打てば響く(『なだいなだのサロン』コラム) 転載

51:打てば響く 2013年2月19日分 転載
ビートル 02/19 18:48
なだいなだのサロン『打てば響く』2013年2月19日の記事を転載します。

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2月19日 個人的報告

 新しい本が出ます。吉岡君というケースワーカーとの共著です。出版元は 「中央法規」、精神保健白書などを出している関係で、このような種類の出版もすることになりました。

 ぼくがイントロを書き、ぼくとかれとのメールのやりとり、そしてかれとぼくの、部分から成り立ちます。ぼくの部分は、常識療法。
 常識療法とは何か、知らない人が多いでしょう。当然です。自分のやってきた精神療法(心理療法)にそういう名前をつけたのですから。
 この本で、具体的に常識療法がどういうものであるか分かるでしょう。

 今年は、家内の病気ではじまり、家内が快方に向かっている今、ぼくが上腹部痛に悩むことになりました。明日はCTスキャン明後日は胃カメラによる検査です。生まれて初めての胃カメラ、ということはぼく自身が、病気をあまりせずに、ここまで生きてきた証拠です。しかし患者することには慣れていないので、すべてを大げさに考えすぎて、若い医師たちに笑われます。
 そういう次第で、感想を書くのをさぼりました。御容赦を。

 今月の『婦人之友』の原稿は、自民党が準備中といわれる「イジメ基本法」についてのつむじ曲がりな感想になります。

 日本ではメルケル西独首相が、安倍総理に電話をかけてきた内容についてはほとんど報道されませんでした。事実さえ知らない人が多いでしょう。もちろん円安誘導は怪しからんという内容です。日本の国債を持っている者にとって、意図的に円安に誘導するのは、故意に損害を与えられることですから。G20の主要議題がそこに集中したことは当然です。これとメルケルの電話とを結びつけた報道がなかったのは、日本の報道の力量を示すものです。

 今回は短いですが、これにて失礼。

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