老人党
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1. 老人を含む、いま弱い立場にいる人の暮らしやすい社会をつくる
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3. 平和と基本的人権を保障する日本国憲法を護る
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【17339】Re: 老人党メルマガ(427)
北極星   運営スタッフ 2012-4-29 7:30:14  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(427) ::: 2012/4/29
    =========================================================================
    【17327】Re:小沢氏無罪    イワオ
    【17330】Re:小沢氏無罪    節松有子
    【17333】Re:小沢判決、無罪  ブンコウ
    【17335】Re:小沢氏無罪    タミゾール
    【17302】Re:日本を考える:正社員ポジションはどこへ usagi65
    【17317】Re:風と香りがないから事故が起こる  ブンコウ
    【17338】オフライン支部便り−2012:須藤正剛さま(4月15日)  笹井明子
    =========================================================================
    【17327】Re: 小沢氏無罪   イワオ 2012-4-27 1:19
     ▼柳沢のたんたんさん:

    >日本には正義が無いと言う事になるであろう。

    本当にギリで日本の司法は踏みとどまったと思います。
    この期に及んでフジTVはどうしても何か意思表示したいらしく、ニュース筆頭には「小沢無罪」を持ってきませんでした。

    TBSは、審査会に告発した人物を出演させ(もちろん顔出しなし)政治家と金の問題がうやむやにされる、と訳の分からんことしゃべらせていました。4億だろうが10億だろうが、賄賂などの不正なお金でない限り政治が所有し、何かの対価で支払うことは罪ではない。まして、ちゃんと報告されているお金。
    -----------------
    【17330】Re:小沢氏無罪   節松有子 2012-4-27 16:12
       七不思議 秘書のみ有罪 陸山会   えいじくん
       古希前に「被告」の肩書 取れました なにげ便太郎 「川柳センクル」

    川柳サイトには色んな考えの人が集まっていて、今回の小沢一郎無罪判決にも、喜ぶ人と怒りをあらわす人両方います。
    小沢一郎については、とにかく、ここ数年悪口ばかりが聞こえてきたが、私は“生活維新”には好感をもった。でも身近にも小沢嫌いな人がいて、「だまされてる」とか言われました…

    話題にお金が付いて回る人のようだけど、それだけに「米の狙いは郵貯と医療で、農業問題はダミーだ」とTPPに関しての小沢一郎の言及には迫力を感じます。
    相手の狙いを見抜き、相手に好きにはさせない政治家は私は悪くはないと思います。
    -----------------
    【17333】Re: 小沢判決、無罪    ブンコウ 2012-4-28 6:33

    「小沢無罪」の判決があった。検察審査会の強制起訴そのものに疑問視する見方もあるなか裁判官の判決内容も、お茶の間暇老人の勝手な思いだが、「小沢さんよ、やはり胡散臭いけど、共謀罪として刑事責任は問えないから無罪としたんだよ。国民の皆さんの心情は、小沢さんにとってどう転ぶかはわからないよ。」

    とよくぞ玉虫色にまとめたと言わんばかりにご満悦である。が加えてこう諭してほしかった「政治資金規正法はざる法じゃあないの。小沢さん あなたの発議らしいけどしっかり議論して今後のためにもつくリ直したほうがいいよ。裁判制度に市民参加が良好に作用しているように、無作為の有権市民ボランティアも法作成に参加させてはどうかね。」
    よく刑事裁判では諭す場面がよくあるが今回はなかったのはお茶の間族としてはものたりなかった。

    国会議員さんは、やはり 国のため、お国(郷土)のため 尽くす立派な人達であることは、民主主義下ではかわらない。個々の議員さんに直接会うとやはりオーラを感ずる。そんな偉い人達が200人近くも小沢さんの支持者だと思うと、相当な「大物」である。そして、官僚体制の行き詰まりへの改革へ一番影響力がありそうなことは、お茶の間老人にもわかる。
    「小粒」な野党党首の遠吠えに左右されることなく、政権中枢でひとまず 国民の生活第一 を具体的に遂行してほしいの
    である。下記サイトもそうであるが、知的な解説だけでは物足りないのだ。
    http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/
    -----------------
    【17335】Re: 小沢氏無罪    タミゾール 2012-4-28 8:14
     ▼イワオさん:おはようございます

    喜びに水を差すようでうが、私はがっかりしました。
    検察もいけないが、裁判所だっておかしいんじゃあないのかって疑ってる。
    国旗・国歌の判決も、東京空襲の被害者への裁判をみてもそう思うのですね。

    もともと小沢さんが好きでないので偏見がるのでしょうが、「収支報告書に計上する必要性を認識していなかった可能性がある」って判決文はどう見ても妙だ。政治改革の主体として自分が作ったような法律の趣旨を小沢さんが知らないわけがない。立法府のドンが法律を知らないんだったら、市民は全員無罪になろう。

    また、ホントに認識してなかったとしたならば、そんな間抜けな政治家に国のかじ取りは無理であろう。
    3秘書の裁判は未決にしても、有罪の可能性は大である。その責任は重大であろう。
    小沢さん頼みでなく、各政治家諸氏が自立して、考えて、国民のリーダーとしてしっかりしてよ。高い歳費とスタッフを用意してるんですぜ。(家族を政策秘書にしちゃあいかんよ)小沢さん死んじゃったらどうすんのよ。体悪いんだし。

    とりあえず、次の代表選に出て、当選して首相の座をつかみお手並み拝見と行きたいものだ。
    でも、国会では政策でなく、政治資金の質問がバンバン来ることは必至である。耐え抜く力があるだろうか。
    -----------------
    【17302】Re:日本を考える:正社員ポジションはどこへ usagi65 2012-4-22 12:25

    多くのみなさんに正社員に関する ちきりんさん のデーターとグラフを見ていただき、よかったと思います。
    珠さんにURLを貼っていただいてグラフもカラーでわかりやすくなりましたね。
    こういうことはまだまだ未熟でこれから努力したいと思います。

    さてこのデーターの比較から、若い人の正社員のポジションは女性と高齢者に移動していることが分かりました。
    驚きでした!私はその理由を自分なりに考えてみました。女性は結婚年齢が私の時代にくらべれば10歳ぐらい上がっているので、昔は寿退社で若い人へ移行していた職が移行しない。

    また、寿退社自身が減って子育てしながら働く女性が増えた。
    女性の大学進学率が上がり女性の正社員としての社会進出が進んできた。
    高齢者は60歳からの年金受給が望めなくなり、どんどん受給年齢が上がっていく。

    また年金額自体が減らされるのではないかという不安がある。
    政府も企業に対して65歳まで働かせるようにという指導をしている。
    かたや日本の経済は低迷し正社員の絶対数は増えることは無くこれからは海外に出て行く企業が増えれば減る傾向にある。

    そのしわ寄せを押し付けられたのが若い人たちであるということです。
    若い人へ振り向けられた正社員数自体が少ないという現実は、学生の努力では乗り越えられないものです。
    高校、大学を卒業した学生が安定した正社員になれなければ、結婚も子供も、また安定した消費も望めないと思います。

    さて、ではこれを解決するにはどうしたらいいのでしょうか?私の考えは、正社員の絶対数をなんとかして増やすしかない。そして高齢者はなるべく若い人に仕事を譲るというのが基本です。高齢者は働くとしても正社員ではなく非正規労働者として働くというものです。年金受給資格も取得しているのですから、高齢者こそ非正規労働者でいいと思います。

    正社員の絶対数を増やすにはどうしたら?
    1. やはり厳しいでしょうが企業努力により業績を上げ社員数を増やす
    2. 少子高齢化のニーズにあう新しい企業の創立をめざす
    3. 新しい自然エネルギーの開発に政府をあげて推進しそこに雇用を生む

    4.介護事業にはもう少し公的資金を入れ職員の待遇改善をし職員数を増やす
    5. 円高は日本の企業が海外に出て行くことになり日本人の職がなくなるということなので、
      政府は責任を持って円高を阻止する。

    6. 食の安全、安定した供給は日本人が望んでいるものであり、又農業に関心のある若者も多い。
      しかし耕作放棄農地が多くあるにもかかわらず農業が出来にくいのが現状。
      これは農地に関する規制が阻んでいるのでしょうから規制を取り払って欲しい。

    7. 女性の社会進出は WインカムーTWOキッズ を推奨するという理由でこれからも進んでいくと見ます。
      そうなると2項と重なりますが保育に関する雇用は増えることになります。
    -----------------
    【17317】Re:風と香りがないから事故が起こる ブンコウ 2012-4-24 18:51

    京都の18歳の無謀運転事故、どうしょうもないね、罰則を厳しくするほかないね、と 朝8時15分から番組、あさいちも取り上げている。少年は無免許のようだ。同乗の2人もほう助罪で逮捕された。この頃、よく どこそこ大学教授とか、学者がよく顔をだす。今回も「危険学」とか表して出ていた。

    が なにかちがうなあとおもってしまうのだ。教えるというのは、身の安全なところから、自分に降りかからないように、知的に、人格豊かに、論理だって 聞く方からすれば 講釈だ。
    もうひとつ、罰則強化も多罪との兼ね合いでああでもないこうでもないとなっていく。いずれにしろ、反発を招く。

    一番の問題は周りのほう助にある。規則やら倫理やらは、守らなければならないという意識高揚というよりは、風やにおいのような感覚で無意識の意識みたいなもので、「無免許なんてだめだ」と風のごとく発する、自然と発するのが先だろう。
    そこで問題はその空気ってどういうときに生まれるだろうかというこになる。

    通っていた高校長は「高校生はそのようなことをする子とはおもえなかった」通学生の小学校長は「防ぎようがなかった」と悲しみにくれた。ただ道路の制限速度40キロから30キロにさげるように自治体に地域住民が求めていたが受け付けてもらえなかったとの話しも聞く。

    関係者のリスク管理を「おまかせ」にする距離を置いた優等生のようないつものとおりの対応だ。
    どうして いい風の中におれないのか、いい香りのなかにおれないのか。
    わたしは、大上段に構えて、国家政策のなにかしら原因するのではないかといいたい。

    国民が国家になんか無意識の感謝だ。以前イギリスと比較して水道水のフッ素投入で国民の虫歯の少なさをあげたことがあった。いまの日本は、ぎゃーぎゃー追いたてていないか、どちらかというと、潜在的に反発を誘発しているのではないか。
    学校での学力競争も希望が軸にあらねばならないし、そして作家村上龍の13歳からのハローワークではないが早くから安心な展望を自分に描くよう“風”を自然に呼ぶのだ。

    ついでだが、お金持ち優遇も度を越している。エコカー減税でなどもなくてもいい。
    医療控除だって、確定申告で還付金がでても還付はない。お金持ちは満額控除になっているのは平等ではないのだ。
    税金を納めない者を切り捨てることにならないか。ある国では還付しているのだ。

    風に吹かれながら、いい香りに包まれて、国家に(無意識)に感謝するものを探そう。それが事件事故の解決に繋がるのだ。
    -----------------
    【17338】オフライン支部便り−2012: 須藤正剛さま(4月15日)  笹井明子 2012-4-28 16:48

    「危機管理が嘲笑っている」

    人間は矛盾した生きものかもしれない。失敗して学び、再度同じ失敗はしないかというと、同じケースで同じ失敗を繰り返す。経験は学問に勝るというが、つまりは経験は活かされていないということになる。
    どれほど痛い思いをしたのか。身に迫って何を失ったか。取り返しのつかないことをしたのか、しなかったのか。
    政治の世界でその大小にかかわらず、曖昧になっている。

    田中防衛大臣は就任させた方の人選ミス。答弁させる方が可哀想な体たらくで痛々しいばかりだ。
    国会中継を見ていてよく思う。閣僚の答弁をみると、その人格や適正が判断されることが多い。玄葉外務大臣も我が国の外交が三流だといわれることに甘んじているかのようで、緻密さやスケールの大きさが見られない。

    軍備と外交は二心同体だとすれば、北朝鮮の長距離弾道ミサイルにどう対処したのか。幸いにして案じられたそのミサイルは、騒いだほどの精度のものではなく、線香花火に終わったが、ドタバタを演じたのは官邸と自衛隊、自治体だった。混乱の極みで、情報が錯綜して、運動会の玉入れ状態。

    発射されて10分ほどで沖縄上空に達するミサイル情報を官邸が発表したのは、その48分後だった。国民への情報伝達も韓国に先を越されている。日本の危機管理はどうなっているのか。野党に格好のネタ提供だけで済む話ではない。
    責任逃れが余りにも多かったのではないか。後からもっともらしい言い訳がついてまわった。

    3月31日現在、次期衆議院議員の全国立候補予定者の発表が報道された。計876人のうち女性は110人。ねじれ国会や既成政党への不信感、橋下「大阪維新の会」の動向に注目したいと思った。石原都知事との昼食会も報じられている。

    消費税増税で党内を纏め切れなかった与党執行部に対して、裁判結果待ちの、民主党元代表の小沢一郎信仰者で、当役職者の辞任が続いた。『豪腕・ぶち壊し屋』の威力発揮かとも思うが、民主党内閣それ自体の与党機能が低下し、身動きできない状態のいま陰でゴソゴソは、院政の隠田狩りとしても大人気ないと思う。

    国民新党の亀井代表の解任劇も、国民不在の小競り合いだ。亀井代表は一人芝居で孤立状態だったとも報じられていた。
    衆参8人の議員構成で内輪もめとは、政治家以前の話である。

    野田佳彦総理に求められるのは、もっと国民に歩み寄り、さらに濃やかに現実の暮らしを学ぶことだ。新幹線ではなく各駅停車の鈍行に乗って、それがどんな姿でどんな動きや営みをしているのかを、身をもって知る政治姿勢だ。組織が巨大化すると、勘違いや怠慢や、嘘や無視などがボロボロと出てくる。

    原発事故では、想定外のような側面もあったという意見もあるが、東京電力も含めて組織のそんな負の塊が、収拾のつかない後始末へと、日々に噴出しているのではないか。冬の寒さは簡単に想像がつくが、現地の仮設住宅の壁面には断熱材が使用されていない。風呂を焚いても5分ほどですぐ冷める環境だ。形が整っても内容は杜撰そのものだ。『寒いだろう』や『大変だろう』と釘一本板一枚を使ってでも被災者を助ける姿勢がすっぽりと抜け落ちている。心して欲しい。

    総理大臣にはまた日本のトップセールスとして、諸外国にはどんどん出かけてもらいたい。
    諸外国の指導者たちは、他国へのさまざまな働きかけに自国の未来を描いている。ただし元首相経験者だからと、その代理はさせないことである。イランまでのこのこと出かけていって大統領と会談してとんだ恥をかいた人もいた。

    母親から振り込まれた巨額の「子供手当て」を、知らなかったと言った人だ。
    高額な税金を使ってまで、国外には出てもらいたくない。
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【17300】老人党メルマガ(426)
北極星   運営スタッフ 2012-4-22 7:26:40  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(426) ::: 2012/4/22
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    【17260】Re:日本を考える:原発に頼らない町へ      usagi65
    【17267】Re:日本を考える:原発に頼らない町へ ???    kounosuke
    【17262】Re:日本を考える:親方日の丸 節松有子
    【17199】Re:日本を考える:親方日の丸  タミゾール
    【17282】Re:政権を出た派遣村村長、湯浅誠と国政に野望を抱く大阪市長、橋下徹 ブンコウ
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    【17260】Re:日本を考える:原発に頼らない町へ   usagi65 2012-4-17 8:52

    今日の東京新聞の社説です
    原発を抱える市町村がここへきてやっと原発に頼らない町にするため将来像を模索始めたようです。

    まだまだ福井県知事のように、「新幹線欲しい、交付金欲しい、雇用欲しい、でも責任は政府がとってほしい」という知事がいるのも事実ですが、御前崎町のように真剣に住民と原発をなくしてもやっていける町を考え始めています。
    私たちはこういう地域を応援したいですね。

    交付金が欲しくて再稼動や誘致をしてきた市町村が、安全、安心を重要視し断るようになれば、電力会社は他の方法で電力を考えなければならなくなる。

    2012年4月17日 東京新聞社説
    浜岡原発を抱える静岡県御前崎市長選で三選を果たした現職は、再稼働の判断も原発後のまちづくりも先送りした。
    国策の原発を地域の問題として考えなければならない不条理がそこにある。
    東海地震の震源域の真上に位置する浜岡原発は、昨年五月に国が運転を停止させた。
    最大二一メートルの津波が押し寄せる新たな推計も発表され、住民らの不安は募る。

    御前崎市長選・市議選では再稼働をめぐる各候補の訴えが注目された。
    市長選の二新人は、それぞれ「任期中は同意しない」「永久停止と廃炉」と主張し、争点に位置付けた。
    現職の石原茂雄氏(64)も原発に頼らないまちづくりの必要性は分かっていた。
    しかし、再稼働の是非について言及を避け「市民対話の中で誤りのない方向を見いだしていく」と言葉を選んだ。

    浜岡が早期に再稼働できるなんて思っていない。でも廃炉にせよとまでは言えない−。
    原発が産業になってきた“町”は未来をまだ決めかねているようだ。
    住民たちはポスト原発のまちづくりをどう考え、御前崎の未来図をどう描くかを知りたかったはずだ。
    政府の大方針はないのだから、難しいことではある。しかし、選挙は意見を戦わせる場でもあったはずだ。

    フクシマ以降、原発の新設や増設計画がある福島県や鹿児島県の四自治体が電源三法交付金の申請を辞退した。
    脱原発と同時に、自分たちの未来を拓(ひら)くためだ。茨城県東海村を含む首長らが呼び掛けた「脱原発をめざす首長会議」(仮称)も設立される。原発を地方自治の問題として考え直す動きは広がっている。

    政府の動きはいかにも遅い。逆に再稼働を急いでいる。原発立地自治体は原発後の将来ビジョンを描くことはできる。
    いや、描く時が来たと言ってもいい。

    一つ提案をしよう。中部電力は浜岡1、2号機の廃炉を御前崎市の協力を得て成し遂げなければならない。
    両者には長い関係がある。廃炉をビジネスとしつつ、将来的に風力などの新エネルギー拠点ともなり得るのではないか。
    常磐炭鉱が閉山した福島県いわき市や新日鉄が高炉停止した岩手県釜石市が再生できたのは企業との共生があったからだ。

    原発マネーによる豊かさは、大きなリスクを伴うと思い知らされた。代わりに安全・安心という豊かさを求めよう。
    どの立地地域でも同じ思いであるだろう。
    -----------------
    【17267】Re: 日本を考える:原発に頼らない町へ ???   kounosuke 2012-4-17 22:45 
     ▼usagi65 さん:

    かっくるさんが取り出してくれた 中日新聞社説を読みましたが、石原御前崎市長が原発に頼らない町を推進するなんて私には読みとれませんでしたが・・・選挙の相手は「任期中には同意しない」「永久停止と廃炉」と言っていましたが、石原さんは再稼動の是非について言及をさけていました。

    御前崎市は原発交付金が税収の70%位有るそうです。
    だから「脱原発」と言えなかったと思いますが、浜岡原発から3kmの牧の原市長は「脱原発」とはっきり言っています。
    議会も同様です。4月16日(土)選挙前に浜松で集会に参加していまして、皆んなの注目は原発反対派がどれくらい票をのばせるか?という話でした。

    仙石さんは原発がなくなると「集団自殺に向かっている」と言っていましたが、
    私は「原発容認」を選んだ御前崎市民が「集団自殺に向かっている」ように感じました。
    原発があるかぎり、第2の福島の可能性がつきまといます。
    -----------------
    【17262】Re:日本を考える:親方日の丸  節松有子 2012-4-17 9:46
     ▼タミゾールさん:こんにちは

    郷里(過疎地)の方へ用件ができ出かけていて昨日帰ってきたところです。
    向こうは空が広くて空気はきれい、水は井戸からで土地代も安い、職が見つかれば若い人に暮らしをすすめたいですね。
    橋下氏が政治家として出て来る前にバラク・オバマの「マイ・ドリーム」を読みました。彼は黒人。
    あの国で黒人が大統領になるなんて考えられないことだった。

    ハーバードのロースクールにいた時に書いた「マイ・ドリーム」の中でケニアを訪ね、プレートも付けられてない貧しい父親の墓に涙しケニアの苦悩について語りかける…

    〜これまでの自分の人生はすべて、海のこちらのこの小さな土地に繋っていて、心に感じた痛みは父の痛みであり、自分の疑念はきょうだいの疑念、彼らの苦悩は自分が生れながらにして受け継いだものであり、自分にとって大切なものは、単なる知性や義務といったことではなく、言葉で表現できるものではないということにオバマは気づいた。

    涙は枯れて、穏やかな心になっていた。〜
    の文章があります。
    オバマのことを何もかも良いなどとは思ってないけど、自分の出自を直視しそれを乗り越えたその人格には、国が違う者にも親近感を感じさせるものがありますね。

    政治家の人格って、私には大切な要素の一つです。本人から伝わらないときはネットからでも、全部鵜呑みにはしないですけれども知りたいです。
    -----------------
    【17199】Re: 日本を考える:親方日の丸  タミゾール 2012-4-11 9:56
     節松有子さん:おはようございます

    私も真似して川柳を。
    「地方自治 進めてみれば 地域エゴ」

    被災地のがれきを受け入れたくないってダダをごねてる地域の人たちや市民運動を見てると、絶望的になる。
    国があまりに信用ならないからですが、この地域だって伊勢湾台風のときどれだけ他地域に世話になったのだろうか。
    同じ国、国民何だろうか。東海地区は東北との感覚的なつながりは小さいですが、あまりにも自閉的でうすきみわるい。いくら、国の旗振って歌うたっても効き目は無い。

    世界中の悲劇や災害への反応だってみじめですが(一部個々に貢献してる日本人や日本出身者には頭が下がりますが)、まず、地域というのはわかるが、とりあえず同じ国のことぐらい背負ってもいいだろう。
    地方自治も道州制もけっこうだが、こういうエゴ丸出しの根性も透けて見える。道州制もどうせ、大阪、博多、名古屋、仙台、札幌などの中核都市への一極集中が進み、東京の問題が拡大再生産するだけみたいな気もする。

    市民レベルでさまざまな共助精神が猫の目のように張りめぐされつつあることは心強く、楽しいですが、それを全体としてどう結び付け、システムとしても有効に稼働させていくのか。その現場で問題の本質を体感し、学び、問題意識をもってる連中の中から、代表を選出し、政治運動としても大きなうねりを作っていくことが大事なんだって思う

    その時期が来てないのか、思想としてまで昇華できてないのか、わかりませんが、怒りを形に変えて地道に動き出してるって思うし、応援したい。
    フランスでは日本でも高齢者と同居する若者に、安い住居費を提供し、一方高齢者には孤立を防ぐ社会システムがありますね。このように、予算をかけずとも今ある資源を有効に使うような方法を編み出していきたいですね。

    優秀な高校生がアメリカの大学で優れた教育を受けに行くニュースをみた。膨大な税金を投入してこれまで教育して、アメリカにとられちゃう。日本に戻る気もあまりないそうだ。かかった、公的な教育予算ぐらい返してよ。「日本の大学いっても、大教室で講義聴いて、バイトとサークルに明け暮れ、3年生になったら就活に忙殺される」っていってた。

    かなり本質ついてる。ただ、日本の大学教育も少人数化が進んだり、授業改善は行われてるので違うんだけどな。アメリカの学生だって、ハードな課題の中バイトぐらいはしてるんだけどな。仕送りバッチリの特権的な状況(日本の中上流家庭とみた)を、日本社会に保障されてるからできるんだよ。

    ただ、東京への仕送り考えると、ウィスコンシン州立大学は変わんないんだそうです。どうでもいが、日本おかげもあるってことも忘れてほしくない。
    公務員は命令でなく、奉仕するのですね。(はず)勝手に憲法をつくっちゃあいかんですね。異常です。このことば。

    こうした前途有望(アメリカで潰れる可能性も大)な若者が、この列島内で、金儲け以外のやりがいを見いだせるような取り組みがいる。少しひがみでしたね。 
    -----------------
    【17282】Re:政権を出た派遣村村長、湯浅誠と国政に野望を抱く大阪市長、橋下徹 ブンコウ 2012-4-19 20:47

    お茶の間暇老人として、思いつきに一喜一憂することが多い。今回はこれはいけるぞと思った。NHK大河ドラマ「平清盛」をみながら我ながらよく思いついたものだと悦に入っている。

       橋下徹を平清盛とし、湯浅誠を西行としてみる

    湯浅誠さんは、4月13日の朝日新聞朝刊15面オピニオンの最後に「すくなくとも今は、社会運動家として何ができるか、そのことで頭が一杯です。日本の民主主義の現状は危機的です。
    ”おまかせ”の回路をなんとしても変えたい。主権者としての力を示したい。」とインタビュうに答えている。

    橋下市長はというと、選挙で選ばれたという民意を盾に地方行政の改革をスピーディーに断をくだし、今までのなあなあ行政に大ナタを振るっている。やはり現場の改革のことゆえ、様々な悲鳴も聞こえる。
    が今のところ良い方が目立っているのではないか。が大阪都など構築には中央集権体制の強固な壁があり、法の改正をと「大阪維新」として国政に出ていこうとしている。平清盛のように太政大臣までいくかはあやしいが。

    政府に入っての経験を社会運動家として役立たせたいと湯浅誠さんは言われるが、わかりやすい言葉でお茶の間に向けてしゃべってほしい。うまくいけば、橋下徹さんと相乗協和音を発するかもしれない。
    テレビは今日も、認知症予防には日記をつけるといいと言っている。
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【17238】老人党メルマガ(425)
北極星   運営スタッフ 2012-4-15 6:27:41  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(425) ::: 2012/4/15
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    【打てば響く】ぼくは怒っている   なだいなだ
    【17207】Re:日本を考える:留学生 usagi65
    【17194】消費税政局、よい増税vs悪い増税    かっくるなかしま
    【17204】Re:映画「孔子」と「怒りの葡萄」つづき  ブンコウ
    【17199】Re:日本を考える:親方日の丸       タミゾール
    =========================================================================
    【打てば響く】ぼくは怒っている なだいなだ 12/4/10

    消費者物価が下がっているだと!たわごとだ。
    こんなヴァーチャルな数字に騙されるな!コメとコンピュータと自動車を足して割って、物価の平均だと。
    消費者物価がデフレで下がった分、公務員給与を下げ、それに比例して年金を下げるということだ。

    驚いたことに、年金(ぼくは貰っていない)受給者の老人たちから、強力な反対意見が現れない。
    みな、諦めムードなのだろうか。これではますますデフレになるばかりだ。消費者物価が下がっているなどと、いっている政治家官僚は、どこに目をつけているのだろう。スーパーに買い物に行ってみろ。

    はっきりしているのは、かれらが現実には目を向けていないことだ。
    自動車だとかコンピュータだとか、数年に一度(ぼくなど自動車は10数年に一度だ)の買う物と、
    コメだとか野菜だとか毎日買うものを混ぜて出したヴァーチャルな平均の数値だけを見ていっているのだろう。

    庶民の感覚、毎日生きるために買い物をしているものの感覚では、ガソリンが値上がりし、野菜も値上がりし、肉も魚も値上がりし、値上がりの瞬間風速は、もう大変なインフレといっていい。

    このあいだ、ゆとり教育で、数学の基礎ができていない大学生が増えたと、数学者が記者会見を開いて、警告していた。
    その問題の一つが平均の問題だった。
    「あるグループの平均値は、グループの大多数の値に一致する。正しいか、間違いか」
    正解は間違いだが、最近の大学生は正しいと答えるそうだ。

    この数学者たちは、コントロールをとったのだろうか。それとも大学生にだけ質問して、ゆとり教育の結果学力が低下したと結論したのだろうか。ぼくは、この数学者の学力がかなり低下していることを憂えた。
    コントロールの値と比べないで結論を出すなんて研究者として論外だ。実は、この問題には、多くの人が引っかかるのだ。

    大金持ちが仲間にくわわると、そのグループの平均所得は実感より上の方にずれる。それなのに、大多数がその所得だと思い違いしているものが多い。政治家官僚に特に多いのだ。日銀総裁に同じ質問をしたらどうだろう。
    間違いに気が付けば、年間1%のインフレ等という努力目標を、持ち出すはずがない。

    日銀が円の守護者でなくなるのなら、総裁の給料を返上しなさい。
    喜んでいるのは大企業のための政治家、自称どじょう総理大臣くらいだ。庶民はインフレに大反対だ。
    インフレ率1%。定期預金の利率を据え置くなら、庶民の貯金は確実に1%目減りする勘定だ。だれが賛成する。

    アダムスミスは、経済の目的は、国民の大多数を富ませることであって、平均値で富ませることではない。
    国民の大多数を富ませることであって、国を富ませることではない。国を強くすることでもない、と考えていた。
    倫理感の強いどころか、倫理学の教授であったアダムスミスを読み直してみるがいい。

    「一将功なりて万骨枯る」ではいけない、国が富んで、国民の大多数が疲弊するのはいけない。
    アメリカの住民は宗主国の王様を富ませるためにあるのではない。
    独立しなさいと、自身は英国民であったかれが、アメリカに独立を勧めたのだ。

    国民飢えて、ロケット上がるの北朝鮮のことを、インフレを目標とすると口走る今の日本の指導者が批判できるか。
    あまり腹が立ったので、すこしまとまりがなくなった。でも、もう少し、みなも怒った方がいい。
    -----------------
    【17207】Re: 日本を考える:留学生 usagi65 2012-4-11 14:25
     ▼タミゾールさん:こんにちは

    お忙しいのにまめに投稿しておられて感心します
    日本人の海外への留学生が日本に戻ってこないというのは日本の企業に問題があるからではないでしょうか。日本の電気メーカーの凋落振りはアジア勢が元気だというのではなく「失敗学の本質」にもありましたように、日本の大企業がいままでの成功体験に依存し現場の声を反映できず、リスクをとらずチャレンジできない、この結果のように思います。

    それに硬直化した組織で現場の声はトップに届くのに時間がかかりすぎて変化についていけない。
    これでは留学生は帰ってきませんよ。アメリカのスピード感のある経営を学んでいるわけですから。
    ただ私は日本からの留学生はアメリカだけでなくヨーロッパにもアジアにも沢山行って欲しいと思っています。
    一所ではなくあちこち行ってくれることを望みたい。

    そうすることで、やっとあらゆる意味で日本を改革できる人材が揃うのではないかと思っています。
    トヨタ系の自動車会社で働いているイタリア人の若者は
    「30歳までは世界中の自動車会社で働きたい。それから自国の自動車会社で仕事をする」と言っています。

