打てば響く(『なだいなだのサロン』コラム) 転載

40:打てば響く 2012年9月1日分 転載
ビートル 09/01 21:50
 なだいなだのサロン『打てば響く』2012年9月1日の記事を転載します。

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9月1日 緑の党ができた

 老人党の議論が国会の方に向きすぎているあいだに、重要な政治的事件が起こりました。緑の党の結成です。
 集まったのは、政治の手垢のついていない、新鮮なメンバーたちです。ということは生まれて初めて聞く名前の人が多いということです。しかし、欧米の環境政党「緑の党」と国際的に連帯をするそうですし、橋下大阪市長のようなスタンドプレーの好きな人達ではなさそうです。
 いま、メンバーたちは、反原発で首相官邸を取り巻いているグループに加わっている。実行力もある。
 ぼくは、鎌倉で環境運動をしてきたこともあり、緑の党を支持しよう、育てていこうと思います。
 環境問題は一国で解決できるものではない。日本の原子力事故の影響は、国境の内部にとどまらない。世界の環境を地球上の緑の党の同志と考えるようになれば、国境にある小さな島の領有権を争うなんて馬鹿なことは出来なくなります。
 緑の党的には、国際的に共同の自然として考えていく手段しかない。国境を超えなければいけないのです。彼らなら、平和的にそれが可能です。
 強硬派の議論なんて、子どもの議論と思えるようになります。
 元気のいい老人党は、これに加わったらどうでしょう。

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