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 【2694】老人党メルマガ(229-1) 北極星 2008-7-27 5:56:14
 【2695】老人党メルマガ(229-2) 北極星 2008-7-27 5:57:00

18 【2694】老人党メルマガ(229-1)
北極星   運営スタッフ 2008-7-27 5:56:14  [返信]

    roujintou-news  ::: 老人党メルマガ(229) ::: 2008/7/27
    =======================================================================
    【2632】河村たかしはえらい。   Gokai
    【2662】河村たかしはえらくない  港南のご隠居
    【2686】Re: You can change !   港南のご隠居
    【読者投稿】メルマガを読んだ感想と意見  山川 紘
    【読者投稿】怪物社会現出の責任はどこに  後木寿齢
    【2657】テレビのアナログ放送の延期運動  ぎんざる
    【2658】東京スカイツリー・買い換え時・買い換えさせられる事情  かっくるなかしま
    【2678】暫定税率、混乱の果ての悲惨。 けさらんぱさらん
    【2630】戦争は希望につながるか  pierre
    【2691】安易に否定できない    peace
    【2692】安易に否定できない つづき peace
    =======================================================================
    【2632】河村たかしはえらい。    Gokai 2008-7-21 16:44

    民主党河村たかし議員が、7/20の報道2001で次のように主張していた。

    1)日本には巨大な嘘がある。
    2)日本には金がない、国に金がない、国は財政危機で大借金だというがこれは嘘なんだということ。

    3)これらは財務省のけしからんこと、なぜなら財務省(旧大蔵省)は、貯蓄投資バランスと経常収支の関係について否定的な立場をとって来たからである。・・とまでは言及しそうであった。
    実際には貯蓄投資バランスから観れば日本はお金が大量にあるということと主張された。

    4)財政危機だというなら、何故金利は安いのか?何故安い金利の国債が売れに売れるのかということ。

    まさにこの主張こそが正しい、が、同席した面々は苦笑いで聞く耳をもてないようです。
    どうやら、民主党河村たかし議員には日本のリーダーにふさわしい、「正見」と、正しければたった一人でも臆することなくと主張する勇気も有るようです。人材はある、あとは選挙民の知恵次第ということでしょう。

    Ps. 同席した榊原英資氏の一言。
    ・・政治家に危機感がなさ過ぎる、今起こっていることは戦後最悪の経済不況である、これからどうするんだ?
    -----------------------------------------
    【2662】河村たかしはえらくない    港南のご隠居 2008-7-24 19:45

    彼の話を聞いても、新鮮味もないし、感動もしない。えらいとも、なんとも思わない。
    自分が党の代表にもなれない人間だと知っているので、いろいろと他人を笑わせる事を言っているに過ぎない。
    いっそのこと、落語家にもなった方がいいのではないかとすら思える。
    -----------------------------------------
    【2686】Re: You can change !   港南のご隠居 2008-7-26 15:41

    民主党代表選挙が無投票になりそうだとの報道がある。こんなに元気の無い様では政権はとれない。
    そこで、民主党代議士に、堂々と選挙戦を行なうように、圧力をかけよう。
    この選挙戦を通して、国民に民主党を理解させるのだ。
    -----------------------------------------
    【読者投稿】メルマガを読んだ感想と意見  山川 紘 08/7/22 7:19

    1.後期高齢者医療制度と政権交代:
    後期高齢者医療制度は、いつの間にか国民に認められて(?)定着しそうな感じです。
    こんな事で良いのでしょうか?

