有っても対策が無ければ現状がベストでしょう。つまり議論が労組的では有りませんか。労組は「賃を上げろ」と云うだけで手段は云えない。付加価値の高い商品。付加価値の高い労働無しに賃を上げれば倒産して全員解雇。

つまり下記のような根本原因の認識と対策こそが「チェンジ」なのです。
福田総理の弁「積年の問題が顕在化し・・貧乏くじ」とは小泉内閣絶頂期に出した、ネット上でオンリーワンヒットの私書「経済学では不況は直らない。技系主導政治が日本を救う」が顕在化したものです。

日本人のマスコミは革命と云うと「政治革命⇒共産主義⇒崩壊」しか云いませんが、今日本の政治問題の原因は「第二次産業革命」と云う技術革命なのです。それに依って生活者としては夢の様な便利な時代になりました。でもそれは「両刃の剣」で、過去の知的職域が低付加価値化し、食えなくなった。労働者としては職がなければ生活費が払えず、夢の生活にも無縁となる。

それでも石油がコンコンと湧き出す国はそれで不況は防げる。でも日本は「コンコンと湧き出す知的財産」で国を支える必要がある。従ってその実務実績のある政治家を国のリーダーに迎えなければ沈没は防げないのです。
資源小国として共に戦ったドイツは2代前から「技系首相」。米国は資源大国で有りながら、「知財立国」を政治家の責任として憲法第1条に謳い、リンカーン大統領も船の特許を持っていた。

総理以下文部科学大臣まで、特許庁のHPで知財を検索しても全くヒットしない。
それを民主的に実現するには、先ずマスコミがこの事を国民に説明すべきでしょう。
ご意見をお待ちしたい。
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【3160】Re: 老人党 =川柳・狂歌   やぶにらみ 2008-9-15 7:25

増税が どうして老後の 安心か?
(老後を 安心して過ごせるように 消費税の増税が必要だ。・・・・自民党総裁候補)
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16:老人党メルマガ(238-1)
北極星 09/28 06:35
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(238) ::: 08/9/28
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【3218】新内閣の経済政策        柳沢のタンタン
【3229】政権交代は必至か?       中井豪
【3233】Re: 政界再編は必至か?     かっくるなかしま
【3247】麻生内閣支持率50%の情けなさ  e-seigi
【3248】政権交代を目指すなら      珠
【3239】中山国交相問題発言       もぐら
【3193】労働者に「選択の自由」はあるか pierre
【読者投稿】大相撲の行司はお飾りか   山本春彦
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【3218】新内閣の経済政策  柳沢のタンタン 2008-9-25 14:53

新総理は景気対策が一番優先課題であると何回もテレビで放送していたが、一番の原因は貧しくて物が買えない階層が35%も居ると言う事ではないでしょうか。
何しろ年収200万円以下ではどうする事も出来ません。勿論子供に対してもろくな教育が出来ない。
子供を生んでも育てられない。そう言う環境ではいじけた人間形成が多くなるであろう。

子供に国家が教育費や生活の面倒を見ている国では犯罪も少ないし。食えないと言う問題も聞けないようである。
子供の教育の成績も良いようである。その35%の人たちの子供にお金を支給すればそれは全部消費に回り景気はよくなるであろう。道路や建築にお金をまいても一部の業者が喜ぶだけで景気はよくならない。政治とは目的は何でしょうか。

日本の憲法に書いてある事をまず実行する事から始まると言う事が必要ではないでしょうか。
現在まで。憲法の事はいつも聞いていると。自助努力と言う言葉にすりかえられているようです。
そこで私はいつも人に”赤ん坊に自助努力が出来ますか”と言ってます。北欧やカナダに良い例があるでしょう。
口先では綺麗ごとを言っても実のある言葉になららい例が多いようですね。
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【3229】政権交代は必至か?   中井豪 2008-9-26 10:58

小泉純一郎の政界引退表明は自民党落城の予兆であろう。後継に、二男進次郎を関係者に依頼する。
小泉一族4代にわたる世襲の表明に小泉の本性が晒された。老醜では済まない。

小泉の政治的行為のすべてが嘘とペテン、自らの延命のためだけのものでしかないのだ。政治に興味も関心もない。
単なる軽佻浮薄の道楽者でしかなかったのである。恐らく誰もがその本質を見抜いていたはずだ。

ワンフレーズ政治と居直り答弁は小泉の無内容・無能を曝していたにも関わらず、テレビメディアは面白おかしく人気者に仕立て上げた。同時に、背後の真の支配者の凄みに慄き、誰もが批判的言辞を封印された。
御用学者の無責任な論を垂れ流し批判する者はすべて潰された。

