老人党メルマガ(400)

3:老人党メルマガ(402)
北極星 11/06 07:33
 roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(402) ::: 2011/11/6
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【15955】再臨界    イワオ
【15941】文春と新潮には、民主主義を大切にと望む  Gokai
【15939】大阪市長選挙選は政策で争うこと望む  原口 隆志
【15948】Re:下流こその時代だ 大阪府教育基本条例案 ブンコウ
【15951】Re:大阪府教育基本条例案   usagi65
【15952】Re:大阪府教育基本条例案   タミゾール
【15961】Re:「主導」しないでもうまくいく方法 H.KAWAI
【ぼんやりおやじのブログ】北杜夫が亡くなった  なだいなだ
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【15955】再臨界 イワオ 2011-11-2 23:27
 ▼JIJIさん:

最近原発関係の報道が減ってきました。今日の新聞に下記のような報道がありました。
「福島第一原発2号機で核分裂のおそれ、キセノン検出、原子炉にホウ酸水注入」
これは政府が発表してるように冷温安定状態に原子炉がなってないのではないかと思えます。

もし再臨界が始まって水蒸気爆発でもおきたら、4機全部の原子炉が吹き飛ぶ。
こうなったら関東は当然全滅、日本全体が濃い濃度の放射能汚染におそわれ、国としての体をなさなくなってくる。

日本国内で生産された日本製品はもちろん、世界から日本製は消える。日本円は国際通貨の価値はなくなり、世界はその影響で大不況に突入。
決して絵空事ではなく福島原発はぎりぎりの縁を歩いている状態です。また、ガソリンの備蓄でも始めますか。
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【15941】文春と新潮には、民主主義を大切にと望む Gokai 2011-10-31 23:25 (編集)
 ▼H.KAWAIさん:こんにちは

>「私はいわゆる同和地区で育ったが、同和問題は全く解決されていない。ただ、差別意識があるからといって、特別な優遇措置を与えていいのかは別問題。
>一から総点検していただく」、「この問題に真っ正面から取り組まないと人権問題、同和問題は解決しない。逃げてはいけない」と述べた。

これは橋下府知事が大阪府の財政改革の一環として述べたことだと認識しています。つまり、むしろ、府知事として公明正大な態度を示したことの証です。
府職員の採用や教職員の採用に、同和地区出身を優遇してはいないか。これはそのような噂です。中学校での内申書制度の運営にもそれがあるかもしれない。
あるいは生活保護申請に対する許可にもそれがあると疑います。また公共工事の受注においても優遇されている、等々。

橋下府知事は、そのような不公平はだめだといっているのではないでしょうか。福祉は公平に行いたいと。この点に関して、平松市長はむしろ口をつぐんでいる。
どちらが正義かは明らかでしょう。今は大阪が夕張市やギリシャのようにならないようにしたい、まずはそれから、そのためには大阪都構想の方が効率的だろうと。
そうすれば今の大阪府政の福祉に、<文句>がある府民をも満足させて見せると。
もしこの財政緊縮策が、大阪の話でなく、日本国財政の話なら、私は反対しますが、大阪府の話なら適切な行動だと賛成です。

<PS>日本政府としての政策なら、60歳以上にはもれなく、10万円の年金支給と望むものには、風呂付1LDKを無償で貸与。意欲のある若者には職業訓練と教育の充実、もちろん無料。(私案)だが、大阪府ではこれができない、だから、橋下徹氏の政策がベストとなる。一般部落にとっても、被差別部落民にとってもベストです。
つまり、橋下徹府知事は、どちらにとっても味方、正しい選択を勇気を持ってするときはそのようになるものだと思います。

>○これは「同和を優遇することはない」という意味にも取れますが、この中に見られる「同和問題は全く解決されていない」という部分は部落解放同盟の主張そのままで、一般の認識とはかなりずれているように思います。

