老人党メルマガ(290)

7:老人党メルマガ(295)
北極星 11/01 08:51
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(295)  ::: 2009/11/1
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【7594】逆行する郵政改革 pierre
【7611】Re: 憲法9条について タミゾール
【7613】Re: 憲法9条について 苫屋勲
【7554】オフライン支部便り…須藤正剛さま 笹井明子
【7565】話し合いは、国会で タミゾール
【7608】Re: 最近思うこと あくまの査問官
【7561】Re: 再・再度のアホ みじゅくもの
【7619】電鉄会社各駅全面禁煙について casablanca
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【7594】逆行する郵政改革 pierre 2009-10-28 18:41

手元に1999年12月に刊行された小泉元首相(当時は自民党代議士)、松沢成文現神奈川県知事(当時は民主党代議士)編の『郵政民営化論 日本再生の大改革』(PHP研究所)という本がある。
本書は小泉氏が会長を務めていた「郵政民営化研究会」が問題提起をし、それに応えて、加藤寛氏らの有識者、郵政民営化研究会メンバーの11名の衆参両院議員が発言するという構成である。

ここで注目したいのは、本書の内容よりも、研究会の会員や執筆している議員の顔ぶれである。
本書で発言している11名の議員のうち7名が民主党であり、研究会会員17名のうち民主党が10人いる。その中には鳩山内閣で重要閣僚に就任した人もいるのである。

「郵政民営化」というと小泉元首相を筆頭に自民党が推進したと思われているが、本書が出版された1999年の頃は、むしろ民主党が中心だったのである。

つまり、かっての民主党は「郵政民営化」をはじめ、「改革」を旗印にしていたはずである。
しかし、今回明らかになった、「郵政民営化」の見直しのは、郵政事業の将来像を一層不透明なものにしてしまった。

「郵政民営化」は、そもそも、財投という有利な運用を失い、巨額の貯金の大部分を国債で運用するという不安定な郵貯・簡保の金融事業、インターネットの普及により先細りの郵便事業と、これまで100年余り続いた郵政事業のビジネス・モデルが通用しなくなりつつあることがその前提にあるのだ。

その結果、郵政事業がかっての国鉄と同様の末路をたどるリスクを忘れてはなるまい。だから民営化による合理化によって、新しいビジネス・モデルを模索しようとするものであったはずだ。
西川日本郵政グループの行き方がその狙いに十分フィットしていたかどうかは未知数だが、「ゆうパック」と「ペリカン便」の統合など、新しい芽はあった。

しかしこの統合にも待ったをかけられ、さらに今回の軌道修正で、民営化への歩みは明らかに逆行を始め、郵政改革の先行きは一層不透明になったのである。
ゆうちょ銀行、かんぽ生命の上場凍結は明らかに民営化否定につながる。

また、郵便局ネットワークで行政サービス提供を上げているが、これは本来地方自治体を中心とした政治・行政の役割のはずだ。つまり郵政事業は実質的に官業に戻るのである。赤字が出れば国民負担が増えるのである。

新社長に大物の元大蔵官僚を据え、5人の代表取締役のうち3人まで官僚出身者という新しい人事は、一層その色を濃くする。そして“官営”の郵政事業では、第2の国鉄に陥るリスクが一層高まることを危惧せざるを得ない。

新社長に、元大蔵次官だった齋藤次郎氏を充てる人事を報じた新聞は、その最後を「首相が十分に説明責任を果たせなければ、この人事が政権交代への期待感を失望に変える分岐点になりかねない」(『朝日新聞』2009.10.22.朝刊)と結んだ。

この記事に同感を禁じ得ないのである。鳩山首相は臨時国会冒頭の「所信表明演説」の締めくくりに、「『…あの時期に、30年後、50年後の日本を見据えた改革が断行された』と評価されるような、強く大きな志を持った政権を目指したい」と明言したが、そういう志は、残念ながら、この郵政問題体たらくではまったく感じられない。

民主党が結党以来掲げていたはずの改革の旗はどこへ行ったのか。
これで郵政改革は国民新党の思うつぼになった。
ここまで彼らにすり寄る必要があるのだろうか。鳩山首相の明確な説明を求めたい。
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【7611】Re: 憲法9条について タミゾール 2009-10-30 13:55