    世界の有名なメーカーで、いろんな経験を積んでイタリアに帰って仕事ができる会社がイタリアにはあるんですね。
    だから考え方のスケールが違う。ほんとはトヨタやホンダには日本人の世界のメーカーで仕事をしてきたエンジニーアやデザイナーがいないと海外に売れるクルマはできないということですね。

    韓国はいち早くそれに気がつき優秀な人材を海外から連れてきて今ではすごい勢いです。同じ会社で働く日本びいきのフランス人の技術者の若者が「大丈夫!トヨタも変わりつつあります。大丈夫ですよ!」と言ってくれましたが・・・(笑)
    -----------------
    【17194】消費税政局、よい増税vs悪い増税   かっくるなかしま 2012-4-10 17:59 (編集)

    見出しとは違うが、ネット上での、池田信夫氏vs橋下市長、この論争がホットであり、内容的にも「有益」(後述)である。
    http://blogos.com/article/36167/?axis=&p=1
    (ブロゴス、橋下、「池田氏の知識部分については同意である。しかし、…」、2012/4/9)経済)
    - 誹謗中傷や揚げ足取りに終始した文系学者バカとの論争もどきとは、次元を異にしている。

    - 池田氏は、文系でも経済学であるし、(注記、情報通信産業に関する著作が多いから、経済学でも経営学、もしくはミクロ経済学)その論調は、構造改革派/新自由主義にカテゴライズされてきたと観る。
    - なお、池田氏、橋下氏、いずれにも共通する得意芸は、論敵への罵りというところであろう(笑

    「体制維新―大阪都」(文春新書、橋下・堺屋)での、橋下氏からの強いメッセージは、一言でいえば、政治家は制度を、行政は政策を、と役割/担当/管掌を分かつことであった。
    上記の池田氏と橋下氏の論争では、橋下氏は、本質論、技術論と違う表現を用いているが、同じことである(↓)。

    -   政治家が制度と本質論を考え、行政は政策と技術論を考え執行する。・・・★★
    >> まず議論について、政治論としては本質論と技術論を分けなければならない。政治がやるのは本質論。行政がやるのが技術論。本質論には本質論で答えなければならない

    池田氏と橋下氏とは、★★の箇所ですれ違いを見せているということ。一方、橋下氏は、これまでの学者からの批判とは異なり、池田氏が政策、技術論で応じてきているその箇所については、高く評価しているというわけだ。
    (であるが故に、すれ違いがあっても、有益なやりとりになっている)

    見出しの消費税政局、よい増税vs悪い増税であるが、目下の野田政権による増税を、筆者(私)はよくない、と観ているわけだが、それは脇に置いておき、今回の池田-橋下論争の過程で、有益な見識がきちんと示されていると思われるのが、大阪市特別顧問として政策立案に関与している土居丈朗氏(慶応大学、公共経済学)による、こちら(↓)である。
    http://agora-web.jp/archives/1446880.html

    (アゴラ、土居、「消費税の地方税化、私ならこう考える」、2012/4/9)
    http://blogos.com/article/36220/
    (ブロゴス、土居氏による同じ内容)

    社会保障の財源の構造がどうなっているかを前段で概観するとともに、(有益)
    中段で土居教授が指摘する、今の社会保障の税源からみた問題とは、こちら(↓)だ。

    >> …社会保障給付財源の現状における問題点は、
    >>(1)「地方負担」といいながら純粋に地方税での負担になっていないこと、
    >>(2)「国庫負担」といいながら赤字国債で負担を先送りしていること、
    >>(3)社会保障の給付と負担に世代間格差がありながら、高齢者(特に高所得者)の保険料負担を軽減していること、
    >>(4)社会保障財源の負担にまつわる地域間格差を是正する仕組みとして
    >> 地方交付税と国庫負担における地域間調整の2つがあるが役割が複雑・不明確で、逆に地域別に見た受益と
    >> 負担の関係が不明確になっていること、が財源面からみて挙げられる

    - 注記、意見を異にするところもあるのだが、逸れるので脇に置いておく。
    - また、後段の「消費税の地方税化、私ならこう考える」の内容紹介は、以下では割愛とするので、
    各自、ご関心に応じて参照されたし。

    そして、実際に野田政権が行おうとしている増税は、どういう内容になっているのかと言えば、土居教授の視点では、こういうことになる(↓)。
    >>現在の野田内閣では、図1に示したように、上記の問題点の(2)を主とし、(1)の若干部分を解決すべく「社会保障・税一体改革」を進めるべく、消費税増税を提起した

    - 国庫負担のうちの赤字国債による充当分を減らすところから着手していることになる。(「増税FAQ」での、東京新聞解説を、併せ参照されたし)

    そして、池田-橋下論争に見られる両者の最大のすれ違い箇所が、どこにあるかといえば、
    土居教授の4つの指摘のうち、とりわけ4)となる。
    >> (4)社会保障財源の負担にまつわる地域間格差を是正する仕組みとして地方交付税と国庫負担における地域間調整の2つがあるが役割が複雑・不明確で、逆に地域別に見た受益と負担の関係が不明確になっていること、

    これ(↑)について、橋下氏は、こういう表現で言及しているわけだ(↓)。
    - 受益と負担の関係を明確にする、という箇所である。
    >> 国と地方の役割分担を明確化し、国の仕事をもっと絞り、国政エネルギーがきちんと国政に向かうようにするためだ。
    >> そして地方には責任を負わせ受益と負担の関係を明確化し、地方全体の財政規律を徹底化させる。この道州制を本気でやろうと思えば、地方財政の自立がどうしても必要である

    内容的に有益だ、と冒頭で申し上げたが、有益の意味とは、問題の所在がクリアであるということ、意見の相違がどこに起因するかもクリアであるということ、消費税政局の中で起きていることを理解する上で必要な知見や見識が網羅されているということetcである。

    こうしたことが現在進行形での論争であるし、そうしたことが起こるのは、大阪都構想の中で、学者と実務家、行政と政治家のコラボレーションが進行してきているから。

    - 自分などは、おそらくは視点が池田氏寄りで、つまり、(政治家の本業が権益の調整であることを知りつつも)政治家に政策を求めてしまうほうであるから、自分の理解の範疇を超えているということで、橋下構想に分からなさがあったことも事実。

    -    橋下氏の流儀に違和感を覚えるという感覚があってもおかしくないと思う。なぜなら、我々は、戦後、東西冷戦期の自民一党体制や、反対のための野党といった構図に長らく慣れ親しんでいたわけであるし、ひょっとしたら、議会制民主主義がまともに機能するという姿がどういうものかを、あまり目撃、経験していなかったのかもしれないからだ。

    ps.
    外観的に分かりにくかった国民新党の分裂であるが、ttp://blogos.com/article/35900/
    (ブロゴス、亀井亜希子、「国民新党で起きたこと(1)」、2012/4/6)
    -    亀井亜希子さんは、しっかりしているし、外観的にも好きです、私は(笑

    郵政民営化見直し法案があったので、どういうことなのか?
    その法案が提出されるのに、お二人の亀井さんが慎重になっていたことは何故だろう?と思っていたのだが、
    こういうことであったのなら、分かります。

    http://diamond.jp/articles/-/16960?page=3
    (ダイヤモンド、高橋、「すでに「増税翼賛会」は形成されている」、2012/4/6)
    >> 自民党は3月27日の総務会で、小泉純一郎元首相が進めた路線を見直す郵政民営化見直し法案を了承し、党方針として正式に決めた。
    >> 見直し法案は、現行法が定めた郵政事業の完全民営化を見直す内容であり、05年の郵政選挙を圧勝したかつての党の看板を外す自民党の「公約」転換だ。

    >> 総務会では、元首相の次男、小泉進次郎青年局長や中川秀直元幹事長、菅義偉元総務相の3人が反対したが、自民党は押し切った。
    >> 自民党は、郵政民営化見直しについて、党内の反対を押し切ってまで公約を変更したので、民主党に対しても党内反対派である小沢グループを切り捨て、公約を変更せよといっているわけだ

    公約と公約のバーターか。凄いな。
    - しかし、野田さんは小沢グループを切り捨てられるのか。
    -    4.26では小沢さんの無罪判決が出ると(誰しもが)予想するところなのだろうに。
    -----------------
    【17204】Re:映画「孔子」と「怒りの葡萄」 つづき  ブンコウ 2012-4-11 13:36

    日本は、明治維新で富国強兵と欧米資本国家に追いつこうと、情報統制の「お上頼り」で国民を統一し、戦争まで突入するも敗戦となる。その後はアメリカ資本主義国家の先鋭基地として経済的な発展をしてきた。

    アメリカからすれば、日本の官僚中央集権独裁体制は日本の民主主義統治国家のもとでは一歩も譲れない一線だろう。
    単一民族としての国民の甘えた平等感などこ吹く風といわんばかりだ。お金持ち投資家層の果てしなき欲望へと導く。

    グローバル世界の日本にはそれが最善の姿かもしれない。(孔子の目指す覇権国家の)中国と(怒りの葡萄に見る)アメリカ市民資本国家がぶつかる時、日本の見捨てられた下層市民はどこへいけばいいのか。
    いま「選民」意識が、テレビドラマに見られるような気がしてならない。

    今日もまた、ネットに向き合いすぎを下記サイトに注意されそうだ。
    http://j.people.com.cn/94475/7781150.html
    妄想暇老人より
    -----------------
    【17199】Re:日本を考える:親方日の丸  タミゾール 2012-4-11 9:56
     ▼節松有子さん:おはようございます

     私も真似して川柳を。

     「地方自治 進めてみれば 地域エゴ」

    被災地のがれきを受け入れたくないってダダをごねてる地域の人たちや市民運動を見てると、絶望的になる。
    国があまりに信用ならないからですが、この地域だって伊勢湾台風のときどれだけ他地域に世話になったのだろうか。
    同じ国、国民何だろうか。東海地区は東北との感覚的なつながりは小さいですが、あまりにも自閉的でうすきみわるい。いくら、国の旗振って歌うたっても効き目は無い。

    世界中の悲劇や災害への反応だってみじめですが(一部個々に貢献してる日本人や日本出身者には頭が下がりますが)、まず、地域というのはわかるが、とりあえず同じ国のことぐらい背負ってもいいだろう。
    地方自治も道州制もけっこうだが、こういうエゴ丸出しの根性も透けて見える。道州制もどうせ、大阪、博多、名古屋、仙台、札幌などの中核都市への一極集中が進み、東京の問題が拡大再生産するだけみたいな気もする。

    市民レベルでさまざまな共助精神が猫の目のように張りめぐされつつあることは心強く、楽しいですが、それを全体としてどう結び付け、システムとしても有効に稼働させていくのか。その現場で問題の本質を体感し、学び、問題意識をもってる連中の中から、代表を選出し、政治運動としても大きなうねりを作っていくことが大事なんだって思う。その時期が来てないのか、思想としてまで昇華できてないのか、わかりませんが、怒りを形に変えて地道に動き出してるって思うし、応援したい。

    フランスでは日本でも高齢者と同居する若者に、安い住居費を提供し、一方高齢者には孤立を防ぐ社会システムがありますね。このように、予算をかけずとも今ある資源を有効に使うような方法を編み出していきたいですね。

    優秀な高校生がアメリカの大学で優れた教育を受けに行くニュースをみた。膨大な税金を投入してこれまで教育して、アメリカにとられちゃう。日本に戻る気もあまりないそうだ。かかった、公的な
    教育予算ぐらい返してよ。「日本の大学いっても、大教室で講義聴いて、バイトとサークルに明け暮れ、3年生になったら就活に忙殺される」っていってた。

    かなり本質ついてる。ただ、日本の大学教育も少人数化が進んだり、授業改善は行われてるので違うんだけどな。アメリカの学生だって、ハードな課題の中バイトぐらいはしてるんだけどな。仕送りバッチリの特権的な状況(日本の中上流家庭とみた)を、日本社会に保障されてるからできるんだよ。ただ、東京への仕送り考えると、ウィスコンシン州立大学は変わんないんだそうです。どうでもいが、日本おかげもあるってことも忘れてほしくない。

    公務員は命令でなく、奉仕するのですね。(はず)勝手に憲法をつくっちゃあいかんですね。異常です。このことば。
    こうした前途有望(アメリカで潰れる可能性も大)な若者が、この列島内で、金儲け以外のやりがいを見いだせるような取り組みがいる。少しひがみでしたね。 
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【17213】打てば響く 2012年4月10日分 転載
ビートル   運営スタッフ 2012-4-11 20:01:35  [返信] [編集]

    なだいなだのサロン「打てば響く」、2012年4月10日の記事の転載です。


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    4月10日 ぼくは怒っている。

     消費者物価が下がっているだと!たわごとだ。こんなヴァーチャルな数字に騙されるな!コメとコンピュータと自動車を足して割って、物価の平均だと。
     消費者物価がデフレで下がった分、公務員給与を下げ、それに比例して年金を下げるということだ。驚いたことに、年金(ぼくはもらっていない)受給者の老人たちから、強力な反対意見が現れない。みな、諦めムードなのだろうか。これではますますデフレになるばかりだ。消費者物価が下がっているなどと、いっている政治家官僚は、どこに目をつけているのだろう。スーパーに買い物に行ってみろ。
     はっきりしているのは、かれらが現実には目を向けていないことだ。自動車だとかコンピュータだとか、数年に一度(ぼくなど自動車は10数年に一度だ)の買う物と、コメだとか野菜だとか毎日買うものを混ぜて出したヴァーチャルな平均の数値だけを見ていっているのだろう。庶民の感覚、毎日生きるために買い物をしているものの感覚では、ガソリンが値上がりし、野菜も値上がりし、肉も魚も値上がりし、値上がりの瞬間風速は、もう大変なインフレといっていい。
     このあいだ、ゆとり教育で、数学の基礎ができていない大学生が増えたと、数学者が記者会見を開いて、警告していた。その問題の一つが平均の問題だった。「あるグループの平均値は、グループの大多数の値に一致する。正しいか、間違いか」正解は間違いだが、最近の大学生は正しいと答えるそうだ。この数学者たちは、コントロールをとったのだろうか。それとも大学生にだけ質問して、ゆとり教育の結果学力が低下したと結論したのだろうか。ぼくは、この数学者の学力がかなり低下していることを憂えた。コントロールの値と比べないで結論を出すなんて研究者として論外だ。実は、この問題には、多くの人が引っかかるのだ。大金持ちが仲間にくわわると、そのグループの平均所得は実感より上の方にずれる。それなのに、大多数がその所得だと思い違いしているものが多い。政治家官僚に特に多いのだ。日銀総裁に同じ質問をしたらどうだろう。間違いに気が付けば、年間1%のインフレ等という努力目標を、持ち出すはずがない。日銀が円の守護者でなくなるのなら、総裁の給料を返上しなさい。喜んでいるのは大企業のための政治家、自称どじょう総理大臣くらいだ。庶民はインフレに大反対だ。インフレ率1%。定期預金の利率を据え置くなら、庶民の貯金は確実に1%目減りする勘定だ。だれが賛成する。
     アダムスミスは、経済の目的は、国民の大多数を富ませることであって、平均値で富ませることではない。国民の大多数を富ませることであって、国を富ませることではない。国を強くすることでもない、と考えていた。倫理感の強いどころか、倫理学の教授であったアダムスミスを読み直してみるがいい。「一将功なりて万骨枯る」ではいけない、国が富んで、国民の大多数が疲弊するのはいけない。アメリカの住民は宗主国の王様を富ませるためにあるのではない。独立しなさいと、自身は英国民であったかれが、アメリカに独立を勧めたのだ。国民飢えて、ロケット上がるの北朝鮮のことを、インフレを目標とすると口走る今の日本の指導者が批判できるか。
     あまり腹が立ったので、すこしまとまりがなくなった。でも、もう少し、みなも怒った方がいい。

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【17177】老人党メルマガ(424)
北極星   運営スタッフ 2012-4-8 7:48:32  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(424) ::: 2012/4/8
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    【17131】Re:日本を考える:近江牛の輸出         節松有子
    【17151】Re:日本を考える:書籍「失敗学の本質」の紹介  usagi65
    【17119】「原子力規制庁」はどうなったのか       pierre
    【17172】Re:差別〜この非人間的なもの〜(番外編)    うたかた
    【17144】Re:君が代 起立斉唱              ブンコウ
    =========================================================================
    【17131】Re:日本を考える:近江牛の輸出   節松有子 2012-4-3 13:38

      近江商人 シンガポールで 牛を売り   節松有子

    近江牛の海外販売は2011年260頭で前年度の3倍近い水準になった。マカオ向けから販売開拓は始められ、シンガポールでは昨秋嘉田由紀子知事がトップセールスを繰り広げ、近江牛のブランド認知度が高まった。
    嘉田知事が県庁で新入職員たちに気をつけの姿勢をさせ、君が代を歌わせる人だったら、トップセールスは上手くいっていただろうか?…ふと考えたことでした。

    シンガポールは第二次世界大戦中、1942年から1945年の終戦まで3年間日本軍に占領されていた。
    その時の楽しくはない気分を呼び起こしがちな君が代を、嘉田知事が「歌わない教師は首にする」と言いだす人だったなら、トップセールスパーティ、和やかで発展的な雰囲気のものになっただろうか? 相手との信頼関係を築けただろうか?
    などが、女性知事の活躍の記事を読みながら、少しばかり私の気になったことです。
    -----------------
    【17151】Re: 日本を考える:書籍「失敗学の本質」の紹介   usagi65 2012-4-5 12:53

    みなさま、今日のツイッターより見つけました。
    ダイヤモンド・オンラインより
    「入門 失敗の本質」鈴木博毅著が紹介されており、今非常に読まれているそうです。(すでに読まれた方にはすみません)

    読まれている理由は、約70年前に日本軍が敗北した大東亜戦争末期と現在の日本の直面する問題、日本的組織の病状があまりにも似ているからだと言っています。とても難しい本だそうですが7つのポイントで解説していますので私はこれを読んだだけでも恐ろしいくらい納得できました。

    日本人の本質(私自身も含めて)というか性格というか、そういうものから問題解決ができないというのは、今後どうしていったらいいのか考え込んでしまいます。
    橋下さんのような特殊なキャラクターの人でないと日本の硬直した組織の解体などできないのかもしれません。

    難解な『失敗の本質』を読み解く7つの視点 名著『失敗の本質』をわかりやすいエッセンスとして読み解くためには、以下の7つの視点を使うと、急速に理解が進みます。

    (1)「戦略性」 日本人が考えている「戦略性」と米軍が考えた「戦略性」には違いがあります。
    米軍は一つの作戦、勝利が最終目標の達成につながる効果を発揮したのに対して、
    日本軍は目の前の戦闘に終始して最終目標の達成に近づくことができませんでした。

    (2)「思考法」 大東亜戦争にも現代ビジネスにも共通する「日本人特有の思考法」の存在。
    練磨と改善には強く、大きな変化や革新が苦手で柔軟な対応ができない。
    日本海軍の名戦闘機「零戦」は部品1点にも軽量化の工夫が随所に凝らされた、改善努力の結晶でした。

    しかし、防弾装備を省いてまで実現した軽さが、米軍の進化で空戦の優位を失った時、日本軍は方向転換をする決断ができず、撃墜され続ける状況を変えられませんでした。

    (3)「イノベーション」 既存のルールの習熟を目指す日本人の気質は、大きな変化を伴うイノベーションが苦手だと言われています。その気質や思考法がイノベーションを阻害するだけではなく、日本独特の組織の論理が過去の延長線上を好み、変化の芽を潰す傾向があるのもまた事実でしょう。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツが日本から生まれない理由は、個人の思考法だけではなく、組織の歪んだ論理にもあるはずです。

    (4)「型の伝承」 実は創造ではなく「方法」に依存する日本人。私たちの組織文化の中にある型の伝承という思想が、イノベーションの目を潰す悪影響を生んでいる可能性も高いのです。
    日露戦争で勝利した日本軍は、その戦闘方法を「型として伝承」し学習させたため、大東亜戦争では時代遅れの戦術に固執することになり、戦局の変化に対して新しい創造ができませんでした。

    成功を生み出した真の因果関係を探るのではなく、成功した時の「行動」を繰り返して追い込まれていく姿は、ビジネスにおける国際競争で劣勢を挽回できない日本企業に重なります。

    (5)「組織運営」 日本軍の上層部は、現場活用が徹底的に下手でした。組織の中央部と現場は緊密さに欠け、権威で現場の柔軟性を押さえ付けました。その結果、硬直的な意思決定を繰り返して敗北したのです。

    上層部が頭の中でだけ組み立てた作戦は、現地最前線の過酷な現実の前に簡単に打ち砕かれていきます。
    一方で、最前線には、戦場の実情を正確に見抜いていた優秀な日本軍人もいたにも関わらず、活用する能力がまったく欠けているのは、現代日本と日本軍にまさに共通の欠陥です。

    (6)「リーダーシップ」 現実を直視しつつ、優れた判断が常に求められる戦場。環境変化を乗り越えて勝つリーダーは、新しく有効な戦略を見つけることが上手く、負けるリーダーは有効性を失った戦略に固執して敗北を重ねます。
    組織内にいる、勝つ能力を持つ人物を抜擢できることも、優れたリーダーの資質です。
    組織人事の優劣は、危機を突破して勝利するか、打開策を見つけられずに敗北するかの大差を生み出す要素なのです。

    (7)「日本的メンタリティ」「空気」の存在や、厳しい現実から目を背ける危険な思考への集団感染は、日本軍が悲惨な敗北へと突き進んだ要因の一つと言われます。そして、被害を劇的に増幅する「リスク管理の誤解」は、現代日本でも頻繁に起こっていることですので、皆さんもよく理解されていると思います。

    リスクを隠し過小評価することで被害を増大させる日本軍と、リスクを積極的に探り出して徹底周知させて対策を講じる米軍では、時間の経過で戦闘力に大きな差が生まれたのは当然ではないでしょうか。

    いま挙げた7つの視点は、私たち現代日本が今こそ深く理解すべき課題だと感じます。
    同じ失敗を繰り返して反省する日本の姿にうんざりしている読者の方も多いはず。
    失敗を再発させず、新たな勝利を掴むための英知が求められているのです。

    [おすすめ記事]なぜ、今『失敗の本質』なのか?これから読むための7つのヒント - 「超」入門 失敗の本質
    ――日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ http://bit.ly/HUamJj
    -----------------
    【17119】「原子力規制庁」はどうなったのか   pierre 2012-4-1 16:31

    原子力安全・保安院が関西電力大飯原発の再稼働を巡って、京都府、滋賀県の両知事に当該原発の安全性について説明したが、両知事とも、再稼働には否定的であった。このやり取りを見ていて痛感するのは、「原子力安全・保安院」あるいは「原子力安全委員会」など国の原子力行政の担当機関の信頼性が完全に損なわれていることである。

    福島原発の事故を巡る保安院の発表、説明は、およそ事実を隠蔽したものであった。また事故処理についても適切性を欠き、その信頼をすっかり失ってしまったのである。だからその保安院がいくら説明をしたところで関係自治体のトップが納得するはずがない。

    だから、彼らに相変わらず評価・説明をさせている政府の感度の鈍さには、唖然とせざるを得ない。来月、北海道電力の泊原発が定期検査に入るとわが国の全原発がその動きを止めることになる。電力需要期の夏をひかえて、今年の夏の電力がどうなるか、誰しも固唾を呑んで見守っているのが現状だ。そろそろ政府が責任を持った説明をすべきではないのか。 

    しかし、このままでは、関係自治体を納得させることはできないだろう。だからこそ、「原子力規制庁」を早期に発足させ、新しい体制で、国民の信頼を取り戻す努力をするべきなのである。当初発足は4月1日を予定していたはずだったが、またしても国会審議が難航して、先送りになったという。原子力規制を経産省から取り上げて新しい組織にするという話にはなっているが、その新しい組織のあり方について与野党の意見が合わないと言うのである。

    しかし、ことは国のエネルギー政策の基本に関わることであり、監督官庁の信頼性の回復は、まさに喫緊の課題ではないか。それを凡そ非効率な議論のすえに放置する、国会の怠慢は許せない。新しい組織のあり方を決めるだけではなく、そこには相応しいスタッフを揃え、今までの“原子力村”がもっていた胡散臭さを一掃しなければなるまい。

    実際には、新しい規制庁に引き継がれるはずの原子力安全委員会は5名の委員のうち3名の任期が4月16日で終わるというから、このままではしばらくの間、原子力行政の機能がストップするという異常事態だ(『asahi.com』12.04.01.)。
    滋賀県の嘉田由紀子知事は説明に来た保安院の担当官に、原発再稼働云々の前に、まず福島事故の原因を特定するのが先だと言ったというが、至極尤もな話である。

    しかしこんな状態では、福島事故の原因の特定など到底不可能であり、野田首相が言う原発再稼働について「地元の理解が得られれば『政治判断』する」という、その肝腎の「地元の理解」は到底得られないことを知るべきである。 つづく
    -----------------
    【17172】Re:差別〜この非人間的なもの〜(番外編)  うたかた 2012-4-7 13:54
     ▼かっくるなかしまさん:こんにちは

    梅原猛氏を初めて読んだのは私も『哲学の復興』でした。梅原氏の本を読んでみようと思ったきっかけは、ドストエフスキーを話題にしたときに紹介した高橋和巳からでした。彼らは京都大学の先輩後輩で、飲み友達でもありました。
    梅原氏は人間の「死」に、ことのほか関心が向かうようです。それもおどろおどろしい死に…。
    死を人間存在の根源に据える、ハイデッカーの影響でしょうか?

    『哲学の復興』で梅原氏は、死者を主役とする芸能は日本だけではないか、とその説を披露していたのを記憶しています
    (確認しようと本棚を探したのですが、あいにく散逸してしまって見当たりません)

    『隠された十字架』でも、仏像のひたいに釘を打ったり門の中に門(中門)を造り、怨霊を封じ込めようとした法隆寺の異様さを論じていました。その影響で私も早速法隆寺を見に行きました。
    明治まで、開けると祟ると言い伝えられて秘仏として法隆寺の奥深く蔵されていた救世観音像も拝観してきました。
    本のタイトルはイエスとの関係を示唆していますね。聖徳太子は橘寺の馬小屋で生まれたとされていますからー。

    『水底の歌』では柿本人麻呂が怨霊とされています。

     鴨山の磐根しまける吾をかも知らにと妹がまちつつあらむ(巻二・二二三)
    水死の刑にされたとの説を展開しています。梅原氏が、人麻呂が水死したあたりに島があったのではないかと舟にのって、海底を調査しているテレビの映像を見た記憶があります。

    私は明後日から仕事を再開しますので、頻繁には投稿できなくなりますが、他者の投稿を拝見するぐらいの余裕はありますので、かっくるさんのいつもの有益な投稿をお待ちしています。
    70歳を過ぎて、まだ貪欲に働くのかと友人たちからからかわれますが、仕事を辞め、朝から酒びたりになれば、その先に待っているのは<廃人>の二文字ですから、その恐怖から逃れるため馬車馬のように働きます。 では。
    -----------------
    【17144】Re: 君が代 起立斉唱   ブンコウ 2012-4-4 19:20

    君が代の「起立斉唱」そのものがなにかと物議を醸しているが、70歳代のお茶の間老人として本音をいうと、入学式とか卒業式など年数回の起立斉唱などなんてことはない。ただ、君が代の歌詞が問題だ。やはり君とは天皇のことは明白だ。
    現憲法下、天皇は象徴天皇とある。一部のアホどもが元帥とか騒いでいるがもってのほかだ。

    もし 元帥とかいうなら天皇制なんて廃止したほうがいい。ドイツのように大統領をもって統治制御したほうがいいに決まっている。君が代の「君」は象徴天皇として、個々人の心のなかの勝手な神のようなものであっていいのではないか。日の丸だってそんな程度でいいのではないか。スポーツ選手が日の丸を揚げるのと、生活者のそれとは思いは違ってよいのだ。

    橋下市長のいうのも、公務の規律としての君が代起立斉唱である。
    会社でいうなら成果をあげるための社是のようなものと思っていい。それ以上のなにものでもない。とおもう。
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【17116】老人党メルマガ(423)
北極星   運営スタッフ 2012-4-1 6:46:24  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(423) ::: 2012/4/1
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    【17070】オフライン支部便り「避難訓練から生まれるもの」須藤正剛さま  笹井明子
    【17067】Re:衆議院選挙と新しい日本のかたち 柳沢のたんたん
    【17068】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:御礼並びに弁明      こころ
    【17074】Re:小沢包囲網、「維新の会、恐れることない」と、谷垣総裁 タミゾール
    【17102】増税FAQ「増税だけの単体ではまったく話が違う」と小沢氏  かっくるなかしま
    =========================================================================
    【17070】オフライン支部便り「避難訓練から生まれるもの」須藤正剛さま  笹井明子 2012-3-26 11:36

    東日本大震災から一年が経過して、首都圏とその隣接する地域、神奈川県などが予測調査の結果、次の震災発生域となる確率が高いと政府発表があった。震度7。津波もあるのか。思わず最悪を考え込んでしまった。

    大震災の犠牲者の数字は日々に更新されて、
    死者15,854人、行方不明3,203人。避難転居者343,939人(復興庁・警察庁まとめ)、報道されない日はない。原子力発電所の安全性、大量の放射能瓦礫処理など、気の遠くなるような多くの課題が、ようやく動き出そうとしている矢先にである。

    道路、家屋など建築物などは壊しても(耐用年数を過ぎている場合もかなり多い)、子供や老人、自分で歩けない闘病患者、怪我人など、人命救助を第一に、が頭に浮かんだ。そのためには、避難場所やそのルートの特定が急がれる。
    必要な最小限の所持品、防災用具や3、4日分の食料・飲料水等の準備を周知徹底すべきだと思う。

    できればその備えとして訓練を繰り返すなかで、救援体制作りも進める。
    もうひとつは情報が途切れることがない配慮だ。どこを移動していても情報が止まると、恐怖と混乱が生まれ、避難する人々の動きから方向性が失われる。徘徊が始まる。行方不明者や怪我人や死者もより多くなる。

    予告された期間はこれからの4年。いつ来るか分からない震災に対処するために、さまざまに材料を調達して、耐震補強を施工する方法もあるが、どうしたら一人でも多くの人を救えるかは、避難訓練を繰り返すことで得られるのではないか。

