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 【12068】老人党メルマガ(343) 北極星 2010-9-26 8:31:36
 【12168】老人党メルマガ(344) 北極星 2010-10-3 7:34:26
 【12290】老人党メルマガ(345) 北極星 2010-10-10 5:55:02
 【12375】老人党メルマガ(346) 北極星 2010-10-17 6:36:56
 【12431】老人党メルマガ(347) 北極星 2010-10-22 6:36:06
 【12518】老人党メルマガ(348) 北極星 2010-10-29 11:26:49
 【12605】老人党メルマガ(349) 北極星 2010-11-6 7:02:07

4 【12068】老人党メルマガ(343)
北極星   運営スタッフ 2010-9-26 8:31:36  [返信] [編集]

     roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(343) ::: 2010/9/26
          老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【12045】政府借金は国民の借金ではない    Gokai
    【12050】Re:政府の借金を返すのは国民です みじゅくもの
    【12056】Re:政府の借金を返すのは国民です   H.KAWAI
    【12047】検察組織、検察捜査の危機...仙谷官房長官  かっくるなかしま
    【12051】何故生ずる「不祥事」    みじゅくもの
    【12060】Re:何故生ずる「不祥事」   H.KAWAI
    =========================================================================
    【12045】政府借金は国民の借金ではない   Gokai 2010-9-22 13:48

    政府は何処から借金かと問われれば、その殆どは金融機関や年金ですと答える。
    ではその金融機関や年金は誰のお金かと問われれば、国民のお金と答える。

    ならば直接ではないが、国民に政府がお金を借りているではないかとなる。
    そしてそれを返す原資は税金であるから、国民が国民に働いて返すのだ、それを将来の世代に付けを負わし回してはならないのだとなる。この論理が正論であるかどうかだが、結論を言うと誤りです。

    身近な例で考えてみる。チョット違うかもしれませんが、そこはまあ。
    ある銀行に、Aさんが銀行に10億円預金しているとする。
    そして同じ村のBさんがその銀行から5000万円借りたとしよう。
    で、AさんがBさんに言う。
    「おい、Bさんよお前が借りた5000万円は俺が預けたお金だぞ、俺に感謝しろよ!」

    これはいいがかりですね。なぜなら、Bさんが借りたお金を返そうが、破産して返せなかろうと、Aさんの預金額10億円にはあくまで変動はないのだから。

    銀行は銀行の責任でBさんに5000万円のお金を貸したのであるから、Bさんの責任は、銀行に対してあっても、Aさんにたいして持つ必要は無い。だから、BさんはAさんに感謝する必要も無い。
    ついでに言えば、銀行がAさんに責任を持っていさえすればよいのだし、預けてくれて商売の機会を与えてくれたAさんには銀行が感謝していれば、このシステムは正常に作動するわけです。

    さて政府の借金に戻ると、
    1)政府が借りる←金融機関や年金←民間が貸す。...間接金融
    2)政府が借りる←民間が貸す。...直接金融

    直接金融では、民間から政府が幾ら借りてもお金の総量は増えないし減りもしない。一方、間接金融では金融機関や年金から、お金を借りれば借りるほどに、それと同額、民間の預金総量は増加する。
    これが直接金融と間接金融の違いです。

    そして、日本政府の借金の殆どはこの間接金融であるから、「政府借金は国民が国民に完済しなければならない借金ではなく、それは正しくは国民の預金である。」...となります。
    -----------------
    【12050】Re: 政府の借金を返すのは国民です みじゅくもの 2010-9-23 11:00
     ▼Gokaiさん: ちょっとお邪魔します。

    Gokaiさんの主張は私にはまるで理解できません。
    まさか「ためにするための議論」として無理を承知で仰っているわけではないのでしょうね。

    >政府は何処から借金かと問われれば、その殆どは金融機関や年金ですと答える。
    >ではその金融機関や年金は誰のお金かと問われれば、国民のお金と答える。

    誰から借りているかは問題ではありません。国家財政は税金が収入源で教育・福祉などを始めとして国民の生活を守るための経費が支出項目になります。ここまではよろしいですね。

    借金(国債)は踏み倒してしまうのでない限り「返済」しなければならず、その資金は税金によって賄われるのです。即ち、避けることの出来ない税金の支出項目が上記の「国民生活を守る」事項以外に「国債償還」事項として生まれるのです。

    税金で負担しなければならない支出項目が増えるわけです。税収が同じであれば「国債償還」は教育、福祉などなど、たの必要な支出を圧迫することは理屈以前の問題だと私は考えます。

    >ならば直接ではないが、国民に政府がお金を借りているではないかとなる。
    >そしてそれを返す原資は税金であるから、国民が国民に働いて返すのだ、それを将来の世代に付けを回してはならないのだとなる。この論理が正論であるかどうかだが、結論を言うと誤りです。

    >身近な例で考えてみる。チョット違うかもしれませんが、そこはまあ。
    >ある銀行に、Aさんが銀行に10億円預金しているとする。
    >そして同じ村のBさんがその銀行から5000万円借りたとしよう。
    >
    >で、AさんがBさんに言う。
    >「おい、Bさんよお前が借りた5000万円は俺が預けたお金だぞ、俺に感謝しろよ!」
    >これはいいがかりですね。

    まるで意味を成していません。何を言いたいのでしょうか。

    >なぜなら、Bさんが借りたお金を返そうが、破産して返せなかろうと、Aさんの預金額10億円にはあくまで変動はないのだから。

    Bさんは国家財政の意味とされているようですが、議論に落ちがあるのは「国家財政は納税者(Gokaiさんの例ではAさん)に対して徴税権があると言うことです」
    Bは倒産する前にAさんに対して返済するための資金を「出せ」と強要する立場になるのです。

    困ったことに、AさんはBさんが提供する行政サービスを受けなければならないので、強要に応じるか本来受けられるべき行政サービスを諦めるかの選択を迫られることになります。
    これが「増税を受け入れるか」「教育・福祉などの切捨てを容認するか」の問いになっているのです。 

    >銀行は銀行の責任でBさんに5000万円のお金を貸したのであるから、Bさんの責任は、
    >銀行に対してあっても、Aさんにたいして持つ必要は無い。だから、BさんはAさんに感謝する必要も無い。

    感謝がどうのは「借金返済」に関してまるで意味がありません。

    >ついでに言えば、銀行がAさんに責任を持っていさえすればよいのだし、預けてくれて商売の機会を与えてくれたAさんには銀行が感謝していれば、このシステムは正常に作動するわけです。

    事例としての意味が全くわかりません。さしずめ、ここでの銀行とは「国家としての総資産」のようですが、その国家の総資産は国民が「幸せな生活」をするためのものですから、その総資産が減るようなことになれば、国民の「幸せな生活」は無視されることになります。

    >さて政府の借金に戻ると、
    >1)政府が借りる←金融機関や年金←民間が貸す。...間接金融
    >2)政府が借りる←民間が貸す。......直接金融
    >
    >直接金融では、民間から政府が幾ら借りてもお金の総量は増えないし減りもしない。
    >一方、間接金融では金融機関や年金からお金を借りれば借りるほどに、それと同額、民間の預金総量は増加する。
    >これが直接金融と間接金融の違いです。

    何のために、何を説明しようとしているのですか?
    そもそも、論立てが意味不明ですが、少なくとも、本題に対して全く関係ないことを論じているものです。

    >そして、日本政府の借金の殆どはこの間接金融であるから、「政府借金は国民が国民に完済しなければならない借金ではなく、それは正しくは国民の預金である。」......となります。

    詭弁に近い感じですが、取りあえず「意味不明」としておきます。
    国債は返すのですか、踏み倒すのですか。返す場合、国家財政はその為の資金をどこから調達するのですか。
    頼りとする主なものは税金だけですね。税金は誰が払うのでしょう。

    そして、本来、税金は教育、福祉を始めとする「民生」のために使用されるべきものですから、そのための支出が相対的に減ってしまうことはあまりにも明らかですね。

    1000兆円の借金に怯えることは必ずしも望ましくありませんが、Gokaiさんのような「不当な」議論で国債が増加することの意味を軽視することは絶対に避けなければなりません。
    政府や官僚を始めとする「行財政を執行する体制の無駄」を容認することにつながるからです。
    -----------------
    【12056】Re: 政府の借金を返すのは国民です  H.KAWAI 2010-9-24 8:12
     ▼みじゅくものさん:お久し振りです。

    ○国が行っている事業が問題なのでしょうか、それともその資金の調達方法が問題なのでしょうか?
    ○もし事業が問題であるのなら、その資金の調達方法を問題にするよりも先ずその事業を改めるべきでしょうね。
    ○そして、もし事業に問題が無いのであれば、そこで初めて、その資金の調達方法が妥当なものであるかどうかを検討すればよい訳です。

    ○資金の調達方法としては、先ず税金ですね。しかし、国債を発行するという方法もありますね。
    通常の出費ですと普通は税金で賄うことになるのだと思いますが、大きな事業、例えば大掛かりな電源開発を国が行うといった場合に全額を増税で賄おうとすれば、国民生活を圧迫することは避けられません。

    ○ところが、国債を発行してゆとりのある国民にそれを買ってもらいますと資金の調達が容易になります。
    ○それだけではありません。税金ですと国民はお金を持っていかれますので、その分貧乏になりますが、国債を買った場合はお金が債券に変わっただけですので資産は減らず、貧乏になるということがないのです。

    ○ところで、「国債を発行する」ということを「借金をする」というふうに言うのは良くありません。
    「借金」というのは貧乏人が金に困って知人から金を借りるようなイメージがあっていけません。

    ○仮に私が誰かにお金を貸して「借用書」を書いてもらったとしましょう。
    多分このお金は返って来ず、この「借用書」は只の紙切れになってしまうことでしょう。
    ですからこの「借用書」はどこへ持っていってもお金に換えることができません。

    ○でも国債は違いますね。国債はいつでも換金できますから現金と同じです。
    銀行預金と同じです。いや、銀行より安全です。
    ○もちろん、国債には利払いが生じます。しかし国の事業も企業と同様、何らかの利益を生み出しているのですから、株式に配当が付き、社債に利子がつくのと同じと考えれば、「もったいない」などと言わずに税金で賄えばよい訳です。

    ○元本はどうするのだと仰るでしょうね。先程の「電源開発」でしたら、ダムと発電所はずっと残りますので、100年くらいかけて返済すればよい訳です。
    ○ですから、その事業は有用なものでなければならないのは当然で、飲み食いに使ってしまうようなものであってはならないことは言うまでもないことと思います。
    -----------------
    【12047】検察組織、検察捜査の危機...仙谷官房長官  かっくるなかしま 2010-9-23 13:25 (編集)

    まぁ、諸説あったが(↓)、諸説その1(↓)とか、
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1182&sty=2&num=5
    (【12008】Re: 嫌な予感 柳沢のたんたん 2010-9-18 )

    >でも、官僚の犯罪人の検察に小沢叩きをさせた事は歴史に残るでしょう。

    “官僚の犯罪人の検察に小沢叩きをさせた”…

    諸説その2(↓)とか、
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1157&sty=2&num=9
    (【12001】Re: 心の底の湖から発する「愛と誠」:小沢一郎は死なない!! 中井豪 2010-9-17)
    >菅直人内閣の打倒こそが大義である。そんな情況が年内にも生まれるであろう。それは、小沢一郎攻撃の再現でもある。

    >来月にも下される検察審査会の結論は侮れない。今の菅直人内閣は何だってする。薄ら笑いの恐怖政治とパフォーマンス、そう菅直人は民主党の小泉純一郎の再登場、デジャブである。国民蔑視と騙しの冷徹さ、薄気味の悪い男である

    “今の菅直人内閣は何だってする。薄ら笑いの恐怖政治とパフォーマンス、そう菅直人は民主党の小泉純一郎の再登場、デジャブである。国民蔑視と騙しの冷徹さ、薄気味の悪い男である”…

    まぁ、諸説あったわけだが(笑 菅内閣での仙石官房長官の発言はこう(↓)なっていて、
    (注記:パラレルワールド、即ち、小沢内閣での山岡官房長官の発言、ではない)
    http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4532615.html
    (TBS、「官房長官、厳正な捜査求める」、2010/9/22)

    >>仙谷官房長官は、「ことは検察の存立基盤に関わる可能性もある部分を含んでいる」として、厳正な捜査を求めました

    厳正な捜査。http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010092200349
    (時事、「「検察の存立基盤にかかわる」=監督権者の責任に言及−検事証拠改ざんで官房長官」、2010/9/22)
    >>検察トップの検事総長らの進退を含めた責任問題について、仙谷長官は「まだそこまでは考えていない」としながらも、「上司たる監督権者の身の処し方、部内的な処理の仕方は通常の組織とは違った厳正さが必要だ」と強調

    検察組織の存立基盤と監督権者の責任。【現実】に起きていることおよび状況というのは、・・・☆ポイント
    主任検事が逮捕されるという事態に及び、検察はその存立基盤を問われる窮地に立たされ、(証拠隠滅の悪質性を鑑みれば当然であるが)トップである検事総長の引責辞任もありうるというわけだ。

    ps. http://www.shihoujournal.co.jp/ (司法ジャーナル、「検察捜査の危機」、2010/9/22)

    >>>押収資料改ざんで主任検事逮捕、初めての例だ
    >>>記録改ざんはエースとして期待に応えようとたための組織的暴走だと思う。
    >>>この暴走が、検察捜査を根底から揺さぶることになった。大阪地検特捜部が出来て以来の主任検事の犯罪だ。
    >>>最高検も徹底した捜査をやらざるをえまい

    な、くらいな危機であるわけだが、郷原氏による「終わりの始まり」、
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1228?page=5
    (現代ビジネス、郷原信郎、永田町ディープスロート「...終わりの始まり」、2010/9/22)

    そのp5が面白い。こちら(↓)のくだりだ。

    >>> 事件のストーリーに関して、「着手ストーリー」=「処分ストーリー」=「判決ストーリー」の関係が維持されてきた
    >>>その前提に、検察官調書のほとんどを証拠採用し、調書に基づいて事実を認定して、検察官の主張通りの判決を出す裁判所の現実があった

    司法行政の「仕組み」、(← ストーリーと組織的了承と司法判断の三位一体)
    その前提として、検察官調書の「特信性」があり、 (←ストーリーと司法判断)
    そのまた前提として、「公訴権」がある、というわけだ。(←ストーリーと組織的了承)

    誰と誰とが結託している云々の類の話には、おれは興味がなくて、
    仕組みが如何なる前提(or条件)のもとで機能しているのかに興味がある。(形式と機能) ・・・ ☆ポイント

    現在進行形で、問題視されているのは「特信性」のほうだが、同時に、「公訴権」もまた、裁判員制度によって風穴を開けられようとしているのだが、とても逆説的なのは、検察捜査批判 → 裁判員制度批判、(ざっくり小沢擁護論の文脈で)という流れのもとでは、「公訴権」が擁護される(されかねない)というところだ。

    (ここは、小沢擁護、小沢批判に関わらず、考えて欲しいと思うところだ) ・・・ ☆ポイント
    半ば絶対視されてきた「特信性」、「公訴権」が弱まる(or相対化される)と、一体何が起こるのか、あるいは何処へ導かれてゆくかと言えば、「公判専従論」、であろう。
    (なぜならば、∵ その他の刑事事件の捜査や訴追との差がなくなるわけだから。)

    http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2635461
    (出所:検察捜査、中嶋、1994、講談社)

    >>>米国では、検察官は、「政府のための法律家」であり「探偵」ではないという考えが強い。
    >>>連邦検事も地方検事も、一般の事件捜査にはほとんど首を突っ込まず、公判活動に全力を注ぐ。
    >>>理想に燃える公判専従論者は、その制度をわが国にも導入することを要求した...

