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 【6017】老人党メルマガ(283) 北極星 2009-8-9 7:11:09
 【6387】老人党メルマガ(284) 北極星 2009-8-19 6:45:47
 【6502】老人党メルマガ(285) 北極星 2009-8-23 8:13:36
 【6671】老人党メルマガ(286) 北極星 2009-8-29 17:07:46
 【6895】老人党メルマガ(287) 北極星 2009-9-6 7:03:15
 【7063】老人党メルマガ(288) 北極星 2009-9-13 5:52:25
 【7109】老人党メルマガ(289) 北極星 2009-9-20 6:10:13

14 【6017】老人党メルマガ(283)
北極星   運営スタッフ 2009-8-9 7:11:09  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(283)  ::: 2009/8/9
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【5964】原爆の日に思う    天邪鬼
    【5936】若輩者からの意見   白椿
    【5952】Re: 若輩者からの意見 酒呑童子
    【5994】ムダの排除……無駄は予算項目か、金銭感覚か? 出戸らそ
    【5958】Re: 政権公約マニフェストには、有言実行と無言実行の裏表がある! みじゅくもの
    【5944】Re: 政権交代に向けて語るスレッド   もぐら
    【5991】新政権の真価は?          出戸らそ
    【5990】弱者に優しい社会を!        うたかた(泡沫)
    =========================================================================
    【5964】原爆の日に思う 天の邪鬼 2009-8-6 16:50

    今年もまた原爆の日が訪れた。しかし、戦後60年以上も経った今、一般の日本人がどの程度その意義を認識しているかとなると甚だ心もとない気がする。

    私は当時中学生だったが、ラジオや新聞で「新型爆弾が投下された」とのニュースが流され、後にそれが原子爆弾であると分かり今度は東京だなどと騒がれたことを覚えている。

    この原子爆弾とは比較にならない強力な破壊力を持つ水素爆弾が、今では地球上に全人類を何回でも抹殺できるほど溢れている。しかもミサイルという超高速の運搬手段とともにである。人類という愚かな生き物は、それに気付きながら環境問題と同様目の前の利害のみにとらわれ根本的に解決しようとはしない。

    「核兵器を使った唯一の国として行動する責任」に言及したオバマ大統領の勇気には大きな敬意を払うが、現実に核の廃絶が進むかどうかはまだ分からない。たとえ少しでも光が差してくることを望みたいと思う。

    私が前に書いた「原爆投下の是非論争」を是非読んで欲しい。
    -----------------
    【5936】若輩者からの意見 白椿 2009-8-5 15:30

    初めまして、白椿と申します。本日付の中日新聞の記事を拝見して伺いました。
    私なりに今回の選挙には関心を持ちいろいろと情報収集をしております。

    各党の動き、マニフェスト、地元の実態など見まして、さてどうするべきかと思っていた処、ある記事が目に止まりました。「安全保障と防衛力に関する懇談会」がまとめた報告書の記事です。

    私事になりますが、亡くなった祖父は太平洋戦争に出征していました。
    その事だけ当時幼かった私に教えてくれ、詳しくは語ってくれませんでした。
    祖父は多趣味な人で頑固な所もあって、でも私がご飯粒を残したりすると、「米は八十八日かけて百姓さんが作ってくれたんだ。無駄にしてはならん」と教えてくれました。

    祖父が黄泉に旅立った後、私は歴史に興味を持ち、ある時父に「お祖父さんは何処に出征していたの?」と聞くと
    詳しい話を聞かせてくれました。戦争末期、米軍の征略に備え九州にいたと。
    通称「ざぶとん爆弾」を抱え、戦車の下に潜り込み、自爆して戦車を止める役目だったそうです。
    なんとか生きて帰りつき、その後に父をもうけたのです。そして、今があると。

    祖父は、幼い孫達に悲惨な話をしたくなかったのかもしれません。
    自分が生き残った事に負い目を感じていたのかもしれません。今となっては尋ねる事は出来ないけれど。
    歴史の事実を知り、悲惨な事は繰り返さない様に努めるのが今を生きる者の義務だと思います。
    私は、憲法改正も、ましてや軍備増強も反対します。国民がいなくて国が成り立つのですか?

    長文失礼致しました。少しでも目を通して頂ければ幸いです。
    -----------------
    【5952】Re: 若輩者からの意見 酒呑童子 2009-8-6 7:48(編集)

    お早うございます。「歴史の事実を知り、悲惨な事は繰り返さない様に努めるのが今を生きる者の義務だと思います。」というお言葉に賛同し、嬉しい思いです。
    そして、そういう考えを持つ人々にとっては、それをどう実践していくのか、が実のところ最大の課題なんですね。
    歴史の事実は、多くの場合、時の経過を待たなければ明らかにならないのです。

    ただ、エシェロンなどによってネット情報を検閲されつつも、あるいは情報操作されながらも、幸いにして、とりあえずは私たちはこうしてネットを利用し、時間的には同時に情報の提供と共有を手にすることが出来ます。
    そこから、手探りで今と過去の諸事実を探り続けることが可能です。

    また、私は憲法を自由と開放のために改正するには賛成ですが、国家主義的改悪には反対すること、さらには、現実の社会では、戦争は資本投下の対象として利益を創造し、破壊と建設、需要と供給の関係の極限の形ですから、彼ら守銭奴たちは決してその戦争と言う市場を放棄するなどあり得ない事、という覚悟が必要です。

    最後に、ロシアとの戦費調達を高橋是清に提供したクーン・ローブ商会の実質的オーナーであり、イギリス産業革命以来、またロシア革命資金貸与にも関わりがあったとされるなど、真の意味で世界の歴史を創り続けて来たロスチャイルド財閥を簡単に紹介しますので、歴史を考える時の参考にしていただきたいと思います。

    彼ら一族の総資産を推定すると、1京ないし4京円とされていますが、一族の人的範囲の定義付けや、カリブ海など世界中にあるタックス・ヘイブン(租税回避地域)経由による課税回避など、複雑な資産の範囲の定義付けによってはその数字は大きく流動する程の天文学的な資産なのです。

    日本の国家予算年額は、一般会計と特別会計の重複分を差し引きして210兆円ほどらしいので、ロスチャイルド財閥の資産を2京円、日本政府予算を200兆円とわかり易く仮定すると、この国の100年分の資産を持っていることになりますね。

    もうお分かりですね、一般投資家や投資機関の投資の仕方では、こうは巨額にはならないことを。
    そして、それを競争相手や敵対的相手からの攻撃にそなえたり、それを維持、拡大、強化するためには、考えられるあらゆる手段、策謀、戦術、戦略が必要となるのです。

    身近な所では、アジアでは札幌、香港などに店舗が多くあるチョコレートのロイズROYCE'もこの傘下企業ですが、そのほか、ファッション、ダイヤ宝石、穀物生産貿易、国際金融、原子力関係、鉱物資源開発、映画・テレ・新聞・雑誌といったマスコミ・・・あらゆる分野が彼らの支配下にありますから、彼らに不都合な情報は、一般には公開されない仕組みになっているのが現実です。
    -----------------
    【5994】ムダの排除……無駄は予算項目か、金銭感覚か? 出戸らそ 2009-8-8 4:08

    これまで「ムダの排除」「脱官僚」などと叫ばれながら、なかなか目に見える成果は上がっていません。
    今のままでは近い将来、「ムダはスリム化できてきた。次は国民が増税を受け入れる番だ」と言われかねません。

    一般的な見積書に喩えてみると、与党は「○○費一式」についてムダかどうかを論じてきました。
    この予算項目そのものを対象とする論法ならばその活動がムダでない限り、削減は難しいと言い易いものでした。
    そして今般の総選挙を控えて、野党からはその費用を構成する「□□代金」といった内訳や費目について精査しようという動きがようやく出てきました。しかしこれでも、やはり論点は「項目」が対象です。

    私はもう一歩踏み込んで、役所や役人の金銭感覚のムダについて洗い出してほしいと願います。
    それは「XX万円也」というところまで見てもらいたいということです。

    国会を一日開催すると三億円相当、首脳外遊は一回一億円、政治家が高級料亭で極秘会議……このような内容の報道は枚挙にいとまがありません。この国の政治家や官僚の収入や利権・特権や領収書なしの経費などは、諸外国と比べても随分と優遇されています。それは世襲くらいしたくなるのだろうと、つい邪推したくなってしまいます。これではムダの撲滅など、他の惑星の出来事であるかのように感じたとしても不思議ではありません。

    私たちの日常に喩えるなら、せっかく家計のムダを洗い出して買い物の品数を減らそうとしたのに、毎日の買い物ではタクシーで高級百貨店に乗り付けているようなものです。それが習慣なら、やすやすとは変えられません。
    その結果、家計が行き詰ったとしても、増税するように「給料を上げてください」という訳にはいきません。

    このように考えてみると、たとえば役所が行う事業について、見積書の金額は果たして妥当なのだろうかと勘ぐりたくなります。見積りのチェックに経験豊富な民間人を入れて、都度「適正」な金額に導くだけでも何かが変わるのではないかと思えてきます。

    加えて、予算の仕組みは見直せないものなのでしょうか。
    現状では当期予算で消化しきれないとなると、期末には決まってあちらこちらで道路工事が頻発します。
    これは一例に過ぎませんが、総じて言えるのは、そこに投入される私たちの税金をもう少し適正に扱おうとしてもよさそうなものではないかということです。

    民間企業でも予算計画は立てます。しかし従業員の役目は予算をきれいに使い切ることではなく、コストを削減したり、新しい手法を探して能率を上げて経費や時間を節減することなどに主眼が置かれることがままあります。そして成果が上がれば、その担当部門や担当者の昇格・昇給などの考課にプラスとなります。

    節減できたコストなどは従業員への期末賞与に充てられたり、設備投資計画や株主配当などに結びついていきます。
    予算計上額に対して実績額が下回ったからといって、次期予算がまるでつかなくなることもありません。それは部門益ではなく、企業全体の利益を見ているからできることなのです。この発想は、民間のみに当てはまるものなのでしょうか。

    もし役所でも工夫次第で似たようなことができるとしたら、きっと日本は大きく変わると思います。
    予算に対して経費や時間を節減できれば、いろいろなことができるようになります。たとえば期末に道路をほじくり返す代わりに、同じ道路予算で自転車道を整備したり自転車ユーザーに道交法を学んでもらうこともできるでしょう。

    その結果、交通事故と温室効果ガスの両方が減るなどの思わぬ副産物を得られることもあるでしょう。ひいては、私たちに課税されてきた税額が下がることだってあるかもしれません。
    そうなれば、これらの成果は民間の水準と乖離しない範囲で役人の給与に反映してもいいかもしれません。

    仮定ばかりですが、ついでにもう一つ。
    もし役人にとってこれらが成果として評価されるとしたら、役所自らがすすんで莫大な税金を適正に使うことを含めて私たちに還元してくれるかもしれません。これは省庁の利益や利権ではなく、国家と国民全体の利益に視座を置けば、決して実現不可能なことではないはずだと思います。

    政治家も官僚も、自分たちにとって必要充分な額に対して足りなければ安易に増税を想起します。
    しかも私たちが妥協し易いように、中負担中福祉の社会保障を盾に訴求してきます。
    しかし私は、今が低負担だと言われることに違和感があります。

    消費税は5パーセントですが、他のあまたの税目についてはどうでしょうか。また、税金以外で社会保障目的で強いられる年金や健康保険などの公的保険の負担はどうでしょうか。加えて日用品・生活必需品や食品の税額と物価はどうでしょうか。
    賃借・所有の別に関わらず住居にかかる費用はどうでしょうか。日本で子供に教育を受けさせるのにかかる費用はどうでしょうか。

    この国の物価と、私たちの収入はバランスがとれているでしょうか。これらの負担に苦しんでいる人や諸々の事情から生活が行き詰ってしまった人、働きたくても心身の病などを抱えて働けない人や働き口が見つからない人など、現実にたくさんいるではありませんか。

    これらを総じてみれば、私たちの負担が現時点で低負担だと断じることはできないと思います。
    その逆に、徴収している税金のやりくり次第で、今よりもずっといい政策を行える原資があるはずだと思えてなりません。

    私は本気でムダをなくすと言うなら、まずは法を変えてでも政治家や官僚が潔く自らの既得権を捨てることからすべてが始まると思います。それを捨てれば、空いて軽くなった手を困っている人に差し出すことがもっと容易にできるのではないでしょうか。それが役人の、本来の仕事のような気がします。感覚のムダ、徹底して撲滅してほしいものです。
    -----------------
    【5958】Re: 政権公約マニフェストには、有言実行と無言実行の裏表がある!  みじゅくもの 2009-8-6 11:00
     ▼Gokaiさん:おはようございます。直ちにhpの情報をお知らせいただき有難うございます。

    それにしても、このhpを即座にお知らせいただけるとはよくよく勉強されておられるのですね。自分の勉強不足を強く強く感じました。私にはいろいろ家庭的事情がありましてまともに時間をとることができません。先日、北極星さんにもお知らせしたのですが、投稿を何時まで続けられるかも定かでない状態なのです。

    私はサラリーマン生活を卒業して現在は年金で生活する要介護一級の障害者という訳あり68歳の男性ですがGokaiさんはどのような毎日をお過ごしの方なのかな?と、ふと、考えたところです。
    前置きはこのくらいにして、お知らせいただいたhpは時間の関係でほんの一部を拾い読みさせていただきました。

    世の中にはいろいろな立場の方が居られてそれなりの考えを表明されているわけですが、このhpを読んで先ず感じたことは、今、何故、このような意見表明があるのかなという、素朴な疑問でした。「今」太陽エネルギーの活用課題を資源パフォーマンスの立場で論ずる意義はどのようなことなのでしょうか。

    技術はほとんど無限のレベルで進歩するものと私は考えています。論ずるべきことの原点は「必要性」なのだと私は考えます。例えば太陽光パネルの設備に「現在」必要とされている費用が近い将来1/10にならないとはいえない、と思うわけです。とにかく、石油と原子力に頼っているわけにはいかないのだと私は思います。

    また、技術論文集でもないこのページに100兆などと全く実感もわかない様な「与太話」を書きましたのも「政治とは」そうした「一面」を持つものと考えたからです。後藤新平の昭和通り、100年後で無いと意味がないような話「夢を構築すること」、票集めだけに汲々としている今の政治が見失っている最大のものとも考えるわけです。

    中央政府にとっては、本来、外交、防衛、そして、教育を筆頭とする将来への夢の構築などが優先するのだと思・u桙「ます。また、鉄腕アトムの世界は当時漫画だけの世界でした。時間切れになりましたので、失礼します。
    -----------------
    【5944】Re: 政権交代に向けて語るスレッド   もぐら 2009-8-6 0:20 (編集)

    >道路公団は民営化されましたが、これは将来の無料化というのは視野に入れているんでしたっけ? もう無料化はあきらめたんでしたっけ?

    とりあえず下記wikiを見てみました。「道路関係四公団民営化推進委員会」
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E8%B7%AF%E9%96%A2%E4%BF%82%E5%9B%9B%E5%85%AC%E5%9B%A3%E6%B0%91%E5%96%B6%E5%8C%96%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

    将来の無料化については明確には書かれてないですねえ。まあ、民営化ということで事実上 無料化はなくなったという印象です。自民党としても無料化はなくなったとは はっきり言えないんだろうけど、政治の責任としては明確にする必要あり。

    道路公団の民営化については、問題山積みのまま終わったが、国交省と公団の利権構造にメスを入れ 民営化にまでこぎつけた、という点でそれなりに評価しています。しかし、委員会発足時に目標とした「高速道路料金の引き下げ」は実現できなかったと書かれてあります。(それじゃダメじゃん)

    民営化論議の当時、『公団は「赤字」との表現が、推進委員会・マスコミにてされることもあったが、公団全体で見れば赤字ではなかった』と書かれています。

    談合や天下りなど利権の温床にもかかわらず黒字だったということは、相当料金が高い、すなわちボッタくっていたことになります。上述のように料金の引き下げは実現しなかったため、ボッタくり体質は現在も変わっていないと見られます。
    民主党が「無料化」を言い始めた数年前から時間割引など始めたけど、これなんか全然子供だましじゃないですかね。現在は不況の影響で大幅割引をやってるけど、これは暫定処置。

    http://www.nikkeibp.co.jp/archives/196/196940.html
    上の記事は『ほころびだらけの道路公団民営化論議』という2002年の記事です。
    古い記事であり、現在の視点とのずれがあるかもしれないけど、民営化の何が問題であるかを考える上でなかなか興味深いと思いました。

    冒頭で、小泉総理が「民営化するからには最終的には上場を目指すとの考え方を念頭に、濃密で広範な議論をお願いしたい」と発言すると、自民党道路族の古賀誠が「全く道路のことが分かっていない」と激しく反発し小泉発言を切り捨てた、とあります。

    その古賀は、現麻生政権の選対委員長にあって東国原擁立問題を起こし、委員長を辞める・辞めないの問題を起こしました。
    まあ、古賀を党の役職に置いているようでは道路関係の改革は進まんでしょう。

    http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071009/137073/
    上の記事は『高速道路は無料にできる』という日経ビジネスの2007年の記事です。参考まで。
    ただ、福田内閣で道路特定財源の一般財源化は決まったんですよね。
    一方民主党はガソリンの暫定税率は廃止すると言っている。今後どうなるのやら。

    まあ、民主党の高速無料化は、改めて公団の民営化形態や自民党の道路利権を考えるいい機会になるのでは。私自身は完全無料化でなくても上限1000円が暫定でなく恒久になればいいかなと思っています。当然ETCだけじゃなく現金も。

