老人党メルマガ(320)

7:老人党メルマガ(326)
北極星 06/06 07:00
roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(326) ::: 2010/6/6
       老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
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【10273】普天間問題は元に戻ったのではない   団塊党
【10315】東京新聞は官房機密費の徹底追及を   団塊党
【10281】「核の傘」あるいは「核の避雷針」 dunc
【10260】オフライン支部便り:杉本小松さま(5月14日) 笹井明子
【10262】オフライン支部便り:須藤正剛さま(5月18日) 笹井明子
【10308】Re: 「隔たる検察と市民」ってか! イワオ
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【10273】普天間問題は元に戻ったのではない   団塊党 2010-6-1 1:35

普天間問題がすっかり政局の問題にすり替えられマスコミは大騒ぎだ。
「普天間問題は元に戻った。鳩山は沖縄の心をもてあそび事態を一層難しくした。」というのが今の世論の大勢であろう。
外務・防衛官僚が鳩山の意思に反して動いた結果とは言え、約束を守れなかったことは批判されて当然だ。

鳩山に鬼のような執念が不足していたのかもしれないし、あるいは鳩山でなく日本のどの政治家が首相でも同じ結果になったかもしれない。米安保マフィアと日本の官僚、マスメディアの力は想像以上なのであろう。
いずれにしても、結果的には現在の時点では完全にアウトである。

しかしそれでは、鳩山が「国外、最低でも県外」を言わずに自民党現行案が静かに進められていればそれで良かったのだろうか。そうではないだろう。以下に「高野論説」から引用する。

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宜野湾市の投書者や『サンデー毎日』が半分は皮肉で言うように、06年合意をそのまま実行していれば本土のほとんどの人びとは普天間や辺野古のことなど気にかけることもなかっただろうに、鳩山のお陰でこの問題は"全国区"化して「お茶の間や飲み屋での話題」となり、さらには日米安保のあり方や「抑止力って何だ?」ということまで議論の対象に上ってきたのであって、まさにそれは彼の「偉大なる功績」なのである。そればかりではない。

名護をはじめ沖縄の人びともまたこれを通じて「基地があるのは仕方がないのか」という宿命論的な諦めの心情から訣別して、断固として辺野古移設を拒絶する決意を固めたのであって、鳩山が日米合意だからと言ってこれを強行しようとすれば、佐藤優が言うように、座り込みの阻止闘争が全県・全国の支援を受けて高揚し、流血の事態も覚悟しなければならなくなるかもしれない。
そうなれば、いくら米国でも「約束なんだから蹴散らしてでも基地を作れ」とは言えなくなる。

つまり、単に元の案に戻ったのではなく、現地・県民の覚悟と本土の意識と、その両方に劇的かつ不可逆の変化を引き起こしながら、真上から見れば確かにほとんど同じ地点のように映るけれども、横から見れば実は螺旋状に新しい次元に移動しながら戻ったのであり、宜野湾の投書者が言うようにこれが「日米地位協定の実情、日米安保の抑止力、日米同盟の本質などを国民が議論し、民意形成のスタート地点」となるのである。 (引用終わり)
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詳しくは下を読んでいただきたい。政局が今後どのように動いてもこここに述べられていることが起こっていくであろう。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/05/post_578.html
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【10315】東京新聞は官房機密費の徹底追及を   団塊党 2010-6-3 7:29

東京新聞の「こちら特報部」欄は意欲的な企画がたびたびあり大変楽しみにしている。
先日も官房機密費問題を扱っていた。他の大手メディアがまったく無視する中で、この問題を取り上げたのはさすがである。

しかし、これだけでは一部の読者に伝わるだけで、国民全体への問題喚起にはならない。もっと徹底的な報道姿勢が必要である。政治とカネの問題であれだけ連日報道していたのに比べ、あまりにも扱いが中途半端であり及び腰と言われてもしかたがない。

何故なら、政治とカネの問題に比べ、「報道とカネ」の問題が小さいとは思えないからである。ある意味では政治とカネの問題より根が深い問題である。政治とメディアが癒着しているとすれば政治不信、メディア不信の極致である。
官房機密費は政治評論家のみならず、政治部の記者にも渡されていたそうではないか。
東京新聞はこの問題の大きさを自覚するなら、連日でも特集を組むなりして徹底的に問題提起をしてもらいたい。