それでも郵政民営化の売国政策・米国支配の陰謀だけは真相を隠せない。そこでメディア総動員の郵政解散総選挙の大博打。
殺されてもいい!この大芝居に国民は酔い騙され歴史的醜態をさらしてしまった。

さて、麻生内閣の支持率は50%を割った。微妙な数字だが、茶番総裁選と新鮮味のない組閣を考慮すればこんなものか。
今後、麻生や閣僚の失言とスキャンダルで支持率の急降下の可能性は小さくない。
解散・総選挙もできずに総辞職なんてことは、もはやありえないからヤケクソ解散とでもなるのか。

いずれにせよ、今度こそは政権交代、小沢民主に託したい! これが大多数の国民の真意であろう。
民主党は驕ることなく他の野党とも最大限の共闘態勢で政権奪取を確実なものにしてほしい。
政治に絶望した人々に希望が持てる政治の実現を期待したい。

政治は国民の意思で刷新できる。一票革命の実現が間近に迫っている。民主党・社民党・国民新党を中心とする政権を誕生させ国民の意思で鍛え上げる。米国隷属と創価学会支配の政権の呪縛から私たちは解放されなければならない。
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【3233】Re: 政界再編は必至か?  かっくるなかしま 2008-9-26 13:55 (編集)
 ▼中井豪さん:こんにちは。

おいらなどは、「勝負師」としての小泉さんについては、郵政解散の時から「絶対視」しちまっているんですが、
今回の引退表明で、心酔の域が、「神聖視」に達しちまっています(^^

が、公明党・創価学会と小泉純一郎で持ちこたえてきたのが、自民党ですから、
ご指摘の通り(↓)、やばいっすね、自民党。

>小泉純一郎の政界引退表明は自民党落城の予兆であろう。

そもそも単独過半数でなく、比較第一党を取りにゆく戦いだけど、拮抗してくると、とても面白い。
自民党から小泉が外れると、8〜10年前の自民党なわけだから、都市部・中間・浮動層の票の一部は、自民党に投票しないか、民主党に流れる。麻生さんが、民主党との政策差異を消滅させることによって、自民党から民主党に流れた票を、自民党に戻すという戦術は、小泉引退でチャラ。

拮抗する、もしくは、民主党の比較第一党の芽もあり、ということでしょう。
その先、「政界再編」を期待する自分としては、実にウェルカムな感じ。

ps:自分の場合、公言している通り、比例では社民党に一票。春先に転居したばかりなので、小選挙区では見極めがついてないんだけど、一票でも拮抗させるべく民主党の議員さんに一票。ではまた。

17:Re: 老人党メルマガ(238-2)
北極星 09/28 06:36
【3247】麻生内閣支持率50%の情けなさ==日本人の馬鹿度合い  e-seigi 2008-9-28 0:17

新内閣が支持率50パーセントとか.なんとも情けない馬鹿国民である。何回だまされても懲りない奴等は滅びるしかないのか。政治家は何をすると言っているかとか、何が面白いとかではなく、今まで何をしてきたかの実績で判断すべきである。

今の日本が満足すべきだと思うやつは、新内閣に期待したり支持するのもいいだろう。しかし、今の日本が果たして良いと言えるのだろうか。言えないだろう。

とすればこの日本を作ってきたのは、自民党にほとんどの責任がある。其れでもまた総理大臣の軽さで選択するのだろうか。
いい加減馬鹿国民も目を覚ましてほしい。50パーセントは馬鹿な国民だ、と言う私の主張を証明しないで欲しい。
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【3248】政権交代を目指すなら   珠 2008-9-28 2:18(編集)
 ▼e-seigiさん:

>新内閣が支持率50パーセント

その方々に、自民・公明の現政権でない方がいいかを、きちんと説明することが大切なのではないでしょうか。
馬鹿だ馬鹿だとおっしゃるのはご自由ですが、もし私がそういわれたら、全く不愉快でウンザリするだけで、その投稿を読もうとも、考えようともしないでしょう。それは全くの損になりませんか?

