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11 【14888】老人党メルマガ(380)
北極星   運営スタッフ 2011-6-8 20:35:12  [返信] [編集]

     roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(380) ::: 2011/6/5
            老人党掲示板 ttp://6410.saloon.jp/
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    【14757】「内閣不信任案」の狙いは何か    pierre
    【14808】Re:「内閣不信任案」の狙いは何か 珠
    【14810】Re:「内閣不信任案」の狙いは何か 団塊党
    【14776】オフライン支部便り:杉本小松さま  笹井明子
    【14750】Re:原発に思う            Wave
    【14761】Re:エネルギー源の今後・原発は必要か  usagi65
    【14796】Re:まじめに脱原発を考える大人のスレ kounosuke
    【読者投稿】政治家は技術に責任を持て      岡田元浩
    【14779】Re:原爆の恐怖はどこに         ブンコウ
    【14775】オフライン支部便り:須藤正剛さま  笹井明子
    ★手違いのため配信が遅れましたことを深くお詫び申しあげます(北極星)
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    【14757】「内閣不信任案」の狙いは何か    pierre 2011-5-29 19:44

    自民・公明の野党は、いよいよ「内閣不信任案」を出すという。「不信任」を叫ぶ彼らは、一見、大変意気軒昂に見える。
    それには与党内にそれに賛成する可能性のある一派がいるから、「あわよくば」という期待があるからか。
    しかし、それが仮に可決されたとするならば、政界は大混乱に陥るに違いない。そういう混乱は、果たして有権者が望むことであろうか。

    野党側の発言では、東日本大震災や原発事故の政府対応を「司令塔の推進力を欠き、手が届かないありさまを目の当たりにした」
    (山口那津男公明党代表 『日本経済新聞』11.05.29。朝刊)
    とケチをつけるばかりで、菅政権のあり方の、何をどう変えるかについてほとんど触れない。

    だから「内閣不信任案」の先に予想される混乱に不安を感じるのである。谷垣自民党総裁は、政府に「不信任」を突きつけるのは「野党の責任だ」と啖呵を切ったが、その結果起こる混乱を未然に収拾する青写真を用意するのが本当に責任を取ることだ。
    そもそも原発事故については長い間政権の座にあった自民党に責任がないとは言わせない。自民党は与党時代の反省をちゃんとしたのか。

    それも十分にせずに、ひたすら混乱を惹起するような行動は許し難い。自民党の大島理森副総裁は、与党幹部が不信任案可決の場合衆院解散に言及していることについて「脅かしを掛けるような政治をやってはいけない」(『日本経済新聞』11.05.29.朝刊)
    と言ったというが、内閣不信任案と衆院解散、どっちも どっちではないか。

    また、今国会の会期末まで1ヵ月を切り、赤字国債法案の成否が今後の政局に波乱要因になってきたという報道もある
    (『nikkei.com』11.05.25.朝刊)。その報道では、「異常な財政運営に対する市場の不信が高まるのは避けられない。
    市場が『国の資金繰りが不安定』とみれば、長期金利の上昇(国債価格の下落)につながる可能性もある」(前掲記事)

    と書いているが、こういう混乱を回避するのは当然政府の責任である。実行の難しい民主党マニフェストに抜本的な見直しを加えるなど、一層の歩み寄りが必要なのではないか。震災後2ヵ月半になるというのに、今だに103千人(『朝日新聞』11.05.29.朝刊)が避難生活を送り、臨海部の鉄道は寸断されたままという被災地のことなど、眼中にない政治家たちの、軽挙妄動はいい加減にして貰いたいのである。
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    【14808】Re:「内閣不信任案」の狙いは何か 珠 2011-6-2 2:05(編集)

    私は菅さんも首相として優れているとは思わないし、小沢贔屓でもありません。
    また菅首相の原発事故の対応が優れているとは思わないし、それだからと言って、
    小沢氏がやったらあれ以上良くできたなどという「たられば」を信じる気にもなりません。