野中広務氏や平野貞夫氏やジャーナリストの上杉隆氏などに取材したり、あるいは直接記者たち(現役、引退を問わず)に取材をしてほしい。ここは取材力、腕の見せ所である。
河村前官房長官や平野官房長官にもぜひ取材するべきである。彼らが取材を断れば断った事実を問題にすべきである。

また、各メディアは自社の政治部記者たちに徹底的な調査をしてその結果を公表すべきである。それだけの説明責任がある。
隠せば隠すほどいずれはこの問題は明らかになり、信頼を失うばかりである。特に東京新聞は数少ない信頼のおける新聞である。
その東京新聞が今のような中途半端な姿勢でこの問題に臨むならメディアには絶望するしかない。

鳩山さんは「国民が耳を傾けなった」として辞任をしたが、メディアも国民の信頼を失えば「耳を傾けてもらえなくなる」ことは明らかである。ぜひ身を切る覚悟で、徹底的に向き合ってほしいと思う。
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【10281】「核の傘」あるいは「核の避雷針」 dunc 2010-6-1 15:28

「核の傘」と言う言葉がある。核廃絶後も残して欲しいとアメリカに頼む有識者や政治家が多いのだそうだ。同盟国が核攻撃を受けた時、直ちに核反撃を実施して「アメリカは全面核戦争に突入する」、などと信じている有識者が本当にいるのだろうか。
冷戦時には、ソ連がアメリカの圧力に耐え切れなくなった時、日本かトルコが警告核攻撃を受ける役割を担っていた。日本が核攻撃を受ければ米ソ話し合って全面核戦争を避ける…常識からすれば、これが西側諸国を守る核の傘の本質だろう。

キューバ危機でケネディはトルコを守り日本を見捨てたが、フルシチョフは道徳心に負け、その結果、警告核攻撃に代わる両首脳直通の有名な赤電話が引かれた経緯がある。
もし、ケネディとフルシチョフの立場が逆だったら、若いケネディに思い止どまる勇気があっただろうか。日本でのケネディ人気は今も高いが、私は日本人として、勇気あるフルシチョフの人間性を高く評価したい。

アメリカの「核の避雷針」の条件とは、
1・核攻撃を受けても他の国に被害を与えない地理的条件にあること
2・自ら反撃できる核抑止力を持たないこと
3・避難しやすい場所に米軍基地を置き、攻撃側の正当な理由とする
4・アメリカ以外と同盟を結ばず、他に友好国もつくっては為らない
5・民主主義は親米政権を条件としてのみ許される

敗戦国民として日本国民はこれを「暗黙の了解」として受け入れた。
安保と55年体制で親米政権を維持してきた日本だが、国民や政治家さえ三代目ともなればすっかり忘れ、閣僚の核保有発言で体調を崩す首相や、米軍基地が簡単に国外移転すると思う首相が出てくるようになった。

危険な「核の避雷針」を受け入れた日本だが悪い事ばかりでは無かった、その高いリスクは欧米企業を寄せ付けず、国防一点張りの西欧を尻目に日本の工業は民生品に特化し、劣悪な労働条件を旺盛な勤労意欲で乗り切り、高品質の工業製品輸出で世界をリードする存在となった。完全なコピー商品だったカメラは本家を駆逐したが、今ではコピー商品に泣かされている。

アメリカの有権者は、日本の希望でアメリカは基地と核の傘を提供していると信じている、冷戦終結で核の避雷針も不要となり、アメリカは日本に「みかじめ料」を請求しだした。財政破綻寸前まで追い込まれた日本に余裕は無い、日米安保を解消しても、
NPTを脱退し「平和憲法と核」さえあれば国を守るには充分で国防費も大幅に減らせるだろう。

親米政権でなければ「トヨタいじめ」まがいの出来事がいつ迄も続く…と信じる財界人の萎縮を直す為にも、 鳩山政府は、「基地も安保も日本には不要」と、「正論」をアメリカに告げ、国を守る気概を示して欲しいものだ…。
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【10260】オフライン支部便り:杉本小松さま(5月14日) 笹井明子 2010-5-31 10:03
「日本はどうなる」

春が来ると自殺者が多く出ますが、年間3万人余とは10年で30万もの尊い命が失われる計算です。何とも悲しい現実です。
そして、幼児に対する親の殺人や、車の中に置きっぱなしにしての死亡。動物でも子供は大切に育てます。
現代に於ける親は、何で子供を生むのでしょう。それでなくとも高齢化が進みます。日本の将来はどうなるのでしょう。