    でも金を払えば絶対それに群がるだろうから、無料化路線で進むのは悪くないと思います。無料にして一般道よりも高速を走りやすくすれば、燃費もよくなるはずだし、結果としてCO2も削減できる方向だし。ただし大きな渋滞がなければ。
    少なくとも麻生政権が続けば道路改革は進まんでしょう。よくこれで消費税を上げると言えるもんです。結論→政権交代
    -----------------
    【5991】新政権の真価は? 出戸らそ 2009-8-8 0:44

    ほどなく誕生する新政権。その真価を問うポイントには様々な観点があると存じます。
    その一つとして、私は次のように考えてみたいと思います。

    これまでの政権では、財界もしくはその団体との距離が近かったと思います。
    確かに、集団就職やモーレツサラリーマンが支えた高度経済成長を経て、急速に現在の豊かな日本が造られてきました。
    その中で財界の果たした役割は大きかったのだと思います。
    しかし時代が移ろい、財界の主張はいまや庶民感覚や巷の関心事に背を向けたものが目立つようになってきたと思います。

    たとえば、温室効果ガスの大幅削減には新興国と共に日本の財界は消極的です。
    また、派遣労働の規制にも異を唱えます。前者は世界の関心事であり、後者は日本の現在と未来に関わる問題です。
    財界はこれらの課題への積極的な対応は、経済の発展を阻害しかねないと位置付けているのかもしれません。
    しかし世界中には、既にこれらの問題と経済の安定成長を両立させてきた国々も存在します。

    現在の日本では、事業の失敗や損失は、その事業活動を主導した企業のトップが責任をとるのではなく、現場の従業員が切り捨てられることによって穴埋めがされ、ある意味でオフセットされています。
    財界はこの便利な仕組みを手放したくないのでしょうが、しかしその歪みは弱者を直撃してしまいます。

    企業と従業員を鎖に喩えるならば、鎖の弱い輪である従業員をいくら切ったところで、肝心の鎖の全体強度がいつまで経っても向上しないのは明白だと思います。終身雇用を謳っていた時代と目先の成果を優先する今の世とでは、労使の関係も変質してしまい、財界の主張とその意図も同様に変化したと言えるのではないでしょうか。

    次の政権を担う政党が、これまでのように財界の政策提言などに一定以上の配慮を続けていては、この国の近未来は明るいものにならないのではないか……私見ですが、そんな憂いを抱いています。

    私たちの多くは、昼間は法人の立場に同化して財界の主張にうなずき、晩は家庭に戻って一消費者や一国民の立場としてニュース報道に向かって首を縦や横に振って過ごしているのではないでしょうか。
    二つの相反する意思を発しつつ、それが同じ人物であることは、今の社会構造にとって皮肉なことかもしれません。

    自由競争に派生する強者の世の中から、弱者でも平等に参加できる社会へと転換してほしいものだと願います。
    言い換えれば、誰もが疲弊したら遠慮なく立ち止まって一息継ぐことが許される世の中であってほしいと思います。

    あまり取り沙汰される観点ではありませんが、弱者である私は「財界と喧嘩できる」政党に投票したいものだと思います。
    -----------------
    【5990】弱者に優しい社会を! うたかた(泡沫) 2009-8-8 0:26

    3年ほど前から知的障害の子たちと接していますが、国家や自治体の知的障害の子たちに対する扱いはお座なりです。
    一応対外的な体裁は整えていますが、血が通っているとは思えません。

    教師たちも「あなたがたは、自分のことは自分でできるようにして、健常者の邪魔にならないよう、人目に立たないところでひっそりと暮らしなさい」と教えているような気がします。

    本来なら障害者に、自己の人間としての権利を、堂々と主張するように指導すべきだと思いますが、そうはなりません。
    私は60歳で零細自営業を廃業(取引先のリストラの煽りをうけた)し、国民年金支給の年齢にも達せず、職安に通いました。
    幸い仕事にはありつけましたが、年寄りにはきつい仕事ばかりでした。

    「老いて得るたつき(生活)の時給800円」当時の心境を詠んだ私の川柳です。
    平和で、弱者に優しい社会は「夢のまた夢」でしょうか?
     人党の〈目的〉には全て賛同しますが、政権が民主党に移ってもあまり期待はできません。大勢の仲間が監視を強める必要がありそうです。老人党に期待を繋ぐ所以です。
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15 【6387】老人党メルマガ(284)
北極星   運営スタッフ 2009-8-19 6:45:47  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(284)  ::: 2009/8/16
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
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    【6080】核のない世の中を    出戸らそ
    【6153】Re: 核のない世の中を 高橋
    【6087】「小泉ブーム」の意味するもの   pierre
    【6033】本日朝日新聞記事「細川元首相提言」について casablanca
    【6003】Re: 原爆の日に思う 柳沢のタンタン
    【6052】軍備拡張の動き 高橋
    【6012】貧困解消のための私見(再掲) 沈黙の初夏
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    【6080】核のない世の中を    出戸らそ 2009-8-11 17:02

    原爆の日に非核三原則の法制化が話題に上りました。
    このニュースは新聞などの配信を介して、インターネット上のニュース欄にも掲載されました。

    あるポータルサイト(http://news.biglobe.ne.jp/topics/)では、ニュース項目それぞれに閲覧者の感想を投票できる仕組みがあります。そこでは、このニュースに100件を超える感想が投票されていました。
    その結果に、私は大きな危機感を抱きました。

    投票と共に寄せられたコメントについて、それをざっと数えてみました。
    無関係な内容と判断したものを除くと、非核三原則の法制化に賛同する趣旨のものは約25パーセントありました。
    一方で批判的なものは約56パーセント、中立派・他が約19パーセントでした。

    これに各コメントに対する賛否の票数を加えると、批判的な意見が80パーセント以上に跳ね上がりました。
    ここで挙げられた主な理由は、アジア情勢に抗する必要性や自国防衛の手段として核保有を主張しているものが多く見受けられました。極端なものでは、核武装しないと日本が滅びてしまうといった旨のコメントまでありました。

    ざっと数えたところなので、多少の誤差はあると思います。それでも、これほど多くの方々が核兵器に肯定的だったことに、大変なショックを受けました。

    これはインターネット上のことであり、さらに特定のサイトでの出来事に過ぎないとの見方もあることでしょう。
    しかしこのポータルサイトは大手プロバイダーのものであり、一部の主義主張に傾倒した者たちが好んで集う特殊な嗜好のサイトであることを示すものは見当たりませんでした。

    私たち有権者は、現政権の運営スタンスを目にしてきました。衆院での法案再可決の連発や、憲法の拡大解釈による自衛隊の海外派遣など、それは数の力を背景にして現与党の思うがままに行われてきたと言っても過言ではないでしょう。
    それが人々の無力感や閉塞感につながり、もしかすると発言者の偏りを生んでしまったのかもしれません。

    また、温室効果ガス削減といった偏重した側面を広告的に訴えるなどして原子力発電を推進しようとすることも、核を身近なものと錯誤させる一因なのかもしれません。
    私は戦争にも核にも、大反対の立場です。

    地球上の多くの生物は生存と繁殖ために闘いますが、人間はそれ以外の目的で争います。
    生物の種としては充分に生存も繁栄も叶っているのに、国益や国境、人種や宗教宗派などを巡って、どうして多くの人々が殺し合わなくてはならないのか……とても悲しい現実です。自由などの大義は掲げますが、もしその裏にうごめく利権があるとすれば、資本経済に鍛えられた人間の欲は地球上で最も殺傷能力が高い兵器だと言えるかもしれません。

    そして、核兵器に関する問題は特に深刻です。実際にそれを使った国と使われた国、いわゆる当事者は世界で米国と日本だけです。米国は核のない世界の実現に向けて行動することを宣言しました。
    もう一方の当事者である日本の宣言は憲法九条であり、この非核三原則の法制化もその一つだと思います。
    米日両国は、他国とは立場も発信力の重みも違うはずです。きっと米国と日本にかできないことや役割があるはずです。

    過日の新聞に、戦禍を知らない30歳代の僧侶が、ソロモン諸島に定期的に赴いて戦没者のために供養を続けていると報じられました。そのきっかけとなったのは、祖父から聞いた戦争体験だったと言います。
    しかし、戦争で被災された方々から生の体験を直接聞ける世代は限られています。
    戦争や、特に核兵器の恐ろしさは、時間の経過につれて次世代の想像の彼方へと逃げおおせようとしています。

    世界各地に残る古の伝統や伝承は、現代でも脈々と息づいているものが少なくありません。
    それには、何かやり方があるはずです。実体のある話を風化させないためには、今が最後のチャンスかもしれません。
    非核三原則の法制化は万能薬ではありませんが、私は賛成です。
    -----------------
    【6153】Re: 核のない世の中を 高橋 2009-8-13 12:32
     ▼出戸らそさん:

    私は書き込み能力も遅く、時間的余裕も充分ではありませんので、考えを纏めているうちにすっかりレスが遅くなり、申し訳ありません。

    貴投書を読んだ時は、本当に吃驚しました。非核三原則のうち少なくとも「作らず」「持たず」は(タモガミなぞという身の程知らずが多少もてはやされても、まだ)ほぼ完全に国民の合意になっているかと思っていたからです。

    私はポータルサイトなぞを覗いたことがありませんので(構わなければお教え下さい)。どんな階層、年齢層の人が投稿するのか存じませんが、「核を持たないと日本は滅亡する」となどいう人は、今の世界情勢を客観的に認識できているのか、今もテレビなどで流される広島・長崎或いは実験被爆地などの惨状、核の非人道性などをどう見ているのでしょうか。

    一老人としては、○×で一面的な答えを出すだけの教育を受けたのか、或いは漫画やゲームで人を攻撃したり殺したりすることに現実感を失った人たちかとも想像してしまいます。私は年寄りですので、少なくとも私の周りにはそういう意見を持った人は見当たりませんが、もし居たら徹底的に討論する必要があると存じます。

    しかし(民主党が政権をとったらどうなるかは分りませんが)今の日本国にそういう人たちの啓蒙・再教育を期待するのは難しいかと思います。むしろ、世界情勢の進展がそれらの人たちの考えを変えてくれることを私は期待します。
    いつも書きますが、私はグローバル化によって世界各国は良くも悪くも緊密に関係し合って行くと思っています。

    3年半まえ、この掲示板での“改憲・再軍備派”の仮想敵国は中国、韓国でした。
    今はこの両国の日本にとっての重要性、友好の推進について疑問を容れる人はいないでしょう。北朝鮮でさえ、各国が協調して迫れば、いかに独裁政権といえど、日本に核を打ち込むことの損得は理解する(既に理解している)ものと考えます。

    「持ち込ませない」については歴史的経緯もあり、やや複雑かと思います。朝鮮戦争のときに既に核搭載空母が日本から出航していた。それを知りながら、沖縄返還の為にはアメリカの核持込みの要求は断れない。
    さりとて日本国民に理解を求めることも困難である。そこで官僚一流のやり方で密約でその場を凌いだ。そして最近その密約の存在が明らかになっても、官僚としては否定し続けるしかない。というのが昨今の騒動であると私は忖度します。

    「持ち込ませず」についても、事実は既に持ち込んでいても、国会決議だけしておこう、というようなことだったのでしょう。

    前にも書きましたが、日本人は情緒、安易なフレーズに弱く流され易い。“世界情勢が変わりつつある(これについては後日議論したいと思います)のに、核の傘”が既成事実化したまま、多くの人が「これが無いと日本の安全が危うい」と思い込んで居る。日本の安全=真の世界平和・共存=非核・非戦ということを徹底して主張して行きたいと思っています。
    -----------------
    【6087】「小泉ブーム」の意味するもの   pierre 2009-8-11 22:04

    先日、次のような記事に出会った。

    「僕は以前、加藤(紘一)さんとテレビ番組で対談をしたことがあります。
    その時、『加藤さん、あなたは小泉さんのことを今くそみそに言っていますけど、何で小泉さんが一時あれだけの人気を持っていたと思いますか』と聞いたら、本当に言葉に詰まりました」。
    (竹森俊平「『政治という日本の弱点』を議論する〈中〉」『日経ビジネスOn Line』No.784 2009.07.09.)

    加藤紘一氏と言えば、自民党の領袖の1人ではないか。
    その人の「小泉ブーム」に対する理解がこの程度のものであったとは、正直驚きだった。
    「格差拡大」、ワーキングプアなど、貧困化が進んでいるのは専ら「小泉改革」が原因とという議論が多い。
    しかし、労働所得の格差は87年以降一貫して上昇、とくに急激に上昇したのは97年から2002年であり、それに対して2002年以降の格差拡大は緩やかだという。

    またこの格差拡大の主因とされる「非正規雇用の増加」も、目立ち始めたのは1990年代の後半からで、1990年には全雇用労働者の20%だったが1999年には25%に達し、その後増加し続け2008年秋には34.8%とピークを点けたのである。
    (以上、『経済財政白書2009年版』第3章第2節 p.226〜9)

    つまり、今日、問題となっている「格差」「貧困」……の諸々の問題は、バブル崩壊後のこの10〜15年の日本経済の歩みがもたらしたものであって、「小泉改革」にその直接の原因を求めるのは筋違いなのである。

    小泉ブームが最も沸いたのは2005年9月の「郵政解散・総選挙」であった。自民党はそのブームに乗って296議席を獲得し圧勝した。この選挙で示した自民党の公約には「郵政民営化こそすべての改革の本丸」と銘打ち、郵政民営化から始まって、行政改革、財政構造改革、社会保障制度改革、地方行政改革など、まさに改革のオンパレードであった。

    自民党長期政権がもたらした閉塞感に、バブル崩壊後の長期不況が加わり、この改革のオンパレードへの期待を生んだのである。しかし自民党は、それからの4年間に何をやったのだろうか。肝腎の小泉純一郎氏は選挙でこれだけの支持を受けながら、たった1年で、いわば改革を途中で放り出して、辞任した。自民党の総裁任期が満了したからという理由である。

    つまり、選挙で寄せられた有権者の期待より自民党の内部規定を優先したのである。これはまさに裏切りだ。
    しかもまたその後継者選択に決定的な過ちを犯し、結局、あのブームをつくった有権者の思いは、雲散霧消した。
    したがって小泉氏を評価するつもりはさらさらないが、彼が提起した「自民党をぶっ壊す」というフレーズが有権者の琴線に触れたことは間違いない。落ち目の自民党は、期せずして大変な“金脈”を手に入れたはずだった。

    しかし、その後の経緯は、自民党はそれを“金脈”と理解することすらできなかったことを物語る。
    冒頭の加藤紘一氏の発言を見れば、それは明らかであろう。

    さて、来るべき総選挙であるが、自民党と民主党のマニフェストを読んでみた。
    自民党のそれは、具体的なタイムテーブルもなく、財源も書いてない、政権党としてのこれまでの実績に対する評価・反省もない、旧態依然とした「公約」に過ぎず、とてもマニフェストと呼べる代物ではない。

    一方民主党だが、努力の跡は窺われるものの、財源の不安を解消できず、郵政事業の抜本的見直しを掲げ、株式公開にブレーキをかけるなど、後ろ向きであることが気懸かりである。
    また、高速道路の闇雲な無料化とCO2排出量削減の高い目標との整合性はどうなのか。
    また、アメリカとのFTAに関して農協の主張に屈してコメの高関税引き下げに消極的になったり、理解できないことも残る。

    4年前、「小泉ブーム」をつくりだした有権者の思いに、日本の政治はその後本当に応えたのだろうか。
    結局、これでは「小泉改革」を悪者にして、やるべき改革をサボタージュしているとしか思えないのである。
    そして今度の総選挙でも、その思いは燃焼しきることなく残るに違いない。
    しかし、政権交代した方が、まだいいだろう。何かが変わるに違いない。それに賭けて、この選挙に臨むことにしよう。
    -----------------
    【6033】本日朝日新聞記事「細川元首相提言」について casablanca 2009-8-9 17:44

    大阪府橋下知事が、経験上一貫して発言しているのが“諸悪の根源は霞ヶ関で、霞ヶ関を解体せねばならない”と官僚制度改革を強く訴えています。私はこの部分については100%知事を支持しています。
    各党のマニフェストにある、教育・医療・福祉・雇用・税金等々枝葉的な細かい部分も実現するには、腐敗した根っこの部分、即ち霞ヶ関問題を解決なくしては困難を伴う事になります。

    然るに、今日の朝日新聞にて、細川氏が政権交代なら「官僚機構を使いこなさないと政権は成り立たない。
    官僚退治は愚の骨頂」と提言されています。元首相の発言故、有る程度重みもあり大変疑問に感じています。
    何故そうなのか?細川氏に回答を頂きたいものです。
    -----------------
    【6003】Re: 原爆の日に思う 柳沢のタンタン 2009-8-8 15:59

    原爆被害者の訴訟
    この64年も経過した原爆の被害者の救済措置がやっと議会の議題に乗ってきたことは喜ばしいことであるが、何故に今日まで60年の長きにわたって解決しなかったのであろう。そこには国という大きな障害が存在していたからに他ならない。
    この国の存在はこれまで民衆の為の国家ではなかったということであろう。

    たまたま今回の選挙に当たって、権力党である自民党に対する世論の厳しい風当たりがあったことも影響なしといえるであろうか? 自民と民主党が可也激しい泥試合の論争を繰り広げているが、国民はそのような論争にはあまり興味があるとは思えない。