部落開放同盟の表向きの態度とは別に、同和問題を既得権益のために継続させているのは、部落開放同盟自身ではないかとも、橋下府知事の発言の真意をよみ取れます。
かなりスリリングかつリスキーな発言だとの理解です。
だから、独裁を目指しているというより、今は英雄を目指している。いいじゃないですか応援したい。小沢一郎氏より、大物に成る可能性もある。
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【15939】大阪市長選挙選は政策で争うこと望む 原口 隆志 2011-10-31 8:36

大阪という土地柄かもしれないが、府知事選、市長選ヒートアップしている。最近 ある二三の週刊誌 橋下 徹氏の出自について事細かに書いている。
読んで不愉快になつた。橋下について知りたいこと、そんなことではない。一種の差別発言とも受け取られかねない書き方であったからである。
こういうことが顕になり、平松氏が優勢になること果たして市民は望んでいるのか、そうとはは思えないからである。

そんなことより、大阪市民は、大阪市が解体されれば市民生活向上するのか否かである。マスメディアももっと本筋の議論に導いてほしい。
橋下氏の資質に関しては、むしろ 「弁護士懲戒請求」をやったことのほうが問題である。
最近読んだ本 紹介しておく。せめてこの程度のことマスコミ記者も知ったうえで、取材し記事化してほしい。
「大阪都 Q&Aと資料 −大阪・堺が無力な分断都市になる    ー」(発行所  公人社)
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【15948】Re:下流こその時代だ 大阪府教育基本条例案 ブンコウ 2011-11-1 9:36

私自身、学校の先生になったことはないが、大学4年の教育実習で教壇に立ったことがある。それも大阪市天王寺区のマンモス中学だ。
英語を教えた。写真が残っているが黒板に書いた英語のスペルが間違っている。緊張していたのだと思う。そのとき生徒も真剣に聞いていたようだった。
もうひとつは45才ごろ夜だけ1年間ほど、中学塾の教師をやった。算数と社会を担当した。
私の英語はブロウクンもいいところだったので、アメリカ生活の長い女性が担当していた。そんな経験もあり、「大阪府教育基本条例」について関心を持った。

朝日新聞に掲載されていたのだが(連載中である)10月27日の作家、乙武 洋匡さんの「競争は必要 学力以外も評価を」と10月29日の元杉並区和田中校長 藤原 和博さんの「荒っぽいが、本質は公務員改革」との見出しでの記事に共鳴した。子どもに向上心を植え付けるよりもお手手つないでゴールイン式教育と批判する乙武さん、なんでこんな先生がいるのというような人もいると藤原さん、現場を体験した方の基本条例に大方賛成する記事だった。

塾といえども向上心旺盛な年頃、やはり月謝払っての勉強の時間、先生としては自然にその空気に呑まれ、結果としてテストの成績が良いと教える者としても達成感いうか嬉しくなる、生徒との距離もぐっと近くなるような気がした。

政治が主導すると、確かに悪い面も多くあろうが、向上期の子どもの原点に帰ってそれを大切にすることだと思う。
1位になったら丸坊主になるとクラスにいったら、それはやりすぎだ、下位のクラスの気持を察する気持の欠如だと職員会でいわれたと乙武さん、
その時をそのまま再現することはできないが、やはりちょっとおかしいのではないか。

公立校でも、向上心を育て、成績も上がる、それは最低限先生の役割ではないか。
まず基本条例に昔のような悪例だけ取り上げて反対することはない。いまや国際多様性、グローバルな時代だのだ。公務員改革につながるという藤原さん。
わたしも国民置き去りの官僚独裁公務員制度に新たな改革をと風穴を空ける橋下氏を、お茶の間の空気感、条例全文を読んだ訳ではない、であるが、応援したい。
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【15951】Re:大阪府教育基本条例案    usagi65 2011-11-2 21:10
 ▼ブンコウさん:はじめまして

私もだいたいブンコウさんのお考えと同じです。私は関西で子供たちを小学校から高校まで公立で学ばせました。
小学校で特に記憶に残っているのは運動会に個人で走る徒競走が無く、クラス対抗(全員)リレーです。これに勝利するために毎日早朝練習をしていました。
担任の力の入れ方は相当のものでしたから、子供たちも熱心に練習していました(させられていました)毎年です。

