14:老人党メルマガ(283) 北極星 08/09 07:11 roujintou-news ::: 老人党メルマガ(283) ::: 2009/8/9 老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/ ========================================================================= 【5964】原爆の日に思う 天邪鬼 【5936】若輩者からの意見 白椿 【5952】Re: 若輩者からの意見 酒呑童子 【5994】ムダの排除……無駄は予算項目か、金銭感覚か? 出戸らそ 【5958】Re: 政権公約マニフェストには、有言実行と無言実行の裏表がある! みじゅくもの 【5944】Re: 政権交代に向けて語るスレッド もぐら 【5991】新政権の真価は? 出戸らそ 【5990】弱者に優しい社会を! うたかた(泡沫) ========================================================================= 【5964】原爆の日に思う 天の邪鬼 2009-8-6 16:50 今年もまた原爆の日が訪れた。しかし、戦後60年以上も経った今、一般の日本人がどの程度その意義を認識しているかとなると甚だ心もとない気がする。 私は当時中学生だったが、ラジオや新聞で「新型爆弾が投下された」とのニュースが流され、後にそれが原子爆弾であると分かり今度は東京だなどと騒がれたことを覚えている。 この原子爆弾とは比較にならない強力な破壊力を持つ水素爆弾が、今では地球上に全人類を何回でも抹殺できるほど溢れている。しかもミサイルという超高速の運搬手段とともにである。人類という愚かな生き物は、それに気付きながら環境問題と同様目の前の利害のみにとらわれ根本的に解決しようとはしない。 「核兵器を使った唯一の国として行動する責任」に言及したオバマ大統領の勇気には大きな敬意を払うが、現実に核の廃絶が進むかどうかはまだ分からない。たとえ少しでも光が差してくることを望みたいと思う。 私が前に書いた「原爆投下の是非論争」を是非読んで欲しい。 ----------------- 【5936】若輩者からの意見 白椿 2009-8-5 15:30 初めまして、白椿と申します。本日付の中日新聞の記事を拝見して伺いました。 私なりに今回の選挙には関心を持ちいろいろと情報収集をしております。 各党の動き、マニフェスト、地元の実態など見まして、さてどうするべきかと思っていた処、ある記事が目に止まりました。「安全保障と防衛力に関する懇談会」がまとめた報告書の記事です。 私事になりますが、亡くなった祖父は太平洋戦争に出征していました。 その事だけ当時幼かった私に教えてくれ、詳しくは語ってくれませんでした。 祖父は多趣味な人で頑固な所もあって、でも私がご飯粒を残したりすると、「米は八十八日かけて百姓さんが作ってくれたんだ。無駄にしてはならん」と教えてくれました。 祖父が黄泉に旅立った後、私は歴史に興味を持ち、ある時父に「お祖父さんは何処に出征していたの?」と聞くと 詳しい話を聞かせてくれました。戦争末期、米軍の征略に備え九州にいたと。 通称「ざぶとん爆弾」を抱え、戦車の下に潜り込み、自爆して戦車を止める役目だったそうです。 なんとか生きて帰りつき、その後に父をもうけたのです。そして、今があると。 祖父は、幼い孫達に悲惨な話をしたくなかったのかもしれません。 自分が生き残った事に負い目を感じていたのかもしれません。今となっては尋ねる事は出来ないけれど。 歴史の事実を知り、悲惨な事は繰り返さない様に努めるのが今を生きる者の義務だと思います。 私は、憲法改正も、ましてや軍備増強も反対します。国民がいなくて国が成り立つのですか? 長文失礼致しました。少しでも目を通して頂ければ幸いです。 ----------------- 【5952】Re: 若輩者からの意見 酒呑童子 2009-8-6 7:48(編集) お早うございます。「歴史の事実を知り、悲惨な事は繰り返さない様に努めるのが今を生きる者の義務だと思います。」というお言葉に賛同し、嬉しい思いです。 そして、そういう考えを持つ人々にとっては、それをどう実践していくのか、が実のところ最大の課題なんですね。 歴史の事実は、多くの場合、時の経過を待たなければ明らかにならないのです。 ただ、エシェロンなどによってネット情報を検閲されつつも、あるいは情報操作されながらも、幸いにして、とりあえずは私たちはこうしてネットを利用し、時間的には同時に情報の提供と共有を手にすることが出来ます。 