>政治家は何をすると言っているかとか、何が面白いとかではなく、今まで何をしてきたかの実績で判断すべきである。

おっしゃるように「今まで何をしてきたかの実績」をきちんと評価して繰り返し書いていただければ、「麻生さんがいい」といった評価をしている方々にも、「そういう見方があるのか」「これは問題かもしれない」と思っていただけるかもしれません。

浮動票を得たいならば、辛抱強くきちんとそのわけを説明し、働きかけて納得していただくしかないと思います。
私自身は障害者の方々とお付き合いする中で、今までの政権によって作られた自立支援法によって、むしろ自立から遠ざけられようとしている人々の実態を見てきました。

障害者や高齢者など、削りやすいところから予算を削ろうとしたり、昨今の閣僚の暴言から、現政権は国民の方を向いているとはとても思えないので、ぜひ政権交代をと願っています。
以前も書きましたが、民主党が政権を取ったからと言って、すべて良くなるなどとは全く思っていません。

それでも「政権交代が必要」だと言うのは、防衛省、厚労省、農水省はじめ、最近の不祥事の数々に、これは長期政権の弊害であり、政治家・官僚・企業との癒着を少しでも無くさなくてはならないと思うからです。
そして政権交代は、こうした馴れ合いの仲に緊張感をもたらし、国民にきちんと向き合った政治をしないと、選挙で敗北することを知らしめることになるからです。

国民も自分の2票が、政治を動かす力になることを自覚できれば、もっと真摯に政治に向き合うことになるでしょう。
「とりあえず政権交代を!」と願っています。
なお入党宣言に、下記のようにお書きの方がいらっしゃいました。

「私は、友人・知人に ネズミ講方式で 各自が最低10人に 政権の交代を訴える連絡を始めてます。静かな池に小石を投げれ 波紋が広がり 次第にうねりと成って行く様行動を起こしました。」
http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=281&sty=2&num=1
こうした地道な活動もまた「政権交代」に、大きな力になると思います。
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【3239】中山国交相問題発言 もぐら 2008-9-27 0:22

中山国交相の問題発言、すごかったですね。

問題発言は、成田空港反対闘争を「ごね得で戦後教育が悪かった」と批判、外国人観光客の誘致策に関連し日本を「単一民族」と発言、さらに、大分の教員採用汚職事件について「大分県教委の体たらくは日教組(が原因)ですよ。日教組の子どもは頭が悪い」などと発言。
ネットの書き込みかと思ってしまいました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008092602000260.html

3つともすぐに撤回しましたが、撤回すればすむという問題ではないでしょう。
そもそもそれぞれの発言はそれなりに自身の信念に基づくものだろうに、それを3つも撤回するなんて、逆に信念はないのかと思ってしまいます。

野党の罷免要求は当然であり、国会でも十分追及してもらいたいと思います。
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【3193】労働者に「選択の自由」はあるか  pierre 2008-9-21 18:00

その実現は首相の突然の辞任で危ぶまれるが、日雇い派遣を原則禁止する派遣法の改正について、一部の規制緩和論者から異論が出ている。日雇い派遣に従事する労働者の多くは自らがそういう就業形態を選択したのであり、それを禁止するのは彼らからそういう選択の自由を奪うというのである。

そういう論拠は、昨年8月に厚労省が行った「日雇い派遣労働者の実態に関する調査」である。
現在、経済財政諮問会議の議員である八代尚宏氏はこう言う。

「短期派遣で働く理由として、『正社員で就職できない』が8%、『正社員の仕事がみつかるまでのつなぎ』が25%。
やむを得ずやっている人は3割程度ということだ。少ないからいいというわけではないが、残りの7割の人は禁止されたら迷惑をこうむる」(八代尚宏「働き手の選択肢狭めるな」『朝日新聞』2008.08.03.朝刊)

また福井秀夫氏(政策研究大学院大学教授)でもまったく同じ調査の結果を根拠に次のように書いている。
「現状のままでよいとする日雇い派遣労働者は45.7%と、正社員になりたいとする29.6%を大きく上回っている」
(福井秀夫「安心・安全と真の消費者利益」『日本経済新聞』2008.08.26.朝刊)
と言い、このような対症療法ではその副作用は計り知れないと言う。

両氏に共通するのは、調査結果から自らの立論──規制緩和──に都合の良い数字だけを引いてきたものだということだ。たしかに調査の対象者全員に対する比率は両氏が上げる数字ではあるが、対象者の性別、年齢層別で顕著な違いがあるという事実を、故意にか無意識にかは分からないが、両氏とも無視している。調査の説明にもある通り

「『正社員』を希望する割合は男性の25〜29歳(53.6%)、30〜34歳(58.0%)、35〜39歳(45.8%)において『現在のままでよい』より高くなっている」

のである。この層は、正社員のような安定した雇用環境にあれば、当然家庭を持つ年齢である。
しかし不安定で低所得、到底結婚などできるわけがないという就職氷河期に正社員としての就職の機会を得られず呻吟している“ロストジェネレーション”を彷彿とさせるのである。

