打てば響く 
過去記事(2005年7月〜12月)

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12月3日

 少し言い訳。光ファイバーに変えようとして、切り替えがスムーズにいかず、対 応に遅れが出ました。申し訳ない。そのあいだに、健保改革と称して老人負担を 増やそうという動きがありました。基地の問題も、防衛庁は住民に対して、まるで 米軍の代理人になってしまったように見えます。米軍の移転費用に一兆円を払 う。その一方で増税の話が進む。それを横目でにらみながらいらいらしていまし た。
 ようやく更新にまでこぎつけました。
 以下に、老人党の怒りを短くまとめました。

 銀行は今期決算で空前の利益を上げた。今こそ、預金金利を上げて、預金者 に感謝の一端を示すべきだ。退職金を銀行に預け、利子で年に一度の旅行を、 などと夢見ていたサラリーマン定年退職者は、預金金利ゼロで泣いてきた。その かれらの預金を貸し出してあげた利益ではないか。空前の利益は、決して銀行の 努力で上げたものではない。
 もちろん、日銀が公定歩合を上げないので、預金金利を上げられない面もある だろう。日銀も、これほど急速な円安を放っておくのは無責任だ。今が、公定歩合 を上げるいい機会である。
 今のところ、日銀は円の価値を守るためではなく、ドルを守るために働いてい る。日銀総裁の給料はアメリカから出してもらった方がよいくらいだ。こういうこと を放り出しておいて、なにが改革か。株高は円安と平行して進んでいる。これは 日本を売っていることではないか。
 そんなことをしている政治家が、愛国心を子どもに教えろとは!破廉恥、ここに きわまれり、といいたい。



11月14日

 コンピュータが不調で、インターネットに接続できず、世の中の急速な動きに対 応が遅れました。お詫びします。少し、遅れましたが、小泉新内閣に対するぼくの 感想を書きます。
 この内閣は、日本を売り渡そうとしているとしか思えません。

 総選挙後、イラク派兵継続、増税、健保負担増、そして、一方ではインド洋での 米英艦船への燃料補給の継続、座間への米軍司令部移転、原子力空母の横須 賀基地への受け入れと、急ピッチでことが進んでいます。
 全て、予見されていたことです。かえすがえすも、野党共闘ができなかったこと が悔やまれる。共産党よ、確かな野党なんて、寝言をいっていてよかったのか、 今こそ、反省すべきです。
 一番注目しているのは、郵政民営化で、郵便をドル資本に売り渡した小泉内閣 の、自衛隊のアメリカ従属化政策です。自衛隊をアメリカにくれてやるつもりなの でしょうか。米軍に自衛隊の指揮権を譲り渡して、日本の独立は、どのようにして 守られるのでしょう。東京の周辺には、ミサイル迎撃ミサイルが配置される。それ は、首都を守るためではなく、標的になる首都周辺のアメリカ軍基地のためで す。
 さすがに、自治体の首長も、住民の反対の声に耳をふさぐことはできず、防衛 庁の発表した中間報告に、激しく抗議しています。われわれも抗議しましょう。民 族主義者の皆さんも反対ではないでしょう。
 小泉首相は、反対するものは、みな抵抗勢力と呼ぶでしょうが、抵抗勢力という 名を甘んじて受け、抵抗しましょう。抵抗すなはちレジスタンス、ああ、懐かしく、胸 打つ言葉です。レジスタンスしましょう。
 現在は、この一点に絞りましょう。ここで、ばらばらになりさえしなければ、レジス タンス勢力は多数派です。ここから、盛り返しましょう。
 もう一つは、靖国に変わる、国民的戦没者慰霊施設の設置です。ともかく靖国 に代わるものをつくる。それは靖国の存在そのものを、過去のものにします。靖 国をよりどころにする勢力とたたかう拠点になるでしょう。これは公明と自民の間 に打ち込まれる楔となるでしょう。山崎と小泉との間に打ち込まれる楔ともなるで しょう。現に、小泉は組閣に当たって、山崎派を外しました。山崎は自民党にあっ て、公明と一緒に、靖国に代わる慰霊施設建設に賛成する勢力です。老人党で も、この論議が活発になることを希みます。



