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 【25550】Re: 一般とは? 〜 積極的... 沈黙の朱夏 2014-9-16 1:45:47
 【25552】Re: 一般とは? 〜 憲法九... 沈黙の朱夏 2014-9-16 8:53:04

40 【25550】Re: 一般とは? 〜 積極的平和主義のルーツ
沈黙の朱夏    2014-9-16 1:45:47  [返信] [編集]

    ▼usagi70さん:
      cc▼海のYeahさん:
      cc▼珠さん:

    こんばんは。

    >今日は敬老の日ですが、居心地悪いですね。

    ともあれお元気であられてなによりです(^^)

    >これだけ老人が増えていろんな意味で心配する人はいても「敬老の日」は止めてもいいのでは?
    >「老人問題を考える日」?ストレート過ぎますね。

    老人党宣言に賛同の言葉を寄せていた赤瀬川原平さんの老人力にちなみ《老人力の日》を所望。あるいは、9月9日にして《重陽の節句》。←100-1=99で白歳の長寿を祝うとしたほうが美しいと思うから。

    >さて戦争に関して、興味深いQ&Aを読ませていただきましたが私の頭ではすっきりと理解し難く
    >自分なりに意訳してみましたがまちがいないでしょうか?

    >【問1】「戦争とは、人類の誕生と共に存在してきた不可避の現象などではない」
    >     戦争とは、人類の誕生と共に存在してきた避けられない(避けることができない)現象ではない。避けることはできる。

    >【問2】「戦争は、不可避の現象ではなく、むしろ、一定の条件の下に成立する社会現象であって、その条件がなくなった時には消滅するはずのものである」
    >     戦争は、避けられない現象ではなく、一定の条件のもとに必ず起きる社会現象であってその条件がなくなった時には戦争はこの世からなくなるはずのものである。

    >【問3】「過去から現在に至る過程で眺めれば、戦争時代は黄昏を迎え不戦時代が到来しつつあ
    >    る」

    その通りです。間違いございません。

    >私の解釈からのアンサーは「はい」「いいえ」「いいえ」です。
    >「問1」に関して、原始時代ならともかく文明の進んだ現代では愚かな戦争を避ける手立てはあると思いたいのです。希望的「はい」かもしれませんね。

    お目通し頂きありがとうございました。

    私も希望的には全て《はい》です。

    私は全て《いいえ》としましたが、微妙に《はい》の要素も混じり、濃淡があります。
    ー   例えば、問1では、攻撃本能はなくせないが、抑止本能は備わっているのでその長所を活かせる環境に移行する。例えば、問2では、社会集団が若いと(青壮年男子の数が多いと)好戦的な傾向が生じやすいので老いるのを待つ、など。
    ー   条件により不戦への移行は可能でしょうが、そのハードルは高いと見ているので、条件が整うのはすぐにではなく、来世紀(22世紀)辺りの先のことだろうと見ているということになります。

    >しかしわからないのは安倍さんの積極的平和主義がこの3問に「はい」だということです。
    >理想主義的平和論が積極的平和主義の根底をなすということが具体的に何を意味するのか朱夏さんの私でも分かりやすいご見解をお聞きしたいです。

    たぶんそうではなかろうか、という推測で申しあげます。

    問1〜問3にある理想主義的平和論では、人間性、社会制度、歴史のそれぞれにおいて《変えられる》という強い確信があると観ています。また、その確信は、西欧諸国の宗教的伝統や歴史、社会思想に彩られているとも観ています。

    変えられる、という強い確信がまずあり、

    その上で、どのような社会や経済や文化を目的として目指すか、また目指す上でどのような手段を選ぶか、となります。

    両者を合わせて、《社会改革論》となります。

    ここまでよろしいでしょうか。

    変えられるの反対が、《変えない》となりますが、その著しい例が《伝統主義》です。
    ー   ここでの伝統主義とは、とにかく変えない。昨日のやり方を今日も、今日のやり方を明日もという流儀です。江戸時代です。