幕末から明治初期、まさか「藩」がなくなると思った人間がどれだけいたでしょうか。
われわれは、国家=近代国民国家(ネーション・ステート)に対してあまりにも当然視しているのでないでしょうか。

どの国も、正直言って、防衛費=軍事費が足枷になっていると感じているのではなかろうか。
一部の武士(職業軍人)以外、戦争などごめんではないでしょうか。
とすれば、国内の反政府勢力への圧力として以外、何の役に立っているのだろうか。
治安維持のためなら、警察、海上保安庁で十分ではないだろうか。

アメリカというトクガワ幕府が世界から引っ込み、大政奉還すれば、国家の意味は江戸時代の藩と同様、相対的な位置づけがなくなっていくのでなかろうか。少数民族・周縁地域などマイノリティーの権利を向上させるためにも国民国家は、主役を退場していくべきではないか。

同じ国民にもうっとうしいなあと思う人はいっぱいいる。留学生だった多くの友人に、日本の学生にない真剣さを感じ、共感を覚えた。こうした、市民同士の結びつきに国は関係ない。憲法9条は、トマス=モアのユートピア(どこにもない国)でなく、井上ひさしの『吉里吉里人』(これもユートピア小説といわれているが)が示したように、想像力による実現可能な理念だと考える。

国民国家そのものが『想像の共同体』にすぎないと考えるべきでしょう。
一定の役割と問題を残して、国民国家の役割はフェードアウトする可能性はあると思います。
憲法9条はその時非常に先見性のある理念として見直されると思う。
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【7613】Re: 憲法9条について 苫屋勲 2009-10-30 20:05

9条があったため、過去、国益を損ねた具体的な事例があったのでしょうか。
杞憂という語彙があります。
もし、事例がなかったならば、これからは、杞憂=改憲論者としたい。
(これから先、国益を損ねるではないか、とのたまう人も、また、=杞憂なんでしょう。)

64年以上、日本は平和でした。
これは、全て現憲法のお陰とは言いませんが、大きく寄与していると考えます。
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【7554】オフライン支部便り…須藤正剛さま 笹井明子 2009-10-26 9:56

「民主政権の暗中模索」

鳩山連立政権が発足して2ヶ月目に入った。自公政権時代とは異なり、税金の使い道のルートが比較的解りやすいだけに、報道の格好の標的となり賑やかな感じだ。

来年度概算予算要求などの大枠作りの段階で、過去最高額95兆380億円の数字が報道され、借金国債の大量増発も予想されている。年末にむけて国会審議なども経て定められるものであり、いたずらに予測に振り回されるのは避けなければならない。

内容はこれからだが、閣僚の動きが早くマニフェストの実行で問題があれば現場に行き、自分の目で確かめて意見を聞く姿勢は歓迎である。官僚丸投げが目立った過去の自公政権下では見られなかった。

テレビ映りの多い前原国交大臣。松下政経塾出身で以前に党代表も勤めた人物だが、思ったことを取捨選択せずに言葉に出す傾向があるらしい。群馬県八ッ場ダム建設中止以降注目を浴びる。
工事期間が41年8ヶ月経過には驚いたが、執行予算の3分の2がすでに支払い済みのこの工事は、費用対効果の検討、冗費の抑制にメスをいれて厳正な管理のもとで、続行させるべきだと考えられた。

諸外国で廃止の方向に進む原子力発電所、我が国では、将来にむけて多様化しようとする動きがある。温暖化抑制の効果がえられて安心安全が目標ならば、高い効率機能を持つ水力・太陽光・電力発電しかないのが現実だ。その意味で八ッ場ダム建設は続行するのが政治の責任とも言える。

核エネルギーといえば、連想されるのは爆弾ミサイルだが、原子力発電施設も核放射能の大きな塊である。老朽化した場合に施設の汚染で解体処理ができないともいわれている。
マニフェストの実行内容が問われるこれからだ。財源配分のみにとらわれて削減が声高に伝えられるが、暗中模索の中でも国民生活へのさまざまな舵取りは、しっかりと頼みたい。
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【7565】話し合いは、国会で タミゾール 2009-10-26 19:47

