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 【7629】老人党メルマガ(295) 北極星 2009-11-1 8:51:35
 【7688】老人党メルマガ(296) 北極星 2009-11-8 8:24:49
 【7746】老人党メルマガ(297) 北極星 2009-11-14 8:20:14
 【7835】老人党メルマガ(298) 北極星 2009-11-22 8:34:44
 【7955】老人党メルマガ(299) 北極星 2009-11-29 9:19:38
 【8033】老人党メルマガ(300) 北極星 2009-12-6 9:00:38

7 【7629】老人党メルマガ(295)
北極星   運営スタッフ 2009-11-1 8:51:35  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(295)  ::: 2009/11/1
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    ★申し訳ありません。トラブルのため個々の登録者への送信が遅れております。
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    【7594】逆行する郵政改革 pierre
    【7611】Re: 憲法9条について タミゾール
    【7613】Re: 憲法9条について 苫屋勲
    【7554】オフライン支部便り…須藤正剛さま 笹井明子
    【7565】話し合いは、国会で タミゾール
    【7608】Re: 最近思うこと あくまの査問官
    【7561】Re: 再・再度のアホ みじゅくもの
    【7619】電鉄会社各駅全面禁煙について casablanca
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    【7594】逆行する郵政改革 pierre 2009-10-28 18:41

    手元に1999年12月に刊行された小泉元首相(当時は自民党代議士)、松沢成文現神奈川県知事(当時は民主党代議士)編の『郵政民営化論 日本再生の大改革』(PHP研究所)という本がある。
    本書は小泉氏が会長を務めていた「郵政民営化研究会」が問題提起をし、それに応えて、加藤寛氏らの有識者、郵政民営化研究会メンバーの11名の衆参両院議員が発言するという構成である。

    ここで注目したいのは、本書の内容よりも、研究会の会員や執筆している議員の顔ぶれである。
    本書で発言している11名の議員のうち7名が民主党であり、研究会会員17名のうち民主党が10人いる。その中には鳩山内閣で重要閣僚に就任した人もいるのである。

    「郵政民営化」というと小泉元首相を筆頭に自民党が推進したと思われているが、本書が出版された1999年の頃は、むしろ民主党が中心だったのである。

    つまり、かっての民主党は「郵政民営化」をはじめ、「改革」を旗印にしていたはずである。
    しかし、今回明らかになった、「郵政民営化」の見直しのは、郵政事業の将来像を一層不透明なものにしてしまった。

    「郵政民営化」は、そもそも、財投という有利な運用を失い、巨額の貯金の大部分を国債で運用するという不安定な郵貯・簡保の金融事業、インターネットの普及により先細りの郵便事業と、これまで100年余り続いた郵政事業のビジネス・モデルが通用しなくなりつつあることがその前提にあるのだ。

    その結果、郵政事業がかっての国鉄と同様の末路をたどるリスクを忘れてはなるまい。だから民営化による合理化によって、新しいビジネス・モデルを模索しようとするものであったはずだ。
    西川日本郵政グループの行き方がその狙いに十分フィットしていたかどうかは未知数だが、「ゆうパック」と「ペリカン便」の統合など、新しい芽はあった。

    しかしこの統合にも待ったをかけられ、さらに今回の軌道修正で、民営化への歩みは明らかに逆行を始め、郵政改革の先行きは一層不透明になったのである。
    ゆうちょ銀行、かんぽ生命の上場凍結は明らかに民営化否定につながる。

    また、郵便局ネットワークで行政サービス提供を上げているが、これは本来地方自治体を中心とした政治・行政の役割のはずだ。つまり郵政事業は実質的に官業に戻るのである。赤字が出れば国民負担が増えるのである。

    新社長に大物の元大蔵官僚を据え、5人の代表取締役のうち3人まで官僚出身者という新しい人事は、一層その色を濃くする。そして“官営”の郵政事業では、第2の国鉄に陥るリスクが一層高まることを危惧せざるを得ない。

    新社長に、元大蔵次官だった齋藤次郎氏を充てる人事を報じた新聞は、その最後を「首相が十分に説明責任を果たせなければ、この人事が政権交代への期待感を失望に変える分岐点になりかねない」(『朝日新聞』2009.10.22.朝刊)と結んだ。

    この記事に同感を禁じ得ないのである。鳩山首相は臨時国会冒頭の「所信表明演説」の締めくくりに、「『…あの時期に、30年後、50年後の日本を見据えた改革が断行された』と評価されるような、強く大きな志を持った政権を目指したい」と明言したが、そういう志は、残念ながら、この郵政問題体たらくではまったく感じられない。

    民主党が結党以来掲げていたはずの改革の旗はどこへ行ったのか。
    これで郵政改革は国民新党の思うつぼになった。
    ここまで彼らにすり寄る必要があるのだろうか。鳩山首相の明確な説明を求めたい。
    -----------------
    【7611】Re: 憲法9条について タミゾール 2009-10-30 13:55

    幕末から明治初期、まさか「藩」がなくなると思った人間がどれだけいたでしょうか。
    われわれは、国家=近代国民国家(ネーション・ステート)に対してあまりにも当然視しているのでないでしょうか。

    どの国も、正直言って、防衛費=軍事費が足枷になっていると感じているのではなかろうか。
    一部の武士(職業軍人)以外、戦争などごめんではないでしょうか。
    とすれば、国内の反政府勢力への圧力として以外、何の役に立っているのだろうか。
    治安維持のためなら、警察、海上保安庁で十分ではないだろうか。

    アメリカというトクガワ幕府が世界から引っ込み、大政奉還すれば、国家の意味は江戸時代の藩と同様、相対的な位置づけがなくなっていくのでなかろうか。少数民族・周縁地域などマイノリティーの権利を向上させるためにも国民国家は、主役を退場していくべきではないか。

    同じ国民にもうっとうしいなあと思う人はいっぱいいる。留学生だった多くの友人に、日本の学生にない真剣さを感じ、共感を覚えた。こうした、市民同士の結びつきに国は関係ない。憲法9条は、トマス=モアのユートピア(どこにもない国)でなく、井上ひさしの『吉里吉里人』(これもユートピア小説といわれているが)が示したように、想像力による実現可能な理念だと考える。

    国民国家そのものが『想像の共同体』にすぎないと考えるべきでしょう。
    一定の役割と問題を残して、国民国家の役割はフェードアウトする可能性はあると思います。
    憲法9条はその時非常に先見性のある理念として見直されると思う。
    -----------------
    【7613】Re: 憲法9条について 苫屋勲 2009-10-30 20:05

    9条があったため、過去、国益を損ねた具体的な事例があったのでしょうか。
    杞憂という語彙があります。
    もし、事例がなかったならば、これからは、杞憂=改憲論者としたい。
    (これから先、国益を損ねるではないか、とのたまう人も、また、=杞憂なんでしょう。)

    64年以上、日本は平和でした。
    これは、全て現憲法のお陰とは言いませんが、大きく寄与していると考えます。
    -----------------
    【7554】オフライン支部便り…須藤正剛さま 笹井明子 2009-10-26 9:56

    「民主政権の暗中模索」

    鳩山連立政権が発足して2ヶ月目に入った。自公政権時代とは異なり、税金の使い道のルートが比較的解りやすいだけに、報道の格好の標的となり賑やかな感じだ。

    来年度概算予算要求などの大枠作りの段階で、過去最高額95兆380億円の数字が報道され、借金国債の大量増発も予想されている。年末にむけて国会審議なども経て定められるものであり、いたずらに予測に振り回されるのは避けなければならない。

    内容はこれからだが、閣僚の動きが早くマニフェストの実行で問題があれば現場に行き、自分の目で確かめて意見を聞く姿勢は歓迎である。官僚丸投げが目立った過去の自公政権下では見られなかった。

    テレビ映りの多い前原国交大臣。松下政経塾出身で以前に党代表も勤めた人物だが、思ったことを取捨選択せずに言葉に出す傾向があるらしい。群馬県八ッ場ダム建設中止以降注目を浴びる。
    工事期間が41年8ヶ月経過には驚いたが、執行予算の3分の2がすでに支払い済みのこの工事は、費用対効果の検討、冗費の抑制にメスをいれて厳正な管理のもとで、続行させるべきだと考えられた。

    諸外国で廃止の方向に進む原子力発電所、我が国では、将来にむけて多様化しようとする動きがある。温暖化抑制の効果がえられて安心安全が目標ならば、高い効率機能を持つ水力・太陽光・電力発電しかないのが現実だ。その意味で八ッ場ダム建設は続行するのが政治の責任とも言える。

    核エネルギーといえば、連想されるのは爆弾ミサイルだが、原子力発電施設も核放射能の大きな塊である。老朽化した場合に施設の汚染で解体処理ができないともいわれている。
    マニフェストの実行内容が問われるこれからだ。財源配分のみにとらわれて削減が声高に伝えられるが、暗中模索の中でも国民生活へのさまざまな舵取りは、しっかりと頼みたい。
    -----------------
    【7565】話し合いは、国会で タミゾール 2009-10-26 19:47

    いろいろ議論してきましたが、やっと臨時国会が始まりました。
    これまでの国会は、ほとんどの国民が知っているように、国会議事堂内でなく、赤坂の料亭や高級ホテルのバーラウンジでこそこそやっていました。

    政権交代を機に、国会議事堂内で話し合いをわれわれの目に見えるようにやってほしい。
    野党としては、自民党は何を言っても、今までの責任が大だから説得力が全くない。
    そこで、共産党の論理的な攻撃に民主党がどこまで対応できるかが見ものだ。
    そうすれば、会社などでも、居酒屋で会議をやり、根回しをしなくても済むようになるでしょう。
    純粋にお酒や社交を楽しめばよい。

    小沢氏の存在が不気味であるが。老人党の掲示板以上の質の高い議論があることを望む。
    それにしても、民主党の人たちも、悪代官顔が増えてきたように感ずる。あれは、時代劇のドラマを作る人が、「悪代官顔」のモデルを脂ぎった政治家に見出したからで、順番が逆なのでしょう。
    時代劇の悪代官顔やあのようなキャラクターがなくなったとき、政治は変わったと言えるのかもしれない。
    -----------------
    【7608】Re: 最近思うこと あくまの査問官 2009-10-30 1:06
    久しぶりに思う事を。

    ■今、民主党の公約について色々いわれてます。しかし、ふと思い返せば、
    「公約違反、大した事ではない」と言った小泉氏の件はどうなっているのでしょうか?
    民主党には文句を言うが一昔の小泉氏には言わなかった、のでは筋が通らないと私は思います。

    ■現政権の民主党の動きが遅いと批判が出ています。しかし思い返せば、
    「まだ改革は途中」と先の解散・総選挙の時に前総理が言っていた気がします。
    小泉氏から始まった改革は数年経っています。

    それに対して、現政権はまだ一か月を過ぎた程度です。改革は数年経っても駄目と評価できず(まだ途中だから)、その一方で新政権は一月程度で駄目だと判断される。
    これは不公平な気がします。

    ■そう言えば、イラク戦争での「大量破壊兵器」は結局「やっぱり無かった」との結論になっています。それを「ある」と言って戦争を始め、多くの死傷者を出した責任は、誰がどんな形で取ったのでしょう?確か日本もアメリカに賛成していた筈ですが?