    ともかく自民党の長年の独裁ではマズイだろう、民主党はさほど自民党とは変わらないが、ともかく利権や馴れ合いを断ち切るために、政権交代は必要だと思っていましたから、政権運営が上手くできないのなら、また政権交代もあり得ると思います。
    ですが、かなりの国民は、この災害に向けて対応しなくてはいけない時に、いったい永田町は何を考えているのだろう?
    とあきれ果てている人の方が多いのではないかと思います。

    これは非常にうがった見方ではあるのですが、一番の理由は、浜岡原発を止めたことに対する、原発利権組の焦りからの政権交代狙いではないかと心配しています。
    折しも、元森首相、平沼氏らは、地下に原発を作るという自民、民主、たちあがれ、国民新党の議員連盟を作ったとか。
    http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011053100809

    『「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」は、たちあがれ日本の平沼赳夫代表が会長に就き、民主党の鳩山由紀夫前首相、羽田孜元首相、自民党の森、安倍両元首相が顧問に入る。谷垣禎一自民党総裁、亀井静香国民新党代表、渡部恒三民主党最高顧問も顧問に就任する。』
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110529/stt11052920300008-n2.htm

    冗談ではない。懲りもせず、地震国日本にまだ原発を作りたい人たち。それが内閣不信任案を出すメンバーの中にゾロゾロいる。また、すごい利権が絡むんだろうな。それに小沢氏が反原発を唱えるのも、どこまで本気か、民主党は最初は原発に比較的慎重だったのに、自民党同様の原発推進派に転じたのは、小沢氏が党代表となった時だったのですよね。
    http://www.scn-net.ne.jp/~casings/0802%20mousiire%20word.htm

    原発は、浜岡を止めたように、危険なところ、古くなったところから、徐々に止めていくしかないように思います。
    地震国日本では、あまりに危険な存在であることが事実としてハッキリしたから、できるかもしれません。
    菅首相が、どこまで考えて浜岡を止めたのかは、分かりません。

    しかし、いったん停止させれば、再開はなかなか困難な社会情勢だろうと思います。
    内閣不信任案を提出した議員たちと、時をほぼ同じくして作られた「地下原発推進議員団」。
    原発推進のための内閣不信任案…これが杞憂であればいいのですが…。
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    【14810】Re:「内閣不信任案」の狙いは何か 団塊党 2011-6-2 6:20

    珠さんが心配されている通り、不信任案提出が原発推進のためとするなら、今日の採決は今後の日本の進路を左右することになる。こういう重大な事柄を議論しないままのどさくさまぎれの行動にわれわれの将来がかかっているとしたら、日本の政治そのものがリスクである。
    さいころを振って将来を決めるような政治の状況そのものが、原発と同様大きなリスクである。民主主義は議論を尽くすことではないのか。
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    【14776】オフライン支部便り:杉本小松さま  笹井明子 2011-5-30 16:23
    「雑感」世の中は相変わらず時々刻々、激しく変化しています。

    先日のオサマ・ビンラディン容疑者殺害は、いかにもアメリカらしい、法に背いた暴挙だと思いました。
    武器を持たない容疑者を銃撃し、女性を含む何名かも道連れにしたとか。本来は、逮捕して真実を語らせるのが常道ではないでしょうか。
    アメリカに不利な証言をされると困るとの判断だったとしか考えられません。
     
    菅首相も、日本の国民の平和な生活を守ると言いながら、沖縄の基地移転問題はどうするのでしょう。
    「日米合意に従って」と強引にことを進めれば、沖縄の人々は、絶対に反対行動を起こすと思います。
    先日ある新聞に、韓国の女性詩人が「日本とはいとこの付き合いをしよう」と書いていましたが、そのとおり。中国も南アジアも同じことが言えると思います。それにしても菅直人という人は、自分の立場しか考えない駄目な首相です。早く止めて欲しいと思います。
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    【14750】Re:原発に思う Wave 2011-5-29 13:11
     ▼Kounosuke 様:はじめまして。未熟ですが、宜しくお願いします。

    私の手元に1987年発行の「涌」という小冊子があります。
    (地涌社:300円)当時の増刊で「まだ、まにあうのなら:私の書いたいちばん長い手紙」という副題がついています。
    チェルノブイリ原発事故後の一年・・・引き起こされる事象が、爆発時だけでなく、その後世界に及ぼす影響・今後の課題が顕著になった時期。