    ここで自分の価値感覚を挟むと、

    変えるべきものは変え、そうでないものは変えない、のがよいと思うとなります。
    ー   これを保守主義といいますが、世の中的には、保守主義は、伝統主義や復古主義の文脈で使用されてしまっている。

    何を申し上げようとしているのかと言えば、

    1) 変えられる、という確信が強過ぎると、あるいは変えることに楽観的であり過ぎると、《ためらいなく》変えようとするだろうということです。

    2) そして、変えられる、という確信は、上記のように、西欧の宗教的伝統、近代史(市民革命)、進歩主義的歴史観のもとで育まれてきたので、その社会改革論は、《欧米流社会改革論》であることを免れないだろう、ということです。

    3)平たく言えば、単に変えられると確信するだけでなく、目指すところ欧米のように変えていく、となるわけです。

    ここで再び自分の価値感覚を挟むと、

    変えるにせよその地域や文化に合ったやり方や目標があるはずだと思う、となります。

    ここまでよろしいでしょうか。

    【問】理想主義的平和論が、積極的平和主義の根底をなすということは、具体的に何を意味するのか?

    【答】社会改革論の1つとして、あるべき安全保障体制の構築というものを考えた時、《欧米主導》のそれを目差すことが積極的平和主義です。安全保障体制を構築できると彼らが考える根底には、社会や世界を変えられるという理由と確信があり、それが理想主義的平和論です。その理想主義的平和論もまた、欧米の基本的価値観の内にあります。

    【別答】誰による誰のための平和かと問えば、欧米による欧米のための平和です。彼らがそれをできると考える理由が理想主義的平和論であり、その参画に協同しようというのが積極的平和主義です。

    >ただ安倍さんが西洋的安全保障を考えているのであるはというのは何となく理解できます。

    西欧、あるいは欧米には、彼らの理想とする安全保障体制があるわけです。それは少なくとも彼らにとって都合がよいものでなくてはなりません。
    ー    欧米の経済的、軍事的覇権に対して、市場経済化しつつあるロシアと中国が軍事的に異を唱えない状況でしょう。国連安保理が戦勝国として欧米主導のもとでまとまれる状況、と言ってもよいでしょう。

    前掲の「新・戦争論」では、《欧米による平和》の時代の到来を予想/期待し、

    我が国は、その《欧米による平和》に貢献すべし、というのが基調です。

    その平和のもとでは、世界に戦争はなく、紛争があるだけであり、その紛争解決に我が国は積極的に関与すべきである、となる。
    ー    戦争はなく紛争があるだけだというのは、憲法上、(自衛を除き)戦争をできない我が国の参戦を国際法上、合法化しようという外務官僚の詭弁です。

    それが所謂、国際平和貢献論ですが、《欧米による平和のための国際平和貢献論》と記すのが正確でしょう。

    安倍首相もそういう考え方にあるわけですが、むしろ積極的に主導的にそれを推し進めているのが、外務省であり、その旧条約局であると観ています。

    だから、集団的自衛権を巡って、

    個別自衛権を延長拡大するのか、集団的自衛権を容認するのかで、与野党、与党内でせめぎ合っていたわけです。

    個別自衛権の延長拡大は、消極的平和主義の範疇です。
    ー    メディアで、朝日も毎日も中日もそれを支持。

    集団的自衛権の容認が、積極的平和主義の範疇です。

    >理解するというのと私がそれに賛成かということとは違いますが。

    全く仰る通りです。

    相手の言い分を理解しないことには、賛成も反対もできませんし、有効に反論することも難しいですから。

    私自身としては、積極的平和主義の中身を概ね押さえた上で(一応そのつもりで)、

    国際平和貢献論と集団的自衛権の組み合わせには 懐疑的であり否定的であり、

    公明党が閣議決定に抵抗し、集団的自衛権の内容を、実質的に個別自衛権の延長拡大の線まで押し戻したことを評価しています。

    >安倍さんの回答を考えながら思ったのですが、安倍さんは楽観的な人ではないか?だいたい日本人は悲観的に物事を考えるように思いますが・・・安倍さんの饒舌さと「イエス」「ノー」がはっきりしているところと、感情をむき出しにするところは今までの日本人的ではありませんよね。食生活が欧米化してキャラクターも欧米化して考え方も欧米化してきているのかな?なんて考えすぎでしょうか?