全員ですから運動が苦手で遅い子もいるわけですが、彼らに対する精神的なプレッシャーはかなりだったでしょうね。
単なる徒競走なら自己責任で済むことですが。クラス対抗にすることにより早い子はより早く、遅い子ももう少し早く走れるようにする。
努力すればタイムを短縮することが出来るということを教えることが目的だったのでしょう。

しかしさすがにクラス対抗学力テストはありませんでしたね(笑) これは橋下さんの学力テストの成績を公表し、学校間で競わせ学力アップにつなげるという考え方と同じですが、教師は運動能力は競わせることでアップにつなげる教育はしていたのでした。私は、徒競走が遅くても他に能力があり努力して将来自立できる大人に育てることが教師の役割かと思いますので、ここに学力も絶対欠かせないのではないかと思っています。

そのころの学力は、学力の低い子供たちをいかに引っ張りあげるかということに熱心だったように思います。グループ学習に熱心で出来る子が出来ない子に教えるよさを懇談会でも話されました。教えることで出来る子も学習していくわけですからいいことだと思いますが、教師としてはここまでが精一杯だったのでしょう。
出来る子は結構塾に行っていましたね(笑)かっては経済成長期で塾にいく余裕が家庭にあったんですね。学校もそれに頼っていたように思います。

子供が三番手の公立高校に通ったのですが三番手ということで学校自体がのんびりしていました。
大学受験のとき「予備校に行って成績アップし有名私立大学に合格するのがうちの生徒」と教師が言われまして驚きましたが実際そうでした。
今ならこの不景気のときに父兄は怒りますよね。「在学中に大学合格するような勉強をさせてくれ」と…
それなりの能力はあるわけですから伸ばしてやるのが教師でしょう。
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【15952】Re: 大阪府教育基本条例案   タミゾール 2011-11-2 21:51
 ▼usagiさん:こんばんは

条例案を少し見てみました。異様な条例案だというのが第一印象で、憲法・教育基本法等上位法体系との整合性も疑問です。
教員の評価を正規分布の様にせよとか、異様に細かい分限とか、橋下さんも懲戒の対象になるようなことが書かれていて、
教員たたきの大衆的な怒りに便乗したものとみます。一読してください。
それはともあれ、なぜにかような重要な条例案をほっておいて、知事職をやめちゃうんだろうか。疑問である。

塾に行かなくても在学中に有名私大などにいけるだけの学力を高校が予備校みたくやったとして、日本の大学には定員があるので、
能力を伸ばした高校生たちの競争が高いレベルで展開されるので、結局はさらに予備校に行く生徒が出てしまうだけではないでしょうか。

そして、有名私大に入っても、就職予備校のように過ごし、世界的な潮流からは結局乗り遅れてしまうようにおもう。
予備校に行かなくて、自分でやっていける力のないような能力などたかが知れているって思っちゃうのですが。
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【15961】Re: 「主導」しないでもうまくいく方法 H.KAWAI 2011-11-3 15:20
 ▼タミゾールさん:こんにちは

>・・大阪の条例を見もせずに賛美しちゃう類のレベルではネットはプラスよりマイナスが大きいと思う。

○ここは同感です。

>・・教育とは学ぶことと密接ですので、論者が学ぶことを拒否した教育論など無意味である。それは全て教育を否定するだけのニヒリズムにすぎない。

○ここも同感です。

>・・真剣に論ずるのなら、それなりの理論武装や省察を求められて然るべき。もちろん言論を封ずるのでなく、議論のさなかで、そう意識が変化するのが自然ではないか。いつまでも、個人的信念・体験、印象論レベルを脱しないのは無意味だと思う。