    この問題で責任を負うべき人が責任を取らないのなら、拉致問題などでは誰にどう責任を取らせる事ができるでしょうか?ましてや日本が憲法を変えて実際に戦争をした時に、正しく信賞必罰ができるのでしょうか?気になっています。
    -----------------
    【7561】Re: 再・再度のアホ みじゅくもの 2009-10-26 17:47
     ▼沈黙の初夏さん:多少、虫の居所が悪いみじゅくものです。

    貴方は前後を良く確認されない方のようですね。
    エネルギーからエネルギーがつくれないと言うのは無限エネルギーのような話のことです。
    貴方の表現では永久とありました。永久が正しかったかも・・・

    ある種のエネルギーが姿を変えて別のエネルギーになることは余りにも自明のことです。
    尚、蛇足ながら、かなり以前に当時のソ連で無限エネルギーのシステムが発明されたと話題になり、確認された結果、周囲からエネルギーを吸収しているだけで、システムそのものに増幅機能はなかった。という話があったことを申し添えておきます。

    私の話はまさにこのことで、究極のエネルギー源は太陽に求めるわけです。
    私のスレに効率20%程度の表現があったはずです。
    エネルギーを変換しようとすれば必ずシステム損失が生じますが、太陽光エネルギーの数%を確保できれば人類の生存は可能だとする考え方もあるようです。

    人類生存の全エネルギーは別としても、とりあえず、身近に降り注いでいる太陽エネルギーの20%程度に相当するエネルギーを管理可能な形で確保出来ないかな?と希望的に考えているわけです。
     
    >もう何千回とくりかえして言ってきたが巷の人間の基礎教養は一向に進歩しない。
    >エネルギーからエネルギーが作れるなら人類の悲願、永久機関の発明となる。
    >物理法則を超えて、そんなものが実現できるなら宇宙の隣人との交際が始まるだろう。

    そんなこと間違えていると思うのですか。アホらしい・・・

    >エネルギーを使って生産されるエネルギーとは、只の商品。

    只の商品結構です。只かどうか、商品かどうかなど全く問題外です。
    化石燃料ではなく、太陽にエネルギー源を求めようとしているだけです。

    >それ以外の何物でもない。

    そのとおり。

    >追記 まあ、これほどの不況を打破するために、新しい産業としてやりたいなら、やってみてもいいだろう。

    貴方は新しい提案など考えない方が良さそうですね。「やってみてもいいだろう」とはどういうことですか。私の提案を物理法則の言葉まで使って否定しておいて、やってみてもいいだろう、とはどう言うことですか。やれるものなら、やってみろ、ということですか?
    私個人がこんな大きなテーマに直接挑戦するなどできるはずがないでしょう。
    貴重な人生の一時を、もう少し、真面目に過ごしませんか。

    >ただし、エネルギー問題解決などと浮かれるようでは困る。

    浮かれているとはどういうことでしょうかね。書いていて思いつきました。
    貴方は、この掲示板に、何やら、自己主張、自己顕示、の欲望をぶっているだけなのではありませんか。私は、必要だと思うから真剣に提案しているだけで、そのことで、私がどうかというようなことは何もありませんよ。学術論文集でもあるまいに・・・
    お陰様で、私の人生は別のところでそれなりに満たされておりますので、ご懸念なく。

    >所詮、エネルギーという名前の製品を作っているにすぎないのだから。

    私のスレには燃料電池のことがあったはずです。貴方の言うエネルギーという名前の商品とはあのようなもののことです。あまり、当たり前のことで一人悦にいっておられないように・・・

    >なお、原発だけは手にそめてはならぬ。
    >あれは他のエネルギー製品と異なり、後始末が出来ないからである。

    この点だけは一致したようですね。原発の問題は非常に重大なことと考えていますので、このことだけでも一致したことを評価しておきたいと思います。
    -----------------
    【7619】電鉄会社各駅全面禁煙について casablanca 2009-10-31 11:40

    「老人党」BBS の目的と若干のずれはご容赦下さいませ。

    結論から先の申し上げますと、首都圏のLR・私鉄は既に3〜4年位前から各駅全面禁煙を実施されています。然しながら関西圏においては全駅禁煙の対応がなされておらず、やっと最近JR環状線のみ実施されたのが現状です。

    関西の場合、乗客輸送のメインは大手私鉄電鉄(阪急・近鉄・阪神・京阪・南海)であり、未だに一社たりとも実施していません。

    医学的にも受動喫煙の害が証明されている現在、人の生命を預かる電鉄会社の基本的な観点からも全駅禁煙は当然の責務と考え、約2年前より電鉄業界の紳士と自他ともに認められている阪急電鉄に対して、全駅禁煙をすべきと担当の広聴センター長と3度交渉をいたしました。

    結果、公式な回答を文書で頂きましたが、要約すれば次のような内容でした。
    「喫煙を希望する乗客を無視できない」「時期尚早である」と私の提案を拒否されたのです。

    その後、御堂筋は全面禁煙、航空機も全面禁煙、のぞみ700系も全車両全面禁煙と、世界中で喫煙に対する認識が急速に変化しているにも拘らず、老人・子供・女性が多い鉄道会社が頑なに拒否をする阪急電鉄や関西各私鉄の姿勢をとても容認することは出来ません。

    なお、「時期尚早」が理解出来す、「禁煙に踏み切る時期」がどういう時なのかを質問しましたが、のらりくらりの返答でした。

    蛇足ですが・・・阪急電鉄は郊外型電車として日本では初めて小林一三氏が創業され、その創業理念が「紫煙に煙る都会より逃れ、空気清浄な郊外に住もう」です。
    角社長、松本センター長、小林一三翁が存命であればきっと嘆かれるに違いありません。早く眼を覚まされるよう願って止みません。

    昨秋、週刊文春での全国アンケート『全国で一番嫌いな県民は』の結果はお分かりの如く、2位を大きく引き離しダントツで「大阪」でした。
    角社長、松本さん、理由は御承知の如く「マナーが悪い」です。

    全駅禁煙に踏み切れないことと、底辺では共通していることを、一流企業の幹部ですから見抜けるはずです。見抜けないのなら幹部失格です。
    あなた方が、『一番嫌いな県民』を大阪にしていることを知って下さい。
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8 【7688】老人党メルマガ(296)
北極星   運営スタッフ 2009-11-8 8:24:49  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(296)  ::: 2009/11/8
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    ☆お詫び☆送信トラブルのため一部の方へのメルマガが送信できておりません。
    原因解明を急いでおりますのでお待ちくださるようお願いいたします。(北極星)
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    【7600】Re: 「逆行する郵政改革」について 原口 隆志
    【7650】Re: 「逆行する郵政改革」について 虎キチ大好き
    【7652】Re: 「逆行する郵政改革」について Gokai
    【7641】Re: 憲法9条について 苫屋勲
    【読者投稿】ガソリン程使い勝手のよい燃料はない 岡田元浩
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    【7600】Re: 「逆行する郵政改革」について 原口 隆志 2009-10-29 8:45

    確かに今度の日本郵政社長人事を見ていると官業化するのではないかという懸念なしとしない。
    しかし小泉のいっいることや、民主党議員の一部に「郵政民営化」に賛成しているとことの証拠として、過去のいろいろなパンフを引き合いにだして云っても単なる後知恵にすぎない。

    今回の件は国民新党が主導したことは間違いないとしても、連立を組んのであるから当然の帰結である。そんなことよりも何故自公政権がもろもろ「郵政改革」に絡む闇を明らかにしないのかが問題である。

    (1) 郵政民営化に強硬に反対した自民議員(当時)彼等は族議員でもなく、民営化関係法案を読み、これは 国益にもとること気付き反対したと、静岡7区選出の城内実氏がはっきりいっている。
    これは多分刺客を差し向けられ先回落選し、今回当選した小林興起議員も同じと思われる。

    城内氏、小林氏と竹中平蔵氏が国会に参考人又は証人として出席し、ことの理非を明らかにしてほしい。普通の庶民には日本郵政や総務省が持っている情報を開示させ、点検することなど不可能であるからである。

    (3) 郵貯・簡保についてはその額は300兆円といわれ、これが外資の手に渡ることに何らかの歯止めかける法的措置を講じておかないと国富が流失してしまう。
    最悪の場合、株式全部民間に売却するとしてもアメリカ通商法に規定している「エクソン・フロリオ条項」に相当するもの日本でも制定しておくことが不可欠とおもうが、民主党も無知なのか。

    それともアメリカ筋の隠微な圧力かかっているのか、殆ど議論もされていない。
    自民党議員はアメリカにこういう条項が制定されていることを知っている人はいると思う。

    アメリカは「日米構造協議」「規制改革要望書」を日本につきつけ、日本政府がその要求に沿って国内法を改訂してきているが、アメリカの国内法では外資による国益損傷には、ちゃんと歯止めがあるのである。

    民営化推進を叫んでいる人は、せめて上記のことをどう思っておられるのかお聞きしたい。
    郵貯・簡保資金が国債購入に偏重することは望ましくないので、国民が監視していく(総務省、財務省、日本郵政などに)しか方途が残されていないと思う。
    -----------------
    【7650】Re: 「逆行する郵政改革」について 虎キチ大好き 2009-11-3 23:44
     ▼原口 隆志さん:

    >(1) 郵政民営化に強硬に反対した自民議員(当時)は族議員でもなく、民営化関係法案を読み、
    >これは 国益にもとること気づき反対したと、静岡7区選出の城内実氏が、はっきりいっている。
    >これは多分刺客を差し向けられ先回落選し、今回当選した小林興起議員も同じと思われる。
    >城内氏、小林氏と竹中平蔵氏が国会に参考人又は証人として出席し、ことの理非を明らかにしてほしい。

    貴方や「郵政民営化反対派族議員」は結局70年代からの日本の「民間物流、金融、保険の変化」の視点が「ごっそり欠落しているんですよ」

    例えばhttp://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=813&sty=2&num=6
    ここのスレッドで貴方に対する返信を書いたが「普通の田舎」はコンビニで無集配特定局の代わりは十分可能なんで反対派がいう様に「特定郵便局は全部残す必要は全く無し」なんです。

    ちなみに郵便ポストが有るコンビニチェーン(ローソン、サークルKサンクス、ミニストップ3社合計店舗約17800)で、特定・簡易局は「極度の田舎や離島」しかいらない。
    そういう所は「住民の為」に残すのだから「自治体に維持費用を負担」してもらえば良いんです。つまり国費は1円も使う必要無し!

    >  (3) 郵貯、簡保については その額 300兆円といわれ
    > これが外資の手に渡ること 何らかの歯止めかける法的措置講じておかないと 国富が流失してしまう。
    > 最悪の場合 株式全部 民間に売却するとしても アメリカ通商法に規定している「エクソン・フロリオ条項」に相当するもの 日本でも制定しておくこと 不可欠とおもうが 民主党も無知なのか
    > それともUSA筋の隠微な圧力かかっているのか 殆ど議論もされていない。自民党議員は アメリカにこういう条項 制定されていること知っている人はいると思う。アメリカは「日米構造協議」「規制改革要望書」を 日本につきつけ 日本政府が その要求にそつて国内法改訂してきているが アメリカは 国内法では外資による国益損傷には ちゃんと歯止めかける装置があるのである。

    これについては民間金融と同様なんだから「買収防止策」を「各会社判断ですべき事国が「民間に横やりをいれる」「亀井郵制」は
    絶対に許されてはなりません。
    -----------------
    【7652】Re: 「逆行する郵政改革」について Gokai 2009-11-4 11:15
     ▼虎キチ大好きさん:

    >これについては民間金融と同様なんだから「買収防止策」を「各会社判断ですべき事国が「民間に横やりをいれる」「亀井郵制」は絶対に許されてはなりません。

    亀井郵政大臣は正義の人だと思いますよ。かつ貴方のような頓珍漢なご意見を言う人も、おそらく憎むことも無い大変に心の広いお人だと思います。

    菊池英博氏が今週の週刊現代で次のように言っています。
    ・・「西川郵政は 郵貯カンポの保有していた日本国債のかなりの部分を民間銀行が買い入れ、その分、民間銀行は貸し出し抑制(貸し渋り)を行うことが出来た。
    また、西川郵政は日本国債を売ったお金で、米国債を買い入れた。」・・

    さてそのお金(ドル)は回って米国株式市場活性化にも役立ったわけですが、西川郵政がドルを買った分、逆に言えば、円を売ったわけですから、それを買った外国資本も居るわけです。
    (国内資本は円しか持ち合わせていないから、それを買えない、つまり、円で円は買えない)
    だからそういうこともあって、国内金融は外資主導の外資天国が続いています。

    もちろん、貿易で稼いだドルの余った分で国債を買い入れることに私も何の異論はありませんが、そうでないもので米国債を買い入れることに貴方は賛成されるのですか?