    安倍さんのことはよく分かりませんが、まずは、第一期政権での失敗で失脚同然でしたから、1回地獄を見ている逆バネと開き直りが効いているように思われます。
    ー    変な基準ですが、あのプーチン大統領にナメられなかったところは凄い。

    次いで、欧米化ということでは、近代化≒欧米化なので、みんな多かれ少なかれ欧米化しているのでしょう。
    ー    典型的には、江戸時代は《伝統主義》でしたから、《社会改革論》とは真逆ですが、右翼も伝統主義への回帰は唱えず、せいぜい敗戦前の近代日本への回帰とその時代への復古です。つまり、(左翼に限らず)右翼も《社会改革論》であるし、そうでなかったら昭和維新を唱えたりしなかったでしょう。

    祖父の岸信介元首相の影響がどの程か知りませんが、岸氏自身は戦前は《革新官僚》であり、ソ連の経済計画を参考に統制経済を志向していたので、その政策は急進的な社会改革論に立脚しています。
    http://ja.m.wikipedia.org/wiki/
    %E9%9D%A9%E6%96%B0%E5%AE%98%E5%83%9A
    (wikipedia、革新官僚、革新主義)
    >>革新主義とはイデオロギー、主義の類型のひとつ。
    >>市場を信頼せず、計画経済や統制経済などの公的介入によって経済格差などの社会問題や社会的不平等を是正や、政治機構の改革などを主張する思想のこと。

    最後に、安倍首相の安全保障政策、外交政策、その他については、石破前幹事長のそれとの興味深い比較がありましたので、ご紹介しておきます。
    http://agora-web.jp/archives/1610533.html
    (アゴラ、田谷、「石破幹事長VS安倍首相―真逆の安全保障観」、2014/08/29)
    ー    安倍首相は理屈のない観念論?(@_@)
    ー    なぜ、内閣改造で揉めたのか。安全保障観が《真逆》という指摘が面白いし、政策ブレーンの違いも興味深いです。

    では。

    なおもご不明の点等がございましたらご遠慮なく。お答えできる範囲にてお答えいたします。

    -----------------

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41 【25552】Re: 一般とは? 〜 憲法九条の軍事戦略
沈黙の朱夏    2014-9-16 8:53:04  [返信] [編集]

    自己レスですが、
      cc▼タミゾールさん:
      cc▼海のYeahさん、つくつく法師さん、usagi70さん:
      cc▼珠さん:

    表題はこちら(↓)から。
    http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4582856799/ref=pd_aw_sims_7?pi=SL500_SY115&simLd=1
    (松竹信幸、「憲法九条の軍事戦略」、平凡社新書、2013/04)

    【問1】
    《主張》国防軍構想や日米安保への依存だけが日本の軍事戦略ではない。憲法九条の「制約」を「優位性」に変えれば、九条は軍事戦略として根拠をもち、世界をより平和な道へ導くことができる。

    《はい》でしょうか? 《いいえ》でしょうか?

    ・・・

    ・・・

    上記の《主張》が同書の著者の主張です。

    次は私の設問です。

    【問2】
    《主張》憲法第九条は、非武装不戦を規定しているのであるから、第九条と軍事戦略を結びつけて考えることは不適切である。(両者を結びつけるべきではない。)

    《はい》でしょうか? 《いいえ》でしょうか?