    具体的に活かされるのではないか。子供たちには英語よりも防災教育が必要である。ゲームが出来ても、津波や地震から避難する知識や動作、体力があるとは思えないからだ。東日本の津波では、ある小学校の在校生の70パーセントが犠牲になったケースがあった。涙が出た。

    過去にすべての省庁や大手企業が、東京に一極集中しているのは、人口密度や地方分権への障害になっている、個別に省庁を地方に移転できないものかという議論が、国会でされたことがあった。その結果として道州制が出てきたように記憶している。確かに首都圏は人口が多い。都心を歩いていると舗装道路の中から人が湧いて来るようだと、言った人がいた。

    1,300万人を超える。1人や2人への指示や誘導は易しいが、震災時に多くの人々をどう誘導するのか。
    たとえばサラリーマンの自宅待機、地震発生時の会社泊まりなども聞かれる。まずは避難第一を心がける。
    壊れた家屋や財産は生きていればどうにかなると思うことである。限りなく犠牲者ゼロにするための施策を大至急検討して、官邸や省庁、都庁や県庁は、隠さずに広く被災予想地域に公表しなければならない。スピード感は大切だ。

    専門家や技術者の想像力をかきたて、被災抑止に活用することも大切ではないか。
    政治家は技術者ではない。東日本ではそのことを多く学んだはずだ。無能な肩書きばかりが記者会見していた。
    日本は地震列島だ。過去の大震災から学んだ知恵を是非総動員して備えてもらいたい。
    世界は我が国の当事者能力をみつめている。
    -----------------
    【17067】Re:衆議院選挙と新しい日本のかたち 柳沢のたんたん 2012-3-25 11:38

    蜘蛛の糸 私が未だ幼い頃読んだ物語に蜘蛛の糸という芥川龍之介の物語があった。
    丁度今日原発の議論を聞いていて思い出したのであるが、人間の業というものか前原民主党のいい分を聞いていると、、

    東北の震災の後始末自体が先行き2300万トンの瓦礫の始末もできなくて、この天災に対する処理さえも論議の的となっているのに、その上に人類生存の危機ともいえる人災の発生の放射能問題を解決不能に近い問題を抱えているのに、単にエネルギーの効率の事で、物事の損得の議論が先走っているように感じられた。

    人が生きてゆくのに生存の危機という事を前提に置かない議論が行なわれている事はいかなる考えであろうか。
    これは不毛の議論に思われるが皆さん、どういう議論に思われますでしょうか。
    そもそも、東電のこのたびの値上げ要求自体も世界でこの上なく高価な電力料金である実態が何の前触れも無く要求が先走って、公にそこに何等の抵抗も無く出されてくる事自体がおかしい現実ではないでしょうか。

    なぜ日本の国の電力料金が世界一高価であるのか、そこに何らかの説明もなく単に石油が高いという理由は日本だけの問題であるのでしょうか。そこには、電力会社の体質がその前に論じられても良いのではないでしょうか。
    全ては独断と偏見で企業としての生存の競争も無ければ、また為政者達からの天下りの人達の安定した就職先と、またその母体に対する献金と癒着の金主方の巣になっている事実の解明さえも少しも指摘されていないようです。

    そこには全てが凝縮されて温存されている別格官幣大社のような存在である事が全ての問題の根源で有るでしょう。
    自由主義資本主義であるなれば、当然競争原理が働かなければならないのが普通でしょう。

    こういうことは、日本の官僚の作る、いわゆる、公的独立法人全てに当てはまる問題であるようです。
    日本の国では既得権益ということの為にこれを死守する人達が日本の社会を歪めていることに気が付いていないとでも思っているのでしょうか。民主党は国民の生活が第一ということで、皆さん前の選挙で票を入れたことを忘れているようです。
    松下政経塾では「喉もと過ぎれば・・・」と言う教育なのでしょうか。
    -----------------
    【17068】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:御礼並びに弁明   こころ 2012-3-25 14:18
     こんにちは

    前回の投稿では、少々ご気分を害されましたようで、その件につきましては、この場をお借りしてお詫びいたします。
    春分も過ぎ、暦の上では春ですがこちら大阪ではまだまだ寒い日が続いております。
    気候も寒いが世相も寒い、政治の体たらくを見聞きするたびに「冬来りなば春遠からじ」の想いで日々暮しております。

    さて、橋本市長率いる維新の会が維新塾を開講し大盛況である旨を各テレビで報道しております。橋下代表のスピーチを聴き終えた受講者達はインタビューに対し異口同音ながら「国を変える」事への熱い思いを語っておりました。
    この「国を変える」なのですが、当然ながら「変えて悪くなる」ケースもあり得るはずなのですが、そこまでは考えが及んでおられないような気がして、こういった人たちが議席を取った場合の危うさは計りきれぬような気がします。

    少子高齢化、グローバル化など我々を取り巻く環境は確かに変わってきてはおりますが、かと言って急激な変化というものは必ずどこかに歪を生み出し、そのしわ寄せが弱い者に向けらると言うことが小泉構造改革で明らかになったのは、そう遠い昔の話ではありません。

    いま大事なことは民主党が最初に掲げていた「国民の生活が第一」を「本当に実践する」政策集団の出現であり、そのための試金石として維新の会が機能するのであれば、それはそれで良いのかも知れないと思う今日この頃です。
    やはりまだまだ「春遠からじ」です。 
    -----------------
    【17074】Re: 小沢包囲網、「維新の会、恐れることない」と、谷垣総裁   タミゾール 2012-3-28 8:40
     ▼かっくるなかしまさん:おはようございます

    谷垣さんといえば、加藤の乱の谷垣さんですね。自民党内のリベラル・良識派っていう印象ですが、所詮2流といいますか、自民党そのものの存在価値がもう社民党レベルになったということで、こうなったら、自民・社民というとっても古いタイプの政党を打ち上げて、回顧的な政党でやっていったらどうだろうか。

    昭和党とか戦後党とか3丁目の夕日党とか、かなり脱力系の政党ができれば、民主:みんな=維新といった脂ぎった政党群へのアンチテーゼになろう。亀井さんも小沢さんも集まれ。谷垣さんが、民主党の最低補償年金を批判して「年金制度は自助精神が基本」って言ってたように思う。エ、エ?年金制度って、公助:共助精神そのものではないのか。

    積み立て方式ならばある程度自助システムと言っていいのでしょうが、これだって、講と同じで早く亡くなった人の積立金はまるっと長生きした人にもっていかれるわけで、公助以外の何物でもないって思う。自助ってのは、自分で運用して老後に備えるってことでしょう。谷垣さん奥様が亡くなっておかしくなっちゃったのか。誰か、後添えに。
    小池さんでも、佐藤でも誰でもいいが。お世話してやらんと、おかしくなっちゃう。将来、孤独死しちゃうかも。

    自助でAIJみたいなものに、全部かすめとられちゃうのもばかばかしい。それにしても、AIJの社長はいけしゃあしゃあと、良くあんなこといってる。だますつもりはないといいつつ、デ-タの改ざんを認め(それが騙してんです)、年収7千万もらって、正当な報酬ってうそぶく面の顔の厚さ。

    地方公務員のしょぼい年収で文句言ってる場合ではない。
    でも、若い人たちは、AIJが、社保庁とだぶって見えるのでしょう。実際、天下りのひとが関わってる。
    国家機関は詐欺罪には問われない。AIJの社長は同じことをいってるんでしょうね。
    -----------------
    【17102】増税FAQ「増税だけの単体ではまったく話が違う」と小沢氏  かっくるなかしま 2012-3-30 14:31

    増税FAQ、「増税だけの単体ではまったく話が違う」と、小沢氏。
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120329/stt12032913020003-n1.htm
    (産経、「民主党・小沢一郎元代表....」、2012/3/29)

    >>社会保障と税の一体改革についても「社会保障は全然姿が見えない。増税だけの『単体』ではまったく話が違う」と批判。
    >>「世論調査の6割が消費税増税反対だが、実際は8、9割の国民が反対だ。旧来の仕組みを前提にカネがないから(消費税を)上げるのでは自民党政治と同じだ。政権を代える必要があったのかとなる」と語った

    “社会保障は全然姿が見えない。増税だけの『単体』ではまったく話が違う”(by小沢氏)
    なんというか、全く小沢氏の指摘の通り、なのだが。
    今回の消費税増税(+5%ポイント)については、東京新聞のこちら(↓)、増税FAQが分かりやすい。

    http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012033002000036.html
    (東京、「消費税5%上げ 4%分は借金返済」、2012/3/30)

    >>Q1 今回の法案で、消費税率はいつ、何%上がるのか。
    >>Q2 政府・民主党は増税の理由をどう説明しているのか。
    >>Q3 「安定」とは分かりにくい。
    >>Q4 10%に引き上げれば、社会保障制度が財政難で崩壊する心配はなくなるか。
    >>Q5 つまり、今後さらに増税が必要となるのか。

    Q2の箇所がポイントで、
    >>A2「社会保障のため」として、全額を社会保障に使うと説明している。5%の使途の内訳は、子育て支援や低所得者への年金加算をはじめ社会保障の「充実」に1%分、残り4%分は社会保障の「安定」のため使うとしている。

    +1%ポイントの増税で、+2兆円の税収増だから、+5%ポイントで+10兆円の税収増、そのうちの8兆円を、「借金の返済」に回すということだ。

    小沢氏が、
    “社会保障は全然姿が見えない”、
    “増税だけの『単体』ではまったく話が違う”、と指摘しているのも、そういうこと。
    - 一体改革でなく、単体増税。

    その+5%の消費税増税、(「返済増税」とでも言うのが正しいだろう)
    が、法案に盛り込まれたが、
    野田首相、前原氏、小沢氏の鬩ぎ合いで、
    法案の内容は、財政均衡派の狙いからは、大きく後退している。
    - どの政策的立ち位置から評価するかとなるが、筆者は、行政改革派であり、リフレ派であるから、筆者の立ち位置からすると、前進となる。
    - であるから、今回の民主党合同会議は、ドタバタではなく、政策論争だったと観ている。

    年初の時点で、こう申し上げていた(↓)。
    ttp://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1480&sty=2&num=5
    (【16498】Re: 「社会保障と税の一体改革」の意味は、既得権複合体の財源目当て2012-1-17)
    >>財政均衡政策に対し好意的な上記論者からすれば、「2010年代半ば以降の消費税率の引き上げのスケジュールを明示すべき」とあるわけだが、

    >>その先の増税について聞き及ぶところでは、
    >>例により附則の形で、「継続的な引き上げを行う」という定性的な文言が盛り込まれそうだ、ということだ。
    >>- 2009年の初頭に、自公が2011年度の消費税引き上げを、税制改正の附則で通しているから、菅政権発足以降、今にかけての消費税増税論議になっている。

    そして、2014、15年には、必ずや消費税率を、15%、18%、20%に引き上げるという話が浮上していることだろうが、再び騒ぐ頃には時既に遅しで、それは過去に決まっていた話でした、となるのだ。
    この「追加増税条項」(↑)が、削除されたわけだ(↓)。
    http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M1OEG20UQVI901.html
    (ブルームバーグ、「政府:消費税増税法案を閣議決定−政局含みで成立へ道のり険しく」、2012/3/30)

    それと、リフレ派が求めていた「景気弾力条項」が、数値付きで、加わった(↓)。
    ttp://www.sankeibiz.jp/macro/news/120328/mca1203282159013-n1.htm
    (産経Biz、「【消費増税法案】増税シナリオ頓挫 財政に不安 成長率明記 将来の火種に」、2012/3/28)

    >>民主党が28日了承した消費税増税関連法案は景気が悪化した場合に増税を停止する「景気弾力条項」に経済成長率の数値目標を明記した。
    >>目標値は増税の条件とはしないが、数字が独り歩きして将来、増税の可否を最終判断する際の火種になる可能性がある。
    >> 消費税率を10%に引き上げた後の「追加増税条項」も削除し、再増税に道筋を付ける政府のシナリオは頓挫。主要国で最悪の日本の財政再建に不安を残している

    - 蛇足ながら、この産経の書き方は、財政均衡派の観点に拠っているわけだが。(火種とか不安という表現)
    原案からは大きく4つの修正が加わったが、重要な変更は、「追加増税条項」の削除と、「景気弾力条項」の追加の2つである。

    - 筆者としては、これらをプラスに評価している。政策運営として、行政改革と経済成長政策に道筋を開く/それを余儀なくされるからだ。
    - ここまで原案が後退するとは、財政均衡派は想定していなかったと観る。
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【17063】老人党メルマガ(422)
北極星   運営スタッフ 2012-3-25 6:47:44  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(422) ::: 2012/3/25
    =========================================================================
    感想  なだいなだ
    【17006】Re:危機管理体制の再構築なしに原発再稼働はあり得ぬと、橋下市長  タミゾール
    【17002】Re:風力発電の入札がまだ抽選?   Gokai
    【17003】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:御礼とお願い    こころ
    【17004】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:御礼並びに弁明   H.KAWAI
    【17015】橋下大阪市長の衝撃と、天木氏   かっくるなかしま
    【17045】Re:日本を考える 日の丸と君が代   dunc
    【17030】【ドイツZDF フクシマの嘘】の番組、ご覧ください  珠
    =========================================================================
    感想  なだいなだ 2012-3-22

    日本の代表的な銀行の勧めで、アメリカの生命保険を買い、利子は日本の銀行利子の数倍付いたが、この円高ドル安で、結果的に大損をした。普通預金に入れっぱなしの貯金に目をつけられ、資産運用しろと勧められ、しつこい勧誘についにイエスといってしまった結果が、数百万円の損。最近の一年の収入に当たる額だ。もう資産運用等という言葉は聞きたくない。

    この経験から投資顧問会社に年金運用を任せるよりは、日本の未来を買え。日本のインフラに投資しろ。
    年金は、お金を長い間積立て、寝かせて、未来で受け取るものだ。自分の老後を任せる日本に投資し、より住みやすくする目的に使ってもらうのが利口だ。自分の老後を任せる若い世代の職を確保することもできれば、一石二鳥。

    赤字国債ではなく、新幹線やローカル線などの建設のための国債を買えばいい。新幹線など、札幌まで早く開通させるがいい。山陰、北陸の新幹線も、どんどん建設をすすめる。税金から出すのではなく、年金基金から出せばいいのだ。
    アメリカの生命保険や国債などのいわゆる金融商品を売り買いして、利益を出そう等という連中にお金を預けるな。
    という趣旨のエッセイ。

    ちくまの連載の原稿は、現在進行中のフランス大統領選挙のジャン・リュック・メランション候補について書いた。
    年末・正月をフランスで過ごしたが、その時「ジャン・リュック・メランション候補に聞く」というフランス2局の番組を視聴して、初めてかれの映像に接する。その前に、かれの著書は少し読んでいた。

    そのとき、過去の、群衆を前にしての演説や、政治討論などの映像の抜粋も紹介された。視聴して、昔からぼくが抱いていた政治家像ぴったりの人間を彼の中に見た。ユーモアのある政治家、難しい政治経済の状況をやさしく説明できる政治家。
    そういう状況で、ぼくたちに、今何をなすべきかを示せる政治家。しかし、かれは共産党に支持されているという理由で、フランスのマスコミからボイコットされ、かれの主張は、ほとんどメディアを通じては国民に届かなかった。

    だが、おもしろおかしい、肩のこらない、元気の出る演説で少しずつ支持を広げ、今では無視できない存在になってきた。
    この番組を見た視聴者が、かれに魅了され、支持率が倍増したという。
    正月以来、ぼくはかれの記事を追い続けている。つい最近は、大統領選挙開始に合わせ、"バスチーユ広場へ"という決起集会を開いた。その日集まったのは12万人。メーデーでも集まらないような人が集まった。

    4月の22日の投票日まで、あとひと月ある。その間に、かれが上位3人との差をどこまで縮めることができるか。
    リレーでも、下から上がってきて、上位を一人二人と抜き去るシーンを見ると、誰でも興奮する。今度のフランス大統領選挙では、そういう興奮を感じることができるかもしれない。抜いてくれれば、ストレスは最大限発散できるだろう。

    ギリギリまで迫ってくれても、かなりの発散が可能だ。旧ソビエトの崩壊後、うっとおしい空気の中でずっと生き続けてきた労働者たちも、久々に、応援できる対象が見つかった。日本にも、こんなタイプの政治家が、左派から出てきて欲しい。
    自民、民主に飽きた日本の大衆が、日本のル・ペンのような橋下大阪市長に騙されるのを防ぐためにも。
    -----------------
    【17006】Re:危機管理体制の再構築なしに原発再稼働はあり得ぬと、橋下市長  タミゾール 2012-3-19 7:53
     ▼かっくるなかしまさん:おはようございます

    こまちゃうよなあ、根っから嫌いな人間でも、言ってることは、この件に関しては賛成なんだなあ。共産党さんも賛成でしょうね。ただ、私の場合は、無条件での原発撤退でして、吉本隆明にはバカにされそうですが。

    信頼すべき市民たちが、がれきの処理の反対運動をしてるのは、醜いなあ、福島以外のがれきに放射性物質の危険性があるとはとてももえないし、チェックした後で処理すんだから、自分勝手も甚だしい。
    ましてや、東電管内の人たちにはその点では連帯責任があるって思うのですね。愛知も受け入れるそうですが。

    ただし、この場合も、大阪市長としての範囲は超えるのは難しいのであって、その立場でできることをやっていただきたい。また、結局、電力会社の民営化というのが大きな問題で、そのために、大衆的な人気のある「反原発」を利用してないのかっていう疑惑は強い。民営化になったときの停電の多さの可能性当も十二分に説明していくべきでしょう。

    こっちが、一定の橋下さんの評価をしたからって、こっちの意見を聴いてくれる雰囲気がないのが彼の大問題であろう。教育に関するさまざまなおかしい政策を撤回する気がないってことは、彼が批判するおかしな勢力と同様なんじゃあないのかな。

    おかしいところは、自ら撤収するような所があるなら、信頼にあたいするのになあ。ものいいも含めてですね。
    ぶれないっていうのは単なる脳の硬化だって思うのですね。原則部分は大事なんだろうけど。
    -----------------
    【17002】Re:風力発電の入札がまだ抽選?   Gokai 2012-3-18 22:56
     こんにちは。

    よくわかりませんが、原発全面廃止か、全面稼働かの二者択一のような雰囲気に日本中がなっているような気がしますがどうなのでしょう。それだけでは進展なく、困ります。全面廃炉にしても最も効率的な廃炉方法(経済的な意味は二次的として)での要点はおそらく燃料棒の処理ではないでしょうか。

    だったら、原子炉は段階的に廃炉にする方向と、新たな燃料棒の生産を行わない事と、たとえばこれを日本国民の統一意思として法制化するというのは如何なのでしょう。

    そして燃料が燃え尽きたところとか古い原子炉からとか、立地条件の悪いところからとかを廃炉にする。
    残っている原子炉は燃料棒がなくなるまで稼働するが、耐震工事や津波対策などは十二分に行う。
    このような案が最も現実的と思うのは素人だからでしょうか。

    どちらにしてもウラン埋蔵量も60年ほどしかないのでしたら全面廃炉は議論の余地のないところ。
    早く次の考察に移っていただきたいものです。
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    【17003】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:御礼とお願い   こころ 2012-3-19 1:52
     ▼H.KAWAIさん:こんにちは

    おっしゃることはわかりますが、話題が盛り上がるに比例して橋下市長の宣伝をタダでしているような気もします
    小泉さんのときもそうでした、周りが騒げば騒ぐほど人気が出て手がつけられなくなった。ですからここは静観されることをお勧めしたい、本当におかしな人であるならばそのうちぼろが出てメッキもはがれ輝きもなくなるでありましょう。

    選挙で勝ったら何をやっても良いという人を選ぶ国民が多数ならばその国はそれだけの物であったということではないでしょうか。考えようによっては、橋下フィーバーというものは、今の日本を試す良い機会かもしれません。
    独裁者の代表に付和雷同の政治家が集まったものが維新の会である事を考えれば、それらに国の舵取りまでやらせればどういった事態になるか、不安の種はいくらでもあるのにその人に託すという無責任で気楽な人ばかりではないと思いますよ。

    ただ橋下市長のおかげで政界再編が進み、政権交代も活発になればそれはそれでありがたいことであり、老人党の趣旨とも合致するのでこの点では彼は功労者であるともいえますね。
    -----------------
    【17004】Re: 橋下徹を扱き下ろすスレッド:お礼並びに弁明   H.KAWAI 2012-3-19 5:45 (編集)
     ▼こころさん:レス有難うございます

    ○この掲示板をご覧になっている方々は、一部の方を除いては概ね冷静に動静を眺めておられることと思いますので、私の投稿の趣旨もよくご理解頂いていることと思っています。私は、単に橋下フィーバーに煽られているのではありません。

    ○残念ながら、世の橋下批判には、自らの考えを明確にすることなく、単に橋下の独裁的な手法を批判するだけのものが多いように見受けられます。私はそこが、橋下批判派の弱点ではないかと思っています。

    ○橋下の本質は何なのかを明らかにする事は、橋下の暴走をくい止める為に必要であるというに留まらず、私達の社会を考える事に繋がっていると思うのです。

    ○小泉改革についても、未だその正体が明らかにされていないように思います。
    小泉は今もあちこちで講演を行なっているようです。橋下の本質をとことん抉る必要があるのではないでしょうか。
    そうでなければ橋下の後にまたその同類が現れるであろう事は明らかだからです。
    -----------------
    【17015】橋下大阪市長の衝撃と、天木氏   かっくるなかしま 2012-3-19 18:23

    http://blogos.com/article/34389/
    (ブロゴス、天木直人、「原発即時全廃を提唱した橋下大阪市長の衝撃、2012/3/19)

    >>原発事故が起きてもなお脱原発に舵を切れないこの国の支配構造を地方から変えるということになる。
    >>この衝撃は大きい。橋下氏を独裁者よばわりして批判するのは左翼と言われる人々だ。

    >>その左翼が、原発事故が起きて以来もっとも声高に叫んできてなおその目的を達成できないでいるのがこの原発即時全廃だ。

    気のせいかくすぐったいのだが、(笑
    全廃にせよ、速やかに全廃にせよ、「衝撃的である」という点では、認識を同じくしている。
    ただ、あまり期待をかけ過ぎないほうがいい、と思われるが。
    -  それは私にもいえるけど。(笑 私のほうにこそいえるけど、か。

    国と地方の役割を見直すというのは、とてつもなく大変なことだ。
    エネルギー政策は、電力会社の一存では決められない国策でもあった/あるから、国と(公益事業とはいえ)民間企業の役割を見直すというのも、これもとてつもなく大変なことだ。
    -  たいへんなことに橋下氏らが挑戦していることは間違いないと見ている。

    >>独裁者橋下氏がどの左翼でもできないことを誰よりも先に政策として明言したのだ。橋下維新の会が本気で原発全廃を提唱していくのなら橋下氏は、今の日本の支配体制の下では反権力と見なされる

    橋下氏らは反中央権力をやっているので、橋下氏を支持する側としては、ハラハラしている。(笑
    -     なんたって、最高権力の財務省と対峙する構図にあるからなー。原発で関電と争っている以上、関西財界は及び腰になるだろうし。民自による維新包囲網が形勢されつつあったわけだし、etc

    関西経済人でも、維新の会を支持する形で旗幟鮮明にしてきているのは、中小企業のほうだ。
    http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120317/wec12031718000008-n2.htm
    (産経、「存在感増す「経済人・維新の会」とは… 橋下構想に1億円寄付の経済人も」、2012/3/17)

    >>> 関西を活性化させる武器になる」(関西経済連合会の森詳介会長)と期待を寄せる。しかし、一方で大阪維新の会や大阪都構想は「あまり評価していない」というのが本音だ。

    >>> そんな関西経済界にあって、経済人・大阪維新の会が大阪都構想の実現を支援するのには大きな理由がある。それは同会の会員の多くが中小企業の経営者だからだ。

    人気があるからと言ったって、人気というのは移ろいゆくからな、賞味期限(by橋下氏)というものがある。

    体制という言葉は、体制内既得権という意味に近い。そう捉えている。
    体制を変える時には、ここが肝心なところだと観るのだが、
    それぞれに何らかを自らで捨てないとな。
    捨ててから受け取るとい順序になるから。先に捨てないと変えられない。(誰だって)捨てたくない、だから変わらない。

    体制を変えるということは、そういことだから。だから難しい。
    -   それに、議会制民主主義に準拠すれば、暴力、武力に訴えかけるわけにはいかないだろ。

    であるから、損得を含め、合理性を説くことになるのだが、最終的には、多くの人達、有権者がその気になるのかどうか。
    普通は、体制変革なんてできそうもない、と考えるところだ。橋下氏らを扱き下ろさなくとも、なんか無理じゃないかとか、普通に思うというか、自分もまた、無理かもしれないがという感覚を持ち併せている。

    であるから、橋下氏を支持する、応援するというのは、積極的に「負け戦に乗る」、ということでもあるのだ。(笑
    まずは、おかしいやないか、と思う、その直観から始まって、
    最後の拠り所、頼みの綱というのは、おかしいやないかと思う気持ちを、それぞれに持ち続けられるかどうかにかかる。

    おかしくあれへん、と思うとなれば、終わるんだな。行き着くところ精神論、なのであった(笑
    -----------------
    【17045】Re:日本を考える 日の丸と君が代   dunc 2012-3-23 14:13

    単純化され素晴らしいデザインの日本の国旗に反対する人は少ないでしょう。しかし日本の「国のかたち」は国民主権の「民の国」で、「君が代」は慣習上の国歌だと私は受け入れ敬意をはらっています。

    しかし「君が代」を権威として取り上げる人達は、「天皇元首」を明言し「国民主権の剥奪」を意図して改憲を主張される方々が多く、東京や大阪では、その時期が来たら子供達に国歌を口実にした「主権の奉還教育」さえ可能な制度になってしまいました。

    天皇主権を主張する改憲派の方々が目指す国家社会主義では、下位は上位に絶対服従の「指導者原理」が不可欠で、指導者の地位は安定しても人々の新たな発想は抑えられ、戦争による利益が得られない現在では国の衰退は避けられないでしょう。

    美化した「君が代論争」には国民主権と基本的人権が賭けられます、現在の日本は「天皇を象徴とした民の国」ですが、明治以降数十年で終焉を迎えた「神の国」に戻す必要があるのでしょうか、
    海外派兵でアメリカに感謝されたい人達以外、一般国民の立場では絶対に有り得ません。

    過去の改憲運動は、アメリカが要請する兵員提供が主体でした、しかしこれからは合わせて国民主権と基本的人権が中心になります。「君が代教育」は改憲の第一歩で、子供達がかって「君が代」とセットだった「海行かば」に共感するのを防ぐ責任は、過去の失敗と苦痛を知る私達老人にあります、ノンビリした護憲派も危機感を持って頑張って欲しいものですね。
    -----------------
    【17030】【ドイツZDF フクシマの嘘】の番組、ご覧ください  珠 2012-3-22 11:26

    ドイツの番組です。30分くらいあるので、お時間のある時にゆっくりご覧ください。
    【ドイツZDF フクシマの嘘】
    http://www.dailymotion.com/video/xpisys_yyyzdf-yyyyyyy_news

    この番組を見ると、東電の嘘が指摘されています。
    政治家を取り込んでいく、また潰していく、凄まじさも垣間見えます。

    放射能汚染についても「風評被害」というけれど、まずは正しい情報を出してからの話でしょう。
    ホントに「風評」かどうか…「風評」の方が正しいことがあり過ぎではないでしょうか。
    ともかく、ご覧になってみて下さい。
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【17062】>削除及びアクセス禁止通知
珠   運営スタッフ 2012-3-24 22:29:50  [返信] [編集]

    >日本太郎 及びHATTORIさんへ
    度重なるマルチ投稿、それへの警告にも関わらず投稿を続けたこと、
    及び、投稿者名の変更で、老人党のルールを守らなかったこと。
    この2点のペナルティを合わせ、投稿禁止といたします。

    1. 半角換算で2文字以上20文字以下で、他者と混同される恐れのない一貫した本名または筆名を使用してください。
    4. やむをえず投稿者名を変更した場合は、その後10回まで旧名を併記してください。

    4. 多重投稿、マルチポスト、他サイトと同一の投稿は禁止します。

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【17034】打てば響く 2012年3月22日分転載
ビートル   運営スタッフ 2012-3-22 22:45:18  [返信] [編集]

     打てば響く(『なだいなだのサロン』コラム)3月22日の記事の転載です。


    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    3月22日 感想

     婦人之友の次号の原稿を送った。
     日本の代表的な銀行の勧めで、アメリカの生命保険を買い、利子は日本の銀行利子の数倍付いたが、この円高ドル安で、結果的に大損をした。普通預金に入れっぱなしの貯金に目をつけられ、資産運用しろと勧められ、しつこい勧誘についにイエスといってしまった結果が、数百万円の損。最近の一年の収入に当たる額だ。もう資産運用等という言葉は聞きたくない。
     この経験から、投資顧問会社に年金運用を任せるよりは、日本の未来を買え。日本のインフラに投資しろ。年金は、お金を長い間積立て、寝かせて、未来で受け取るものだ。自分の老後を任せる日本に投資し、より住みやすくする目的に使ってもらうのが利口だ。自分の老後を任せる若い世代の職を確保することもできれば、一石二鳥。
     赤字国債ではなく、新幹線やローカル線などの建設のための国債を買えばいい。新幹線など、札幌まで、早く開通させるがいい。山陰、北陸の新幹線も、どんどん建設をすすめる。税金から出すのではなく、年金基金から出せばいいのだ。アメリカの生命保険や国債などのいわゆる金融商品を売り買いして、利益を出そう等という連中にお金を預けるな。という趣旨のエッセイ。