    問題は、彼らが実際に何を国民のためにやるであろうかということであって、民主党の主張には予算が出来るかとか言っているけれどもこの数十年間国の借財を800兆円まで増やしてきた実績をいかが弁明するか聞きたいものである。
    国土庁が先頭になって使用した金額は膨大なもので、この国の福祉にたとえ100兆円くらい使用してもこれはそれに比較すれば国民の幸福になることを考えれば大変安いものと言わねばならないであろう。

    官僚が国の財産を食いつぶしている様は本日の朝日新聞の社説にもある
    自民党の諸君、心して発言には気をつけたほうが良いでしょう。
    -----------------
    【6052】軍備拡張の動き 高橋 2009-8-10 16:26

    私は前2通の投書で、原爆被投下の記念日を迎えても核廃絶は簡単には進まないだろう、
    むしろ日本国内では"戦争の出来る日本"への動きが再び目立って来たことを書いたつもりです。
    私の危惧が見事に当たったというか、私の意見を真っ向から踏みにじると言うか、今日の朝日の朝刊の記事によれば、麻生首相が(私の考えではこともあろうに)9日の記念日に長崎を訪れ、敵基地攻撃能力など軍備の強化の意向を示したそうです。

    (以下部分引用)
    首相は日本が「敵基地攻撃能力」を持っていないことに関して、日米の役割分担を協議する場の設置を検討すべきとの考えを表明。鳩山氏は非核三原則の法制化を検討する意向を示した。専守防衛を掲げる日本は、他国を攻撃するための兵器などを持っておらず、敵からの攻撃が迫って必要が生じた時は、米軍が敵基地を攻撃する役割分担を想定してきた。

    首相は9日の記者会見で、「懇談会の提言を踏まえて、日米間の具体的な役割分担に関する話は、今後、競技のあり方について検討すべきだ」と述べた。政府の「安全保障と防衛力に関する懇談会」は4日に首相に提出した報告書で、攻撃能力保有の可能性も含め検討するよう提言していた。首相はまた、米国に核の先制使用をやめるよう求めるべきだとの意見について「日本の安全を確保するうえで具体的にはいかがなものか」と否定的な考えを示した。

    日本の首相、自民党の総裁の考えはこんなところです。(私的懇談会の利用については前に書きました)
    アメリカは核の先制攻撃をしても良い。(被爆記念日の長崎でそう発言した)日本はアメリカに代わって敵を攻撃しても良い。

    そもそも"敵"とは何か。何故敵国になったか。神がこの世を作って以来、厳然として敵国が存在した訳ではなかろう。
    ならばその歴史的経緯を解きほぐし、誠心誠意外交を尽くし、EUのごとく平和共存を図らないのか。
    世界情勢も変化している。対米追随も、そろそろ考え直すべきではないでしょうか。

    今日の朝刊にも、各団体がマニフェストの採点付けをしていました。極論ですが、マニフェストは各党が調査会社に委託し国民の要望を調べ、PR会社に耳あたりの良い言葉を並べさせて作るとの話もあり、美辞・努力目標の羅列みたいな所もあるので、眼光紙背に徹しなければ似たり寄ったりの感じを持たないでもない。

    しかし、民主党は日米同盟の対等な関係への見直しを主張しているし、鳩山氏は上述の記事で非核三原則の法制化について「検討することを約束したい」と明言したとのことです。

    以前(3ヶ月前)に私は「諸悪の根源は官僚にある」と書きました。
    それとこの、日米同盟の隷属的関係の二つが日本国の将来を危うくさせていると私は信じます。マニフェストの細かい詮索は兎も角、私は政権交代→混乱・変革を予期しつつ、(改憲論者も居るけれど)取り敢えず民主党に期待したいと思います。
    -----------------
    【6012】貧困解消のための私見(再掲) 沈黙の初夏 2009-8-9 0:50

    多少の予備知識がなくば関連投稿に参加できないと思う。参考記事として再掲しておく。
    (総合【932】再掲)http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=130&sty=2&num=34

    巷で言われているが、日本国は財政危機などではない。まず本当に危機ならヨソの国に援助などできるわけがない。
    これは危機感をあおって別の目的を達成するためと考えるべきだろう。さてあおっているのは誰か、だが。
    そこまで視点が届いているヒトは少ない。

    国家の運営。現代経済システムでは赤字になるのが当たり前である。
    それは通貨というものが便宜上のものであり、国家を運営するには次々と発行するしかないからで、いわゆる財政赤字だろうが物理資源が不足しない限り困ることはない。

    需要にくらべ供給が極端に減る場合は困ることになるが、日本のような社会ではむしろ供給過剰なのが問題なのである。
    それに加え、貿易収支が黒字のうちはいわゆる財政赤字も同様に気にせずともよい。
    現状では貿易収支が、こんなに黒字なのに庶民の暮らし向きが悪いのはおかしいはず。

    そもそも赤字というのは ある系が別の系に対し用いる概念だから同じ通貨である国内どうしで使う用語ではない。
    違う現象を同じ言葉で表現すると混同を招く。
    以上、便宜上の数字にすぎないものを騒ぎたてるのは頭がどうかしてると言えよう。
    人々の暮らしが向上する限り 原理的には無限に赤字の数字はあがる。

    しかし、人類が滅亡する日まで、この数字がいくら増えようが困ることはあるまい。
    物理現象としての物質とは切り放された事象に意味をつけているのもまた人間なのだが、金本位制がなくなり変動相場制に移行した今、通貨の価値という形而上的意味を持つものを担保しているのは人々の活力なのである。

    どうして皆そのことに気がつかないのだ。その活力を奪ってしまうような昨今の行政は間違っている。
    つまり モノの供給量にみあうだけの通貨は発行すべきなのであり、暮らしが不自由になるような制限はしてはいけない。
    通貨を過剰に発行するとインフレになるという意見があるが、私は石油があるうちはインフレになることは無いと思う。

    石油の力でモノはいくらでも用意できる。石油文明とはそういうものだ。
    また石油がなくなれば社会が崩壊するという意見もあるが、石油がなくなって崩壊するのは石油にささえられた工業化社会が崩壊するだけで、人間そのものが崩壊するわけではない。

    石油のない新たな社会システムにつなぎかえればいいだけである。そこのところを皆、錯覚していると思う。
    本来、生きるという原則は食糧によるもので、それ以外の事は、実はどうでもよい。
    人々の頭からいっかい金という価値を壊し、新たな価値観を構築するためには劇薬が必要みたいだ。
    ・・・
    経済発展とは暮らしの向上には役立だったが、今やその手段が自己目的となってしまった。これは本末転倒と言える。
    健全財政主義者は赤字国債はいけないとあおって増税を唱えるが、これも間違っている。
    我々が選んだ我々の政府、日銀なのである。

    政府が黒字になったところで我々が暮らしてゆけないならなんの意味もない。
    外国への対外債務が赤字でない限り政府が赤字でもなんら問題ないではないか。
    同じ通貨を用いる我々の我々による我々のための政府のはずである。

    そんなに政府が困る困るというなら、そんな政府はつぶして新しい政府を樹立すればいい。
    日本は貿易黒字の世界的には債権大国なのである。
    国外の債権は引き継ぎ、国内の赤字国債は新しく通貨を発行して返済してしまう。
    それでインフレになるというなら国債長者から税金をとりたてればいい。

    困る庶民からは問答無用で平気で重税をとり、にもかかわらず政治的発言力のある大企業には減税するのだから簡単に出来るはずだ。庶民も政治的発言力をつけるべきなのである。

    実際は国債の大部分は日銀が保有しているから新しい政府を樹立するときに日銀もリセットしてしまう。
    日銀は個人ではないから国債を放棄しても誰もこまらない。
    そもそも日銀も我々が作ったシステムのひとつにすぎないのだから。

    ちなみに現在でも 日銀に眠っている国債券が火事で燃えてなくなっても誰もこまらない。
    前にも述べたが、そんなものは便宜上の存在だからだ。
    ・・・
    現代は変動相場制であるが、現状にもっともマッチした概念で言えば石油本位制と呼称すべき。
    石油が全ての元となっている。それは現代科学工業文明が石油によって成立を保証されているからである。

    石油の力で石油を産出し、石油自身を遠くまで運び、運ばれた石油で食料を含むあらゆるものを製造、流通させる。
    最近では石油を使って作られた食物を使ってバイオ燃料とやらを製造し、需要と供給の関係で食物自体の価格が上がっているという。

    これは非常におかしなことで 生物にとって一番重要な資源とは食糧であること忘れ、人間が何のために生きるかという概念を混乱に導く愚かな行為と言えよう。本来、人間は経済のために生きるのか?違うだろう。困ったものだ。
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16 【6502】老人党メルマガ(285)
北極星   運営スタッフ 2009-8-23 8:13:36  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(285)  ::: 2009/8/23
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【6379】Re: さあ! 衆院選が始った。 苫屋勲
    【6384】『なだいなだのサロン』掲示板 転載 珠
    【6386】Re: マニフェストについて H.KAWAI
    【6403】生活選択選挙……社会保障と国民負担  出戸らそ
    【6492】Re: 生活選択選挙……社会保障と国民負担 もぐら
    【6422】最高裁判所裁判官国民審査のための資料  珠
    【6399】コメの高関税で日本農業を守れるのか pierre
    【6374】Re: インフレ償還論について みじゅくもの
    【6393】「敗戦の日」に想った。 タミゾ−ル
    =========================================================================
    【6379】Re: さあ! 衆院選が始った。 苫屋勲 2009-8-18 21:21

    老人党の目標に向かって、いろいろ勉強してまいりました。
    今日からは、行動です。傷をなめ合ったり、智を競いあったりの時は、過ぎました。
    これまで、このサイトで勉強してきたことを、親族・親類・一族郎党へ吐き出しましょう。

    それにしましても、麻生のうたい文句が、『責任力』だって。ちゃんちゃらおかしいとは、このことです。
    自民党に『責任力』が皆無だったから、日本に問題が山積みされたんですよね。
    -----------------
    【6384】『なだいなだのサロン』掲示板 転載 珠 2009-8-19 0:26(編集)

    先の先を読む   投稿者:なだ いなだ 投稿日:2009年 8月17日(月)22時56分

    先の先を読むことが必要です。山を登るにもルートを探さなければならないでしょう。
    まず政権を交代させる。そこを経ないと先に進みません。

    民主党のマニフェストの「学費無償化」はバラマキです。そのための金が今あるなら、今、子どもが学校に行きたいのに、学費が出せないという人のために使います。生活支援のためです。
    でも、それでは票にならないと考える人が民主党の中にいて、あのようなマニフェストを作ったのでしょう。

    学費を無償にしている国はたくさんあります。日本も将来その方向に進むべきでしょう。
    それに異論はありませんが、そこに行くには、まず助け合いで、困っている人に税金を使うべきです。自殺者が年に三万を超えている状態を、何とかするのが先決です。

    しかし、それを論じることができるためにも、政権交代を実現することです。

    民主が自公と同じことをするようなら、また政権交代です。そして、ぼくたち有権者がキングメーカーなのだということを、政治家に思い知らせることで、政治を変えていこうとぼくは思っているのです。
    目先のマニフェストは、先の先を読めない、馬鹿なジャーナリストたちに議論をまかせておきましょう
    -----------------
    【6386】Re: マニフェストについて H.KAWAI 2009-8-19 4:47 (編集)
     ▼みじゅくものさん:お早うございます。

    >>○私、民主党のマニフェスト中の「ムダづかいをなくすための政策」について論じましたのは、
    >>比較のためじゃありません。もう少し現状に深く切り込んで欲しいということが言いたかったのです。

    >仰る趣意は私も同意見ですが、投票日を前にして、民主党のマニフェストの内容を論ずることは結果として、自民党を利することになると考えます。

    ○ご趣旨は理解できます。
    ただ、マニフェストのことは選挙が終わってから論じましても無意味と思いまして、少し述べさせて頂きました。

    ○それと、今回の総選挙では「政権選択」ということが盛んに言われておりますが、それはみじゅくものさんのように基本的に「自民党支持」という方が、「今回は自民党に“お灸”をすえてやれ」という理由で、基本的に同じ政策の民主党に投票されるという場合には「妥当」な「標語」でしょう。

    ○しかし「無党派」の方に取りましては「政権選択」という「標語」は「二者択一」という意味に受け取られると思うんですよ。そういう方が全部民主党の方に流れて、少数野党が一掃されてしまうというのでは困ります。

    ○その上、民主党は比例区の定数を80減らすということもマニフェストに掲げている訳ですから、更なる少数野党の一掃が予定されている訳です。

    ○みじゅくものさんは例えば共産党なんかはお嫌いかもしれませんが、まさか、国会が自民党と民主党だけで、法案がスイスイと国会を通過していくような状態が好ましいとはお考えにならないと思うのですけどね。

    ○本当は第三の「極」として共産党のような党の存在が必要なんだと思いますよ。
    例えば、自民党は民主党が「インド洋での給油」に反対したなどと言って批判しておりますが、米国には「最大限」協力すべきだと考えているのだとしましたら「お人よし」にも程があります。

    ○米国から何か要請されましても「それは簡単には参りませぬ。」とか言いまして「最大限値切る」のが「交渉」ってものじゃありませんか。その為には「第三の“極”」の存在が必要なんじゃありませんかね。
    私ってずるい?そんなこたあないでしょう。「北朝鮮」と比べましたら「可愛い」もんです。

    ○北朝鮮の「粘り」について考察を深めるというのも「面白い」かもしれませんが、準備もできておりませんのでこのくらいにさせて頂きたいと思います。
    -----------------
    【6403】生活選択選挙……社会保障と国民負担 出戸らそ 2009-8-19 16:57

    今般の政権選択選挙は「生活選択選挙」とも言われます。これまでのように経済対策が企業業績を経由して家計や生活に所得として間接的にもたらされる政策を継続するか、それとも社会保障給付として家計や生活を直接支援することによって消費を市場に波及させる政策をとるのか……その辺りの選択が話題に上ります。

    そのためには、社会保障の財源としての増税が、実施の時期は別として焦点の一つとなっています。
    ここで気になるのは、時期の問題以前に、増税の是非がもっと論じられて然るべきではないかということです。特に消費税率を上げることが、政治家の発言からは既定路線であるかのように感じられます。

    しかし、政治家が声高に訴えているほどに、日本の社会保障は「低負担中福祉」なのでしょうか。
    私たち国民が納める義務を負う税や保険の総額である国民負担率と、社会保障などによって私たちに戻ってくる移転所得などを通して、この負担と福祉について少し考えてみたいと思います。

    なお、社会保険と税を同列に扱うことに抵抗がある方や、国民負担率が万能の指標ではないとおっしゃる方もいらっしゃることと存じます。しかしながら、ここでは専門的な話が交錯する議論よりも、より平易な言葉で広く意見交換ができることを望み、このようなテーマ設定とさせていただきました。予めご容赦願います。

    さて、次の数値をご覧ください。

    (1)潜在的国民負担率
    47.4%(日)・36.9%(米)・50.2%(英)・59.0%(独)・66.0%(仏)・74.3%(瑞)
    (2)国民負担率
    38.0%(日)・35.2%(米)・50.2%(英)・55.3%(独)・63.9%(仏)・74.3%(瑞)
    (3)社会保障給付費
    23.7%(日)・17.1%(米)・28.9%(英)・38.8%(独)・38.9%(仏)・41.5%(瑞)
    (4)公財政支出教育費
    3.5%(日)・5.1%(米)・4.7%(英)・4.3%(独)・5.6%(仏)・6.3%(瑞)
    (5)純負担率(1)-(2)-(4)
    20.2%(日)・14.7%(米)・16.6%(英)・15.9%(独)・21.5%(仏)・26.5%(瑞)

    凡例:日本(日)・アメリカ(米)・イギリス(英)・ドイツ(独)・フランス(仏)・スウェーデン(瑞)

    これは2001年の公表値を元にして私が計算したものです。
    それより新しいものでは、同条件での計算に必要な数値を見つけられませんでした。
    (1)(2)国民の負担率は http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/futan.htm 財務省、
    (3)の社会保障給付費は http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/05/h0526-3 厚生労働省
    (4)の公財政支出教育費は http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/01/05012102/001.htm 文部科学省が、
    それぞれ示したものです。

    (1)国民負担率は租税収入額(←国税+地方税)+社会保障負担額(←医療保険+年金保険料)を国民所得額で割ったもの、
    (2)潜在的国民負担率はそれに財政赤字額を含めて計算したものです。
    社会保障給付費は年金・医療・介護などの社会保障により給付されるもの、
    公財政支出教育費は国内総生産(GDP)に対する全教育段階の学校教育費の比率です。

    欧州諸国は国民負担率も社会保障給付費も共に高いことがわかります。これが高負担高福祉と評される所以です。
    では、ここで前出の純負担率の値を見てみます。
    私たち国民の所得に対する負担総額から公的給付を受ける額を差し引くと、日本国民の負担率は高負担高福祉と言われる欧州諸国に負けず劣らず既に高負担であることがわかります。

    さらに潜在的国民負担率は、2009年には47.7%に達する見通しだと言われ、負担がいや増していきそうな様相を呈しています。過去に専門家が行った試算では、1992年と1998年の純負担率において主要な欧米諸国を押さえて日本の国民負担率がもっとも高くなったことがあったそうです。