八代氏は対案として、使用者としての責任を派遣元・派遣先企業との共同責任にすること、違反した場合の罰則も派遣先にも負わせること、キャンセル手当・交通費などの正当な支払い徹底、日雇い労働者の失業手当である日雇労働求職者給付金の完全適用などを挙げている。

また福井氏は、日本の極端な正規雇用至上主義の雇用法制の見直しの重要性を主張する。しかし、使用者責任を派遣元・派遣先企業との共同責任にすることなど、派遣労働の規制緩和の前提として当然に採用すべきものだ。

このような結果は闇雲な規制緩和がもたらした重大な罪である。派遣先によっては、防災ヘルメットを正社員にしか与えないとか、社員食堂の食事の価格にも格差があるなどちいうケースがあると言うが、これらは無闇に派遣元を甘やかしてきた結果に他ならない。

厚労省調査で「正社員」希望の比率の高い男性の25〜39歳の層は、正社員であれば企業の中堅として大きな戦力になる層であり、社会的にもその中核として次の世代を育む貴重な世代である。日雇い派遣に全体として何人が従事しているか分からないが、こういう社会の背骨を支えるべき年代層の人たちが、たとえ一部であろうと、不安定な雇用・極端な低所得に放置され、しかもそれが彼らの「選択」の結果であるかのごとく言われるのは、到底、容認し難いのである。
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【読者投稿】大相撲の行司はお飾りか  山本春彦 08/9/21 9:33

大相撲はスポーツではないのでしょうね。あんなスタート スポーツ界ではないこと。
スタートはどこでもオンザマーク ゲッツ セッツ ドンだ。
学生相撲もそうなのに伝統なんかにいつまでも大相撲。嫌気がさしている。

子供相手によく遊び心で力士があそぶけれど、そのときはスタートどうやるの。あんなスタートではまずいでしょう。
あるいは片手は砂を軽く掃いたり、チョチョンとついたり(それも両手同時でない)。
周囲に座っている年寄り連中があーだこーだいうけれど、わるいのはおまえらだ。

それにスポーツではスターターに絶対の権限がある。大相撲では行司はお飾りだ。
もっとも判断に おあいこも認めないといけないが。とにかく古い古い。だからいろいろな問題も起こるのだ。
二人が気合の合ったところでスタート自体無茶なこと。気合を合わせるのはスターターにあわせるのだ。
それではっ気合が出ない?じょうだんではない。

何回も仕切りのかっこうだけつけるのは、これは気合をたかめていくのでないのか。
テレビでまたは観客に時間をのばせてもうけなのか。
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18:老人党メルマガ(239-1)
北極星 10/05 06:04
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(239) ::: 08/10/5

        ☆☆ 次号は10月14日発行の見込みです ☆☆
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【3285】租税制度を見直す           原口 高志
【3278】中山国交相問題発言〜自爆テロ掛け合い かっくるなかしま
【3279】Re: 中山発言〜マスメディアの情報自爆テロ  Gokai
【3300】Re: 敗れたり中山さん〜こんなのもあります 上野介
【打てば響く9月30日】             なだいなだ
【3280】Re: 世界の変化は経済の状況から    peace
【3259】オフライン支部便り: 須藤正剛 さま 笹井明子
【3260】オフライン支部便り: 神山昌子 さま 笹井明子
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【3285】租税制度を見直す   原口 高志 2008-10-1 12:00
 ▼Gokaiさんへ:

9月29日 貴殿の投稿文 読ませていただきました。貴殿 法人税7兆円減税しているから元にもどせといっておられます。
私はそれに加えて所得税のフラット化で、高額所得者に有利になつている課税方式1974年の19段階に戻し、最高税率75%にすべし思っています。

社民党や共産党が云っているということでなくて、市民みずから詳しく租税制度チェックすべきと思います。
高福祉国といわれるスウェーデン租税負担率、付加価値税率 かなり高いこと、朝日新聞2008.8.27朝刊(名古屋本社版)に書かれています。より詳しいものとしては、「地方財政システムの國際比較」(財務省財務総合研究所)が参考となります。

もう一つ あまり報道されていないのですが、スウェーデンでは、納税者番号制が採られていることです。
日本では法人への納税者番号制 日本経団連が反対していますし、個人(自然人)に対して採ること、訳知りインテリ知識人(?)が反対しています。

法人及びある程度所得のある人の、課税(納税)実態 オープンとされれば、租税回避防ぐことできると思われます。 なだ いなだ氏などにも 言いたいこと このような事です。
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【3278】中山国交相問題発言〜自爆テロ掛け合い   かっくるなかしま 2008-9-30 16:45
 ▼もぐらさん:どうもです。