    金融は小泉元首相や貴方のような素人が口出せるようなものではありません。
    どうしても口出したいなら、マスメディアの記事をそのまま垂れ流す前に、もっと根本部分の知識や約束事の理解をしっかりやってから行うべきでしょう。
    でなければ日本人を益々不幸に陥れるお手伝いをすることになります。
    -----------------
    【7641】Re: 憲法9条について 苫屋勲 2009-11-2 21:45

    【7634】のもっちーさんへ
    ・あなたの問1
    「崇高」な9条のおかげでどういう「国益」があったのでしょうかね。
    :小生の考え(このような問は、憲法の冒涜に思えます)
    まず、あなたがそこにいる、そして、私はここにいる。ということです。
    【7613】で示しましたように、9条が全てとは言いませんが、64年以上日本は平和を続けられました。そして、繁栄しました。

    ・あなたの問2
    どういう評価基準で、貧弱という視点になるのでしょうか。
    :小生の考え
    小生の父は、応召され36日目に戦争で殺されました。小生のような者がまわりに沢山いました。
    もっちーさんもその一人かも。こんな境遇の者にとって、9条の崇高さに勝るものは他にありま せん。他は、全て貧弱に思えます。

    【7635】の有無さん
    ・あなたの問
    以前、北朝鮮の工作船が海上保安庁の機関砲により、撃沈しましたけど、これは憲法違反にあたりませんか、自衛隊も憲法9条の文面からすれば、違反だと思いますが。
    :小生の考え
    現実がある。これに憲法が合致していない。だから改憲するのではなく、現実が憲法に合っていなかったら、これを糾すことが先でしょう。この行動が、わが国では不足しています。
    現実が、憲法に優先するという論理は理解できません。
    -----------------
    【読者投稿】ガソリン程使い勝手のよい燃料はない 岡田元浩 2009/11/5 5:31

    【誕生!鳩山”理系”内閣】(その10:Co2 25%)
    11月4日の予算委員会でCo2の話が出てテレビ放映されたが、相変わらず禅問答で、工学博士の「国家戦略室」の顔が見えない。何故何時までも空洞化しているのか。

    総理の学んだ米国では、研究所は「R&D」と云います。R=リサーチとは成功の見通し不明の技術開発。つまり「渡れない橋」があるので、何時渡れるか日程は追及されません。
    一方、D=ディベロープメントは、R 開発に成功し日程管理可能なものです。

    ORの教科書によれば、「第二次大戦中のドイツのV1〜2号弾道ミサイルは、フォンブラウンという天才発明家がいなくても、当時利用可能なDを集めれば米国でも可能であった事が判り、宇宙開発で米国が遅れを取った際、ケネディーが月面着陸計画を日程を限って発表したのは、大風呂敷やばくちではなくDであった」といわれています。

    特許法では、技術開発のエコの為、特許料を餌に「D技術の公開」を求めており、競って公開されています。ですから「国際勝ち組み物作り企業」を背負う主任研究員は、自分の発明の前に、世界の最新特許に目を配るのが先決です。

    そして日本は狭い国土で人口も1億人しかいない。
    Co2に国境はないので、日本が25%を達成しても国際公約として殆ど意味がない。
    国際社会が工学博士の演説に拍手したたのは、25%の技術を国際社会に提供することでしょう。

    その為のDの要素としては、テレビの特番で「米国でCo2をガソリンに戻す技術に成功した」「日本は火山大国でありながら、米国にもノルウェーにも地熱発電が遅れている」の2件が放映されました。

    その工業化に成功すれば、世界最大の排出国中国のCo2を偏西風に乗せて只で輸入して地熱でガソリンに還元して輸出すれば、世界一の「枯渇しない産油国」になり、イラクの様に国家予算の90%以上が石油収入になれば、歳入欠陥から貧困率、自殺率迄、一挙に解決するではありませんか。

    くろマグロの獲りすぎのようにCo2で叩かれることのないよう、世界64億から技術料を取る「知材立国」を目指すべきではありませんか。
    その為には鳩山工学博士の指揮下の国家戦略室に民間並みの頭数の主任研究員を入れて、まず上記技術の特許と実施例を調査するため、米国に調査団を派遣すべきでしょう。

    外務大臣がクリントンに会いに行くのと重要度の次元が違うでしょう。それを踏み台にした先端技術の公共工事を始めれば、土建屋も救われる。自民党の敗軍の将と、文系枠内の、意味のない言葉尻に付き合っている場合と違うでしょう。技系国民としてはじれったくて見ていられない。

    自動車屋は、かって安全対策のエアーバッグや、公害のマスキー法などRの完成していない法律をぶつけられて、本命方式が2転3転する開発に社運を賭ける経験を経てきた。

    ですから鳩山博士の云う「未知との遭遇」に慣れている。
    それは「ベッティング・ルール(かけの論理)」への目利きが大切で、その観点から見てガソリン程使い勝手のよい燃料はないので、その選択肢を簡単に捨てるのは、国家戦略として危険です。
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9 【7746】老人党メルマガ(297)
北極星   運営スタッフ 2009-11-14 8:20:14  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(297)  ::: 2009/11/14
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    ☆個別の送信で改行無視の送信となる場合があります。原因解明を急いでおりますのでお許しください。(北極星)
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    【7728】素朴な疑問(はてな?)の所在... J.J.McCIII
    【7732】プロジェクトの収支(採算)を重視... かっくるなかしま
    【7710】文化の日に想う みじゅくもの
    【7712】文化の日に想う タミゾール
    【7725】文化の日に想う 柳沢のタンタン
    【7729】文化の日に想う H.KAWAI
    =========================================================================
    【7728】Re: 素朴な疑問(はてな?)の所在... J.J.McCIII 2009-11-12 8:59
    ▼かっくるなかしまさん:おはようございます。

    小生の文才で、”です。ます。”調で書くと、実に慇懃無礼、イヤミったらしい文章になる。
    よって 今回も失礼ながら・・・・・

    >>エネルギー論的には、
    >>A:この装置の製造、稼動、廃棄までに要する太陽光以外の総エネルギー
    >>B:この装置が、その一生において生産する電気エネルギーの総和
    >>として、A<Bが必要十分条件。やらねば損々。
    >>原料がタダなのだから、変換効率を論じる必要は無い。
    >
    >A≒0、だと全くその通りですが、A=ある値、ですから、
    >A<Bとするには、装置が一定期間動いてもらわないと困るし、
    >設備投資(=Aに要する費用)を回収するには、
    >寿命の期間内に効率的に装置が動いたほうがよいので、変換効率は高いほうがいいですよ。

    お題は”素朴な疑問”だ。
    小生、太陽電池のエネルギー収支だけを論じている。
    要するに、A<Bの検証が重要と言いたいのだ。
    この場合、A、Bの単位は仕事量(kWh)となる。\や$ではない。

    なお、変換効率は絶対条件ではない。
    生成電力量Bが設備投資に必要な電力量Aより大きければよいのだ。
    勝率よりも得失点差が問題になるのだ。何年稼げるかが問題なのだ。
    経済的課題や、晴れた昼間しか稼動できない、といった問題は次のステップと思うが如何?

    p.s.
    >説明・補足を一区切りつけたんで、自分の言葉で参ります。

    ぜひ そう願いたい。URLの貼り付けは、単なる裏づけにとどめるべき。
    さもなきゃ、貴兄との会話が成り立たない。URLの主と話さにゃならなくなる。
    -----------------
    【7732】Re: プロジェクトの収支(採算)を重視... かっくるなかしま 2009-11-12 12:26(編集)
    ▼J.J.McCIII さん:こんにちは。

    >お題は”素朴な疑問”だ。 小生、太陽電池のエネルギー収支だけを論じている。・・・★1

    了解です。

    >要するに、A < B の検証が重要と言いたいのだ。
    >この場合、A、Bの単位は仕事量(kWh)となる。¥や$ではない。

    これも了解です。

    >なお、変換効率は絶対条件ではない。生成電力量Bが設備投資に必要な電力量Aより大きければよいのだ。勝率よりも得失点差が問題になるのだ。何年稼げるかが問題なのだ。

    これも了解です。

    >経済的課題や、晴れた昼間しか稼動できない、といった問題は次のステップと思うが如何? ・・・★2

    これも了解です。

    で、★1の視点に立つものと、★2の視点に立つものとの間における「意思疎通」のギャップ、

    そこを説明・補足してきたつもりなんだが十分ではなかった、ということになるのでしょう。
    自分の考え方は、こうです。

    Q1 エネルギー収支が合う、として、進めるのか止めるのか。
    Q2 エネルギー収支が合わない、として、進めるのかやめるのか。

    標準的なありうる答えとしては、
    A1 収支が合うから、当然、進める。
    A2 収支が合わないから、当然、止める。

    私の答えは、
    A1 もとの原理的なところで、収支が合っていても、それをプロジェクトにした時に、収支は変ってくる。プロジェクトの収支が合うなら進める、合わないなら止める。

    Q2 収支が合わないものは、原則止め、であるが、収支が合わなくとも、それを実行する大きなメリットが他にあるのなら、敢えて、それをする。
    (例えば、発電のプロジェクト。明らかにロスが生じていても、電気に変換するメリットが大きいから、エネルギー収支が合わなくとも、それをしている。そして、プロジェクトとしての収支は、といえば、それは合っている)

    つまり、「プロジェクトとしての採算(\や$)が合うなら進めるし、合わないなら止める」、
    という考え方です。
    -----------------
    【7732】Re:プロジェクトの収支(採算)を重視... かっくるなかしま (編集)2009-11-12 2:49
    ▼J.J.McCIII さん:こんにちは。

    >お題は”素朴な疑問”だ。
    >小生、太陽電池のエネルギー収支だけを論じている。・・・★1

    了解です。

    >要するに、A<Bの検証が重要と言いたいのだ。
    >この場合、A、Bの単位は仕事量(kWh)となる。
    >\や$ではない。

    これも了解です。

    >なお、変換効率は絶対条件ではない。生成電力量Bが設備投資に必要な電力量Aより大きければよいのだ。勝率よりも得失点差が問題になるのだ。何年稼げるかが問題なのだ。

    これも了解です。

    >経済的課題や、晴れた昼間しか稼動できない、といった問題は次のステップと思うが如何? ・・・★2

    これも了解です。

    で、★1の視点に立つものと、★2の視点に立つものとの間における、「意思疎通」のギャップ、

    そこを、説明・補足してきたつもりなんだが、
    十分ではなかった、ということになるのでしょう。

    自分の考え方は、こうです。

    Q1 エネルギー収支が合う、として、進めるのか止めるのか。

    Q2 エネルギー収支が合わない、として、進めるのか止めるのか。

    標準的なありうる答えとしては、

    A1 収支が合うから、当然、進める。

    A2 収支が合わないから、当然、止める。

    私の答えは、

    A1’ もとの原理的なところで、収支が合っていても、それをプロジェクトにした時に、収支は変ってくる。プロジェクトの収支が合うなら進める、合わないなら止める。

    (太陽光発電であるならば、作り出した電気で何をするか、どう使うのかで、プロジェクトの中身が変ってくる、すると「プロジェクトの収支」が変ってくる)

    A2’ 収支が合わないものは、原則止め、であるが、収支が合わなくとも、それを実行する大きなメリットが他にあるのなら、敢えて、それをする。

    (例えば、発電のプロジェクト。明らかにロスが生じていても、電気に変換するメリットが大きいから、エネルギー収支が合わなくとも、それをしている。そして、プロジェクトとしての収支は、といえば、それは合っている)

    つまり、
    「プロジェクトとしての採算(¥や$)が合うなら進めるし、合わないなら止める」、
    という考え方です。
    -----------------
    【7710】Re: 文化の日に想う みじゅくもの 2009-11-10 23:17
     ▼タミゾールさん:造詣のほど感服しております。

    >社会の「下部構造」が経済ではなく人間性だとすれば、この問題を考えざるを得ない。哲学や教育学などの人文科学の意味もここにあろう。

    お話の通りだと思うのですが、私自身文系でありながら人文科学を学びきれていないというか、人の幸せ(感)と人文科学とがどのような関係になるのか良くわかっておりません。

    >大原孫三郎が、社会問題に関する研究所を作ったように、いきずまった現状を打開するためには長期の研究は欠かせない。一見全く社会の役に立たないような浮世離れした研究にも目を向けるべきでしょう。

    大原一族については「倉敷」との連想がある程度ですが、いずれ、機会をみて時間をとってみたいと思います。

    >膨大な研究費を擁する自然科学の分野(カミオカンデを考えてみよう)、主に人件費と研究室とコンピュータと図書で済む人文社会科学は投資としてもたいしたものではない。自前の哲学・思想を日本社会が世界に発信する(50年計画ぐらいで)ぐらいの目標をもって行ってもいいのではないか。