一方、テレビを見れば大食い競争や、貧しい人々には手の届かない高価な料理店の紹介。
そうかと思うと何億円もかけて結婚した女性柔道選手の立候補。この人に何ができるのでしょうか。

沖縄、徳之島の問題もどうなるのでしょう。政府が県外・国外移設を主張した場合、アメリカは何と言うか、更に一歩進んで安保条約の破棄を申し入れた場合、アメリカはどう対応するのか、事実を日本国民に発表したらどうでしょうか。
日本は舐められているとしか思えません。老人党の皆さんはどうお考えでしょうか。
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【10262】オフライン支部便り:須藤正剛さま(5月18日)  笹井明子 2010-5-31 10:08
「因果を逆立ちさせて」

縁があって4月に旭川市民になった。落ち着き先の無い家財が、思い思いに散乱の時期は過ぎたが、「半年は掛かりますよ」といった運送会社担当者の言葉が耳に残った。住宅街を区画するバス通りを跨ぐと、小学校と中学校がある。晴れの日の夕方、多くの子供たちの無邪気な歓声を風が運んでくる。心がはずむようで、どこか癒される。

しかし、今の校舎は三代目である。校舎の広い敷地は、明治39年(1906年)旅順包囲作戦に参加した第七師団(師団長・大泊中将)が旭川に凱旋したが、その前後の時代に師団の兵舎だった場所であるといわれている。その当時の様子が偲ばれた。
建物の耐用年数から、改装や新築が行われていると卒業生たちの話。兵隊検査や召集令状のない今日を尊びたい。
旅順包囲作戦では、兵卒の命が湯水のように消費された。百年後の現実のなかで、元気な子供たちの歓声がまぶしい。

周知の普天間基地の国外移設から始まった沖縄問題。
日米安全保障そのものを議論しなければならないのに、戦争の傷跡は65年間、因果を逆立ちさせて、迷走を続けている構図だ。
二兎追うもの一兎も得ず、である。国民にも米国にも、あっちもこっちも笑顔の円満解決などあり得ない。
せいぜいあっても地元振興策で、巨額の税金を垂れ流し、賛成反対で地元住民を対立させ、混乱させるだけだ。

朝令暮改で発言も誤解される鳩山総理、動き回るのを一旦停止し、自分の宰相としての方針を再構築してもらいたい。
熱意は買うが空回りも多すぎる。有能な作戦参謀が必要だ。今の官房長官クラスでは、頼りにならないのではないか。

各閣僚からの援護発言で、5月末の方針決定は、なし崩しに6月以降になる予測だ。
6月が7月、8月になっても解決しなければ、沖縄県民は問題を抱えたままだ。
何の根拠があって期限を区切ったのか、過去の自公政権時代の流れを、野党として見ていて、学ぶものはなかったのか。

政権交代時の大きな期待は失望となり、やがて怒りとなる。アスリートや芸能人を、近付く参院選候補として紹介している暇があるのなら、もっと別なテーマが山積みなはずではありませんか。民主党カリスマ、小沢幹事長さん。
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【10308】Re: 「隔たる検察と市民」ってか! イワオ 2010-6-3 0:26
 ▼H.KAWAIさん:亀レス失礼

>そして、マスコミは、自らは公正を装いながら、人々が「官=×、 >民=○」というマスコミが拵えた公式に照らして、「検察審査会が>正しく、検察の処分は不適切。よって小沢はクロ」と判断するように仕向けている訳ですよね。

先日東京新聞に、元検察審査会のメンバーに選ばれた人の実際に審査会の内容について見開き2ページの特集が組まれてました。
切り抜きしてなかったので内容はうろ覚えでしすが、「審査会側の職員も弁護士も適切な助言を聞けば答えてくれる状況で、強制的なかんじは全然無く自分の判断が出来た。」

何かうさんくさいと思っていたのですが、だいたいが司法の現場がそんな自然食を勧めるNPOのような良い感じである場所であるはずありません。5/22の日経によれば、一般市民にアドバイスをする補助弁護士は、暴力団組長が銃刀法違反の共犯に問われた裁判例などを紹介して議決に影響を与えたという。どうしても、司法は、小沢氏がお嫌いなようで
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