老人党メルマガ(381)

7:老人党メルマガ(387)
北極星 07/24 06:03
 roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(387) ::: 2011/7/24
        老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
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【15232】Re:なでしこジャパン  タミゾール
【打てば響く】どっちがいいのだろう なだいなだ
【15234】Re:どこへも行かない「脱原発依存」  かっくるなかしま
【15246】子供にも一票を    kounosuke
【15247】レベル24      イワオ
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【15232】Re: なでしこジャパン   タミゾール 2011-7-19 8:47
 ▼珠さん、usagiさん、みなさま:おめでとうございます。

やりましたね。決してフロックではない、なでしこの強さは華麗なパス回しと決定力でした。
プラティニ、ジレス、トレゾールなどのいたフランス・シャンパンサッカーを彷彿とさせる、パスでの連携で相手を崩し得点するという本来のサッカーの醍醐味を堪能させてくれる。前回の北京でもベストチームでした。欧米の体力勝負のがりがリ来るサッカーは邪道で、みていても面白いサッカーでした。今後、欧米のチームがパスサッカーを習得すると怖いです。

女子サッカーは男子サッカーより見ていて面白い。
男子サッカーはすでに、技術戦術が行きつくした感があり、スペインリーグなどの面白いサッカーはあるものの、昔日のパスワークや華麗なドリブルなどは影を潜めつつある。危ない場面は汚いファールでどんどんつぶしてしまう。
フィールドも人数もアイディアも、男子のレベルでは飽和状態です。

女性が広いフィールドで伸び伸びと活躍できる時代の到来を告げるものかもしれない。
とにかく、明るい話題の少ない時代にスポーツの力、広く文化の力が重要である。
苦しくとも、熱中できるものや持続的に楽しめるものがあれば生きていけそうです。
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【打てば響く】どっちがいいのだろう なだいなだ 11/7/16

前回の感想は、在仏中に書いた。その中でも「菅下ろし」に言及した。そして、菅下ろし騒動はまだ終わらない。
長く続いている。よく頑張っているね、と思う。呆れていっているのではない。むしろ褒めているのだ。

NHKの世論調査で、内閣支持率は最低だという。この時期の内閣支持率の発表は、はなはだ政治的な気がする。
支持率最低になったら、総理をやめなければならない、などという決まりは法律にはない。
また、そんな習慣ができたら、たかだか2000名くらいのサンプリングで纏める世論調査が、政治を押し流してしまうことになる。

政権が選挙で変わるのは当然だが、世論調査などでいちいち変わってもらっては困る。これまで鳩山、福田、安倍と簡単に政権を投げ出す首相が続出したが、その時に、無責任だといっていた世論が、簡単に投げ出さない菅をののしるのは、どう考えてもおかしい。

菅はバカだと、前にいったが、今でもそう思う。だが、かれの周りで、かれに影響を与えている人間は、バカではない。
おそらくかれらが菅に頑張らせているのだろう。これだけ叩かれながら頑張るのは、辛いだろうが、それがお前のつとめだ、とでもいっているのだろうか。それとも、菅が、そのことだけは分かっているのだろうか。

はっきりしていることは、次の選挙では、民主党は必ず二つに割れているということだ。
なにしろ、閣内で、菅と全く正反対なことをいうばかりか、与党議員の中でも、平気でかれを支持しないと言い放つ若い議員(断っておくが、かれは菅と同じくらいバカか、それ以上にバカだ)がいるくらいだから、選挙を前にして、纏まっていられるはずがない。

おそらく、自民党も割れているのではないか。いわゆる政界再編成だ。それも大再編だ。
公明は政治的にではなく宗教的に纏まっているので、割れないと思うが、どちらに着くべきかで戸惑うだろう。
さて、その再編だが、おそらく日本の政治家は原発廃止派と、存続派に再編成される。
GNP拡大主義とそれを再考する主張の派もそのどちらかを選択する。

ところどころで、菅はぽろっと漏らしてしまうが、本当はしまっておいて、かれのブレーンに論文を書かせればいい。
戦術としてはその方がいい。それを文春が載せるかどうかは分からないが、数ある月刊誌の中には載せるところもあろう。
ともかく、直ぐに放り出した総理と、放り出さないで、しがみついていると非難されるのと、どちらがいいだろう。
ぼくは政権には、しがみついているべきだと思う。それが政治というものだ。

前にもいったと思うが、今、カルロ・デステ著「チャーチル」を読んでいる。
それを通して、近代のイギリスの政治の内情もよく分かるようになった。
そして、同時に、日本の政治家は、なんと単純な頭の持ち主ばかりなのだろうと思う。あきれるほどである。