    官僚主導vs政治主導、と対照させて、一方がどうのと言っても、あまり意味ない、というのがおれの考え方。
    行政縦割りの弊害というのがある。
    (他で取り上げた保険が最たるものだ...年金・医療・雇用の分断と不作為、責任所在の曖昧性)

    他方で、法曹界の場合は、構図が「逆」になっていて、上述の「ストーリーと組織的了承と司法判断の三位一体」というのは、行政縦割りじゃなく、「行政横串」だ。いわば行政横串による弊害。組織を守るというとき、分かれて守るというあり方もあれば、一体になって守るというあり方もある、ということ。・・・ ☆ポイント

    大きな政府vs小さな政府というのも、おれにとっちゃどうでもいいことで、よりよく機能する政府かどうかが重要。検察行政や検察組織も、よりよく機能するためには、どうあるべきだろう、ということが、問われているのだと思う。
    -----------------
    【12051】何故生ずる「不祥事」  みじゅくもの 2010-9-23 12:34

    証拠となるべきデーターの改ざん問題が生じ「検察の威信」が論じられている。
    最高検察の行動が極めて速やかであったとの「評価」まで現れている。
    事態をそのように捉えるべきなのだろうか?

    ことは、本来、常軌を逸するもので、到底信じられないことのはずである。
    いや、信じられないことでなければならない。ところが、今回の件、一部で報道されるや燎原の火よろしくあっという間に広まり事実として認定されてしまった。

    最高検も直ちに行動を開始した。決して、皮肉っているわけではないが、検察組織の中に「あっても不思議ではない」との認識があればこその「迅速な対応」であると感じるのは私一人だろうか。
    第一報があったとき、しかるべき立場の人たちが「そんなことはあるはずがない!」とのコメントを出しまくってもおかしくない性質の話だと思う。

    しかし、不幸にして「あっても不思議ではない」ものであったら、どうする。
    検察内部で処理できる性質のものでは、断じて、ない。
    半年後がみものだが個人の処分以外に何も見えなかったりしたらどうする。
    検察組織は行政機関に属するはずである。

    菅内閣が検察組織に対して断固たる措置が取れないとしたら、同じ穴の狢との謗りを免れることはないだろう。
    上記以外をも含む混乱する現状に対して、個人の問題、組織制度の問題などなど、論じられることは多いが、根本を見落としていると考える。

    問題の本質はどこにあるか。私は「不当」に対して「甘すぎる結果」であることが最大の問題である考える。
    「やったもの」勝ちなのだ。永らく、我が国は「恥」を根底として、人は善意を基本とするもので、たまたまのことは「止むを得ない事情」があったと容認する傾向が強かった。

    しかし「恥」の感覚が崩壊してしまった現在、組織制度に頼らざるを得ない現状にあっては「不当」に対する対応も変えざるを得ない。今日、何故に「官僚組織」があしざまに言われるのか、言わざるを得ないのか。
    国民の一人として悲しい限りだ。

    原因は一つ「甘やかし」である。人は「許される」と思えば何事も「ついつい」である。
    このことは議論を必要としないことで、そうでなければ、宗教や倫理観などの言葉は消滅してしまう。
    どんな組織・制度を作ろうと所詮人間のすることであり、完全はない。

    それを補うには関係者が事に当たって「善人である」ことを期待する以外に道はない。
    しかし、不幸にして、人間は常に「善人」ではあり続けられない。
    ではどうする。

    組織的に抑制機能が発揮されること、不幸にして、道を踏み外してしまった時は「残念」ではあるが「厳罰」をもって臨む以外に方法はない。罪を罰するということは本人に対するものでもあるが、他に対する「抑制力・抑止力」が期待されているものでもある。

    また、組織の上に立つものの立場意識や責任感も十分に考慮されなければならない。何事もトカゲ・・・ではならない。また、言い古されていることだが「組織は腐敗する」し「淀んだ水溜りも腐敗する」。適切なタイミングと適切な外的手法や手続きによって攪拌されることがなければ、これを防止することは出来ない。

    その点、一応は民主的選挙制度を有するわが国にあっては、全ての最終責任は「主権者」たる国民にあることになる。今日、寛容とは美徳でもなければ望ましいものでもない。特に、個人が組織に生かされており、そのようにならざるを得ない現実を直視する必要があり、組織に対してはことのほか厳格に対処することが不可欠と考える。

    何事も「フォロー」が大切。ユメユメ疑うことなかれ・・・
    -----------------
    【12060】Re: 何故生ずる「不祥事」 H.KAWAI 2010-9-24 15:59
     ▼みじゅくものさん:こんにちは。

    ○「特捜検事がデータを改竄」は「信じられないようなこと」かも知れませんが、でも、考えてみますと私達は「信じられないようなこと」をしょっちゅう聞かされているという気がしませんか?
    ○そもそも、事件の発端となった実態のない「障害者団体」に郵便料金割引のためにうその証明書が発行されていたということ自体「信じられないようなこと」です。

    ○更にそのうその証明書を発行した係長が独断でそれをやったと言っているというのもこれまた「信じられないようなこと」です。
    ○ところで、その「データ改竄」の検事さん、それを周囲に話していてそのままになっていたっていうのも「信じられないようなこと」、そして今更大騒ぎってのも「信じられないようなこと」じゃありませんか。
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5 【12168】老人党メルマガ(344)
北極星   運営スタッフ 2010-10-3 7:34:26  [返信] [編集]

     roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(344) ::: 2010/10/3
          老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
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    【12130】Re:政府の借金を返すのは国民です  H.KAWAI
    【12071】中国漁船衝突問題に思う    団塊党
    【12072】Re:中国漁船衝突問題に思う  三田尻村
    【12078】Re:中国漁船衝突問題に思う  タミゾール
    【12082】Re:中国漁船衝突問題に思う  usagi65
    【12099】Re:中国漁船衝突問題に思う  団塊党
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    【12130】Re:政府の借金を返すのは国民です  H.KAWAI 2010-10-1 7:41(編集)
     ▼みじゅくものさん:お早うございます。

    >>○先ず、国債については「借金」というマイナスイメージを払拭する必要があるのではないでしょうか。

    >国債の問題点は「イメージ」の問題ではありませんし、そのマイナスイメージは払拭し得ないものだと考えます。

    ○みじゅくものさんも「国債」そのものを否定しておられる訳じゃないんでしょう。
    ですから、現在我が国が多額の国債を発行しており、それがどんどん膨れ上がって、返済不能に陥ったり、大増税が必要になったりしないかと心配しておられるのでしょう。

    ○でも「国債」はそれを持っている人には「財産」ですよね。ここらが一般の「借用証」と違うところで、慌てて返済を求める必要がない訳です。だが、利払いが伴うぞと仰るでしょうね。
    そこが問題で、国債によって調達した資金が高速道路のような料金収入が見込めるようなものの建設に使われたとしますと、その料金収入で利払いが可能になりますし、元本の返済もそれでできそうですね。

    ○でも、まるっきり役に立たないものが作られたりしますとそうはいきませんね。
    100億円の釣堀とか、ラジコンが飛んでいる飛行場とか。これまでに発行された国債で得た資金がどのように使われたのか、それぞれの収支決算が示されませんと評価することが出来ないと思いますが、どうなんでしょうね。

    >>○私達が銀行にお金を預けることも、個人向け国債を購入するのも機能的には全く同じことじゃありませんか。
    >>でも銀行は私達から「借金」をしているなんて言わんでしょう。

    >銀行の場合、他人の預金を保証するために私が何かを負担させられることは「絶対に」ありません。国債の場合、償還資金は私からも調達されるのです年金生活ではありますが・・・

    ○銀行が経営破綻した場合は、1千万円までは保証される仕組みですね。その資金は全ての預金者が負担している訳です。国債は借り換えでいくらでも返済を先送りすることができますが、問題は利払いですね。その利子がまた年金の資金になっていたりする訳です。

    >>○ところが銀行は経営破綻することがあり、最近では日本振興銀行が経営破綻してペイオフが行われましたね。みじゅくものさんは国が経営破綻するとお考えなのでしょうか。

    >国の破綻とはどのようなことを仰るつもりですか。まさか、地球上から国名を記した地域がなくなることとお考えなのではないでしょう。言い方によっては既に日本は破綻している「可能性」もあります。

    ○債務が返済できなくなるのが「破綻」ということでしょうね。

    >民生はずたずた、教育、医療はメチャクチャ、子育て環境は劣悪で少子化が急速に進行中。
    >しかし、地球上ではもっと酷いところはある、との主張もある。確かにある。

    ○現在の我が国が申し分のない社会だとは思いませんが、良くも悪くもこれが人間社会なんですね。政治がダメとは言いますまい。国民がダメって面も多分にありますから。

    >>○「政府の借金を返すのは国民」と言っても自分で自分に返すだけのことです。慌てて返さなくとも構わないでしょう。

    >自分で自分に返す?このような主張をなんと言うのでしたか・・・返すのは国債を「買っていない」私も動員されるのです。

    ○国債は銀行も買っています。その銀行に私だって少しは預金をしています。ですから、私は銀行にお金を貸し、その銀行は国にお金を貸していますので、直接でなくても国民の多くは国に対する債権者です。
    >それとも、国債を買っている人が「自分に返す」と宣言して「債権放棄」でもしてくれるのですか
    >そして、慌てて返さない?それどころか「返せない!」が実態

    ○返されても困るのです。現在も景気対策として国債の発行が検討されていると思いますが。

    >しかし、このまま国債が増大すれば早晩国外に資金を求めざるを得なくなる。
    >そのとき、金利は?外交上の負担は?

    ○国債は国内で消化できるんじゃないでしょうか。

    >畏敬の方が国債の現状をこれほどに擁護されることには心底驚きと申し上げる。

    ○私は国債で経済を回している現状を好ましいものだとは思っていませんが、では、みじゅくものさんは国債の発行を止めて代わりに増税をするのがよいとお考えなのでしょうか。それともとことん支出を切り詰めて経済を悪化させた方がよいとお考えなのでしょうか。
    -----------------
    【12071】中国漁船衝突問題に思う   団塊党 2010-9-26 11:49

    中国漁船衝突問題の是非で野党と与党内の一部から政府への批判が相次いで出ている。
    特に驚いたのは鳩山前総理の「私なら、温家宝首相と話し合えた」という発言である。
    私が不思議に思うのは、今回この問題に関する中国政府側の明らかに不当と見える日本への圧力的態度は一切不問にして、まず批判の矛先を政府に向けようとする政治家たちの心のあり様である。

    たしかにわが国政府がこの問題でとった対応がよかったのかどうか、議論は分かれるところであり、那覇地検と政府の対応については臨時国会でしっかり追求、検証していくべきとは思う。しかし、一方で、中国側の行動の是非を議論し国内外に発信していくことは、国益という観点から見ればその何倍も重要である。

    与党、野党を問わず、中国の今回の一連の行動についての是非を冷静に議論すべきである。マスコミも詳細な経緯を国民に知らせ、仮に中国が間違った行動をとっているのであれば、世界に発信していくことが大切である。

    岡田幹事長が今朝の報道2001で、「この問題で世界の目は中国に対して悪い印象を持つようになり、中国にとってもマイナス」という意味の発言をしていたが、まさに、この点こそ日本のよってたつ支えである。
    世界の世論に訴えていかなければ、現在の中国に対等に渡り合っていくことはできない。

    そうであるならば、与野党ともに、国会の場で中国の行動についても検証をして、中国側の誤りをきちんと明らかにしていくべきである。日本政府はそのためにも証拠のビデオを公開していく必要がある。ナショナリズムをあおるのではなく、冷静に客観的に検証をして、相手に非があるのならそれをはっきり主張すべきである。

    中国に限らず、どの国からも足元を見られるようなことがあってはならない。
    普天間問題でもアメリカから足元を見られ、譲歩を引き出せなかったではないか。
    それは世論の後押しどころか政府の足を引っ張るような世論があったことも一因している。

    辺野古移設に反対といいながら、一方では「少なくとも県外、国外」発言を徹底的にたたく。
    こういう支離滅裂なことをやっていたら、総理がころころ変わるどころか、いずれ日本は沈没するに違いない。
    -----------------
    【12072】Re:中国漁船衝突問題に思う    三田尻村 2010-9-26 16:02

    ・この度の対応はもう少し方法があったのでは。事実を国民に公表出来なかったのか。
    ・たとえば、家に帰ったら泥棒がいて、取り押さえようとして暴行を受け、警察に引き渡したら犯人の親から、謝罪と賠償金を請求された状況に見えます。
    ・日本特有の中途半端な結末に見えます。
    ・中国は日本の対応を試して、第2・第3の事柄が起こりそうです。
    -----------------
    【12078】Re:中国漁船衝突問題に思う  タミゾール 2010-9-27 8:13
     ▼おはようございます 団塊党さん:

    今回の事件に関しての感想について。尖閣諸島問題は、経済問題ですよね。海底資源の分捕り合戦ですよね。中国は、何といってもナショナリズムの盛り上がりが、国内の不満のはけ口として、外国に目を向けてもらえられればこんなにありがたいことはない。特にアキレス腱である小数民族問題の目をそらすにはこんなにいい機会はない。

    ところが、日本のナショナリズムを喚起してしまうことも彼らは知っておくべきであり、日本の保守勢力にとってこんなにありがたい話はない。したがって、彼らは、裏でつるんでいるのかもしれない。
    少数民族といえば、沖縄の人たちから見れば、中国も日本も台湾も強圧者であり、各「国益」はすべて沖縄の人にとってはいい迷惑であり、米軍基地の永久化へ向かう要因ともなって、不利益もいいところだ。