    日本では教育・医療・介護などの自己負担率が高く設定されています。
    その一例として、公財政支出教育費について考えてみます。日本は国連の国際人権規約に批准しながら、高等教育無償化条項の締結を留保しています。その是非は別の問題としても、他の主な批准国との間には公財政支出に大きな差が生じていて、OECD(経済協力開発機構)加盟国においても公財政支出割合が低くて家計負担が重い国というのが日本の姿でもあります。

    http://lify.jp/contents/insurance_point/p18.php ある統計によれば、1人の子供が塾などの習い事を除いて幼稚園から大学卒業までにかかる費用は、日本では1100万円(すべて公立)〜2500万円(私立理系)と高額です。その他にも、北欧のような医療・介護や出産・育児、労働賃金・休暇にかかる手厚い保障は日本にはありません。これらの分が概ね国民の自己負担となってきます。すると、国民の実感は既出の値以上に負担が重いということになり得ます。

    欧州諸国の「高負担」には、社会保障給付として国民にまた戻ってくる所得移転を含んでいます。たとえばスウェーデンでは、家計所得の30%ほどがこれに当たります。日本の政治家は「欧州は高負担、日本は低負担」と安易に喧伝しますが、納めた額のうちの一定以上が還ってくる社会福祉制度をどの程度評価した発言なのか大いに疑問を感じます。

    欧州では社会福祉政策に関する自国政府への安心感や信頼感は、ある程度強いものがあるようです。他方で日本では、たとえば年金制度をはじめとしたセーフティーネットの自壊は止められず、政府と与党は国民の信頼を大きく損ねました。さらに税目は多岐にわたって複雑になっており、近年では各種控除の廃止・縮小傾向も加速しています。

    納税は国民の義務だと言いながら、これまで教育現場では税務を教えることさえしてはきませんでした。これは私たち国民にとってはいささか見え難いことですが、そのツケは国民負担へと暗に転嫁されていくことになるでしょう。

    別スレッド「http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=654&sty=2&num=1 ムダの排除……無駄は予算項目か、金銭感覚か?[/url]」でも書きましたが、やはり私には日本が低負担だとは思えません。

    その解消または軽減策として増税論議がされる際の象徴とも言える消費税ですが、財務総研のhttp://www.mof.go.jp/kankou/hyou/g684/684.html 財政金融統計月報684号によれば、国税の税収に占める消費税の割合は2009年予算で21.2パーセントでした。同様に消費税に相当する他国の付加価値税の割合は、各国の2007年実績または決算額で、イギリスが21.5パーセント、イタリアが29.0パーセント、ドイツが35.7パーセント、フランスは突出していて50.0パーセントです。このように比較すると、フランスは別としても、日本では消費税の税率は低くとも税収までも低いとは言い切れないように思えます。

    また、他国の付加価値税が、日本のようにほぼすべての品目に一律に課税されているわけではないことにも注意が必要です。欧州の主要国では食品や生活必需品、交通や医療などの生活インフラは低税率または税率ゼロに押さえられています。

    そして日本生協連が行ったhttp://jccu.coop/info/pressrelease/2009/03/2008_7.html2008年消費税しらべ[/url]によれば、個人世帯の収入に占める消費税負担は低所得世帯ほど重く、年収400万円未満の世帯では1000万円以上の世帯に比べて約1.5倍もの負担になっています。安易に増税などしてはならないと思います。

    これらは単なる一例です。専門的知識をお持ちの方なら数字解釈の仕方次第で別のものが見えるのかもしれません。
    さらに説明や主張も、もっと解り易い文脈で表現できることでしょう。

    拙い文面になってしまい、ここまでお読みくださった方には申し訳ありませんでした。
    私の能力ではこの程度しか調べられませんでしたが、政治家や官僚、はたまた財界にとって都合のよい訴えの文言に惑わされずに済む眼を是非とも持ちたいものだと思います。
    -----------------
    【6492】Re: 生活選択選挙……社会保障と国民負担 もぐら 2009-8-22 22:07 (編集)
     ▼出戸らそさん:はじめまして

    このテーマ、私も以前から興味あります。
    まだ内容をよく理解できていませんが、とりあえず「純負担率」に注目すればいいんでしょうか。

    >純負担率(1)-(2)-(3)
    >日本:20.2%、アメリカ:14.7%、イギリス:16.6%、ドイツ:15.9%、フランス:21.5%、スエーデン:26.5%

    これは日本の方が英独より負担が大きいことを表しているわけですね。驚きです。
    スウェーデンもそれほど高い感じではないです。

    これで比較するとドイツは日本より負担が低いようですが、聞くところによるとドイツは医療費は無料だとか。
    ある人がドイツ人に「日本では医療費を取るんだ」と話したら、そのドイツ人は「なんで患者から金を取るんだ?」
    とびっくりしたそうです。
    ネットを検索してみると、無料というのは元々は外来診療で、近年は外来診療も有料になりつつあるみたいですが。

    >欧州諸国の「高負担」には、社会保障給付として国民にまた戻ってくる所得移転を含んでいます。
    >たとえばスウェーデンでは、家計所得の30%ほどがこれに当たります。
    >日本の政治家は「欧州は高負担、日本は低負担」と安易に喧伝しますが、納めた額のうちの一定以上が還ってくる社会福祉制度をどの程度評価した発言なのか大いに疑問を感じます。

    これって還付金みたいな感じで毎年年収の約30%も戻って来るということですか。
    だとしたらすごい話で全然知りませんでした。一概にスウェーデンは「高負担」とは言えない感じがします。
    勘違いでしたらすみません。

    全体的な印象としては、日本は決して「低負担中福祉」ではなく、むしろ「高負担低福祉」です。
    ただし官僚にとっては「低負担・超高福祉」。官僚がこんな高福祉国家をやめられるわけがない。
    そして麻生はさらに増税を口にする。こんな麻生と官僚は今度の選挙で絶対退場させましょう。
    -----------------
    【6422】最高裁判所裁判官国民審査のための資料    珠 2009-8-22 15:49 (編集)
     ▼やまちゃんさん:

    >「最高裁判所裁判官国民審査」の(略)裁判官選びの問題点を改善する為に、政党と政治家選びのような「毎日ポートマッチ」方式を、次回の総選挙までに考えて欲しいと、毎日新聞社の担当者へ電話をしました。

    次回は、そうなってほしいですね。
    国民審査のための資料を掲載しているHPがあります。裁判官の名前をクリックすると、とても詳しく書かれています。
    http://miso.txt-nifty.com/shinsa/

    こちらは一覧になっています。
    http://www.jdla.jp/kokuminshinsa/2009shinsa.html

    こちらは判断が入っていますが、その理由も書かれています。
    http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/aa0907be3b9264e9185eecbfbd8fe0cf
    -----------------
    【6399】コメの高関税で日本農業を守れるのか pierre 2009-8-19 11:56

    民主党は4日、衆院選の政権公約(マニフェスト)に明記していた「米国とのFTA締結」を修正することを決めた。
    日本のFTA戦略は、農業が足枷になり、他国に比べてかなり劣勢である。

    隣の韓国はすでにアメリカと締結し、EUとも締結向けて交渉中である。中国もかなり積極的に進めており、これらの動きに比べると明らかに日本は遅れていると言わざるを得ない。日本は貿易立国と言うより、貿易なしでは成り立たない資源の乏しい国であり、WTOの交渉がなかなか進まない状況で、FTAに劣勢なのは、極めて憂慮すべき事態と言わざるを得ない。

    その足枷になっている農業は、長年にわたる農政の歪みから今や瀕死の状態で、このまま高関税によって保護を加えたところで、この状態が改善される保証はない。いずれにしろ、農業のあり方に抜本的なメスを入れ、そのシステムを根本から改革しない限り、日本農業が再生する可能性は極めて小さいのである。

    民主党は、農業関係者の抗議を容れて、「米国との間で自由貿易協定(FTA)を締結し、貿易・投資の自由化を進める」
    とあった政策を「…交渉を促進し、貿易・投資の自由化を進める。その際、食の安全・安定供給、食料自給率 の向上、国内農業・農村の振興などを損なうことは行わない」(傍点が変更部分)と変更した。

    これでは明らかに日米FTAにブレーキがかかるだろう。しかも後段の縛りは、自縄自縛に等しい。
    そもそも食糧自給率が極めて低いのは、食糧を生産する農業の国際競争力が低いからであり、FTAによって「国内農業・農村の振興」を損なう場合があるのは当然だ。しかし、だからと言って、FTAを阻止するだけでは問題はまったく解決しない。
    農業の再生こそが優先課題なのである。

    だからこそ、民主党は「戸別所得補償制度」を採用しようというのではないか。それによって、農業再生を果たすことが可能になれば、FTA促進の足枷は除かれるはずだ。だから、民主党はこの政策によって農業再生が可能というのであれば自信をもって説明すればいい。その点、小沢一郎氏は「記者団に『戸別所得補償制度を作るので何も問題ない』と指摘。『農協が一方的にわいわい言っているケースもあるようだが、全くためにする議論でしかない』と述べ、修正は必要ないとの認識を示した」
    (『毎日jp』2009.08.08.)

    と言うではないか。こう考えると、小沢氏の発言の方がはるかにスジが通るのである。
    農業の改革は、恐らく戦後半世紀あまり続いた農政を根本から変えるようなレベルまで行かなければ効果を期待できないだろう。したがってそこでは農協という組織の存在すら、必ずしも保証されないのである。

    だから、民主党が、あっさり政策を修正したのは、実は残念でならない。日本の未来のためには通商国家として国際競争力を持つ企業が海外で活躍する条件を整えると同時に農業を再生するという、二律背反とも言うべき政策目標を同時に達成する必要がある。だから民主党は、「戸別所得補償制度」について、もっと詳しく語るべきなのである。
    -----------------
    【6374】Re: インフレ償還論について みじゅくもの 2009-8-18 17:01
     ▼H.KAWAIさん: こんにちは

    >>マニフェスト選挙は自民党に免罪符を渡して、同じ土俵に上げてやるだけだから、民意の甘さを示すものであり、私は否定する

    >○上記には同意致します。私もテレビなどで、「マニフェスト」を比較などと聞かされますと違和感を覚えます。少し振り返っただけでも自民党のゴタゴタ振りは多くの国民を呆れさせるに充分過ぎる程のものだったのですから。

    いよいよ選挙が本格化しました。目標は民主党250、自民党140です。
    政界再編や大連立などという欺瞞に走らさせないため絶対の数字を与える必要があります。
    都議選程度の差ではゴタゴタすることになります。

    >○私、民主党のマニフェスト中の「ムダづかいをなくすための政策」について論じましたのは、比較のためじゃありません。もう少し現状に深く切り込んで欲しいということが言いたかったのです。

    仰る趣意は私も同意見ですが、投票日を前にして、民主党のマニフェストの内容を論ずることは結果として、自民党を利することになると考えます。所詮100点をとれるマニフェストなどありえないのですから。別のページでも表明しましたが、選挙が終わってから、継続的、且つ有効に「民意」を政権に伝える手段の確保、確立が急務だと思います。

    かって耳にした「民主主義の恩恵(主権者の自由や権利)は選ぶ時だけのこと」では今日の国難を乗り越えることは難しいと思います。党首はどのように考えているのでしょうかね。
    「政権に物申す」、ここに至らなければ老人党は単なる「ガス抜き」になりかねません。

    >○あ、それと、ちょっと「おせっかい」かも知れませんけど「引用」が長いとスタッフの方からご注意があるかも知れませんよ。やー、私も「見苦しい遣り取り」で注意されちゃいまして、ちょっとへこみました。

    ご指摘、有難うございます。注意したいと思います。
    -----------------
    【6393】「敗戦の日」に想った。 タミゾ−ル 2009-8-19 10:04

    いつから「敗戦」でなく「終戦」の日になったのか。母は通常爆撃でけがをしましたが、国からは1円ももらわず他界しました。県と市から各5万円もらって終わり。 <1億火の玉>なら<銃後の守り>なら、なぜ、戦争での被害者を無視するのか。
    結局、国家の論理なんてそんなもんでしょう。だまされないぞ。

    憲法について、現行憲法の国民投票を行い、多数で可決したい。そうすれば、「おしつけ」なんて言わせない。憲法改正の発議をしなかったのは、この結果が怖かったんだろう。

    最高裁も、違憲審査で、日米安保の見直し、自衛隊の処遇を判断せざるを得ない。そもそも、国民審査が機能しないような最高裁裁判官どもは国民を無視しているんじゃないか。今度の選挙の国民審査で、おかしな最高裁裁判官はクビにすべきという運動を起こしたい。裁判員制度以外にも、司法への国民参加は可能です。今ある憲法上の権利を有効に使いたい。

    ブッシュjrを告発できるような国際裁判所はないのだろうか。もちろん、彼を支持した小泉氏も告発されるべき。結局、フセイン氏のみつかまりでは、片手落ち。超大国だろうがなんだろうが、悪いことをやったら、誤ったことをやったら、有罪にできる国際機関を作ってほしい。オバマ君よ。イラクで無辜の子供たちを含めたひどいことが行われたわけですから。
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17 【6671】老人党メルマガ(286)
北極星   運営スタッフ 2009-8-29 17:07:46  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(286)  ::: 2009/8/29
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【6659】なだいなだの打てば響く転載 ビートル
    【6603】オフライン支部便り 神山昌子さま(8月21日) 笹井明子
    【6554】Re: 投票に向かう足が重い アイク
    【読者投稿】後期高齢者保険の撤廃を  牧 豊
    【6579】Re: 衆議院選挙と新しい日本のかたち   柳沢のタンタン
    【6584】宗教政党と政教分離について   PCOG
    【6528】最高裁判所判事の国民審査 資料&4日間のズレ 珠
    【6395】Re: 軍靴の足音 k.satou
    【6407】Re: 軍靴の足音 tomm
    【読者投稿】沖縄の鉄砲水は人災  岡田元浩
    =========================================================================
    【6659】なだいなだの打てば響く転載 ビートル 2009-8-29 0:20

    8月28日 その次は

    いよいよ選挙が近づいてきました。新聞やテレビなどの予想によると、どうやら政権交代が行われそうな雲行きです。
    政権交代を、と主張し、後期高齢者健保は廃止を求めてきたぼくたちですが、これで、ようやく第一歩を踏み出すことになります。2003年の発足から数えて、六年と数ヶ月、「もう」とも思えますし、「やっと」とも思えます。

    しかし、これからが大変です。健保はだれがやっても解決の難しい問題です。
    アメリカでも、圧倒的な支持を得て当選したオバマ大統領ですが、健保問題では、なかなか手こずっているようです。

    ぼくは健保でかかれる病気を、ある程度制限する方向に進むべきだと思います。
    いわゆる風邪引きは、医者にかかるなら自費で、かからないなら、自分で薬剤師と相談して薬をのむ。クスリはのまないで、しょうが汁を飲むとか、ねぎの熱いスープを飲むとかの、それぞれのおふくろ伝来の風邪の対処法などをやるのもいい。

    そのかわり肺炎を起こしそうだったら、ためらわず健保を使って医師の治療を受ける。
    擦りむき傷は、昔のように、親が消毒薬を傷口に塗ってやればいいのです。アルコール依存の患者の治療は、酒税から出させる、というのはぼくの40年来の主張です。このあたりでまじめに取り上げてもらってもいいですね。

    老人党は先をいきましょう。これから、そういう面で議論をリードする存在になれたらいいですね。
    -----------------
    【6603】オフライン支部便り 神山昌子さま(8月21日)  笹井明子 2009-8-27 10:45

    「待ちに待った総選挙」あの待ちに待った解散・総選挙の時期がようやく到来。随分長くジリジリさせら、これだけでも国民の受けた損失は多大でした。

    社会の隅々までこの国の国民を救済し、しあわせにする義務があるというのに、政府与党の為政者達は、ああもこうも並べ立て少しの反省も謝罪もせず、その態度の不遜、傲慢無礼は目に余る限りでした。

    この真夏の盛りの総選挙。人も車も汗ダクダク。吠える候補者の訴えも熱気球のように空中に飛んで行きます。然し、60有年、長らく政権党でありながら、首相はじめ各閣僚経験者も選挙区をかつてないドブ板活動とは、、、。余りにも有権者をなめている今日までのあり方、この時こそ怒れる国民有権者の鉄槌を受けるべきです。尊大で役得に狎れ、大あぐらをかいてきたこれまでの失政のツケ、責任の重さを今こそ知るべきです。

    毎日のニュース、テレビに新聞に釘付けになっています。今までにない期日前投票率の上昇!それこそ国民の底深い意思表示の証左−大拍手です。皆、張り切って取り組んでいます。きっとかつてない大波動で社会が動くことと期待しています。
    -----------------
    【6554】Re: 投票に向かう足が重い アイク 2009-8-25 13:40
    ▼義憤老人様:

    貴方のご意見はその通りと思います。しかしながらマニフェストの比較だけでは、政権与党である自民党からの過去の反省も無くご破算で願いましては・・になります。

    それは無いでしょう。過去10年間の事でいえば、
    1)3万人の自殺者(一向に減少の気配なし)
    2)給与所得の減少(企業所得は増大!!)
    3)預貯金の目減り 等々

    直近では
    1)郵政民営化(少なくとも見直しは必要でしょう)
    2)後期高齢者医療(これも見直し乃至は廃止!?)
    その他我々の眼に触れないところで着々と進んでいる法改正も有るようです。

    自民党のマニフェスト作りは、各省庁の協力によって各種資料も充分に参照して作成されています。
    しかしながら民主党以下の野党は、自民党のような協力も無く苦労して作成していると思います。
    それを比較表を作って、侃々諤々やっている新聞、TV・・

    今回の選挙は、今までのやり方では何も良くならないと言うことで、
    新しい者に任せようとする選挙と思いますが(不安はありますが)いかがですか?!   以上
    -----------------
    【読者投稿】後期高齢者保険の撤廃を  牧 豊  09/8/24 8:48