○これまた同感です。

>池田さんは政治の季節を経済の季節に転換させ、国民に足元の生活向上を求めたという点では評価しますし、うちも暮らしが良くなったのは事実です。
>哲学や教養を廃し、先ずはそこそこの生活をというのはある意味で高級ではなくても分かり易く実質的な哲学です。と私は思います。
>高邁な教養や哲学だけでは大衆はついていけません。

○岸首相が「三悪追放」を掲げたのですが、その「悪」の一つが「貧乏」ということでした。それで、貧乏人だった私は何かしら傷付けられた気がしました。
代わって登場した池田首相は「所得倍増計画」を掲げましたが、本当に所得が倍になったとは思えませんでした。
しかし時代は上向きだったので、その匂いだけは嗅いだような気がします。

>フランスで教養ある人と思わせたけりゃあ、手っ取り早い話が、ラテン語でセネカやギリシア語でアリストテレスでも話し、ブラックなど抽象画を批評したりすればいいわけで、そんなものはブルデューがコケにした階層的こけおどしである。

○さて、ここで「教養」ですが、「教養」について広辞苑は「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それに準じてあらゆる個人的精神能力の統一的創造的発達を身につけていること。その内容は時代や民族の文化理念の変遷に応じて異なる」としています。

○欧州の大学では今でも古典ギリシャ語・ラテン語が必須科目になっているんでしょうか。
ま、それはいいですが、要するに、教養とは人類が育んできた、文化、学問、思想などを「総体」として理解し、体得しているってことでしょう。

○ですから、教養人であるということは、単に特権階級だけが与えられる種類の知的、文化的資産に恵まれているということではなく、従って、市民教養人、農民教養人、漁民教養人、職人教養人がいたっていいと思うんです。

○世間では、例えば、茶道・華道ができるとか、謡曲・詩吟ができるとかいったこと自体が教養と見做されているように思いますが、それはちょっと違うんでしょうね。それらを軽視する訳じゃありませんが、それだけじゃダメです。

○それらを通して日本文化を見つめ、その本質を考え、未来に繋げる、そうでなくちゃいけません。ですから、例えば、原発事故に関しても財界の責任逃れ、国民への責任転嫁ばかり考えるのでなしに、あ、米倉氏のことです、この国の国民と文化を守るにはどうすればよいのか、それを真剣に考えるのが真の教養人ではないかと思うのです。
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【ぼんやりおやじのブログ】北杜夫が亡くなった   なだいなだ 11/10/30 0:53

かれは旧制中学の二年先輩で、医局の二年先輩で、文芸首都では五年か六年先輩だった。ぼくは五輪の書の「万事において、われに師匠なし」で通し、先輩後輩という人間関係を認めなかったが、かれだけは例外で、いつまでたっても、かわいがってくれる先輩であったが、決して反発したことがなかった。
彼には、反発させるものが、そもそもなかったのだ。大声で「バカ」とか「バカモン」と叫んでも、叫ばれたものに反発させないのだ。怒るより、笑っちゃうのだ。

かれも、ぼくも、笑わせる文章を書いたが、かれの笑いは天性のもので、ドイツ語の「フモール」に当たる笑いだ。
体質から自然に滲み出してくる笑いで、つまりユーモアで、かれはそばにいる人間を、なんとなしに笑わせてしまう雰囲気を言動のまわりに持っていた。
ぼくのは作って笑わせる、エスプリで、言葉が面白いだけだった。
ぼくは、かれを乗り越えようとする対抗意識をもたず、ぼくがぼくであることを求めるようになる。

そうして、対話で思想を語り、直接的に社会問題と向き合う姿勢をとるようになる。
ま、どちらかというと七面倒なものにとりくむ。それをなんとかやさしい言葉で語ることに、自分の道を見つけるのだ。
同人誌と医局時代の雰囲気を知りたかったら、「しおれし花飾りのごとく」を図書館で探して読むとわかると思う。南はもちろん北杜夫がモデルだ。
「しおれし花飾りのごとく」は、わが打ち捨てられし青春よ」で始まるアポリネールの詩の二行目で、青春時代の終わりを書いたものだ。 
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