11月3日

 鎌倉市長選挙に際して、自公に対立する候補の一本化を井上ひさしらと試みま したが、失敗に終わりました。
 市民政策フォーラムの渡辺光子は、単独でたたかうことになり、それでも共産党 推薦候補の4倍の票を集めましたが、健闘といったところでした。結果としては、 共産党が大局をみて、候補をおろしてくれれば、話題にもなり、反自公民民の風 が吹くところだったのに、残念です。
 共産党の代議士個人個人にあうと、立派な見識のもちぬしなのに、組織として は、まったく融通が利かなくなる。
 ユンクのいうように、「賢い頭が集まると、かえって巨大な石頭と化す」というの は本当ですね。
 先ごろの選挙後の国会で、共産党の議員が、郵政民営化反対の票のトータル は51パーセントで、賛成の49パーセントを上回っていたという数字を書いてボー ドで示してとくとくとしていましたが、その数字を、見つめなければいけなかったの は、共産党のあなた方ですよ。反対が小泉派を上回っていたのに、相手を大勝さ せてしまったのです。いまとなって、確かな野党の存在だけで、戦後最大の危機 的状況を、どうやって克服することができるというのですか。
 目を見開いて、国民がなにを希望しているのか、それに応えるような作戦をとっ てきたか、考え直してもらいたいですね。



10月8日

 近況を書きます。民主党の機関紙に、喧嘩の仕方を知らない、という選挙の批 評を書きました。選挙のときのじれったい思いをまとめたものです。
 選挙後のぼくの活動と感想を書きます。
 総選挙後、鎌倉市の市長選挙が行われます。

 この選挙で、民主党は石渡市長を自民と相乗りで推すようです。こんなことをし ているから民主党は政権を取れないのです。石渡市長はたしかにぼくたちの要 求を入れて、広町・台の緑地の全面保全を決定しましたが、一方でミニ開発はど んどん許可して、鎌倉の緑をつぶしています。また、いったん決めていた「鎌倉9 条の会」の後援を寸前になって取り消すなど、あまりにも歴史的、環境哲学的に、 見識に乏しいことがわかりました。
 また、鎌倉の教育委員に、扶桑社の教科書の採択を求めるものを五名中二人 まで任命し、危うくこの教科書が採択されるところでした。政治音痴なのです。民 主党がこの市長を推薦するとは!民主党よ、全ての市長選で、自民と相乗りする ことはせず、自前の候補を立てられないような、人材不足では、国会で政権を奪 取することは難しいですよ。

 その石渡現職市長に、共産党推薦候補と、ネット推薦候補の二人が挑戦するこ とになりました。井上ひさしはじめ八名の会に名を連ね、ぼくも候補一本化に努力 したのですが、不成功に終わりました。残念です。ぼくは、ネットの女性候補 渡 辺光子を応援するこしました。護憲派としては、男性対女性と意識させることに、 血路が開けるかもしれないとおもうからです。
 ネットは現在環境政党を意識し、幟も緑色ですが、早く思い切って、日本の緑の 党となってくれれば、と思います。そうすれば、あらゆる点で分かりやすくなるので すが。ネットってどういう党?ヨーロッパで第三極を占めているあの緑の党の日本 版さ、と説明すると、支持者も増えるのではないかと思います。
 明日は渡辺光子を励ます集会が山ノ内公会堂で午後6時からあります。ぼくと 彼女が対話することになります。鎌倉の老人党は参加してください。



9月14日

 あっという間に、選挙が終わりました。結果はご存知のとおりです。
 ドイツの国会は、日本の二週間前に解散しました。そして現在もまだ選挙中で、 投票日は9月の18日です。いかに日本の選挙では、投票まで短期間であるかが わかるでしょう。この点を選挙中に指摘した、政治家も、大新聞の社説もありませ んでした。ぼくの見落としではないでしょう。野球が五回で試合終了になるようなも のです。逆転とか、さよならといった劇的な結末が、日本の選挙に見られなくても 当然です。シュレーダーは解散当初は、野党に大きくリードされていましたが、公 開テレビ対決で点を稼ぎ、伯仲ぐらいまで、こぎつけたようです。勝てば、大逆転 というところでしょう。
 それと同時に、与野党の政策の違いも次第に、分かってきました。ドイツの選挙 民はその点、日本の選挙民よりは、選挙の結果に納得がいくでしょう。逆に日本 の選挙民が、選挙の意味を知らされずに、投票を迫られているかが、分かりま す。新聞もテレビも、どこ党を支持するかのアンケートをするよりも、どれだけ政 策の内容が、分かっているかをアンケートしてほしいものです。
 ともかく選挙の結果は、受け入れざるを得ない。でも、覚悟しましょう。増税がす ぐに押し寄せます。無駄をなくすと称して、社会福祉の予算は、切りつめられてい くでしょう。
 それにしてもニューオーリンズの災害対策はひどい。台風がやってくるから、町 を空けて避難しろ、なんて指示がだされる。何十万もの東京のゼロメートル地帯 の住人に、避難指示が出されるようなものです。それが災害から、自分で自分を 守ることだとは。その点、アメリカは日本をもっと学ぶべきです。決して日本がアメ リカを学ぶべきではありません。
 民営化すればよくなるというものではありません。