    後期高齢者保険がいかに理不尽なものか、小生の例で説明したいと思います。
    同様な方は全国で沢山おいででしょう。小生は、昨年11月に後期高齢者にランクされました。
    その当時健康状態も良く、技術も持っていたので会社勤めをしていました。

    当時は政府管掌の健康保険に加入していて、保険料は会社が半額、本人が半額を負担していて負担率は10%でした。
    妻は私の扶養家族として別に保険の加入の必要はありませんでした。

    75歳の誕生日に強制的に後期高齢者保険に加入させられ、妻は別の国民健康保険の加入を求められています。
    一番のショックは、今まで扶養家族だった妻が小生の保険から外れて別の保険が必要となったことでした。
    政府から妻の扶養は必要無いといわれたような気がしたためです。
    せめて75歳になった場合、選択制で保険を選ぶ方法が無かったか、配慮の無さは誠に残念に思います。

    保険料は、半分会社負担が全額本人負担となり、妻の保険料も必要となり、その上医療負担率が30%となって年金生活の小生には高額の負担が生じています。
    このような状態の方は全国に沢山いらっしゃると思い、後期高齢者保険の撤廃を提案いたします。
    -----------------
    【6579】Re: 衆議院選挙と新しい日本のかたち   柳沢のタンタン 2009-8-26 17:52

    後期高齢者と言われた人は、先ず自民党に票を入れる人は珍しいのではないでしょうか。
    私どもは昔、75歳過ぎは医療が無料と信じてきた

    何時の間にか、其れが有料になり、しかも介護保険とやらで少ない収入の中から天引きで毟り取られて、早く死ねと言う信号に見えているような政策を実行してきた、自民党に、票を喜んで入れるわけが無いのは当然であろう。
    しかも其れを、仕組んだ官僚は、天下りや、渡りで税金を際限なく取り放題。
    此れで景気を良くする等、噴飯物でしょう。

    最高裁判官も、憲法の番人の役目は人事のように責任逃れで、責任を果たさない、
    裁判官の任用に当たっては、誓約書を取る必要があるのでは無いでしょうか。重大な憲法違反である。
    -----------------
    【6584】宗教政党と政教分離について   PCOG 2009-8-26 21:35:09

    政教分離の原則(憲法20条・89条)は近代憲法が打ち立てた重要な原則の一つであり、国家の根幹に係わる重大事項である。要約すると、宗教の問題は、国家的事項ではなく、個人の私事であり、政治的次元を超える人間の魂の救済の問題であるから、これを世俗的権力である国家(地方公共団体を含む)の関心外の事項とする、ということである。

    政教分離の目的の第一は、憲法20条(信教の自由)は、政教の分離なくしては完全に確保する事が不可能である事に在る。国家がある特定の宗教を特に優遇することは、それだけそれ以外の宗教の自由を押さえる結果になるし、国家が全ての宗教をひとしく優遇することも、国家がそれだけ無宗教の自由を押さえる結果になる。更に、信教の自由が守られないと、憲法19条(思想及び良心の自由)、憲法21条(集会・結社・表現の自由・通信の秘密)も侵される事になる。

    政教分離の目的の第二は、国家と宗教との結合により、国家を破壊し、宗教を堕落せしめる危険を防止する事に在る。宗教は世俗的な国家権力の介入を許す事の出来ない程、余りにも個人的であり、神聖であり、且つ至純なものであるが故に、国家が特定の宗教を国教として定めると、宗教的迫害が必然的に発生するという過去の歴史上の教訓を具現したものである。

    よって、政教分離の原則は「宗教の政治への持ち込み」を禁止しているのであって、例えば、仏教・キリスト教・創価学会等の熱心な信者が、国会議員として又は政党を結成して、純然たる心の救済を目的とする「宗教活動」とは無縁の、「政治活動」をする事は、憲法19条(思想及び良心の自由)・憲法21条(集会、結社及び表現の自由)の立法趣旨から見て自由であるが、やはり「李下に冠を正さず」の姿勢を忘れてはならない。

    下記URL「提言4」に詳述。
    http://www12.bb-west.ne.jp/matuoka/
    -----------------
    【6528】最高裁判所判事の国民審査 資料&4日間のズレ 珠 2009-8-24 10:15

    最高裁判所判事の国民審査制度は、国会議員の選挙が始まり、不在者投票ができるようになってから、4日間のずれがあります。これが毎回のことなのか、全く気づいていませんでした。

    今回は、30日に出かけるために20日に不在者投票をしようとして、このズレに気づき、23日まで待つことにしたのです。
    テレビや新聞では早速、投票をしている人がいるというニュースも流れましたから、この方々は「白票」つまり肯定したことになってしまうのです。

    4日のズレはなぜ必要なのか? 下記の記事では、「名前が必要なために準備ができない」となっていますが、あらかじめ分っているのだから出来ないはずはないと思うのです。
    http://s01.megalodon.jp/2009-0824-0946-40/www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009081902000170.html

    単純に怠慢ではないかと思いますが、それは「最高裁判所判事の国民審査」を国が軽視している現われ、「形式的にはせざるを得ないが、国民になんぞ諮る必要はない」とすら思っているのかもしれません。

    さて、投票に行く前には、別スレッドでご紹介しました「最高裁判所判事の国民審査の資料」(ことに一番下など)ぜひご覧ください。
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=652&sty=2&num=52
    -----------------
    【6395】Re: 軍靴の足音 k.satou 2009-8-19 10:43
     ▼ニックさん:

    >私としてはこのカナダの男性の発言は極まともなものだと思うのですが、皆さんはどの様にお考えでしょうか?
    >http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1775.html

    ご無沙汰しています。 お元気ですか。最近見かけないね?
    まとも。そのものです。日本は言論が許されているはず?の国なのですがね
    わざわざ一日でも田母神の演説日を変えてくれというのに!タブーの真に多い国です。皇室のことをはじめ。
     
    64回目の敗戦記念日の8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式日本武道館。
    「終戦記念日」と表現していること自体にその戦争をどう把えているかがわかる。
    我らが大首相は、式辞でこう述べている。(官僚作成の振り仮名つきので棒読み)
    「我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えております。

    国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となられた方々に、謹んで哀悼の意を表します」と。
    侵略戦争とは言わず、だが、一応非のある戦争、非は日本にありとした。非があるとするから、謝罪をともなう。
    犠牲となられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。もし“非のある戦争”なら、国家権力に位置する者は靖国に祀られている戦没者を顕彰の対象とするのではなく、謝罪の対象としなければいけない。

    “非のある戦争”に駆り立て、尊い命を犠牲にさせたと。
    いわば“非のある戦争”によって「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたと謝罪するなら、靖国に祀った兵士であった戦没者に対しても同じ謝罪の列に置かなければならないはず。

    だが、「アジア諸国の人々に対して」謝罪しておきながら、靖国に祀っている戦没者には謝罪もせず、逆に「国のために戦って尊い命を捧げた」と顕彰している。
    非のある戦争のために戦って、尊い命を捧げた“非のある戦争”は尊い命を捧げるべき対象か?
    対象とはすべきではないはずだろう、「非のある戦争のために戦って、尊い命を捧げた」は??なんのことだ?

    こういうのか?当時“非のある戦争”だとはカケラも思っていなかった。
    大東亜共栄の戦争だ、八紘一宇の戦争だと信じ込まされて戦争に加わっただけ と。

    だが、現在の価値解釈として 麻生自身、“非のある戦争”だとしてアジア諸国の人々に対して」謝罪している。
    靖国神社に祀っている戦没者に対しても謝罪すべきだろう。非のある戦争のために戦わせて、尊い命を犠牲にさせてしまった“非のある戦争”とはせずに「国のために戦って、尊い命を捧げた」と顕彰している。
    じゃ 本来誰のために戦ったというのか?東条のためかね?
    -----------------
    【6407】Re: 軍靴の足音 tomm 2009-8-19 23:51
     ▼K.satouさん:ニックさん:

    >「じゃ 本来誰のために戦ったというのか?東条のためかね?」

    これはK.satouさんの示された最後の件です。確かに大東亜戦争は日本軍・日本国民に悲惨な状況をもたらしました。
    そして当初は「靖国」に祭られているには大東亜戦争ではB.C級戦犯まででした。
    それが「靖国」にA級戦犯が合祀となったのは、「靖国」の創建当時から関わっているのです。

    それは戊辰戦役に遡ります。官軍側の戦没者を祭った各地のある護国神社、その最高位にある「靖国神社」とかっては規定されていました。
    要は明治創建期の官軍側将兵を祭るものでした。それが次第に拡大され、各戦争時の戦没者を祭るようになったのです。

    ですから「大東亜戦争」のB.C級戦犯も祭られているわけです。ところが昭和天皇の側近者の子息が、父の反対を押し切ってA級戦犯までを合祀したのです。それで天皇は「靖国参例を辞められたのです。
    この為合祀の可否を巡り再三にわたり提訴されましたが判決が出ず、審議打ち切りとなった経緯があります。

    A級戦犯とは大東亜戦争を惹き起こした犯罪を問われたものです。
    たとえそれが合法か非合法を問わず、米・中・東南アジア諸国に多大の被害を与えたのです。
    その犯罪は決して許されるものではりません。よって、「靖国」へのA級戦犯の合祀には絶対反対です。
    -----------------
    【読者投稿】沖縄の鉄砲水は人災  岡田元浩  09/8/22 6:35

    菅先生はテレビで「官僚政治を排し、代りに「民間のスペシャルアドバイザーを使う」と云いました。「官低民高」の時代、其れは全く正解だと思います。

    しかし世間では「安全安心の自民党」に対し「民主党は不安」と云われている。
    それは云って居る事が「タラレバ」だからだ。
    政権が目の前に迫っているのだから、「民間のスペシャルアドバイザー」は既に起動て居るのが当たり前。政権を取らなくても「自民党に無い安全管理力」を示すチャンスは幾らでもある。「タラレバ」では有権者の信用が得られない。

    今格差社会が最大の問題ですが、防災技術に付いても、国際勝ち組み企業と、中小企業に大きな較差が有る。更に公共工事を発注する地方自治体にも大企業並みの防災技術力が無い。

    具体的にはネット上でも明らかな様に、大企業は「ハーバードのKT法のリスクマネージメント」を導入している。
    其処では「トリガーポイントの設定」が基本作業に成っている。
    川に水が流れるには時間が掛るので上流の水位をモニターするのは、「待ち行列理論」と云ってORの教科書にも出で居るし、特許公報にも色々出ている公知の技術で、当然「民主党の民間スペシャルアドバイザー」に取っては常識です。

    更にKT法の先に有る技系の防災の教科書では、「SFP(シングル・フェーラー・ポイント)の排除」が基本なのです。
    つまり一つの不具合や故障で人が死ぬ様な設計や工事計画は禁止なのです、ですから、たとえ上流に水位センサーを配置しても、それが故障しても人が死なないような「命綱や救命胴衣」などの二段構えの対策が必須なのです。

    今回は両方無かったので、「民主党の民間スペシャルアドバイザー」に取っては全く常識外の人災と云わざるを得ません。
    そもそもそんな信頼性工学の基礎常識を管理する「オフィサー・イン・チャージ(技系鬼軍曹)」の居ない自治体や下請け会社に、橋の耐震診断をする資格が有るのか。

    今絶好のチャンスなのに何故、「民主党の民間スペシャルアドバイザー」は記者会見を開いたり、選挙カーの上に立って、「自民党政治では安全が守れないこと」をアッピールしないのか。怪しからん。

    更に「地方分権」は文系の政治マターだけで、防災技術は、「民主党の民間スペシャルアドバイザー」が、国際企業の持つグローバルレベルの技術で、中央集権で「機関委任事務」として管理する必要が有るのです。理屈としては、地方自治体には更に厳しい独自の規制をする権限があるでしょうが、国際企業を上回る高度技術を開発する経済力が有る筈が無く、そんな技術を並列で開発したら国家経済的に大変な無駄使いで、民主党の基本マニフェストに反します。

    マスコミは文系独裁だから、憲法の「地方分権」が金科玉条で、事故の起きた首長に取材に行くから「私としては前例のない事で、其処まで思いつきませんでした。
    今後検討します」と云う話を聞いて納得し報道する。全国的には再三「鉄砲水事件」は起きて居るでは有りませんか。

    東京都の地下にも巨大な調整池が作られているのはテレビでも紹介されている。調整池は氾濫しなければ、設計の想定内、通常作動でしょう。都市計画法でも調整池の水位の上昇速度は規制して居ない。
    本事件を「異常気象」とか「都市化の結果」とか「天災」とか云うのは可笑しいでしょう。
    =========================================================================
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18 【6895】老人党メルマガ(287)
北極星   運営スタッフ 2009-9-6 7:03:15  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(287)  ::: 2009/9/6
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【6718】なだいなだの打てば響く 転載   ビートル
    【6699】国民が政権交代を望んだ結果   珠
    【6704】政権交代への追い風チャンスをしっかり掴め 昭和人
    【6711】小泉(元首相)さんに深謝     casablanca
    【6556】日本政界の究極的世直し論、三権[立法・司法]の何れも交代が実現した場合 やまちゃん
    【6703】Re: 過ぎたるは猶及ばざる如し   H.KAWAI
    【6716】選挙制度について         タミゾール
    【6808】Re: 選挙制度について4論     愚者脳こだ○寛
    【6826】Re: 過ぎたるは猶及ばざる如し   もぐら
    【6884】Re: 憲法9条の空想性に反論すること みじゅくもの
    =========================================================================
    【6718】なだいなだの打てば響く 転載   ビートル 2009-8-31 17:45

    8月31日 選挙の結果を見ての感想です。
    ぼくたちがやろうとしていたこと、(自公を退陣させること、しかも徹底的に敗北させること)は実現しました。
    それが第一ですが、その他にも、この選挙にはどのような意味があったか、考えてみました。

    戦後65年経って、首相を有権者の投票で直接に決めることができました。単なる偶然か、鳩山一郎の孫を選ぶか、吉田茂の孫を選ぶか、という選択になってしまいましたが、ともかく有権者のわれわれがキングメーカーになれたのです。まだ、鳩山と吉田の影を引きずっていますが、二人の生きた姿を見たことのある人は、有権者の中にも少なくなってきているでしょう。

    次の大きな意味は、公明の小選挙区での敗北です。代表と幹事長を落選させたことです。
    これは浮動票と呼ばれていた層が、選挙に参加して、高い投票率がえられた結果です。偉い人(ボス)の指示通りに投票するものを、自分の考えで投票する人たちが、上回ったということです。民主主義にブレーキをかけていた宗教票の限界を悟らせることになればと思います。宗教は政治と切り離さなければなりません。

    それと、女性議員の数が一気に増えたことです。日本の政治も見た目が華やかなものになるでしょう。戦後第一回の選挙で、日本に女性議員が初めて登場したのを見た人間としては、それからが長かったなあという思いです。戦後、硬直してきた外交にも、柔軟性が戻ってくるのでは、と考えます。世界で一番硬直した外交官が、日本の外務省の外交官でした。

    さて、前回にも触れましたが、これから高齢者の健保、年金の問題など、解決可能な方策、制度の変更を考えていくときがきました。政権の選択の時には、頭が熱くなって、意見の違いが罵りあいになったりしがちですが、今後4年の時間があります。
    ゆっくりじっくり考えていきましょう。

    生活苦からの自殺をへらすこと、ワーキングプアの問題を解決することは、緊急の課題ですが、きびきびしたスピード感ある対策を打っていけば、それができた政治家は、きっと名声を得ることでしょう。
    腕のみせどころです。ぼくたちはじっと見守りましょう。厳しい視線は、政権交代しても変えることはありません。

    これが、とりあえずの感想です。ほっとしたら、ちょっぴり疲れが出ました。
    飄飄としているつもりでしたが、あちこちに、かなり力が入っていたのでしょう。
    ----------------------
    【6699】国民が政権交代を望んだ結果 珠 2009-8-31 1:02(編集)

    老人党が出来て6年余、自民党政治の状況では問題がありすぎると政権交代を願って来たわけですから、とうとう実現したかと開票速報を見ています。

    国民にきちんと向き合わない政権であれば、国民は選挙で政権を交代させる力を持っていることを、政治家に分らしめることができたのではないか、国民も1票の力を見直せたと思います。

    当選した民主党議員には、今回投票した人たちが、民主党が「良い」と思って投票したわけではなく、自民党政治があまりに問題があるために、政権交代を望んでの結果であることを自覚して貰いたいです。次回の選挙こそ、民主党の真価が問われることになるでしょう。

    今夜はバンザイするのもいいですが、民主党は明日からは気を引締めて、政権与党になる覚悟を持ってことにあたって欲しいものです。私は、老人党は引き続き政府をしっかり監視して、良いところは応援し、問題は厳しく指摘する態度を変わらず持ち続けていきたいと願っています。
    -----------------
    【6704】政権交代への追い風チャンスをしっかり掴め 昭和人 2009-8-31 8:03

    民主党が300を上回る単独過半数議席を獲得した。「政権交代」という世の中のムードが日本の政界の地殻変動を齎した。
    小泉政権がつくった新自由主義思想による 行き過ぎた規制緩和による格差と貧困の拡大、失業者の増大、現役労働者の実質賃金の低下、、、等への批判がこの「政権交代」ムードをつくり野党民主党の圧勝をもたらしたものと思う。