    そもそも離島問題でカリカリしている諸君は、常日頃離島に関して何をし、何を考えているのだろうか。
    宮本常一のように離島の生活を見つめ、その振興につとめているのだろうか。
    どの国の国民であっても、恥ずかしい行為である。自分のうっぷんを領土問題にかこつけてはらすだけである。

    日本とすれば、国際司法裁判所での判断を仰ぐ。中国・台湾はそれを阻止しようとするが、国際判断をまって、中・台との共同資源開発の提案を持ちかける。国際判断が出ても自国の主張をすれば、さすがに国際的な信頼もなくなるので、さすがに露骨な行動はしにくい。そこで、彼らのメンツを保ちつつ実質共同管理をし、それぞれの資源確保利する。(竹島問題も同じ。もし、日本の領有が認められなければ、あっさりあきらめる)

    この線を拡大し、EAU(東アジア共同体)の成立時は沖縄は独立し、国際共同地域とし、国際機関、貿易基地とする。
    対馬、壱岐、五島、済州島、澎湖列島などの離島も同様の扱いをし、離島の人々の生活向上にしたい。
    海で暮らす人々の生活を向上したい。例の船長もマグロ漁をしたいわけで、日本の漁師と交流させ、マグロ漁の技術を教えてやればいい。彼も、調子にのっていると中国公安にけされてしまう。

    中国の外交については、ギョウザの時の謝罪をしてほしいね。そのことを蒸し返してやればいい。うちもあのギョウサをかったんだよ。商品の信用無くすよ。
    -----------------
    【12082】Re:中国漁船衝突問題に思う   usagi65 2010-9-27 12:58

    団塊党さんのご提案にまったく同感ですが、私は言葉を教えているものとして今回のことを振り返り次のように感じましたので読んでいただき、間違っていればご指摘いただければ幸いです。
    難しい問題の処理と最近のことで思ったことを違う視点から・・・
    私は以前にもコミュニケーション能力に欠けると言いましたが前原大臣にもいえるかと。

    彼が国土交通大臣になったとき、すぐに「ダム中止をマニフェストどおりに実行する」と宣言しました。
    方向としては正しいと思いますが今までのいきさつや住人の気持ちはまったく無視でしたね。そのため非常に反感を買われました。その後話し合いを持つ中で方向は変わらないけど対応の仕方は変わられたそうですね。

    今回の中国漁船衝突での船長逮捕ですが、なぜ逮捕せざるを得ないのか中国に説明されたのでしょうか。中国は中華思想のもととてもプライドの高い民族です。そしてこの大きな国は小さな異民族国家(自治区)を従え常に紛争を抱えながらも、力で圧し従えさせています。とてもしたたかな国で海が国境である日本など足元にも及びません。

    しかし彼らも経済発展には日本の協力はまだまだ必要なのですから(日本はそれ以上ですね)最初の時点で話し合いには応じたのではないでしょうか。両国ともこの海域は自分のものとの認識ですから、漁船の行動(故意にぶつけた?)のみが問題になるのではないのでしょうか?この点は私にもわからないので教えてください。

    前原大臣の「日本の法律に基づいて粛々とやるだけ」と言う言葉が私にはいわゆる「木で鼻をくくったような言葉」に聞こえました。繰り返せば繰り返すほど・・・逮捕した船長に対しても中国に対してもなんの配慮も無い言い方に聞こえました。「ダム中止」発言とよく似ています。

    友人として付き合っていかねばならない隣国に対して何らかの誠意を示すことは弱気とは違うと思うのですが、私は甘いのでしょうか。コミュニケーションというのは相手に言いたいことだけを言うのではなく納得してもらえるかどうかにかかっていると思うのですが、前原大臣、しっかり勉強して成長して欲しいと思います。

    一方、中国が日本に対して起こした行動は他の国々の中国に対する考え方に少なからず影響したと思います。
    日本企業も拠点を中国からインドネシアなど南アジアに移しつつありますが、早まるかもしれないと思います。
    -----------------
    【12099】Re:中国漁船衝突問題に思う   団塊党 2010-9-28 18:33
     ▼usagi65さん:

    国と国の間にも「誠意」が通用するのか否か難しい問題ですね。
    そうあって欲しいとは思いますが、今回のように領土問題が絡んでいる場合には、特に厳しいと思います。
    今回、船長を釈放するという判断も一種の相手に対する誠意でしょうが、中国は追い打ちをかけるように謝罪と賠償を求めてきましたね。外交はむしろ強く出て相手から譲歩を引き出すというのが基本でしょうか。

    しかし、お互いに強く出るだけでは、いずれ武力衝突まで行ってしまいますので、引くところは引く。
    そこに、コミュニケーション力が必要になってくるのでしょう。
    前原さんは確かに心配なところがありますね。小沢さんに対してズバッと言うところが国民に受けてるようですが、対中国に対してどのような言葉を発するのか注意深く見ていく必要がありそうです。

    答えになっていないかもしれません。難しい問題ですね。
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6 【12290】老人党メルマガ(345)
北極星   運営スタッフ 2010-10-10 5:55:02  [返信] [編集]

     roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(345) ::: 2010/10/10
          老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【12289】UR民営化──安易な扱いを許すな pierre
    【12250】Re:中国漁船衝突問題に思う   イワオ
    【12183】オフライン支部便り:須藤正剛さま(9月22日) 笹井明子
    【12235】Re:原子力発電   三田尻村
    【12203】官僚帝国万歳    みじゅくもの
    【12237】祝、脱デフレの政策転換...  かっくるなかしま
    【12232】Re:お金のこと  Gokai
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    【12289】UR民営化──安易な扱いを許すな pierre 2010-10-9 20:35

    UR・独立行政法人都市再生機構は、事業仕分けで「高齢者・低所得者向け住宅供給は国や自治体に移し、それ以外を民間に移す」と判定された。

    しかし、国交相の私的諮問機関「都市再生機構のあり方に関する検討会」は、URが「どんな政策目的を担う組織なのか分かりにくい」とした一方で、現在、URが都市部の一等地で高額の賃貸マンションを手がけ、その収入を借入金返済の有力な原資にしている現状を踏まえ、これらの物件を民間に売却して賃貸収入がなくなれば返済が困難になるとして、民営化にブレーキをかけたと言う。

    また、前任の国交相だった前原誠司氏は「URは果たして官がやるべきものなのか、解体的に見直してもらう」と言っていたのに、現任の国交相である馬淵澄夫氏は「民営化の是非という観念論ではなく、現実的な議論をしてもらった」と言っているというのである(以上、『asahi.com』10.10.06.朝刊)。
     
    要するにURの民営化は、この国交省の意向では、見送りになるようである。でも、それでこれは果たしていいのだろうか。あれだけ巨額の借入金に喘いでいた国鉄ですら民営化したではないか。それから見れば、URの借金も赤字も大した規模ではなかろう。長年のUR経営の尻ぬぐいをするには、もっと腰を据えた対処をして貰いたいのである。

    前掲の記事によると、民営化には「『3.8兆~6.9兆円』の税金投入が必要」と言うが、すでに独立行政法人としてのURに14兆円の借金があるというのだから、国はもうこれだけの借金を負っていることに変わりはないのである。
    そういう国営の事業体を整理する以上、その尻を国の責任で処理するのは当然である。

    だから、現状、それを表に出すと相応の税金投入が必要になるからといって、経営形態を変えないとすれば、それは問題表面化を恐れた“問題の先送り”に他ならない。

    URのホームページによると、URは資産>負債というから、資産を有効に処分すれば借金を大きく減らすことができるのではないか。高額の賃貸マンションの収入が借金返済の有力な原資だというが、かなり巨額の借金を返済するのに有力なほどの収入が揚るのであれば、その事業を民営化する手立ては十分可能だろう。

    そういう方法をいろいろ検討し、始末を着けるのが所管省庁の国交省の責任だ。
    あらゆる手立てを駆使して、なお財政負担が発生するなら、それはそれで致し方ないことである。これまでのUR経営の咎であるから、関係者の責任追及をキチッとつけた上で、最小限の税金投入も辞せず、ケリをつけるべきだ。

    馬淵国交相が言う「現実的な議論」とは、そういう問題解決のための議論でなければなるまい。
    事業仕分けの結論は、民主党政権の国民への約束である。
    所管大臣に丸投げするのではなく、政府・民主党として国民に対して約束を果たして貰いたいのである。
    -----------------
    【12250】Re:中国漁船衝突問題に思う イワオ 2010-10-7 2:54
     ▼団塊党さん:

    >政府介入があったか否かに関わらず、あのタイミングで船長を釈放したことは良かったと思います。
    >実際その後中国の態度は軟化してきています。船長を釈放したので中国は無茶なことをする口実を失いました。

    政治介入有ったに決まっています。そして、中国の態度は軟化しているのではなく、当初の目的以上の成果を勝ち取ったので、少し手綱を緩めただけです。決して手綱を放していません。
    ・賠償金と謝罪を主張した、・フジタの社員をまだ人質にしている、・レアメタルの禁輸を解いてない、
    ・尖閣列島は中国のものだとはっきりと主張している。

    無茶な事しなくても思った以上に日本が後ずさりしてくれた。
    沖縄まで中国に返還しろと言っても笑い事ですまされないくらい後ずさりした。

    >今回のことで、よりダメージを受けたのは中国の方です。日本国民はもとより、アメリカや東南アジア諸国は中国に対して警戒感を高めています。民主化された国というイメージが一転、「やっぱり油断できない国だ」というものに変ってしまいました。これは中国にとっては計り知れない損失を具体的な面でももたらすことでしょう。

    当初から中国に民主化されたイメージなど一つもありません。チベット・ウイグル争乱、ビルマ軍事政権援助、北鮮サポート、天安門事件、農民の土地収奪、アフリカでの軍事援助、民主化の民の字もない。
    それより日本はなんと軟弱な国だ、アジアのナンバーワンは中国に移ったというイメージが固定した。

    >日本は中国に対して「損して得取れ」のスタンスで臨んでいくしかありません。

    そうならば、言いがかりつけられないように、船長逮捕などせずに海上でいびり倒して、釈放した方が良かった。
    中国に対しては、一回損したら、二回目は大損する。彼らに対しては肉さえ切らしてはいけない。

    >日本が中国に対して対抗できるのは国際世論だけです。ですから、日本政府の最も大切な仕事は世界世論を味方につけるような戦略的な対応すればよいのです。

    大手メディアがステレオタイプで、社説に書くような論調ですね。何の具体性も効果も期待できない。
    まず「国際世論」て具体的に何ですか。メディアが味方に付いてくれて少しは世の中変わるのですか。
    イスラエルの入植問題で、ブルトーザーの前に身を投げ出してひき殺された女性いましたね。
    いろんな意見が報道されましたが、その後何も変わってませんよ。

    >船長釈放は弱腰のように見えて、結果的には功を奏しているように見えます。
    >日本は力で対抗できないことを自覚すべきです

    最初から押し返すのを放棄して何の交渉が出来るのです。
    無ければ困るが有ってもあまり具体的な効果のないジャーナリズム、基本的にはジャーナリズムは起こってしまった事を報道するのが役目です。起こる前の交渉事には、ジャーナリズムは参考になっても、盾にはなってくれない。
    ジャーナリズムに盾の役割があると思ってませんか。そんなもの何処にもありませんよ。
    -----------------
    【12183】オフライン支部便り:須藤正剛さま(9月22日)  笹井明子 2010-10-4 10:24

    「民主党への提言」物事には二面性がある。上と下、右と左。
    白と黒、その中間というグレーゾーンもあるが、今回の民主党代表選挙は必要だったのかと思った。
     
    総理の椅子を巡っての選挙で、与野党の対決ならわかるが、寄り合い所帯の中の党規になっているからと、現職の総理と幹事長を辞職したはずの議員が、国民投票で争うような大仕掛けな演出で、首都圏周辺では騒がしかった。
    国民は「最後のご奉公のつもりで、命がけで頑張ります」は聞き飽きているのではないか。

    政治を国民の要望や救済に機能させるために、民主党は党規を検討すべきである。
    政権が日替わり弁当では困るからだ。菅総理が選出されたのは、そんな国民の声が反映されたからだと思う。
    しかし、脱官僚・天下りの根絶はできていない。コンクリートから人へも掛け声は聞こえるが、形が見えず、政治主導もこれからが正念場だ。消費税増税もくすぶり続けている。

    マニフェストを軽視してはならないが、どうしても具体的に実施不可能になったときには、先送りせず隠さず公表して、次善の策を講じてはどうか。いつまでもマニフェストに縛られ、政策が滞るよりはるかに効率的であり、現実的で、指導性や、なによりもスピード感が生まれる。

    菅さんは体力をつけて、日頃からの政策姿勢を実現するために、自民党政権時代の派閥抗争を踏襲せずに、政治を行ってもらいたい。

    露骨な国益確保で、中国が奇妙な行動を起こしている。米国の最新鋭の無人偵察機の配備や、クリントン国務長官の発言も注目される。北方四島返還、沖縄基地問題、北朝鮮拉致問題など、身内同士で駆け引きや言葉遊びをしている時間はない。国家としての意思決定を内外に問われている。

    十月一日に国勢調査が実施されるが、高齢者問題が表面化しているタイミングで、敬老の日と併せて、行政側の対応も改善された報道が多かった。一歩前進である。
    仏教に曰く人間誰もが生病老死の日常だが、高齢者も胸を張って、さわやかに生きる知恵やスタンスを持ちたい。
    -----------------
    【12235】Re:原子力発電   三田尻村 2010-10-6 18:07

    中国電力が山口県の上関に原発を計画し、国も認め、県は埋め立て許可し、現地では激しい反対運動があり、埋め立てが計画通り着工できず混乱しています。瀬戸内海は干満もありますが、平均して80cm(時間か分か忘れました)潮の関係で紀伊水道を経てへ太平洋に流れ出ているそうです。

    何か事故でも起これば上関以東の内海へ影響があると思えます。
    日常でも温排水で内海の海水温は確実に上がり熱帯の海化します。上関以東の漁業関係者は何かしらの不安は感じられないのか、事故が起こってから騒いでも手遅れのような気がします。どうなんでしょう?。
    -----------------
    【12203】官僚帝国万歳    みじゅくもの 2010-10-5 5:22

    第五検察審査会が小沢に対して起訴相当と議決した。
    この議決に参加した「市民」は自分たちの判断したことの結果的意味を理解していただろうか。
    それがどれほど重大な「政治的判断」であったのかを理解していたとは到底考えられない。昨年暮、伝え聞いた「検察による起訴より検察審査会による方が良いのだ」という話の意味するところが今にしてわかった。

    ことによると、近年行われた検察審査会に関する法律改正までが「小沢強制起訴のこの日」を想定していたものとさえ考えられそうだ。政治の世界とはそうした「永い年月」をかけてのものであることは他にいくらでも類例がある。
    これで、我が国における政党政治は、とりあえず、ほぼ死滅した。