    ・・・

    ・・・


    問2について、その賛否は各人の自問自答に委ねるとして、

    私は《いいえ》です。

    実際、上記の同書は、《マガジン9条》にて取り上げられています(↓)。
    http://www.magazine9.jp/article/rev/9290/
    (マガジン9条、芳地、「vol.226 憲法九条の軍事戦略/集団的自衛権の深層」、2013/11/06)

    そのイントロで評者(芳地氏)がどのように取り上げているかと言えば、こう(↓)です。
    >> 戦争放棄をうたう憲法9条に対して「敵が攻めてきたら、何もしないで手を上げるのか」という反論がある。私は、こうしたレトリックには「違うだろ」と思う。

    《非武装不戦論》に対して生じやすい反論に対して、反論するという文脈で取り上げている(↑)。

    「憲法九条と軍事戦略」の著者である松竹氏は、同書の中で、集団的自衛権の行使を容認すべし、としています。

    どういうことじゃあヽ( ̄▽ ̄)ノ

    話は、《単純》ではないんです( ̄▽ ̄)b

    評者の芳地氏は、次のような文脈のもとで松竹氏の論を肯定的に評価しているのです。
    >> 「憲法九条のもとで『平和国家』だというイメージが世界中に浸透している日本。実際に戦後、海外で誰一人として殺したことがない自衛隊。日本は停戦監視のために、うってつけの国なのだ」 
    >> こういう立ち位置を日本が目指すことで、憲法9条や集団的自衛権の論議は、「敵から攻められたらどうする」といった内向きの脅し文句から解放されるのではないか。

    再び、問うてみましょう。

    【問2】
    《主張》憲法第九条は、非武装不戦を規定しているのであるから、第九条と軍事戦略を結びつけて考えることは不適切である。(両者を結びつけるべきではない。)

    《はい》でしょうか? 《いいえ》でしょうか?

    ・・・

    ・・・

    《はい》でも《いいえ》でもよいのですが、

    著者(松竹氏)の周辺では、次のような訴求/提案をしています(↓)。
    http://tumblr.ken-nye.com/post/48855329950
    (MeltingPot、憲法九条の軍事戦略)

    >>多くの人に読んで欲しいと思うが、私が特に呼びかけたい層は大きく二つある。ひとつは、「九条の理想には共感するが、現実として日本の周りに軍事的脅威があることを懸念する」人たち。もうひとつは、「九条を守ろうとするなら、自衛隊は武装解除すべき」と考えている人たちだ。

    大きく二つの読者層を狙っています(↑)。

    >>前者にとっては、まさに「願ったりかなったり」の内容ではないだろうか。やはり、中国の軍事的拡張や、北朝鮮の先鋭化した核開発に警戒心を抱くのは、日本に住む者として当然なことであろう。それに対する解答が、「改憲して防衛力を強化する」か、「軍事的な力には一切頼らず、外交力のみで対処する」か、2つの選択肢しかないというのはあまりに不幸である。また、「米軍にお願いする」なんていうのは、基地被害を集中的に受けている沖縄の方々にとっては噴飯ものであろう。

    前者とは、平和憲法に共感しつつも同時に国際情勢に懸念を抱く(多くの)人達のことであり、その懸念に答えるにはどうするかという《問題解決型》のアプローチを採っているわけです(↑)。
    ー    問題解決や満足できる答えになっているかどうかはまた別にせよ。

    >>後者については、まず「自分たちは少数派であり、理解されづらい」という現実を認識してほしいと思う。それは、少なくとも主観的な正しさとは何の関係もないのだ。そのうえで、「こういう九条護憲論もあるのだ」ということを知ってほしい。そして、「九条を守る」というシングルイシューで一致し、共闘したいのである。こういう主張も共闘相手として受け入れる度量が欲しいのである。

    後者とは、憲法九条を守るためには自衛隊の武装解除であると考える人達のことであり、彼らには広義護憲論をススメているわけです。

    スレ主さん(タミゾールさん)は、護憲論であれば当然、非武装中立なはずだというご意見のようであるし、

    それに異を唱えることは場違いの言い掛かりであるというような意見も散見されるわけですが、

    宜しいでしょうか、

    話は、《単純》ではないんです( ̄▽ ̄)b

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