話題を変える。最近、田中克彦氏の「漢字が日本語をほろぼす」という本を読んだ。角川新書の一冊で、あの大震災直後に出版された本だ。
もちろん準備されたのは、その前。

寄贈されたので手に取ったが、最初の一ページから引き込まれ、「チャーチル」を中断して、そのまま読み切ってしまった。
寄贈された本のほとんどは、最初の数ページを読むというより見て、後で、読むかどうかを決めるのだが、この本は、手に取ったら、そのまま、のめり込んでしまった。題はかなりショッキングだが、内容は本当に面白い。

かれは遺書のつもりだというが、こんな威勢のいい遺書を書いたら、死ねなくなってしまうだろう。
言語学にこれまで興味がなかった人にも、とりあえず勧めたい。
死ぬ前に、この本に巡り合ったことを、後悔する人はいないとおもう。逆に、もう少し早く知って、自分もちょっぴり言語学をやってみたかった、と思う人がいるのではないかと思う。内容については、別の場所で触れることもあると思うが、とりあえず大推薦しておこうと思う。
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【15234】Re: どこへも行かない「脱原発依存」  かっくるなかしま 2011-7-19 11:25 (編集)
 ▼pierreさん:こんにちは。

今回のは、異論多々ありで(笑 あしからずよろしくお願いしますm(_)m

>菅首相は、さる7月13日の記者会見で、「原発に依存しない社会をめざすべきだと考えるに至った。計画的、段階的に原発依存度を下げ、将来は原発がなくてもやっていける社会を実現していく」と語り、昨年6月に閣議決定されたエネルギー基本計画を、「2030年に原子力の発電比率を53%に高める内容だが、それを白紙撤回する」(以上、『朝日新聞』11.07.14.朝刊)

>とまで言及した。ところが、閣内、与党内での反発が多いことなどから、翌日、前言を翻し、閣僚懇談会で「『自分の考え方を述べた』と説明し、内閣としての方針ではないとの認識を示した」(『朝日新聞』11.07.15.夕刊) というのである。
>首相は会見で、「大きな事故を踏まえて原子力政策の見直しを提起するのは、その時代の総理の責務だ」(前掲紙11.07.14.朝刊)
>と大見得を切っているが、これをあっさり「内閣の考えではなく、個人の考え」と言い換えれば済む問題ではないだろう。

そうかな。歴代首相は、実力派の中曽根元首相、竹下元首相以降、すべからく「お飾り」だ。個人の考えすら出さない。出せない。
例外は、個人の考えを出したが実行するつもりのなかった鳩山前首相と、個人の考えを出して実行した小泉元首相。
そして菅首相は、勉強不足でした(by鳩山前首相)と言って、考えを変えているわけではあるまい。

>福島の事故の影響は止まることを知らず、内部被曝が問題になっている福島産牛肉の飼料には、福島から100km以上離れたところにあった稲藁も含まれるというではないか。福島の水素爆発によってまき散らされた核物質が相当広い地域に広がっていると考えざるを得ない。この事故で避難を余儀なくされている地域はもとより、この事故の影響は驚くほど広く深い。だから、この危険な原発と縁を切りたいと言う考え方は、多くの人の共感を得ていると言えるだろう。しかし、この菅首相の発言は、この様な世論の動向に、ただおもねるだけのものではないか。

因果関係が逆だ。中部浜岡原発を止めたから、その止めた行動に対し、有権者の評価が高かった、という事象の生起順位。
中部浜岡原発の停止と畑村委員会(=福島第1原発事故調査・検証委員会)については、菅首相によるその実行を評価している。
おもねったなどとして捨象できない業績だ。

>今、国民が真に求めるのは、危険な原発と縁を切って、安全なエネルギーを得るための具体的な構想を早く知りたいと言うことだ。だから「エネルギー基本計画」を白紙撤回はいいとして、それに代わる新しい「基本計画」を一刻も早く策定するべきである。そもそも、退陣を口にした首相に、戦後日本経済の根幹に関わるような重大なテーマを処理する能力があるとは思えない。したがって「原発に依存しない社会をめざす」という世論の期待するテーマが、菅首相の口から語られると途端に、雲散霧消してしまうのではないかという危惧を禁じ得ないのである。