いろいろ議論してきましたが、やっと臨時国会が始まりました。
これまでの国会は、ほとんどの国民が知っているように、国会議事堂内でなく、赤坂の料亭や高級ホテルのバーラウンジでこそこそやっていました。

政権交代を機に、国会議事堂内で話し合いをわれわれの目に見えるようにやってほしい。
野党としては、自民党は何を言っても、今までの責任が大だから説得力が全くない。
そこで、共産党の論理的な攻撃に民主党がどこまで対応できるかが見ものだ。
そうすれば、会社などでも、居酒屋で会議をやり、根回しをしなくても済むようになるでしょう。
純粋にお酒や社交を楽しめばよい。

小沢氏の存在が不気味であるが。老人党の掲示板以上の質の高い議論があることを望む。
それにしても、民主党の人たちも、悪代官顔が増えてきたように感ずる。あれは、時代劇のドラマを作る人が、「悪代官顔」のモデルを脂ぎった政治家に見出したからで、順番が逆なのでしょう。
時代劇の悪代官顔やあのようなキャラクターがなくなったとき、政治は変わったと言えるのかもしれない。
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【7608】Re: 最近思うこと あくまの査問官 2009-10-30 1:06
久しぶりに思う事を。

■今、民主党の公約について色々いわれてます。しかし、ふと思い返せば、
「公約違反、大した事ではない」と言った小泉氏の件はどうなっているのでしょうか?
民主党には文句を言うが一昔の小泉氏には言わなかった、のでは筋が通らないと私は思います。

■現政権の民主党の動きが遅いと批判が出ています。しかし思い返せば、
「まだ改革は途中」と先の解散・総選挙の時に前総理が言っていた気がします。
小泉氏から始まった改革は数年経っています。

それに対して、現政権はまだ一か月を過ぎた程度です。改革は数年経っても駄目と評価できず(まだ途中だから)、その一方で新政権は一月程度で駄目だと判断される。
これは不公平な気がします。

■そう言えば、イラク戦争での「大量破壊兵器」は結局「やっぱり無かった」との結論になっています。それを「ある」と言って戦争を始め、多くの死傷者を出した責任は、誰がどんな形で取ったのでしょう?確か日本もアメリカに賛成していた筈ですが?

この問題で責任を負うべき人が責任を取らないのなら、拉致問題などでは誰にどう責任を取らせる事ができるでしょうか?ましてや日本が憲法を変えて実際に戦争をした時に、正しく信賞必罰ができるのでしょうか?気になっています。
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【7561】Re: 再・再度のアホ みじゅくもの 2009-10-26 17:47
 ▼沈黙の初夏さん:多少、虫の居所が悪いみじゅくものです。

貴方は前後を良く確認されない方のようですね。
エネルギーからエネルギーがつくれないと言うのは無限エネルギーのような話のことです。
貴方の表現では永久とありました。永久が正しかったかも・・・

ある種のエネルギーが姿を変えて別のエネルギーになることは余りにも自明のことです。
尚、蛇足ながら、かなり以前に当時のソ連で無限エネルギーのシステムが発明されたと話題になり、確認された結果、周囲からエネルギーを吸収しているだけで、システムそのものに増幅機能はなかった。という話があったことを申し添えておきます。

私の話はまさにこのことで、究極のエネルギー源は太陽に求めるわけです。
私のスレに効率20%程度の表現があったはずです。
エネルギーを変換しようとすれば必ずシステム損失が生じますが、太陽光エネルギーの数%を確保できれば人類の生存は可能だとする考え方もあるようです。

人類生存の全エネルギーは別としても、とりあえず、身近に降り注いでいる太陽エネルギーの20%程度に相当するエネルギーを管理可能な形で確保出来ないかな?と希望的に考えているわけです。
 
>もう何千回とくりかえして言ってきたが巷の人間の基礎教養は一向に進歩しない。
>エネルギーからエネルギーが作れるなら人類の悲願、永久機関の発明となる。
>物理法則を超えて、そんなものが実現できるなら宇宙の隣人との交際が始まるだろう。