そこから、手探りで今と過去の諸事実を探り続けることが可能です。 また、私は憲法を自由と開放のために改正するには賛成ですが、国家主義的改悪には反対すること、さらには、現実の社会では、戦争は資本投下の対象として利益を創造し、破壊と建設、需要と供給の関係の極限の形ですから、彼ら守銭奴たちは決してその戦争と言う市場を放棄するなどあり得ない事、という覚悟が必要です。 最後に、ロシアとの戦費調達を高橋是清に提供したクーン・ローブ商会の実質的オーナーであり、イギリス産業革命以来、またロシア革命資金貸与にも関わりがあったとされるなど、真の意味で世界の歴史を創り続けて来たロスチャイルド財閥を簡単に紹介しますので、歴史を考える時の参考にしていただきたいと思います。 彼ら一族の総資産を推定すると、1京ないし4京円とされていますが、一族の人的範囲の定義付けや、カリブ海など世界中にあるタックス・ヘイブン(租税回避地域)経由による課税回避など、複雑な資産の範囲の定義付けによってはその数字は大きく流動する程の天文学的な資産なのです。 日本の国家予算年額は、一般会計と特別会計の重複分を差し引きして210兆円ほどらしいので、ロスチャイルド財閥の資産を2京円、日本政府予算を200兆円とわかり易く仮定すると、この国の100年分の資産を持っていることになりますね。 もうお分かりですね、一般投資家や投資機関の投資の仕方では、こうは巨額にはならないことを。 そして、それを競争相手や敵対的相手からの攻撃にそなえたり、それを維持、拡大、強化するためには、考えられるあらゆる手段、策謀、戦術、戦略が必要となるのです。 身近な所では、アジアでは札幌、香港などに店舗が多くあるチョコレートのロイズROYCE'もこの傘下企業ですが、そのほか、ファッション、ダイヤ宝石、穀物生産貿易、国際金融、原子力関係、鉱物資源開発、映画・テレ・新聞・雑誌といったマスコミ・・・あらゆる分野が彼らの支配下にありますから、彼らに不都合な情報は、一般には公開されない仕組みになっているのが現実です。 ----------------- 【5994】ムダの排除……無駄は予算項目か、金銭感覚か? 出戸らそ 2009-8-8 4:08 これまで「ムダの排除」「脱官僚」などと叫ばれながら、なかなか目に見える成果は上がっていません。 今のままでは近い将来、「ムダはスリム化できてきた。次は国民が増税を受け入れる番だ」と言われかねません。 一般的な見積書に喩えてみると、与党は「○○費一式」についてムダかどうかを論じてきました。 この予算項目そのものを対象とする論法ならばその活動がムダでない限り、削減は難しいと言い易いものでした。 そして今般の総選挙を控えて、野党からはその費用を構成する「□□代金」といった内訳や費目について精査しようという動きがようやく出てきました。しかしこれでも、やはり論点は「項目」が対象です。 私はもう一歩踏み込んで、役所や役人の金銭感覚のムダについて洗い出してほしいと願います。 それは「XX万円也」というところまで見てもらいたいということです。 国会を一日開催すると三億円相当、首脳外遊は一回一億円、政治家が高級料亭で極秘会議……このような内容の報道は枚挙にいとまがありません。この国の政治家や官僚の収入や利権・特権や領収書なしの経費などは、諸外国と比べても随分と優遇されています。それは世襲くらいしたくなるのだろうと、つい邪推したくなってしまいます。これではムダの撲滅など、他の惑星の出来事であるかのように感じたとしても不思議ではありません。 私たちの日常に喩えるなら、せっかく家計のムダを洗い出して買い物の品数を減らそうとしたのに、毎日の買い物ではタクシーで高級百貨店に乗り付けているようなものです。それが習慣なら、やすやすとは変えられません。 その結果、家計が行き詰ったとしても、増税するように「給料を上げてください」という訳にはいきません。 このように考えてみると、たとえば役所が行う事業について、見積書の金額は果たして妥当なのだろうかと勘ぐりたくなります。見積りのチェックに経験豊富な民間人を入れて、都度「適正」な金額に導くだけでも何かが変わるのではないかと思えてきます。 加えて、予算の仕組みは見直せないものなのでしょうか。 現状では当期予算で消化しきれないとなると、期末には決まってあちらこちらで道路工事が頻発します。 これは一例に過ぎませんが、総じて言えるのは、そこに投入される私たちの税金をもう少し適正に扱おうとしてもよさそうなものではないかということです。 民間企業でも予算計画は立てます。しかし従業員の役目は予算をきれいに使い切ることではなく、コストを削減したり、新しい手法を探して能率を上げて経費や時間を節減することなどに主眼が置かれることがままあります。