中山さんの発言を巡っては、情報自爆テロ説、選挙日程コントロール説が、出ていたんで、ご紹介しておきます。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080929/171976/?P=1
(出所:日経ビジネスオンライン、『中山前国交相の「情報自爆テロ」?
選挙日程コントロールに振り回されないために』、9/30)  ・・・ ★
同説に拠るとキモは、この辺りでしょう。

>>将棋でも囲碁でも、誘う手には裏があるもの。
>>ここで野党がヒートアップしすぎることは、与党も当然織り込み済みでしょう。
>>注意しなければならないのは総選挙日程にほかなりません。
>>先週までの状況では、内外の経済不安を念頭に、10月6日からの補正予算審議は不可避、と見られていたわけですが、今回の「自爆」でそうした空気がふっ飛ばされてしまった可能性があります

確かに、あれ以来、民主党でも冒頭解散説、臨戦態勢にモードチェンジしていた。
許せんとか、任命責任とかの雰囲気になると、早期解散のテンションが上がってくる。
すると、「なるたけ早く解散したい」でも、
「リーマンショックがあるから、補正予算の審議は済ませる必要がある」という、自民党側の縛りが、解けてくる。

選択の自由度が増すわけなので、中山さんは、策士かもと。

でも、昨晩、米国下院が、金融安定化法案を否決してしまったので、リーマン問題は仕切り直しで、
補正予算審議は、避けて通れなくなった。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080930-OYT1T00461.htm?from=navr
(出所:読売、9/30)

米国の自爆テロが中山さんの自爆テロを封印した、って感じかな。 ★★

冒頭の★、で、「なぜ、11/2以前なのか、以後ではまずいのか」、ってところ。
どうも、11/4米国大統領選挙の後だと、米国の民主党・オバマさんが勝った場合、
「じゃあ、日本も民主党で、政権交代だね」みたいな雰囲気になるのが、どうもまずいらしい。
(そういう気に仕方もあるんだ)

掛け合い続いています。冒頭の★の3ページ目には、こうありますが(↓)、

>>ちなみにこの「安全な爆弾」の核弾頭「日教組が強いと学力が低い」について、大阪府の橋下徹知事が「なかなか本質を突いている」と擁護の発言をしています

で、29日の朝ズバで、中山さん(↓)、
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/09/30/02.html
(出所:スポニチ、9/30)

>>「民主党政権になると、日本全国が大阪府みたいになる」

民主党政権になると、日本全国が大阪府みたいになる(^^
こうなってくると、中山さんの発言は、「けしからん」でも、「一理ある」でも、どちらでもなさげな気が...
一東京人として一言言わせて頂くと、「民主党政権になろうとも、東京都が大阪府みたいになることありません。」

ところで、こちらを眺めると(↓)、
http://www.news.janjan.jp/election/0708/0708210111/1.php
(出所:ザ・選挙、「07参院選を分析する(7)一変した政党得票率の地図」)

2004年以来、比例の得票数では、民主党が既に自民党を上回っているし、選挙制度さえまともなら、
参政権の機会均等の大原則が守られてさえいるなら、「とっくに民主党政権」ですね。 ★★
また、大阪府の場合は、確かに自民党は得票できていないけど、民主党もたいして得票できていなくて、
他県との相違はといえば、公明党と共産党の得票が多いこと。

つまり、何が言いたいかと言えば、民主党の得票が他党を圧倒しているのは、岩手県なので、
「民主党政権になると、日本全国が岩手県みたいになる」んです。
-----------------
【3279】Re: 中山発言〜マスメディアの情報自爆テロ  Gokai 2008-9-30 22:06
 ▼かっくるなかしまさん:こんにちは

痛みを伴う自民党構造改革路線は比較多数の国民に否定され、このままでは総選挙惨敗は間違いないところ、
巻き返しを図るひとつの手段として、早期の景気回復は麻生首相でも無理、3年かかるとした、
それならば、劣勢挽回のためには他の手法も必要、

幸い日本国民の比較多数は、日の丸、君が代、天皇への敬愛、、、、、靖国参拝だって得票につながりかねない。
それに中山元国土交通相の言う左翼日教組の道徳教育の軽視は多くの国民の琴線に触れる。

この辺に選挙の争点を持ってくればまたまた自民党勝利となってしまうこともあるし、
本当は「国民の生活が第一」が争点であるべきなのに、
天皇陛下万歳といって特攻も出来る国民性なのだからそれを忘れて自民党にもう一票なんてこともありえて、

マスメディアも今回は悪者になって中山元国土交相を非難すれば、判官びいきを引き出して効果はテキメンかもです。
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【3300】Re: 敗れたり中山さん〜こんなのもあります(^^ 上野介 2008-10-1 22:03