    昨日のテレビニュースで取り上げていましたが、この制度によって、社会保険料控除が減り、結果として所得税や住民税が増税になるケースが紹介されていました。このように、次から次へと欠陥が明らかになるのに、政府与党は小手先の手直しだけで対処しようとしています。

    そして、野党も、わけのわからない「問責決議案」を可決して、自ら追及の機会をなくしています。
    本当に困ったものです。

    私は、次の国会で、こうした問題点を徹底的に議論してほしいと思っています。
    そして、世の中の閉塞状況を打破するためにも、次の衆議院選挙で民主党が第一党となって、政権交代が実現する事を期待しています。もっとも、今の野党の勝ち方いかんでは、公明党がキャスティングボードを握る可能性もあります。
    そうなると、政権交代の効果も半減しますが、今の自公政権が続くよりは良い結果になる、と思っています。

    2.地球温暖化:
     地球が温暖化しているのは正しいようですが、その犯人は本当にCO2なのでしょうか?
    温暖化効果ではメタンガスの方が主役のような意見もあるし、太陽黒点の変動だ、というような説もあるし、本当のところは誰にもわかっていないみたいです。
    それでも、CO2でお金儲けをしたい「投機筋」や一部の「銭儲けの亡者」に踊らされて、バイオ燃料だとか、排出権取引だとか、新しい金儲けの話ばかりが先行しているように思います。

    たとえば、CO2の排出を2050年までに今から50%削減したら、地球温暖化は止まって、また、北極の氷も厚くなり、氷河も増大するのでしょうか? CO2が大量に排出されたから北極熊が絶滅しそうだ、という話は、「風が吹けば桶屋が儲かる」、という話よりも信憑性が薄いように感じます。また、CO2を減らしさえすれば、北極熊は無事なのか、これも疑問です。
    それよりも、バイオ燃料で食料危機を引き起こしている、という事実こそ直視すべきではないでしょうか?

    地球温暖化に対する私の意見は、以下の通りです。
     1)温暖化といかにうまく付き合ってゆくか、その対策を立てるべし。
       いくら騒いでも、温暖化は、急には止まりませんし、いわんや逆行させることもできません。
       そして、温暖化は悪い事ばかりではありません。
       北海道では、温暖化のおかげ(?)で、おいしいコメがとれるようになったと聞いています。
       ですから、温暖化と共存する対策を考えるべきです。
     2)食糧を使ったバイオ燃料は即刻禁止すべし。
       廃材とか生ゴミのような物を活用したバイオ燃料の研究開発は進めるべきですが、トウモロコシや砂糖キビのような「食糧」を使うバイオ燃料の生産は即刻禁止すべきです。
       とくに、アメリカだけが喜ぶトウモロコシの利用は絶対に認めるべきではありません。
     3)原子力発電の利用は慎重に進めるべし。
       原子力発電が温暖化防止と、化石燃料の代替エネルギー源、というところで、急に脚光を浴びてきました。
       そして、世界中で原子力発電所が新設されようとしています。
       この動きは、日本経済にとっては喜ばしい事ではあります(原子力発電所のノウハウを持っているから)が、以下の2点から慎重に進めるべきと思っています。
      3-1)核兵器の拡散につながりやすい。
      3-2)核のゴミ処理技術が確立していない。
       原子力発電所から廃棄される「放射能ゴミ」を処理する技術がまだありません。
       そのため、ゴミはたまるばかりです。
       この問題を放置して原子力発電を進めれば、やがては、放射能ゴミで地球が汚染されてしまいます。
    -----------------------------------------
    【読者投稿】怪物社会現出の責任はどこに  後木寿齢 2008-7-22 20:39

    企業価値という言葉が流行りましたが、その「価値」とは、投資家の期待にむけられたもの。
    では、この国に尽くし、「この国の価値」を期待し、享受するものは誰か? それは、われわれ一般国民と思っていたのは大間違いで、途方もないものを育ててしまったと思い知らされたのが実態であろう。

    財政や人口政策、保険・医療・年金政策の失態や遅れ、外交の弱体を、老人ゆえの医療費の膨張(多いのが当たり前、そのための長年の保険料納付ではないか)や、現役世代の負担増などが、あたかも国民の問題意識の欠如であるが如き話にすり替えて世代間の対立を煽り、真の問題から目をそらす。
    思慮分別のない「年よりは死ね!」というような投書をする輩(やから)のなんと多いことか。