そして成果が上がれば、その担当部門や担当者の昇格・昇給などの考課にプラスとなります。 節減できたコストなどは従業員への期末賞与に充てられたり、設備投資計画や株主配当などに結びついていきます。 予算計上額に対して実績額が下回ったからといって、次期予算がまるでつかなくなることもありません。それは部門益ではなく、企業全体の利益を見ているからできることなのです。この発想は、民間のみに当てはまるものなのでしょうか。 もし役所でも工夫次第で似たようなことができるとしたら、きっと日本は大きく変わると思います。 予算に対して経費や時間を節減できれば、いろいろなことができるようになります。たとえば期末に道路をほじくり返す代わりに、同じ道路予算で自転車道を整備したり自転車ユーザーに道交法を学んでもらうこともできるでしょう。 その結果、交通事故と温室効果ガスの両方が減るなどの思わぬ副産物を得られることもあるでしょう。ひいては、私たちに課税されてきた税額が下がることだってあるかもしれません。 そうなれば、これらの成果は民間の水準と乖離しない範囲で役人の給与に反映してもいいかもしれません。 仮定ばかりですが、ついでにもう一つ。 もし役人にとってこれらが成果として評価されるとしたら、役所自らがすすんで莫大な税金を適正に使うことを含めて私たちに還元してくれるかもしれません。これは省庁の利益や利権ではなく、国家と国民全体の利益に視座を置けば、決して実現不可能なことではないはずだと思います。 政治家も官僚も、自分たちにとって必要充分な額に対して足りなければ安易に増税を想起します。 しかも私たちが妥協し易いように、中負担中福祉の社会保障を盾に訴求してきます。 しかし私は、今が低負担だと言われることに違和感があります。 消費税は5パーセントですが、他のあまたの税目についてはどうでしょうか。また、税金以外で社会保障目的で強いられる年金や健康保険などの公的保険の負担はどうでしょうか。加えて日用品・生活必需品や食品の税額と物価はどうでしょうか。 賃借・所有の別に関わらず住居にかかる費用はどうでしょうか。日本で子供に教育を受けさせるのにかかる費用はどうでしょうか。 この国の物価と、私たちの収入はバランスがとれているでしょうか。これらの負担に苦しんでいる人や諸々の事情から生活が行き詰ってしまった人、働きたくても心身の病などを抱えて働けない人や働き口が見つからない人など、現実にたくさんいるではありませんか。 これらを総じてみれば、私たちの負担が現時点で低負担だと断じることはできないと思います。 その逆に、徴収している税金のやりくり次第で、今よりもずっといい政策を行える原資があるはずだと思えてなりません。 私は本気でムダをなくすと言うなら、まずは法を変えてでも政治家や官僚が潔く自らの既得権を捨てることからすべてが始まると思います。それを捨てれば、空いて軽くなった手を困っている人に差し出すことがもっと容易にできるのではないでしょうか。それが役人の、本来の仕事のような気がします。感覚のムダ、徹底して撲滅してほしいものです。 ----------------- 【5958】Re: 政権公約マニフェストには、有言実行と無言実行の裏表がある! みじゅくもの 2009-8-6 11:00 ▼Gokaiさん:おはようございます。直ちにhpの情報をお知らせいただき有難うございます。 それにしても、このhpを即座にお知らせいただけるとはよくよく勉強されておられるのですね。自分の勉強不足を強く強く感じました。私にはいろいろ家庭的事情がありましてまともに時間をとることができません。先日、北極星さんにもお知らせしたのですが、投稿を何時まで続けられるかも定かでない状態なのです。 私はサラリーマン生活を卒業して現在は年金で生活する要介護一級の障害者という訳あり68歳の男性ですがGokaiさんはどのような毎日をお過ごしの方なのかな?と、ふと、考えたところです。 前置きはこのくらいにして、お知らせいただいたhpは時間の関係でほんの一部を拾い読みさせていただきました。 世の中にはいろいろな立場の方が居られてそれなりの考えを表明されているわけですが、このhpを読んで先ず感じたことは、今、何故、このような意見表明があるのかなという、素朴な疑問でした。「今」太陽エネルギーの活用課題を資源パフォーマンスの立場で論ずる意義はどのようなことなのでしょうか。 技術はほとんど無限のレベルで進歩するものと私は考えています。論ずるべきことの原点は「必要性」なのだと私は考えます。例えば太陽光パネルの設備に「現在」必要とされている費用が近い将来1/10にならないとはいえない、と思うわけです。とにかく、石油と原子力に頼っているわけにはいかないのだと私は思います。 