こんにちは もひとつオマケの情報です
都道府県別の失業率・生活保護率と学力との相関を分析したこんなデータもあります。
日教組を責める前に政治のあり様を反省して欲しいですね。
・・・中山氏にかかっては失業率・生活保護率の高いのも日教組の責任にされかねませんが

図を見るだけでも日教組の出番がなさそうなのがわかります。

(1)学力テスト−失業率と成績との関係
http://edupoison.blog53.fc2.com/blog-entry-132.html

・上記記事中の相関図(拡大)
http://blog-imgs-18.fc2.com/e/d/u/edupoison/gakuryoku.gif


(2)学力テスト−生活保護率と成績との関係
http://edupoison.blog53.fc2.com/blog-entry-134.html

・上記記事中の相関図(拡大)
http://blog-imgs-18.fc2.com/e/d/u/edupoison/seikatuhogo.jpg

ちなみに、都道府県別の失業率と生活保護率との関係はこちらが参考になります。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/7347.html

では
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【打てば響く9月30日】なだいなだ

中山国土交通大臣の辞任について書きます。といってもちょっとした感想。

この人は世の中の基準からすれば、とても頭のいい人らしい。
私立鹿児島ラサール高校を卒業し、現役で東大の法学部に入学、大蔵省に入省、キャリアーとして順調に出世、12年後には主計局主査という経歴を聞けば、だれでもそう思うのではないか。
今の日本の常識ではそう判断される。土地の人から秀才と呼ばれたのだろう。

頭のいいのはわかったが、今回のかれの行動を見ると、その秀才がどうなってしまったのか、首を傾げる。
「バカじゃなかろうか」と思う。断っておくが『バカ』という言葉は文化に根付いたことばなので、差別語だなどと言って、言葉狩りの対象にしないでほしい。
かつて、この言葉は「バッカじゃなかろうか」と発音して、ギャグとして大流行したこともある。

ともかく、常識があれば、「自分が、こういうことを言えば、マスコミがその言葉をとらえ、どのように報道し、その結果、どんな騒動が巻き起こるか」ぐらい分かるだろう。そして、常識を持っていれば、自分の党が今どんな状況に置かれているかも分かるだろう。

そして自分の発言が、自分の属する党や、自分を大臣として選んでくれた首相に、どんな打撃を与えるかも分かるだろう。
しかし、かれには、どうもその常識がなかったようなのだ。日本語では、常識を持たない人間を『バカ』という。
おそらく自民党の仲間たちは「あいつはバカだ」とか「大バカものだ」とかつぶやいているのだろう。

ラサール高校と東大の教育が「常識のないバカ」をつくったのか、それともキャリアーとしての大蔵省のエリート意識が、それをつくったのか、政治家として、先生先生などと言われているうちに、常識がなくなって『バカ』になったのか、そのどれかか、その全部か、であろう。

こういう常識のない人が、かつては文部科学大臣をつとめ、さまざまな教育改革を提案してきたことを考えると、暗澹たる気分になる。日本が変になってきたはずだ。ぼくが常識人だったら、こう考えるだろう。
ところがぼくは常識人ではないので、暗澹とした気分にはならない。
ぼくは日本全体に、秀才とは何か、教育とは何か、バカとは何か、を身を以て教えてくれたかれに感謝した。

かれは日本の戦後教育が悪かったと考えているらしいが、それには同意する。
この大臣こそ、戦後教育の欠陥のよい証明だ。
戦後の文部省の指導した教育は、進学のための教育ばかりで、常識を与えてこなかった。
秀才ほど、常識がない。そういう結果をもたらした。

自民党の人達も、このぼくの意見には同意してくれるだろう。

19:老人党メルマガ(239-2)
北極星 10/05 06:05
【3280】Re: 世界の変化は経済の状況から   peace 2008-9-30 23:43
 ▼かっくるなかしまさん:こんばんは

>前回まで、ちと分かりにくかったんですが、今回、拝見して、納得するところ多し、です。

ありがとうございます

>先の大戦の「謎」の1つが、ここにありますよね。
>景気が回復しているのに、1936以降、更に、戦時経済に突き進んでいったのはなぜなのか? という。

確かに、「<2.26事件の>青年将校・右翼の人間たちが、例外なく農村を疲弊させ、都市の中小企業や労働者を苦しめているのは独占資本が暴利をむさぼっているためだと決め込んでいた・・・・」(日本の戦争 田原総一郎著 小学館 P288より)
と言う認識が多くの人に共有されていたのかも知れません。