    ネットなどでは、アメリカがどうのと世界的規模でのシナリオが盛んに伝えられているが、話をそんな拡大した話しにしては「市民」にはピンとこない。
    私にしても「ロスチャイルド」「ロックフェラー一族」などなど、それらの話が事実であるかもしれないと思いつつも、我が国なりのあり方は、そんな中でも、それなりに選択しうるはずとも考えていた。

    しかし「獅子身中の虫」の言葉ではないが、国の中に「欠陥制度と欠陥民意」が造成されていては全てが終わっていた。少なくともこの先20年がどうかという歳まわりの者が希望を持つことは不可能なようだ。
    まさに、欠陥原子力発電所を稼動させているような状態に似ているといえる。

    今回の第五検察審査会のメンバーは、恐らく、指導的立場・役割の者から、立法、行政と司法は三権分立の考え方で成り立っていて、ことの正邪は「司法の場」で確認されるものであり、仮に小沢が有罪でないにしてもそれは判決として司法の場で確認されるから起訴することに問題はないのです、と説明されたのであろう。

    一見「なるほど」と思いたくもなる考え方ではある。しかし、この誘導には重大な「意図」が隠されていることを審査会のメンバーは理解しなければならなかったはずである。
    それは今日の小沢が背負っている「政治的役割」を抹殺してしまうものであることだ。

    万一にも今回の「起訴相当に賛成した」メンバーに「菅政権に不満を持つ」人がいたとしたら本人にとっては「喜劇」であり国民としてはこれ以上ない「悲劇」だ。
    現在の菅政権が「官僚政治」の傀儡であることは、ほぼ、疑いのないことと思えるからである。

    そして現在、その官僚にはかっての姿はなく、組織保全のみに汲々としていることもまた白日の下となっている。
    今回、小沢が審査会の議決により強制的に起訴されたことにより、今後、政治家には官僚に対峙できる立場が完全になくなった。

    政治家の心理とは学校で教えるような理屈ではない。人は誰しも「危ない」と思うことはしないものだ。
    政治家とはある意味虚業のような性質があり、極めて、危うい土壌の中にいる。
    今回の議決はプロである官僚に逆らうことは「危ないこと」を見事なまでに実証して見せたわけだ。
    まさに「官僚帝国万歳」である。

    今回の第五審査会の「起訴相当」がどれほど重大な意味を持っていることかをメンバーは正しく理解していただろうか。先にも触れたが、司法の場での判断が小沢の場合どのような意味を持つか。
    手続きの関係で起訴されること自体が来年の話だという。その後、判決に至るまでにどの程度の期間が必要なのか素人の私には分からないが、小沢も再来年は古希70歳となる。

    政治家は誰も「明日の自分」を考えて行動する。刑事被告人で古希過ぎての復活を夢見る男に自分を託す政治家などいるだろうか。私はそうした夢のような話を信じたいとは思うが・・・
    また、まともな判断や理想を期待できる政治家を育てる土壌が我が国にあるのなら、昨年の政権交代以降の国恥を示すようなことはなかっただろう。

    そもそも、主権者としての自覚がない「民意」長いものには巻かれる「民意」そして愚かな・・・「終末思想」の言葉を思い出した。眠れもせぬ「年寄り」は悪いヤツではないとしても「愚か者」なのだろう。
    愚か者の基準は絶対ではなくその地の「文化」であり「民度」なのだそうだ。
    さりとて、今更、よく寝ることが出来る立場を求めるわけにも行かないが・・・

    追)谷垣が「早速に」「小沢は議員を辞職すべし」と言っているとか。谷垣は政党政治家なのか?
    立場利害の妄執に取り付かれた愚か者か?仮に官僚の傀儡となるとしてでも地位を得たいというのだろうか・・・
    ----------------
    【12237】祝、脱デフレの政策転換...  かっくるなかしま 2010-10-6 18:20 (編集)

    自己レスにて、祝、脱デフレの政策転換。
    日銀が、ポイントであったが(↓)、
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1093&sty=2&num=32
    (【11197】「脱デフレ政策...」、2010-8-2 )
    http://6410.saloon.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=1093&sty=2&num=49
    (【11562】「政策の空白...」、2010-8-24)

    日銀理論を棚上げして、政策転換できて、まずは安堵。
    米国が金融緩和の最中になおあるから(9合目に達しているが)、効果はじわりとだが(↓)。
    http://www.47news.jp/news/2010/10/post_20101006102323.html
    (時事、「東証、9600円台回復 追加緩和や米株高を好感」、2010/10/6)

    それ(政策転換)ができていない、あるいは先送りとなっていたら、お先が暗くて、キモが冷える。
    まずは、安堵だ。

    菅内閣の指導力を巡っては、いろいろあるし、あったけれど、金融政策に関して言えば、先の単独為替介入といい、今回の脱デフレ政策転換といい、よくやっていると思う。
    いずれも、市場サイドの虚を突いてきているからな〜、結構、感心している。

    菅氏個人の属人的な指導力ではないのかもしれんが、組織的な統率と決断が伴わないと、日銀に宗旨替えさせるなんてことは、(日銀は日銀で付帯項目をつけてることで宗旨替えしていないとしているようだが)できません。
    結構、その実行力に、おれは驚いている。← ∵ タイムリーに有言実行できているから

    ps
    谷垣さんのことも、結構、いいと思っている。自民党内からは、弱腰と言われているけれど(↓)、
    おれは、前政権与党としての、いい意味での格と鷹揚さじゃないかと思う。
    http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100301000483.html
    (時事、「谷垣氏は「迫力不足」 自民内に「国益優先」批判」、2010/10/3)

    >>自民党の谷垣総裁が、「国益優先」として菅首相のASEM首脳会議への出席を早々に認めたことに、党内から「野党党首の迫力に欠ける」との批判が出ている...

    おれは、こういうところ(↓)に感心してしまう。
    党利党略があるのは当然にせよ、党利党略にも越えてはならない一線というものがあると思うから。
    >>「最後は国益だ。民主党と自民党が角突き合わせて(国が)分裂することにはならない」
    -----------------
    【12232】Re:お金のこと Gokai 2010-10-6 12:59
     ▼peaceさん:こんにちは。

    事務的な話題は全く不得手なのですが、やってみます。

    >そこで、もし私が銀行に預金し利子を1万円を受け取ったときそのお金はほとんどが貧しいものからの労働の搾取になるのでしょうか。

    銀行が預金者に支払う利子の原資は、銀行が貸し付けてある者からの利子支払いによるものですね。
    それは、国債、個人、企業、投資信託、マチ金等ではないでしょうか?
    この中で貧しいといわれる者は個人の一部とマチ金からの借り入れしている者となります。
    さて、これを貧しい者からの搾取と考えるのか?間接的に貧しいものを助けていると考えるかは peaceさんご自身の考え方によるかと。しかし、普通、この事は 罪悪とは呼ばないと思います。

    >そして、もし私が国債を買って利子を1万円受け取ったとしたらそのお金の多くが金持ちから徴税したものであるという事でしょうか。

    国債の利子支払いは、国の一般会計の歳入費から行われます。
    <一般会計歳入費>
    http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/002.htm

    内訳を見ると48%が公債費、40%が消費税も含めた税収で、一概に金持ちからの徴税ともいえないようです。
    それに、搾取を働かない者が 働く者から生産物を取り上げることとするならば、
    最も働かなくて最も裕福な暮らしを安心している者、その者が最も典型的な搾取者ではないでしょうか?

    例えば、元首相の鳩山さんのお母上様など、
    しかし誤解のない様に申し添えますと、彼のお人は非常に質素であったとか。
    ついでに言いますと、お金持ちがお金を使わないのは悪いように言われることがありますが、無駄に物品を消費しないことは貧しいものにも物品を消費するチャンスがあるといえるので、むしろ善行だと思います。

    >そうだとすると郵貯資金は株式市場で運用すると貧富の差は開き、国債ですると貧富の差は縮まるのでしょうか。

    私の考えでは、
    大切なことは労働の成果の分配や再分配について、利子の占める部分は非常に小さく、むしろ、銀行を含む現代貨幣システムは最大多数最大幸福を目指す民主主義経済にとって、なくてはならないツールだと考えます。
    もし、貧しいものをこの世から一掃したいのであれば、利子の存在云々より、福祉充実の方で対処すべきで、
    利子制度をなくすことは、角を矯めて牛を殺すの喩えになるのだと思います。

    >そうだとすると今まで多くされていた議論の郵貯や簡保の金利支払いに税金を投入するのは悪で市場で調達すべき論は、お金持ちに優しい政策なのでしょうか?

    ↑すみません、文意が読み取れません。

    >ちなみに【12220】でかっくるなかしまさんが言っているトンデモ論はまさに私の言いたい事です、面白い記事を見つけたのでご覧ください。
    >http://demosbc300812.blog61.fc2.com/blog-entry-28.html

    双方に同程度の信用と技術競争力、保有資源も同程度の国対国が経済戦争をして、勝つ方の国はと考えると、
    大雑把に、国内のマネーサプライ/人口が多い方が勝利します。

    マイナス金利や減価するお金はこのマネーサプライの増加に主眼を置いたアイディアでは ありませんので、
    民族の将来を考えるととても選択できません。それと、お金の流通速度を増加させ、景気拡大を図り税収を上げるアイディアは、国民の生活の安心が目的ではなく、無駄なエントロピーの増大化の可能性もあり、それによって、
    貧富の差が縮小するかといえば、否であるし、国力が増すかといえばそれも否なので、これも賛成できません。

    ところで私の考える最も目指すべき社会とは、最少に働き、最大の安心が得られる社会です。
    従って、繰り返しになりますが、お金を市場に流通させようとする政策、マイナス金利や減価するお金の政策は 
    無駄な景気拡大になる可能性が大きいということで賛成できません。
    最後に、エンデもゲゼルもケネディもお金について考えさせられるという意味で私は敬意を表します。

    PS.何度手直ししても文章が変になります。本日は調子が悪いようです。
    けれど仕方ないので投稿します。ごめんください。
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7 【12375】老人党メルマガ(346)
北極星   運営スタッフ 2010-10-17 6:36:56  [返信] [編集]

     roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(346) ::: 2010/10/17
          老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
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    【12339】「武器輸出三原則」が風前の灯火   珠
    【12372】Re:「武器輸出三原則」が風前の灯火 Gokai
    【12311】日本のオスマンは必要と思うが   タミゾール
    【12315】検察審査会の運用は公明正大か? Gokai
    【12319】Re:心の底の湖から発する祈り:蘇れ小沢一郎!!  タミゾール
    【12374】国民とマスコミの責任    団塊党
    =========================================================================
    【12339】「武器輸出三原則」が風前の灯火   珠 2010-10-15 19:52(編集)

    『ベトナムを訪問中の北沢俊美防衛相は10日、同行記者団と懇談し、原則すべての武器の輸出を禁じる武器輸出三原則について「新・武器輸出三原則を作り出したらどうか」と述べ、見直しを検討する考えを表明した。』(asahi.com)もっと詳しくは下記を参照してください。
    http://www.asahi.com/politics/update/1011/TKY201010100347.html?ref=any

    平和憲法を持つ日本は、武器輸出に武器輸出三原則」を設けて規制しています《内は以下のwikiから引用》。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%99%A8%E8%BC%B8%E5%87%BA%E4%B8%89%E5%8E%9F%E5%89%87

    《武器輸出三原則は、共産圏と国連決議による武器禁輸措置をとられた国、及び紛争地域への武器輸出を禁止したものであり、他の地域への武器輸出は「慎む」とされているため、武器輸出そのものを禁止しているわけではない。》
    ということだそうで、これだって曖昧なものだとは思います。

    けれども、これまでは下記のような状態でした。
    《しかし、日本政府は三木首相の答弁を歴代内閣が堅持しており、基本的に武器および武器製造技術、武器への転用可能な物品の輸出をしていない。》

    ところが麻生政権になって、日本経団連が同三原則の見直しを要求しました。そして今年1月、鳩山内閣の北沢防衛相は軍需産業のトップとの懇談会を開催。三菱重工や川崎重工等、十数社が出席し、「武器輸出三原則の見直し」を要請したそうです。

    《北沢俊美防衛相が(略)軍需企業の大多数が参加する日本防衛装備工業会主催の会合で「そろそろ基本的な考え方を見直すこともあってしかるべきだと思う。2010年末に取りまとめられる防衛計画の大綱(新防衛大綱)において武器輸出三原則の改定を検討する」と発言》

    《2010年2月18日、鳩山首相が主催する「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」の初会合が首相官邸で行われ、鳩山首相が冒頭の挨拶で「防衛体制の見直しには、継続と変化の両方が必要だ。タブーのない議論をしてほしい」と述べた。》
    そして10月10日の発言になるわけです。

    確かに、軍需関係の開発が技術産業の開発を押し上げることは多く、産業発展には繋がるのでしょう。宇宙開発や情報産業はもちろん重工業や医学などにも利用されていくのでしょう。

    しかし、それだからといって「戦争をしない国」であるはずの日本が、「人を殺す」道具を作って、他国に売って良いことにはならないでしょう。そうした技術開発は、軍需目的でなくてもできるはずです。

    12日の仙谷官房長官の発言でも、民主党は年末にまとめる防衛大綱に関する議論の中で、「非核三原則」見直しの是非を検討する意向のようです。

    この前は、社民党のつよい反対がありましたが、今回はどうなるでしょうか。普天間問題で社民党は連立を離脱しましたが、私は福島氏の閣僚辞任はあっても、与党であればできることもあるはず‥と離脱すべきではなかったと思ったのですが、非常に残念です。

    日本は、戦争を仕掛けられない限り、絶対に戦争をしない国、他国にまで出かけて「人を殺さない」国でよいではありませんか。その国が「人殺し」の武器を作って売りつけることは。あってはならないと思うのですが‥‥。
    -----------------
    【12372】Re:「武器輸出三原則」が風前の灯火 Gokai 2010-10-16 22:02 (編集)
     ▼珠さん:こんにちは

    武器禁輸には完全に賛成です。すべての国が武器を輸出すべきではないでしょう。

    >この前は、社民党のつよい反対がありましたが、今回はどうなるでしょうか。普天間問題で社民党は連立を離脱しましたが、私は福島氏の閣僚辞任はあっても、与党であればできることもあるはず‥と離脱すべきではなかったと思ったのですが、非常に残念です。

    昨年の、衆議院選挙の前の小沢代表辞任がなければ、
    社民党の離脱はなかったし、武器輸出三原則改正などもなかったのではないでしょうか。

    小沢さんは、無実だと思いますが、万一有罪であったとしても、国民や野党が「角を矯めて、ウシを殺す」のバかさ加減を理解してさえいればこのようなこともなかったと思います。