また、技術論文集でもないこのページに100兆などと全く実感もわかない様な「与太話」を書きましたのも「政治とは」そうした「一面」を持つものと考えたからです。後藤新平の昭和通り、100年後で無いと意味がないような話「夢を構築すること」、票集めだけに汲々としている今の政治が見失っている最大のものとも考えるわけです。 中央政府にとっては、本来、外交、防衛、そして、教育を筆頭とする将来への夢の構築などが優先するのだと思・u桙「ます。また、鉄腕アトムの世界は当時漫画だけの世界でした。時間切れになりましたので、失礼します。 ----------------- 【5944】Re: 政権交代に向けて語るスレッド もぐら 2009-8-6 0:20 (編集) >道路公団は民営化されましたが、これは将来の無料化というのは視野に入れているんでしたっけ? もう無料化はあきらめたんでしたっけ? とりあえず下記wikiを見てみました。「道路関係四公団民営化推進委員会」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E8%B7%AF%E9%96%A2%E4%BF%82%E5%9B%9B%E5%85%AC%E5%9B%A3%E6%B0%91%E5%96%B6%E5%8C%96%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A 将来の無料化については明確には書かれてないですねえ。まあ、民営化ということで事実上 無料化はなくなったという印象です。自民党としても無料化はなくなったとは はっきり言えないんだろうけど、政治の責任としては明確にする必要あり。 道路公団の民営化については、問題山積みのまま終わったが、国交省と公団の利権構造にメスを入れ 民営化にまでこぎつけた、という点でそれなりに評価しています。しかし、委員会発足時に目標とした「高速道路料金の引き下げ」は実現できなかったと書かれてあります。(それじゃダメじゃん) 民営化論議の当時、『公団は「赤字」との表現が、推進委員会・マスコミにてされることもあったが、公団全体で見れば赤字ではなかった』と書かれています。 談合や天下りなど利権の温床にもかかわらず黒字だったということは、相当料金が高い、すなわちボッタくっていたことになります。上述のように料金の引き下げは実現しなかったため、ボッタくり体質は現在も変わっていないと見られます。 民主党が「無料化」を言い始めた数年前から時間割引など始めたけど、これなんか全然子供だましじゃないですかね。現在は不況の影響で大幅割引をやってるけど、これは暫定処置。 http://www.nikkeibp.co.jp/archives/196/196940.html 上の記事は『ほころびだらけの道路公団民営化論議』という2002年の記事です。 古い記事であり、現在の視点とのずれがあるかもしれないけど、民営化の何が問題であるかを考える上でなかなか興味深いと思いました。 冒頭で、小泉総理が「民営化するからには最終的には上場を目指すとの考え方を念頭に、濃密で広範な議論をお願いしたい」と発言すると、自民党道路族の古賀誠が「全く道路のことが分かっていない」と激しく反発し小泉発言を切り捨てた、とあります。 その古賀は、現麻生政権の選対委員長にあって東国原擁立問題を起こし、委員長を辞める・辞めないの問題を起こしました。 まあ、古賀を党の役職に置いているようでは道路関係の改革は進まんでしょう。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071009/137073/ 上の記事は『高速道路は無料にできる』という日経ビジネスの2007年の記事です。参考まで。 ただ、福田内閣で道路特定財源の一般財源化は決まったんですよね。 一方民主党はガソリンの暫定税率は廃止すると言っている。今後どうなるのやら。 まあ、民主党の高速無料化は、改めて公団の民営化形態や自民党の道路利権を考えるいい機会になるのでは。私自身は完全無料化でなくても上限1000円が暫定でなく恒久になればいいかなと思っています。当然ETCだけじゃなく現金も。 でも金を払えば絶対それに群がるだろうから、無料化路線で進むのは悪くないと思います。無料にして一般道よりも高速を走りやすくすれば、燃費もよくなるはずだし、結果としてCO2も削減できる方向だし。ただし大きな渋滞がなければ。 少なくとも麻生政権が続けば道路改革は進まんでしょう。よくこれで消費税を上げると言えるもんです。結論→政権交代 ----------------- 【5991】新政権の真価は? 出戸らそ 2009-8-8 0:44 ほどなく誕生する新政権。