    カミオカンデンについてもニュートリノ・ノーベル賞を連想する程度ですが、ここでは、莫大な費用、との関連として理解させていただきます。

    >例えば、一部でバカロレアの様な考えさせる入試を導入する、

    バカロレア資格なる言葉もあったように記憶しておりますが、実態やその意義についてはあまり知るところではありませんので、いずれの機会にと思っております。

    >世界的な交流を推進するために、外国の若手研究者を日本語の著作の翻訳をするためにも大量に呼ぶなどの諸策が考えられよう。エコール・ノルマール・シュペリユール(フランスの高等師範学校)のように、将来の世界的な学者候補を高等学校の教師として派遣するなどもいい。オーバー・ドクター問題の解消にも役立つ。専門研究場

    >を作ってもいい。そして、こうした問題を一般市民にも、縮約しつつも本質を変容しないで提供する機関を作る。

    ここに示されていることは、いずれも、当を得たものと考えますが、私にある不安としては、
    人類にとって、物欲は麻薬のようなものではないかと言うことです。唯物的考え方の実践は、結局、地球環境の破壊であるとすれば、人間が、いかにして、そこから解放されるのか。

    「智欲」なる言葉はあるのかさえも確認しておりませんが、智欲とでも呼ぶべきものが物欲を制する日が来るのかどうか。麻薬は怖い。伊那谷に老子を語る方が居られるようですが・・・
    社会科学的に考案されるシステムは、つまるところ、個々人が持つ欲望(我欲)の制御を目指すことになるように思うところです。

    とは申しましても、お話にありますご提案は、我々が「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」と宣言する憲法を持つ国の国民として抱くべき究極的目標の一つであることは間違いのないところだとは考えております。
    -----------------
    【7712】Re: 文化の日に想う タミゾール 2009-11-11 8:56

    過分なお言葉ありがとうございます。
    近年とみに物欲が減退し、必要最小限のもので十分に生きています。まさに、老荘思想の「タオ」に近づいておるのかも。日本で「清貧の思想」や「タオの道」が根強い人気があるのもう分ります。

    しかし、同時に皆が私のようになったら、資本主義は減退してしまう。欲望を刺激し無駄遣いしないと回っていかない資本主義の矛盾ですね。昔、小学校の恩師が教えてくれた話です。「パイロットだったが、優れた製品(万年筆)を作ったために買い替えるものがいなくて、会社が倒産した」という話を聞きました。

    この話で、資本主義の矛盾を深く認識しました。一方で道徳の時間に「物を大切に」というのですから。イギリス病の一つの原因だったようです。また、このようにきらう近代文明の欲望の産物を愛することも否定できません。コンビニも使うし、電機やコンピュータ、ウオシュレットにウォームレット、お湯の自由に出る温水器、最高です。

    つまり、ルソーもヴォルテールも同時に愛するような矛盾です。
    それにしても、無機質で軽薄な日本社会に幻滅していることも事実です。昨日、ちらっと見たウイーンの情景を見て、いいよなあなんて思います。アジア蔑視の雰囲気(昨日も売店のおやじが馬鹿にした口調で「ニーハオ」とレポーターに声をかけていた。

    いひ・びーん・やっぱんぐらい言っていやればよかった)、貴族的な右翼的ないやらしさはありますが。それでも、いわゆる郊外のバイパス沿いのどこでもない、星新一の小説のP市でもいいような、同じような店と膨大な醜悪な看板を見て、全部ぶち壊したくなる。こんなものを許している美観でわれわれがあるはずはないのに。

    池田晶子さんの著作を読むと、彼女自身が「文化資本」に恵まれていたという自覚の欠如に鼻白みつつも、女性の中にも現実離れした高等遊民が生まれ、女性の鉄道マニアも堂々と登場したことを見るにつけ、これからは男性よりも女性に期待したい。
     
    ▼*KAWAIさん:おひさしぶりです。同調ありがとうございます。
    なださんの『権威と権力』でも同じような主張があったように思いますね。優れた人物に賞を与えることによって、賞そのもの権威を高めるというやつですね。きっかけとしての、学芸の賞はあってもいいと思いますが、賞そのものの価値づけはまた別の角度で必要ですね。

    ノーベル賞以外にフィールズ賞(数学)も注目されていますが。人文社会科学の分野では、やはり、評価は別の方法がいいのでしょうね。評論家の意味もここにある。
    自然科学の連中の政治音痴は避けたいですね。筑波大学をみればわかります。百害あって一利なしと言いますか、幼稚な社会性しかない科学的天才・秀才は困りものです。
    -----------------
    【7725】Re: 文化の日に想う 柳沢のタンタン 2009-11-11 22:33
    田舎の爺の心配。

    鳩山さん 日本の国を本当に改革してよい国にするには現在の報道を見ていると中々困難のようです。目的が政権をとることでなくこの国の改革をすることに全力を挙げることであれば、先ず政党助成金の問題を取り上げなければいけないでしょう。

    代議士の削減の提案も聞かれないようですし、また代議士の年金のことも聞かれないようです。本当に国のことを思うなら、頭数が多くなったとしても皆さん国民の同意を得るには自分達の身の周りの改革を優先することが先決ではないでしょうか。

    田舎の爺が何をいうかということでしょうが、そういうことで初めて公益法人の整理統合とか、補助金の廃止ができるのではないでしょうか。公務員の整理や省庁の整理統合、予算の削減等も見本を示すことが一番先にくるべきでしょう。

    それにしては、老人から見ていると、大変甘いように見えます。このような形ではパーキンソンの法則から抜け出すことは大変困難であろうと推察いたします。
    大英断で、国の大掃除をすると国民に約束されたのですから、官僚のための国政から、あるいは政治家のための国政から脱却することが一番の命題ではないでしょうか。

    それには第一に民主党内部あるいは国会の議員改革をやってから皆さんの同意を得れば反対の人も我慢せざるをえなくなるのではないでしょうか。
    景気を良くするには、物が売れるようにすること以外ないです。
    物が売れると言うことは、低所得者が無くなるということ以外ありえません。

    国の財政以前の問題でしょう。年収350万円、月の手取り額23〜4万円以下の人が国民の50%といわれている状態では景気は良くなりません。日銀の無責任な報告など、信じている人は多分いないでしょう。

    いかにしてこの低所得者をカバーするか日本の国政のあり方が現在問れていて、皆注目している所でしょう。格差社会からの脱却するノーハウは民主党の命題です。多分福祉政策の充実以外はないというところでしょう。それには予算を恐れてはできないことでしょう。

    国の大きな責務は所得の再配分の機能があるか、ないかという事にも皆さん注目している所でもあります。
    -----------------
    【7729】Re: 文化の日に想う H.KAWAI 2009-11-12 9:14
    ▼柳沢のタンタンさん:お早うございます。

    ○政党助成金ってのは一番いけませんねえ。まさしくお手盛りじゃありませんか。それで「無駄遣いをなくす。」なんて言っても説得力ありませんよね。

    ○国会議員を80名減らすって「マニフェスト」に書いてありましたね。あれこれと忙しいのでまだ手が付けられないんじゃないでしょうか。いずれ出してくるんじゃありませんか。

    ○国家公務員の削減もやるでしょう。農民も漁民も減っているみたいですから農林水産省は廃止できるでしょうし、ダムはこれ以上作らないそうですから水資源開発機構は廃止できますし、関税を無くせば税関も廃止できますし。

    ○経済は今後とも見込み薄だと思います。製造業は全部中国に取られるでしょう。日本には観光しか残らないって前原さんも言ってましたよね。

    ○貧乏人は減りませんね。外国人労働者が増えて賃金水準を低く保つことができますから。
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10 【7835】老人党メルマガ(298)
北極星   運営スタッフ 2009-11-22 8:34:44  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(298)  ::: 2009/11/22
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【7815】亀井さん、民意を見誤るな pierre
    【7790】事業仕分け〜その意味と狙いについて かっくるなかしま
    【7793】Re: 事業仕分け作業について みじゅくもの
    【7802】Re: 事業仕分け作業について H.KAWAI
    【7814】Re: 最近、思うこと 柳沢のたんたん
    【7811】Re: エネルギー論争を散見して(付け足し) タミゾール
    =========================================================================
    【7815】亀井さん、民意を見誤るな pierre 2009-11-20 17:43

    亀井静香金融・郵政改革担当相が、雑誌に「私が『郵政民営化』をぶっ壊す」という談話を発表した。これを一読して感じることは、亀井氏の発想の根底にあるのは「小泉憎し」の怨念ではないか。

    亀井氏は、「私は日本郵政を世界一の会社にするロマンを抱いているんです」
    というが、そのための具体的な戦略については、「全国24,000あまりの郵便局は今や地方における唯一の拠り所です。……そこを郵便や郵貯・簡保の窓口に使うだけじゃもったいない。介護の拠点に使ってもいいし、年金の徴収や支払いをやったっていい」

    あるいは「信組には預金を集める力はあまりないけれど、貸出しのノウハウはある。郵貯は預金を集める力はものすごいけれど、貸付能力は無い。互いの持っている力を上手く補いあう形で、郵貯で集めたお金を、地域の中小・零細企業にながしていく工夫はできないか」

    という。運用力に乏しいゆうちょ銀行がその資金を地銀・信金・信組などを通じて地域に貸し出すというのは興味ある発想だ。しかし、これはゆうちょ銀が民間銀行だって一向構わないのであって、「民営化をぶっ壊す」ことには必ずしもつながらない。

    後段の話は、これらは本来行政がやるべき仕事であり、それを日本郵政に押しつけることによって民営化に歯止めをかけることにはなるかも知れないが、「世界一の会社」になどできるはずがないではないか。

    この談話の締めくくりに、亀井氏は次のように言うのである。
    「民主党と連立している意義は郵政民営化見直しだけじゃありません。小泉政治をひっくり返すことが我々の政治的な任務、責任なんですよ」。

    これこそが亀井氏の本音だ。しかし、小泉政治に国民は、あれだけ喝采したのはつい数年前だった。それを否定する亀井氏は、この「民意」に込められた有権者の意思、意識を、一体、どう考えているのであろうか。

    亀井氏はまた、「談合」について、公取の委員長が
    「『いい談合も悪い談合もありません。談合はすべて悪なんです』と反論するから、『ならアメリカに行け。ここは日本だ。談合坂って地名もあるじゃないか』と言ってやった」

    と得意気に語る。これはまさに、競争原理をすべて悪と決めつけ、“市場原理万能”と同様にとんでもない暴論である。亀井氏はまた
    「今度の民主党のマニフェストは、市場主義の行き過ぎを正そうという国民新党の政策そのままじゃないですか」

    と我田引水だ。だが、今回の民主党の圧勝は、半世紀あまり続いた自民党政権の下、既得権益擁護にがんじがらめの政・官・業に癒着構造に飽き飽きした有権者の叛乱ということを忘れては困るのである。そしてそれは、小泉政治に喝采した民意とかなりの部分で通じるものなのである。

    このことを忘れて「小泉政治をひっくり返す」などと言っていると、それはまさに民意に反することになるのである。
    -----------------
    【7790】事業仕分け〜その意味と狙いについて かっくるなかしま 2009-11-17 17:21(編集)
    ▼珠さん:こんにちは。横レスにて失礼します。

    >事業仕分け作業の公開について、批判的なご意見もこの掲示板に見られましたが、
    >私はむしろ、インターネットで「公開」されて良かったなぁ、国民は必見!と思っています。

    全く同意です。

    >まさに天下りの人が多い外郭団体に、予算つまり私たちの税金をいいように浪費されていたものが、バッサリと国庫返還をいわれるということが目立ちます。それが国民の目に明らかになったことだけでも、インターネット公開された意味があったと思いました

    基金の国庫返還は、ど・インパクトだったな。
    (そういう前例ができることは役人にとって驚天動地)

    >中にいる仕分け人の1人から、「もともとが財務省から出された事業案件なので、どうしても予算を削りたい財務省よりになっていることは確か。他の予算にも問題がないかを、今年は仕方がないにしても、来年度からは何らかの方法で精査する必要がある。そうすれば、今年は3兆円の削減は無理だろうが、そのくらいはすぐ削れるだろう」と言う話を聞きました