    九州の一主婦が、開かれる講演、関係書、資料などから原発実態を調査し、問題を知り、止むにやまれずの想いを手紙にしたため、知人に送った一書簡、それを編集者が粘って出版されたものです。(著した方が出版を逡巡される過程もあったようなので、個人名は出しません)

    その内容は多岐にわたりますが、特にこの場で引用するとするならば。
    ・原発は安上がりだから、火力発電を止めてでも推進すると政府は言うがそこに、核廃棄物、廃炉等の処理、管理費が含まれていない
    ・ピーク時の電力が足りないと言うが、火力発電を止めている事実

    20年以上も前、一主婦の書簡においてでさえも、既に指摘がある。つまり、我々世代はこのことをチェルノブイリ原発事故の時に、情報として知っている・・・。もしくは、知っていた人々が確かに多々居る。
    少なくとも、私はこの書簡に触れ、以後独自に調べ、知っていました。だからこそ・・・企業の環境取り組み中で、「CO2無発生エネルギー」を表看板に「原発」を「善」とし、火力発電を「悪」とする昨今の論調にどうしても寄ることができず、仕事で苦悩がありました。

    動物は飲食すれば排泄があり、その循環で植物を含めた地球環境が成り立つ。唯一、人間の「より快適生活」を求めた「生活の排泄」が環境を傷める。それを「必要悪」とするならば、どの必要悪を、どの程度制御するのか・・・現時点の人間の能力で「できるのか」その議論を隠ぺい、改ざん、知ったかぶりも含めたあらゆる欺瞞で、糊塗してはならない、と思います。

    歴史の必然として、技術の発展の可能性のために、実験的運用が避けられない・そういう歴史の1ページはある。
    その失敗から学ぶこともある。

    だからこそ、チェルノブイリ原発事故で日本は、日本の技術者は、唯一の被爆国として、謙虚に、多大に学ぶべきであったと、切に切に思います。だからこそ、だからこそ。今回のFukushima nuclear plant crisis(or accident)においてまずは日本のみならず世界の科学者、技術者、実務者、政治家が、一般人を含むすべての人間が、できる限り関心を持ち功罪含めて隠さず偏らず、調べ学び尽くして欲しい。
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    【14761】Re:エネルギー源の今後・原発は必要か   usagi65 2011-5-29 21:04

    原発を実際造って来られた 平井憲夫 さんの文章は読みましたが実際講演しておられるものがありましたのでご覧下さい。
    原発の実態を知れば知るほど止めなければと思います。恐るべき原発推進派に、デタラメだと中傷され続けた平井憲夫さん。
    平井憲夫さんの講義動画が回ってきたので掲載します。http://www.youtube.com/watch?v=0x1AQ5HRu0o
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    【14796】Re:まじめに脱原発を考える大人のスレ kounosuke 2011-5-31 22:44

    今日のニュースでも放射線被害の拡大が放送されていました、運動場の土、下水処理場の汚泥の持って行き場がなく困っている状況、武田先生によると、放射線廃棄物は福島原発へ持っていくのがいいと言ってみえました。

    原発が早く納まってもらわないとどんどん被害が大きくなって困りますが、遅くなればなるほど脱原発の人が増えてきます。まだまだ原発がないとやっていけないと洗脳されている人が多いです。岩手県の葛巻町などの例にならったり早くドイツみたいに計画的に原発を廃止にしてほしい。私は愛知県の西の方ですので浜岡より敦賀の方が影響が大きいと思いますので心配しています。
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    【読者投稿】政治家は技術に責任を持て  岡田元浩 2011-6-4 4:33

    戦後マッカーサーの任務は日本の再軍国化阻止で、その手段は「文系独裁政権」だった。
    だから米国憲法第1条では「特許制度による技術改革」が、政治家の責任に成っている。しかしマッカーサーは日本の新憲法制定時、その条項を抜いて渡した。だから日本の議会では「技術は他人事」の「文系独裁政治」が行われて来た。