     ちくまの連載の原稿は、現在進行中のフランス大統領選挙のジャン・リュック・メランション候補について書いた。
     年末・正月をフランスで過ごしたが、その時「ジャン・リュック・メランション候補に聞く」というフランス2局の番組を視聴して、初めてかれの映像に接する。その前に、かれの著書は少し読んでいた。そのとき、過去の、群衆を前にしての演説や、政治討論などの映像の抜粋も紹介された。視聴して、昔からぼくが抱いていた政治家像ぴったりの人間を彼の中に見た。ユーモアのある政治家、難しい政治経済の状況をやさしく説明できる政治家。そういう状況で、ぼくたちに、今何をなすべきかを示せる政治家。しかし、かれは共産党に支持されているという理由で、フランスのマスコミからボイコットされ、かれの主張は、ほとんどメディアを通じては国民に届かなかった。だが、おもしろおかしい、肩のこらない、元気の出る演説で、少しずつ支持を広げ、今では無視できない存在になってきた。この番組を見た視聴者が、かれに魅了され、支持率が倍増したという。
     正月以来、ぼくはかれの記事をおい続けている。つい最近は、大統領選挙開始に合わせ、バスチーユ広場へ、という決起集会を開いた。その日集まったのは12万人。メーデーでも集まらないような人が集まった。
     4月の22日の投票日まで、あとひと月ある。その間に、かれが上位三人との差をどこまで縮めることができるか。リレーでも、下から上がってきて、上位を一人二人と抜き去るシーンを見ると、誰でも興奮する。今度のフランス大統領選挙では、そういう興奮を感じることが出来るかもしれない。抜いてくれれば、ストレスは最大限発散できるだろう。ギリギリまで迫ってくれても、かなりの発散が可能だ。旧ソビエトの崩壊後、うっとおしい空気の中でずっと生き続けてきた労働者たちも、久々に、応援できる対象が見つかった。
     日本にも、こんなタイプの政治家が、左派から出てきて欲しい。自民、民主に飽きた日本の大衆が、日本のル・ペンのような橋下大阪市長に騙されるのを防ぐためにも。

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【16998】Re: 老人党メルマガ(421)
北極星   運営スタッフ 2012-3-18 7:34:51  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(421) ::: 2012/3/18
    =========================================================================
    【16963】Re:あれから一年、、、3月11日(核のウンチ) JIJI
    【16993】Re:エコロジー2          kounosuke
    【16992】Re:風力発電の入札がまだ抽選?  kounosuke
    【16961】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:人と制度     H.KAWAI
    【16935】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:教育基本条例  こころ
    【16973】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:教育基本条例   節松 有子
    【16949】白紙委任はヒトラーを想起、読売渡辺会長   かっくるなかしま
    =========================================================================
    【16963】Re:あれから一年、、、3月11日(核のウンチ) JIJI 2012-3-15 17:01

    春らしい一日で、近くの芝川の土手で草摘みをしてきました。芥子菜が30分も摘めば、食べきれない程採れます。
    早速BABAが調理してくれて、春の味を楽しみました。
    此の所の放射能騒ぎの中、野草を食べられる環境を、有り難く、幸せな事だと感じております。

    原発について願うこと!・・・原発の今後について、与党、野党一致で、政治は原発の停止・廃炉の方向に舵取りして行くべきと願います。原発の使用済み燃料(核のウンチ)の処理が確立していない今、肥溜めを作ったり、地下何百メートルに埋めるという処置は、場当たり的であり、付けを孫子に残すだけであると書かせて頂きましたが、 
         ↓↓
    http://www2.ocn.ne.jp/~y1a1m1a1/sn-87.html
    核の<ウンチ>について、またここにリンク掲載致しました。

    このところの、不安な地震の連続…
    地震国・日本に原発は、火薬庫の前で焚き火をしているようなもの、
    3・11の惨事を繰り返さない為に、焚き火を消すべきです
    -----------------
    【16993】Re:エコロジー2   kounosuke 2012-3-17 19:10
     ▼都民さん:

    再生エネルギーは全電力の10〜15%位有れば脱原発ができるのではないでしょうか!火力発電のガスコンパインド発電はいいですね。ドイツでは脱原発を決めて再生エネルギーを促進していますが、原発はまだ動いています、このように決めないと再生エネルギーに力が集まりません。

    脱原発の機運が高まって再生エネルギーに限らず、節電だったり  色々なアイデアがどんどん出て来ています、それらを、応援すればよいのではありませんか 再生エネルギーはこれからです、育てていかないといけないでしょう。
    脱原発は 橋下さんもみんなの党も言っています。

    読売新聞は「原発推進派」です、中日新聞や他の雑誌も読んでみえますか!
    都民さんの様にネガティブに考えたら原発から抜けられませんよ、「脱原発」になるといいな!と考えておられるでしょう
    都民さん長生きしてエネルギーの変化を見て下さい。

    最後に「脱原発」を言っているのはお母さん方が多いです、経済がわかっていないとの声も有りますが一番に子供、孫の将来を心配しているからでしょう、お父さん達は子や孫の心配はしないのですか?
    -----------------
    【16992】Re:風力発電の入札がまだ抽選?  kounosuke 2012-3-17 18:48
     ▼都民さん:

    私とは「もう話したくない」と言ってみえたので、返信が有りびっくりしました、返信有難うございます。
    ただ、都民さんだけを指摘したわけではなく、同様の考えを持っておられる方も見えますのでその方達に対してです。
    ソーラー発電の設置W数は今では原発3〜4基分(全国、発電量では有りませんが)有ります。
    ソーラーは昼間だけですが昼間の電気が重要なのでは!!

    風力発電についてですが、今までの風力は電力会社の関連企業が多く原発推進の為のパファーマンスの意味合いが多いと思います、ですから発電が小さかったり、トラブルが多かったりしています。
    岩手県の葛巻とか北海道の苫前とか成功している自治体も有ります、確かに問題点も有ります。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB

    ウッキペディアの風力発電についてですが、長いので簡単に列記しますと、環境問題、健康問題、電力の安定、鳥、風力予想などについて問題点と対策とが書かれています。再生エネルギーは永久機関ではありません。
    パネルも風力も石油を使って作りますが、この無駄?な事は原発を止める為でしかたがありません。
    無駄の話なら原発の方が凄いです発電しなくなってからも巨額のお金が要ります。

    3月16日の報道ステーションを見ませんでしたか?
    ドイツの話で正常な原発でも廃炉から何十年なっても片付きません。使用済燃料など10万年ですよ。
    -----------------
    【16961】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:人と制度   H.KAWAI 2012-3-15 14:43 (編集)

     人か組織かとも言えます。

    ○事件、事故、そして不祥事、これらが起こる度に唱えられるのが再発防止のための制度改革なんですね。人は変えられないので、制度の方を改革しようと言うのでしょうが、ここで忘れられているのが教育ということなんですよね。

    ○勿論、教育が完全に忘れられているのではありませんが、しかしその声はしばしば歪んだ教育観からのものなんですよ。橋下の「はっきり言います。教育は20,000パーセント強制です」はその典型で、自発性を完全に無視した教育観であると言えます。

    ○人間を命令と服従という関係でしか見ませんから、服従しない者は恫喝して服従させるという発想しか出てきません。アメとムチという言葉がありますが、橋下は専らムチに頼ろうとしているようですね。
    もっとも、根本は人だ、制度じゃないとまで言い切れる訳でもありません。実は、人も制度も大事なんですよね。

    ○今度の震災と原発事故で、我が国は非常に大きな困難に見舞われました。しかし、国会はと言えば政争に明け暮れているような印象で、与野党共に大きく国民の信頼を損なっていますが、ではこのような事態に立ち至っている主因は制度なのでしょうか、それとも人なのでしょうか。

    ○さて、制度ですが、制度には憲法に規定された国の制度というものがあります。これは簡単には変えられません。しかし憲法によってではなく、法律と私的な約束事によって決められたかなりいい加減な制度があります。それが選挙制度です。

    ○現今、国又は政府が機能不全に陥っている原因は、野田首相、谷垣総裁等の与野党の政治家が無能であるからということではなく、制度的な問題だろうと思うんですよ。そしてそれは、第一には憲法に定められた国の制度の方ではなくて、法律と私的な約束事によって決められたかなりいい加減な制度である「選挙制度」の方なのです。

    ○政争の原因は一見すれば、首相の立場が弱い事及び二院制からくる捻じれ現象であるように見えますから、橋下流の「命令し、服従させる民主主義」を実現しようとすれば、首相公選制、参議院廃止が出てくるのは至極尤もですが、ここで、完全に度外視されているのが「選挙制度」なんですね。

    ○議会制民主主義で最も重要な制度は「選挙制度」なんですよね。
    いくら「統治機構」が精緻に組み立てられていようと、「選挙制度」がいい加減ですと、国も政府も上手く機能しません。
    ○橋下は民主主義には関心が無くて、自分が独裁者になった場合の「統治機構」にしか関心が無いので、「維新版船中八策」では選挙制度には全く触れませんでした。

    ○国造りは人造りから、人造りは民主主義的な学校教育から、学校教育の担い手は首長ではなくて、教育委員会と教員、首長には白紙委任状を与えるのではなくて、市民が積極的に関与すること、首長自身が党を作って議員を手下にしてしまうようなことがないように監視を強めること。まだまだありますが、ここまでとします。
    -----------------
    【16935】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:教育基本条例 こころ 2012-3-11 12:59

    はじめまして 単刀直入に申し上げます。橋下徹は長続きしません、よって扱き下ろすまでもありません。大阪を食い物にして己を目立てせることのみに熱心な人物をいつまでも許しておくほど、大阪人はお人よしでも馬鹿でもありません。

    小泉構造改革とやらに散々痛い目にあいながらも、またもや同じ目に合いたい日本人がそれほど多いとは思いません。
    彼を担いで利用したいと考える連中の中にはマスコミまで味方にして盛り上げを諮っているようですが、利用価値がなくなった後はごみ扱いでしょう。要するに「悪の栄えたためしなし」ですよ。
    -----------------
    【16973】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:教育基本条例   節松 有子 2012-3-16 14:10

      大阪で 腹話術だと 言い訳し     GATT
      君が代は 指さしている バーネット  節松有子

    野球とかアメリカンフットボールとか、その他にも機会があるたびに国歌が歌われるアメリカ、日本の総国土と同じ面積のカリフォルニア州、そんなのが50州ある国、それを一つに束ねるのは大変なことなのでしょうね。
    とても知的なアメリカ女性が「アメリカ人なんて、どこに居るの?」と言ったのを聞いたことがある。

    「日本は国歌をことさら歌わなくても、国民は自分が日本人だということを知っていてくれる。
    アメリカは広くて多種多様、苦労も多いだろう」。日本の政治家でそんな風に考えている人物も居るはずなんだけど…

    生徒の国旗に対する敬礼および宣誓は、強制できないとしたバーネット事件での連邦最高裁判決(1943年)、バーネット事件で認められた子供の権利は、教師にも適用されるとしたマサチューセッツ州最高裁(1977年)などの判例があるアメリカ。

    教育委員会を追い込む策として、“君が代”をダシに使っている感じなのなら、橋下市長とアメリカ留学から雇われて校長になった人は、“君が代”に対して失礼では?という見方もできるのではないのかなぁと私は思います。
    -----------------
    【16949】白紙委任はヒトラーを想起、読売渡辺会長   かっくるなかしま 2012-3-13 11:06(編集)

    白紙委任はヒトラーを想起、読売渡辺会長(笑
    http://www.j-cast.com/2012/03/12125177.html?p=all
    (J-Cast、「読売渡辺会長が橋下市長発言に懸念、白紙委任はヒトラーを想起」、2012/3/12)

    >>月刊誌「文藝春秋」最新号でほえている。橋下徹大阪市長の発言に対し「ヒトラーを想起」と懸念を示し、朝日新聞の「脱原発」主張を「亡国の政策」と断じている。一方、消費税増税に取り組んでいる野田佳彦首相は評価しており、首相に就任した日に2人が電話で交わした会話も紹介している。

    渡辺氏が懸念を示す橋下市長の発言とは、こちら(↓)の朝日でのインタビュー、
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201202110424.html
    (朝日、橋下徹・大阪市長に聞く、「選挙、ある種の白紙委任」、2012/3/11)

    そのこちら(↓)であった。

    >>「議論はし尽くすけれども、最後は決定しなければならない。多様な価値観を認めれば認めるほど決定する仕組みが必要になる。それが『決定できる民主主義』です。有権者が選んだ人間に決定権を与える。それが選挙だと思います」・・・★A箇所

    >>「弁護士は委任契約書に書いてあることだけしかやってはいけないけれど、政治家はそうじゃない。すべてをマニフェストに掲げて有権者に提起するのは無理です。あんなに政策を具体的に並べて政治家の裁量の範囲を狭くしたら、政治なんかできないですよ。選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。ある種の白紙委任なんですよ」 ・・・★B箇所

    選挙における白紙委任というものについて、まず、どう見るかだが、
    Q 選挙における白紙委任とはなんだろうか? 
    A それは投票に行かないことです。

    白紙委任を拒むには、まずは投票所に行きましょう。
    -   特に若い人。次いで党派に属さない人。
    -   ∵「組織に属さない人達は、(サイレントマジョリティは)組織化された利益集団の犠牲になる」(byハイエク)

    その上で、上記の「ある種の白紙委任なんですよ」(B箇所)は、「有権者が選んだ人間に決定権を与える」(A箇所)という文脈の中で、理解、解釈すべきものであるのだ、と。

    渡辺氏が白紙委任でヒトラーを想起するのは、ヒトラーの全権委任法からだが(↓)、

    >> 渡辺氏は、この市長発言から「私が想起するのは、アドルフ・ヒトラーである」と述べ、第1次世界大戦敗戦後の閉塞感の中、ドイツで「忽然と登場」したヒトラーが、首相になると「全権委任法」を成立させ、「これがファシズムの元凶となった」と指摘した

    白紙委任と全権委任法は、委任の「二文字繋がり」。(マジか?)
    -   想起するのは、それは脳の働きとして、自由だ。想起するなとは言わない、が。全権委任法とは、
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E6%A8%A9%E5%A7%94%E4%BB%BB%E6%B3%95
    (Wiki、全権委任法)

    >>> 全権委任法は、非常事態に立法府が行政府に立法権を委譲する法律。一般に、1933年のドイツでヒトラー政権に立法権を委譲した法律を指す。授権法とも訳される

    要するに、立法府(議会)の機能停止だ。・・・★★

    我が国の場合、立法府(議会)の機能が失われる過程で、重要な契機、要因となったのは、
    広田内閣での、「軍部大臣現役武官制の復活」であった。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E9%83%A8%E5%A4%A7%E8%87%A3%E7%8F%BE%E5%BD%B9%E6%AD%A6%E5%AE%98%E5%88%B6
    (Wiki、軍部大臣現役武官制)
    >>> 軍部大臣現役武官制の採用によって…軍部によるその意向にそわない組閣の阻止が可能となった。
    >>> また、たとえ一度組閣されても、内閣が軍部と対立した場合、軍が軍部大臣を辞職させて後任を指定しないことにより内閣を総辞職に追い込み、合法的な倒閣を行うことができた。
    >>> このようにして、軍部の政治介入が可能となり、軍部の政治的優位が確立した

    共通していえることは、(事柄の本質は)
    「行政府(官僚)の権限が、立法府(議会)のそれに優越する/超越する」、ということなのだ。・・・★★
    それでは、

    Q 問うてみる。有権者が選んだ人間に決定権を与える(by橋下氏)という発言を、
     行政府(官僚)の権限の優越、あるいは、立法府(議会)の権限縮小と重なり合わせることが、果たして適切なのだろうか?

    Q 問うてみる。政治主導とはどういうことか? 議会主導か行政主導か。官僚主導とはどういうことか?
      行政主導か議会主導か。

    Q 問うてみる。大阪府や大阪市での権限を巡る論争での権限とは、行政の権限なのか、議会の権限なのか?

    Q 問うてみる。行政府(官僚、職員、組合員)の権限は、選挙により有権者から選ばれた立法府議員、選挙により有権者から選ばれた行政府首長、それらの権限に対し優越する/超越するものなのか? 

    そういうこと。
    ps.
    橋下氏がヒトラーであるなら、そのヒトラーに反対しているのが、さしずめ、国家社会主義ドイツ労働者党、あるいは、大政翼賛会ということなのだろうのか(笑
    =========================================================================
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【16930】老人党メルマガ(420)
北極星   運営スタッフ 2012-3-11 6:31:05  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(420) ::: 2012/3/11
    =========================================================================
    【16887】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:競争至上主義は否   タミゾール
    【16907】Re:橋下主義...政権交代する、とは?          柳沢のたんたん
    【16924】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:天皇陛下でいいんです H.KAWAI
    【16881】Re:あれから一年、、、3月11日(瓦礫処理)       usagi65
    【16909】Re:あれから一年、、、3月11日(瓦礫処理)        JIJI
    【16929】Re:あれから一年、、、3月11日(瓦礫処理)        節松 有子
    【16896】瓦礫と汚染瓦礫の区別、地元自治体と番外地の区別    かっくるなかしま 
    【16882】風力発電の入札がまだ抽選?              kounosuke
    =========================================================================
    【16887】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:競争至上主義は否  タミゾール 2012-3-6 10:25
     ▼KAWAIさん:おはようございます

    >○私、高校で専門知識を教えよなんていっていませんよ。私の考える分化は、今の高校の「普通科」を「自然科学科」と「人文科学科」に分けて、「自然科学科」では「哲学」、「数学」、「物理学」、「化学」を必須科目にしてじっくりと基礎を学ぶ。そして選択科目として他の自然科学を入れる。そういうことなんですよ。いいでしょう。

    私は共通一次試験元年の受験者で、熱心なので2年目も受けましたです。今のゆとり世代同様、マークシート世代とバカにされ、選べても、自分で考えられないなんて揶揄されましたね。そういう、上の諸君の試験だって50歩100歩でしょ。

    教育社会学者の永井道雄さんが文相でしたのでもちょと期待したんですが・・・
    まず、なによりも、国、数、英、理科2科目、社会2科目ってのがものすごく負担で、なんでこんな関係ない教科までやらされるんじゃって不満でしたね。おまけに、2次試験もあるのですが。
    今考えると、小学校の教員を目指してたので、全教科を担当するものとしては、大切だったかなっておもう。

    生物学が化学や物理学の手法を取り入れて活性化したように、専門領域を超え出ることで、イノベーションやブレークスルーはおこり得ることもるでしょう。また、専門外の仕事での方が大きな貢献ができることもままあります。
    まあ、独学が多いんでしょうけど。

    現代は、素人が専門家をどれだけコントロールできるかっていうのが大切で、原発問題しかり、政治しかり、司法しかり、マスコミのチェックしかり、経済しかり、福祉しかり。
    そうなると、専門外のことを知っておく、あるいは、知る手だてを共通に持っておくってのは大事ですね。

    現状は、高校の早い段階からの文理コースの区分けや、多くのアラカルト式の選択科目制はかなり進行中みたいでして、共通の基盤や共同的な学習スタイルは困難になってるそうです。2年でセンター試験をやり、資格的な扱いをし、入試は斬新な専門的かつ論述的な問題にすれば、一般・専門の難問はある程度解決できるかも。

    愛知ではパブリックスクールを模した全寮制の中高一貫校が初の卒業生を出しました。
    問題は金持ちしか行けなってことで、何割かは貧乏人に門戸を開くべし。
    私の考えは、中高生に教育学や心理学を教えたらいいって思う。教育の手の内を見せ、考えさせるってことです。

    関西でがんばって成果を出してる実践家や研究者の本を読み、現場で地道にやることの大切さが身にしみ、制度論のような大所高所の無責任な発いを自制します。橋下さん読まんだろうな。
    イギリスの公立高の予算は日本の2倍だそうで、人的資源も多いそうだ。日本の公立高は良くやってるって思うなあ。

    なのに、「クソ」、「バカ」などといわれたらたまらんでしょうね。ゴミですね。あの市長。
    自分の部下たちをそんな風に扱っちゃあだめでしょね。モチベーションはがた落ちでしょうね。
    オンブズマンがやることと、士気を鼓舞しつつ粘り強く質の高い仕事をしてもらう市長の仕事は違う。
    まあ、管理主義者広岡さんも、優勝したからよかったが、野球チームとは違うんでね。
    -----------------
    【16907】Re: 橋下主義...政権交代する、とは?   柳沢のたんたん 2012-3-8 14:55
     ▼皆さん:ご苦労様です。

    改革とは先ず現在の体制を壊す事から始めるのが本筋である。
    法益法人は原則ゼロにすると言ったのは、小泉ではなかったか
    その後の公益法人は、倍近くなったようだ。政治屋の云う事は口からでまかせが多い。無責任な放言が多い。

    その下につく官僚もまた腐りきった存在の様である。今回の2100 億円の行方不明も又、天下りの役人達の行いである。
    この天下りの連中の給与は遡って全額取り上げるべきが本筋であろう。
    前の保険庁の5000万人の行方不明と同じ、厚生省の連中である。

    官僚達は無責任と言う事にかけては、これが本職みたいである。時代劇に出る、所謂『お勤め』の泥棒と同じではないか。
    これは集団詐欺事件といえる。島流しか牢入りが相応しい。単なる厚生省の問題であるが。これは氷山の一角である。

    霞ヶ関の天下りの役人のごときは全国津々浦々まで蔓延していて、この腐りきった官僚体質は根本的に作り直す事が必要であろう。日本の国は昔から恥の文化と言われてきたが、今日は自尊心のある官僚は見いだす事が困難であるほど腐ってきた。
    パーキンソン如きの問題を遥かに超えた様相ではないでしょうか。財団法人への補助金は12兆円。

    この東北震災が起きた現在、日本の総理は増税にしがみついている。
    その前に、役人を半減しろ、議員も半減しろ、議員の歳費も半減しろ。
    そして高額所得者の税金を上げろ。経済知識のない総理は早く辞退しろ。

    日銀の紙幣は100兆円くらい印刷して、年収200万以下の貧困層に支給しろ
    必要な法律は変え変して新しい法律の下で世直しをやるべきであろう。
    民主党の約束は役人の給与20%削減と言うて票を集めた。公約違反で、これは真っ赤な嘘吐き政権だ。

    一般民衆に貧困層が30%以上になっていて、毎年3万人以上の自殺者が出ている状態は少しも改善されない。
    プロレタリアと言う納税不能の人間から消費税を取ると言う事は、政治を扱う人間の正義であろうか。
    先日のテレビでは、宮内省、総務省、財務省不要論が役人OB達がいっていた。これが聞こえない訳ではあるまいて。。
    -----------------
    【16924】Re: 橋下徹を扱き下ろすスレッド:天皇陛下でいいんです   H.KAWAI 2012-3-10 9:53

    事の発端は自民党(↓参照して下さい。)です。
    http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/aa6b4ecae526df7862bfd1d77d7cee86

    ・自民党は2012年3月6日、憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)の全体会合を党本部で開き、起草委員会が作成した改憲原案を基に意見集約に着手しましたが、修正を求める意見が相次ぎ、結論を持ち越したということです。

    ○ところで、「憲法改正推進本部」ってマジで過激ですね。「憲法調査会」ならまだ分かるんですが、これじゃハナから「改憲」ですから、まさに「始めに結論ありき。」みたいじゃありませんか。

    ○さて、憲法の根本問題というのは、これが「政府を縛る」ものなのか、それとも「国民を縛る」ものなのかという事ですが、学者、識者、専門家は「政府を縛る」ものであると答え、野蛮人は「国民を縛る」ものであると答える訳ですね。
    で、上記の「起草委員会が作成した改憲原案」からは、大勢はこの野蛮人であることが窺えるんですよ。

    ○それが、まさに次の「改正」案に見る事ができるんです。
    現行:第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
    「改正」案:第99条 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。

    ○で、まあ、私は、学者、識者、専門家の「政府を縛る」ものであるとする見解は、多分に王政の時代の国家観を反映しているように思うんですがね、でも、この「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。」って何なんでしょうね。

    ○民主主義の国家観をもってすれば、国民の総意(但し、実際は有効投票の過半数)によって定められた憲法を国民が尊重しなければならないのは当然の事であって、この「憲法改正推進本部」が如何に「国民に義務を課する」事に執心しているかが窺えると言うものです。

    ○ところで、「維新」が首相公選制を言い出したことから、首相が公選制になると、大統領制と同じことになって、首相が「元首」になるのではないかとの疑問が一部の人から出たんだそうですね。これに対して橋下は、「首相が公選制になっても元首は天皇陛下だ。公選制であることと、元首であることとの間に関係は無い。」と言ったってんですね。

    ○で、問題になるのは「元首」ですが、英語では「a sovereign」、「a head of state」ですが、これはそもそも王政の時代の用語なんですよね。民主制の下では「元首」は不要で、「代表」でいいんですよ。

    ○ですから、元首は誰になるのかという問題意識自体がアナクロニズム、当然、「元首は天皇陛下」もナンセンス、天皇陛下は天皇陛下でいいんです。
    でも敢えて言えば、日本国憲法に定められる通り「象徴」です。「元首」じゃありません。ちなみに首相も「元首」じゃなくて「代表」ですよ。この辺りを学者の方が及び腰であることから、一般国民の間に誤解が広まってしまうんです。
    -----------------
    【16881】Re: あれから一年、、、3月11日(瓦礫処理)   usagi65 2012-3-5 21:07
     ▼JIJIさん:こんばんは

    ほんとうに3.11の地震と津波の桁外れの大きさ、ものすごさ、それに加えて原発事故の恐ろしさは日本国民すべてが恐怖におののき、悲嘆にくれた大災害でした。しかし願わくばこの災害から多くのものを学んで一歩前に前進して欲しいと思っていますが、被災地や行政のやり方電力会社の対応等みていてもがっかりすることばかりです。

    そこで今問題になっている瓦礫処理についてですが、瓦礫処理はほんとうに全国民が負わねばならないのでしょうか?
    今日の関西の番組で阪神淡路大震災時の瓦礫は他県に処理をお願いしたのは14%だといっていました。
    神戸市が最も多かったのですが神戸市は処分場を増やしすべて市で処分したといっていました。

    仮置き場は湾岸地域にして、処分したものは埋め立てに使ったそうです。
    神戸市の職員が経験を元に、震災後1年もたって瓦礫処理が進まないことを「他県に依頼するのか自分たちで処分するのかここは決断のときではないか」といっておられました。

    阪神淡路大震災のときの瓦礫と違い東日本の場合は放射能汚染が心配されます。
    松井知事は瓦礫処理を引き受けたい旨公表しており、現地に行って実際に瓦礫の前で測って見せ0.04〜0.06マイクロシーベルトだから問題ないとTVカメラのまえでいっていました。

    しかし処分場の煙突からはどのくらいの放射能が何年間出続けるのでしょうか?又処分後の灰は濃縮されてどのくらいになるのでしょうか?そしてその処分はどうするのでしょうか?
    子供を持つお母さん方が心配するのは当然ではないかと思います。

    東日本のある地域で自分たちで処理したいので、瓦礫処分場を作りたいと行政にいっても許可が下りないという情報があります。どうなっているのでしょう?
    -----------------
    【16909】Re:あれから一年、、、3月11日(瓦礫処理)  JIJI 2012-3-8 18:13

    東日本大震災から一年が経ちました… まだ行方不明の津波犠牲者が3,232名も居られるそうです。
    亡くなられた何万人の方々のご冥福を祈るばかりです。
    放射能汚染を避けて、避難生活をしている方々の、ご苦労も推察されます。

    これだけの犠牲者が生まれた大災害!… まだ次の地震が起こりうる?というのです。
    毎日首都圏地震の危険性が、TVで報じられています?!
    日本の原発は、廃炉・廃止に舵取りして行くべきでしょう??