    毎年出てくる事業が概ね3000件で、今回のはそのうち約500件ですが、
    総選挙が9月で期間が短いから、全ての精査は来年度でしょう。
    仕分け人に知人が数名いるので、月中に仕分け作業が一段落したところで、残りの2500件はどうなっているのか、3000件の「仕分け作業前の仕分け」はどうだったのか、など、聞いてみます。

    >削ればよいと言うものではなく、文教費、福祉関連などは心配な点も多々あります。
    >「小さな政府」が良いともいえないからです

    私は「小さな中央政府」はいいと思っていますが。オバマ大統領の就任演説を借りるなら、(もはや政府の大小ではなく)、「機能する政府」なのだろう。

    今回の国政での仕分け作業も、「構想日本」の仕分けルールに即しています。
    既にいくつかの自治体で導入された作業手順です。(p7)
    http://www.kosonippon.org/shiwake/about/pdf/0902detail.pdf

    もっと重要なことは、そもそもの発想は、「官から民」なのですが、ここでの「民」は、民間企業や民営化の「民」ではなく、国民もしくは住民(市民でも可)の民。「官主導から民主導」。

    事業仕分けの目的は、行政サービスを分割して、それぞれに国民(住民、市民)がコミットする、そういう仕組みを作ること。(p4)
    http://www.kosonippon.org/shiwake/about/pdf/0902detail.pdf

    予算を削ったり増やしたりする、財源の付け替えや捻出は、必要なことですが、それは現象的なことであって、本質は、国民(住民、市民)が官業を担うこと。
    (官業を担うとは、お任せにしないということ。)(例えば、地域の実情に合った行政サービスを住民が地方政府に求め、地方議会・政府はその責任を負う)

    >また大急ぎで多数の案件を、仕分け人が短時間で判断していくと言うのは、たいへんな無理もあるようです。見せて貰ったところ、ものすごい数の資料でした。

    ご覧になられたのですか。(負けた。)

    >しかしともかく、長期政権の弊害は、政治家・官僚・経済界の癒着、それによる税金の無駄遣いが大きいと思っていましたので、今回、民主党になって、この事業仕分けの公開が出来たことは、それを見ることが出来た1人の市民として、とても良かったと思っているのです

    ご指摘の、「長期政権の弊害は、政治家・官僚・経済界の癒着、それによる税金の無駄遣い…」、それについては、仕分けでは、「国と地方の構造問題」と捉えているわけです。(p3)
    こうした関係(構造)によって、無駄が生じ、無駄が続いてきたのだと。
    http://www.kosonippon.org/shiwake/about/pdf/0902detail.pdf

    p3の問題(無駄)を、p4のように行政構造(参政構造ともいえる)を変えることで、解消を図る、p7の仕分けはその手段である、と。
    -----------------
    【7793】Re: 事業仕分け作業について みじゅくもの 2009-11-17 22:50
     ▼H.KAWAIさん: 横から失礼します。
     H.KAWAIさんには話しやすいので、ついつい、お邪魔します。

    >○皆さん、何もかも官僚主導で進められてきたようにおっしゃいますが、私は理解に苦しみます。
    >それじゃ、日本中にダムや空港や高速道路を拵えてきたのも皆、官僚だったとでも?

    私もそうですが、事業仕分けを、それぞれに、課題を認めつつも原則的には賛成されている方は「全ての責任が官僚にある」とは思っていないのだろうと考えます。この夏、ネット投稿なるものを初体験した当初に、投稿する理由のようなものを書いた記憶があります。

    それは「私自身自民党を支持し続けてきたことへの反省に基づき、官僚と自民党に厳しく反省を促すため、所属する議員数を徹底した数字(当時、140以下と言ったと思います)まで減らさなければならない」それは、民意としての決意表明だとの趣旨であったと記憶しています。

    また、官僚が今のような体たらくになったのは、政権与党議員が票欲しさに地元への利益誘導のみに明け暮れたからだ、とも書いたと思います。
    ところで、そんな状態を許してきた「主権者」は?

    従って全員有罪なのですが、実行犯とでも言いましょうか、官僚には公務員でありながら「免責特権?」のようなものがあること、議員と違って身分を失うことがほとんどないことは看過できない事実だと思います。

    事業仕分け、民主党の何割が「好んで」推進しているでしょうか。民意が「政権交代」という決意表明をしたので「止むを得ず?」やってる可能性もあると私は考えています。

    >○国鉄民営化も、電電公社の民営化も、郵政事業の民営化も推進したのは皆、官僚だったとでも?
    >○国鉄総裁を辞めさせてでも国鉄の民営化を推進したのは中曽根首相じゃありませんか?
    >道路公団総裁のクビを切ったのは石原国交大臣だんたんじゃありませんか?
    >○郵政事業の民営化は小泉首相が党内の反対を押さえ込んで強行したんじゃなかったんですか?
    全員共犯ともいえますね。

    >○しかも、専売公社の民営化も、電電公社の民営化も、郵政事業の民営化も皆アメリカの要求に応えたもので、アメリカ主導じゃありませんか。

    わが国の「保守派」がアメリカに弱いことは紛れもない事実だと私も考えます。
    この点についても、私が友人から聞いたアメリカを非難するような言葉を確認したとき、そんなこと言う人は「バカ」です。と、私が尊敬する人に言われたこと、以前のスレに書いたように記憶しています。なお、私がその人から「否定形で]ものを言われたのはそのときだけだったように記憶しています。

    世界を飛び回っていたような人でしたが、「表立って」アメリカとことを構えても得はないと考えていたように思います。
    やっていたことは必ずしもアメリカ的ではなかったように思いますが・・・

    >○そりゃ、時には官僚も抵抗することはありますが、クビを切られたらそれでお終いなんですよ。道路公団の総裁は裁判所に訴えたそうですが、勝てる筈ないでしょうが。

    石原発言のおり、そんなことしたら「死人が出る」と言ったとか、言わなかったとか・・・
    政治家がだらしがなかったのですが、私には大臣より事務次官の方が強い存在に見えました。
    だらしがなくても、政治家は国民の代理人ですよね。民意が動けば首になるのです。

    >○事業仕分けなんて言ってますけど、大体が各省庁の概算要求は多めに見込んであるのが当然でしょう。それを削るのが主計官の仕事じゃないですか。だから今度の仕分けでも財務省が指南してますよね。現場にも顔出しているじゃありませんか。

    >○大体が国の事業なんて必要性が乏しいものが多いんですよ。いえ、国だけじゃありません。地方だってそうです。切ろうとすればいくらでも切れるんです。

    国の事業には「再配分」や「波及効果」の考え方がありますから、なかなかに難しいですが、
    「甘やかし」が「非効率」を生むことも事実だと思います。

    >○そもそも政治家の皆さんは国民が本当のことを知らない方が都合がいいもので、全体像が見えないようにしているのです。そして見せたいところだけスポットライトを当てるのです。

    上記、全く、言えてますね。同感です。

    >○政治家の皆さんは不都合なことはみんな官僚のせいにして、自分達だけいい子になろうとしているんです。本当のモンスターはアメリカと財界じゃありませんかね。

    これも、可也に「あたり」だと私も考えます。しかし、民意としては政権を交代させて、今までの経過や現実を洗い直させるしか方法がないのかも知れません。私は民主党から離れることにはなんのためらいもありませんが、しばらくは見守りたいと思うのです。ダメでしょうか。
    -----------------
    【7802】Re: 事業仕分け作業について H.KAWAI 2009-11-18 23:41
    ▼みじゅくものさん:今晩は。

    ○私は、戦後のある時期までは官僚が政治家をコントロールしていたのだと思います。それが田中角栄の登場で逆転して政治家が官僚をコントロールするようになったんだと思います。
    ○それによって、それまでは兎にも角にも政策というものがあって、その中で政治家も権益を得ていたのが、これが逆転して権益が政策に優先するようになったと思っています。

    ○ダム、高速道路、港湾、空港、そういったものが際限なく作られるようになったそもそもの始まりは田中角栄の「日本列島改造論」でした。
    ○また、自民党というのは「一匹狼」の集合体ですから、整合性のある政策というものが無くて、議員一人々が権益を求めて官庁に圧力をかけます。

    ○小さなところでは、あの「ムネオハウス」で有名になった鈴木宗男議員のように外務省に乗り込んで、予算を獲得したり、人事に介入します。
    ○大きなところでは、小泉首相のように郵政事業などというとんでもなく大きな権益に手を付けます。

    ○また、誰かは分りませんが、インチキ障害者団体に障害者団体の証明を出させた議員というのもいるのかも知れません。
    ○もうこうなりますと官僚も政治家も一蓮托生、お役人も終に犯罪行為に引っ張り込まれるという訳です。

    ○与党議員に限らず、野党議員も官庁に圧力をかけます。ですから各省庁から出される概算要求には見えないところに議員のタグが付いているんじゃないかって思うんですね。
    ○ですから「事業仕分け」では、「この事業は自民党議員の要求で出来たものだから切ろう。」なんて思惑が働くんだろうな、なんて思ってしまいます。

    ○そりゃ、主計官だって議員案件ってことが分っているものは切らんでしょうし、予算委員会だってある意味「なあなあ」なんでしょうし、予算規模は縮小できませんわね。

    ○結局「事業仕分け」は自民党案件を切って民主党案件に付け替えるってことでしょ。自民党議員が憤懣やるかたない表情で批判していたのも分ります。
    ○この「事業仕分け」で浮いたお金を私達庶民の減税に回してくれるのでしたらやんやの喝采を送りたいところですが。
    -----------------
    【7814】Re: 最近、思うこと 柳沢のたんたん 2009-11-20 15:33

    何時も同じような事で済みませんが。
    鳩山さん確りして下さい。
    事業仕分けに就いて 基本的な命題

    (1) 95兆円と言う莫大な各省庁からの予算の要求とは此れを提出した官僚たちの神経は私は不思議にさえ思われる。国の予算は税収の範囲で整理されるべき事は皆さん良く知っているのに此の様な請求は如何なる事であろうか?

    (2) 此れが我が国の福祉に寄与する事であれば理解できる面も有るけれども、此れを作成した人達は、生活に困っている人達とは思えない。税収が40兆円を下回るような予想であれば、尚の事不要不急の事に就いては、自ずから自制するのが自然であろうと言うものである。

    (3) ある大学の科学の振興についての予算の請求者達は何処からお金を持って来いと考えているのか皆さんみんな勝手な要求を出して居るような光景がテレビに出ていた。学者達の勝手な要求に見える。

    其の前に、低額収入で生活苦に追われている人が2000万人も居ることもご存知であろうに。
    目的がいかにあろうと、人は先ず生活して行かなければ成らないという事をご存知であろう。
    衣食足りて礼節を知ると言う事も学生に教えているはずと思うが如何。
    自分達は別格であるとの考え方が滲み出ている様である。

    (4) 官僚たちも同じ事であろう、省益という言葉があり、又色々と理由をつけて要求しているようであるが、必要であれば自分達の収入を先ず減額する事を考えて欲しいし、公益法人なる名目の存在は廃棄して政府の中で処理すればよい事であろう。天下りの税金食いが我が国の財政を苦しくしている事は百もご存知のはずであろう。

    各省庁の作業自体部位門を減らし人員も極端なお話が半分で済むはずであろう。この際整理すべきが本当であろう。給与も減らすべきだ。
    部課長がそんなに沢山必要とは思えない、昔のイギリス病が今日日本でアメーバーのように蔓延してきている現状は正す事が第一の命題で有ろう。此の様な国は日本だけではあるまいか。

    無駄だらけの政府構造は一日も早く整理すべきが日本の為である。無駄な統計作業は私は応えない事にしている。税務署で大半解るはずであろう。此れなど無駄の最たるものであろう。
    -----------------
    【7811】Re: エネルギー論争を散見して(付け足し) タミゾール 2009-11-19 18:44

    槌田敦の本は以前読んだことがある。
    牛乳パックリサイクルの愚を言っていたような気がする。笑えた。

    古紙リサイクルの業者を見学する機会があったときに、聞いてみた。
    「これって無駄じゃないんですか?」そうすると、実は技術的に難しかったのだが、牛乳パックの表面フィルムを剥がして熱源にできることで、ペイできるようになった、とのこと。

    なるほど、しょせんトイレットペーパーは最終処分であるから、再生紙でいいわけですよね。
    価格がバージンパルプより安ければ、リサイクルが回るということだった。
    補助金でもつければよいのだ。割り箸については、マイ箸なんか意味はないと思うが。

    同じころ地方の気象台に聞いてみた。「昔、第5氷河期が来ると騒いでましたけど、ホントに地球温暖化してるんですか?」担当の方は「それは実際にはわからないですね」(正直な方)

    いずれも20年近く前の話で、さだかではないのだが。たぶん、槌田教授や武田教授(2人とも愛知県)はまともな物理学者たちからは相手にされていないんだろうな。
    でも、まともな?学者たちのちゃんとした反論を聞いてみたい。

    「地球にやさしく」する極論は「人類の滅亡」だと思うが、人類の滅亡した後の地球とは何だろうか、地球という意識さえ存在しない地球とは?