そうだろうか。
基本計画は、策定途上にあるのであって、未だ公表されておらず、また、先の首相会見でも、公表しなかった、と観ているのだが。
日経にあるが、菅首相をサポートしているのは、国家戦略室の民間チームと、原発事故担当相チームの2チーム。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E3E5E2E2E58DE3E5E2E5E0E2E3E38297EAE2E2E2;at=ALL
(日経、「脱原発、頼みは原発相と民間人、首相、経産省・官僚とは距離」、2011/7/18)

同様に、産経では、こうだ(↓)。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110717/plc11071721140015-n1.htm
(産経、「新たな8月攻防「菅vs経産省」原子力規制の新組織で論議前倒し」、2011/7/18)

>>>菅直人首相の退陣時期をめぐる攻防が激しくなる8月に、新たな「論点」が加わった。
>>>細野豪志原発事故担当相が、原子力規制新組織の青写真提示時期を「8月上旬」と前倒ししたためだ。原子力安全・保安院を切り離される経済産業省は「なんとか次の政権で」と先送りを模索するが、首相と細野氏の新チームは作業を加速させる。首相と経産省の全面対決に発展しそうな雲行きだ。

新たな論点を加える、というのは、(原発維持・推進の)産経らしい表現だが、
加えるも何も、8月上旬は、広島と長崎での追悼式典が日程的に所与なのであるのだから、
脱原発依存の政策の詰めを、日程を視野に入れながら、遅滞なく行ってゆくのは、戦略的・戦術的に当然のことであろう。

それに、脱原発依存で菅首相が粘っているがゆえに、自民党ももまた、エネルギー政策の見直しを余儀なくされているではないか(↓)。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110714ddm005010151000c.html
(毎日、「自民党:原発推進転換へ 「脱」には抵抗感、「縮」キーワードに」、2011/7/14)

>>>自民党は10年参院選の選挙公約で「地球温暖化問題の解決には原子力発電所の活用は不可欠であり、増設も含め、体制を整備する。
>>>発電量に占める原子力の比率向上に向け、整備点検や国の安全審査体制のあり方を再検討し、原子力政策を推進する」と明記した
>>>しかし、谷垣禎一総裁は3月17日の記者会見で「原子力政策を推進していくことは難しい状況になっている」と政策変更に言及。

>>>その後、党内論議は進まなかったが、菅直人首相が原発問題を争点に衆院解散に踏み切るのではないかという見方が広がり、ようやく重い腰を上げた格好だ
>>>石破茂政調会長は衆院選に備えた新たなエネルギー政策の早期とりまとめに着手。5日には「総合エネルギー政策特命委員会」(委員長・山本一太参院政審会長)を設けた。

菅首相の粘りがなかったら、こうしたこと(↑)は、起こり得なかっただろうな。自民党も7月初旬+1か月=8月初旬を視野に入れている。
それもまた、戦略的・戦術的組み立てとしては、当然だろう。

>何故か。原発依存度を53%に上げようとする「エネルギー基本計画」は、戦後日本経済が拠り所としてきたエネルギー政策の集大成のようなものであり、それはまた地球温暖化対策として国際公約で掲げたCO2削減目標とも連動する。つまり、「基本計画を白紙撤回」と言えばすむような話ではないし、半ば死に体の菅政権の手に余る事柄ではないか。

人為的CO2温暖化仮説を前提にした場合でも、我が国がそれを率先実践しても、米国と中国が取り組まない限り、無意味であることは「自明」である。それに今、その「無意味な人為的CO2温暖化対策」を持ち出しても、原発推進を容認する口実になるだけだ。

半ば死に体というイメージについてだが、震災復興を行う上で、法改正や新規立法が必要だが、ねじれ国会のもとではそれが進まない。
ここ数代の内閣はねじれで頓挫している。その意味では全て死に体だ。
ただし、とっくに頓挫しそうなところを菅内閣が持ち堪えているのは、冴えわたる権謀術数の賜物である。

民党と民主党(野一部)に不信任案を出させて、逆に、頓挫させる。解散権をちらつかせて、自民、民主の両党の政敵の動きを封じる。
与野党が束になってかかっても、民主の閣僚・執行部が束になってかかっても辞めさせられない。
こういう状況を、死に体とは言わない。むしろ、権力を手中に君臨している、という様(さま)である。

神輿に担がれて、派閥領袖の意によって、解散権すら封じられてきたというのが、歴代首相の様(ざま)であるから、
菅首相というのは、小泉元首相以来の、非常に稀有(けう)な首相であるといえるだろう。