そして、私は、あれだけ無謀な戦争にかり出したメカニズムとしては、やはり、軍とマスメディアによるターボチャージャー効果だと思っています。
軍が動きマスメディアが煽るという図式で、自らの排圧により過給し回転数を増しさらなる排圧を生むと言うターボチャージャー効果だったのではないかと思っています。そして国民がそれに乗ってしまったことに悲劇はあったと思います。

>英米などは、マクロ的に観て、いわゆる「需給ギャップ」が存在していたということですよね。
>確かに、先の大戦を振り返ると、敗戦国(日独)は、とかく非難されることが多い。
>しかし、需給ギャップを埋めるべく、「戦時経済を必要としていた」という意味では、
>英米も、動機を同じくするか、より多くの動機を持ち合わせていただろう、
>といえると観ますね。
>(勝ち負けの結果で、誰々が一方的に悪い、と、断罪はできないということ)

その通りです。ただ日本は利害関係を冷静に判断すべきだったと思います。
ドイツと組んだのも間違いの始まりであると思います。

>ここはちと、再確認を願います。
>自分も、ニューディールのこと詳しく知らないのですが、1930年代半ばでの、財政政策の踏み込みが浅かった、
>との記述がありますので。

ニューディール政策については賛否両論があるようですが。けっきょっくアメリカの景気回復は戦争特需まで待つことになったようですが。
ただ、私見ではフーバー政権の恐慌初期に取った行動が長くアメリカを苦しめることになったと思っています。
難しいですね、正直本当の所はわかりません。

>自由主義、社会主義の善し悪しというより、状況が人々にそれを選択させるんだと思う。
>不安の中では、寄らば大樹、という群衆心理が働くと思う。

確かにそうですが、多くの状況で殆どの国民が社会主義や自由主義が自らの生活にどう影響を及ぼすのかは理解できてなく。まずは、目先の利害から参政権を行使すると言うところだと思います。

>まさかだったんだが、金融安定化法案が否決されるとは... アメリカらしい、とはいえるけど。 

私も、びっくりしました。
これが民主主義と言えば民主主義ですがこのままではアメリカは大恐慌の轍を踏むのではないかと思ってしまいます。
ただ、さすがアメリカという気もしました。

>ネオリベラル路線が大きく後退するくらいなら、御の字じゃないかな。
>3月の半ばですが、自分はよそで、こう書いているもんで(↓)。
>
そうですね、まあ途上国なんかは今でも近いモノはありますし。そう言う意味で国家の壁が壊れれば、国家による地域格差ではなく、究極の個人格差になるかも知れないとは思いますね。

>議会が▲75兆円を惜しんで、米株は▲120兆円のロス。地球一周りで、1日でロス▲500兆円くらいかな。
>どうなんだろうね。

良いわけはないんでしょうけども、やっぱりアメリカの民衆はウォール街や高所得者層にかなり恨みを持っているって事ではないでしょうか。
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【3259】オフライン支部便り: 須藤正剛 さま (9月16日) 笹井明子 2008-9-28 18:07

「一回やらせてみようか」
『福田さんの辞任ね。総理とか大臣ポストは誰にでも出来るのよ。誰がなったって一緒。俺にでも出来るよ。政局運営が難しくなったら放り投げて、適当な理屈捏ねて次の人にどうぞってやれば一件落着だもの。逃げ出すだけだよ。任期なんて関係ないんじゃないの。でも会社の社長が一年おきに変わったら、その会社は確実にぶっつぶれるよね。国の借金が火だるまになるわけだよ』

9月2日夜、福田総理大臣の辞任表明のあとで聞かれた失望感、怒りの声は多かった。
この20年間を振り返ってみても、世界の先進国での大統領・首相の交替や連立は3〜4回なのに対して、我が国では13人の首相が小刻みに入れ替わっている。諸外国から見ると信頼できない不思議な国家となる。

歴代の総理大臣の中には任期満了で退陣した御仁もいたが、「自民党をぶっ壊す」と拳を振り上げ、わけのわからない構造改革とかで、国民生活をぶっ壊した奇人も登場した。

〔現実の世の中が、自分の立場から見て、どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への天職を持つ〕(独・社会学者マックス・ウェーバー著『職業としての政治』脇圭平訳、岩波文庫)

就任しても一年足らずで指導力を失う総理総裁。一時的な政権担当能力があってもプロの政治家が育っていないことを意味する。昭和11年生まれで高齢ではあるが、福田さんもいわゆる世襲(二世)議員のひ弱さを克服できなかった。だからなりふり構わず突然の「官邸崩壊」となった。信念に欠けるし執着心もなかった。官房長官時代に何も学習しなかったのか。