    ニュートンは「神の手に触れたい」と思って体系を作ったわけだが、18世紀には画期的だったよなあ。ヴォルテールも感激していたし。定説になり、一般人に降りてくるのには時間がかかるわなあ。その定説もいつかは乗り越えられるはずだが。 
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11 【7955】老人党メルマガ(299)
北極星   運営スタッフ 2009-11-29 9:19:38  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(299)  ::: 2009/11/29
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【7862】Re: 新政権の可能性と限界 みじゅくもの
    【7866】Re: 新政権の可能性と限界 H.KAWAI
    【7867】Re: 新政権の可能性と限界 柳沢のたんたん
    【7838】Re: デフレって本当にいけないのか? Gokai
    【7858】Re: デフレって本当にいけないのか? タミゾール
    【7870】Re: デフレって本当にいけないのか?(続編) タミゾール
    【7918】緊急な為替介入の必要性について PCOG
    【7865】Re: 未来の問題?今の問題 かっくるなかしま
    【7877】Re: スパコンの効用と現在の日本 珠
    =========================================================================
    【7862】Re: 新政権の可能性と限界 みじゅくもの 2009-11-24 0:40
     ▼H.KAWAIさん: こんばんは、横から失礼します。

    今回の事業仕分けに対する私の考え方は別のスレに書きましたので、重複は避けたいと思いますが、多少、調子を変えて。

    事業仕分けは糖尿病の合併症に対する外科手術のようなもの。
    患者である国民にとって吉と出るか凶と出るかは、実は、問題外。
    後のことは患者の養生次第ということ。
    但し、最初からそういうことであったとも言えます。

    もともと、事業仕分けの発想は地方自治体用のものだとのことですし、委員会でポチポチやるのは東洋医学的発想で、現場の医師にはあまり受けないのでは・・・今回の政権交代は、官僚や政府・政権党の現状に国民がどれほど怒り狂っているかを示すだけのもの。

    小沢氏は若くして自民党の幹事長を務めた人です。国策が大きく変わるとは考えられない。
    政変は言い得て妙です。但し、今回は、政変を国民の直接的意思表示で実現したところに意味があります。

    小沢氏については過去のスレで小沢氏の功績?と書き、大きいことは認める、との趣旨をつづったと記憶しています。まあ、こんなものではないでしょうか。今後、精々養生に意を用いて、手術の効果を私たち自身の責任で私たちのものにしなければならないのでしょう。

    追記
    今日のテレビで、行政刷新会議は、独立法人を一月以降に徹底して仕分ける趣旨の発言がありました。大いに期待して見守りたいと思います。まさか、返り討ちにはならないと思いますが…
    十兆円とまではいかなくとも相当な優位性があるものが浮くはずです。
    私の思いは特別会計で30兆浮かすことですが、まずは手始め
     
    >▼タミゾールさん:今晩は。
    >○小沢一郎、その権力への野望、その実像がそろそろ姿を現してきているとお思いになりませんか?

    彼は割と正直な男だとは思うのですが、行動派ですから、目は離せませんね。
    -----------------
    【7866】Re: 新政権の可能性と限界 H.KAWAI 2009-11-24 11:05
    ▼みじゅくものさん:こんにちは。
    新型インフル流行っているみたいですね。お互い健康維持に気を付けませんとね。

    ○「事業仕分け」は「官から民へ」という思想に基づいて行われるようになったようですね。
    それで先ず地方自治体の事業に適用されるようになった訳です。
    ○地方自治体は中央官庁ほど「鞏固」でありませんので、様々な勢力に食い物にされるのです。

    ○例えば、学校給食を自校調理方式でやるか、それとも外部委託にするかという場合、それが生徒にとってどうか、或いは保護者にとってどうかという観点から検討されるのならいいのですが、それが給食業者の立場から「これは商売になるのではないか」という観点から検討されるとしますとこれは困りものだと思います。

    ○今回の国の「事業仕分け」でも「官から民へ」という思想が入り込んでいて「仕分け人」の中には「利害関係者」みたいな人が入り込んでいるようですよ。

    ○それから、スパコンの例でも分りますように、「仕分け人」から「何故、世界一でなければいけないのか?」と聞かれてお役人が答えられなかったそうですが、突然そんなこと聞かれましてもねえ。技術の世界では「二番手に明日はない」っての常識じゃありませんか。でも事務屋の方じゃねえ、ピンと来ないかも。

    ○概算要求の理由説明は最初にその要求の元になった要求を出された方に説明して頂きませんとねえ。また本来、主計官は事業の必要性についてあれこれ口を挟む立場じゃないんでしょうがね。
    ○財務省はお金預かっているだけなんですから、そんなには出せませんとか、あれこれ言って額を減らすだけにすべきなんでしょうね。ま、私にはその辺りの実態が分りませんが。

    ○それから、私、前にも触れましたが、元宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務めておられる「子供未来館」でしたか、赤字を出しているといって「見直し」になったんですよね。一方「優良児童劇」なんとかいうものは割りとすんなりとOKだったみたいですね。

    ○基準が不明確との批判が一部にあるようですが、頷けますよね。まさか、一方は自民党案件、他方は民主党案件なんてこたあないでしょうね。いや、案外そうかも。

    ○小沢幹事長も鳩山首相も元はと言えば自民党員。政策に大きな変化は無いだろうと私も思っていました。そうなのかも知れません。しかしそうじゃないかも知れません。私は後の方に少しは期待したいキモチになりかかっています。
    -----------------
    【7867】Re: 新政権の可能性と限界 柳沢のたんたん 2009-11-24 11:37

    この度、スーパーコンピューターの件について管さんが見直しあり、との発言でしたが、この目的と、効用については一般の人には知られておりませんから、如何ともいえませんけれども、私には其の判断は良く理解できません。

    其の費用と効用についてもっと良く知れれてからの結論が適当ではないでしょうか。
    コンピューターが出来てから役所でも沢山使用していても、現在役人の数が減ったと言う事は聞いておりません。これは、如何なる事と皆さん理解ができない事実であろうと思われます。

    この辺に政治のメスを入れる必要性があるのではないでしょうか。
    便利になれば其の効用があってしかるべきと思います。もちろん、用途が違うかもしれませんけれども、一つの例として、学者の人達はお金の重要性には余り関心が少ないのが本当の所でしょう。
    天上天下独尊、と言うところが多いとも思われます。其の効用についての説明が必要でしょう。
    -----------------
    【7838】Re: デフレって本当にいけないのか? Gokai 2009-11-22 11:43
     ▼タミゾールさん:こんにちは。

    >デフレ現象が景気の著しい低下を招くことはまずいし、雇用悪化はもっとまずいですね。地域の商店街の衰退は、地域社会の人のつながりそのものを解体しかねません。
    >しかし、もう買いたいものがないという状況になって、どうするのかという、次の、落ち着いた社会へのビジョンが必要なのでしょう。

    >すくなくとも「ゆるやかな」デフレであるのならば、毎日の生活にとってはだれもがそんなに悲観せずに、自分の足元を見て生きていけるのではないでしょうか。

    統計元:国税庁 平成19年 民間給与実態統計調査結果
    http://nensyu-labo.com/heikin_kaisou.htm
    ↑これによると、男性の年収で、500万円以下は55%、400万円以下で38%、300万円以下で21%となっています。

    また以下のようなデータもあります。
    http://www.geocities.jp/yamamrhr/ProIKE0911-105.html

    つまり、今回の選挙で民主党が大勝した原因は、自民党公明党がこのような状況に対して何の対策も打てなかったことにあります。小沢民主党の「生活が一番」、このキャッチフレーズが国民の投票行動を変えたのでした。なので、国民の大半の意志は、デフレは NOです。
    -----------------
    【7858】Re: デフレって本当にいけないのか? タミゾール 2009-11-23 20:32

    こんばんは。本日、阪大の小野田教授の「いちゃもん」研究の講演を聞きに行きました。
    社会全体が、生きにくくイライラがたまり、寛容さに欠けそのうっぷんが文句の言いやすい所へ集中しやすいとのこと。
    気になったのは、老人の犯罪率が増えているという報告でした。
    老人が生きにくい状況が加速している一つの証拠なのでしょう。

    たしかに、デフレ→不況→税収の低下→福祉の低下はまずいですが、この状況下ではインフレよりはデフレのほうがましな人もいるのではないでしょうか。小生も穴のあいた靴下も買い替えられない情けない状況です。
     
    国全体が戦後の混乱期のように疲弊して何ともならないなら分かるが、結構、羽ぶり良くやっている人もいる中でのこの状況は許せない。笑うしかないが、底の抜けるような状況をまず止めることは当然であろう。

    暴動が起きないのが不思議な状況ともいえるが、暴動を起こす気力も起きないのか。まあ、やけくそになりたいところですが、ぐっとこらえ、冷静に状況を分析することからですね。

    ところで、「事業仕分け」のようなことは、予算委員会・決算委員会でやればいいのでは。国会中継しているんだし。こんな細かいことまでは国会ではできないというのでしょうが、日程を延ばしてもよいし。各常任委員会は何をやっているのか。
    テレビ中継でも、インターネット中継でもして、いつでも見られるようにすればよいのでは。
    -----------------
    【7870】Re: デフレって本当にいけないのか?(続編) タミゾール 2009-11-24 15:30

    こんにちは。とうとう換気扇を変えました。ついでに火災報知器をつけてもらいました。
    火事になったら困るので自衛措置です。
    一体いくらの請求書が来るのか戦々恐々としています。今月、生活費がもつだろうか。生命保険はもうほとんど解約しちまったし。当分国民保険料も払えない。

    2年後の地デジ化が怖い。まだまだ十分すぎるほど映っているテレビが使えなくなるなんて。
    許せません。固定電話の債権がどんどん目減りしているのも詐欺的だ。
    国家的な詐欺にあっているみたい。

    政局の行方も心配ですが、とりあえず今の生活を何とか乗り切るしかない。じっと耐乏生活するしかない。みなさん踏ん張りましょう。うまく年が越せるか。
    おかげさまで、本だけはいっぱいあるので、この機会にじっと勉強をするのだ。

    予算が成立し、ある程度、政治が目に見えて動き出す来年まではよくわかりません。まずは、2月の確定申告でどれだけ税金を取り戻せるかが勝負。医療費の領収書は準備完了しているぜ。
    -----------------
    【7918】緊急な為替介入の必要性について PCOG 2009-11-27 10:34

    藤井財務相は直ちに為替介入を実施すべし!
    2009年11月27日8時40分現在、USD/YENは85円をつけて、円が急騰している。
    理由としては、米国の超低金利政策が長期化するとの観測が為替市場にあるためと言われている。

    日経平均株価も円高のため低迷しており、日本経済は政府も発表したとおり「デフレスパイラル」の状況にあり、日本経済は縮小再生産の途を辿らざるを得ない現況である。

    自国通貨を安くすれば景気が回復するのは、今日では世界の常識である。米国主導で1985年9月にG5により実施された「プラザ合意」で実証済みである。「提言11」参照。為替介入から反転まで数ヶ月を要するのが一般的であるので、藤井財務相の早急な為替介入が期待される所以である。
    -----------------
    【7865】Re: 未来の問題?今の問題 かっくるなかしま 2009-11-24 11:21 (編集)
    ▼Gokaiさん:どうもです。