    いま、日本中殆どの原発が動いていないそうです?が、心配された停電もなく、火力・水力・風力発電で現在の状態が、保てているのは、電力関係者の並々ならぬご努力のお陰ですが、、、
    今の内、一歩進めて、原発廃止の道を進めていただきたいと願います。。。
    -----------------
    【16929】Re:あれから一年、、、3月11日(瓦礫処理) 節松 有子 2012-3-10 16:11

       被災地に 下げる面なし 首もなし  鷹秀
       一周年…避難に非難! お役所仕事‥ なにげ便太郎
       暗い東京 鬼怒鳴門 なつかしみ  節松有子

    1974年から東京都北区に暮らすキーン ドナルド(鬼怒鳴門)さんが8日、日本国籍を取った。
    震災後の日本について「直後は東京からあかりが消えエレベーターも止まり、力を合わせて東北の人を助けていると感じたが、いまは明るく、必要のない(電光)看板がたくさんある。東京だけではない、もう忘れてるのではないか」とがっかりしているそうだ。

    計画停電に振り回されスーパーへ行っても薄暗く、でも道で会う友人は「これぐらいでちょうどいいのよ。今までが明るすぎたの」としっかりしてほがらかだった。
    原発の安全神話が吹き飛び、電気を湯水のように使えるイメージは思いちがいだったということなのですね。
    一年前の主婦たちのあの引き締まった考え方、崩れない方がいいなと私は思います。
    -----------------
    【16896】瓦礫と汚染瓦礫の区別、地元自治体と番外地の区別 かっくるなかしま 2012-3-7 16:43 (編集)
     こんにちは。

    >読んでみてください → http://takedanet.com/2012/02/post_740a.html

    拝見しました。ソースの紹介と提示、ありがとうございました。
    お礼を申しあげるとともに、武田先生の意見の一部につき、誤りを指摘いたします。

    6項目のうちの、2項目目(瓦礫の処理)で、20%を被災地の外で処理するとありますが、
    瓦礫の総量が2300万トンで、その20%ですから、460万トンが、東京、山形などの外で処理されるわけです。
    なのですが、6項目目(汚染の可能性)では、総量の2300万トンで計算していますから、
    そこに示される数字は、当然のことながら、値はそれらの20%以下となります。

    次いで、8000ベクレル/kgというのは、搬入・受け容れの際の、上限基準値(注記、焼却後)であるので、受け容れる瓦礫が、その水準での放射線量を必ず持つとは限りません。
    示されている数字は、上限値の目安であり、値には、「未満」とつけるのが妥当なのです。
    -  平易な言葉で言えば、瓦礫と、汚染された瓦礫との「区別」が必要だということです。

    それはさておき、約200兆ベクレルという数字、
    -  外部処理は、20%なので、正確には36.8兆ベクレル 正確には、36.8兆ベクレルという数字は、線源を1カ所に集めて、そこから放射される線量のことです。「人工的に集中させたホットスポット」、に相当する。

    線源を1カ所に集め、かつその場所に行けば、そうした線量での被ばくが生じる、ということですよ。
    -  ざっくりと、ベータ線は1m、ガンマ線は100mというオーダーで線量が著しく減衰しますから、そうしたホットスポットに、接触しなければ、被ばくは免れるのです。
    -  ですからホットスポットができれば騒ぎになるし、ホットスポットから離れていれば普通に生活できているのです。

    武田先生は、食物摂取による体内被曝との比較を行おうとしているから、一人当たり年間といった記述をしていますが、
    意味がない。
    -  そうした人工的に集中させたホットスポットに接触すれば、一人当たりではなく、誰しもが、36.8兆ベクレル相当の被曝を受ける。
    -  近づかなければ済むのに、それを敢えて全量、食物摂取してみたら、というのもまた、不自然な設定ですよ。

    以上は、(単なる)科学的事実、以下は、一東京都民、処分場に隣接する一区民としての意見です。
    東京で受け容れているのは、岩手(宮古)、宮城(女川)の瓦礫であり、
    福島浜通りの瓦礫を処理しているわけでは全くない。
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20120307/CK2012030702000078.html
    (東京、群馬版、「東京都のがれき処理 県内自治体が視察」、2012/3/7)
    >>>岩手県や宮城県のがれきなどの災害廃棄物の受け入れ検討の参考にしてもらおうと、県の呼び掛けで県内の自治体の担当者らが六日、受け入れを始めている東京都の関連施設を視察した。

    >>>都は昨年11月から岩手県宮古市の災害廃棄物を受け入れ、2月末までに計4,400百トンを処理した。宮城県女川町のものを含め、三年間で五十万トンを受け入れる。8〜9割が木くずという

    東京でのその処分場は、こうした立地であり、こうした経緯にあります。
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201112280809.html
    (朝日、〈ニュース圏外〉がれき処分場は「番外地」、2011/12/28)

    能力。
    >>>ここで、11月初めから岩手県宮古市のがれきを受け入れ始めた。来年2月からは宮城県女川町のがれきも引き受ける。
    >>>両県分で計50万トン。「本格的な広域処理ができているのは東京都だけ」(環境省)だ

    立地。
    >>>「海に隔てられ、最も近い住宅でも5キロは離れている。中間処理施設も埋め立て地の一角にある」(都の担当者)という立地条件に加え、「地元自治体」がないという特殊事情がある

    現状。
    >>>東日本大震災以後、都内で発生する放射性物質を含んだ廃棄物も、被災地のがれき同様にここで処分されている
    歴史。
    >>>「東京湾の埋め立て地は江戸以来のゴミや建設残土のほか、大火や震災、戦災で生じたがれきも詰まっています」。東京湾の埋め立ての歴史に詳しい元都職員の遠藤毅さん(74)は語る。埋め立て地には、災厄からの復興の歴史が刻まれている。

    番外地という特異な立地というものを抜きにしては、「黙れといっておけばいい」という石原都知事の発言は、理解しえないことでしょう。
    -  地元自治体がない、当然、住民もいない。
    -  私は、処分場に近接する江東区の住民だから、こうした地元の事情について知っているが、そこが「番外地」であるということを、知っていた人は、いったいいかほどのものだろうか。まずは知らないはずだ。

    岩手(宮古)、宮城(女川)の瓦礫を受け容れることに、私個人としては、なんら苦痛を感じるものではないし、
    科学的にも経済的にも政治的にも、合理的な判断、措置であると観ています。
    -----------------
    【16882】風力発電の入札がまだ抽選?   kounosuke 2012-3-6 1:00(編集)

    3月2日の報道ステーションで北海道の風力発電について特集がありました。
    再生エネルギー全量買取法案が通った後でも買取契約は抽選だったそうです。
    187万KWの応募が有ったのに、たった20万KWの抽選です。こんな状況では、なかなか風力発電が伸びません。

    政治力の欠如です。まだまだ電力会社になめられています。
    風力はソーラーと違い一日中回る可能性が高いので基数を増やせば安定した電力がとれます。
    送電線の容量が脆弱との話ですが、政府が責任をもってすれば技術てきに難しくないのですぐ解決です。

    試算によると、北海道の風力発電だけで2600万KW(原発26基分)あるそうです。話半分でも原発13基分です。
    世間には再生エネルギーなんて役にたたないといって見える人もいますが、こういう電力会社の抵抗や野田総理がやる気がないのを見越していっているのでしょうか!!

    先日もスキーに行きましたが山には水が一杯流れています。小水力発電の宝庫です。
    岐阜県のいとしろでは小水力をやっていますが余剰電力を買い取りされないので捨てているそうです。
    再生エネルギーは一杯有りますが政府がなかなか腰をあげない。

    今、野田総理は「消費税増税」一辺倒ですが、たとえ法案が通ったとしても数年後です。
    エネルギーの安定化は今すぐに必要です。
    もっと再生エネルギー普及に注力し安心な安定的なエネルギーを早く確保してほしいです。
    =========================================================================
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【16844】老人党メルマガ(419)
北極星   運営スタッフ 2012-3-2 6:45:56  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(419) ::: 2012/3/2
    =========================================================================
    【16817】Re:メディアによる世論操作   タミゾール
    【16827】Re:メディアによる世論操作   dunc
    【16821】Re:メディアによる世論操作   柳沢のたんたん
    【16824】Re:国内デフレと円高の複合、全く同意です  かっくるなかしま
    【16823】Re:下流こその時代 税の徴収  ブンコウ
    【16835】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:事実誤認それともめくらまし?  H.KAWAI
    =========================================================================
    【16817】Re: メディアによる世論操作 タミゾール 2012-2-27 21:41
     ▼KAWAIさん: かっくるなかしまさん:

    メディアの世論操作の話ですので、統計のリテラシー(識字)能力は重要なもんないですよね。
    そして、その内容がまさしく「平均」についてのものですので、とっても大切な話だって思うんです。

    >>さて、「平均」ですが、これはもともと難しい概念なのですね。大学生だけでなく、みなだまされちゃう。だって、60歳以上の平均貯蓄は2000万円以上て今日も煽情的にいってたが、何十億単位の貯蓄者がちょびといるだけで、平均値はぐっとあがるんですからね。平均値を出すことを控える必要があろう。

    >>平均点に惑わされ大騒ぎする主張も同様にわかってない。
    >>偏差値の高いものは「平均点」の算出があるからこそ、そのありがたい意味を熟知してて、あほな平均点を下げる連中がいてくれるからこそ、自分たちのプレステージを感じられるんですね。偏差値の低いものがこのからくりを知っちゃたら、まずいわけで、逆に、知らないってことは反発でもあろう。そんな数値に興味はないし、測られることにうんざりしてんだって。

    >タミゾールさん、貯蓄の分布は、正規分布からの乖離があるから、平均があまり意味をなさないんですよ。
    >その場合、「標準偏差」を併せて示すようにすれば、その平均が実体から乖離しているということが、分かるのです。
    >- あるいは、平均値と「中央値」を併記すればいいんです。 ズレが一発で分かる。

    >それから、偏差値に、アホもプレステージも関係ないです。
    >- 正規分布で近似できるかどうかが全てですよ。

    統計学は大学1年でやって苦しんだだけで、あとはおさらばしてますので、よしなに。『統計でウソをつく法』ってブルーバックス(唯一読んだブルーバックス)には感心して、レポートで使ったらいい評価をしてもらったような。
    当時最新の偏差値計算できる高価な電卓(確か1万円以上した)を買わされてやった試験問題はさんざんでしたが。

    近年は社会学者や心理学者の卵の多くはSPSSなんていう便利なソフトを駆使して、回帰分析やらχ2乗検定やらめったやたらと、使いまくって、たいした考察はなかったり、分析の意味がわかってなかったり、笑っちゃうようなのもありますが、しらないと困りますね。まあ、体裁は社会「科学」、人文「科学」しないといけないので。私はそういう方向はあきらめましたが、その意味に騙されないようにはしたい。

    若い教育心理学者(2流の心理学者、まがい物の心理学者と揶揄する人もいる)に聞いたら、学力で「正規分布」するという、あくまでも「仮説」にたっての数字なので、偏差値の意味を知っとかないと使いまちがえるってことです。
    特に、今はテスト結果の分布はフタコブラクダが常態化してますので。

    中内敏夫が偏差値での学力の把握について根本的な疑義をだしてたようですし、グールドは『人間の測り間違い』で、知能検査の考え方のおおもとである「スピアマンのg」もいんちきだって論述してた。

    >>それでもより惑わされないためにも、知っておいた方がいい。
    >>平均的(無能)な数学者たちの利益を増すための恫喝的な調査など笑い飛ばすためにも、って平均的給与をもらってないが、平均より時間があり幸福感を感じてる私はおもうのです。

    >根拠なく笑い飛ばしていいってもんでもないでしょう。
    >-  惑うも惑わされるもなくて、単純に、平均と言ったらバラつき(偏差)、それらは、組(組)でしょう。

    >それから、数学者たちが、点数が低いから、数学に梃入れして欲しい、と言っているとしましょう。
    >でも、数学者たちの給料が上がるのは、結果を出してからですよね。
    >それより早く、一部の教育者の給料を上げる方法がありますよ。

    >誰がどう見ても、英語教育/受験でのリスニング/ヒアリングの能力は、昔より今のほうが上ですから。
    >-  成果、結果が目に見えているほうで、給料を上げろとなぜ、主張しないのか。
    >-  成果主義というのなら、成果に報いるべきだと、そう主張する千載一遇の好機だろうに(笑
    >-  成果主義を、使用者側の都合のいいように使わせては駄目なんです(笑

    数学者の就職先の最大のものは平時では教師でしょうから、彼らにとっては死活的な問題で、弟子や学会員の勢力をたもち、裾野を広げておくためにも、こうしたアドバル−ンを上げておくことは重要でしょう。小学校英語導入で、英語教育界はウハウハですし。

    >そうだな、一言申し上げると、数学会の理事長の宮岡先生は、若かりし頃、「フェルマーの最終定理」の解決に迫った実力者であり、ほとんど神様ですよ。
    >-  高木先生の類体論が1次のゼータの統一、1次のゼータの値が岩澤理論、2次のゼータの統一が谷山志村予想、そうした正統的系譜の最先端で、挑戦していたのが、宮岡先生であるはずなのだが。

    森嶋太郎さんも「フェルマーの最終定理」の解決に迫ったんですてね。数学の最先端は厳しいので、やはり証明しない限りダメなんだろう。志村さんの自伝は読みました。谷山さんは自殺しちゃたんでしょうか。(逆化)とにかく、厳しい。でもここでは、一般人にとって数学的な素養の持つ意味なので別ですが。「数学ブーム」とは別に。

    >それと、むしろ、興味を覚えたのは、
    >学力偏差値の高い私学でも、点数が上がらなかったということのほうであり、

     単純に学生数の減少が影響してるのでは。このデータは経年比較がしっかりなされたのか。

    >これは、ゆとり教育そのものの結果というよりも、ゆとり教育とパラレルに私学での選抜試験の方法が変わったというところに、数学学力の低下があるものと、強く推測しています。
    >-   学力偏差値の高い有名私学でも、文系では、センター試験で数学を課せられませんから。数学が必須ともいえる経済学部ですらそう。 
    >-  「センター利用試験」の今の形態。科目は選択制。理科系志望か、学力偏差値の高い有名国立大学と同私学とを併願する受験生でなければ、学習の負荷を避けるために受験科目を絞り込み、数学は選択から外れる、
    >そうした受験の傾向の結果が現れている、そう見ますけどね。 いかが思われますか タミゾールさん

    大学の自由化でめちゃめちゃですね。1教科入試もあるし。
    経済なら数学は必須にすべきでしょうね。経済史なら、まだたいおうできるが、医学部での生物とかも。
    ここで、下の学校に苦情をいうのもいいが、大学はもらった学生の学力をどこまで付加したかをもとうてほしい。受験戦争時代の基礎学力の高い時代も、大学はそれを伸ばし切れてなかった。きっと下の学校が詰め込みすぎって言ってたのだろう。
    -----------------
    【16827】Re:メディアによる世論操作   dunc 2012-2-29 16:01

    民主党政権で政府の世論操作の仕掛け人が全く見えなくなった現在、利益を得る主役が誰なのかさっぱり解らなくなった。
    一般的に国家機密は外国を対象とするが、日本では国民が対象で外国に対する秘密は無い、私達は他国から自国の情報を知らされる悲しい国に住んでいる。

    いつの間にか日本の情報規制は進んでいて、インターネットの検索さえエロ画像同様、規制のゆるい海外のサーバーに頼らねばならない。
    著作権だ個人情報だと騒ぐ人達の多くはつい最近までお金を払って紳士録に個人情報を公開していた人達ではなかったのか。

    東電の原発事故でも企業は賠償金を出来るだけ押さえたいのは当然だ、原発事故を同心円被害地域で早期解決を狙う無責任さが有ったとしても、常識人の役人がSPEEDIの存在を隠すのに同意するとは思えない。放射性ゴミを拡散させ発病時の原因を曖昧にする手法も、国民の善意を利用して生命を軽視する不遜の人達が日本の中枢に確かに存在している。

    日本の情報衛星は優秀で災害時は押し潰された家屋の中の人も発見できると何かで見たがあまり信用出来そうもない。
    情報衛星は内閣官房が管理していて、東日本大震災でも多くの情報が得られたそうだ。
    しかし国防上の理由で画像は活用も公開もされない、ここにも国民の生命より重要な事柄がある。

    国防を最優先する内閣官房には「一億玉砕して国を守る」に矛盾は無いのだろうが一般には苔の生えた冗談で、メディアが病んだ国だからこんなスローガンも生まれた。メディアは国を破滅させる力も持つ。
    政府を監視して情報を国民に伝えるのが正業で、ジャーナリストには国民の判断を正しく受け取る感性が欠かせない。

    不確かな情報なら幾らでもネットで得られる。
    日本のジャーナリズムが生き残る道はただ一つ。国民の知る権利を信じ、国民の味方に徹する事だ。
    -----------------
    【16821】Re:メディアによる世論操作   柳沢のたんたん 2012-2-28 9:53

    世界第3位の企業が倒産した。これの本当の原因は何でしょうか。昨年の日本の電機メーカーが大赤字になった。
    自動車メーカーも軒並み赤字に転落して日本の企業の先行き真っ暗の様である
    これは日本の経済政策を皆官僚と御用経済学者にお任せの経済性政策の失敗にほかならない。

    これの打開ノウハウがあるかが、今日の日本にとっての一番大きな問題であろう。これの理由は極めて簡単な事であろう。
    長年の不況政策による国内のデフレ現象による、為替の円高を齎した結果であろう。
    なぜデフレから脱却できなかったか。理由は極めて簡単な事である。

    それは、結果として所得格差の拡大で、貧困層が限りなく増大して需要があっても購買できない人達が増えてきたからにほかならない。政権の座にある人達とその取り巻きの官僚が、税金を無駄使いして膨大な財政を蝕んできたからにほかならない。
    代議士連中の年収は世界一であり。お手盛りの政党助成金もその大きな原因であろう。

    しかも、官僚たちの年収も一般国民の収入を遥かに超えた存在も世界に類を見ない。
    これは封建時代そのままの悪政であり。ソ連の崩壊した状態と同様の現象ということができる。
    大阪で、橋下氏の市民の夢と希望もそれらの結果として協賛を得てきたものであろう。

    小沢一郎の改革の精神を日本の官僚たちが総力を挙げて長年潰しにかかって国民を洗脳してダメージを与えて、この国難を齎してきた結果にほかならない。これには、これに協賛してきたメデアの罪も極めて大きいといわねばなるまい。

    偶々、昨年日本の東北の大災害はこれをきっかけにして、日本の再生を齎す機会がきたと考えて、大改革のチャンスとすることが必要ではなかろうか。主権在民が日本の戦後の憲法にある精神を其の趣旨に元ずいた本来の公僕の国民に対して奉公するというあり方に直す事が正しいあり方である。

    代議士の数も半分以下でよろしい。役人も半分以下でよろしい。屁理屈をつけて、パーキンソンの法則そのままの悪循環は徹底的に訂正せねばならないであろう。これが日本の再生の本来のあり方であろう。
    自ら身を切る事の知らない増税を叫ぶことなどもっての外である。

    彼等の現状維持的なあり方は国を滅ぼす最大の悪政である。私などは余命いくばくも無いが此の国に生まれて今日まで皆さんのお世話になって生きてきたからには、此の国を愛する一念からアイテ苦言を呈する物である。
    単純な、算術が 解らない愚かな政治屋は政権の座からサッサと去れ。
    沖縄問題など、ドジョウの愚盲人間に解決できる筈はない。
    -----------------
    【16824】Re: 国内デフレと円高の複合、全く同意です  かっくるなかしま 2012-2-29 12:02
     ▼柳沢のタンタンさん:こんにちは。返信が遅くなり失礼します。

    さすが、戦後、高度成長期、今日に至るまで、自ら実際に起業され、企業経営されてきた貴殿だけのことはあり、
    勘所を得た重要なご指摘です。-  感服しております。

    >世界第3位の企業が倒産した。これの本当の原因は何でしょうか。昨年の日本の電機メーカーが大赤字になった。
    >自動車メーカーも軒並み赤字に転落して日本の企業の先行き真っ暗の様である

    >これは日本の経済政策を皆官僚と御用経済学者にお任せの経済性政策の失敗に他ならない。
    >これの打開ノウハウがあるかが今日の日本にとっての一番大きな問題であろう。これの理由は極めて簡単な事であろう。
    >長年の不況政策による国内のデフレ現象による、為替の円高を齎した結果であろう。

    まさにご指摘のように、主因は、国内デフレと円高の複合不況です。
    - 細かくは従たる要因として大きくあと3つほどありますが、主たる要因は、柳沢のタンタンさんの挙げられるその2つ。

    エルピーダメモリは、技術力と経営力に優れた企業でした。それなのになぜ?と考えた時、
    まず、単品経営であるがゆえに、という事情。
    - エルピーダメモリの、もともとの母体であったNECも日立も、国内デフレにより、市況変動著しい半導体事業を、本体に抱え込めなくなったところに起因。(換言すれば、内部相互扶助/補完の関係が崩れてしまったこと)

    次いで、為替要因が不利に働き続けてきた、という事情。
    - 市況型装置産業は、不況期にロスを出しても、好況期に大きく稼げれば耐え凌げるが、構造的に、円高ドル安、ライバルの韓国勢は(万年)ウォン安ドル高であったから、好況期に、もっぱら「為替要因」で稼げきれていない。
    そこで稼げないと、財務体質と設備投資能力が圧迫されて、装置産業なのに規模の利益を追求しえなくなり、長期時間軸上での競争力に翳を落とす。

    柳沢のタンタンさんのご指摘の通りです。では。
    ps.なお、dunc氏のこちら(↓)は、断言しますが(笑 全くの見立て違いです。

    >日本の半導体生産は地球環境保護のフロン対策で競争力を失い、生き残ったエルピーダも倒産した、メディアの圧力で自殺に等しかったとの思いが残る。

    フロン対策で競争力を失い、とあるけれど、それがいったいどういうことなのか、理解しえてのことなのだろうか。
    - 例えば、エッチングやCVDといった工程は、全ての半導体生産に欠かせず共通で、そうした工程でなされるフロン対策は、ラインの生産立地に依らず世界共通。装置メーカー側がそうした設計仕様を施すのだから。
    -----------------
    【16823】Re:下流こその時代 税の徴収 ブンコウ 2012-2-28 20:25

    ここ数日、税金についてNET索引し続けているのですが。
    文芸春秋3月号の浅尾慶一郎氏の記事について今日もそのページを開いている。

    どうも格差の原点、税のあり方など社会の不平等のままに突き進んでいるように思えてならないからだ。
    もうだいぶん前になるが、「受益者負担」という言葉が社会の王道のように叫ばれ始めた。税金を納めたものが相応に保護されるということのようだ。納めなければ、最低の、生かさず殺さずの状態に置くのも当然という空気だ。

    だがよく考えると、統治者を、いや法制度を、あの手この手で有利に左右しお金を手にしているのがお金持ちということだ。
    それは違った言い方をすれば、そうして本来なら他にもいくお金も余分に手にしていることになる。
    そのためにお金を手にしにくい人がうまれる。その「有利に手にする」の部分が公共的平等への配分ということとやはり関係してこようというものだ。

    浅尾氏が年金・公務員改革の是正を論じていますが、(以下部分引用)
    ひとつは、保険料率だという、仮にすべての人が同じ収入に対しておなじ割合で保険料を負担するとすれば、年間 健康保険料収入で2200億円の増加、年金で1兆5千億円の増加という試算。公務員を除いてこうだ。
    これに徴収漏れ対策費12兆円をくわえると単年度で16兆円収入増が見込める。

    そして、公務員共済と厚生年金を一元化すれば、共済年金の積立金超過額21兆円(税金の過投入)を活用できる、
    さらに、国・地方公務員数の2割削減すれば5兆4千億円捻出できる。
    国家公務員の昇給システムを改正すればさらに上乗せできる(以上引用終わり)

    政府は、マスコミは、日本はひとつと日本美をうたう。累進課税の強化、逆進性をさいようせず、所得に上限を設けず同率課税することこそ日本はひとつだとおもうがどうでしょう。
    浅尾さんの記事がお茶の間族にはわかりやいのだが、下記サイトの御意見もありか?。
    http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1365690.html
    http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/syutyukento/dai9/siryou3-1.pdf
    -----------------
    【16835】Re:橋下徹を扱き下ろすスレッド:事実誤認それともめくらまし?  H.KAWAI 2012-3-1 12:49 (編集)
     では、スレの趣旨に添いまして

    ○朝日新聞が最近行なった単独インタビューで橋下は、
    ・今の日本人の生活レベルは世界でみたら、五つ星ホテル級のラグジュア リーなものです。
    蛇口をひねればきれいな水が出る。教育も医療もレベルは高い。失業保険、年金もあり、最後は生活保護がある。
    これを 享受するには、すごくコストがかかる。維持するかどうか最初に決めないといけない。
    今以上の日本を無理に目指す必要はありませんが、僕は少なくとも今のレベルを維持したいんです。

    なんて言ってんですが、さらっと聞き流しますと「そうかも」って思えるんでしょうね。
    でもこれは「事実誤認」か、さもなくば、橋下一流の「めくらまし」ですね。

    ○多分、橋下とその家族は「五つ星ホテル級のラグジュアリー」な生活をしているんでしょう。
    でも、「五つ星ホテル級のラグジュアリー」な生活は、世帯当たりの年収が1000万円でもちょっと無理でしょうね。
    ところが、大半の日本人の世帯当たりの年収はその半分の500万円以下なんですよね。

    ○確かに私のウチでも「蛇口をひねればきれいな水が出」ますから、そこだけは「五つ星ホテル」と同じですが、後は住めるだけってのが実情ですよ。まして、教育、医療、失業保険、年金、生活保護については問題だらけじゃありませんか。

    ○最近、どこかで3人家族の全員が貧窮の果てに死亡していたということが報じられていましたが、最後は水しか口にしてなかったのではないかと言っていました。この人達だって橋下にかかれば「五つ星ホテル級のラグジュアリー」な生活をしていたなんて言われるんでしょうね。「蛇口をひねってきれいな水を飲んでいた」んですから。

    ○また「今以上の日本を無理に目指す必要はありませんが、僕は少なくとも今のレベルを維持したいんです」なんてことを言ってますが、そんなのんびりしたことを言っておれるのは、今後、起こることが確実な東海・東南海・南海地震などの災害の事なんか頭の片隅にも無いからでしょうね。

    ○なお、国民一人あたりGDPを見てみれば、日本は世界ランキング16位で、US$42,820.39(2010年)となっておりますが、これも円高を考慮すればもっと違った結果になるんでしょうね。
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【16802】Re: 老人党メルマガ(418)
北極星   運営スタッフ 2012-2-26 7:10:14  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(418) ::: 2012/2/26
    =========================================================================
    【打てば響く】感想です なだいなだ
    【16785】小沢氏、インタビュー、維新八策を評価  かっくるなかしま
    【16764】Re: 橋下徹を扱き下ろすスレッド:船中八策(1) H.KAWAI
    【16771】Re: 橋下徹を扱き下ろすスレッド:番外編「戦後処理の問題」  H.KAWAI
    【16772】メディアによる世論操作   天の邪鬼
    【16782】Re:メディアによる世論操作  タミゾール
    =========================================================================
    【打てば響く】感想です なだいなだ 12-2-20

    最近の日本における出来事を見ながら、82歳の老人として、感想を書きます。
    橋下大阪市長と維新の会の勢いが止まりません。かれは確かに大衆受けする存在です。かれなら、なにかやってくれるのではないか、と現在の霞が関の政治家に絶望感を抱く人たちは、大阪に目を向けたくなります。

    「大阪都を」という主張は、大阪府より、大阪市の方が存在感がある現状では、一体化によって行政の簡素化になるのは確実だから、きっと税金が安くなるだろうという期待を抱かせます。しかし、そこまではいいとして、勢いに乗って、国政にまで、乗り出してきたときの、かれが(若いので必ず自分から出なくても、担ぎ出されて登場する場面があるかもしれない)どのような国あるいは社会のあり方を目指すのか、不安を抱く人もいるでしょう。

    こういう時、老人は思い出します。これが老人の強みです。いたずらに恐怖心も抱かなければ、期待も抱かない。
    つまり比較的冷静に見られるのです。もちろん危険も目に入ります。
    たとえば橋下市長のもとに集まる人たちの会の名前です。「維新の会」だそうです。
    この維新という言葉、明治維新が有名ですが、ぼくの耳には、同時に昭和維新という言葉も反響します。

    昭和維新は昭和の軍部若手の将校たちが、社会を改革しようと志した時に、自分たちの行動目的として掲げた言葉です。
    左翼の革命をあえて避けて用いた言葉です。そして、かれらは挫折し、挫折させた人々が、この言葉の魔力を引き継いで、日本を戦争に引っ張っていきました。その時のことを生々しく記憶するのが老人党世代です。

    ぼくは軍隊の学校に行きましたが、この言葉を何度聞かされたことか。それによって生まれたイメージがあり、それに対するこころの中の反発があります。自分では、自分の運動をそう名付けようなどという発想は、持てません。

    こころの中に抵抗感があってつぶされてしまいます。到底使う気になりません。
    使っている人たちが、あの時代について無知であることも危惧します。知らなければ、警戒心もわかないでしょう。
    かれらが力を得た後に、登場してくる勢力を、どうしても危惧してしまいます。今日はここまでとします。

    そのほか、戦後に急速に勢力を伸ばした政治勢力についての思い出話というか、歴史的回顧は、(フランスのプジャーディスト運動や、ル・ペンの国民戦線運動などの、公明党も含め)連載などの一仕事を終えた後に書きます。
    それまで少し待ってください。ぼくの体調は、心配ありません。
    心配してくれる人に、心配して損したといわれるほど、少なくとも見た目には元気いっぱいです。
    -----------------
    【16785】小沢氏、インタビュー、維新八策を評価  かっくるなかしま 2012-2-24 15:22(編集)

    小沢氏、インタビュー(↓)。
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201202220897.html
    (朝日、「増税解散なら政界再編」 小沢氏インタビュー、2012/2/22)

    >>>(小沢氏は)消費増税反対の理由について「自民党がやってきた制度の延長線上でやってカネが出て来るわけがない。
    >>>統治機構を含む政治・行政の抜本改革によってムダを省けるといって政権を担ったのに、その努力を全くしないで増税するのは国民の理解が得られない」と指摘。

    “統治機構を含む政治・行政の抜本改革によってムダを省けるといって政権を担った”。

    その通りだ。
    - 証拠は、5つの主要政策の筆頭に掲げられていた「ムダづかい」、その箇所に、その箇所のみが、赤●で表示されていることだ。(元閣僚にも直接確認していた。)
    - http://www.dpj.or.jp/policies/manifesto2009
    - (民主党の政権政策Manifesto2009)

    >>>橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会の公約集「船中八策」については「『決定でき責任を負う統治機構』という主張は同感。旧体制を壊して新しい仕組みをつくるという考えにも共鳴する」と評価した。

    “『決定でき責任を負う統治機構』という主張は同感。旧体制を壊して新しい仕組みをつくるという考えにも共鳴する”。
    ほー。
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm17061728(ニコ動、小沢元代表、「維新八策」を評価、2012/2/24)

    ほー。
    http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120222/plt1202221811005-n1.htm
    (zakzak、日本創新党・山田宏、「“橋下改革”の真相…ブレーンが明かす“船中八策”全内幕」、2012/2/22)

    山田氏によれば、
    Q 政策決定システムの大転換とは、一体何か?
    A 日本の統治機構の仕組みを変えて、(民意が反映された)政策が実現できるシステムに変えること。

    キーワードが「統治機構」。・・・★ポイント
    山田氏  「民主党の小沢一郎元代表はマニフェストに固執しているが、1つのファクターだ」
    小沢氏  「統治機構を含む政治・行政の抜本改革によってムダを省けるといって政権を担った」

    小沢氏がマニフェストの筆頭かつ勘所である「ムダづかい」に固執しているのであるならば、(小沢氏、インタビュー参照)
    であるならば、「統治機構」(改革)で同じく重なり合うというわけだ。

    ps.
    http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2012/02/post-462.php
    (Newsweek、池田、「大阪維新の会は負の所得税で社会保障を「リセット」できるか」)

    高校1年の数学を用いて若干の説明を加えるなら、
    - 通常の所得税体系は、Xを所得、aを所得税率、従って、Yを所得税として、Y=aX の一次函数の世界。
    - 消費税は、Y=aX+b、とするもの。消費が所得に比例的であると見做せばば、Y=(a+b)Xとしても可。
    - 負の所得税は、直線を下にシフトさせ、Y=aX−c、としている。概ね、等価な基本所得も同様。 

    負の所得税、あるいは、基本所得を、自分は高く評価しているのであるが、それが、容易に実現しうるとは、見ていない。
    - その点では、山崎元氏と同様である。
    役人が反対するし、メディアにも反対論に回る素地がある。
    -  メディアには、行政による保護政策(免許、再販制etc)によって既得権益を護られているという側面があるためだ。

    同時に、容易に実現しうると見てないのは、「富裕なお年寄り」という政治的ハードルをクリアする必要があるためだ。
    http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2012/02/post-462.php
    (Newsweek、池田、「大阪維新の会は負の所得税で社会保障を「リセット」できるか」、2012/2/24)

    >>>豊かな老人もいれば貧しい若者もいるのに、年齢という基準で一律に所得を移転するのはおかしい。現在の日本では個人金融資産の60%を60代以上が保有しているので、公的年金は資産の「逆分配」になる

    >>>しかし有権者の過半数を50代以上が占める日本では、公的年金を負の所得税に変えることは政治的に不可能だろう。年金を積立方式に変えるという維新の会の政策も多くの経済学者の提案するものだが、現在の高齢者の既得権を侵害するので、与野党ともにまったく論議にならない