    国民はマスコミの開催する哲学なき権力闘争に加担してはならないし、野党も、権力闘争をすることの空しさに気付くべきです。イデオロギーの違う誰の発言であろうと、正しいことは正しい、誤りは誤り、この哲学の実行なくば日本は乱れるばかりです。

    小沢氏復活のためのなにかの方策を、国民から知恵を、ここは出すべきじゃあないでしょうか?
    -----------------
    【12311】日本のオスマンは必要と思うが   タミゾール 2010-10-12 20:13
     ▼こんばんは:かっくるさん、みなさん

    前回の東京行きでは日大文理学部のあるあたりをうろちょろしました。
    駅前の雰囲気が学生街でごちゃごちゃし過ぎではあるが、新宿まで近くて大変便利な所でした。
    日大闘争は夢の跡。今は、けっこうフアッショナブルなんだなあ、って思った。

    オスマンのパリ計画のように、明治期には東京の都市計画もあったそうですね。
    パリの統一感は、多くの観光客を吸い込んでいる。まったく、民間の発想ではないですね。
    今となってはもう遅いのでしょうが、あのごちゃごちゃ感がいいんでしょうかねえ。
    全体がラビリンス。頭がクラクラする。何とかならんでしょうかねえ。よく住んでますよ。

    司馬遼太郎が、土地公有についての本を出してましたね。賛成ですね。
    生きる最低限の条件である土地が、投機の対象であったり、乱開発で目まぐるしく変化する街。
    URという機構がいいかどうかはわからないが、土地の利用法を民間まかせでいいわけはないと私は思う。
    公費を投入しても当然であるとも思う。阪急、東急などの、先覚的な発想をもった公的な人材が必要ですね。

    東京はまだましで、ひどいのは郊外ですよね。何もかも限界が見えてきた。地球環境。日本の社会。
    でも、限界があるから自由であるともいえる。
    限界のない無機性な状況はかえって、欲望の無限地獄でアノミーに陥る。いずれにせよ、仮の宿。
    聖フランチェスコのように、すべての私有を認めず、無一物主義がいいとは思わないが。
    -----------------
    【12315】検察審査会の運用は公明正大か?  Gokai 2010-10-14 7:39
     ▼中井豪さん:こんにちは

    >今回の検察審査会の「強制起訴」ほど怪しげで危険極まりない「事件」はない。
    >闇から闇のベールに包まれた無責任極まりない欠陥手続きであろう。誰も分からない。誰も責任を問われない。
    >「推定有罪社会」の日本では「政敵を攻撃し社会的に抹殺」する「武器」そのものの制度ではないか。

    検察審査会制度は公明正大に運用されているんだろうかと疑いたくなります。例えば、審査委員の平均年齢が、前回も今回も30歳代前半だと聞きます。平均年齢なら50歳前後になるのが普通じゃないのですか?
    ほんとうに、その選出方法が不作為に行われているのだろうか?
    国会議員ならどなたでも簡単の調査できると思われるが、それはされておられるのでしょうか?

    巷では、その審査委員はマスコミに就職していた者、それを取り敢えず止めさせて、審査委員に仕立て上げ、小沢氏不利になるように結論を出させたというような噂もあります。
    もしこんなことが本当にあるなれば、完全に民主主義の無視、破壊、犯罪行為です。
    真意は別にして、国会議員なら、それを詳細に調べ上げ、国民に報告する義務があると思います。

    どなたかやらんかな〜?
    とにかく、このようなことの調査要求をデモでもして、国民の声として広げるべきでしょう。
    -----------------
    【12319】Re: 心の底の湖から発する祈り:蘇れ小沢一郎!!   タミゾール 2010-10-14 19:37
     ▼こんばんは:中井豪さん

    貴殿が小沢さんの熱狂的なファンであることは、重々わかりました。
    でも、AKBの熱狂的なファンがAKB内閣を作ろうって言っても、そうでない人はそうは思わない。
    総選挙もやっていたから、内閣も作るってことになるやもしれないが、アキバだけでやってほしいですよね。
    私にはアキモト氏と言う人が、かくべいじしか雑技団のような人に見えます。
    子どもをだまくらかして、ピンはねしている人。ハーメルンのほら吹き男か。

    少し例えが不謹慎だったかもしれませんね。でも、私には小沢さんの党首選での主張がそれほどでもないと思いました。菅さんと50歩52歩ぐらいじゃあないのかなあ。彼の主張のどこがどうすばらしいのか、具体的に指摘してもらいたいです。その内容が素晴らしければ、彼でなくてもできるはずです。いずれはいなくなる人です。

    小沢さんの周辺は副大臣にしてもらってニコニコしてたじゃないですか。所詮そんな連中ですよ。
    権力の甘い蜜にたかりたいだけの人たちでしょ。キム・ゲガゥンさんもブロードウェーでニコニコしてたですが。
    「こっちの方がいいよなあ」って顔に書いてあったような。

    小沢内閣が成立しなくなくても、そこそこ日本は継続してやっていきますよ。個人的には、日本という国民国家がなくなっても、われわれの日常が良くなればそれでよいが。個人の政治的能力に過度に期待するのでなく、私たちがすぐれた政治家たちを産み、育てればいいのではないでしょうか。

    いずれにしても、こうした言説ではみな離れてしまうだけです。
    褒め殺しなら別ですが。戦略を練って論じてほしい。
    -----------------
    【12374】国民とマスコミの責任 団塊党 2010-10-17 2:11

    臨時国会が始まったが、相変わらず小沢さんの政治とカネそして尖閣問題ばかりが取り上げられている。
    マスコミの報道が偏っているのかもしれないと思い、国会中継をインターネットで見ると、実際、野党の多くの質問がこの二つにさかれている。

    揚げ足取りのような質問ばかりの野党、しかも、他党が質問しているのに同じ質問を繰り返している。
    それにうんざりしたような顔で答える総理の顔も生気がない。
    こんな国会なら税金を使ってまで開く必要がないのではないか。

    熟議の国会と政府は言うが、予算委員会のやり取りを見る限り、とてもそうは思えない。
    論議が政治とカネ、尖閣に偏れば熟議は遠ざかるに決まっている。
    野党は対決姿勢を演出し、与党はそれに防戦しようと汲々している。
    本音で火花が散るのではなく、たてまえの論議、次の選挙に勝つことばかりで火花が散っている。

    一方、マスコミはまた内閣支持率が下がったと言って大きく取り上げる。
    鳩山内閣の時に見た光景とそっくりだ、いや、その前の麻生内閣の時も確かそうだった。
    これでは政権交代もくそもない。何も変わっていないと有権者は思う。
    きっと次の選挙ではまた政権交代が起こり与野党ところを変えて同じことを繰り返すのであろう。

    総理大臣がころころ変わってはいけないと国民は思っているのだが、日本の政治はころころ総理が変わるようなメカニズムが働いている。マスコミはそのメカニズムをこそ解明して、政治を変えていく姿勢を見せてほしい。
    政治の質が上がらないのは国民とマスコミに責任があるはずだ。

    国民とマスコミがもっと賢くならないと政治は良くならないことがはっきりしてきたようだ。
    しかし、現状を見る限り悲観的にならざるをえない。

    この老人党も、菅だ小沢だ、民主だ自民だと騒いでも所詮同じ穴のムジナではないかと思えてくる。
    日本丸と言う運命共同体の船上にいることをみなさん忘れないようにしましょう。
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8 【12431】老人党メルマガ(347)
北極星   運営スタッフ 2010-10-22 6:36:06  [返信] [編集]

     roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(347) ::: 2010/10/23
          老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【12376】Re:国会での論議を聞いて  柳沢のたんたん
    【12383】Re:国会での論議を聞いて  団塊党
    【12378】外国為替固定相場制導入を検討せよ    原口 隆志
    【12413】反小沢派の問題点      Gokai
    【12424】Re: かえるさんの独り言:検察審査会    H.KAWAI
    【読者投稿】青年よ広い心と知識で20年先を目指せ  田林 博
    【12421】Re:武器輸出三原則等が....  珠
    ★都合により、送信日を繰り上げさせていただきました★
    =========================================================================
    【12376】Re:国会での論議を聞いて   柳沢のたんたん 2010-10-17 7:16

    この国会は団塊党さんのいうとおりですね。
    現在わが国で一番の問題点は何かという事の論議を始めて貰いたい。
    国防問題も大事であるけれども、その前に国民の生活の方がより切実な問題である。

    代議士は年収一億円もあるから、それに乗っかって他人事と思っているのではないか。
    貧困層が2000万人もいるのに、その対策のための論議はいかがしました。
    町工場は仕事が少ない事とて、週2日3日と休んでいる所が多い状況を認識しているのだろうかね。
    需要が少ないという事は、物を買うお金が無いという事に尽きます。

    こんなに貧困層が多いという事は、犯罪の発生率が多いという社会で、こんな国が文明国といえるでしょうか。
    この様な状態では警察官が26万人いても足りません。昨日の新聞でも65歳以上の人の万引きが27000人も有ったという事を皆さんいかが考えているのかお尋ねしたいですね。これは政治が悪いの一言でいえる事でしょう。

    経済が悪いという事は政策が悪いという事が原因です。国内の景気を良くする事は、理屈では簡単です。
    収入の多い人から税金を多く取ると、公務に就いている無駄な人を減らす事で税金は福祉対策に多く使用する事ですね。それと公務の人に対する給与を減額して貧困層の人の収入を増やす事でしょう。

    お金と政治の議論はこの辺が一番の要点と思いますがいかがでしょうか。現在わが国ではこの点が一番問題の大きな、政治の貧困でしょう。現政権の閣僚さんたちにこの認識があるのでしょうかね。
    議員定数を減らし議員の歳費も減らす事から始めないと駄目です。

    名古屋でこの議論が盛んにいわれてますが政府自体が問題ですね。
    介護の人が足りないと言いながら、介護の人の給与は増えないからなり手が無い。
    この一言で全てがいい得る状態です。議員は収入が多いからなり手が多い。いかがでしょうか。
    -----------------
    【12383】Re:国会での論議を聞いて  団塊党 2010-10-17 18:51
     ▼柳沢のたんたんさん:

    個々の議員や官僚が悪いというよりも、個人では抗いがたい何か大きな力が働いていることがもっと大きな問題だと思います。それが何なのか一つ一つ具体的に取り出し議論することが生産的じゃないでしょうか。

    例えば国会の議論が相手の揚げ足取りのようなことばかりで、内容がないのはなぜなのでしょうか。
    選挙が多すぎることが一つの原因だと思います。議員たちはつぎの選挙の勝利が第一で、とにかく相手のミスを突くことばかり考えています。その結果、議論が空疎になっています。

    今回も1週間後に北海道5区の衆院補選がありますね。有力議員たちがぞくぞくと応援演説に行っているそうです。
    しかし、本当に補選は必要なのでしょうか。次点の候補者を繰り上げ当選にするなり何なり工夫すれば補選は必要ないのじゃないでしょうか。議員たちは無駄な消耗をし、カネもかかります。こんなものやめられないのでしょうか。

    これはほんの一例ですが、無駄なシステムをなくしていくだけで随分と政治は変わるような気がします。
    われわれ国民もマスコミももっとこのようなシステム改革に目を向けていく必要があると思います。
    -----------------
    【12378】外国為替固定相場制導入を検討せよ  原口 隆志 2010-10-17 8:28

    1US$=75YEN になると予測されている。もはや個別企業の努力では対応しきれないのではないか。
    特に農林水産業は自然を相手とするものであり、あの問題の多い遺伝子組替作物でも、これほどの為替変動に対応できないのは、光合成生産物であるという生物化学・作物生理学的の制約要因に由来するからである。

    かつてアジア通貨危機の際 マレーシアのマハテール首長は固定相場制をとったことがあつた。
    それでその国の経済衰退したかといえばそうではない。
    もう ここいらいで 1945年以後のフレトンウッス・IMF体制そのものを見直す時期にきているのではないか。

    一部 投機筋はこの為替変動で儲けかもしれないが、実体経済とは何の関係もない取引には課税することも検討すべきではないか。いわゆるトーピン税の導入もその一つである。
    これが為替戦争にならないようにするには、日本が先導し国連経済社会理事会などに提起すべきと思う。

    もう市場経済システムにこの国の経済が服するのではなく、使いこなすというコペルニクス的転換が求められているとおもう。
    ----------------
    【12413】反小沢派の問題点   Gokai 2010-10-20 12:45

    この掲示板でも、実際の政治でも、大雑把に分けて反小沢派の問題点はそれらの議員からやこの板の論者の言からは日本の将来像が暗いものにしか見えないことだ。外交、防衛、殖産、経済、教育、福祉、医療、etc、いわゆる日本の政治において、どうしても避けて通れないものがある。それは財政問題。

    しかし、この掲示板においても、現実の政治においても、これの解決法を示したのは、見聞出来るところでは 亀井静香氏であり、河村たかし氏であった。
    この件に関して小沢氏の発言もあいまいではあるが、反小沢氏側に比べると、柔軟で希望を持たせる発言に見える。

    私が小沢氏を支持する理由は官僚主導から政治主導へとのはっきりした意思を感じることができる点にもあるが、合わせて大きな理由は、現政権は あまりにこの財政問題にかたくなで、日本の将来にまったく希望は見えてこないに比較し、小沢氏では より多くの希望が見えるという点にある。

    日本の将来世代を心配するなら、小沢氏支持が必然ではないのか。
    現政権を支持する人々の思考回路が見えない。それらの人々は現在の自分の生活やら、自分の一生だけは観る事が可能なので、他の人々の生活や、将来世代の心配など、どうでも良いとの考え、無責任な態度と思えた。
    ----------------
    【12424】Re: かえるさんの独り言:検察審査会    H.KAWAI 2010-10-21 11:00:35

    ○世の中にはどう考えても馬鹿々しいとしか言いようのない制度というものがあるが、司法に関して言えば最高裁判所の裁判官についての国民審査なんかはその最たるものだと思う。
    ○しかし、日本国憲法はアメリカ主導で、しかも訳の分らない人達が短期間で作ってしまったものなので、欠陥だらけなのは仕方が無いのだろう。

    ○そして今、話題になっている検察審査会も昭和23年に出来たものだから、これまたアメリカの制度を無批判に模倣したものなのだろうと思う。その検察審査会だが、審査員は無作為抽出で選ばれるということになっているのだそうだが、それが本当だったら随分と出鱈目な遣り方だと思う。

    ○ところが、この度小沢一郎氏についての検察の不起訴処分を審査した検察審査会の審査員の平均年齢が30.9歳で、第一回目の時は34.3歳と有権者の平均年齢の52歳と大きくかけ離れているとして人選に疑問を持つ人もいるらしい。
    ○だが、現実的に考えれば我が国は長寿国だから80歳、90歳は珍しくないが、こういった高齢者は抽籤で当たったと言われても審査員を引き受けないだろうから平均年齢は低くなってもおかしくはないだろう。