    >だけど年金のためには少子化対策が必要だという。移民受け入れが必要だという。
    >ばかげています。

    私もばかげていると思います。
    女性の労働力の顕在化(そのための支援措置)と一人当たりの生産性の向上(そのための労働訓練機会の提供、+労働装備率の引き上げ)、それらによる労働の質的向上。
    労働需給はタイトになるのだから、労働単価のアップ。質と単価のアップですよ。

    (労働力を移民受け入れで代替し、労働需給を緩和させて単価を低く抑え込む…19世紀の資本主義じゃあるまいしと思う。私は、市場派であるけれど、「いい加減にしたら」と思っている。)

    環境との関連で言えば、資本と労働力(人口)が、広域的に流動化するという状況の下で、
    「最悪」、何が起こりうるかといえば、資源エネルギーが律速し、資本と人口の制御に失敗するという場合、森林、緑地は丸坊主になる…オアシス(水と緑地)をめがけ人口が移動し、採り尽くして終わる。

    ま〜、そこまで考えずとも、例えば古代ローマ帝国の場合、総人口に占める移民5%までは、隔離政策、5%超過してくると同化政策ですから、「社会政策」に関わってくる。
    単に低い賃金で抑え込める(企業の近視眼的雇用対策)では、済まされなくなる。

    >さて最も重大なことの一つ、
    >お金はそれを発行できる主体にとっては民衆に資源エネルギーを分配できる手段に過ぎないこと、もし、このことを民主党も気付くことができないならば、もう一度政権交代の必要あります

    お題から外れてくるのであまり申し述べませんが、
    目的としての経済か、手段としての経済か、となる。 経済は「手段」です。

    >産業革命前の10〜15億人程度なら食糧や暖の確保に無理に石油を投入することも無い。なのでそれを目標に、地球上のすべての民族が協力して計画を立てるのが最もまっとうなやり方だと思います

    私は、20〜25億人かな。

    すべての民族(or国民国家)が協力するのは、残念ながら「無理」だろうと思っています。
    私は、均衡主義者なので、向こう50年自由主義を標榜しつつ、いずれは鎖国(150年後)。
    その時に黒船は(青船も赤船も)...撃退。

    (「エゴ」で合意形成できないのであればしょうがない、なす術なしだからな、「お互いに干渉しない・お節介を焼かない」、しかなくなる。それでも干渉してくれば、撃退となる)・・・★

    かなり言いたい放題言っています(^^;

    では。

    ps1
    すべての民族(or国民国家)が協力するのは、残念ながら「無理」だろうと思っています。
       ↑ 
    「無理じゃない」、という意見が、あるようだったら、諸氏には、ぜひ、教えを請いたい。

    ps2
    100年、150年先のこと、あ〜だこ〜だ言って、それがどうなんだ?なんなんだ?
    関係ね〜だろ、今だよ今、
    どうせ生きちゃいないし、(俺も同じ)
    と思う方も、必ずいらっしゃることと思うが、

    日本は、いち早く人口減少社会に向かっていて、
    1) その人口動態の過渡期において、「医療・年金」の問題が顕(あらわ)になっている。
    2) 世界の「資本」からは、人口減少社会は経済が成長しないから、ダメダメ扱いされている。

    でも、いずれは、世界は、日本のように人口減少社会に転じる。
    (∵資源エネルギーや環境の制約が働かないと想定しても、人口構造が成熟化するとそうなるから)
    つまり我が国はいずれはよそでも必ず直面する未来の問題を、今、取り扱おうとしている。

    この問題を我が国が向こう10ヵ年という時間軸上でうまく処理できれば、それは「成功事例」となる。失敗すると、世界は相当、悲惨な形で終わる。
    (∵人口成熟の「社会コスト」の増大に対応できないだけでなく、資源エネルギー&エントロピーの「制約」に挟み撃ちにされるから)

    日本(欧米含む)とその他地域には、資本と人口の成長に25-50年のタイムラグがあるから、
    2050-2075年には、人口動態は成熟し、2075-2100年には、今の日本のように、人口構造は高齢化し、総人口は減少に向かう。

    総人口は150億人。うち、高齢者がおよそ50億人。日本ですら痛みを伴うとすると(或いは失敗してしまうとすると)、それら50億人には、その痛みの比ではない悲惨な結末が訪れる。

    (∵人口成熟社会では、資本が生産から社会に振り向けられるから、資本の成長は落ちる。一方で、制約は資本の成長を強制的に落とすから、そうした制約が働きだすと、その社会は、社会コストの負担に耐えられなくなる)

    であるから、我が国が、今抱えている問題をどう乗り切るかは、
    それが未来への「一筋の光明」となりうるのだ、・・・ ★ ということ。
    -----------------
    【7877】Re: スパコンの効用と現在の日本 珠 2009-11-25 1:39(編集)

    スパコンの予算を削ったことに関しては、この掲示板でも云々されています。
    私も、スパコンってこれからの社会では絶対に必要なものだし、日本の技術開発力を落としてはいけない!と思ったのですが、それにしても、私はスパコンのことなんて、全く知りません。

    それで、スパコンについて、ちょっと調べてみようと思いました。もちろん、調べたからと言って、理解できるわけではありませんが、こんなブログが見つかりました。
    http://japan.cnet.com/blog/petaflops/2009/11/17/entry_27035425/

    このブログで見ると、日本のスパコンって、一番いいのが性能指標(TFLOPS、簡単に言えば計算の処理速度らしい)でいうと、なんと世界で31番目なんだそうですね。
    勝手に、もっといいのかと思っていましたのでビックリでした。

    31番目から世界一の性能を、2024年までに目指すというのですから、ずいぶん大変そうです。
    お金も要りそうです。でもスパコンっていろんな面でとても利用価値があるらしい。
    それで、国別計算力を比較すると、日本は16台あって6番目なんだそうです。

    ですが、上記のブログでは、「しかし、だからといって、もっともっと税金をつぎ込め、と言う主張は短絡であり、見当違いである。」え? お金を出してもダメなの…?

    「問題は調達で、調達の仕方が極めて杜撰なのである。国際価格に比べ数倍以上のベラボウな国内価格で調達しているのである。」つまりなぜか分からないけれど、すごく高いスパコンを買っていることが問題だと指摘されているようです。

    それに、この文科省主導の「世界一のスパコン」開発グループは、日本ではとても有望なNECが抜けてしまったそうです。そしてNECは、インテル(米)と組んでスパコン開発をするのだとか。
    http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20403712,00.htm?deqwas_inflow=relation&tag=deq:1
    http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20403796,00.htm
    (コピーして開けるか、アーカイブの11月18日を見てください)

    う〜ン、どう考えたらいいのでしょう?
    日本のチームにいるよりも米企業と組んだ方が、高性能スパコン開発をし易いと考えたのか?
    ひょっとして見限られた?
    そうなると、「わが国独自」ということは、どのくらいの重要性を持つのでしょうか?

    つまり文科省主導のチームは、NECを失って、開発内容も変えざるを得なくなったらしいです。
    それなのに、その変化に対応して、新たな見通しが立っているのかどうか?

    ともかく「世界一のスパコン開発」を何も分かってない仕分け人が邪魔している…という簡単なことではなさそうです。こういうブログもありました。もちろん、これらはある見方にすぎません。
    http://uchya.blog109.fc2.com/blog-entry-1315.html

    ただ今回、もしスパコンの予算を復活させる際には、研究チームの目標達成の見込みなどを、国民にきちんと説明する責任があるのではないかと思います。スパコン開発のために研究費をつぎ込むことは大切だけれど、つぎ込む相手はどうかという検証がいるのかもしれません…。
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12 【8033】老人党メルマガ(300)
北極星   運営スタッフ 2009-12-6 9:00:38  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(300)  ::: 2009/12/6
           老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
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    【8030】オフライン支部便り 杉本小松さま(11月7日) 笹井明子
    【8005】Re: 憲法無視男の思うところ みじゅくもの
    【7985】Re: 請願お断り→小沢戦略 H.KAWAI
    【8031】オフライン支部便り 須藤正剛さま(11月20日) 笹井明子
    【読者投稿】日本のスパコン開発 岡田元浩
    【7986】ワンコインタクシー不承認の理不尽 pierre
    =========================================================================
    【8030】オフライン支部便り 杉本小松さま(11月7日) 笹井明子 2009-12-5 15:43

    年のせいか、戦前・戦争直後の社会をなつかしく思い出します。戦争もありましたが、人々の関係は現在よりずっと温かく、親切だったと強く思います。昔に還ることが良いことか、未来を見て進めという人がいます。でも日本社会の現状から未来が見えるでしょうか。

    世界の至る所で戦争があります。特にアメリカの駐留しているところは絶えず人が殺されています。何のために外国に出て行って戦争をしているのでしょうか。
    全米軍を現地から引き揚げて、各国それぞれの政府によって統治させたらいかがでしょう。

    日本駐留の米軍も、万一日本が敵対するようなことがあってはならないと、日本を守るという口実で駐留しているのではないでしょうか。沖縄の人々は口を揃えて米軍の撤退を望んでいるではありませんか。

    自民党の人々は日本人のことよりアメリカの方が大切だと思っていたのでしょう。
    アジアはアジアで連合して、良い国作りをする方がずっと国益に沿っていると考えています。
    民主党も出足は元気が良かったのに、現在はどうでしょうか。アメリカに脅されて出鼻を挫かれているのではないでしょうか。最近の情勢から感じたことを申し上げました。
    -----------------
    【8005】Re: 憲法無視男の思うところ みじゅくもの 2009-12-2 23:13
     ▼忍者 悟さん:お付き合いいただきまして有難うございます。

    憲法論議は、現段階では、あまりポピュラーではないと、私自身も思っています。しかし、民主党もごく一部の方を除けば改憲派だということを確認しておく必要があると思います。

    行政改革を進めるため、しがらみが少ない民主党を支援しているわけですが、こと、改憲論議となれば、現在の民主・自民・公明はすぐにでも調整が可能な勢力であり、まさに、大政翼賛会的といえるわけです。

    明日の百より今五十で、とりあえず、民主党に期待しているわけですが、明日を迎えたとき、どうするのかは今からよくよく考えておくことが必要だと思います。

    改憲賛成はそれなりの意見ですから、それを、直接、とやかく言う必要はないと考えますが、憲法論議については、現在行政官僚に対して、民意と称して、後出しじゃんけんのような形で発しられている、反省とも追求ともとれる批判と要求の形は通用しないことだと考えます。

    独立行政法人のことなどは、改憲がどんな形や内容になるかに比べたら可愛いものだと思います。なにせ、今回のことは、経済的効率だけの問題ともいえることですから。

    一方、憲法に「国民には国を守る義務がある」が明記され、兵士が集まらないから、そのためには、徴兵制が必要だとする立法措置がとられた場合、どのようなことが起きるか。
    よくよく、考えておかなければならないことです。
    結論がどうなるかも、当然、重大ですが、経過はさらに重要だと思います。

    仮に、思い通りでない結果について、結果がでてから、自分以外の人の責任としていくら論じてみても、所詮、後の祭りです。

    >みじゅくものさん、どうも初めまして。

    >>>あとはまあ、何か胡散臭いというのがあるようだから、

    >>「胡散臭い」の意味するところが分かりかねますが、「面倒」という程度で良いでしょうか。

    >そこにアメリカにとって都合のいい思惑があるんじゃないかというかという事だったのだけども... と、自分でもなんだか曖昧で、よく意味の解からない言葉遣いをしてしまったようで、
    >失礼しました。

    失礼、などと丁寧に言われますとこちらが恐縮します。

    当時の状況については、私自身がさほどよくは承知しておりませんからはっきりとは申しかねますが、日本の再軍備を否定する条項は、必ずしも、アメリカの国益感覚ではなかったように思います。

    その後、警察予備隊から始まる一連の軍備論議については、朝鮮戦争などもあってのことと言われますが、アメリカが執拗に要求し続けたもののようです。
    そして、終戦時には、ロシアが北海道へ侵攻する意思を示したこと、マッカーサーがそれを阻止したことなど、伝えられる限りでは、日本を裸にしておくことをアメリカが、特に、望んだとも考え難いところです。
    強いて言えば、マッカーサーが原理主義的な、所謂、スタイリストであったことなどの影響が大きかったように思います。