    民主党鳩山氏は社民、国民党との連立を今朝発表したが賛成です。
    社民、共産の意見を十分に尊重しながら政権運営にあたって欲しい。

    何故なら 特に憲法改定につながる自衛隊の海外出動、専守防衛を越脱する集団的自衛権の行使、非核3原則の徹底など憲法9条を護り、平和な戦争に巻き込まれない政治に徹底して欲しいからだ。
    日常国内問題では、労働者の待遇改善、貧困者の減少、失業率の減少の実現に頑張ってもらいたい。

    今回の選挙結果は 私が選挙権を得て始めての快挙だった。2度と旧自民党政権に戻ることのないようにしたいものだ。
    そのためにも、上記の政策を堅持することを望むものである。
    -----------------
    【6711】小泉(元首相)さんに深謝 casablanca 2009-8-31 10:46

    TV で選挙速報を観て、今までこれほど感動した事は無かった。
    4年前、小泉氏は「改革には痛みが伴う、国民も痛みが伴う」と言い切ったのは記憶に新しい。
    以降、国は荒み 国民は心を病み 生活は困窮し 疲弊も限界に達した。氏に問いたい、国民は痛みというより激痛を伴ったが、“功績”は何か?貴殿はどんな痛みを味わったのか?この「老人党」を通じて教えてほしい。

    回答を待つまでも無く、大きな功績を残された事が一つあり深く感謝している。戦後54年、政治家は、政治に対する認識が甘く、政治には盲目で無知で関心も無い、その盲目な国民に、私利私欲を優先させ思うがままに牛耳ってきたのである。
    が、小泉氏の最大の功績は、その国民の政治に対する意識を劇的に目覚めさせてくれたのである。

    さて、昨夜民主党の鳩山代表は、記者会見で「先ず優先することは、政治のシステムを変えることである」と、明言してくれた。「今までの官僚主導型〜(私利私欲の)政治家との癒着を打開し、政治を国民の手に返し、国民主導型にする」とも言及している。

    国が豊かになり、国民が希望の持てる安定した生活が出来るかどうか最大のポイントは、そこに有る!
    Noblesse Oblige 民主党の諸氏は顔がよい、誠実さも感じられるし、品格もある!
    鳩山さん 菅さん 岡田さん そして民主党の方々 大いに期待しているゾ!!!
    -----------------
    【6556】日本政界の究極的世直し論、三権[立法・司法]の何れも交代が実現した場合 やまちゃん 2009-8-25 14:44(編集)

    「最高裁判所裁判官国民審査」関連で下記に示します、話題から

    >【5807】Re: 選挙(投票)の為、活気ある[総選挙]と物静かな「最高裁判所裁判官国民審査」の選挙権
    >【6421】Re: マニフェストから(皆さんへ)
    >【6503】もう一つの審判 − 最高裁判所判事の国民審査

    (1)立法権、戦後64年以降、55年体制下の自社から今現在の諸政党間で2009総選挙にて、真の与野党逆転が実現した場合。
    (2)司法権、「最高裁判所裁判官国民審査」でも、仮に全員が×の罷免となった場合。

    主とする、
    a.憲法9条訴訟判決一覧
    http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/kyuujyouhanketuitirann.htm

    b.私学助成の
    >第89条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。

    c.生活生存権[人権と職=労働]

    >第11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

    d.働き方の身分差別、正規雇用と非正規雇用との賃金格差
    >第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
    >第27条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
    2 賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。
    3 児童は、これを酷使してはならない。

    e.公的年金と生活保護費との最低基準の格差並びに、年金・医療め介護と雇用との関係
    >第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
    2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

    などは、時の内閣が、日本国憲法

    第79条 最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。
    2 最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後10年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする。
    3 前項の場合において、投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、その裁判官は、罷免される。
    4 審査に関する事項は、法律でこれを定める。
    5 最高裁判所の裁判官は、法律の定める年齢に達した時に退官する。
    6 最高裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。

    第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

    から、
    司法権の最高裁裁判官の任命は、本来、中立的公平性であるべき司法権の裁判職公務員を、時の内閣が己に都合の良い施策を実施する為に、思想信条に偏りのある人選を、之からも許されるなら、最高裁判所裁判官国民審査での信任は、過去に最高裁の9条に対する言動を例に

    >国家統治の基本に関する高度に政治性のある国家行為は、司法審査から除外される

    との言い訳を許さない、最高裁裁判官を内閣が人選して、国民審査の信任を得られれば、憲法違反の判決が期待できるかもしれませんね。この後も、続編として編成中、後に追加あり。
    -----------------
    【6703】Re: 過ぎたるは猶及ばざる如し H.KAWAI 2009-8-31 5:58 (編集)
     ▼高橋さん:再度のお邪魔です。

    >この次は、中選挙区復活の運動を始めるべきでしょうか。

    ○私、「小選挙区制」、「政党名投票」、「マニフェスト」で民主主義は完全に損なわれていると思います。理由は、

    (1)国会議員の選挙というものは、国民の代表を選ぶものであって、「小さな小さな」地域の代表を選ぶものではありません。
    (2)国民の代表として国民が選ぶのは「人」であって、「政党」ではありません。
    (3)選挙前にマニフェストで全部決めてしまいましたら、国会に於ける議論が全部「用無し」になってしまいます。
    というものです。

    ○ま、制度は運用次第で大きく変わってくると思いますが、選挙区の問題も含め、制度につきましても大いに議論を深めたいですね。
    -----------------
    【6716】選挙制度について タミゾール 2009-8-31 16:09
     ▼KAWAIさん:はじめまして。若造の老人党です。(49歳ですが)

    私は、この意見に反対です。欠点がありながらも、小選挙区制によって政権交代が起こったのです。
    V9時代のアンチ・ジャイアンツは地獄でした。
    勢力均衡策により、多くの優勝チームが生まれ野球人気そのものは大きくなったと思います。

    小さなレベルでの民主主義は得意な日本社会も、国政レベルでの民主主義は、やっと始まったといえます。
    大正デモクラシー期の政党政治と現在の政党政治は憲法の違いを含めて大きな違いです。いわゆる4つの89年の話にあるように、国レヴェルの民主政治を日本社会は初めて持ったわけで、政治評論家を含めてこの点に関しては未経験のことです。

    トクヴィルやミルがおそれた「多数者の専制」の問題は、参議院の役割だと思います。
    存在価値の薄い参議院のためにも、参議院は個人候補や少数者の意見が通りやすい選挙制度にするとともに、長期的な問題(福祉・教育・社会システムなど)を継続的に衆議院以上に考える議院とすべきかと思います。

    いずれにしても、約30年間自民党には一度も投票したことのない私にとっては、やっと自分の票が「死票」にならなくなったともいえます。これまでの状態が、見かけの合法的な一党独裁であったともいえます。
    混乱や、ためらいもあるとおもいますが、それが民主主義のコストではないでしょうか。
    -----------------
    【6808】Re: 選挙制度について4論   愚者脳こだ○寛 2009-9-3 13:34
     ▼タミゾールさん:はじめまして

    選挙制度に関して小選挙区比例代表制は、別にいいんじゃないでしょいうか?
    確かにお金はかかる。が、この度の選挙は民意が反映されたとうけます。

    また共産党については、イメージとして、未だあかというのが少しあり、また、僕は、共産党に関して否定はしません。
    むしろ肯定です。僕の目指してほしい資本主義的社会主義になる世に、僅かながら共産党がいることで力になると考えているからです。

    公明党に関して、日本の人口のほぼ1割弱いる学会員ちょっと、宗教と政治ひっついたらいかんでしょう的考えで、同じく宗教活動に専念してほしい。ただ一つ弁護すると、福祉面に公明党が力を使った気がする。
    同様、幸福実現党は、明らかに素人集団的マニュフェストやったしね。政教分離が言われている以上、本分に力を
    -----------------
    【6826】Re: 過ぎたるは猶及ばざる如し もぐら 2009-9-4 0:57(編集)

    数名の方の意見について、まとめて述べさせて頂きます。

     ▼高橋さん:
    >この次は、中選挙区復活の運動を始めるべきでしょうか。

    今回 民主党が勝ちすぎたからといって、これを考えるのは早計じゃないでしょうか。今回は自民党支持者でも、あえて今度だけは民主に入れたという人が多かったみたいだから、その分を差し引かないと。この人たちは次回は間違いなく自民に入れるはず。それも相当気合を入れて。
    まあ、小選挙区が死に票が多いのはいやですけどね。

     ▼タミゾールさん:
    >欠点がありながらも、小選挙区制によって政権交代が起こったのです。

     ▼H.KAWAIさん:
    >○中選挙区制でも政権交代は可能だと思いますよ。ただ、単独で過半数を獲得するということが難しくなりますのでね、政権運営が複雑にはなります。

    参議院は民主党が自民党に代わって第一党となりました。参議院の選挙制度は、選挙区(都道府県単位)と比例代表かな。参議院の選挙区は大選挙区と言われているみたいですね。

    また、今年の都議選は民主が勝ちましたが、これは中選挙区みたいですね。
    ちなみに、都議選では公明党は立候補した候補者が全員当選しました(怖すぎる)。中選挙区になるとかなり組織票が効いてくるようで。この都議選の結果がよかったので公明党は今回の総選挙でも行けると踏んだとか。

    で、今回の小選挙区による総選挙を含めて、大中小それぞれの選挙方法で民主が勝ちました。都議選に関しては地方選ですが、それでも、いずれの選挙方法でも逆転が起きるということが証明されました。この日本で。しかも、逆転が起きやすいと言われる小選挙区よりも、参議院の方が先に逆転しているのが改めてちょっと驚きです。2年も前に。地方選では過去にも逆転はあったでしょうけど。

    ところで、小選挙区に変える時、「中選挙区は金がかかりすぎる。小選挙区の方が金がかからない」というのが小選挙区導入の理由のひとつになっていました。小選挙区になって金はかからなくなったんでしょうか?
    -----------------
    【6884】Re: 憲法9条の空想性に反論すること みじゅくもの 2009-9-5 18:41
     ▼E.Tさん:今晩は

    困りました。自衛隊の「装備」が国際的にみて「相当」なものであることは私も承知しています。
    しかしです。軍備拡充は良いことでか?E.Tさんは、つまるところ、核武装も賛成ですか。

    >守ることに限定すれば自衛隊って結構強いです。
    >航空自衛隊
    >・戦闘機パイロットは訓練時間が豊富で、その腕前は米空軍と互角
    >・F-15制空戦闘機を202機運用。これはアメリカに次ぐ多さ。
    >・F-2支援戦闘機は対艦ミサイルを4本積んで機動出来る世界で唯一の機体
    >・E-767による強力なバックアップ
    >
    >海上自衛隊
    >・イージス艦を保有するのはアメリカと日本だけ(スペインもあるにはあるが小さい)
    >・有名なSM-3
    >・世界一とも言われる対潜水艦戦闘能力
    >・戦後64年間続く機雷除去
    >
    >陸上自衛隊
    >・世界が驚愕した90式戦車の高性能
    >・有名なPAC-3
    >・世界屈指の対戦車戦闘

    >しかし、やっぱり守るだけなんですよ。ひとつでも失敗すれば敵は本土に上陸、民間人を巻き込んだ血みどろの戦いを余儀なくされるのです。
    >だからこそ、憲法を変えて不安を無くすよう、民間人の血は絶対に流さないようににしよう!と言っているのです。

    軍備で国民の生命財産が護れるか、護れないか、が論点なのだと思います。
    更に、日本を「問答無用」で破壊する「必要性」がある国は何処の国なのでしょうか。
    仮想敵国の言葉があるようですが、軍備を拡充したいからではなく、本質に立ち返って、日本を「外交抜き」で破壊する意志を持ちうる国は何処でしょうか。戦前の日本のようにこちらが「チョッカイ」を出せば別ですが。
    軍備力を背景にして、北方領土の返還でも要求しますかね。
    =========================================================================
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19 【7063】老人党メルマガ(288)
北極星   運営スタッフ 2009-9-13 5:52:25  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(288)  ::: 2009/9/13
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
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    【6977】法人税増税で6兆6840億円の税収増    Gokai
    【6983】Re: 法人税増税で6兆6840億円の税収増 八代 勝美
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    【6923】Re: 総選挙の痛恨事──安倍・福田両氏当選 H.KAWAI
    【6902】Re: 最近、思うこと   あくまの査問官
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    【6859】何が変な意見かは、歴史的なものかも タミゾール
    【6924】Re: 亀レスにて失礼します かっくるなかしま
    =========================================================================
    【6977】法人税増税で6兆6840億円の税収増   Gokai 2009-9-9 12:52(編集)

    また学者が消費税増税を言い募っているので、一言。

    法人税増税、この事は国民が継続的に声を上げなければ、絶対になされないでしょう。
    なぜなら、選挙はお金をたくさん持っているほうが有利であるはずだし、マスメディアは広告料が欲しいだろうし、
    大きな献金、大きな広告料の可能性ある大企業の顔色を政党もマスメディアも伺わないわけに行かないのです。そういうことで政党やマスメディアが法人税増税を積極的にできないのなら、国民が声を上げ続けない限りそれは不可能です。

    ところで、法人税率は現在30%で、平成20年度法人税収入は16兆7110億円です。
    もし、1990年ごろの税率42%で計算しなおすと、23兆3950億円、差し引き6兆6840億円の税収増が見込めます。

    大企業へのマネーの偏在は日本国に何の利益も生み出しません。
    なぜなら、大企業の借金による信用創造が起こらなければ、個人や中小企業の借金では民間金融機関は貸し出しを増加させることは出来ず、結果、信用創造も増大せず、政府の適切な国家の経済運営も成し難いといわざるを得ないのです。

    PS,余計なことですが、
    半年ほど前に、膝に違和感を覚えたことがありまして、基礎代謝をいくらかでも回復させるための散歩を一次中断したことがあります。膝が悪いのに散歩を強行することは膝の重要な部品である半月板を損傷変形させる心配があると思ったのです。

    この半月板が損傷してしまうと、慢性炎症にて将来、膝に水がたまったりで、いずれ歩行困難となり、以後、最悪の経過をたどると、身体の各部にも影響を与えたり、脳機能も衰えたり寿命も短縮してしまう恐れがあると考えたのです。
    対策として、まずカイロプラクティクの先生を訪ね、腰椎や仙腸関節のずれの調整とともに、膝関節のずれは無いかを調べてもらいました。

    診断結果はそれほどの異常は見当たらないのでいずれ治るでしょう、良くならなければまたご相談くださいのことでしたがその後一ヶ月も好転せず、不安を覚えていたところ、何かで消炎鎮痛剤を飲む機会に恵まれたというか、運良く飲んだところ嘘のようにその違和感は消えることになりました、やれやれでした。

    最初、膝関節がずれたのを素人なりにいろいろ処置して、おかげでそのズレは解消したが、軽い炎症を招いていたというところでしょうか。このこと、老婆心ながら書き込んでみました、もちろん素人の余計な独り言です。
    -----------------
    【6983】Re: 法人税増税で6兆6840億円の税収増 八代 勝美 2009-9-9 18:37
     ▼Gokaiさん:

    「ラテンアメリカは警告する -構造改革 日本の未来」(発行所 新評論 編者 内橋 克人、佐野 誠)を読むと
    法人税、所得税のフラット化が税収減を招いているゆえ 1980年頃の累進率に戻すべくといっています。
    これに対する反論は、何時ものことですが 企業が海外へ移転してしまい雇用の喪失につながるといっています。

    これに対して そういうことは無いということ云えばよいのですが、緻密な理論闘争必要と思いますが、
    誰か教えてください。

    消費税についても、累進消費税制の導入、生活必需品の税率0化など色々な方法あると思いますが、その点については突っ込んだ議論されていません。例えば 自動車 購入する場合でも 軽自動車、排気量##cc未満は非課税とし、それ以上は逓増税率とすることなど 庶民の生活 脅かさない方策 考えるべきと思いますが。
    -----------------
    【6986】Re: 法人税増税で6兆6840億円の税収増  柳沢のタンタン 2009-9-9 20:19

    日本で育った事業が海外に逃避する事はそれで良いでしょう。祖国の恩義を感じない事業は、日本に不要であると思います。
    内橋さんは私が長年尊敬している、経済の先生です。大変穏やかな発言で何時も評論をしておられます。

    私の素人の提案ですが。景気対策素人の考え景気対策を充実させなければ国民の閉塞感は無くならない
    (1)青少年に対する国の生育資金は速やかに実施する事。後期高齢者に医療は無料とする。
    (2)低所得者 年収300万円以下の人は無税とする。高額所得者に対する課税は前に戻す。法人税も元に戻す。
    (3)失業者に対する給付を引き上げる。テクノスクールを充実させる。
    (4)官僚の天下りは廃止する事。天下りの事業所には官庁の入札権を与えない。財団法人は原則廃止にする。
    補助金はゼロにする。
    (5)裁判官の法の実施に対する責任に対して、不適切な判決には罰則を設けること。

    此れから最低の景気回復に対する提案です。
    -----------------
    【6907】Re: 自立支援法廃止で障害者就労「暗黒時代」再来か?  虎キチ大好き 2009-9-6 22:56
     ▼あくまの査問官さん:

    >虎キチ大好きさんの記事を見て、疑問に思った事を質問します。
    >質問1 記事6798にて、

    >>レベルでずっと推移してたんですが、2003年一般の方が失業率5.5%だった年に初めて年間3万人台に乗せ、2006年(自立支援法初年)に4万を突破した。つまり小泉内閣か6年で1万8千人増、2005年法提出時との比較では約6千人プラス

    >とありますが、その間の障害者の変化はどうでしょうか?
    >就職者数の増加以上に求職者の総数が増加しているのなら、単純に自立支援法の功績とは言えないと思います。

    それについては http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/05/dl/h0515-1a.pdf

    この資料の2ページ目を見て頂ければ分かりますが、
    実際の就職者数/就職者申込数(いわゆる就職率)の過去10年の推移ですが、小泉政権発足前の1999年は34.6%だった。
    ところが支援法施行の2006年に42.4%、07年に42.2%、去年は37.1%に落ちましたが、去年は健常者でも切られる年でしたから、ほぼ減少幅が失業率と同レベルに抑え込めたのは「許容」範囲でおおむね自立支援法3年で10年前比3〜8%増と言ったところです。

    20%台後半〜30%台前半をウロウロと言う状態だったんで導入時10年後(2016年)に40%に就職率がなれば合格と思ってましたが、初年度にいきなり40をクリア出来るとは思わなかったです。まさに「小泉改革のアメとムチ」の成果と言って良いです。

    >質問2
    >近年の雇用問題に正社員から派遣への雇用形態の変化がありますが、障害者の人々での場合はどうでしょうか?
    >派遣での就職数が多いのなら、賃金の問題から見て自立とするのは難しいと思うのですが?