    ○また、確率0.00067%という数字がどのようにしてはじきだされたのかは分らないが、しかし平均年齢にだけ注目してもさしたる意味はないように思う。
    ○実は無作為抽出というのは真っ赤なウソで、二重三重に篩に掛けられているかもしれないではないか。
    そんな不正は無いと誰が証明したと言うのだろうか。

    ○ところで、若年層には小沢嫌いが多いのだろうか。私は知らないが、若年層はテレビを見なくなっているとも聞くから、若年層ほどテレビの影響は受けにくいとも考えられるのではないだろうか。

    ○しかし、非違の証拠がありながら、検察が小沢氏を起訴しないというのもおかしな話だ。
    検察は与党政治家に対して甘いというのなら分らないでもないけれど、国民の多くが反小沢に傾いている今、小沢氏を起訴した方が検察は株を上げることができそうな気がする。

    ○純然たる刑事事件で検察が不起訴処分としたものに対して検察審査会が起訴相当との議決をした例ってあるのだろうか。
    もしあったとすれば、検察は弱腰、逃げ腰で、検察審査会は鬼の検察よりも怖い存在ということになりそうだが。
    ----------------
    【読者投稿】青年よ広い心と知識で20年先を目指せ  田林 博  2010-10-17 14:6

    いつもご常連方の説を拝見している。もっと新人が新しい構想で論じる様な老人党になって欲しい。
    アメリカは経済的に完全に衰退し、復帰は中々難しい状態に落ち込んでいる。UE各国もほぼ同じ状態にある。
    そんな世界の中で、一に盛んなのはインドと中国だ。国の面積は大きく、人口もずば抜けている。

    日本の明治改革の当時には到底経済復興がこんな早さと大きさになると誰も想像できなかった。
    それが僅か数年で先進国に並び、追越さんばかりの勢いにある。
    日本でもインド人や中国人を雇い入れないと、今の世界経済の中で競争できないといわれる。

    日本人の単純な勤勉さだけでは競争社会の中で生き残れない様だ。もっと広く世界を見渡して、今後10年或いは20年先を見た政治・経済をやってゆく様な人物が出てこないと、本当に日本は沈没する恐れがある。

    「沈没しても良いではないか」と云う論を見て老人党投書者の無知に恐れいった。
    あの敗戦時、子供達が汚れた服を着てアメリカ人にガムを頂戴といくつもの手が出ていた写真をもう一度見直して欲しい。自主的政治の出来ない国家の哀れさを知らない方が多くなった今日、何処かの国に隷属しても良いという言葉が出るほど酷い国になってしまったのかと!

    どうか今の青年方よ!!大きく広い心と知識を持って長期にわたる政治を志した政治家が出て来ないものだろうか?
    毎週の送って頂くメールを見るだけだったが、今週のを拝見して始めて投書させて頂いた。
    最早片足墓の中の老人だが。
    -----------------
    【12421】Re: 武器輸出三原則等が....  珠 2010-10-21 1:58(編集)
     ▼かっくるなかしまさん:

    詳しい説明を有難うございます。ご投稿の広範な知識と情報に、いつも学ばせていただいています。

    (前略)
    >一言で言えば、
    >運用緩和とは、先進諸国間(我が国と米国と西欧諸国)での、武器共同開発のことを指しており、
    >共同開発して生産した武器を購入・配備するのは、我が国・米国・西欧諸国であるということが、読み取れることでしょう。

    (中略)
    >また、その動機としては、
    >1国で開発を行なうには経済的にあまりに非効率である、ということが主たるものであり、
    (中略)
    >売りつけることによって、(=売上げの規模の拡大を図る)
    >利益を稼ごう(=いわゆる死の商人)という動機でも狙いでも、ないのではないでしょうか。
    >
    >民間企業の行動に喩えるなら、合理化か拡販か、ということになりますが、
    >論議されているのは、前者の合理化のほうであるということです。

    (中略)
    >そうではなくて、他国と共同開発することでコストを下げるべくロビー活動をするならば、それは武器輸出三原則等の運用緩和を求める要望という形を取るわけです。
    >
    >従って、珠さんが憂うる心情は理解するところですが、拝見していていささか杞憂に過ぎるのではないかと感じました。

    ご紹介のHPと合わせ、とてもよくわかりました。
    共同開発の方向にあることは新聞記事等で読んでいましたし、またネジやバネからコンピュータまで日本の輸出した部品が、輸出先で武器に組み込まれていることなども存じていましたが‥。

    先日、NHKで「貧者の兵器とロボット兵器」というドキュメンタリー番組をしていました。アフガンのアルカイダの持つ手製爆弾のような武器と、アルカイダを攻撃するために、無人の航空機を遠隔操作して爆撃するといった、米軍の作戦を紹介していました。
    http://www.nhk.or.jp/special/onair/101017.html

    そして、米国ではこうしたハイテク武器の展示販売会があって世界中から買いに来ていること、米国内には300社以上もの兵器メーカーがあって、こうした全ての軍需産業に従事している労働者は約300万人もいるのだそうです。
    アメリカが10年毎くらいに大きな戦争を始めるのは、「軍需産業の製品の在庫一掃セール」とか「新製品の使用テスト」といった話が囁かれるのも、まんざら冗談ばかりではないように思えます。

    「共同開発」というのは、そういった武器生産にしっかり組み込まれてしまう一歩ではないのでしょうか? いったん手を結んでしまえばおいそれと引けないだろう、やがて事業が拡大していけば‥武器製造の深みに嵌まる第一歩ではないかと、私はやはり危惧してしまいます。市民の気付かない小さな蟻の穴から崩れていくのではないかと。

    「茶色の朝」が思われてなりません。
    http://www.tunnel-company.com/data/matinbrun.pdf

    「私の周りは前と変わらぬ暮らしを続けていた。そんな風に心配する私がきっと間違っているのだろう。」
    「否と言うべきだったのだ。もっと抵抗すべきだったのだ。だがどうやって? 連中の動きは実に迅速だったし、私には仕事もあれば日々の暮らしの悩みもある。他の連中だって、少しばかりの静かな暮らしが欲しくて手を拱いていたんじゃないのか?」

    >ちなみに下記は、我が国を代表する防衛産業である三菱重工業の事業の状況です。
    >航空・宇宙での赤字(赤字続き)が確認できます。

    随分前ですが、この会社の名古屋航空宇宙システム製作所の小牧南工場に行って、いろいろお話を伺ったことがあります。戦闘機をあんなに間近で見たのは初めてでした。隣が自衛隊の航空機基地で発着していました。
    赤字部門ですか、ほかの平和的な土木機械などで儲けてもらえば‥。
    -----------------
    【12422】Re: 武器輸出三原則等が....   Gokai 2010-10-21 7:59 (編集)
     ▼珠さん:こんにちは。

    >「共同開発」というのは、そういった武器生産にしっかり組み込まれてしまう一歩ではないのでしょうか? いったん手を結んでしまえばおいそれと引けないだろう、やがて事業が拡大していけば‥武器製造の深みに嵌まる第一歩ではないかと、私はやはり危惧してしまいます。市民の気付かない小さな蟻の穴から崩れていくのではないかと。

    共同開発というのは人材も含めて技術もすべて持っていかれるということです。
    何もアメリカと戦争するつもりは毛頭もありませんでしょうが、すべてさらけ出してしまうのですよ。
    そしてアメリカ側にはブラックボックスがある。

    すべてさらけ出した日本に魅力が アメリカから見てあると思いますか?

    またまた小沢さんの話ですが、
    アメリカは小沢さんが代表戦に負けてほっとしたと聞きます。
    日本人というのはこういう点でも人がいいんですね。

    「武器禁輸」これが正しいのです。
    このスレとは無関係ですが、高齢者医療の窓口負担、一割から二割になるそうですね。
    これも、ピンとはずれの日本人の菅内閣選択の結果です。

    やはり、財政問題への解決案を出さない政治家は将来世代へも国民の生活へも無責任です。
    あわせて簡単に武器輸出三原則改正してしまう現内閣も無責任です。
    しかしこの内閣、長期ですよきっと。

    >「茶色の朝」が思われてなりません。
    >http://www.tunnel-company.com/data/matinbrun.pdf
    >
    >「私の周りは前と変わらぬ暮らしを続けていた。そんな風に心配する私がきっと間違っているのだろう。」

    人間というもの、人間社会というもの、簡単に、洗脳されてしまいます。そんなこと北朝鮮を見れば明らかです。
    であるのに、マスコミの煽動を疑う人、それを見ておかしな行動だと笑う人々というのは確信犯なのではありませんか?
    まさか、きちんとした論理的な結論を出せないわけではないでしょうに。
    <一般意味論> これは人々を、人間社会をコントロールできる学問だと言われています。
    http://saido.at.infoseek.co.jp/g-semantics.html

    また、「茶色の朝」で思い出しましたが、

    <パブロフの犬>は ある方面への人々の疑いの心を消し去ることができる可能性も示唆しています。
    http://www.j15.org/Picturebook-Pavlov/index.html
    =========================================================================
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9 【12518】老人党メルマガ(348)
北極星   運営スタッフ 2010-10-29 11:26:49  [返信] [編集]

     roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(348) ::: 2010/10/30
          老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    【12467】Re:国会での論議を聞いて  団塊党
    【12489】人を裁くということ      usagi65
    【12443】Re:かえるさんの独り言:信頼   H.KAWAI
    【12448】Re:かえるさんの独り言:信頼   H.KAWAI
    【12440】小沢一派の問題点   かっくるなかしま
    =========================================================================
    【12467】Re: 国会での論議を聞いて 団塊党 2010-10-24 21:20
     ▼みじゅくものさん: こんばんは

    >何時の場合も「責任の追及」は原因や経緯などが判明してからのことであるべきなのです。
    >ところが、多くの場合、事実の解明も出来ていないうちに「責任の所在(らしきもの)」を探して、一件落着にしてしまう。

    問題をより明確にして下さいました。「責任追及の前に原因追究があるべき」はまさにその通りです。
    ところが、日本社会には、問題が起きるとその原因を突き止めることよりも個人や団体の責任追及が、クローズアップされる傾向があります。

    国会もそうです。政治とカネ、尖閣問題、経済問題、どれをとっても責任を問う声が目立ちます。
    野党はそれが仕事なのかもしれませんが、少なくとも、原因追究をするという役割も野党には求められるべきです。
    もちろんそれは与党にも言えることですが。

    >先に、重要な公職(一種の権力的地位)について区別するとの趣旨を付言しましたが、高級官僚、総理大臣、官房長官などが個々に追及されることはあるべき姿だと考えます。
    >時によってはそうした人々の判断が組織制度の趣旨さえも歪めたりするからです。
    >「権力」とはそうした力の作用を表現したものだと私は考えています。

    私もそうした立場にある人たちは責任を追及されて当然で、重大な過ちをした場合はその責任を取るべきだと思います。ただ、責任を問う声が強すぎて、原因追究がおろそかになっている現実は否定できません。

    >ただし、小沢総理になれば「何もかもが良くなる」わけはありません。
    >この場合も「何もかも」が問題なわけです。
    >団塊党さんはそんな考えはないものと思っておりますが、このような形での「何もかも」などの表現はデマゴークなどに用いられる常套手段ともいえるようです。
    >小沢に関しても、私は「将来への布石、可能性の確保」程度で十分だと考えています。

    仰る通りで、何もかもとか絶対とか全てとかはあまり使うものではありませんね。
    私も日ごろそう思っているのですが、軽率でした。チラッと頭をよぎったのですが、勢いで書いてしまいました。
    「小沢総理になると今よりずっと良くなるのでしょうか」と訂正します。

    >マスコミなど皆さんは「百も承知」でやっていることであり「政治と金」の問題とは単なる言いがかりのネタに過ぎません。玄人と言われるその筋の人たちの世界では「成果に結びつく可能性」だけが問題なのだそうです。
    >多少筋違いだろうが、事実と遊離していようと敵対する相手が困ることであれば全てが「ネタ」になるわけです。

    マスコミとはそういうものだとは思っていますが、しかし、おかしいものはおかしいと言い続けることが大事ではないでしょうか。

    >私は昨年来の投稿で「白馬の騎士ではないだろう」「他人の家の塀に立小便をすれば犯罪になる」と言ったことがあります。私は小沢を真っ白にしたいと思っているわけではなく、必要な人間なのだから処分や評価は働かせた後でも良いだろう、と言っているだけです。

    立小便に類する程度の可能性もあるとは思うのですが、ならばさっさと説明すれば?とも思うのです。
    証人喚問となるとそこにいろいろあるのでしょうが・・・。どういう結論であれ、小沢問題はもういい加減に終わりにしたいものです。小沢さんを働かせるにしても、この問題が終わらなければどうしようもありません。

    >それを何故か、ある種の組織勢力は誇大に主張し続ける。
    >私はそこに恐ろしいほどの悪意に満ち意図を感じざるを得ません。

    悪意のあるなしと同時に、マスコミも野党も小沢さんを商売のネタとして利用している側面も見逃せません。
    今は小沢さんの代わりに仙谷さんがターゲットになりつつあります。

    >公務員制度改革なども、本来は国民の代表が行う政治が公僕である公務員のあり方について主張する権限を持てるようにする、これが趣旨であったはずです。
    >そのためには、本庁課長以上など高級官僚に関することだけを論じていれば良いことのはずです。
    >それが、何故か、一般公務員の給与や待遇の話にすり替えられてしまう。

    仰るとおりです。公務員制度改革問題もまた自分の党の支持率アップに利用されています。
    政治屋商売のネタになっているわけです。

    >昨年の政権交代に民意が託したことの「実態」とは「官僚組織に権力の委譲」を求めるものであったはずなのですが、当の民意がその意味を理解していなかった。
    >結果、今のところでは、従来の自民党政権の派閥争いに民意が参加して見せただけに終わってしまっている。

    この点は意見を異にします。民主党政権に代わって官僚たちの意識も政治家の意識も随分変わったのではないでしょうか。政務三役の存在感、官僚丸投げ意識の後退など自民党時代からは想像できないほど様変わりしました。
    もっとも、それが実効性のある変化と言えるほど確実にはなっていません。

    1,2年の短期間では無理でしょう。小沢さんになってもその条件は変わりません。
    もしかしたら、もっとスピードアップした可能性はあるかもしれませんが。
    こんな政府を許している議会もまた如何な物でしょうか。
    -----------------
    【12489】人を裁くということ    usagi65 2010-10-26 22:37