    グローバルスタンダードを喧伝し、この索漠とした怪物社会を現出した、この国の、政・官・財・マスコミの責任は重い。
    -----------------------------------------
    【2657】テレビのアナログ放送の延期運動   ぎんざる 2008-7-24 12:52

    地上デジタル放送に関してその対応は、チューナー購入やテレビの買い換えのみならず、アンテナ対策に問題が多い様だ。
    折角購入した個人の財産権を簡単に切り捨てるのも問題があり、この際、アナログ放送を三年後に中止するのでは無く、それを延期する運動を推進しようではありませんか。
    -----------------------------------------
    【2658】東京スカイツリー・買い換え時・買い換えさせられる事情  かっくるなかしま 2008-7-24 15:01(編集)
     ▼ぎんざるさん:こんにちは。

    >この際、アナログ放送を三年後に中止するのでは無く、それを延期する運動を推進しようではありませんか。
    ↑ 同意です。

    Wikiの「東京スカイツリー」を観ると、こうなっていて(↓)、
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC
    >>2011年7月24日までに地上アナログテレビ放送が終了するのに備えて2008年7月14日に着工されたが竣工は2011年12月となり、その後試験放送などを経て開業は2012年春の予定である

    7月24日には、間に合わない、9ヶ月遅れるのは、ほとんど確定だ、自明だと思われるのだが、
    役所のほうじゃ、7月24日に固執。 ← 体裁と精神論
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080722/311276/
    (出所:日経ITプロ、『総務省、地上デジタル放送国民運動推進本部の初回会合を7月24日に開催』)

    メディアも、「官報」だから、7月24日合わせて、一斉報道を余儀なくされる始末。ごくろう。

    「間に合わないことは確定。買い換え需要が集中する2011年7月24日以前よりも、以後に買い換えたほうがお得。
    送波が2012年春だから、2011年の年末商戦が明けた後、2012年の初頭の在庫処分セールの時に、買い換えたほうがお得」

    と報道したら、国賊扱いされるのだろうか(^^;;;

    ps 無駄の構図
    日本テレビ放送網の平均年収1472万円=「努力分」+「既得権分」。
    他方、葵プロモーション、東映、アサツー等の番組・CM・広告代理企業を平均すると年収は706万円・・・(1)
    衛星放送インフラのJSATの年収は825万円。・・・(2)

    この両者を足すと、インフラ+コンテンツ=(1)+(2)=1531万円で殆ど日本テレビと同じになる。
    つまり、地上波放送局(=キーテレビ局)が、「偉い」のは放送インフラ(の使用認可)を得ていることで、その上でコンテンツの製作・流通を「仕切っている」ため。

    インフラの部分を既得権、製作の部分を努力とすると、足して高年収が出てくる。 (年収の半分は、既得権)

    インフラの支配力が弱まったら(なくなったら)どうなるか?

    外部製作会社との関係は、元請‐下請という「主従の関係」が弱まって、イコールパートナーの関係に近くなる、或いは、競合の関係に一部転じる。平たく言えば、下請けの給料が上がる。

    したがって、NHKを含む彼ら放送事業者の利権の観点では、地上波デジタルは必然的な流れだった。

    しかるに、アナログ地上波をデジタル化するには膨大(1兆円)な投資が必要。そのうち6000億円は系列のローカル局を単に支えるためのもの。
    (注記:衛星デジタル放送でカバーするには、衛星を2基打ち上げればよい。1基500億円。断然コストが安いが、衛星デジタルだと多チャンネル放送が可能となり、新規放送事業者が参入できてしまうから、既得事業者がインフラを寡占できなくなって、給料が下がってよろしくないという事情。また、個々の番組をpay per viewで視聴者が購入するようになってしまうと、受信料頼みのNHKが崩壊してしまうという事情。)