    これについては、実は「障害者特有の仕組み」で健常者の様に「非正規だと生活出来ん」と言ったものじゃないんですよ
    特に障害年金が出る1、2級(20歳前の疾病が原因)の層は結構多い(生まれつき障害等)は国民年金の納付前なので所得制限が有り扶養者が居ない場合は、およそ月所得30万(ボーナス等もこれに含まれるので実際は月所得20万以下に抑えないと年金半額カットとなる為、

    特に国民年金の納付義務が無い20歳前の障害で年金貰ってる場合は、このカットラインとの相互関係(総収入)を考えてやらないと駄目なので自分も契約社員だし友人にも派遣や計約目指してる人が居るが契約社員やパートの方が増収になったりするんです。しかも珠さんも仰ってましたが精神等は長時間労働困難者も多いから障害年金+αで作業所よりは1桁多い位と言う雇用形態も制度確立した事も短期間で成果を出した原因でした。

    正社員なら年金が吹っ飛びよほど高収入の所でないと「減収」になるんですよ。20歳以後の障害にはカットはありません。

    >質問3
    >身体障害者雇用促進法の功績についてはどうでしょうか?

    我々が就活やってた時代はこれだけだったんですが、やはり「就職可能性有りの人」と「困難な人」振り分け、
    可能性有りの人を作業所側が匿った場合は「減収」、就労成功の場合は作業所側に「成功報酬」が入る制度に自立支援法で改めた促進法のみの時代はこの「就労可能者をチャレンジさせなかった場合の作業所へのペナルティ」が無かったのでなかなか伸びなかったと今、感じてます。
    -----------------
    【6922】総選挙の痛恨事──安倍・福田両氏当選 pierre 2009-9-7 14:58

    総選挙の結果には、誰もが溜飲を下げたのではなかろうか。
    「改革」を標榜して総選挙で圧勝したにも拘わらず、1年で首相を辞任した小泉氏から始まって、安倍、福田とさらに2代続けて首相投げ出しが続いた。しかもその間、1度も選挙の洗礼を受けることなく、政権に座り続けた結果がこの総選挙である。
    首相の顔を麻生氏に代えたとしても、この劣勢はいかんともし難かったのである。

    国民が自らの意志で、首相の首を切ったのは、史上初めての快挙なのだ。だからこそ、この結果に溜飲が下がるのである。
    しかし、この快挙とも言うべき総選挙の結果を見て、極めて残念に思わざるを得ない痛恨事がある。
    それは1年という短期で訳の分からない理由で首相の職を投げ出した安倍晋三、福田康夫の両元首相が、厚顔にも小選挙区で立候補し、しかも当選したことである。

    昔のように「末は博士か大臣か」と言われる時代ではないから、今どき、内閣総理大臣になることが“男の本懐”とは必ずしも言えないだろう。しかし、政治家を志すものにとっては、首相という職は、望んだからと言ってなれるものではなく、選ばれてその職についた以上、まさに政治家としての“本懐”を遂げる絶好のしかも唯一無二のチャンスのはずではないか。

    それをあっさり、わずか1年で投げ出すようであれば、その人物に、他に何を期待できるのか。これからも代議士として国政に参画すると言うが、それなら首相という極めて得難いチャンスをなぜ全うしなかったのであろうか。小泉氏が首相を5年務め、そして今回引退したことは極めてスジが通る。つまり、政治家にとって首相とは最高のポストだからだ。

    その行為は、少なくとも今回の選挙には出馬せず隠忍自重するに値するものである。それを恬として恥じることなく立候補するのは、まさに厚顔無恥に他ならない。こういう候補には、厳しいお灸をすえるべきなのである。
    その点で、“酔っ払い会見”で恥をさらした元財務相は落選した。これが当然であり、民主主義というものだ。

    この元財務相と元首相のどちらの罪が重いか、簡単に比較できないが、少なくともそれが与えた国民生活への影響は、元首相の軽挙の方がはるかに大きいに違いない。
    だから、溜飲を下げたこの総選挙で唯一の痛恨事が、この元両首相の当選なのである。
    それも福田氏はかなり接戦だったようだが、安倍氏は圧勝だった。まさに、「何をか言わん哉」である。
    -----------------
    【6923】Re: 総選挙の痛恨事──安倍・福田両氏当選 H.KAWAI 2009-9-7 16:06 (編集)
     ▼Pierreさん:こんにちは。

    ○安部晋三、福田康夫両氏ともに「二世議員」じゃありませんか。選挙区が同じだったかどうかは兎も角、超大物議員の息子さんって点では「超二世議員」ですよね。それがあの体たらく。

    ○「超二世議員」と言えば、今度お辞めになった河野洋平氏もそうですよね。あの方なんか風貌だけ拝見しておりますと、何だか頼もしそうですけど、新自由クラブの時も「看板」だけだったみたいですし、外務大臣の時も省内をどなたかに掻き回されておられたみたいですし、最後は議長に祭り上げられてついぞ活躍されたってことがありません。

    ○「酔っ払い会見」の中川昭一氏なんかあれだけでも「切腹もの」なのに、「のうのうと」出馬する神経が分りませんし、それを担ぐ地元後援会の方々の甘さにも言葉がありません。
    ○偉そうなことは申したくありませんが、二世議員の方達には「覚悟」というものがないんじゃないでしょうか。

    ○安部晋三氏は、あまり印象に残っておりませんが、あの福田康夫氏なんか、参議院議員になった途端に「何だかアホらしくなったのか」お辞めになった大橋巨泉氏に対して「敵前逃亡」だなと嘲笑しておられたんですけどね、今度はご自分の方が「敵前逃亡」してしまわれた。こちらは「銃殺もの」ですね。

    ○「切腹もの」の方は再起不能だろうと思いますが、「銃殺もの」のほうは当選してしまって、「やあ、すまん、すまん。」でチョン。やあ、地元有権者の甘いことったら・・。
    ○いやー、甘い、甘い。銃弾が飛び交い、刃物が舞っていた時代の方が良かったなんて申しませんけど、可愛い子ちゃんとか坊ちゃんとか大勢当選してます最近の選挙では、「投票所に向う足が重い」です。
    -----------------
    【6902】Re: 最近、思うこと あくまの査問官 2009-9-6 16:02

    今回の選挙についてですが、私は共産党と社民党について書きます。
    共産党と社民党の議席は変わらなかったのですが、私の県の選挙結果を見ると、自民当選の所でも社民または共産の得票数はかなり迫っていました。あと少し伸びれば逆転も可能な所でした。

    ですので、共産・社民は次を目指して頑張って欲しいです。私としては、、
    ・民主党の政策で是とする案はより良い結果となる様に協力する。
    ・民主党の政策で非とする案は民主主義の国会に相応しい態度で反対する。
    この二つを実行して欲しいです。

    そうするのなら単独政権となる事は無理でも、政府の能力向上と暴走を防ぐ政党として必要性を増すでしょう。
    必要性が増すのなら、議席も自然と伸びると思います。
    -----------------
    【読者投稿】社民党よ大志を抱け  あすなろ老人  09/9/6 16:32

    民主党の圧勝で自公政権を転落させたことは老人党員の一人として喜びにたえないところです。ただ、私も民主党を全面的に信頼して投票したのではなく、とにかく政権交代を期待してのことです。大敗した自民党は敗北の原因を総括することなく、次の総裁選出をめぐって、生き残った派閥の領袖たちが蠢いているようです。

    それはともかく、社民党は連立政権に参加する方針のようですが、私は閣外協力の道を選ぶべきだと思います。今後、数をたのんで国民の期待を裏切るような政策を民主党が取った場合に、チェックする役割を期待したいからです。

    もちろん、共産党がその役割を果たすでしょうが、社民党が大政党に付属する与党や、単なるチェック役で今後とも過ごすつもりならともかく、将来の政権党を目指しているのなら、ここはじっくりと腰を据えて、今回民主党が果たしたひょうに、将来の国民の期待が集中するような地道な努力をするべきではないでしょうか。

    自社さ政権のトラウマもあり、それは厳しい道ではあるけれど、民主党への不満の受け皿が共産党だけでは、再び自公への回帰を助けることにもなりかねない。社民党には大志を抱いてほしいものです。
    -----------------
    【6859】何が変な意見かは、歴史的なものかも タミゾール 2009-9-5 1:13

    雑用にまぎれて、反応が遅れました。小生が言いたかったのは、石橋湛山も現在ではリアリストですが、当時は「変な意見」と思われていたのではないでしょうか。 第1次大戦後のケインズの意見も、当時は「変な意見」と見られていたのではないでしょうか。

    石橋やケインズでない小生は変だとは思いますが、例としてあげてある有識者の言説には、変でないものもあるかもしれません。勉強不足ですが、こうした意見を考察すべきだと考えます。
    マキャベリ的パワーポリティクスの冷徹な分析からは、当然小生の考えなど笑止千万ですが、マキャベリ的パワーポリティクスそのものが、時代に合わなくなり、リアルでなくなれば、また異なった見方も生まれてくるのではないでしょうか。

    それにしても、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が旧ソ連の強大な軍事力より脅威だとは考えにくい。「通常の戦略ゲーム」でないものはそもそも「戦略ゲーム」ではないのではないか。
    東西ドイツの統一をあの時期に想像てきただろうか。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の本音も、そこにありはしないだろうか。そうでないと、現代グループという独占資本のトップと会談することそのものが理解に苦しむではないですか。
    -----------------
    【6924】Re: 亀レスにて失礼します かっくるなかしま 2009-9-7 17:58 (編集)
    ▼タミゾールさん:こんにちは。

    返信が遅くなり、失礼いたしました。
    また、私のぞんざいなもの言いにもかかわらず、冷静なご返信をいただいたことにつき、お詫びと御礼を申しあげます。

    >それにしても、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が旧ソ連の強大な軍事力より脅威だとは考えにくい。「通常の戦略ゲーム」でないものはそもそも「戦略ゲーム」ではないのではないか

    まず、通常の戦略ゲームでは、協調戦略と報復戦略とのコンビネーションです。それは、協調しても裏切られたら報復するということです。(混合戦略)裏切られたら報復するとは、立場を変えれば、裏切ったら報復される、ということです。
    通常の交渉では、(通常の交渉≒戦略ゲームの基本ルール=混合戦略)報復される場合のデメリットを勘案し、協調するメリットと天秤にかけ、適度に妥協する、となります。

    しかし、報復される場合のデメリットが小さい、典型的には「失うものがないに等しい」場合、「裏切る」、という戦略が、有効に働きます。北朝鮮を相手にした交渉では、混合戦略が働きにくいということです。
    北朝鮮の軍事力は、旧ソ連に比べればはるかに小さい。通常戦力では、日本への侵攻は不可能だと言える。

    しかし、通常戦力で、制海権・制空権を奪えなくとも、それを突破しうる有効な唯一の手段が、ミサイル+核兵器の組み合わせです。その目的は、支配することではなく破壊することにありますが、それを現実に使用せずとも、それを相手側が恐れ続ける限り、交渉上のメリットは大きく、協調(相手方の妥協)による利益を引き出しながら、裏切り続けるという戦略が成り立つのです。

    また、他のレスにて申し述べましたが、北朝鮮の体制が崩壊し、難民が周辺国(まず中国と韓国、しばらくして日本)に流出する、もしくは、同国の強硬派が賭けに出る、北朝鮮には大きく2つの「不確実性」があり、
    前者(崩壊と難民)を軍事的脅威とは呼ばないにせよ、周辺国には大きな混乱が生じる。そのように観る、ということです。

    (加えて、勘案する要素としては、中国ですが、
    米国の対中戦略として、戦略的人口統計=SDをご参考までお示しましたので、省略します。)

    >東西ドイツの統一をあの時期に想像できただろうか。

    突発的であったから、苦労したという見解が、他の方にもあるようですが、マクロ経済の話ですね。「経済規模と人口で決まってしまう」、という見方なのです。20年近くを経過した今でもドイツは、こういう状態ですから。
    http://www.de.emb-japan.go.jp/nihongo/deutschland/wirtschaft.html
    (出所:在ドイツ日本国大使館、ドイツ事情)

    東西ドイツの人口比は4:1、南北朝鮮の人口比は2:1。
    ほとんど世界最貧にもかかわらず、北朝鮮の人口は、「あまりに巨大」なのです。
    それが出来るとすれば、日韓に中国、米国、ロシアを加えた6カ国総がかり。

    それをするにせよ、大量破壊兵器を開発している、民主的な政治体制に程遠い、先行きがどうなるか分からない、崩壊(難民流出)のみならず内乱の可能性すらある状況では、容易に進展しないと観ます。丁寧に申し上げるなら、「2カ国による南北統一は絶対にない」、ですが、6カ国総がかりならありえなくないが、「条件は全く揃っていない」、となります。

    >朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の本音も、そこにありはしないだろうか。
    >そうでないと、現代グループという独占資本のトップと会談することそのものが理解に苦しむではないですか

    そこにあるのそこが、よくわからないのですが、
    私の上記理解では、北朝鮮が崩壊してしまう場合のデメリットは、隣接する韓国にとっては甚大であるから、
    そうならないように支えているのであって、ただ相手方からは足元を見られてしまって、裏切られていますね。
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20 【7109】老人党メルマガ(289)
北極星   運営スタッフ 2009-9-20 6:10:13  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(289)  ::: 2009/9/20
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【読者投稿】 日本国憲法9条は宇宙の宝 梶原景昭
    【7037】理想と現実生活と憲法     珠
    【7088】鳩山内閣の発足と組閣人事    かっくるなかしま
    【7099】ノリピーに負けた鳩山内閣   タミゾール
    【読者投稿】監視ではなく見守る姿勢を 丹野眞智俊
    【7107】官僚の上司は誰か        タミゾール
    【7108】Re: 官僚の上司は誰か     苫屋勲
    【読者投稿】高速道路無料化で不況も解決 岡田元浩
    【7066】高速道路無料化と公共交通機関 pierre
    =========================================================================
    【読者投稿】 日本国憲法9条は宇宙の宝 梶原景昭 09/9/14 14:42

    地球に、知的生命体が誕生してからというもの、争いの連続であって、ひとたりとも精神的な休みは許されずであった。
    永久にその状態が、続く事だろうと思ったか知れないが不幸な事に争いが、大きな戦争までに発展して行った。
    それが、第二次世界大戦である。

    ここで、〜二度ある事は三度〜という言葉が、指導者の頭を横切ったかどうかは知らぬが、故マッカーサー元帥は、地球の将来を考えて日本から軍隊をもぎ取るようにして、憲法に戦争放棄を促す法案を載せた。
    日本だけは、戦争をしない国へと約束をさせたのである。
         
    それが、良い事か不幸な事であるかは、今度は日本人の心で、慎重・且つ冷静に決める事だと思う。
    いずれは、どこかの国が戦争をしない事を宣言しなければ、永久に子供の心(低い波動のまま)でいなければならない。
    そういう意味からも、日本が憲法九条を持てたという事は、永久平和を今度は自信を持って言えるいいチャンスではなかったか。

    故に、マッカーサー元帥には、心から感謝できる時代がやってくるだろう。
    我々は、知的生命体なのだから言葉や波動をもっと高く持ち、理解を深めようではないでしょうか。
    -----------------
    【7037】理想と現実生活と憲法 珠 2009-9-11 12:11(編集)
    ▼かっくるなかしまさん: >発掘パワーも護憲パワーも、どうもそのエネルギー源は女性じゃないか
    ▼都民さん: >以前から護憲の人達は、どこかに離人症のような部分が潜在しているなぁと思っていましたが、

    私は護憲派(以前も言ったように、今のところ)ですが、「日本国憲法は、現実にそぐわないから変えてしまえ」という意見には大反対です。この掲示板では護憲派の方は多いと思いますが、残念ながら数少ない女性として、気になりましたので、レスいたします。

    いつかの沈黙の初夏さんのご投稿、憲法条文を何条も挙げられて「よく読めば全部違反してるのと違うだろうか。」「全てが形骸化している。9条の解釈問題どころではないと思う。」と喝破されたことは、私もその通りだと思うのです。
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=572&sty=2&num=87

    ではなぜ、そうした憲法がいまだに掲げられているのか。そしてもし新たな憲法を作るとすれば、それは現実に合致したものになるのか? 「ならないでしょう」。なぜなら憲法は、「こうあるべきだという国の理想の姿」を憲法で提示して、施政者に「理想」に基づく「努力目標」を与えるものだと私は思っています。

    この掲示板でも皆さんが仰っておられたように、「法律は国家が国民をしばるけれど、憲法はその逆で国民が権力者をしばる」ものだからです。私たち国民は、施政者が憲法にそぐわない方向に行きそうなら、「それは憲法の目指す方向とは違う」といい続けること。それが大事だと思うのです。

    ですから最初の話に戻りますが、生活という現実に日々ほとんどの時間を関わっている(育児も洗濯も食事つくりも掃除も介護も…)女性は、現実を見据えながら、憲法という理想もまたしっかりと掲げられるのではないか? それが理屈から攻めようという男性諸氏には離人症のように見える? 