    年金生活なので、なるべく物を買わないようにしていて、本も図書館を利用しています。そして図書館のジュニアコーナーの文学全集を読んでいます。字も大きいし、難しい言葉にはちゃんと注釈があり説明がかいてあります。
    「これはいい!」(笑い)最近「小泉八雲」を借りて読んだのですが、その中にとても心に残るものがありました。

    かれはアイルランド人の父とギリシャ人の母をもつ外国人ですが明治26年の作で「停車場で」という実際あった話で彼が遭遇した話です。怪談はいろいろ読んだことがあるのですが、これは初めてでした。
    あらすじですが…大事なところはそのまま書いています。

    熊本で泥棒に入ったが捕まり護送される途中で巡査を刺して逃げた犯人が福岡で逮捕され熊本へ連れてこられるのですが、その熊本駅の改札口での出来事が書いてあるのです。
    殺人犯が停車場に着くというので、八雲さんや大勢の人が集まり待っているところへ警部に突き出されるようにして両手を後ろ手にくくりあげられた犯人が出てきたのですが見物人は何も言わない。

    そのとき警部が、殺された巡査の奥さんの名前を呼ぶのです。すると八雲さんの近くにいた小柄で痩せた女の人が子供をおんぶして「はい」と答え人ごみのなかを押し分けて前に進み出るのです。
    そして殺人犯と向かい合って立つと、周りは死のごとく静まり返るのです。

    すると警部が奥さんではなく背中の子供に向かってしみじみと言い聞かせるように「坊ちゃん、これが4年前にお父さんを殺した男ですぞ。あの時はまだ生まれておいでなさんかった。
    今ね、あんたを可愛がってくださるお父さんがいなさらないのは、この男のしわざなんですぞ。
    よく御覧なさい、この男を」(と、ここで警部は罪人のあごに手を掛け、顔を上げろと厳しく命じた)

    子供は母親の肩越しにこわごわ相手を見つめたがすぐに泣き出した。しかし泣きながらも相手のすくみ入る顔をじっと睨んだ。見物人は息が止まったようであった。そのとき八雲さんは罪人の顔がゆがむのを見た。と見るうちに罪人は手錠をはめられた身も忘れていきなりそこへ、へたへたとくず折れたと思うと顔を泥にうずめるようにすりつけたまま「堪忍してくんなせえ。坊ちゃん、あっしゃ何も恨みがあってやったんじゃねえんでござんす。

    ただもう、逃げてえばっかりに、つい怖くなって無我夢中でやった仕事なんで。あっしゃ悪い野郎でござんす。
    坊ちゃんに申し訳のねえ大それたことをしちめいました。ですが、うぬの犯した罪のかどでこれから死ににいくところでござんす。喜んで死にます。だから坊ちゃん・・・どうかかわいそうな野郎だとおぼし召してかんべんしてやっておくんなせえまし。お願いでござんす・・・」子供はまだ泣いていたが警部は罪人を引き起こして歩き出した。

    そのとき群集全体がしくしく泣き出したのである。また八雲さんは前を通り過ぎる警部の目にも涙をみたのである。
    彼はこの光景を「人間の犯した罪科の当然の結果を一場の愁嘆場で目の当たりに彷彿と見せてやり、それによって罪科の何たるかを思い知らせてやろうと言いう、実に勘所をはずさぬ、しかも慈悲にとんだ、正しい裁きがあった」
    と書いています。また死ぬ直前に、ただ一筋に許しを願うという捨て身の悔悟があったとも。

    しかも浮世のままならなさと人間の本性の弱さとを、骨の髄まで経験で知り抜いているから、腹の中には一片の憤りもなく、ただ罪に対する大きな嘆きだけを持っている大衆がいたとも書いています。明治時代のことですが・・・

    さて裁判員制度が動き出し、昨日は耳かき店員の事件で死刑が求刑されました。
    私は裁判員とは量刑を犯罪者に与えるだけと思っていましたが八雲さんのこの話を読んだ後、それだけではないのではないかと漠然としてですが思えたのです。
    もし興味をお持ちになったら「停車場で」読んでみてください。ほかの方のご感想、お聞かせください。 
    -----------------
    【12443】Re: かえるさんの独り言:信頼   H.KAWAI 2010-10-22 17:44

    ○酒呑童子さんから「核武装」という大変難しいテーマが与えられているので「独自の切り口」で考えてみたいところだけれど、これはかなり手強い。で、「核武装」の前に少し簡単な「問題」を考えることにしよう。
    ○今、世間を騒がせている特捜検事による証拠の改竄だが、この件で「検察への信頼は地に落ちた。」とか「検察への信頼をどう取り戻すか。」といったことがしばしば語られる。

    ○これを聞くとこの事件が発覚するまで人々は検察を信頼していたように聞こえるではないか。
    しかし、事件が発覚する前にも検察は「ニセの障害者団体へのウソの証明書」の件でドジを踏んでいた。
    ○少し前には「足利事件」でも強引に吐かせた自白と怪しげなDNA鑑定をもとに一人の男性を17年近くも刑務所で服役させたことが判明している。

    ○こちらは検察ではないが、最近ある男性が警察に呼びつけられて刑事からやくざ顔負け、これは作り物じゃないかと思える程のあくどさで自白を迫られたことが暴露されて唖然とさせられた。
    これでは警察や検察を信頼することなどできる訳がない。

    ○大体が我が国の司法制度自体が検察への不信を前提としているのだから「信頼回復」も何もあったものではない。検察が信頼されておれば検察審査会など無かっただろう。
    ○更に言えば検察審査会も信頼されているとは言い難い。小沢追い落としを歓迎する人は検察審査会の議決をこれぞ国民の声とばかりに尊重したがるけれど、検察審査会には何の権威も無いことは明らかだ。

    ○だが、裁判官も信頼されていない。だから裁判員制度が導入される。公務員も信頼されていない。だから会計検査院というものが置かれている。いや、そもそも憲法自体が人間というものを信頼していないと言える。
    ○昔、米国ではCBSのアンカーマン、ウォルター・クロンカイトが「大統領よりも信頼できる男」と呼ばれたというが、これは大統領も信頼に値するということを意味する。

    ○今、我が国では「総理大臣よりも信頼できる男」と呼ばれるニュース・キャスターは二重の意味で出そうもない。総理大臣も信頼に値しないし、メディアも信頼できるとは言えないからだ。
    -----------------
    【12448】Re: かえるさんの独り言:信頼   H.KAWAI 2010-10-23 6:46
     ▼Gokaiさん:お早うございます

    >検察審査会というもの、正式な民主主義の手続きを踏まない制度ですので、本当は極力権威が無いのが適切であると思いますが、現在では強制起訴もできます。
    >ということはすごい権力ではある、しかしこれは権威じゃありませんね?

    ○無作為抽出で選ばれた11人の男女というのは何ともいい加減な話だと思われませんか?私、「何の権威も無い」と言いましたが、確かに「市民感覚」を取り入れるためということであれば、権威はむしろ邪魔なんでしょうね。
    ○でも、検察の判断を審査しようというのであればやはり最低限、法律の素養というものは必要でしょう。
    「素人判断」で起訴というのはどうかと思います。

    ○権威ったって何も「東大法学部卒」とか言っている訳じゃありませんよ。ただ最低でも法学部卒くらいの資格は必要なんじゃないでしょうか。もっとも法学部卒でもパブロフの犬って人だと困りますが。

    ○もっとも、起訴されても裁判所で審理が行われる訳ですから、カンガルー裁判になる訳ではありませんが、起訴されただけでも普通の人なら精神的な負担は相当のものだと思いますし、「逮捕」だけでも犯人扱いなのに「起訴」まで行けばもう99%「罪人」と思われて公人なら完全にアウトですからね、コワイ制度だと思います。
    -----------------
    ▼【12440】小沢一派の問題点   かっくるなかしま 2010-10-22 16:29(編集)
     ▼晴れのちドシャ降りさん:こんにちは

    >>この掲示板でも、実際の政治でも、大雑把に分けて反小沢派の問題点はそれらの議員からやこの板の論者の言からは、日本の将来像が暗いものにしか見えないことだ。

    >かっくるさんもそうだけど、私は【反小沢派】ではありません。
    >私は正真正銘の親小泉派であり、郵政民営化大賛成、靖国参拝大賛成、おまけに拉致家族取り戻しを大いに評価します

    爆笑。いいなそれ。(以下敬称略)
    小沢なんて過去の人だと思っているから、反・小沢で括られると、心外なんだよな。
    脱・小沢も、小沢が入っているのが気に入らないから、脱・小沢もやめだ。

    >>私が小沢氏を支持する理由は官僚主導から政治主導へとのはっきりした意思を感じることができる点にもあるが、
    >以前にも【自分の身の危険を顧みず】とのご意見でも述べましたが【官僚主導から政治主導へ】は単に手段であって、目的では有りません。二二六事件だってアンチ官僚主導で、身を捨てての行動でした。
    >以前も述べましたが政治主導で日米開戦に踏み切ることより官僚主導で湾岸戦争に逃げ回った政府の方が100万倍ぐらい、正しい道だと思います

    第2特会の郵貯を再・官営化しようとして、なにが官僚主導から・・・だよ。
    おかしいんと違うかって。

    意思を感じることができたのは、「官邸主導から幹事長主導」だろって。
    それと例により、「振込み決済主導から現金持ち運び主導」。
    新・幹事長(偉い!)が改めているけれど、ほんと、小沢って多額のカネを現金でやり取りするのが好きだよな。
    http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010101900881
    (時事、「党運営でも「脱小沢」加速=陳情対応、資金を透明化−民主?」、2010/10/19)
    >>>小沢氏が代表当時、使途を明らかにする必要のない「組織対策費」名目で特定の幹部に巨額の資金が支出されていた経緯もあり、岡田氏は組織対策費の廃止を明言した。さらに、資金の出し入れは現金では行わず、記録が残る金融機関の振り込みに変更。財務委員長が行っていた資金の決済も、300万円超の支出については幹事長が決済する仕組みに改めた

    >>合わせて大きな理由は、私が小沢氏を支持しない(反ではありませんよ)理由は、郵政民営化に反している(亀井氏も同じ)事が一番ですね。同じように民営化された道路公団運営にも口を突っ込み、また際限なき高速道路建設を始めようとしているからです。
    >そう言う意味で、衆参ネジレ国会でアンチ民営化法案が不成立の見込みってのが嬉しいですね。

    私が小沢を支持しない(反ではありませんよ)理由は、とても単純で、
    小沢が出てくると景気が悪くなって、引っ込むとよくなるからだ。
    http://www.tdb.co.jp/report/pdf/201009_jp.pdf
    (帝国DB、景気動向調査、)

    小泉勇退が2006/9で、以降、景気が下り、
    小沢辞めろコールの高まりと、業況の悪化局面とは一致している。(去年、今年の1-3月を見よ)
    で、今は、小沢代表選・小沢抗戦で、業況は再び降下中というところだ。
    暗い顔がTVに露出すると世の中の雰囲気が暗くなるのだろう。(有力な仮説)

    都市部と地方とで業況の格差が縮んでいるが、業況が落ち込んでしまって縮んでもまるで意味がない。
    (上記スライドNO2、地域別グラフ参照)
    景気と国民生活のためにも、早く引退していなくなって欲しい。

    >>それらの人々は現在の自分の生活やら、自分の一生だけは観る事が可能なので、他の人々の生活や、将来世代の心配など、どうでも良いとの考え、無責任な態度と思えた。

    >それが【国民の生活が一番】のキャッチフレーズの小沢氏の政策じゃあないのかな?

    爆笑。

    もろ、小沢一派の無責任な態度。(停滞する臨時国会を見よ)
    http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010101900881
    (時事、「党運営でも「脱小沢」加速=陳情対応、資金を透明化−民主?」、2010/10/19)
    >>>小沢氏が代表当時、使途を明らかにする必要のない「組織対策費」名目で特定の幹部に巨額の資金が支出されていた経緯もあり、岡田氏は組織対策費の廃止を明言した。さらに、資金の出し入れは現金では行わず、記録が残る金融機関の振り込みに変更。財務委員長が行っていた資金の決済も、300万円超の支出については幹事長が決済する仕組みに改めた

    >>合わせて大きな理由は、

    >私が小沢氏を支持しない(反ではありませんよ)理由は、郵政民営化に反している(亀井氏も同じ)事が一番ですね。
    同じように民営化された道路公団運営にも口を突っ込み、また際限なき高速道路建設を始めようとしているからです。
    >そう言う意味で、衆参ネジレ国会でアンチ民営化法案が不成立の見込みってのが嬉しいですね。

    私が小沢を支持しない(反ではありませんよ)理由は、とても単純で、
    小沢が出てくると景気が悪くなって、引っ込むとよくなるからだ。
    http://www.tdb.co.jp/report/pdf/201009_jp.pdf
    =========================================================================
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10 【12605】老人党メルマガ(349)
北極星   運営スタッフ 2010-11-6 7:02:07  [返信] [編集]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(349) ::: 2010/11/6
          老人党掲示板 http://6410.saloon.jp/
    =========================================================================
    ★前348号の団塊党さんの【12467】Re:国会での論議を聞いて の記事中、最終部分の「丁度八百長論議を聴いているようなものですね。」は誤って混入したものです。この部分を取消すと共に不手際をお詫び致します(北極星)

    【12601】ハローワークについて peace
    【12489】人を裁くということ    usagi65
    【12522】Re:人を裁くということ 志村建世
    【12552】Re:かえるさん、キタキツネさん:今日は。お読みになっていますか? 酒呑童子
    【12532】オフライン支部便り:須藤正剛さま(10月25日)  笹井明子
    【12533】オフライン支部便り:杉本小松さま(10月27日)  笹井明子
    【12554】Re:政治に文句を言う前に、自分の行動を見直しましょう  usagi65
    【12580】Re:神に代わって良心であるか否かの判定を行う  いっぽー
    =========================================================================
    【12601】ハローワークについて peace 2010-11-5 23:39 (編集)

    最近とにかく仕事が忙しく、投稿できないのですが。
    今日、ちょっとした事があったので皆さんにもご紹介します。
    本日下記の質問状を厚労省に出しました。これは氷山の一角で大きな問題であると思われます。

    ----以下質問内容---
    現在事業を営んでいますが、今回人事募集をかけようとハローワークへ出かけました。「3年以内トライアル雇用奨励金」や「3年以内既卒者採用拡大奨励金」の情報を知っていたので今回の採用の後押しになりました。
    そこでの会話は「3年以内既卒者採用拡大奨励金」の申請をどうしても出させたくなくする窓口の誘導でした。

    最後には両方出すと応募が少なくなると言われました。ほんとでしょうか、両方出す事によりハローワーク側で応募を抑制するのでしょうか?これが本当ならば大きな問題であると思われます。
    その後、今回の募集の事を「奨励金狙い」とまで言われました。

