老人党メルマガ(360)

3:Re: 老人党メルマガ(361・後半)
 01/30 09:58
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(361) ::: 2011/1/30
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【13382】Re:かえるさんの独白:幼保一元化 H.KAWAI
【13385】Re:かえるさんの独白:幼保一元化 usagi65
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【13382】Re: かえるさんの独白:幼保一元化 H.KAWAI 2011-1-29 11:32

○私はそういうことに疎いのだが、usagi65さんが【13361】で、

・自民党ではできなかった「幼保一元化」がまわりに妥協しているところもありますが実現します。私は地方都市の小さい町に住んでいますが、それでも自民党時代では梃子でも動かなかったものが動いていくのが肌で感じられます。これを止めたくありません。

と仰っていたのと、また、新聞でもその問題点を指摘しているものがあるので、「幼保一元化」について考えてみたいと思った。

○私がホンの子供の頃からウチの近くにもお寺が運営する幼稚園があった。そして近所の子供の中にはそこへ通園している子もいた。その頃の幼稚園のイメージは少しゆとりのあるウチの子が通う所で、お絵描きとか、お遊戯とか遊びに近い事をやっている所といったものだった。

○私のウチは貧乏だったので、もちろん私は幼稚園に通ったことはない。けれどもそういう子は他にもいたし、別に私はそういう所へ行けないからといって、不幸だとは思わなかった。

○幼稚園という所は「教育施設」ということになっているのだそうだが、だとすると私のようにいきなり小学校に入学してくる者と、幼稚園で教育を受けてきた者との間には差があるはずだ。しかし、特にそういった差があったとは思えない。

○結局、幼稚園というのは教育とは名ばかりで、金持ちの親が我が子を貧乏人の子供と一緒に遊ばないように、囲ってしまうための施設だったというのが実態だと思う。

○事実、昔の貧乏人の子というのは汚かった。垢じみていて、洟を垂らしていて、つぎの当たった服を着ていた。蚤、虱をわかせていたかも知れない。

○それが、やはり世の常というのだろうか、我が子をよい子と一緒に遊ばせたいというのだろう、ウチの子も幼稚園へという親は次第に増えていった訳だ。

○それと、外で遊ばせておくと危険も多い。川にはまるとか、木から落ちるとか、クルマにはねられるとか、人さらいに連れていかれるといったことも考えられる。

○だが、幼稚園が学校教育法による教育施設となったのは、文部官僚が権限拡大を図ったことが原因という訳ではないと思う。恐らくは幼稚園の運営者と、親と、政治家と官僚の合作だと思う。

○ところが保育所は事情が異なる。詰るところ、一時的に共働きの家庭の子供を与る施設だ。親に相当な収入があれば、ベビーシッターを雇うこともできる。ベビーシッターに資格など要らないはずだ。

○だが、ここでも保育所の運営者と、親と、政治家と官僚の合作で問題が複雑化する。基準だの資格だの言われたら保育所だって大変だ。そして、待機児童が激増する。

○こういった状況を見て、これをビジネスチャンスと捉える者が現れた。そう言えば、老人が増えるとシルバービジネス、介護ビジネスが云々され、教育熱が過熱するとスクールビジネスが繁盛する。余談だが、水ビジネスなどという言葉を聞くと薄ら寒い心地がする。

○幼保一元化もそういったビジネスチャンスを窺う事業者の意向が反映しているのだろう。教育だろうが保育だろうが構わない。一体化すればビジネスとしての魅力が増す。

○考えてみれば、幼稚園だって純然たる教育施設とは言えない。子供を預かるのが主要目的であって、教育は付随的なものだ。保育所も似たようなものだ。子供を預かることが主要な目的であることは当然だが、教育的な面だってある。ゼロ歳児を預かるとなると、排便だって教育だし、着替えだって教育だ。であれば、保育所と幼稚園を一体化してビジネス化すればよいと考えるのは道理だ。

○だから、幼保一元化は自民党政権時代の1996年に地方分権推進委員会で取り上げられ、2005年 「就学前の教育・保育を一体として捉えた一貫した総合施設について」に基づく総合施設のモデル事業が採択されていた。

○時間はかかっているが、国の制度として纏めるとなると、それぐらいの時間はかかる。本当は幼稚園も保育所も法律で縛らず、一切民間に任せるか、市町村に任せればよかったのだろう。しかし、残念ながら市町村もビジョンがなかったようだ。

○民主党政権も自民党政権もビジネス至上主義であることに変わりはない。幼保一元化が幼保一体化と名前を変えているけれど、自民党政権時代に敷かれたレールの上を民主党政権が走っているに過ぎないように思う。
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【13385】Re: かえるさんの独白:幼保一元化 usagi65 2011-1-29 17:22
 ▼H.KAWAIさん: こんにちは

幼保一元化についてですが、確かに案をまとめたのは自民党ですが、文部省と厚生労働省の縦割り行政の
弊害で動かなかったことは確かです。
しがらみの少ない民主党のほうが動かしやすかったのだと思います。

幼稚園ですが、私どもの時代は行かない人も多かったので小学校に上がってからその差はあまりなかった
のではないでしょうか。また近所に沢山子供たちがいて、小さい子から大きい子まで一緒に遊んでいましたね。
今は幼稚園に行かないと遊ぶ友達はいませんよ(兄弟もあまりいないですし・・・)

私の娘や息子は1年保育か2年保育(大体2年保育)でしたが、現在、孫は3年保育で幼稚園に通っています。
オムツがやっと取れたかかどうかという年齢にもう幼稚園に行くわけです。
さらにそれ以前に「プレ幼稚園」なるものが、希望者ですが週1〜2回あります。
つまり2歳ぐらいから幼稚園に通っているわけです。年齢的には保育園に近づいていますね。

何故か?これは少子化で幼稚園が園児を集めるために変化してきたわけです(つぶれている幼稚園も沢山あります)
また、お母さん方によるニーズもあります。それは核家族化と近所とのコミュニティーの崩壊による子育ての孤立化により
お母さんの精神的不安や虐待にも繋がりますので働かないお母さんにとってもメリットがあります。

一方、女性の高学歴化による就労意欲、また不景気による就労のために保育所が慢性的に不足しています。
幼稚園の園児減少と保育園の不足を一挙に解決しようとしたのが幼保一元化ですので私は評価しています。

また、お母さんも働いてこの不景気を乗り切るために「W−インカム」を目指すのはいいことだと思っています。
子供手当てよりインカムは大きいですよ。
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