    いやいや、乖離しているように見えるかもしれませんが、現実に足をつけながらの意見は、例えば「愛する夫が、息子が、孫が戦争で殺されるなんて真っ平」という肌身の現実感を持っている。
    だから自衛のためといえども戦争前提(自衛戦争で死ぬことだってあるんだから)の論には組しない。戦争を避ける手段を必死で模索したいのです。家族が死ぬって、まさに「生きる喜び」を奪うものでしょう。

    現実感を持っているからこそ、理想の平和論もしっかりと強固なもの、護憲派であるのに充分な考え方を持っていると私は思っているのです。あ〜、最後に飛躍しちゃったかなぁ…大丈夫かなぁ、分っていただけるかなぁ…。(一ボンクラより)。

    ご参照までに
    「母親たち、娘たち、そして妻たち」(英文)
    http://s03.megalodon.jp/2009-0505-1736-52/www.fredsakademiet.dk/abase/sange/greenham/song32.htm

    抄訳ですが、落合恵子さんが、このHPの中ほどで語っています。
    http://s02.megalodon.jp/2009-0911-1138-12/www.japanpen.or.jp/mailmg/pen/3620051130.html

    ps.古代文化、人類、遺伝子…どれも私は興味津々。面白く拝見しました。
    -----------------
    【7088】鳩山内閣の発足と組閣人事   かっくるなかしま 2009-9-16 10:45 (編集)
     鳩山内閣が本日、発足。誰も建てないので建てておきます。

    http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090916ddm001010031000c.html
    (出所:毎日、「鳩山内閣:きょう発足…」、9/16)

    民主党は、政権公約の遂行能力を問われるし、2010年7月の参院選を勝たなければならないし、
    向こう9ヶ月内に瓦解することを避けなければならない。であるから、安定政権化での自民党のローテーション的な組閣人事と、民主党の組閣人事とでは大きく趣を異にする。 出足が全てとなる。

    次期衆院選(2013)までに、政権公約(政策)を実現していくうえで、最も重要なのが国家戦略局だが、担当相への菅さんの内定は、妥当・適切。次に、向こう9ヶ月を乗り切る上で、民主党が、政策的にも、戦術的にも、仮想敵とするのが、国交省、厚労省、文科省、農水省の4つ。

    オーソライズされていないが、一部報道で内定と伝えられているのは、前原さん・国交省、川端さん・文科省、赤松さん・農水省、だが、これも、妥当・適切。はっきりしていない厚労省(相)は、(当然に)長妻さんか。
    民主党は、財務省を味方につけるわけだから、財務相への藤井さんの早くからの内定も、まったくもって妥当・適切。
    国民新党の亀井さんの郵政・金融担当相への内定。社民党の福島さんの消費者行政・少子化相への内定。

    意味深な感じもするが、どんぴしゃりということで、いいと思う。
    結論:民主党の政権公約と、内定組閣人事とが、整合しているのでよい。
    -----------------
    【7099】ノリピーに負けた鳩山内閣 タミゾール 2009-9-17 21:33

    一日、外回りで疲れて帰宅し、やっと落ち着いてNHKの9時のニュースを見て、鳩山内閣の動向を見てみたいと思った。
    すると、な、なんとトップ・ニュースがノリピーの保釈ではないか。スポーツ新聞か。
     
    民放ならまだしも、受信料を払っているNHKが、民主政治の始まりの現象より、ノリピーをなぜトップにもってくるのか。
    怒りを通り越して、本多勝一の気持ちがわかる。

    官僚の腐敗も深いのかもしれないが、マスコミの腐敗も大きいと言えるかもしれない。
    インターネットの威力はこうしたマスコミの腐敗を抉ることにもあると思う。
    -----------------
    【読者投稿】監視ではなく見守る姿勢を 丹野眞智俊 09/9/6 15:54

    老人党のみなさんこんにちは。今般の衆議院総選挙、予想をはるかに超え民主党の大勝でした。
    まあ、185くらいだろうと思っていたのですが民意は政権党に「うんざり」していたのでしょう。
    選挙運動中の政権党幹部の演説は、いくら窮地だからと言っても言ってはいけない口汚い罵りの演説もありました。

    これが政権党の大手を振って赤絨毯を闊歩していた人たちの本音なのかとつくづく人間の裏を見た思いでした。
    これでは負けるぞ、まるで断末魔の叫びだ!あんのじょう完敗でした。
    政権担当能力・財源・外交などで「責任力」を強調したにも関わらずの負け。国民は良くみていた、と思う。

    選挙後の調査で政権交代への賛成は、過半数をはるかに超えてていたが、政策への賛成はさほど高くはなかった。
    これはどういうことか?ボク流の解釈だが、とにかく国民の意識から隔絶している政権党の政治から国民の側に立つ、と主張した民主党が受け入れられたことが民主大勝の因であろう。
    「風」を使い政権党は、一様に敗因を分析していたが、そうであろうか。

    「風圧の強弱」ではない、まさに民意の地殻変動が生じていたのである。
    それを国民の一時的な意識の変化と捉えていたところに疎まれる因があったのである。
    われわれ国民は、少し肩肘の張りを抑え、民主党を監視するのではなく見守る姿勢をもっていたいものだ、
    と考えるがいかに?同じようなことはマスメデァにも言えることである。
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    【7107】官僚の上司は誰か タミゾール 2009-9-19 18:48

    「報道特集」で、若手官僚の愚痴をやっていました。彼らにしてみれば、「官僚たたき」にうんざりしているんでしょう。しかし、パーキンソンの法則(官僚は自分の仕事を増やすようにできている)にブレーキをかけるという大切なことなのです。

    文科省の若手美人官僚(美人かどうかはどうでもいいが)、「長妻さんのように部下(官僚)の悪口を言う上司(大臣)のもとでは働けない」、と言っていた。一瞬、「その通りだなあ」、と納得しそうになった。しかし、官僚の上司は大臣なのだろうか?と疑問になった。大臣の背景には、大臣を選んだ首相、そして首相を選んだ国民がいる。

    「全体の奉仕者」公務員の上司、「全体」とは国民以外にないのではないか。
    彼らの給与も税という国民から捻出されている。大臣が給与を払っているわけではない。
    残念ながら、国民の多くから「ダメ出し」を受けているという感覚が高級官僚にはないんでしょう。

    ぼやくより、上司である国民から悪口を言われないように地道に反省し、頑張ってほしい。
    そのような、地道な官僚の努力はわれわれも称賛しなければなるまい。
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    【7108】Re: 官僚の上司は誰か 苫屋勲 2009-9-19 22:27

    官僚の 負け組み次は 代議士へ

    勝ち組の官僚たちは、いやだろうなあ。このような代議士が、たくさん省庁に乗り込んでくるのだから。
    しかし、公務員は公僕なんです。我慢して仕事を懸命にやってください。
    国民の目線で、最高の仕事をして、負け組みと勝負してください。必ずあなたは勝ちます。残っている勝ち組ですから。
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    【読者投稿】高速道路無料化で不況も解決 岡田元浩 09/9/11 11:49

    民主党が政権を取って思考停止の部分が解禁になり、民主党の先生方がテレビで語るようになった。
    でも高速道路一つを取ってもホンダ語録の「あらゆる既成概念を疑い、原理に立ち戻って考える」とかトヨタの「黙って立っておれ」とか「小人閑居して不善を為す」とか民間の思考論理が登場していない。だから「そもそも論」が抜けている。

    1)馬渕先生は「高速道路が無料化されるとゲートの従業員2万人が職を失う」とすまなそうに言いました。
    しかし是は「税金の無駄使い」と全く同じもので、ゲートの労働者は国民総生産に寄与して居らず、国家経済の足を引っ張って居るのですから、一刻も早く廃止すべきです。今でも電気やガスなど税金に近いものは自動振込みが当たり前。

    民主党は社会保険の徴収さえ税務署に一元化すると云っている。
    これから必要度の低い公団などを整理すれば更に国家経済に寄与しない大量の虚業が浮かび上がって来る筈ですから、遠慮して居ては収拾が付かない。戦後の復員兵と同じ、生産性の有る職業への転職訓練とは分けて考えるべきでしょう。

    2)高速道路は「自動車専用道」で、自動車の為の道具ですが、日本では自民党土建族の支配下で箱物行政として建設、運営されて来たのが異常なので、今回抜本的見直しをするには「自動車工学」をベースに議論する必要があるのです。
    例えば自動車先進国米国では高速道路は歩行者事故や平面交差に依る車同士の事故などを防ぐ「安全」が主目的なので、隣町に行くにも専用道の利用を推奨しているのです。

    統計的にも「小児が母親と二階建ての家に居る時より、高速道路上にいる時の方が安全だ」と云われて居るのです。
    その為には、米国の様に無料化して、もっと出入り口を増やすべきで、そうすれば高速だけ渋滞が酷くなる筈は無く、一般道を含めてバランスが取れ、双方容量一杯まで使える。

    3)ORの「待ち行列」と云う理論があって、不道徳な運転をする車が有ると、高速道の物理的容量限度に達する前に渋滞が発生し、一旦発生すると直りにくい事が知られている。ですから米国では安全上の見地から最高速を取り締まる他、渋滞を防いで道路の稼働率一杯迄上げるため、流を乱す運転を取り締まっている。

    ですから昔からクルーズコントロールが普及して居るのです。更にハイテク時代に成り、デジタルクルーズコントロールを使い、皆が時速100キロにセットすれば何時間走っても車間距離が変わらないので、渋滞が起きにくい。

    しかし日本ではその様な指導をして居ない。さらに高速道路の車が集中的に一箇所でおりようとすれば、一般道の容量、ゲートの容量が不足し、渋滞が起きる。例えば関越所沢などは代表例です。無料にして細かく出口が有れば、出口の間隔より長い渋滞が起きれば一般道に回るでしょう。

    4)自動車は相対速度時速50キロで追突されても助かる様に作られています。しかし100キロで追突されると、井上郁美さんの幼い姉妹の例の様にガソリンタンクが破裂して焼死します。ですから、警察は50キロ以下で走ることを禁止して居るのです。ですから、本線上のゲートは「経済問題」ではないので、真っ先に撤去すべきです。

    5)高速道路を無料にすると「Co2削減目標が守れない」と云う意見もある。しかしガソリン程安価で使い勝手の良い物は無い。だから米国では太陽光を使ってCo2をガソリンに戻す開発が成功しているそうで、日本は中国で増え続けるCo2を偏西風に乗せて只で空輸し、只の地熱でガソリンに戻して輸出すれば、民主党の25%でなく、数100%の削減が出来、不況も解決する。
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    【7066】高速道路無料化と公共交通機関 pierre 2009-9-13 19:16
     先日の新聞に次のような記事があった。

    「民主党がマニフェストで掲げる『高速道路無料化』が実現されると、経営に深刻な問題がでるとして、九州バス協会(82社加盟)の竹島和幸会長らが10日、国土交通省を訪れ、無料化しないよう要望した」。 (『朝日新聞』2009.09.11.朝刊)

    これは民主党が公約に掲げる「高速道路無料化」とバス、すなわち公共交通機関の維持が二律背反になっていることを示している。似た現象は他にもある。神奈川県久里浜と千葉県金谷を結ぶ東京湾フェリーも、アクアラインの値下げで乗客が減少しているという。また、瀬戸大橋の通行料が無料になると、JRやフェリーへの影響が気になり、

    「無料化は歓迎するが手放しでは喜べない」と現地の琴平町観光協会長の歯切れは悪いという報道もある。
    (『日本経済新聞』2009.09.03.朝刊、首都圏版)

    地方に行くと、バス・鉄道などの衰退が歴然だ。その主な原因は、人口の減少もあるが、何よりも車社会の進展が大きい。
    そこへ来て、高速道路が無料化されれば、車の使い勝手は一層良くなり、車社会が一層進展するだろう。
    その結果、これらの公共交通機関の衰退がますます加速するのではないだろうか。

    この公共交通機関との二律背反は、首都圏などの大都市ではさほどではないが、地方ではそうはいかない。
    高速道路の無料化は、混雑の心配がない地方から手をつけるというから、北海道、九州、四国などがまず俎上に上るのは間違いない。これらの地方では、公共交通機関との二律背反が進むに違いない。

    つまり、高速道路の無料化は地域住民のかけがえのない足であるバス、列車、フェリーなどの経営を脅かすのである。
    残念ながら実際に視聴はできなかったが、後で読んだ新聞によると、道路問題に詳しい民主党の馬淵澄夫議員は『フジテレビ』の「とくダネ!」に出演し、この公共交通機関との二律背反の問題を問われて、次のような趣旨の発言をしたという。

    「雇用問題等が発生することは承知しているが、これは産業構造の変換である。かつて石炭産業から石油産業に切り替わるとき、多くの失業者が発生したが、政府は住宅等も含めて手厚い救済をした。今度もそれは考えている」。
    (インターネット新聞『JanJan』2009.09.04. http://www.news.janjan.jp/government/0909/0909039738/1.php)

    この記事も書いている通り、馬淵議員は「道路(自動車)輸送こそ、これからの輸送産業の主力で、鉄道や海運はすでに斜陽産業である」と決めつけているに等しい。
    この発言が本当なら、大幅なCO2削減を打ち出した環境政策との整合性はどうなるのか。

    先日、奥会津の大内宿へ行った。ここは最近人気で、年間100万人の観光客が訪れるという。
    しかし、路線バスなどはなきに等しく、観光客はマイカーか観光バスでやって来るのである。
    マイカーを持たない私は往復に大変苦労したが、高速道路の無料化はこういう現象をさらに広げることになるのだ。

    この民主党の公約を巡ってはメディアも喧しい。しかし、高速道路無料化を巡って公共交通機関との二律背反を正面から採りあげたものは必ずしも多くない。それで本当にいいのか。民主党の説明を聞きたいものである。
    【読者投稿】CO2ガス25%削減の意味 岡田元浩 09/9/16 20:55

    日本では法律は、ひとたび発布されれば神聖で犯すべからざるものとされて来た。其れが戦前の天皇制を引き継いだ官僚帝国主義体制で、国民もそれを常識として摺り込まれて来た。
    だから役人は開発中の技術法に触れる事は鬼門で、其処から「不作為」を守るカルチャーが生まれて来た。

    しかし憲法第一条が「知材立国」の米国では、技系法は「努力目標」だった。発効期限が迫ってもイノベーションが完成しなければ、取引があるのです。我々日本の自動車屋の中で、高度成長期に米国主導の安全公害に付き合ったチームは、其れを其れを知ってびっくりした。目から鱗が落ちて、以後米国政府の直接指導の元に国際企業に成長したのです。
    そして旧運輸省と其れに繋がる自動車工業会は浮き上がって、形骸化したのです。

    ですから日本の自動車屋の技術会議は日本を放れて欧米先進国で行われる様に成り、攘夷派の日本のマスコミの目には触れなくなったのです。例えば今軽自動車にも付いているエアーバッグは長期間「荒唐無稽の非現実的な法律」と思われて居た。
    でも米国の政界は諦めず、世界の一流自動車会社に応分の研究投資を求め続け、日本政府を通さず、直接日本の自動車メーカーを呼んだり、視察に来たりして居たのです。

    ですから今回の鳩山総理の25%発言を聞いて、我々自動車屋はピント来た。これぞ「脱日本官僚」だなと。
    スタンフォードで米国の技術カルチャーを学んだ、私書に云う「技系主導政治」を感じたのです。だから早速外国からは評価されたのに、鎖国派の日本のマスコミには理解されない。そして経団連代表も日本の常識を振り回して非難した。

    でもホンダの社長はそうは云わなかった。「技術改革が無ければ困難だ」と云ったのです。ホンダ語録の「松明を高く掲げよ」は米国のカルチャーなのです。「脱官僚」と云っても悪いのは「日本の技官」で混同してはいけない。
    具体的に云えば、エアーバッグも、商品化までに本名方式が2転3点し、今でも問題は残っている。
    ですから広く本名方式を探ること。ホンダ語録の「あらゆる既成概念を疑い、原理に立ち戻って考える」事が大切なのです。

    エコカーとか原発とか云っても、所詮有限な化石燃料に頼っている。また携帯燃料としてガソリンガ最も使い勝手が良いので、Co2をリサイクルしてガソリンに戻せれば、一番正解でしょう。その為のエネルギーは地熱を使えば1万年安心計画になる。そして何れも米国では開発に成功している事が、最近のテレビ特番で放映されて居るのに、経団連会長は無視している。
    法学部卒の会長は23年米国に勤務しても「技術は他人事」ですから、技系不作為で100年の大計を誤らせる危険に対する謙虚さ、罪悪感が無い。

    そして文系独占のマスコミ界コメンテーター連中も鎖国派を支持し、総理の発言の方を非難している。「アイデア発想法」の教科書も、ハーバードの「デシジョン・アナリシス」も読んでいない文系虚業家は自民党と抱き合わせで退陣すべきです。
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