そんなこと間違えていると思うのですか。アホらしい・・・

>エネルギーを使って生産されるエネルギーとは、只の商品。

只の商品結構です。只かどうか、商品かどうかなど全く問題外です。
化石燃料ではなく、太陽にエネルギー源を求めようとしているだけです。

>それ以外の何物でもない。

そのとおり。

>追記 まあ、これほどの不況を打破するために、新しい産業としてやりたいなら、やってみてもいいだろう。

貴方は新しい提案など考えない方が良さそうですね。「やってみてもいいだろう」とはどういうことですか。私の提案を物理法則の言葉まで使って否定しておいて、やってみてもいいだろう、とはどう言うことですか。やれるものなら、やってみろ、ということですか?
私個人がこんな大きなテーマに直接挑戦するなどできるはずがないでしょう。
貴重な人生の一時を、もう少し、真面目に過ごしませんか。

>ただし、エネルギー問題解決などと浮かれるようでは困る。

浮かれているとはどういうことでしょうかね。書いていて思いつきました。
貴方は、この掲示板に、何やら、自己主張、自己顕示、の欲望をぶっているだけなのではありませんか。私は、必要だと思うから真剣に提案しているだけで、そのことで、私がどうかというようなことは何もありませんよ。学術論文集でもあるまいに・・・
お陰様で、私の人生は別のところでそれなりに満たされておりますので、ご懸念なく。

>所詮、エネルギーという名前の製品を作っているにすぎないのだから。

私のスレには燃料電池のことがあったはずです。貴方の言うエネルギーという名前の商品とはあのようなもののことです。あまり、当たり前のことで一人悦にいっておられないように・・・

>なお、原発だけは手にそめてはならぬ。
>あれは他のエネルギー製品と異なり、後始末が出来ないからである。

この点だけは一致したようですね。原発の問題は非常に重大なことと考えていますので、このことだけでも一致したことを評価しておきたいと思います。
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【7619】電鉄会社各駅全面禁煙について casablanca 2009-10-31 11:40

「老人党」BBS の目的と若干のずれはご容赦下さいませ。

結論から先の申し上げますと、首都圏のLR・私鉄は既に3〜4年位前から各駅全面禁煙を実施されています。然しながら関西圏においては全駅禁煙の対応がなされておらず、やっと最近JR環状線のみ実施されたのが現状です。

関西の場合、乗客輸送のメインは大手私鉄電鉄(阪急・近鉄・阪神・京阪・南海)であり、未だに一社たりとも実施していません。

医学的にも受動喫煙の害が証明されている現在、人の生命を預かる電鉄会社の基本的な観点からも全駅禁煙は当然の責務と考え、約2年前より電鉄業界の紳士と自他ともに認められている阪急電鉄に対して、全駅禁煙をすべきと担当の広聴センター長と3度交渉をいたしました。

結果、公式な回答を文書で頂きましたが、要約すれば次のような内容でした。
「喫煙を希望する乗客を無視できない」「時期尚早である」と私の提案を拒否されたのです。

その後、御堂筋は全面禁煙、航空機も全面禁煙、のぞみ700系も全車両全面禁煙と、世界中で喫煙に対する認識が急速に変化しているにも拘らず、老人・子供・女性が多い鉄道会社が頑なに拒否をする阪急電鉄や関西各私鉄の姿勢をとても容認することは出来ません。

なお、「時期尚早」が理解出来す、「禁煙に踏み切る時期」がどういう時なのかを質問しましたが、のらりくらりの返答でした。

蛇足ですが・・・阪急電鉄は郊外型電車として日本では初めて小林一三氏が創業され、その創業理念が「紫煙に煙る都会より逃れ、空気清浄な郊外に住もう」です。
角社長、松本センター長、小林一三翁が存命であればきっと嘆かれるに違いありません。早く眼を覚まされるよう願って止みません。

昨秋、週刊文春での全国アンケート『全国で一番嫌いな県民は』の結果はお分かりの如く、2位を大きく引き離しダントツで「大阪」でした。
角社長、松本さん、理由は御承知の如く「マナーが悪い」です。

全駅禁煙に踏み切れないことと、底辺では共通していることを、一流企業の幹部ですから見抜けるはずです。見抜けないのなら幹部失格です。
あなた方が、『一番嫌いな県民』を大阪にしていることを知って下さい。
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