その後を受けて、小泉内閣時代の閣僚5人による演出された自民党総裁の選挙戦が始まったが、共同通信社の全国世論調査で支持率36.8パーセントの麻生太郎さんで、閣僚の入れ替えと臨時国会召集、補正予算の仕上げ、国連総会出席となるのだろうか。何も期待されずサプライズもないから、一日も早い解散、衆議院選挙が望まれる。

〔精神分析学者でナチスに追われアメリカに亡命したエーリッヒ・フロムは『自由からの逃亡』で、自由と民主主義の中からヒットラーが台頭した理由として−「自由とは面倒なものである。始終あれこれ自分で考え、多くの選択肢の中から一つを選ぶという作業をしなければならないからである。これが嵩じると次第に誰かに物事を決めてもらいたくなる。それが独裁者につながる。」ヒットラーは独走したというより国民をうまく扇動して、その圧倒的支持のもとに行動したのです。〕(藤原正彦著『国家の品格』新潮新書)

国民がどんなに悲鳴をあげても、天下り、裏金汚職、諸物価高騰、年金医療問題、食品偽装、凶悪犯罪などあとを絶たず、責任逃れに汲々として時間をかけても大きな課題はなにも解決せずに、次は消費税率を上げる議論も聞こえ始めた。全国世論調査には政策に行き詰る自公政権に扇動されてしがみつく傾向も伺われる。呆れるばかりだ。

誰かに物事を決めてもらう思考の先に、選挙の棄権はないか。官僚任せはないか。自分の暮らしを守りたかったら、政治家を選ぶ作業に手抜きは許されない。「民主党に一回やらせてみようか」が現実味をおびてきている。
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【3260】オフライン支部便り: 神山昌子 さま(9月22日) 笹井明子 2008-9-28 18:12

一国の総理がある日突然ぽいっと政権の座を投げ出す。エエッこんなことってありますか!前総理に続いての二度も、しかもまだ一年に満たないこの時期に何たる無責任、わがまま。しかもその理由があたかも国民のためであるかのような、卑怯な言い分、言い訳。その日以来テレビも新聞もこの事態に関する話題に集中、落ち着きのない日が続きました。

でも最初からそういう人だったのですね。貧乏くじを引いたという当初の発言にありましたけど、やる気の全く感じられなかったこの一年未満。国民は散々愚弄され、置いてきぼりを食い、泣かされ、怒り心頭の日々にあえぎ、意欲のない惨めな暮らしの中に突き落とされました。

国民の目線に立って・・・背水の陣・・・。言葉は弱りましたが、数々の問題の中でも、あんなに信頼して縋っていた北朝鮮拉致被害者家族の方々の白髪の頭、苦渋の面に涙を流しての懇願の様子。あれほど、自分の任期中に解決すると言い切ったあの約束。それ一つとっても平然と居られるわけはありません。

洞爺湖サミットも仰々しく華やかに終わり、これからが政治の正念場。国民生活にモロにかかわる年金、医療。食の問題も生命にかかわる事件が後から後から発生し、この大変な時期に重大問題を解決することなく、他人事のようにシラーッとして臆面も無く投げ出すとは!一体誰がこの非常の時を国民から守るのですか!

そして、苦々しいのはあの連日の自民党総裁選だの選挙活動。一体何だったのでしょう。5人の候補がまるで地方巡業の役者のように勢ぞろい。全国十数ヶ所とか。これが私たちに全国民に関係のある活動なのですか。本当に苦々しく思いました。そして22日、予想通り、というか、決まっていたシナリオどおり、麻生太郎氏が自民党の総裁に決定しました。全くドッチラケの一幕。

こんなことのために政務は中休み。その間もあの悪評高き後期高齢者医療制度を中止するとか、しないとかの担当大臣の発言。暴言放言の大臣、事務次官の退任劇もあり、そしてまたまた年金の職域ぐるみの悪事露見!一体この国の役所、役人は毎日何のために職場に通い、何をしているのか。甚だ疑問。呆れて絶句です。弱将の元に勇卒無し。上部が上部なら下々みなそれに倣っての怠慢、不正。果ては集団での犯罪行為。国民は哭いています。

新総裁の就任演説。テレビで見ていました。「民主党に勝つ!」と力説。まるで敵は民主党とばかり吠えていました。国民の中にある不安、不満解消に向けて、いま政権の座にある者として、自民党の政治の中味に向かって責任自覚のある演説を国民に対して熱く語るべきであると、私は思うのですが。

力をつけてきた民主党を認めての大吠え。いま民主党が余程恐い相手なのですね。民主党も今一段と頑張って欲しいと痛切にその日を待望しています。
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