    だから、自民が作った手抜き設計の津波対策で何万人も死んだ。自民が作った欠陥原発で放射能拡散が起きた。米国では政権が変わると、原爆の鍵を引き渡すらしいが、民主政権に交替しても、自民党は原発の防災技術責任の引継ぎを行って居ないらしい。菅総理は、技術屋だから、「若手に技術継承出来た部分から段階的に権限を委譲して行く」と云って居るので、国際勝ち組みもの作り企業」では当たり前の話です。

    技術討議皆無の国会で、「第2次補正予算が通過したら」等と云うが、「復旧」に最新防災技術を加えたのが「復興」でしょう。
    国会でその技術審議をしないで、二次予算を出すのは、不作為、背任でしょう。

    つまり、「復旧」なら100年か先に又何万人も死ぬ。「山に逃げる」なんて従来の手段では、又半数が溺死する。
    だから「復興」の手段には「津波シェルター」が必須です。しかしそれに関する最新特許が国会で審議されて居ない。
    自民は「対応が遅い」と云うが、復興の技術討議の能力がない。その間に各個人が元の土地に「復旧住宅」を作って良いのか。

    原発も同じで、事故を起こしたGEの1型炉は、今の安全技術から見れば酷い欠陥設計でしょう。
    技術屋は物理的現実をフォローする「敬謙な技術のしもべ」なので、今回の福島の事故自体が、手抜き設計の動かぬ証拠なのです。
    そして償却も終った欠陥炉に、最新の発明特許を追加して居れば、この事故は防げたでしょう。

    菅総理の最大の責任は、福島で明らかに成った原発防災特許を使って一刻も早く総理が止めた国民の財産、浜岡を再開させる事で、それが外国のメディアが求める「前向きの政治」で、さもなければ、全部の原発が止まって、日本の工業、雇用、景気とも沈没する。
    間違っても、技術討議に参加する能力が無いから、対案も、受け皿も無く、理屈に成らない難癖を付けて怒鳴るだけの「自民文系独裁政治」に戻しては成りません。
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    【14779】Re:原爆の恐怖はどこに  ブンコウ 2011-5-30 20:19

    この福島原子力発電所の事故を思うにとき日本という国が、広島、長崎に原子爆弾の投下されるという世界唯一の被爆国が、その「核の恐怖」を被爆者と関係者以外の全国民に徹底して知らしめていなかったのが敗戦の政治的事情があったにせよ大変残念です。

    核の恐ろしさの国民への徹底だが、被爆地広島、長崎にしても「核」恐怖を官僚政府支配層側からの封じ込めでないのではないかと勘ぐりたくなるのだ。原爆資料館にしても平和式典にしても、ただの「文化遺産」「儀式」になっていないか?「原爆恐怖」とは程遠いと思う。
    広島をうろついたことが2ー3度あるが、知識としての「原爆都市」だ。

    ちょっと違うかもしれないが、パリをうろつき、観光バスで市内を周った時、コンコルド広場辺りから革命の雄たけびが臨場感あふれんばかりにおこった。イヤホーンからかバス全体の音響装置なのかは定かでないが、いまだにその異様さが脳裏に残っている。
    「王朝復帰はさせないぞ」という市民の決意と世界への呼びかけだろうとおもう。
    広島、長崎で観光バスに乗った経験はないけど、ガイドさんの上品な説明で終わっているのではないかと思う。

    上層、下層、知識層、非知識層を問わず「核」の恐怖を最低でも日常的に「被爆の恐ろしさは広島長崎で終わりにしょう」と全国民全世界へ知らしめるにはどうすればよいか広島市民、長崎市民は真剣に市民レベルで考えるべきだった。
    これほどまでに進化した電子機器を活用し、パリ市民同様 観光バスに音響、視覚両面から機器を設置し投下時のこの世のものかとうめく以外ない生々しい惨状そのものを再現すれば多くの訪客は原爆当日その場にいたように体感できるのではないか。