>今、菅氏が本当に、基本計画の抜本的な見直しを必要と考えるならば、速やかに退陣し、それを新しいリーダーに委ねるべきである。

同意しかねる。退陣などは、赤字国債・第二次補正・再生エネの3法案を通してからだ。
現在進行形で、2チームで基本計画の詰めが進められているのに、なぜ、今、退陣する必要があるのか。
8月中旬を見据えているのに、なぜ、今、退陣する必要があるのか。
脱原発解散の恫喝が効くから、基本計画の抜本的な見直しなるものは、可能になるのではないのか。

トップが過激なことを言うと、修正のバイアスが効いて、常識的な線に着地しうる。(脱原発+原発推進)/2で、縮原発or脱原発依存で着地。
最初から縮原発だったら、(原発推進+縮原発)/2で、原発維持が落とし所になる。駆け引き。
速やかなる退陣など、駆け引きを放棄するに等しい。原発推進派を喜ばすだけだ。

cc▼珠さん:
>>そうしたら自民党・公明党・民主党内の原発推進組が、もろ手をあげて大喜び。

そこだ。全くそう思う(笑
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【15246】子供にも一票を kounosuke 2011-7-20 23:05

原発の話も大事ですが、面白い記事が載っていましたので、知らない方に紹介します。
少し前の7/1付けの週刊ポストに「子供に一票を、その票を親が代行する」という記事。

今、若者世代が、圧倒的多数の年寄り世代に「どうせ投票に行っても無駄だろう」と思い投票に行かない。
これではいけないから、子供を持つ親の発言力を多くし子供の将来を考えさせる。勿論お年寄りにも将来を考えている方も当然いますが、こういうサイトに参加もせず「今が良ければいいや、どうでも」と世捨て人の様な人が一杯います。
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【15247】レベル24 イワオ 2011-7-21 1:35

>事故の規模からレベルはチェルノブイリ以上でしょう。

福島原発はレベル24といわれています。1/2/3号機が各レベル7で21、4号機がレベル3。3号機は核爆発「即発臨海爆発」の可能性あり。
宮城県のわらからもセシウムが検出、福島の牛は全面出荷停止。単純に考えて福島中心の農産物はすべて放射能汚染されたと考えて良いでしょう。それを食べている現地の人も内部被爆、地域の土壌も汚染されしかもまだ増え続けている。

福島市内に住む子供十人の尿を検査したら全員からセシウムが検出された。0.43-1.22ベクレル/L、これは尿から検出された量の150倍位が体内にあると思った方が良い(矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授)2011/07/14東京新聞より

さらに 2011/07/20東京新聞より 欧州放射線リスク委員会(ECRR)クリス・バズビー
日本政府が被爆基準の根拠にしている国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告は内部被爆を考慮しておらず恣意的な基準に過ぎない。
外部被爆線量が地上一メートルで毎時1マイクロシーベルトを超える地域に住む子供は退避すべき。
(この基準だと東京も退避地域に入る場所もある)

原発から60キロメートル離れた地点での汚染レベルは1で、セシウム137は1000から1万ベクレル。それ以外の物質は300キロベクレルに相当。、子供に何らかの健康障害をもたらすことになる。(たぶん新潟あたりまでもう汚染は進んでいる)盛んにメディアでは未だにすぐ健康被害を起こす水準ではないので今のところは注意喚起のみをする、と言う論調が流されていますが事態はもう深刻さを通り越しています。

風評被害も含め福島県産を中心とした農産物・海産物の汚染はどんどん進行、もう商品として売れるレベルではなくなっています。
今貴方が、スーパーで野菜を買うとしたら、福島県産と鹿児島県産あるいはもう少し東北に近い岡山県産のどちらを選びますか。
20年後いやもっと近い将来の10年後、白血病やガンの発病率は福島中心にかなりの高率になるはずです。この数ヶ月福島、東北で被爆した、特に子供の将来が心配です。どう言を左右にしても、かなりの外部および内部被爆してしまったのは確かです。

東京も被爆程度は下がるにせよ、被爆をしてしまったのです。メディアでの原発関連のニュースがどんどん減っています。
ただ、もう東京も含め何千万の日本人が被爆してしまった事実から目をそらせません。
レベルはチェルノブイリの3倍強の24なのです。しかもまだ事故は続いていて放射能も漏れ続けています。

本当に東京電力は何という人災を起こしてしまったのでしょう。刑事告訴されましたが当然の結果でしょう。
さらに以前柏原原発事故の時「これだけの地震が起きても事故一歩手前で阻止できた日本の原子力発電の技術は評価できる」と仰っていた風の旅人・退役軍人さん達今回の福島原発の事故どう思っているのでしょうか。
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