    現在の高齢者の既得権を侵害する。
    - 補足するなら、現在の豊かな老人の既得権を侵害する。

    我が国の少子高齢化の人口動態を鑑みれば、引退世代の公的年金を現役世代だけからの所得移転でカバーするには無理がある。
    - 無理というのは、現役世代(特に、30代以下の若い人たち)に負荷を集約させるのは、気の毒だと思うということだ。

    であるから、高齢者への所得移転のルートとして、豊かな高齢者から貧しい高齢者への所得移転というルートを新たに設ける、それが我が国における負の所得税なり、基本所得の厚生経済的な意味なのだ。

    - 豊かな高齢者からすれば、不満が生じるのは当然であろう。それは、私有財産であり保護されるべきものなのであるから。
    であるが、その私有財産は、自分だけで築いたのか、社会的基盤(環境財・制度財)のもとで築いたのか。

    程度の差はあれ、社会的基盤(環境財・制度財)のもとで、それは築かれているわけだが、だから、私財を提供せよ、それが当然だ、と言いたいのでは、ない。豊かな高齢者は、成功者であるのから、この国の行く末をなんらかの形で考える責務を伴うのではないか、「じっくり考えて見て欲しい」、それが言いたい。

    橋下氏、維新の会、橋下主義を賞賛し、支持するからといって、それ(維新八策)が容易に実現できるとは、思ってもいない。
    自民党から民主党への政権交代とは、持つ意味が違う。

    -  社会構造や資本主義を変えようという場合、相応の社会的な意識の変化、社会的な合意形成を得るためには、相応の時間がかかると見るのが妥当。であるから、基本所得を支持する論者は、その難しさを同時に認めているわけだ。
    -  ただし、そう多くの時間は残されていませんよ。人口動態は確定しているので、15年程度の時間軸で、歴史的評価、歴史的審判が下ります。(あの人たちが、こういう結果をもたらした、という)

    ps.2
    最後に、ポピュリズムについての、単純な話。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
    >>>「populus(民衆)」に由来し、民衆の利益が政治に反映されるべきという政治的立場を指す。大衆主義。

    民衆、大衆とはいったい誰なのか? という単純な話です。
    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1164.html
    (社会実情データ図録、各歳表示の人口ピラミッド)

    戦前・戦後には、民衆、大衆とは、数の構成から、若者を指した。(自明)
    今では、明らかに、民衆、大衆とは、数の構成から、老人を指します。(自明)
    Q それでは、ヒトラーは、誰に訴え、誰の支持を得たのか?
    Q それでは、橋下氏は、誰に訴え、誰の支持を得たのか?
    Q 民衆、大衆、即ち、数量優位にある人達に対し、媚びるのではなく、苦言を呈しながら、社会的な協力を仰ごうとする者は、それは果たして、ポピュリスト(大衆主義、大衆迎合者)といえるのだろうか?
    -----------------
    【16764】Re: 橋下徹を扱き下ろすスレッド:船中八策(1)  H.KAWAI 2012-2-22 6:30

    これは反論ということではありません。

    〇地方分権と言った場合、現在の都道府県に国の権限の一部を移管するといった「穏健」なものから、国は「外交と安全保障」のみに係わり、その他の権限は全面的に地方に移管し、更に地方組織は「道州制」に改編するといった「過激」なものまで考えられる訳ですが、我らが橋下は大阪府知事当時から「道州制」を唱えていましたから、当然この「最右翼」であろうと考えるのが自然な訳です。

    〇ところが、最近国政選挙でのマニフェストの叩き台として、「大阪維新の会」が発表した「船中八策」なるものを見ると、橋下はこの「最右翼」でも無さそうなんですよね。何故なら、この「船中八策」には「外交と安全保障」以外の「政策」が大量に含まれていているからなんですよ。

    〇どうしてこんなことになっているのかと考えて見ると、やっぱり橋下は独裁者を志向しているんだなと思えるんですよね。と言うのは、この「船中八策」なるものには、その「目的」というものも掲げられていて、それは、

    ・「決定でき、責任を負う民主主義」、「決定でき、責任を負う統治機構」、「自立する個人」、「自立する地域」、「自立する国家」、「日本の一人勝ちの時代は終わった」、「今の日本のレベルを維持するには国民総努力が必要」、「国全体でのオペレーションから個々の創意工夫による活性化」

    と、いうもので、「さらっ」と読めば普通のことを言っているように聞こえるかも知れませんが、これらと、その後に掲げられた「政策」とを併せ考えると、結局は「強権主義」に砂糖をまぶしただけって気がするんですよ。

    〇「決定でき・・」って、言ってますけどね、意見が色々あればなかなか決定できないのは当然で、よく言われるようにこれは民主主義の「欠点」なんですよね。ですから、「決定でき・・」ってのは詰まり「民主主義の否定」なんですよ。いや、選挙で選ばれた首長が「決定」するのだから、これは「民主主義の否定」じゃないって仰るかもしれませんよね。でも、ヒトラーも選挙で選ばれたんですよね。「選挙」は決して万能でも、神聖でもないんですよ。

    〇それから、「・・責任を負う・・」って言ってますけどね、政治家が「責任を負った」ことなんてありましたかね。現にあの橋下だって府庁をあの危険なWTCビルに移転させて府民に損害を与えたとして、訴えられていますが、橋下は「そんなこと言われたら首長なんてやってられませんよ!」って反発してたじゃありませんか。
    -----------------
    【16771】Re: 橋下徹を扱き下ろすスレッド:番外編「戦後処理の問題」  H.KAWAI 2012-2-23 9:01 (編集)
     ▼松さん:「戦後処理の問題」は満杯でしたので。
    >
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=572&sty=2&num=100
    >
    ○「この老人党に参加している人たちには、高い確率で先の自民党小泉純一郎を支持した人たちがいる」というのは強ち「ハズレ」とは言えないでしょう。しかしそういう人たちが「小泉に裏切られたと感じた」かどうかは分かりませんね。

    ○小泉は上手に逃げたし、その後も人気が衰えたことはなかったんですからね。
    自民党が有権者から見放されたのは、安倍、福田、麻生の3人がヘタクソだったからじゃありませんか。
    麻生に至っては漢字も読めなかったんですからね。だからここらで人心一新となったのは自然の流れじゃないんですか。
    そもそも二大政党で政権のキャッチボールをさせるというのが、財界の戦略でもあった訳ですからね。

    ○それが狂ったのは、鳩山首相が性急に基地問題を解決するなどと言ったからで、小沢ならもうすこし狡く立ち回って簡単には辞任するようなことはなかったと思うのですが、こちらは「政治とカネ」で動けなくなっていたし、それをマスコミが囃したてたのが致命的だったんですよ。そしてマズイことに民主党が菅を代表に選んで、おっちょこちょいの菅が「消費税」を口走ったために、「捻じれ国会」になって、それで「政局国会」になってしまった訳じゃありませんか。

    ○確かにこの掲示板は政権交代を目標に掲げていましたが、「民主党のマニュフェストのおかしさ」は読めば分かる程度のことだったので、私は最初から民主党に期待してませんでしたよ。最初、民主党に期待した人は「小沢民主党」に期待したのであって「マニフェスト」に期待した訳じゃないんですよね。

    鳩山じゃダメ、菅じゃダメ、前原じゃダメ、岡田じゃダメなんて分かりきった話じゃありませんか。
    あ、蓮舫もですよ。でも、前原、岡田が過去に大失敗をしでかしたって事、皆さん忘れちまったのでしょうね。

    ○「少しは学習しろ」って少しは学習したんじゃありませんか?だから「小泉旋風」を遥かに凌ぐ勢いの「橋下旋風」には懐疑的になっている人は多いんじゃないでしょうか。「賞賛する人」は少ないようですよ。

    ○「どう総括しているのか」って、大体世の中、「前向き」な人ばかりで、後ろを振り返る人なんて歴者学者かマニアだけですよ。「大東亜戦争」も、「社会主義」も、「小泉旋風」も総括なんかされていませんし、自民党だって「下野」を総括してませんよね。
    -----------------
    【16772】メディアによる世論操作   天の邪鬼 2012-2-23 9:31

    論客がひしめいている状況に恐れをなして長いこと敬遠していましたが、我慢の限界を感じて投稿する気になりました。

    私は日頃からメディアのあり方に強い不信感を持っています。現代日本では形ばかりの「三権分立」が唱えられていますが、それら全ての上に君臨しているのがメディア、特に影響力の絶大なTVと多少落ち目とはいえ新聞です。
    この二つが日本の世論を巧みに形成して思うがままに操っているのを見ると、戦時中軍部に協力して私たち国民を欺いていた頃を思い出さずにはいられなくなります。

    ところが、この二つが本当に「公正な報道」に徹しているかというと甚だ疑問と言わざるを得ません。
    あのワンフレーズ宰相を散々持ち上げたように、今また大阪のヒトラーもどきが英雄視されています。
    かつての特高も青くなりそうなメールの検閲までする首長でもメディアの批判は及び腰です。

    政党政治の行き詰まりが右翼の台頭を招いた過去の歴史をどう考えているのでしょうか?
    今の日本は民主主義の国だから大丈夫とでも思っているのなら、浅はかとしか言いようがありません。
    戦争は「熱い戦争」だけではないのです。

    メディアの偏向報道の例として、最近よく取り上げられる「世代間格差」や「官民格差」があります。
    どちらも決して公正な報道がされているとは思えません。「瞬間風速」だけで論じても説得力はないでしょう。
    -----------------
    【16782】Re: メディアによる世論操作   タミゾール 2012-2-24 9:18
     ▼KAWAIさん:おはようございます

    今日は暖かいですが、来年また冬が来ると考えるとぞっとします。こういうマイナス思考がいけないんですね。
    最近のニュースで気になったのは、高齢者がゲームセンターで時間をつぶしてるってものと、やけに高齢者の凶悪犯罪が目につくような気がすることです。

    おもに、子どもの問題として上げられてきたことが、老人の問題でクローズアップしてるような気がする。
    前者のニュースは好意的に取り扱われてたような気がするが、ゲートボールでの交流もあまり感じが良くないが、もっと感じが良くないなあ。もっと、よい時間のつぶしかたってないのかなあ。
    後者のニュースはデータで見ないと危険ですが、人口構成比率も高くなるとともに、高齢者のイラつきが気になる。

    思うに、長年自民党単独政権をゆるしてきた後遺症が出てるんでしょうね。
    民主党政権のだらしなさをあげつらうことは簡単ですが、政権交代で一挙にすべてが変わるってのは幻想であり、それでもこれまでではできなかったことができている事実もある。

    自民党のほうが風前の灯であり、対立する軸がないのが問題なんで、それはまだ時間がかるのだろう。
    アホなテレビコメンテーターはアジって橋下さんなどの意向をくみ取ろうとしてるが、彼ら政治記者も自民党単独政権時代の遺物で対応ができてないから、ほとんどパニックになってる。

    参議院の廃止をするには、参議院議員たちの3分の2の賛成が不可欠である。
    自分たちで失職するような発議をするわけがない。よっぽど、その趣旨に大きな意味がないと。
    どう考えても、数十年単位の時間がかかるだろう。つきあいきれない。

    首相公選制って、象徴天皇制と矛盾しないって見解もあろうが、やるなら当然共和制で天皇制を廃止してほしいが、希望する私も当分は無理だって思う。教育委員会を廃止して、直接地域の首長のもと教育行政をやるっていっても、あくどい首長も多いし、選挙ごとに教育内容まで変えられたんじゃあ、墨塗り教科書だ。

    教育委員会に民意が反映されないなら公選制もあるし、任命権者は民意の反映された首長なんで、間接的には民意は反映できよう。犬山はそうやって改革したし。どれもこれも、数十年レベルでの話で緊急性があるとも感じませんね。
    高齢者には全く無関係の話でしょう。そんな眉唾なものに目を奪われてる場合だろうか。

    まずは、自分の本来の仕事で成果を出してほしい。職員の思想統制など、隠微なことにうつつを抜かしてるんじゃあなくって、大阪の老人がゲーセンいかなくっても寛げ、コミュニティーに参加できるようなことを考えてほしいなあ。
    『東京人』って雑誌のテレビ版のような「ブラタモリ」みてると、やっぱり江戸時代からのインフラや文化の蓄積のある東京は、けた違いにスゲエなあって思う。

    それに対抗するって容易なことじゃあない。そもそも<対抗>するって発想が貧困なのかもしれない。
    かくいう小生も、1週間弱で来年度の授業のシラバスを考えなといけないっておいこまれた状況で、<珍船中八策>を笑ってる場合ではない。

    学生はシラバスを読まないので助かるのですが。市民が公約やマニフェストやアジェンダをまじめに読むようになっただけでも進歩って思うなあ。今まではそんなもの無意味だったので。
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【16751】打てば響く 2012年2月20日分転載
ビートル   運営スタッフ 2012-2-20 19:22:10  [返信] [編集]

     なだいなだのサロン「打てば響く」2012年2月20日分を転載します。


    −−−−−−−−−−−−−−−−−
    2月20日

     感想です。
     最近の日本における出来事を見ながら、82歳の老人として、感想を書きます。
     橋下大阪市長と維新の会の勢いが止まりません。かれは確かに大衆受けする存在です。かれなら、なにかやってくれるのではないか、と現在の霞が関の政治家に絶望感を抱く人たちは、大阪に目を向けたくなります。「大阪都を」という主張は、大阪府より、大阪市の方が存在感がある現状では、一体化によって行政の簡素化になるのは確実だから、きっと税金が安くなるだろうという期待を抱かせます。しかし、そこまではいいとして、勢いに乗って、国政にまで、乗り出してきたときの、かれが(若いので必ず自分から出なくても、担ぎ出されて登場する場面があるかもしれない)どのような国あるいは社会のあり方を目指すのか、不安を抱く人もいるでしょう。
     こういう時、老人は思い出します。これが老人の強みです。いたずらに恐怖心も抱かなければ、期待も抱かない。つまり比較的冷静に見られるのです。
     もちろん危険も目に入ります。たとえば橋下市長のもとに集まる人たちの会の名前です。「維新の会」だそうです。この維新という言葉、明治維新が有名ですが、ぼくの耳には、同時に昭和維新という言葉も反響します。昭和維新は昭和の軍部若手の将校たちが、社会を改革しようと志した時に、自分たちの行動目的として掲げた言葉です。左翼の革命をあえて避けて用いた言葉です。そして、かれらは挫折し、挫折させた人々が、この言葉の魔力を引き継いで、日本を戦争に引っ張っていきました。その時のことを生々しく記憶するのが老人党世代です。
     ぼくは軍隊の学校に行きましたが、この言葉を何度聞かされたことか。それによって生まれたイメージがあり、それに対するこころの中の反発があります。自分では、自分の運動をそう名付けようなどという発想は、持てません。こころの中に抵抗感があってつぶされてしまいます。到底使う気になりません。
     使っている人たちが、あの時代について無知であることも危惧します。知らなければ、警戒心もわかないでしょう。かれらが力を得た後に、登場してくる勢力を、どうしても危惧してしまいます。

     今日はここまでとします。
     そのほか、戦後に急速に勢力を伸ばした政治勢力についての思い出話というか、歴史的回顧は、(フランスのプジャーディスト運動や、ル・ペンの国民戦線運動などの、公明党も含め)連載などの一仕事を終えた後に書きます。それまで少し待ってください。
     ぼくの体調は、心配ありません。心配してくれる人に、心配して損したといわれるほど、少なくとも見た目には元気いっぱいです。

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【16738】Re: 老人党メルマガ(417)
北極星   運営スタッフ 2012-2-19 7:06:38  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(417) ::: 2012/2/19
    =========================================================================
    【16721】2060年日本の旅−若者へ−   タミゾール
    【16736】2060年日本の旅−若者よ曲学阿世の徒に怒れ-  dunc
    【16684】Re:「安全な原子力推進派」は異端? 中庸   柳沢のたんたん
    【16686】Re:「安全な原子力推進派」は異端? 真の左翼 かっくるなかしま
    【16674】Re:下流こその時代 原爆投下情報 ブンコウ
    【16690】Re:下流こその時代 中国・大連  ブンコウ
    【16696】Re:収支と損益 J.J.McCIII
    【16697】Re:収支と損益 うたかた
    =========================================================================
    【16721】2060年日本の旅−若者へ−   タミゾール 2012-2-17 9:40
     ▼若者のみなさん:おはようございます

    2060年、老人党はほぼ壊滅してます。大学・専門学校で仕事をしているものとして、意見を。
    昨日も、私の授業の教室の周りでは、企業説明会でリクルート・スーツなる学生の喪服を着た3年生たちが青息吐息で不安そうな顔してましたね。これでは、ゼミや卒論なんてどこ吹く風。

    大学は、それだけじゃあないんだよ。なんで、4年の夏休みから出いけないのかさっぱりわからん。それだけ時間かけて優れた人材を選抜できているのかも疑問。たいしてかわりゃあしないだろう。こんなことなら短大で十分。気の毒。
    2060年、人口推計は、8000万ぐらいで、たいへんなことになってる。らしい。福祉にかかる金もえらいこっちゃ。
    でも、人口が3分の2になるということは、土地がそれだけ余るということで、地価も3分の2になるということか。

    ということは、3000万の家やマンションが2000万で手に入り、住宅ローンはそうとう軽減され、その分を福祉財源に回せる。
    子どもも減り、上級学校はがらがらで、ゆとりある丁寧な授業が可能になる。
    また、過剰な入試競争も軽減されよう。満員電車の通勤からは解放され、皆座って移動でき、ストレスからくる病気は激減される。車の渋滞はなくスムーズに目的地に行ける。とっても住みやすい街が実現する。

    20世紀に作り過ぎた、老朽化し稼働率の低い公共施設の扱いやランニングコストの問題を浜松市が提言してた。
    まあ、単式簿記でも当然こうした問題も考えてる。(それにしても、市庁舎だけは異様にきれいで立派であったなあ)市民の参加により存続を模索中とのことであろうが、箱モノ行政の夢の跡となることは想像がつく。

    「ブラタモリ」では、東京の運河沿いの、不要になった江戸大名屋敷が近代工場群になり、公害をまきちらし、地盤沈下で住民を苦渋をしいつつ、新たな時代を切り開いたと言ってた。江戸大名屋敷は、多くの大学などの教育施設、公園にも生まれ変わり、参勤交代という不要なシステムは新しい時代に貢献した。
    不要になった公共施設の跡地を今後の社会にどう使うかっていうのは、いろいろな可能性を感じますね。

    かように、悪い未来ばかりではなかろう。円高は、海外情報を安く手に入れられる絶好のチャンスで鎖国意識の開放もおころう。
    「若者が元気のない近年の状況は、成熟社会に突入した大人たちの元気のない状況の裏がえしである」とは学生の授業での発言でしたね。けっこう冷静に見られてるな。あとは任せたよ。
    -----------------
    【16736】 2060年日本の旅−若者よ曲学阿世の徒に怒れ-  dunc 2012-2-18 21:09
     ▼タミゾールさん: こんばんは

    未来の老人に過去の過ちを伝えるのは老人党の主旨の一つだったと思います、無学でただ「阿世の徒」として生きてきた私ですが、テレビで見る現代貴族の「曲学不逞の輩」にはコップの水を掛けたくなります。

    私が若かった頃と違って「老後の心配」をする若者が増えているのですね、新聞やテレビが堕落し、人気こそが国民の意思だと「曲学阿世の徒」が政治に利用した結果だと思います。
    健全なメディアは民主主義に不可欠で、米国から始まった欧州の衰退もその結果と言えるでしょう。

    かって文部省は「学生はヒマが在るからデモをする」と暗記と五択で思考を拒否する教育を取り入れました。
    その学生が要職に就く時代になり、競争意識と知識は豊富でも応用は利かず、改革も後戻りするだけです。
    私利私欲が強すぎ平等・公平の感覚は欠如していて、この世代の特徴は今の政治でも見る事が出来ますが、教育って大切ですね。

    「高齢化社会とは、若い人達が一人で一人の老人を支える社会」なーんて年金積立金をポケットに入れる為の「まっかな嘘」です。日本の資産や企業の大部分は高齢者が所有していて、厚生年金の企業負担部分も人件費を削って支出しています。
    少子化とは目の前にある巨大資産を、少数の未来の老人が受け継ぎ活用するバラ色の世界なのです。

    日本の高齢者は裕福で、家のローンと子供の学資に追われ、休日も無責任な派遣部下の後始末に費やす中年の息子より、犬の散歩以外何も仕事が無く、趣味のネット取引で時間を潰す年金老人が遥かに高給を得るのが普通の仕組みになっています。

    勿論、貧困老人も多く、無年金の高齢者は悲惨で生活保護もムダだと問題視されています。政府は将来、月7万円の最低年金を支給して、これで家賃・国民健康保険・介護保険を支払っても、残りで「健康で文化的な生活」が保障できると胸を張りますが、実際には自殺しか道は残されていません。私は自殺は権利だと思っていますが、「GKBより金をくれ」が現実では無いでしょうか。

    現在年金受給者の過半数は年収520万円から数千万円を超え、低所得老人との格差は極端です。
    不景気な今年も基礎・厚生・国民と年金支出は68兆円を超えます。

    将来の高齢者の社会保障の金額の目安と考えれば充分過ぎる額です。現在の年金受給者は思いやりと平等の感覚が乏しく社会保障として再配分する気は無さそうですが、消費税とインフレ政策で国内企業が壊滅すれば、国の衰退に助け合いは不可欠で、健全な若者が老いる未来の老人社会では生活の心配も無くなるでしょう。

    若い方々には理解できないかも知れませんが、赤字国債も原発建設も発足したその当初から国民の大多数は現在の状況を予測していました。強行され既成事実となっても心の一部に危機感は残り、事故は想定外と感じた老人は少ないでしょう。

    何もできなかったのか、しなかったのか、恥ずかしいと感じます。
    未来の老人である若者は、愚かだった私達に対しもっと怒り、「国民生活の安全と向上」は政治家の義務で、義務を怠る政治家に過大な報酬を支払う不条理を批判し、怠け者を選挙で落とせなかった過去の教訓は、ぜひ次の選挙に役立てて欲しいと思います。
    -----------------
    【16684】Re:「安全な原子力推進派」は異端? 中庸   柳沢のたんたん 2012-2-13 15:19
     ▼かっくるなかしま さん:

    私どもが原発反対を申し上げている事は地震の問題もさることながら、原発そのものが限りなく常に、副産物として、放射能物質を生産して地球上の生物に対して、害毒を流す事から反対しているのです。
    論点が違いますけれども、理由として、我々は生存を犯すような物質を作る事に対して基本的に反対しております。

    この事をお考えください。失礼
    -----------------
    【16686】Re:「安全な原子力推進派」は異端? 真の左翼   かっくるなかしま 2012-2-13 17:36 (編集)
     ▼柳沢のたんたんさん:こんにちは

    短いながらも、(失礼)説得力を感じるご意見です。私は、タミゾールさんに、こう申し上げました。

    >>まともな左派政党が姿形を現わすことに期待したものです。- 願わくは、レーニンでもサルトルでもない、ガリレオやデカルトを起源とする理性/科学の系譜に乗り得る、(真の)左翼政党ですね(笑

    所謂、反原発は、政治的な手垢に塗(真美)れていますからね。- あの人たちがそれを言うから、胡散臭い、という。
    これまでの言説から想像するところ、貴殿やkounosukeさんのお話は、そうした手垢を感じさせないので、拝聴する、
    ということです。貴殿方の、人徳ですよ、私からすれば。

    ただし遺憾ながら、害毒、生存、それらは自明ではあっても、既存の反原発運動の過程で、信用を地に堕としてきましたから、
    遺伝毒物の無害化を図る、そのためには、膨大なカネがかかるという形で、経済性合理性の言葉に言い換えないと、
    - 感性に働きかける怖い、危ないを、敢えて、感性と理性に働きかける損だという言葉に置き換えないと、
    長年、染みついた胡散臭さから脱却できない、というのが、私の見方、考え方です。

    - 所謂、反原発を、私がむしろ邪魔だ、障害だと考える所以です。
    科学的合理性、経済性合理性に立脚した反原発であれば、それはそれでよろしいのでは。
    レーニンでもサルトルでもない、ガリレオやデカルトを起源とする理性/科学の系譜に乗り得る、
    (真の)左翼政党を、私は欲しているので。では。
    -----------------
    【16674】Re:下流こその時代 原爆投下情報 ブンコウ 2012-2-12 10:03

    2月11日土曜日 再放送らしいが「原爆投下情報はいかされず」をみた。
    原爆搭載のB29が広島に向っていることを5時間まえに参謀本部は知っていた ということのようだった。
    当時情報部にいた担当の方が、参謀本部に伝えたのになぜとやるかたない表情を浮かべていた。

    広島で地下壕で生き残った看護部隊の一人は、仲間60人が広場でなくなったことを悔いていた。
    長崎も分かっていたらしい。そこでお茶の間族としてはそうだそうだ参謀本部はなにしていたんだとさけびたいのだが、まてよそんなことがありうるのかと疑問を呈したくなる。

    NHKの放送は正しいのか、証言は本当なのか、参謀本部の警報システムは完璧だったはずだ。
    お茶の間族はすべてに疑問をなげ、戦争そのものを一から考えることこそ大事ではないか。
    ともすれば理解だけでNHKはよくぞ放送したと済ますのでは寂しいのだ。
    -----------------
    【16690】Re: 下流こその時代 中国・大連  ブンコウ 2012-2-14 11:12

    先日12日のテレビ放送大学で、A・トフラーの第三文明を引用して講義していた。アメリカ大企業とインド・バンガロールの関係についてだった。インドは英語堪能国だ。

    インド人の専門能力がアメリカのホワイトカラー業務をこなせるなら、支払い賃金が安いのでインド人へまかす。
    インド国ではインド人にとってはアメリカ企業に勤めることは高賃金となる。
    アメリカ資本家とインドは良い関係で一石二鳥だ。だがアメリカではホワイトカラー業務がなくなるので失業者が増大してきた。

    同じことがいま新興国中国・大連と日本企業の関係だ。日本ではその賃金が東京で26万円、北海道で20万円、沖縄で18万円だが、
    日本語堪能な中国人、しかも専門能力が同程度で3万円だ。
    中国は国家政策で日本語堪能者を大量に増やそうとしているらしい。
    ホワイトカラー業務を日本人に代わってやれれば、中国の業務技術レベルは格段に進歩する。中国5千年の知恵だ。

    中国本土で日本の「ホワイトカラー業務技術」をわが物にするにはそうすることが賢明だと策した。
    日本の企業家も8分の1の賃金が魅力だ。中国はやがてホワイトカラー層が確固としてくる。
    製造労働者で日本を飲み込み、さらにホワイトカラー業務者で日本を飲み込み、やがて企業本体を飲み込むのか。
    いやこれは妄想だ。

    そうなると日本のホワイトカラー族も今の賃金保持なら失業となり、賃金の安いサービス業に向かわざるをえない。
    単一民族、単一文化の国民が競争という美名を使って少数上層だけが生き残るが、大部分の国民は貧困になること自明だ。
    その突き進む過程でも放送メディアは、ただグローバル資本の流れに味方して一時の平安をむさぼり、
    頭のいい形態的集積型知識人は人格、品格を見た目保持することに懸命とはどういうことだ。

    頭のいいエリートは、新しい日本国家建設ビジョンに向け苦悩して欲しいのだ。
    下記サイトは理解はできても、少数エリートだけの生き残りだと思うがどうか。
    http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/c731e305b3a5745e2d1cc3b767c2d771
    -----------------
    【16696】Re: 収支と損益 J.J.McCIII 2012-2-14 20:54(編集)
     ▼うたかたさん:こんばんは

    前回、いささかザックリに過ぎたので補足。

    >B・SとP・Lを称して複式簿記と言うのだと思うのですが、・・・

    少し違うでしょう。現金だけでなく、売掛金、借り入れ金、買掛金、売り上げ、仕入れ、給料・・・
    これら(勘定科目というのはお約束)毎に増減、残高を記録するから”複式”なのだろう。
    (私も簿記のプロじゃあない。違ってたらゴメン)

    これらを勘定科目毎に集計したのが総勘定元帳。(現金出納帳はone of them)全部を一覧できるのが残高試算表。
    これから、ある時点の財産状況を(貸借対照表=Balance sheet)で表し、
    一定期間の損益を(損益計算書=Profit and Loss)にまとめる。

    利益を増やすためにも使うし、コストを削減するためにも使う。費用対効果の検証にも使う。
    株式会社では、決算日のBSと決算まで一年間のPLをつくり、納税や株主総会の資料とする。

    要するに簿記とは、個人であれ、企業であれ、自治体であれ、財務状況、活動を把握、表現するための手段、技法であり、
    単式より複式の方が有能だというだけのことだ。
    たとえて言えば、建物を語るに、平面図だけでなく、立面図や側面図が必要、てなとこかな。
    最近、自治体も複式簿記を採用しろの主張があるが、反対する理由は何もないと思う。

    縷々申し上げてきたのは、
    行政の無駄遣いをなくすには、監視する側にも損益、減価償却といった複式簿記的概念が必要と思ったからです。

    p.s.
    よく聞く話だが公立病院が老朽化、なれどご多分にもれず金がない。
    そこで県から30億の補助金が出そうだとなると30億の青写真を書く。50億出そうなら50億の計画で手を挙げる。
    減価償却もランニングコストも、そもそもどのくらいの規模が適切なのか、一切のコメントが無い。
    こういうことをマスコミが無批判に伝える。まさに大本営発表だ。

    p.s.2
    反論歓迎ですが一問一答にしたい。やはり小生、大論文は書けないし、大論文レスにつきあうのもシンドイので。
    p.s.3
    ▼某氏:
    >複式簿記って、二重帳簿とはちがうんですよね。
    あはははは、こういうのは大好き。座布団5枚♪♪♪
    -----------------
    【16697】Re: 収支と損益 うたかた 2012-2-14 21:59
     ▼J.J.McCIIIさん:はじめまして。

    長年零細自営業をやっていて、白色申告で、収入は取引先から振り込んでくるから誤魔化しようもない。
    支出をうまくかさ上げする方法も分からないので税金だけは容赦なくとられる。
    領収書の不要な香典や、餞別や、入学祝、就職祝いなどで支出を増やすといった、せこいことをやっていました。

    税務署から青色申告にすれば、税の優遇措置が受けられますよ、と言われ必死になって簿記を覚えました。
    「仕事は働けど働けど我が暮らし…」ですから、暇を見つけての60の手習いは大変でした。
    青色申告と白色申告の違うところは、青は複式簿記が必要とのことでした。白の時は不要だったB/SとP/Lが必要なのです。