    既得権を維持するために、巨額の無駄な投資が必要であったということ。
    で、「ついでに」、消費者が、TVの買い換えを促されるor強制される、というわけだ。

    受像機を買い換えようと、尼崎や堺で作られる大型薄型TVに買い換えようと、インフラの上にあぐらをかいて垂れ流される低レベルの番組を、視聴者が「見せられる」という状況に、一切なんら変わりがない。

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19 【2695】老人党メルマガ(229-2)
北極星   運営スタッフ 2008-7-27 5:57:00  [返信] [編集]

    【2678】暫定税率、混乱の果ての悲惨。 けさらんぱさらん 2008-7-25 23:02
     後木寿齢:改め、▼けさらんぱさらん:

    暫定税率を一時停止したと思ったら、アッというまに値上げして、アッと言うまに暫定税率復活!
    なんのことはない。一ヶ月、値上げのチャンスを与えたようなもの。どうせこうなると思っていた。
    お陰で、長崎離島、L/ \200!目の前に、巨大石油備蓄基地があるというのに。
    油代補助は行政になじまない?ほんとは、お金あるんだって、本当なんですよねエ。

    隠しておきたいお金、洗いざらい陳列して、そのあとで、いろいろ言ってくれませんか。
    同意なしの勝手な源泉徴収など、重大な違法行為なのに、なかなか表面に現れない。
    マスコミは何のためにある?

    マグロなんか、たまに食えばいいけど、日常の、われわれの蛋白源はどうする?
    流通のパッケージの寸法に合う魚だけに値がついて、後は捨てるか養殖のエサ代で二束三文。さえない顔の瀕死の漁師。

    割高の代わり映えのしない店頭の魚。長崎は魚の宝庫というのに。
    うまそうな魚は、料理屋(またはレストラン)か贈答用。パッケージ込みで払って、パッケージの捨て代まで払って。
    何千円(何万円も?)のエコバックまで買って。なんてお人よしなんだろう。

    テレビで見る(テレビでしか見ていない)外国の市場の、あの豊穣。あの大らかさ。
    生活をエンジョイし、主張はストレートだし、お近くを見れば、大海の岩礁に、あれほど湧き上がる熱気。
    翻ってわが周囲を見れば、地縁血縁仰せごもっとも、小泉顔見せりゃ、恨み忘れて人気沸騰。
    あちらは「怨」の国民だけど、こちらは、どうしょうもない「許」の国民だ。

    これまであったことを、その時になっても忘れずに、投票しますか?大勢に流されますか?
    キャットフードを齧りながら、この国の行く末をつらつら思う。
    -----------------------------------------
    【2630】戦争は希望につながるか   pierre 2008-7-21 14:28

    大変衝撃的な本である。著者の赤木智弘氏は、1975年生まれのフリーター、かって『朝日新聞』が1970年代生まれの世代を「ロストジェネレーション」と名づけたが、著者はまさにその代表的な存在だ。

    本書の衝撃的な内容の中で最も重大なのは、著者が
    「我々が低賃金労働者として社会に放り出されてから、もう10年以上たった。
    ……平和が続けば、このような不平等が一生続くのだ。
    そうした閉塞状態を打破し、流動性を生み出してくれるかもしれない何か──。
    その可能性のひとつが、戦争である」(p.204)

    と書いていることである。著者はさらにこうも書く。

    「戦争は悲惨だ。しかし、その悲惨さは『持つ者が何かを失う』から悲惨なのであって、『何も持っていない』私からすれば、戦争は悲惨でも何でもなく、むしろチャンスとなる」。(p.205)

    彼らは学業を終えたとき、バブル崩壊後の不況の真っ直中であった。正社員への就職に途は極端に狭く、多くの人が非正社員──フリーターとなって世に出た。その後、景気は回復し、新規学卒者への採用の窓口は広がったが、非正社員の彼らが正社員になる途は相変わらず狭く、彼らの多くは意図しないフリーターのまま30歳代になっているのである。