    書式をもらい書き込もうとすると「一度持ち帰ってゆっくり書いた方がいいですよ」とまで言われました。
    以前の担当の方はその場で申し込みさせてくれたのですが。
    もう、ハローワークへは行くのはやめようと思っています。民間の紹介サイトで募集しようと思っています。

    今回の事も私の事だけだったら別にかまわないのですが。こんな事で真剣に求職をしている方々の機会が無くなってゆく事を思うと黙っていられませんでした。できればこの件に関してご返答いただければありがたく思います。
    ----以上----
    奨励金って立て前だけで、本当は出させたくないのかもしれない。これって問題ですよね。
    -----------------
    【12489】人を裁くということ usagi65 2010-10-26 22:37

    年金生活なので、なるべく物を買わないようにしていて、本も図書館を利用しています。そして図書館のジュニアコーナーの文学全集を読んでいます。
    字も大きいし、難しい言葉にはちゃんと注釈があり説明がかいてあります。「これはいい!」(笑い)
    最近「小泉八雲」を借りて読んだのですが、その中にとても心に残るものがありました。

    かれはアイルランド人の父とギリシャ人の母をもつ外国人ですが明治26年の作で「停車場で」という実際あった話で彼が遭遇した話です。怪談はいろいろ読んだことがあるのですが、これは初めてでした。
    あらすじですが・・・大事なところはそのまま書いています。

    熊本で泥棒に入ったが捕まり護送される途中で巡査を刺して逃げた犯人が福岡で逮捕され熊本へ連れてこられるのですが、その熊本駅の改札口での出来事が書いてあるのです。
    殺人犯が停車場に着くというので、八雲さんや大勢の人が集まり待っているところへ警部に突き出されるようにして両手を後ろ手にくくりあげられた犯人が出てきたのですが見物人は何も言わない。

    そのとき警部が殺された巡査の奥さんの名前を呼ぶのです。すると八雲さんの近くにいた小柄で痩せた女の人が子供をおんぶして「はい」と答え人ごみのなかを押し分けて前に進み出るのです。
    そして殺人犯と向かい合って立つと、周りは死のごとく静まり返るのです。

    すると警部が奥さんではなく背中の子供に向かってしみじみと言い聞かせるように
    「坊ちゃん、これが4年前にお父さんを殺した男ですぞ。あの時はまだうまれておいでなさんかった。今ね、あんたを可愛がってくださるお父さんがいなさらないのは、この男のしわざなんですぞ。よく御覧なさい、この男を」
    (と、ここで警部は罪人のあごに手を掛け、顔を上げろと厳しく命じた)

    子供は母親の肩越しにこわごわ相手を見つめたがすぐに泣き出した。
    しかし泣きながらも相手のすくみ入る顔をじっと睨んだ。見物人は息が止まったようであった。
    そのとき八雲さんは罪人の顔がゆがむのを見た。と見るうちに罪人は手錠をはめられた身も忘れていきなりそこへ、へたへたとくずれ折れたと思うと顔を泥にうずめるようにすりつけたまま

    「堪忍してくんなせえ。坊ちゃん、あっしゃ何も恨みがあってやったんじゃねえんでござんす。
    ただもう、逃げてえばっかりに、つい怖くなって無我夢中でやった仕事なんで。あっしゃ悪い野郎でござんす。
    坊ちゃんに申し訳のねえ大それたことをしちめいました。
    ですがうぬの犯した罪のかどでこれから死ににいくところでござんす。喜んで死にます。だから坊ちゃん・・・
    どうかかわいそうな野郎だとおぼし召してかんべんしてやっておくんなせえまし。お願いでござんす・・・」

    子供はまだ泣いていたが 警部は罪人を引き起こして歩き出した。
    そのとき群集全体がしくしく泣き出したのである。また八雲さんは前を通り過ぎる警部の目にも涙をみたのである。
    彼はこの光景を人間の犯した罪科の当然の結果を一場の愁嘆場で目の当たりに彷彿と見せてやり、それによって罪科の何たるかを思い知らせてやろうと言いう、実に勘所をはずさぬ、しかも慈悲にとんだ、正しい裁きがあったと書いています。また死ぬ直前に、ただ一筋に許しを願うという捨て身の悔悟があったとも。

    しかも浮世のままならなさと人間の本性の弱さとを、骨の髄まで経験で知り抜いているから、腹の中には一片の憤りもなく、ただ罪に対する大きな嘆きだけを持っている大衆がいたとも書いています。明治時代のことですが・・・

    さて裁判員制度が動き出し、昨日は耳かき店員の事件で死刑が求刑されました。
    私は裁判員とは量刑を犯罪者に与えるだけと思っていましたが八雲さんのこの話を読んだ後、それだけではないのではないかと漠然としてですが思えたのです。

    もし興味をお持ちになったら「停車場で」読んでみてください。ほかの方のご感想、お聞かせください。 
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    【12522】Re:人を裁くということ 志村建世 2010-10-29 21:53

    よいお話を聞かせていただきました。この「停車場で」は、今まで知りませんでした。
    この話の最も印象的な部分は、見ていた群集の反応です。「一片の憤りもなく、ただ罪に対する大きな嘆きだけを持っている大衆がいたと」との感想には、おそらく小泉八雲本人の同感が込められていたでしょう。
    明治だったからではない、人間の弱さにも同感できる人間理解は、今も私たちの中に生きているような気がします。
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    【12552】Re:かえるさん、キタキツネさん:今日は。お読みになっていますか? 酒呑童子 2010-11-1 13:59

    久保俊治氏の「羆撃ち」の背表紙を目にすると、キタキツネさんの熊についてのやり取りを思い出します。
    今日は、どう話を綴っていくとよいものか、困惑するばかりでどうかお赦しください。
    私は、温泉を楽しむことに加えて天体観望のために、富良野やニセコの山麓地帯の暗夜を車で徘徊します。

    勿論、この地区は羆の多くが生息する危険地帯ですが、あの羆のお話のとおり、充分に警戒しながら天体望遠鏡を覗き込んでいますが、さすがに深黒のなかでの不気味な静けさは、何年経験しても空恐ろしいものがあります。
    以前、本州からの若い男性観光客一人が、その暗闇の中を露天風呂の富良野・吹上温泉に入ろうとして徒歩で私の横を通り過ぎましたが、「知らないことの強さ」とでも言うのでしょうか。

    私は、「よしたほうがイイよ」とでも声がけすべきだったでしょうか、でも、そうはしませんでした。
    なぜなら、そこでは私も同類だったのですから(笑)。そしてキタキツネさんとのお話の後、「ヤッパリ、買おう」と決心したのが、今、天体望遠鏡のケース上に置いてある鉈でした(笑)。

    「羆撃ち」は、北海道の男の物語。キタキツネさん、有難うございます。

                 ☆☆☆☆☆

    高橋竹山「親節・津軽じょんがら節」
    Chikuzan Takahashi, (Shin) Jongara Bushi/Sogo dokuso kyoku
    http://www.youtube.com/watch?v=vNbvDgMCTRg&feature=related
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    【12532】オフライン支部便り:須藤正剛さま(10月25日)  笹井明子 2010-10-30 16:50
    「国境線が守れるのか」

    尖閣諸島周辺海域で、中国籍の漁船が領海侵犯、海上保安庁の巡視船が追跡して拿捕拘留したが、何を勘違いしたのか漁船が巡視船に体当たりする戦法に出た。犯罪行為の証拠としてビデオ撮影もしている。どこの海でも起こりうる犯罪だが、政府の後始末が余りにもお粗末過ぎたのに驚いて報道を見た。

    閣僚の記者会見での事件の顛末発表は、スピードがあって良かったが、どちらが領海侵犯したのか分からない迫力に欠けるものだった。中国に対して気の使いすぎだと思われても致し方ない配慮が、見え隠れしていた。
    歴代の総理や国交省大臣は、毎回北方領土視察に北海道に来るが、ロシアの日本漁船の領海侵犯への対応の厳しさは学んでいないのか。

    歴史を紐解くまでもなく、北方領土は日本固有の領土だ。露骨に言えば崩壊したソ連に六十五年前に掠め取られた儘だ。元島民の多くは二代目三代目になっている例もある。レーダーや機関銃など軍艦もどきの重装備の警備船が、ちょっとした違反でも船体没収や巨額の罰金支払いを要求、なかには取り調べの名目での長期間の拘留も含まれる。

    日本の政治家たちに領土意識はない。与党も野党も国際問題には素人同然と言ったら失礼か。
    国境線があやふやで、何か問題が起こると取り繕うが、結論は見事に先送りする。

    中国の違反漁船員を、処分保留の儘で釈放した那覇地検の判断も含めて、尖閣諸島の問題は、国連総会で討議されるべきだとも考える。国境の線引きを世界が注視する中で議論されるべきである。中国の関心は、東シナ海全域支配を目論んでいるように見えるからだ。時を合わせるように中国内陸部での連日の反日デモ。

    政治家は内政だけを担当しているわけではない。外敵から国を守る仕事は重要だ。国際法に照らして中国漁船船長に対して、罰金や巡視船破損の賠償請求するくらいの決断をしてほしかった。北方領土のロシア警備隊のように、だ。
    中国や北朝鮮、ロシアは、したたかである。強烈な自己主張はするが約束は簡単に破る。しかも独裁政権。

    レアアースの輸入は停まったままだという。契約違反も絡むが代替え用品を見つけるとよい。
    企業にとって中国の市場は魅力かもしれないが、落とし穴もある。
    一人っ子政策や超高齢社会、硬直化する格差もある。十三億すべて機能しているわけではないのではないか。

    我が国を目の仇にすることで、平衡を保ってきた共産党政権の、この先が案じられる。
    日本の国際感覚も問われている。油断すまい。
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    【12533】オフライン支部便り: 杉本小松さま(10月27日) 笹井明子 2010-10-30 16:53

    「中国、アメリカとの付き合い方」

    要求する(対・中国)、お伺いする(対・アメリカ)。相手によって対応が随分違うことが分かります。
    菅首相も就任早々、核の傘に入る方が安全だと、アメリカべったりの言葉。
    ガッカリし、民主党も頼りにならないことが、はっきり分かりました。

    テレビの会話になんと英語の単語の多いことか。戦争を知らない若者はどんどんアメリカ化しています。
    中国は昔より日本と交流があり、色々なことを教えて貰った国であり、同じ黄色人種であり、共に漢字を使う国であるのに、なぜ敵視するのでしょうか。アメリカの思うつぼです。地理的には日本海を隔てただけの国です。
    かの国は何千キロも向こうの国です。政府はもっと中国との交流の歴史を学んでも良いのではないでしょうか。
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    【12554】Re: 政治に文句を言う前に、自分の行動を見直しましょう  usagi65 2010-11-1 14:38
     ▼晴れのちドシャ降りさん:こんにちは

    こちらの投稿者は男の方がほとんどと思いますので、主婦の立場で一言申し上げたいと思います。
    「農業に関して言えば、何と言っても消費者が悪い。なんたって安売り食品(弁当やファミレスも含めて)を大歓迎し、安売りスーパーに押しかけるようなアホな真似を止めるべきなんです。
    これこそが共生社会のスタート、一丁目一番地です。」について・・・

    総中流の時代ならいざ知らず、この不景気の時代にいかにして食費を切り詰めようかと主婦は頑張っているのです。ご主人の給料は上がらずボーナスは出ない、ローンはあるなんて人が多くなっているのに、欲望と煩悩で安物を買っているなんてとんでもない。本当は子供たちに安心、安全な食べ物を買いたいのに仕方がないのが現状ですよ。

    私は食は安全性を重視し国産を買っていますが、年金生活の私にとっては「メイド イン チャイナ」の衣料は日本製なら「万」がつくのに5000円前後で買えますので助かっています。
    以前は品質が悪かったのですが日本人の指導のせいかデザインも品質も格段に良くなっていますので。

    さて農業をどうしたらよいかと言うことですが、本当に農業をやりたい若い人たちに農地が与えられる仕組みを作ってほしい。また、何度か行ったことのある「道の駅」ですがここはすごいです。
    農家と消費者がダイレクトに売り買いしているので、安いし、新鮮だし、また農家にとっては農協に出すより高めに値段はつけられるでしょう。

    ウインウインの関係ですよね。また近隣の野菜なので運送費もほとんど掛からない。
    流通コストも掛からないしエコでもある。これは日本の農業を守るひとつのヒントになりませんか?
    -----------------
    【12580】Re: 神に代わって良心であるか否かの判定を行う  いっぽー 2010-11-3 18:08
     ▼晴れのちドシャ降りさん:

    >基本的には真実は一つですから、全ての報道は全く同じとなりますよ。

    真実は1つでも、視点によって報道は異なります。それが報道の多様性です。大手マスメディアの報道は、全てではありませんが1つの視点に偏っていること、真実を報道せずに隠すことが問題なのです。

    >貴方はどんな根拠で【この報道は真実でない】あるいは【真実だ】と断定できるのですか?
    >もし断定できるとすれば、貴方は既に真実を知っているわけで、であればワザワザ、真実をマスコミから教えて貰う必要は無いでしょう。

    真実を知っているわけではありません。しかし、多様な報道があれば、比較検討はできます。
    今の大手マスメディアだけに接していれば、それさえできません。最後は自分の判断です。

    >つまり報道管制を行えと主張するのですか?

    報道の自由は必要です。マスメディアは第4の権力といわれるほど強大な権力を持っていることを国民もマスメディア自身も忘れていると思います。一般企業であれば影響力も小さく、危険があれば規制をかけられます。
    マスメディアは強大で危険な権力を持ち、かつ自由であるから良心が不可欠なのです。

    >貴方は多角的視点の報道を望むわけで、その実現にはどうすれば良いと考えるのでしょうか?

    マスメディアに抗議したり、その問題に気づいた者が少しずつでも周りに広めてゆくことが必要だと思います。

    >>>タバコ会社の良心、武器製造会社の良心、サラ金の良心にパチンコ屋の良心,ソープランドにキャバクラの良心。
    >>タバコ会社はタバコを売ることが目的ですから、ここで言う良心には反しません。

    >あら面白いですね。貴方が神に代わって良心であるか否かの判定を行う権利を持っているんですね。
    >真実かどうかを見極め、良心をも判定できる。まさに神の代理人か、神その物かもしれませんね

    会社の目的に沿った経営をしているかどうかの判定は、神でなくても可能です。

    >つまり貴方の【マスコミ=報道機関】と言うのは誤りで
    >報道も広告媒体の一つでしかなく、マスコミとは広告業だってことが分かるはずです
    >つまりマスコミとは広告業ですから、何を垂れ流そうと自由なんですよ。

    大手マスメディアは、強大で危険な権力と自由を併せ持つので、一般企業と同列にはできないという事が、大前提です。
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