    >>>「こんなよう解からん憲法に拘束される必要があるのか?! 無視してしまえ!!」
    >>>というのはダメだろうか、と思ったりする。
    >
    >>貴方の意に反するかもしれませんが、私は「ダメ」だと思います。
    >
    >ともかく私の思うところを述べれば、政治関係の事を考えたりする際、
    >なんというのか、憲法を考える基準に置いたという事があったかなと。
    >憲法を無視しているよな、と思ったりしておりまして。
    >じゃあ、この憲法いるのかな? なんて思ったりしたわけです。

    それだけ、日本は、これまで、平和だったということだと思います。

    >で、廃憲論とかというのがあるようだから、そっちの方に乗っかろうかなと思ったりもして。
    >ある時期までは、「廃憲論というのは、どうなんだろうかな」という気がなんだかしてて、

    廃憲論は承知しておりませんが、国民としては、権利放棄ですね。

    >そんな乗り気では無かったわけですけど。
    >今の憲法はどうなのかなとは思ってはいるわけだけども、
    >「今後、日本に憲法は無くて良い」と思っているわけではない。
    >だからやはり、憲法を総点検して改めていこうとした方がよいのではないかと。
    >それは大変な事なのだろうけど、その過程で、国の在り方だとか、どう運営していくだとか、
    >そういったものが研鑽されていく事も考えられるのではないかと思うので、
    >そうなれば、有意義な事ではないかと思ったりする。

    仰られるとおり「大変な作業」なのだと思います。
    ですから、早めに作業を開始しておかないと、たたみこまれてしまいます。
    私の口癖ですが、民意とは「か弱く、とかく、危うい」ものです。
    -----------------
    【7985】Re: 請願お断り→小沢戦略 H.KAWAI 2009-12-1 12:10
    ▼皆さん こんにちは

    ○「陳情の窓口一本化」、「請願への慎重対応、自粛」の狙いが「議員個人の無力化」であることは容易に見て取れると思うのですが、これとは別に「野党の無力化」という戦略もあるようです。

    ○民主党が打ち出した新しい方針のなかに、次官会議の廃止というものがあります。これは「官僚の無力化」という戦略と考えられます。で、もう一つ、官僚答弁の禁止というものがあります。

    ○「“官僚任せの政治”からの脱却」を謳っていたのですから、何となく当然の帰結に見えるかも知れませんが、答弁なのですから、これは民主党側の問題です。別段、法律で禁じる必要は無い筈です。

    ○従ってこれには、閣僚の答弁に満足できない野党議員が官僚に質問しようとしてもそれをさせないようにする、つまり野党議員の質問を封じ込める狙いがあると言わざるを得ません。
    これは「野党の無力化」です。

    ○しかし、これに対しては与党である社民党からの反発もあるようです。
    社民党は与党の中では弱小政党ですから、民主党が際限なく権力の集中強化を図っている様子に不安を感じたに違いありません。

    ○さて、次に待っているのは何でしょうか。「自民党の無力化」です。
    さて、どうするか。決まっていますね。公明党の取り込みです。
    民主党はそもそも政策的には社民党と距離のある政党です。

    ○では、公明党はどうでしょうか。当然、公明党は自民党と共同歩調を取り、際どい政策でも協力してきました。社民党と比べますと遥かに民主党との相性がいいのです。

    ○今のところ、公明党の動きは見えてこないようです。洞ヶ峠というところかも知れません。
    しかし、この公明党が民主党に歩み寄ったらどうでしょう。
    自民党は公明党の選挙協力が得られなくなり、大打撃です。

    ○民主党は、連立政権から社民党が抜けてくれたら動きやすくなります。
    民主党には公明党を引き寄せる何かがあるでしょうか?あります。「外国人の参政権」です。

    ○民主党には国民新党も「余り有難くないパートナー」でしょうね。亀井静香氏は個性が強すぎますから。これも切っちゃいますか。小沢戦略の党略の部分は少しずつ見えてきたように思うのですが、さて、国家経営戦略の方はどうなんでしょう。まだ、見えてきませんね。
    -----------------
    【8031】オフライン支部便り 須藤正剛さま(11月20日) 笹井明子 2009-12-5 15:50
    「世界第二の貧困大国」

    国民にとって、耳あたりの良いことばかりをいう政治家は、信用してはならないのです。
    「福祉・医療はどんどん充実させます。税金は絶対に増やしません」などといった、手品かマジックのようなことは、だれにもできはしないのです。(三宅久之著・政権力)

    財政が逼迫するなら埋蔵金を使う方法があるではないかという議論もあるが、使い道は決められていると政治評論家の三宅氏は書いている。

    民主党連立政権が発足して65日。国の一般会計全面組み換えのための、事業仕分け作業の前半が終了。ムダな事業を精査し、廃止縮小見直しをはかるのが目的だが、意欲は伝わり公開された内容の透明性は好評だったものの、始めに結論ありきの3兆円削減のショーアップも感じられ、その規準の曖昧さが批判されている。

    5日間の仕分け成果として、37社の廃止で4300億円の節約、加えて国庫返納は7900億円だった。天下り廃止は当然のこととして辛辣な議論があったが、自公政権時代の各省庁と出先機関の、税金の分捕り合戦の実態も浮き彫りとなった。

    もう一つ気になったのが財務省の動きだ。事業仕分けのシナリオは財務省主導のものと聞く。ではその財務省のムダや問題点はだれが仕分けるのか。攻撃は最大の防御の理屈がまかりとおり、国民の目に死角をつくってはいないか。疑問も残った5日間だった。

    子ども手当や高校授業料の実質無償化、高速道路の一部無料化などマニフェストを実現するには、当然のことながら予算は膨らみ財源不足となる。来年度概算要求は過去最大の95兆380億円。さらに不景気で税収の落ち込みも現実味をおびてきている。

    たばこ増税やガソリンの暫定税率廃止撤廃、消費税率引き上げ、赤字国債の増発などで公約の実現をはかるか、見直しをはかるかが問われている。
    ソフトランディンウをはかりたい注目の沖縄には、莫大な経費を支払い続けてきた米軍基地がある。それが事業仕分けで見えてこない。後半の審査で必ず議論すべきである。

    閣僚により微妙に意見が分かれる複雑な事情はわかるが、国家予算は打ち出の小槌ではない。不都合な先送りは禁じ手として、名実ともに対等外交の成果で思いやり予算の大幅削減をぜひ望みたい。基地移転問題とは切り離して、近く開催の作業部会でも徹底議論すべきである。

    鳩山オバマ会談や岡田クリントン会談でも話題になったのは、アフガニスタン民生支援に5年間で約400億円の負担を提案。我が国を「世界第二の経済大国」とするイメージが独り歩きして、さまざまな理由で支援支出を求められてきた。イラク復興でも無償円借款などで5500 億円支援を、当時の川口外相が約束したとの報道が思い出される。そんな金は、どこから生み出されるのか。

    発展著しい中国の、各国に対する巨額な援助という「名目」の資源投資や軍備拡大、政治介入が進む中で、外交でも国家予算の使い方にメスを入れなくてはならないと考える。

    「友愛精神」も大事だが、多くの援助が実際の避難民に届かない発展途上国支援や、常任理事国でもないのに、なぜか多額な国連加盟分担金なども含めて、洗い出しをする必要がある。
    結果を見ないと予測はできないが、内政面だけのムダの削減や見直しだけでは無理がある。国民にしわ寄せがくるだけだ。

    すべてに聖域を設けずが鉄則だ。この先我が国が世界第二の貧困大国にならない保証はどこにもない。
    -----------------
    【読者投稿】日本のスパコン開発 岡田元浩 09/11/29 5:20

    11月22日のサンプロで財部さんが、「日本のスパコンの開発は日本の自動車産業に必須」という様な事を云いましたが、それは「文系人の聞きかじり」で、本人は嘘をついているつもりはないのでしょうが、世論や政治を誤った方向に誘導し、税金の無駄使いに繋がる。

    日本の自動車や家電は大量生産と国際的大量販売依って国家経済に寄与している。
    スパコンはその開発過程の道具として、適当な価格で買えれば「有った方が便利」というだけで、生産時点で必要な物ではありません。

    「初代スパコン」が市販されたのは約20年前の「日米自動車摩擦」の頃で、日本は大量の車を米国に輸出したので、かわりに政治判断として米国のスパコンを買ったのです。それは当時の新聞にも載っています。

    買った以上は使いますが、衝突テストを不要にする様な能力は無く、価格も10億円程度で輸出車の総額と対比出来る額では有りません。
    (具体的には非線型有限要素法の計算に使うが、実物テストの傾向を探るだけ)

    今回はその上を行く「スパスパコン」と云うべき物で、益々使い道は限定され、日本経済を支える金額の売上は期待出来ず大赤字でしょう。米国は軍事大国の地位を守る為、赤字でも開発は必須ですが、日本は武器技術の輸出ができないので、更に大赤字。

    GMを倒してしまった日本の自動車メーカーは開発用ツール位は再び米国製を買わざるを得ないでしょう。しかも民間でスパコン開発に参加しているのはF社だけだそうですが、家電戦争に負けたから、税金にぶら下がろうとして居るのではないか。
    日米戦争に参加するなら、家電で勝ってからにして貰いたい。

    「スパコン」以外にも、日本の自動車屋は米国の先端軍事技術をちゃっかり安く頂戴して大量生産して日本経済を支えているのです。
    昭和から平成への技術世界史「技系帝王学」を忘れて貰っては困る。

    更に財部さんは「世界のCo2の未来予測計算」に必要と云いましたが、日本が求められている「25%削減」に対する手段の開発、つまり「てめえの頭の上の蝿」には関係ないでしょう。
    -----------------
    【7986】ワンコインタクシー不承認の理不尽 pierre 2009-12-1 13:36

    新聞によると、
    「近畿運輸局は24日、大阪府内のタクシーで最も安い初乗り500円の継続を申請した個人業者に対して、値上げを指示したことを明らかにした」。(『YOMIURI ONLINE』2009.11.24.)

    タクシーの規制緩和が“行き過ぎ”というので見直されていることは承知していたが、この措置はまったく理不尽なものに思えてならない。そこで一言、苦言を呈したい。

    タクシー業界は、不況で乗客が減っているのにもかかわらず、各社が競って増車を進めた結果、供給が急増しているという。そういう状況では、「ワンコインタクシー」のように価格を下げても売り上げを確保しようという動きが出るのは当然の成り行きであり、“さすが大阪”と思わせるものであった。

    そしてその結果、競争が促進され、供給が削減されてバランスを取り戻すという姿が望ましい。
    ここで「初乗り500円」が、値上げになるとどういうことになるだろうか。当該の個人タクシーの収入が増えて近畿運輸局が言うように「適正な利益」がもたらされるだろうか。
    恐らくは逆で、利用する客が減って減収になる可能性の方が高いのではないか。

    Blog『タクシーを語る』に、こんな記事があった。
    (http://footcall.blog24.fc2.com/blog-entry-363.html)

    「平日深夜。繁華街・北新地近くの市道に、客待ちのタクシーが列をなす。一般的な初乗り660円タクシーの運転手(58)は、200m進むのに2時間かかった。『昨秋の金融危機以降、毎月の手取りは4万〜5万円減った。お客さんがおらん分、タクシーも減らしてもらわないかんわ』その脇をすいすい流すワンコインタクシー。信号で止まると客の方から近づき、ドアをたたいた」。

    さらにその記事には「国土交通省近畿運輸局が輸送実績などから算出したところ、大阪府内は緩和以前から約3,800台の供給過剰だった」とあった。

    問題の根源はこの供給過剰3,800台にあるのだ。
    そしてそこに不景気が追い打ちをかけているのである。国交省が業界に強い指導力を持っているのであれば、この供給過剰を何とかするのが先決ではないか。

    そこにメスを入れ、正常な競争条件に戻すべきなのである。
    そういう肝腎なところに手をつけないで、「初乗り料金値上げ」という小手先を弄すると、利用する消費者が損をするばかりか当事者の個人タクシー業者の売り上げも減り始め、結局得をするのは、多くの車数を持つ既存のタクシー会社だけになるだろう。

    そしてまた、こういう問題に新設の消費者庁は一言もないのが、また何とも不可思議である。
    消費者庁は、もっと消費者に利害に敏感であるはずではないか。
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