    上記の著者の言葉からは、彼らの世代が覗いている絶望の淵が極めて深いのものであると感じさせられる。
    このような閉塞的な状況が続けば、彼らは自らの老後に極めて悲観的たらざるを得ないだろう。
    だから「希望は戦争だ」(p.304)

    とまで言うのであろう。彼らがこのどうしようもない閉塞感を打破するために、

    「『戦争』という強大なカタストロフー」(p.305)
    を求めるのは、よく考えてみると矛盾に満ちている。彼らが戦争を知らない世代だからであろうか、こういう重大なことを軽々しく口にして貰いたくないのである。それは沖縄戦の結果、あるいは朝鮮戦争が南北朝鮮にもたらしたものを顧みれば、自明のことであり、決して戦争は「希望」などにはならず、またチャンスですらない。

    まして 「私たちにとっての『希望は戦争』、すなわち戦争という希望も、『平和』との闘争のための道具に過ぎません」(p.341)と言うように、「戦争」は「道具」として使いこなせるようなヤワなものでは決してないことを、知って貰いたいのである。著者はまた

    「戦争がなくなれば社会が硬直化、すなわち格差が発生し、一部の人に不幸を押しつけることになる」(p.222)
    と言って「平和」を忌避するが、しかしまた戦後の日本は平和だったからこそ、「一億総中流化」と言われるような繁栄の時代を得たのではないか。

    「ロストジェネレーション」は2,000万人に達するという一大勢力であり、このままで行けば他の世代より多くの「貧困労働層」を抱えたまま、いずれ日本社会を支える世代になるだろう。その彼らにこうして「希望は戦争」という発想が蠢くままにしておいていいはずがない。昭和の初期、昭和恐慌による疲弊が軍部台頭の背景にあったことを考えると、それと似たような現象が再び起こるリスクを考えるだけで、ゾッとする。

    本書は、そういう問題提起の書として受け止めたいのである。
    《追記》これは 赤木智弘「若者を見殺しにする国」2007.11.双風舎 を読んで書いたものです。
    -----------------------------------------
    【2691】「戦争は希望につながるか」 安易に否定できない    peace 2008-7-27 0:24
     ▼pierreさん:こんばんは。

    おもしろそうな本なので読みました、しかし、pierreさんは著者の意図を読み取れていないようです。
    このスレッドで貴方の仰っていることは著書の中でも語られている左派の著者に対する批判と全く同質のもので、著者のようなワーキングプアの状況におかれている人にとって何の説得力もないと言うことを自覚すべきです。
    もう一度著者の左派に対する批判をよくお読みください。たぶん、ご自分が見えてくると思います。

    >大変衝撃的な本である。著者の赤木智弘氏は、1975年生まれのフリーター、かって『朝日新聞』が1970年代生まれの世代を「ロストジェネレーション」と名づけたが、著者はまさにその代表的な存在だ。

    いいえ、著者はこの世代を代表していません。その辺にも大きな誤解があると思います。この世代が全てワーキングプア層で構成されているとお思いですか?答えはノーです。どちらかと言えば彼は世代を超えたワーキングプア層の人たちの代表と言えるでしょう。このままではこれからどんどんと増えてゆく層です。

    まず、言えることは、著者のような立場の人間に対して戦争がいくら悲惨な状況かなどと言ったところで何の説得力も無いことです、彼は、低収入で家賃さえ払っていけない状況で子供を持つどころか結婚も出来ない。将来に対しての希望も無ければ現在の楽しみもない。年金もまともに払えない。
    今の左派なんかに、そんな彼らが自殺しようが戦争を希望しようがとやかく言えないのではないでしょうか。

    もし、彼らに対して戦争を希望する事に対して抑止をしようとするのならば、少しでも彼らの希望を与えることですよ。それをせずにただ戦争は悲惨だからやめようなんて言っても無理ですよ、さんざん社会から見放されて搾取されて希望もなくし死にかけの人間に「戦争だけが希望だ」なんで言われたらあわててそれでは我々が迷惑だなんて言うわけですか?