    それが口コミ語り部となり「核の恐怖」の共有と世界平和への地球的な呼びかけにつながる筈だ。フランス革命広場と同様その爆心地でこそ人々に与える衝撃は大きいのだ。平和祭典にオバマ大統領を招聘することに全力を傾けることでもない筈だ。
    戦後からそういう姿勢であれば原子力発電所への厳しい監視もあったと思うのだ。だが、いまからでも遅くはない。
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    【14775】オフライン支部便り:須藤正剛さま  笹井明子 2011-5-30 16:18

    「ビスマルクの発言」
    ある会合で「文明崩壊」というタイトルのDVDを見た。アメリカ西南部を中心に過去を遡り、マヤ文明や古代ローマ帝国の繁栄や崩壊などを辿りながら、食糧危機や化石燃料の枯渇、温暖化や経済問題、社会不安の角度から、現在のグローバルな問題点を探る内容だった。

    思い浮かんだのは、地球資源の枯渇だ。ある日スーパーの売り場コーナーの棚から、おにぎりや缶コーヒーが消えていたら、肉や野菜の売り場に商品が無かったらを考えてみる。灯油やガソリン、軽油が行きつけのスタンドで売り切れていたら、重油が燃料の銭湯が突然休業になったら、薬品不足で病院の閉鎖が続出したら、これが身近な資源の枯渇の始まりだ。輸出入は止まり、人口の減少が始まる。
     
    昭和30年代まで後退すると言われている。40年先の話だと、笑っていて良いのかを問われてはいないか。
    もっと悲惨な消耗は戦争ではないかと思う。各国の陸海空の武器の研究開発は、今も敵国に対して、より早くより効率的に殺傷し破壊の精度をあげることに、桁違いな巨額な投資をしている。多くの人命と大量の資源の消耗を、どこかで都合良く忘れている。

    閑話休題。
    5月10日、菅直人首相が首相官邸での記者会見で、原発重視政策を転換、太陽光や風力などバイオマス(生物資源)エネルギーを大きな力で推進する方向性が必要だと発言(北海道新聞5月11日)。この発言は納得するが、タイミングとしては遅い。被災から2ヶ月が過ぎた。
     
    その一方で、超党派議員による「地下原発」の開発勉強会も開かれていた。大震災の後始末がこれからだという時に、「地下」に代替えの原発建造を考える思考回路が理解できない。放射能を浴びる、セシウム137を浴びる、プルトニウム239を浴びるということが、どんな悲惨さを意味するものなのか、一度体験していただこうかと、怒りさえ感じた。

    19世紀のドイツの政治家ビスマルクは、『政治は可能性の芸術である』と言っている。普段「これはできるわけがない」「世の中というのはこんなもんだ」と諦めていたことを、みんなが動いて、それぞれ一票を入れて、政権を変えることで、実現できるようになる。
    当たり前が当たり前でなくなるということが起きる。[やっぱり北大の先生に聞いてみよう・中島岳志編]
     
    過去に郵政民営化の是非を国民に問うと、選挙を強行した首相がいた。そして法改正が行われた。原発の是非を国民に問う選挙があっていい。
    54基の原発は国土全域に展開しており、都道府県に関わりを持つからだ。太陽光・風力・地熱利用・火力・水力・バイオマスなどいずれも長所短所はある。しかし原子力に頼るよりは安心安全である。中部電力浜岡原発の全面停止は対策として有効だと思われた。
     
    霞ヶ関や一部の御用学者、政府官僚だけでこの意思決定には無理がある。簡単な案件を縦や横に複雑化してしまうからだ。
    「結論は主権者に問え」は大切なことだと考えた。
     
    新聞のテレビ欄を見て常に思うことは、深夜番組は午前2時〜3時まで、早朝は午前4時30分からが多い。「節電」を標榜するなら、せめて午後12時で終わらせ、スタートは午後5時で良いと。画像の垂れ流しは電力の消耗だけに留まらず、さまざまな弊害も生んでいないか。
    日々の暮らしの中であれが足りない、これが欲しいと言い出したら、限が無い。ルーズと虚栄心を助長するだけである。
    震災被災者の苦労を思えば、自分の身の丈を考えて暮らす知恵も持ちたい。
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