    そうした理由から、複式簿記はB/SとP/Lと考えたわけです。
    タイトルの「収支と損益」とはどういう命名ですか。収支と損益は同義反復ではないですか。P/Lのことですね。

    >>B・SとP・Lを称して複式簿記と言うのだと思うのですが、・・・

    >少し違うでしょう。 現金だけでなく、売掛金、借り入れ金、買掛金、売り上げ、仕入れ、給料・・・
    >これら(勘定科目というのはお約束)毎に増減、残高を記録するから”複式”なのだろう。
    >(私も簿記のプロじゃあない。違ってたらゴメン。)

    上の意味が理解できないのですが。上の勘定科目は補助簿として使われますね。商品を売ったけれど入金しない、A銀行からいくら、B金庫からいくら借り入れているなど、それらの総額がB/Sに記載されるわけです。
    あなたの言われる複式の意味が理解できないのです。

    >これらを勘定科目毎に集計したのが総勘定元帳。 (現金出納帳はone of them)
    >全部を一覧できるのが残高試算表。これから、ある時点の財産状況を(貸借対照表=Balance sheet)で表し、
    >一定期間の損益を(損益計算書=Profit and Loss)にまとめる。

    試算表は毎月作っていました。簿記が面白くなって、一時は累計試算表、合計試算表、残高試算表まで作成しました。
    これが事実上のB/SとP/Lなのです。

    試算表に期末に整理記入を行って、決算書として税務署に提出していましたが、それで通って行きましたから問題なしと考えています。自営業を閉鎖して自分の簿記能力を試そうと、知り合いの法人の帳簿を何社か手伝いました。
    決算は税理士に任せましたが、決算整理までは私がやりました。なんら問題はありません。

    主に零細相手ですから、難しい財務諸表までは読めません。間違いがありました、ご指導のほどお願いいたします。
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【16673】Re: 老人党メルマガ(416)
北極星   運営スタッフ 2012-2-12 7:35:09  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(416) ::: 2012/2/12
    =========================================================================
    【16665】「一票の格差」是正はどうした?   pierre
    【16650】Re:原発交付金に頼るから      kounosuke
    【16654】Re:なぜLNGの値決めに注目するのか  かっくるなかしま
    【16657】Re:3・11福島原発事故の放射能汚染後X年は?&★原発都民投票  柳沢のたんたん
    【16648】Re:複式簿記(地方自治体)   うたかた
    【16658】収支と損益           J.J.McCIII
    =========================================================================
    【16665】「一票の格差」是正はどうした?   pierre 2012-2-10 19:49

    最高裁は昨年3月、1票の格差が最大2.30倍となった2009年衆院選について「違憲状態にあった」との判決を下した。したがって、この格差是正が目下の最優先の政治課題のはずである。
    ところが、衆院選挙区画定審議会設置法では、内閣府の審議会が国勢調査に基づく新しい選挙区割り案を首相に勧告する期限を今月25日と定めており、その期限が迫っているにもかかわらず、衆院内の各党の協議は一向にまとまる気配を見せない。

    新聞によると、自民党が「最高裁が『違憲状態』とした格差をまず見直すため、民主、自民両党が足並みをそろえる小選挙区の定数『5減』を先行させて、比例区の議論は後回しにしよう」 (『asahi.com』12.02.09.)
    と提案したが、抜本的な選挙制度改革を求める中小政党が応じないという。

    しかし、目下の最優先の政治課題は、この「一票の格差」是正ではないか。そうであれば、自民党の提案に応じて、まずは「格差是正」を先行させるべきである。比例区の問題は、民主党の80減員の提案があるため、公明党などの「抜本的な制度改革」論を喚起しているのであろう。80削減という提案も党利党略の匂いがするが、結局、その結果各党の党利党略を惹き出してしまった。

    そもそも、最高裁の判断が出てからこれだけ日数が経過したにも拘わらず、それを受けた国会が自らの問題でありながら、いまだに何も結論を得ないという事態は、まさに国会の機能停止以外の何ものでもない。
    国民に負担を強いるにはまず我が身を切れ、というので議員定数の削減を考えるのは決しておかしなことではない。
    だが、それが党利党略と絡んで、「格差是正」さえも道連れにして屠ることがあってはならないのである。

    米国では、憲法で「下院議員の数は各州の人口に比例して配分する」と決められており、今年はその見直しの年で、増加はテキサスの4など8州、減少はオハイオ、ニューヨークの△2など10州と自動的に決まっていると言う(『日経ビジネス』12.02.06.)。
    選挙制度の「抜本改革」を求めるなら、せめてこの程度の規程をあらかじめ法定するくらいの良識を働かせて貰いたいのである。
    -----------------
    【16650】Re:原発交付金に頼るから   kounosuke 2012-2-8 1:36
     ▼かっくるなかしま さん:

    >国益に関連し、国益不在の典型事例

    国益に反する意見と取り上げて頂きましたが、かっくるさんは頭が良すぎて肝心の基本を忘れているのではないですか。
    福島の原発周辺は人が住めないので経済は有りません。経済が無ければ国益という言葉も無意味です。
    経済、国益は人が住んでこそ考えられる言葉です。

    フランスと日本の大きな違いは地震です。だから原発は日本には不向きです。
    それから大事な事ですが、使用済み核燃料の処分方法が決まっていないのにどんどん生産してどうするの!
    テレビや週刊誌などでも風力、小水力、地熱などで結構賄えるとの事、その上ソーラー、PPS発電も有り充分足りるそうです。
    ただ、現在は電力会社が邪魔をしているので「発送電分離」は不可欠でしょう。

    前にも書きましたが、私は原発は研究用として1〜2基はしかたがないと思っています。
    だからといって「原発推進派」ではなく「脱原発派」です。
    それから、私でも簡単に読める様にもう少し短くなりませんか!!
    -----------------
    【16654】Re:なぜLNGの値決めに注目するのか   かっくるなかしま 2012-2-8 13:21 (編集)
     ▼kounosukeさん:短くして、繋げます。

    貴殿のご意見のこちらの箇所(↓)につき申し述べます。

    >テレビや週刊誌などでも風力、小水力、地熱などで結構賄えるとの事、その上ソーラー、PPS発電も有り充分足りるそうです、

    できれば、ソース(出所)を提示して頂けるとありがたいのですが、

    PPS、電力自由化との関連で、こちら(↓)を取り上げ観ましょう。
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/7655?page=2
    (現代ビジネス、「電力会社の利権を奪えば「脱原発できる!」「ニッポンの自家発電」はすでに原発60基分!」、2011/6/12)

    こちら(↑)では、その要旨は、1)自家発電設備に潤沢な発電能力がある、2)それを有効に活かせてないのは電力会社の利権によるものである、3)よって、発送電分離に象徴される電力の自由化が必要である、

    そういうことですよね。そうしたことは知っています。まず、電力の自由化は、国策に相当します。 
    ‐ 私は、国益だ、と申し上げていますが、国策とは、国益を追求する手段を指します。

    次いで、上記特集では、自家発電設備の能力に触れた後、普及阻害要因としての「制度」に目を向けていますが、
    自家発電設備が何なのか? といえば、ほとんどが、火力の自家発電です。
    さらに、その火力の自家発電が、何を燃料にしているかといえば、かつてはA重油ですが、今では、その多くが、LNGを主燃料としている。 ・・・ ★ポイント

    また、自家発電設備に不具合が生じた場合、電気が止まるとまずいですから、電力会社がバックアップする。その電力会社の発電の多くが火力で賄われていますが、その火力の大部分はLNG火力です。
    PPSの自家発電設備を使う、と言う場合、我々は、企業も家計も、LNGの自家火力発電とLNGの火力発電(電力会社)とを、「併用」するのです。・・・★ポイント

    そして、両者の主たる原燃料がLNGなのです。・・・★★重要なポイント
    ですから、「そのLNGを売り手のいいなりに高く買い続けてよろしいのですか?」、「安く安定調達するための国策を、欠いているのではないですか?」と、

    こちら(↓)を引用して申し上げているわけです。
    http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPTYE81K29220120205?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
    (ロイター、「シェールガス増産で米LNG安価に、日本の輸入価格引き下げ急務」、2012/2/5)
    ここまでよろしいでしょうか?

    では、なぜ、LNGの話を、「この時期」にしているのか?といえば、
    発送電分離は、昨年の震災以降、東電の処分/再建をどうするか? という話の過程で、既に、出てきていることですよね。
    それに対し、LNGの調達の在り方については、年末、年始の最近2カ月で、話題になってきていることであるからです。

    どちらが重要かということではなく、どちらも重要。
    そして、LNGの調達の在り方は、発送電分離ほどには、周知されていないからですよ。・・・★ポイント
    - 日経やロイターで、報道されているのは、ほんの最近になってから。

    ここまでよろしいでしょうか?

    それと、発送電分離を含む電力自由化に際しては、
    それは、制度、法律の改定と制定、あるいは政権交代を交え、時間をかけながら行われ、
    自由化の後、事業者は設備や営業・保守人員を増強する必要があるし、
    - 例えば、PPSを導入する家庭には、メーターその他の付帯設備とそのための工事を必要としますよね。
      多くの家庭にメーターを取り付けるのに2、3年はかかりますよ。時間がかかるのです。・・・★★ 重要なポイント

    一方、高値で調達しているLNGの値決めは、
    これは値決めの方式を改める、それだけで、その時点から、即、効果を発揮するのです。 ・・・ ★★ 重要なポイント

    - +10%、+20%という電力料金の値上げが話題になっているが、値決めの変更により、調達価格が天然ガスの市況に鞘寄せしていけば、原燃料コストが大きく削減できるのです。
    - http://www.jogmec.go.jp/recommend_library/value_oil/index.html
    - (JOGMEC=独立行政法人・石油天然ガス金属鉱物資源機構、「天然ガス価格」)

    Q なぜLNGの値決めに注目するのか?
    A それが最近になって問題視されており、かつ、値決めの改定は、早いタイミングで、大きなコスト削減効果をもたらし、自家発、電力のいずれにも+であるからです。

    以上です。発送電分離に続きます。
    -----------------
    【16657】Re:3・11福島原発事故の放射能汚染後X年は?&★原発都民投票  柳沢のたんたん 2012-2-9 14:49

    政府の能力 あきれ果てた、政府。経済に対する認識はゼロであると言う事が分かっていない。
    凡そ経済学に対する理解力のある政治家が全然いないし従って、効果の有る経済政策が打てない。

    財務省の連中も然り、日銀の連中も自己保全が中心で日本の国の将来を考えるだけの知識に欠けている。
    政府の御用学者以外には、此れに対する深い解決のノウハウを持っている人が可也居る筈である。
    何故この様な無能な政権が生まれてきたのであろうか。此れは選挙制度による所も影響していると言う事ができると思う。

    原発に対する見解にしても、現政府にはマトモナ理解はゼロであろう。
    大体が基本的な理化学的な知識もない人が政権の座にあって此れを論じているなど、子供の論議を聞いている様なものである。
    この様な無能力な人達が政権の座にあって日本の国を仕切っている事に日本の将来像は見えて来ていない。
    全ての論議は目先の、論議に終始している。

    生活の基盤は、先ず原発に依らない安全と言う事の社会環境が第一である。
    第2には、国民の生活が経済的に第一と言う点にも、まるで政策的に重点が置かれていない。
    代議士になると、年収1億円あるということに対して反省は少しもない。

    此のデフレを解決する事案は何所からも論じられていない。此れは勿論怠慢であり或いは言い換えれば無能力と言う事になる。
    先ず為政者達が自己保身を第一にしている処から一歩も出ていない。
    此れは、議会の論議に現れている。総理、財務大臣、日銀、副総理も皆同じである。

    此れは所謂、衆愚政治そのものと言える。この様な実態で、日本の将来は大変暗い。少なくとも経済学の勉強をやり直してから政治に志して貰いたい。民主党は、小沢の作ったマニフェストに国民の大半は票を入れたものであるが、現行の政府に票を入れたことではないと言って置きたい。田舎からの後期高齢者より
    -----------------
    【16648】Re: 複式簿記(地方自治体)   うたかた 2012-2-7 21:50
     ▼かっくるなかしまさん:こんばんは。

    親切なご教示ありがとうございました。
    官公庁に於ける収益は税収ではないかと考えてはいたのですが、営利企業のP/Lの貸方にくる収益は、税収や地方債、家賃収入ということですね。それを「損益計算書」ではなく「行政コスト計算書」と呼ぶのですね。

    色々勉強になりました。短期地方債が流動負債であり長期地方債が固定負債。資産と負債の差額が正味財産で「資本金」ではなく「純資産」としてB/Sの貸方に計上されるのですね。
    本年に入ってから急激に作業量が増え、帰宅すると何をする気にもなれません。少しでも暇を見つけ、かっくるさんのお示し頂いた資料に目を通し勉強したいと思います。本当にありがとうございました。

    >複式簿記・発生主義という標準的な会計処理は、営利、非営利の目的に関わらず、辻褄の合う正しい記録と計算が行われているかどうかを、チェックできるという点では、共通して有効です。
    >
    >その2、きちんと説明できるための大前提です。
    >非営利であれば儲ける必要はない、その通りですが、正しく計算できているかは重要です。
    >- なぜなら、納税者、有権者に、きちんと説明できるようにするためには、正しく計算できていることが、大前提なのだから。

    >その3、資金計画と投資計画を立案、執行するうえで、必要です。
    >非営利の自治体は、その資産を、ほとんど負債(地方債)と税収で賄うのだから、自身の資産の内容を正しく補足していることが必要です。
    >- なになにをするためにいくら使いました、過去のやってきたことの結果が、資産の項目を見れば、納税者、有権者にとって、一目瞭然です。
    >- これから何かをしていくにせよ、いくら必要なのか、場合によっては増税をお願いしなければならないが、それを納税者、有権者に説明するうえで、説明するほうが、中身を知らなくては、話になりません。
    >- 営利企業ではないから、投資計画は採算のよいものを実行する必要はありませんが、納税者がそれを負担するのですから、かくかくしかじかの目的で、敢えてそれを行うのだと、納税者にきちんと説明するうえで、どのくらいのコストがかかるのか、そのコストが自治体居住者のニーズや便益にどれくらい適っているのか、そうしたことをきちんと示せるにこしたことはない。計算できていなくては、話になりません。
    >
    >その4、「正しく計算する」ことに、思想信条も西洋哲学も、関係ありません(笑
    >
    >一点、 重要な補足をしますと、
    >正しく計算するうえで、その逆に、民間でも粉飾決算というのがありますが、
    >1つには、常套手段として、架空の取引をこしらえるですが、
    >もう1つには、「資産の評価を適正に行わない」、というのがあります。
    >- 最近、話題になったところでは、オリンパスでしたが、その事例では、企業買収に関わるのれんの評価でした。
    >
    >官庁、自治体の場合、怪しいのが「資産」なのです。
    >- 公共投資、という場合、上モノに適正な利潤を乗せてあげたうえで受注しているのか、もありますが、道路、橋を作るにも、用地を接収するときの地代が結構、バカにならない。
    >- (私の知人の親で、元中央官庁の役人だった人は、予め入手した建設計画をもとに、用地を先物買いし、その後転売して儲けたのだが、儲け過ぎて発覚して、クビになったと聞く)
    >-    であるから、資産を意識させる複式簿記を導入することに、意義と意味があると考えるわけです。
    >
    >どういう資産をどれだけ持っていて、その資産の取得にどれだけの税を費やしたのか、名目上、住民の誰かしらの役には立っていても、あまりにおカネを費やし過ぎてはいないのか、など、
    >
    >そういうこと(資産の内容、資産取得に費やすコスト)が納税者や住民に広くわかってしまうと、
    >行政が、というより、行政に影響力を行使する議員たちは、やりづらくて仕方ないでしょうね。
    >
    >従って、彼らは、資産のほうをできるだけ見ないようにしてきた。
    >- そういう「誘因」と「動機」が、資産を見ないようにしたままでは、働き続けるのです。
    >- 思想信条、西洋哲学と関係なくもないか。とはいっても、それほどたいそうなものではなく、「公正」というものをどう考えるのか、その程度です。

    上の鋭い指摘は全て了解です。
    -----------------
    【16658】収支と損益    J.J.McCIII 2012-2-9 21:02

    こんばんは。ザックリといきます。
    単式簿記・・・何事も収支、つまり金が有るか無いかが問題。
    複式簿記・・・損益が問題、金が無けりゃ借りれば良い。

    たとえばハコモノをつくる時、金が有るか無いか。
    Vs.
    作る金を、耐用年数で割って、ランニングコストを加えた額の大小。
    今までのお役所は、複式簿記的発想が無さ過ぎたと思う。
    =========================================================================
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【16632】老人党メルマガ(415)
北極星   運営スタッフ 2012-2-5 7:39:34  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(415) ::: 2012/2/5
    =========================================================================
    【16602】打てば響く 2012年1月29日分 転載 ビートル
    【16614】3・11福島原発事故の放射能汚染後X年は?&★原発都民投票 珠
    【16604】Re:反原発の火を燃えあがらせよう!   kounosuke
    【16619】オフライン支部便り−2012:須藤正剛さま(1月25日) 笹井明子
    【16616】Re:西洋哲学史:個がばらばら      H.KAWAI
    【16615】Re:西洋哲学史:プロ倫(公民的分野)  タミゾール
    =========================================================================
    【16602】打てば響く 2012年1月29日分 転載 ビートル 2012-1-29 16:24

    なだいなだのサロン「打てば響く」2012年1月29日
    感想です(近況はブログの方に書きます)フランスから風邪をお土産に背負って帰ってきました。

    そして、テレビで国会の討論を見ると、日本の政治は相変わらずだな、とため息を漏らしたくなりました。そこに石原、亀井新党なんて変なものが出来そうなことが、新聞に書いてある。これには「冗談でしょ」と思わず出ました。コメントを求められたら、その時も「冗談でしょう」と一言いいます。一言だけ。それくらいにしか値しません。

    前に、出発の時点で1ユーロが100円だったのだから、ユーロが100円になった頃を見計らって、円を対ユーロ固定相場にすればいい、といったことがありました。計算もしやすくなる。為替相場を気にせず、安心して取引もできる。輸出産業もユーロ建てで輸出入すれば、為替変動で、損することも心配せず、安心して商売できる。ユーロも日本のおかげで安定する。

    アメリカも基軸通貨ドルの上に胡坐をかいて、世界をインフレの道連れに出来ない。オバマ政権は2パーセントのインフレ覚悟の経済政策をとろうとしている。あまりにも、自己中心的だ。だからこそ固定相場制にという提案。
    アメリカの反撥は怖いけれど、怖がっていたら、恐怖政治に賛成ということになってしまう。

    日本の政治家は、アメリカと対等に発言できるようにならなければ、一人前とはいえない。
    安保理常任理事国なんて、金で票を拾わなければ、選出されません。沖縄問題もいつまでたっても、解決できない。
    あまりにも急に1ユーロ100円が来てしまったけれど、もう一度、固定相場に戻ったら、そうEUにも提案したい。
    これは、自分でいってしまうのは、興醒めだけど、あえていいます。この案、現代国際政治のコロンブスの卵かもしれない。
    -----------------
    【16614】3・11福島原発事故の放射能汚染後X年は?&★原発都民投票 珠 2012-2-1 14:39

    日本テレビで、真夜中に放映された「放射線を浴びたX年後 ビキニ水爆実験、そして…」を観ました。
    ネットで観ることが出来ます。長いのでじっくりご覧ください。
    http://www.veoh.com/watch/v274059643k9c58ME

    1954年、第五福竜丸がアメリカの水爆実験で被曝し、半年後に久保山愛吉さんが亡くなった事は知られています。
    その頃、何度も南太平洋では、原水爆実験が行われていました。

    そして第五福竜丸に限らず、たくさんの日本漁船が南の海でマグロを獲っていて、
    そのマグロは高濃度の放射能に汚染されていて、「放射能マグロ」と言われ、
    廃棄されたことを覚えていらっしゃる方もあるかも知れません。

    これらのマグロ漁船の乗組員たちは、福竜丸と同様に放射能被曝し、そのマグロを食べて内部被曝もしていました。
    この番組では、多くの漁船員たちは、被曝したことすら認められず、
    ある船では11名中8名、別の船では19名中17名…とがんや心疾患で30〜60歳前半で死亡。明らかに高率です。

    これが、今の福島原発事故のX年後に起こることではないでしょうか?
    そしてまた、がんになっても、被曝が原因とは認められず、もし国に認められてもごくごく一部の人だけ。
    疫学調査で「がん」の死亡率が増加しても、個々の原因は証明できないのです。

    「がん」以外に心筋梗塞も、チェルノブイリでは奇形児や(それによる)流産の増加も起きています。
    こんな未来が予想できるのに、まだ「電気代が上がるから」「原発止められないよ」
    そんなことを言っていていいのでしょうか。

    ★「原発都民投票」★は、いまラストスパート中。9日まで、駅やスーパー前で署名を集めています。
    このHPの「東京都」をクリックして、署名できる場所をお確かめの上、ぜひ署名してください。
    http://kokumintohyo.com/branch/

    また急いで「受任者」を申し込めば、ご自分やご家族の署名をして送ることもできます。
    大阪が法定数を突破したのですから、東京もぜひ、30万筆目指して集めたいのです。
    -----------------
    【16604】Re:反原発の火を燃えあがらせよう!   kounosuke 2012-1-30 0:50

    私は愛知県ですが多分名古屋でも行なわれると思いますのでそちらで参加します。
    この老人党のサイトに限らず国民はTPPや消費税増税に気が行ってしまっています、「命あっての経済」なのに、なんでわからないのだろう、野田総理は言葉の誤魔化しばかりで「脱原発」とはっきり言っていません。

    予算も4500億円原子力に付けたと報道もされています。世論の力で「脱原発」にもっていかなければならないと思います。
    私は原子力研究は核や廃棄物の関係からしても1〜2基位は有ってもしかたがないと思いますが規模を小さく人への影響が少ない所でやってほしいと思います。
    -----------------
    【16619】オフライン支部便り−2012:須藤正剛さま(1月25日) 笹井明子 2012-2-2 17:51
    「そんなこと信じられるか」

    14世紀メキシコ南部、ユカタン半島で栄えたマヤ文明の遺跡発掘で発見された暦から、人類の滅亡を示唆するものが発見されたと、現地の考古学者が取材に答えていたのを視たことがある。
    それによると、その石版に刻まれていた日付は西暦2012年12月。この説が正しければ今年の師走という設定になる。

    過去にもノストラダムスや富士山噴火など読み物としては面白い内容の話が、テレビ討論や書籍として出されたことがあった。
    UFOなども世界規模で話は広がっている。時代は科学万能時代。詳細に立証され証拠がないと信じられない。
    昨年の東北大震災を経験した多くの人達には、しかしそんなこと信じられるかと、切り捨てられない部分もあるのではないか。

    自然は人間の知恵を嘲笑うかのように襲い掛かることがあるからだ。想定外で、もはや手に負えない事態に、都道府県を問わず更なる創意工夫と、備えあれば憂いなしに徹していかなければならないと思った。
    政治のセキュリティーバリヤーは万全であるはずもない。

    野田総理は昨年12月16日に、福島原発の事故収束宣言を出して国民を唖然とさせたが、環境省が1月19日に、福島県二本松市の民家のまきストーブ灰のサンプル調査で、焼却灰から1キロあたり最高4万3千8百ベクレルの放射能セシウムを検出したと発表した。
    原子炉容器底部の温度を百度以下の維持を始めとして、原発関連の問題解決は始まったばかりである。

    汚染された農地が使用可能になるのが40年から60年後として、収束宣言するには大きな無理があった。
    責任逃れだとする声は強い。油断はできないと思っている。友好国をはじめ、多くの国民が拠出した巨額な寄付金・義捐金の運用が報道されていないが、どんな取り扱いになっているのか疑問もある。

    日本赤十字預かりとなっていることは知っていても、被災者救済に本当に役立っているのか。公平を期すためにとかで、先送りされて配分されていないのではないか。基本的に施策はいろいろと発表されるが、実効が遅々として進んでいない印象をうける。
    そんな中で電力料金の値上げか。一般企業で17パーセント、家庭料金は10パーセント検討中と東京電力・西沢社長が発表した。

    汚染土の中間貯留施設の候補地問題で、福島県を訪問した野田総理に対応した内堀副知事が記者会見で「先に提出した要望をそのままにして新しい問題を持ち込まれても困る」と話していた。時間をかけて良い場合と緊急を要する場合の選別は大切だ。
    すべてがドジョウの土臭さでは不安この上ない。

    1月の内閣改造後の共同通信の世論調査で、話題になっている一連の増税問題は、説明不足が74パーセント。
    加えて内閣不支持が5割を超えていた。古い話になるが、ガソリンにかけられている二重課税は暫定税率という言葉で縛ったまま、現在も放置され忘れられている。国民は負担を強いられているわけである。

    説明不足の74パーセントは、増税に仕掛けられているかもしれない霞ヶ関の、思惑を疑う数字も含まれている。岡田副総理のテレビ発言は、増税と社会保障制度改革や議員定数削減などの、明快な発言もあったが、野党側が事前協議に応じていない。

    国民から「そんなこと信じられるか」といわれない政策の早急な施行を心がけないと、与野党ともに近づく次の選挙は、まことにほろ苦さに悩む結果になるのではないか。なんのための内閣改造だったのか。
    国民の多くは首を傾げざるを得ない。税金の無駄遣いに終わったのではないか。今の季節、寒い話はご遠慮願いたい。
    -----------------
    【16615】Re:西洋哲学史:プロ倫(公民的分野)   タミゾール 2012-2-2 8:21
     ▼かっくるなかしまさん:おはようございます

    こちらも雪です。今日は外での仕事もないので助かっていますが寒いです。雪国の人々の生活が慮られます。
    昨日は、近所のおばあちゃんのお通夜に行きまして、班長なので組長さんに来賓席に座らされて居心地が悪かったですが、数えで百歳ということで、立派なお通夜でした。息子さんは障害を抱えつつも車いすで喪主をつとめられてました。

    高齢者の多い会葬者たちも列を作り焼香する姿が、あちらの世界への列のように見えました。
    ほとんどなきそうでしたが、それは和尚さんが小学校の恩師の一人で40年ぶりにあってありがたい法話をしてくれたからです。黄金の小学生時代の新設校の楽しい学校生活を支えた地域の象徴的な古刹の住職さんは、地域社会の精神的な支柱でもあったのですね。

    森嶋さんは、下部構造を経済よりも人間だって言ってましたね。
    人口構造だけでなく、各世代の人口の質(教育、育った社会環境、などなど)が経済構造さえをも規定するということですね。
    一歩間違えると、唯物論ならぬ唯心論になってしまう危険性もありますし、雑バクな議論になってしまうかもしれませんが。

    ブーメラン効果については、ウォーラーの指摘した、教師の職性について良く言われることで、言動が全部回り回って自分に還ってくるということですね。
    手元に『再帰的近代化』なんて本があって、帯には「近代化が進めば進むほど、みずからの存在の社会的諸条件に省察をくわえ、こうした省察によってその条件を変える能力を獲得していく」とあります。読まないと宝の持ち腐れですね。

    思えば、相対的にひどくない日本の評価が高まって(震災にかかわらず)、円高が進行し、沈みつつあるってのは皮肉ですよね。
    ヨーロッパ並みに福祉が進んでいるのでもなく、労働環境も良いわけでないことが幸いしているのか、ある意味でそれらを犠牲にしてなんとかかんとか立っている風景といってよいのだろうか。

    橋下さんについては、国政に逃げるのでなく、じっくりめんどうで地味な地方自治をやってほしいっておもうのですが、サッチャリズムだよなあ、って単純化してしまう。福祉国家でサッチャーが出現したのと違い、半福祉社会の日本でそれが進行すれば怖いなあって思います。

    思えば、小学校の頃まだ外を駆け回っていた郊外が、まったく子どもたちがかけ回る場所も無くなってきた。彼ら自身は不幸と思わないかもしれいが、そんな人たちが社会の中核になっていくと、さまざまな影響があるだろう。

    ソニーの新社長は同年(タメ)ですね。エライ差をつけられた。
    同世代に期待もする。ただ、彼がゲームで儲けたっていうから、いくら儲けたからって、子どもたちの感性にとってあまり良くなかった面もあろう。企業家としてはすぐれてますが、教育・文化の影響からはどうなんだろう。

    タマゴッチを開発した女性はあまり出世してなかったような気もしたが、子どもは学校に持ってきて苦労しましたたよ。
    彼女はそんなことに責任もないのですが、民間の論理を追求すればそうなる。
    ANAがストをするというニュースを数日前に聞いた。どうなったかは別に、「新人パイロット研修」が焦点だって言ってました。
    それが、ほんとなら、安全性を担保するためのストで、公益性にかなっている。

    お役所の仕事にも上記のようなことって結構あるんじゃあないかなあ。
    橋下さんたちも、丁寧にみてほしい。いい加減なお役人やいばってる人が多かったのは事実なんでしょうが。
    -----------------
    【16616】Re:西洋哲学史:個がばらばら    H.KAWAI 2012-2-2 11:55
     ▼タミゾールさん:お早うございます。
    >
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1479&sty=2&num=69
    >
    〇「個がばらばら」ってことには生活環境の変化と、集団的に行動しないという意味での個人主義の浸透の双方が係わっていると思うのですが、また、同時にこれらが互いに原因となり、また結果ともなっていると思うのですね。そして、この個人主義の浸透は、敗戦による国家主義の後退の結果、必然的に生じたものであって、教育関係者にだけでなく、広く一般に及んでいると思うのですよ。

    〇ただ、教育関係者は戦後の民主化によって、国家主義的教育の担い手から、民主教育の担い手へと180度の思想転換を強いられた結果、他の人々よりも一層強く国家への不信感を抱き、個人主義への傾斜を強めたのかも知れません。ですから、戦後の個人主義の一般への浸透を全て教員又は日教組の「責任」であると感じる人が少なくないのかも知れませんね。

    〇ところで、ここで強調したいのは、戦後の民主教育の「いい加減さ」って事なんですよ。つまり、民主主義の基礎は「万人平等」であるべきところ、「多数決」であると誤解している人が多いこと、また、「個人主義」と「利己主義」を同じであると誤解している人が多いこと、これなんですね。

    〇本当の意味での「個人主義」とは、権威や他人の意見に惑わされず、何が正しい答えであるかを自ら考え、判断し、そうして、各自が出した答を総合したものが各自が従うべき共通項とする主義と言えます。しかし、現状の我が国の「民主主義」は「利己主義」を基礎にした「多数決」に過ぎず、これは、「反目」、「対立」、「分裂」を招来する浅薄な思想であると言えます。