    たった一つ彼らを黙らせるのは希望を持たせることだけですよ。カネですよカネ。それ意外にない。
    -----------------------------------------
    【2692】安易に否定できない  つづき peace 2008-7-27 0:30

    年寄り世代がカネに目が無くって搾取して貯めまくったのと逆に若い世代にカネをばらまかないともうだめな状況まで来ているんですよ。

    それとこの著者は右派に対しても嫌悪感を抱いているが左派に対してもかなりの嫌悪感を抱いてこの著作にぶつけている。この辺は私と全く同質の違和感を左派に対して抱いていると思います。

    まず、著者が社会党や共産党に対して幻滅しているのは真の弱者である彼らワーキングプア層をなぜ見殺しにしていることに対してです。

    著者は言及していませんが、私が常々思っているのは、今の日本の左派の人たちというのは元々学生運動華やかかりし60年代に資本家対労働者と言う対立軸で成り立った労働者=弱者と言う図式で労働組合なんかを組織して地位向上を目指してきたわけです。<地位向上=カネをもっと払え>ですが<これが重要>。

    まあ、それまでは良いですが。十分に地位向上をしてもまだその惰性でもって左派って言うのは地位向上を目指してきたわけです。おかしな事にバブルを乗り越えちゃった訳です。

    ちょっと話は変わりますが、このあいだ、私の地元、大阪で橋下知事が職員の給与引き下げに対してのデモを見ると職員が「減給を撤回せよ、労働者をバカにするな」なんて垂れ幕を下げてるわけです。私が違和感を持ったのは、彼らは仕事はすごく楽でしかも年収800万や1000万の私から見れば特権階級の方々が「労働者」なんて言っちゃう訳です。

    60年代の貧乏な学生の時は社会主義で社会を改革する夢を持っていた団塊の世代の左翼ですが、年齢が上がるにつれて社会的地位も向上し資産も持つようになり金融資産を貯蓄にまわします、そしてそのマネーは銀行から企業にまわり、要するに労働者は資本家にもなったわけです。

    この資本を持ったエセ弱者が悪の根元だと思っています。彼らが意識・無意識のうちに左派を牛耳り弱者救済と言いながら実はバブルが崩壊してからこの方ろくな事をしていない、救済するのは公務員や大企業の労働組合員という私に言わせればエセ弱者で、その上せっせと若い世代に対して安価な労働を強いてきて、真の弱者をどんどん生産してきた。
    おまけに朝日新聞までもグローバル化が急速に進む現代社会のせいだなんて恥ずかしいことを臆面もなく言ってしまうわけです。まあ、さすが朝日は左翼系と言ったところでしょうか、なんて恥ずかしい。

    今の左派は右派と一緒になって社会弱者を生産している。このままでは彼のような「希望は戦争だ」なんていうやつがたくさん出てきても文句は言えない。
    まあ、実際若い人たちが右傾化しているのはそのためだと思うけど。

    でも私ならばこの著者に提案したいことが一つあります。
    私の平和を愛し護憲の立場から言わせてもらうと。やっぱり戦争はいけない。

    「あなた達ワーキングプア層に希望を持たせる道は戦争によるガラガラポンじゃなくハイパーインフレのガラガラポンを勧めます。ハイパーと言わないまでもある程度のインフレで資産家は資産が目減りし、公務員のような高額所得者は給与体系を維持できなくなりワーキングプア同様の低所得者になり左派も本来の活動をせざるをえなくなるでしょう。その方が血を見ないですむ。
    左派が今のワーキングプア層の状況を今まで通り、黙って見過ごすならばそうする方向で「希望」してみてはいかがでしょうか。」

    もしたら、近い将来実現するかもね。
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