その真価を問うポイントには様々な観点があると存じます。 その一つとして、私は次のように考えてみたいと思います。 これまでの政権では、財界もしくはその団体との距離が近かったと思います。 確かに、集団就職やモーレツサラリーマンが支えた高度経済成長を経て、急速に現在の豊かな日本が造られてきました。 その中で財界の果たした役割は大きかったのだと思います。 しかし時代が移ろい、財界の主張はいまや庶民感覚や巷の関心事に背を向けたものが目立つようになってきたと思います。 たとえば、温室効果ガスの大幅削減には新興国と共に日本の財界は消極的です。 また、派遣労働の規制にも異を唱えます。前者は世界の関心事であり、後者は日本の現在と未来に関わる問題です。 財界はこれらの課題への積極的な対応は、経済の発展を阻害しかねないと位置付けているのかもしれません。 しかし世界中には、既にこれらの問題と経済の安定成長を両立させてきた国々も存在します。 現在の日本では、事業の失敗や損失は、その事業活動を主導した企業のトップが責任をとるのではなく、現場の従業員が切り捨てられることによって穴埋めがされ、ある意味でオフセットされています。 財界はこの便利な仕組みを手放したくないのでしょうが、しかしその歪みは弱者を直撃してしまいます。 企業と従業員を鎖に喩えるならば、鎖の弱い輪である従業員をいくら切ったところで、肝心の鎖の全体強度がいつまで経っても向上しないのは明白だと思います。終身雇用を謳っていた時代と目先の成果を優先する今の世とでは、労使の関係も変質してしまい、財界の主張とその意図も同様に変化したと言えるのではないでしょうか。 次の政権を担う政党が、これまでのように財界の政策提言などに一定以上の配慮を続けていては、この国の近未来は明るいものにならないのではないか……私見ですが、そんな憂いを抱いています。 私たちの多くは、昼間は法人の立場に同化して財界の主張にうなずき、晩は家庭に戻って一消費者や一国民の立場としてニュース報道に向かって首を縦や横に振って過ごしているのではないでしょうか。 二つの相反する意思を発しつつ、それが同じ人物であることは、今の社会構造にとって皮肉なことかもしれません。 自由競争に派生する強者の世の中から、弱者でも平等に参加できる社会へと転換してほしいものだと願います。 言い換えれば、誰もが疲弊したら遠慮なく立ち止まって一息継ぐことが許される世の中であってほしいと思います。 あまり取り沙汰される観点ではありませんが、弱者である私は「財界と喧嘩できる」政党に投票したいものだと思います。 ----------------- 【5990】弱者に優しい社会を! うたかた(泡沫) 2009-8-8 0:26 3年ほど前から知的障害の子たちと接していますが、国家や自治体の知的障害の子たちに対する扱いはお座なりです。 一応対外的な体裁は整えていますが、血が通っているとは思えません。 教師たちも「あなたがたは、自分のことは自分でできるようにして、健常者の邪魔にならないよう、人目に立たないところでひっそりと暮らしなさい」と教えているような気がします。 本来なら障害者に、自己の人間としての権利を、堂々と主張するように指導すべきだと思いますが、そうはなりません。 私は60歳で零細自営業を廃業(取引先のリストラの煽りをうけた)し、国民年金支給の年齢にも達せず、職安に通いました。 幸い仕事にはありつけましたが、年寄りにはきつい仕事ばかりでした。 「老いて得るたつき(生活)の時給800円」当時の心境を詠んだ私の川柳です。 平和で、弱者に優しい社会は「夢のまた夢」でしょうか? 人党の〈目的〉には全て賛同しますが、政権が民主党に移ってもあまり期待はできません。大勢の仲間が監視を強める必要がありそうです。老人党に期待を繋ぐ所以です。 ========================================================================= ★メルマガは週刊で現在1090通を発行し、お知らせ掲示板にも掲載しています。 行区切り等を整理することがあります。 ★ご感想・ご意見は、news@6410.saloon.jp へ。 ★メルマガ登録:新規配信、アドレス変更などは掲示板トップページの左枠からお願いします。 http://6410.saloon.jp/modules/formmail/index.php?id_form=2 ★アドレス変更の場合はコメント欄に旧アドレスも書き込んでください。 ★次の新規登録の方は、ご記入のアドレスを確認願います。 ・野原秀雄さん・鈴木敏彦さん・武塙利男さん・kodama katuyosiさん・高橋保さん |