    〇ですから、「若者たちの自己確立は、他人からの自分への人気や、自己の経済的成功に頼ることになる。」は、「自ら考え、自ら判断する」のではなく、「みんなが言っていることが正しい」と考える人間を作ってきた教育の結果とも言える訳ですが、これは教育関係者だけの責任と言うより、日本社会一般の風潮なんですね。

    〇なお、「絆」という言葉は「親子の絆」、「夫婦の絆」といった使い方が普通で、震災以来テレビが一般社会に向けて「絆」をアピールしているのには共感できませんね。今の日本の社会は、一部の人間を叩いたり、一部の人々に同情を集めることで、「一般社会」に共感を呼び起こし、人々を自由に操作できる状況を作り出している訳ですが、それがどういう結果をもたらすのか、どうもその結果は芳しくないように思えるのですがね。
    =========================================================================
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【16602】打てば響く 2012年1月29日分 転載
ビートル   運営スタッフ 2012-1-29 16:24:29  [返信] [編集]

     なだいなだのサロン「打てば響く」2012年1月29日分の転載です。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−

    1月29日

     感想です(近況はブログの方に書きます)。

     フランスから風邪をお土産に背負って帰ってきました。
     そして、テレビで国会の討論を見ると、日本の政治は相変わらずだな、とため息を漏らしたくなりました。そこに石原、亀井新党なんて変なものが出来そうなことが、新聞に書いてある。これには「冗談でしょ」と思わず出ました。コメントを求められたら、その時も「冗談でしょう」と一言いいます。一言だけ。それくらいにしか値しません。
     前に、出発の時点で1ユーロが100円だったのだから、ユーロが100円になった頃を見計らって、円を対ユーロ固定相場にすればいい、といったことがありました。計算もしやすくなる。為替相場を気にせず、安心して取引もできる。輸出産業もユーロ建てで輸出入すれば、為替変動で、損することも心配せず、安心して商売できる。ユーロも日本のおかげで安定する。
     アメリカも基軸通貨ドルの上に胡坐をかいて、世界をインフレの道連れに出来ない。
     オバマ政権は2パーセントのインフレ覚悟の経済政策をとろうとしている。あまりにも、自己中心的だ。だからこそ固定相場制にという提案。
     アメリカの反撥は怖いけれど、怖がっていたら、恐怖政治に賛成ということになってしまう。日本の政治家は、アメリカと対等に発言できるようにならなければ、一人前とはいえない。安保理常任理事国なんて、金で票を拾わなければ、選出されません。沖縄問題もいつまでたっても、解決できない。
     あまりにも急に1ユーロ100円が来てしまったけれど、もう一度、固定相場に戻ったら、そうEUにも提案したい。これは、自分でいってしまうのは、興醒めだけど、あえていいます。この案、現代国際政治のコロンブスの卵かもしれない。

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【16598】老人党メルマガ(414)
北極星   運営スタッフ 2012-1-29 8:38:38  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(414) ::: 2012/1/29
    =========================================================================
    【16564】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」 usagi65
    【16567】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」 JI
    【16576】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」 JIJI
    【16591】Re:戦後処理の問題   世直し
    【16594】反原発の火を燃えあがらせよう! 天橋立の愚痴人間
    【16574】Re:西洋哲学史:倫理(公民的分野) H.KAWAI
    =========================================================================
    【16564】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」  usagi65 2012-1-23 21:35
     ▼JIJIさま:こんにちは

    ご指名なのでお返事させていただきますが、難しい問題ですし、学識がないので単に私が日頃思っていることだということをご理解ください。

    まず把瑠都さんに「優勝おめでとうございます」と言いたいと思います。エストニアからやってきたなかなかのイケメン、今もインタビュウに親指を立てて見せるなど、「審議委員に怒られるんじゃないかな?」なんて私も心配してしまいました(笑)
    相撲は日本独自のプロスポーツ(国技)ですから始まりと終わりに日本国歌があって当然と思います。
    多分アメリカンリーグの野球も同じだと思います。

    しかしこれだけ外国人力士が増えてきたらある程度文化の違いは認めないといけないのではないでしょうか。
    把瑠都さんのうれしそうなガッツポーズは私など許せますね。
    逆に白鵬さんはあまりに日本的になりすぎて、どこかにモンゴル人らしさを見せて欲しいと思ったりします。

    外国人力士が強すぎるということでご不満(笑)なようですが仕方ないと思っています。
    外国人力士は力士を選択した目的が明白で、強い意思を持って文化の違う日本にやってきている。
    残してきた家族や自分の生活がかかっているという背水の陣でやってきているのです。心構えが日本人力士と全く違うと思います。

    しかし日本人力士も彼らから学ぶことは少なくないと思います。日本も就職難の時代、相撲で必ず成功したいと思うガッツのある力士はでてくるはずで、日本人横綱はそろそろ出てくるだろうと楽観しています(笑い)
     
    >※国歌で、思うのですが 日教組の一部の教員が、国歌君が代を認めないのを、昭和一桁のJIJIには、理解できません。。。

    このことに関しては全くJIJIさんと同感です。太平洋戦争の責任がどこにあったかということは最近ではいろいろな資料が出てきて、更に戦争体験者が告発する方も出てきて詳しく解るようになりました。私でさえいろいろな本を読み理解できるようになりました。「日の丸」と「君が代」は人心を一つにするために利用されただけだと思っています。

    戦後60年以上経って「日の丸」「君が代」は諸外国の国旗、国歌と同じようにほとんどの日本人は考えるようになったと思っています。サッカーの試合でも、オリンピックでもフィギアスケートでもみなさん晴れやかに歌っておられますよ。
    「日の丸」を見て「君が代」を聞くと戦争を思い出す年代がいなくなるとこの問題は終わりになるのではないでしょうか?
    若い教師たちはこの問題に対して結構冷ややかだそうですから。
    -----------------
    【16567】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」   JI 2012-1-24 2:31
     ▼JIJI様:

    人口問題についてのレスが遅れてしまいましたが・・・JIJI様にとっては「そんなことでは不十分」とおもわれるのでしょうけれど、あまり報道されていなかっただけで、厚生労働省は何年も前から「幼児保育」問題でいろいろと考えて来ているようです。
    貴方の言われる「ダブルインカム・ツーキッズ」・・・夫婦共稼ぎの場合の子どもの保育の問題・・・

    一昨日だったか一昨々日だったか。銀座のクラブで働くホステスさんの子どもさんたちのために作られた銀座の真ん中の保育所の事を放送していました。(ホステスさんは共稼ぎではない場合が多いかも・ですが)いまの不景気でホステスさんも人数が減り、収入が減り、うっかりすると保育料の納入も滞ったり・・・で経営大変だそうです。

    今、全国的に保育所が不足、幼稚園と保育所の一体化が考えられている事は前述しましたが・・・幼稚園には空きがあるけれど保育所は待機児童が沢山と言うことで・・・

    幼稚園は小学校入学以前のプレ教育(でしたっけ?)が目的ですから文部科学省の所管、保育所は共稼ぎとか母子家庭とか、家庭で保育することが困難な人たちのための施設で厚生労働省の所管ですが(多分?)背に腹は変えられず「所謂幼保一体」ということのようですね。でもその現場からは異論も出ているようです。

    昔は幼稚園は余裕がある家の子どもさんが行くところでした。共稼ぎしなければならない家庭か、母親がキャリアウーマンでこどもにかまけていられないか・・・のために保育所があるのではないでしょうか。

    家庭を持続するためにはダブルインカムが必要、と言う社会でなければ保育所問題は今のようには問題にならないでしょう。
    幼保一体化論が出る前は民営化でいろいろと問題がありました。
    あの橋下大阪市長も市の保育所充実を言っているそうです。

    国も自治体も少子化問題は決して軽視していない現われでしょう。
    でも本当は日本・・・さらには世界の景気回復が先決のような気もしますが・・・
    それから・・・日本の旧来の家族制度が崩壊してしまった・・・ということもあるでしょうけれど。
    -----------------
    【16576】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」 JIJI 2012-1-25 13:26
     ▼JIさま:

    >それから・・日本の旧来の家族制度が崩壊してしまった、ということもあるでしょうけれど。

    そのとおりだと思います。。。
    子供の居ない夫婦、一人っ子の夫婦がざらになり、更に年頃を過ぎてるのに、結婚しない男女が増えて、、、高齢化?!
    草食系男性なんて変な名称が横行します。肉食系女性なんて?変な形容まで有るようです?!
    ますます日本の家族制度は崩壊して行きます。

    日本の高齢化に拍車がかかり、マイナスの「ねずみ算」で人口が減って行く事をなんとかしないと、日本の未来が心配です。
    家庭の集合が国家です。国歌<君が代>を否定する人種には、国歌・家庭は語れません???
    つい、力んでしまいました。老婆心です。。。
    -----------------
    【16591】Re:戦後処理の問題   世直し 2012-1-27 10:40

    民主党政権が消費税率を引き上げるのは明白な公約違反だ。
    今の衆議院任期中に上げないから、公約違反でないという、野田の言い分けは詭弁にすぎない。(1/27中日新聞社説)
    選挙の時、消費税を自民党は上げたい雰囲気、民主党は徹底的な行政改革を実行し消費税を上げないとほざきにほざいて、
    選挙公約には消費税はなく、国民に嘘をついて投票させた。

    又糞野田民主党政権は今まで、公約は何も実行せず ほったらかしだ。
    日本の国会議員は世界のトップレベル(議員一人当たり、年間1億円かかる)の待遇です。
    年収2百万円以下の国民が30%以上もおり、苦しみもがいて、いる。

    税収の少ない時国会議員も議員に支給の全ての経費を50%削減して、いただきたい。
    -----------------
    【16594】反原発の火を燃えあがらせよう!   天橋立の愚痴人間 2012-1-27 15:33

    2月11日に予定されている、さよなら全国一斉、原発1000万人アクションに呼応して、こちら関西でも、反原発デモが計画されています。

    2012年3月11日 さよなら原発関西1万人行動
    場所 大阪・中之島公会堂及び周辺エリア

    「ストップ・ザ・もんじゅ」主催のデモです。
    http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/

    昨年6月には、100を超える関係団体の参加を得て大阪御堂筋で盛大な反原発デモを挙行しました。

    福島原発事故は、その後も深刻な被害の広がりを見せています。それにも関わらず国は原発行政を改めるつもりはなく、現在は止むを得なく休止状態になっている全国の原発を再稼動するべく画策を講じています。

    「許すまじ、原爆を」と言う歌があります。
    福島原発事故も兵器と発電所の違いはあっても放射能による国土の破壊と言う面では同じことです。
    もはや原発は、如何なる理由があっても許されない発電方法なのです。
    安定したエネルギー確保と言う名分も、国家自身の安定を損なうような方法からは脱却しなければいけないことが解かりながら、今なお、利権の為に続けようとする一部の人間を糾弾し、正しい国の道を歩ませなければなりません。

    一時、下火になったと思われていた反原発の炎を福島原発事故1周期を期に、再び燃え上がらせ、原発行政の根本を見直すまで徹底的にやり抜かねばなりません。ここで追及の手を緩めると、狡猾な電力業界と霞ヶ関の官僚、それに何の役にも立たない政権政党の思うように誤魔化され、騙されてしまいます。我々が、今、行動することによって、子や孫に美しい、安全な日本を伝えましょう。

    2月11日の反原発、全国一斉行動のこぞって参加してくださることを願い、また3月11日の大阪での反原発デモに、出来るだけ多くの方、出来るだけ多くの組織が加わってくださるように御願いします。

    団体、組織で御協力くださる方は、ストップ・ザ・もんじゅ へ連絡を取ってください。
    http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/
    〒573-0028 大阪府枚方市川原町1-5 Tel:072-843-1904 050-3552-3651 Fax:072-843-6807 stopthemonju@sannet.ne.jp
    -----------------
    【16574】Re: 西洋哲学史:倫理(公民的分野)  H.KAWAI 2012-1-25 6:59(編集)
     ▼タミゾールさん:お早うございます

    >「国家、国民のため」というように、国家とそこに寄生する支配層の言説に丸め込まれちゃってはいけない。「日本国」という国民国家の恩恵にあずかりながら…、という言い分も分かりますが、冗談じゃあない、国民の上りで運営してる癖にって思っちゃう。

    〇確かに現実には一握りの支配層がこの国の政治を牛耳っているのですが、だからと言って国家と国民を対立するものとして捉えますと、国民は国家に従うか抵抗するかの選択しか生まれません。

    〇しかし、民主主義を標榜するこの国においては、従うか、抵抗するかではなく、参加するという選択もあるべきです。
    もちろん、「国家とそこに寄生する支配層の言説に丸め込まれちゃって」知らず知らずの内に取り込まれているといった参加の仕方ではなく、主体的に考え、かつ、行動するといったことでなければなりませんが。

    〇もちろん、それが困難な道であることは重々承知の上で言っている訳ですが、困難であるからといってそこを外してしまいますと、心の何処かに「お上」意識を残しつつ、同時に、唯々諾々と「お上」に従うのも「主権者」の誇りが許さないという相反する心情に陥る訳です。

    >歴史教育をないがしろにして、何が国民国家への帰属意識か、って思うんですが、これは、自虐主義であろうが自慢主義であろうが関係なく、歴史を真剣に考えていこうっていうムードがないことが問題だって思うんですね。

    〇支配層は常に国民に対しては「依らしむべし、知らしむべからず」の態度で臨むものですから、学校教育において真実が教えられることは絶対に有り得ません。そして、児童・生徒に対しては膨大にして不必要な知識を詰め込み、自分では何も考えないように仕向け、大人に向けてはお笑い芸人を動員して「余計な事」に関心を持たないように計らう訳です。

    >さらに、ひどいのは、公民的分野でして、週2時間で何ができるのか。倫理(「現代社会」「政治・経済」との選択)にしても、センター試験を見てわかるように、ペラペラの教科書を使って、さまざまな思想のアラカルトを区分するだけで、決して原文(翻訳を含めて)読むことになってないのですね。デカルトを数行の説明でどうやって理解できるのか。

    〇一部の人は自身の反道徳的な人間性を省みることなく、子供に道徳を教えよと主張する訳ですが、倫理観の欠如した人が倫理について語るのと同様、そういった中から真の道徳教育など行われる訳もなく、ペラペラの倫理観からはペラペラの教科書しか生まれ得ないんですね。

    >こういう態度が、哲学からもっとも遠い態度ではなかろうか。こんな風ならやらない方がまし。高校生には必要ないとなると、半分近くは哲学と関係ない人になる。もちろん大学でもおざなりにしかやってない。文系学部で落ちこぼれちゃう学生がいても何の不思議もない。といったところで、西洋哲学史の話にやっと戻ってきました。

    〇学校教育では、知育、体育は可能でも、徳育は絶対に不可能です。倫理観の欠如した政治家、経済人、学者(主として原発関係)、ジャーナリスト、評論家等々を見ていますと一層その思いを強くします。

    〇なお、最後に「個がばらばらになりつつある」のが「タミさんたち」のせいであるというのは完全な濡れ衣ですね。村落共同体の衰退、地域社会の衰退、家族の衰退、テレビの普及等々、戦後の社会変化がもたらしたものですよ。

    〇震災からこの方、ずっとテレビは「絆」キャンペーンを張っていますが、復古主義でこの国を復活させようとするのには無理があるように思いますね。確かに明治維新は王政復古ですが、明治維新には列強の侵略からこの国を守るという明確な目的がありました。しかし、平成維新にはそのような明確な目的がありません。
    二大政党制の失敗の受け皿というだけです。橋下は大阪の護国神社に参拝したそうですが、いよいよ馬脚を現しましたね。
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【16545】老人党メルマガ(413)
北極星   運営スタッフ 2012-1-22 9:03:59  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(413) ::: 2012/1/22
    =========================================================================
    【16532】Re:三権分立    dunc
    【16540】Re:三権分立    H.KAWA
    【16502】Re:それを改革といえるのか...      原口 隆志
    【16510】Re:「社会保障と税の一体改革」の意味は  pierre
    【16511】Re:「社会保障と税の一体改革」の意味は  Gokai
    【16478】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」 usagi65
    【16480】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」 JI
    =========================================================================
    【16532】Re:三権分立   dunc 2012-1-20 15:45(編集)
     ▼H.KAWAIさん:

    メディアの政治介入が気になった為、もう一度お邪魔します。
    個人の思想の自由が尊重される日本では、国家と憲法に忠誠を誓う教育は実施されていない。その為か憲法蔑視が横行し、三権分立が確立していない日本では、甚だしい法の軽視も容認される。

    一般国民が持論を主張して憲法を論じるのは当然の権利だが、憲法擁護が義務付けられている政治家が改憲を主張する場合、それが法治国家なら議席を返上して活動するだろう。政党が法を定め、それに属さない議員は発言権も無い日本では、三分の二を超える巨大政党が国民の同意を得れば、政党の指導者とその支援者は国体である憲法を自由に操作出来る。

    苦い過去の経験から「メディアと政治の一体化」には厳しい監視が必要と判っているが、近年は大連立構想が盛んで、今回の野田総理の消費税強行も同じ新聞社社主の強い意向が噂されている。
    もし消費税導入の条件として比例代表の議員を大幅削減すれば、護憲政党は無くなり、民主党は小選挙区で負け、実質的に改憲目的の自民党中心の大連立は避けられないだろう。

    日本国憲法を「敗戦で押し付けられた」と自虐思考する人も多いが、私は世界に誇る憲法だと思っている、小国も大国と対等の軍事力となる水爆の巨大な破壊力が国家間の戦争を過去の出来事に変えたのに、なぜ9条の価値が理解できないのだろう。
    他国の空爆による「民主化」が核放棄したリビアで実現し、紛争を抱える小国の存続に核兵器は不可欠となった、しかし自衛の核開発そのものが周辺国の脅威とされ、大国の軍と関連企業の危機感を煽り軍事制裁に繋がってしまう。

    憲法で平和を願い、自国も戦争放棄と定めた憲法を持つ国は、例え自衛の大型水爆を所持しても脅威とは成らず制裁する理由にもならない、日本国憲法9条は世界の標準と成るべき優れた法で、戦争廃絶は当然核廃絶に繋がる、この憲法を捨て去る正当な理由は何か…私は一度も聞いた事が無い。
    -----------------
    【16540】Re:三権分立    H.KAWAI 2012-1-21 17:04
     ▼duncさん:こんばんは。

    >メディアの政治介入が気になった為、もう一度お邪魔します。苦い過去の経験から「メディアと政治の一体化」には厳しい監視が必要と判っているが、近年は大連立構想が盛んで、今回の野田総理の消費税強行も同じ新聞社社主の強い意向が噂されている。

    〇昔は新聞記者は羽織ごろと呼ばれていて、今日それをブンヤと言おうとジャーナリストと言おうとその本質は変わっていない訳で、まして、テレビは、やらせだのでっち上げだの更にデタラメで、私はマスメディアを全く信用していません。
    〇また昔、私の職場に地元の新聞社の記者が取材に来たことがありましたが、その程度の悪いこと。それから、その新聞の「社説」なんか見ましてもウラ知ってますんで、「カッコ付けやがって、フン。」ってな具合でしたね。

    〇只、「羽織ごろ」でも、会社の社長などの芳しからぬ噂を嗅ぎつけてゆするってんなら、ゆすられる方にもスキがあるからで、まあ仕方がないかって気もするんですが、財界と気脈を通じて消費税増税のキャンペーンを張るとなると、これはもう許せないって思うんですよね。

    〇まあ、でもジャーナリズムというものは日々の出来事を報じる仕事に過ぎない訳ですから、その程度の者に「社説」なんてエラそうな事を言わしめている読者もいかんのですがね。情報は「分析」しませんと、当てにならない、役に立たないものでして、この「分析」がジャーナリズムには全く期待できないんですよね。いえね、政権の行方、とか、選挙情勢などは熱心に「分析」しますけど、これじゃ只の興味本位の報道の域を出ないんですよね。

    〇最近の橋下関連報道なんかはもう完全に橋下に振り回されているだけで、受身の報道に終始してますよね。まあ、雑誌なんかは「分析」らしい記事を載せているようですが、それでも、表面的な「分析」でしかないように感じますね。

    〇そんな訳で私は市民の立場に立った情報分析の組織をネット上に構築することが必要じゃないかって思うんですよ。感情的に物事を論じても何の成果もありませんからね。でないと、マスメディアが次々と繰り出す情報操作の罠に嵌って身動きすらままならないようになるって思うんですよ。いえ、ホント。皆様ご用心ご用心。
    -----------------
    【16502】Re:それを改革といえるのか...   原口 隆志 2012-1-17 19:15
     ▼かっくるま様:
     
    橋下知事(当時、現大阪市長)が狙っているのは、現在市町村が課税権を有している固定資産税を奪い去るということにあること、
    その通りと思います。ただ誤解されていることは、大阪市には生活保護費など巨額の財政需要があることです。
    大阪府と大阪市の財布一緒にすれば財政効率化するというのは単純な発想です。

    道府県税と市区町村税との違いは景気変動に影響される度合いが前者が大きいということです。
    高度成長期の東京都・神奈川県・愛知県・大阪府の税収は巨額で、他府県の垂涎の的でした。横浜市・名古屋市・大阪市はそれほどてもなく、昼間人口に対応した施策の必要に迫られました。(例えばゴミの収集・処分など)

    今、続く不況で大阪市が大阪府に比して余裕があるように見えるが、いつまで続くかわかりません。
    府・市統合したからといって国は特別に大阪都に財源を付与するわけではなく、固定資産税を大阪市から大阪都(仮称)に移し、特別区が生活保護行政をぶつけられれば、特別区の財政的自由度は失われます。即ち現行大阪市に比して市民サービスの水準低下です。

    最後に申します。地方公共団体の財政だけに注意を向けるのは片手落ちです。
    その団体が何をやるのか、また否応なくやらされるのかを見極める必要があります。
    追伸:複式簿記制度を取り入れることには、賛成です。
    -----------------
    【16510】Re:「社会保障と税の一体改革」の意味は   pierre 2012-1-18 17:39
     ▼Gokaiさん:貴方は私のことを

    >嘘はいけない。

    と言われました。しかし、私は嘘をついたり、煽動したりしているわけではありません。貴方は

    >また、経常収支赤字額が常態化すれば何故に国債の金利が高騰するのか、その根拠を述べないで悪い結論だけ垂れ流すのは、悪い扇動です。

    と言われますが、経常収支の赤字が常態化すると言うことは、日本全体の投資>貯蓄ということを意味するのであり、当然に発行する国債も、国内で消化できず、海外から借り入れに依存せざるを得ないことになります。
    つまり、国債の金利は、海外の市場動向に左右され、高騰するリスクが高まるのではないでしょうか。

    これは、次のように説明できます。
    経常収支黒字=国民総生産−(消費+投資)
          =国民総生産−消費−投資   国民総生産−消費=貯蓄
          =貯蓄−投資
    つまり、経常収支赤字ということは投資>貯蓄を意味するのである
    問題は、したがって、日本の経常収支がどういう見通しにあるのか、ということになります。貴方は

    >昨年度の経常収支黒字額は20兆円に接近。

    と言われましたが、それはそうでしょうが、最近の数字は、明らかに従来とは違う推移を見せています。最近は貿易赤字が2ヵ月続き、新聞によると「2011年は原子力発電所の事故の影響で燃料輸入が増え、31年ぶりの貿易赤字になったのは確実」であり、「日本の貿易赤字は15年に14.3兆円に拡大する一方、所得収支の黒字は14.8兆円にとどまる。サービス収支などの赤字を含めると15年に経常赤字に転落するという」(以上、『nikkei.com』12.01.09.) というエコノミストの予測を載せています。

    だから私は「日本独自の恵まれすぎた国債発行条件は長く続かない」と書いたのです。
    これは“煽動”ではなく、警鐘と受けとって戴きたいのであります。また、最後に貴方は

    >増税したら財政健全化があたかもなるような言い回し

    と言われますが、10%の消費増税や、今俎上にあがっている国家公務員給与削減、国会議員削減などを実施したところで財政が健全化するなどと言うつもりはありません。そのための一里塚と言っているに過ぎないのです。
    -----------------
    【16511】Re: 「社会保障と税の一体改革」の意味は   Gokai 2012-1-18 19:43
     ▼pierreさん:

    >と言われますが、10%の消費増税や、今俎上に上がっている国家公務員給与削減、国会議員削減などを実施したところで財政が健全化するなどと言うつもりはありません。そのための一里塚と言っているに過ぎないのです。

    財政再建できる青写真がないのに一里塚と言われてもあつかましいとしかいえないですよ。

    >>嘘はいけない。

    >と言われました。しかし、私は嘘をついたり、煽動したりしているわけではありません。貴方は

    だったら財政再建の根拠を示してください。それがあれば煽動やうそつき呼ばわりはしません。
    間違っているところを指摘するだけです。

    >と言われますが、経常収支の赤字が常態化すると言うことは、日本全体の投資>貯蓄ということを意味するのであり、当然に発行する国債も、国内で消化できず、海外から借り入れに依存せざるを得ないことになります。つまり、国債の金利は、海外の市場動向に左右され、高騰するリスクが高まるのではないでしょうか。

    このように最初から言われておれば、根拠なしの嘘や煽動とは言いません。ただ間違いと言うだけです。

    >これは、次のように説明できます。
    >経常収支黒字=国民総生産−(消費+投資)
    >      =国民総生産−消費−投資   国民総生産−消費=貯蓄
    >      =貯蓄−投資
    >つまり、経常収支赤字ということは投資>貯蓄を意味するのである

    この式は経常収支ではなく貿易収支の式です。
    それとは別に、経常収支が連続赤字になってもそれは外貨の調達に苦慮すると言う意味であって、国内通貨の円の調達とは無関係。
    円の過不足は日銀が公開市場操作にて行うものですから国際収支とは無関係の話です。

    >「2011年は原子力発電所の事故の影響で燃料輸入が増え、31年ぶりの貿易赤字になったのは確実」であり、

    しかし、IMFによると経常収支黒字は、2011年で約11兆円(75円/ドル)。

    >「日本の貿易赤字は15年に14.3兆円に拡大する一方、所得収支の黒字は14.8兆円にとどまる。
    >サービス収支などの赤字を含めると15年に経常赤字に転落するという」(以上、『nikkei.com』12.01.09.)
    >というエコノミストの予測を載せています。

    同じくIMFの予測では、2013年の経常収支黒字は12兆円(75円/ドル)
    日経予測は消費増税賛成派であるから悲観的過ぎないか?

    どちらにしても、国債の償却とは本来海外に買わせるべきものでないし、日銀の公開市場操作によって、永遠に国内消化が可能であるから、国際収支の変化によって金利が上がるようなことはありえません。
    これについては、嘘でないにしても、明らかな誤りです。

    それと、財政健全化についての青写真がない場合は、やはり煽動です。
    -----------------
    【16478】Re: 国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」  usagi65 2012-1-14 12:54
     ▼JIさん・JIJIさん:こんにちは

    人口減少時代をたいへん危惧しておられますが、これは非常に難しい問題だと思います。
    女性の進学率が高くなり、就労人口も増え、男女機会均等法により女性の考え方が変わったのです。
    結婚や子供を持つことを女性が選べるようになったということです。
    ですから先進国は同じ悩みを抱えていて日本だけの問題ではありません。

    しかし国が制度を変えたり、いろいろなサービスをすることにより、この経済状況でも結婚が可能になり、また子供も育てやすくなれば少子化は止まり、子供は増えていくかもしれません。経営者である秋山咲恵さんのブログを紹介いたします。
    20〜30代以降の若い人に対して「ダブルインカム・ツーキッズ」に絞り込んだ支援策を強化したらどうかという提言です。
    ダブルインカム・ツーキッズの時代へ(秋山咲恵氏の経営者ブログ) http://s.nikkei.com/wnHx5D

    私達の時代は「シングルインカム・ツーキッズ」が基本単位でした。
    しかし現在の経済状態でこれを望むのは厳しいといわざるをえません。ある調査によると、この不況は高収入の男性をも著しく減少させており、また今は高収入でも会社の将来に安心を持てない男性は多くいるといわれています(高収入でも結婚に不安)
    もちろん不況ですから低収入で結婚できない男性はあまたいるという現状です。

    そこで秋山さんは「世帯年収500万で共稼ぎ、2人の子供」をこれからの標準世帯と考えて彼らに必要な行政サービスを考え、また子育て支援のための商品開発を考えてはどうかと言っておられます。
    私はこの考えに大賛成ですが、JIさんやJIJIさんの時代では考えられない「共稼ぎ」をどう感じられましたでしょうか?
    政府は「ダブルインカム・ツーキッズ」という具体的なイメージをもって政策に反映して欲しいと思いました。

    ・保育所の完備
    ・会社の子育て支援(育児中の短時間労働など)
    ・公教育費の無償
    ・子育て支援のための商品開発
    -----------------
    【16480】Re:国力と人口「ダブルインカム・ツーキッズ」  JI 2012-1-15 3:07
     ▼usagi65さん:RESありがとうございます

    えーっと・・・JIJIさんや私たちの時代にも「共稼ぎ」はありました。ただ、今の「共稼ぎ」とはだいぶイメージが違いました。
    いつごろだったか(バブルの頃かな)女性の社会進出が・・・今で言えば「男女機会均等法」ですか・・・言われるようになり、「社会進出派」の女性と「専業主婦」の道を選んだ女性の間で論争が盛んだった・・・と覚えています。

    私たち男性にとっては「専業主婦」で居てくれた方が有難いのですけれど・・・あのバブルの時代は働けば働くほど収入は増え、子どもが好きな人は2人、3人子どもを育ててにぎやかで楽しい家庭を築き、そして楽しい老後を・・・も夢ではありませんでした。
    豊かな社会は子育ての環境も整っていました。

    だから、ゆとりがある家庭でも、共稼ぎ・と言う感覚ではなく「社会進出」と言う意識で働かれていたのだと思います。
    ご紹介いただいた秋山さんの言われる標準世帯「世帯収入500万円で共稼ぎ」当時は「共稼ぎ」はなかったのではないでしょうか。
    それに今は子育ても当時よりお金がかかるようですし・・・

    今のような就職難、そして低収入をもたらす労働政策?などなどをそのままにして、保育所の完備、子育て支援・・・等の「福祉政策」を少子化対策として、というのは無理があるように思います。
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