9月8日
ニューオーリンズの次は

 皆さん、テレビでニューオーリンズの惨状を見て、どう思われますか。これがグ ローバリゼーションの結果です。百聞一見にしかずです。ここが世界最大の金持 ち国の、地方都市なのです。地方、弱者、が切り捨てられ、株価だけ上がればい い、という経済の行く末が、ここに見えます。アメリカは最大の経済最前線のモデ ル国です。
 BBCの質問に答えて、アメリカで災害に対する弱さを警告を発してきたある学 者が、率直に答えていました。決して、危険をはらんでいるのは、ニューオーリン ズだけではない。アメリカの地方のインフラは非常に脆弱になってきているのだ と。改革の名で、赤字になりそうなところは、どんどん切り捨ててきた結果です。
 そしてハリケーンの後に、まず送られたのが、自動小銃を構えてパトロールする 兵隊たち。救援活動より、銃を構えてパトロールする兵隊。このイメージをなんと 見ますか。
 しかし、小泉改革の名の下に、同じことが行われようとしています。ぼくは地方で の講演を頼まれることがあって、旅行しますが、地方の衰退は、ひどいものです。 新幹線の駅の周りだけがにぎやかだが、それ以外の、昔の鉄道の駅前広場は 灯が消えたようです。日本でも株価は上がってきているようですが、喜んでいるの は株を持っている人たちだけです。

 さて、あるお助けマンの力を借りて、ホームページのレイアウトを更新しました。 このお助けマンは、四国に住んでおられる、まだ面識もない方です。その人が、こ んな風でどうでしょうと直してくれるのですから、インターネットはうまく使えば、ど れだけ役立つか分からない。しかし、ぼくのところに送られてくるメールは、迷惑メ ール、いわゆる出会い系のメールと、サラ金業者からのメールが8割に近づきつ つあります。悪く使われると困ることも確かです。



9月4日

 選挙戦ももう半ば。各党の政治家の演説を、テレビできく限りでの印象です。
 野党には、軍師がいない。竹中半兵衛も諸葛孔明もいない。喧嘩の仕方も知ら ない。与党の弱みを攻めなければいけないのに、自分の方が攻められてばっか り。公明党の神崎など、民主党を攻める演説で終始している。

 では、少し、野党に知恵をつけよう。

 喧嘩は弱点を攻めるに限る。神崎は、野党がばらばらであることを知っていて、 民主攻撃に絞っている。喧嘩の仕方を少し知っている。
 だったら、与党の弱点を攻めなさい。攻めねば勝てない。ではどこが弱点か。弱 点は、継ぎ目にある。小泉首相の弱点は、まずブッシュとの継ぎ目。
 小泉の改革というが、どういう改革か。日本をブッシュ風のアメリカにする改革で す。ブッシュの改革は、株価を見れば、成功しているように見えるが、あんたがた は株を持っていますか。株を持っていないあんたがたが喜ぶことはありません よ。あんたがたのための改革ではないことがわかるでしょう。ハリケーン襲来後の ニューオーリンズをテレビで見ましたか。ブッシュ改革の、弱者切捨ての現実が暴 露されたじゃないですか。ニューオーリンズを見なさい。日本を、あっちの方向に やりたいですか。

 もう一つの弱点は、公明党。さらに公明党と創価学会の継ぎ目。そこを攻めな ければ。
 創価学会の皆さん、上の命令で投票していないで、自分で考えて投票しなさい よ。しっかり目を開けてみれば、見えるでしょう。ブッシュの改革を、日本でも実現 しようとする小泉首相は、公明なしでは生き延びられない。あんたがたが、運命の 鍵を握っているのです。
 神崎さんがいうように、自民を支えることが、あなた方のためになりますか。公 明党は結党のころは、弱者を守るための政党だった。自民党と一緒になって、高 給サラリーマンの年金確保だけを考えている。
 公明党は、そんな政党だったですか。今の党が、昔の公明党と同じだと思いま すか。創価学会を集票マシーンとしてしか見ていない、そして自民党と、票のやり 取りで、自分たちのポストを確保することしか考えない集団に成り下がっていませ んか。ここはお灸をすえてやるべきです。今回は自分の考えで、投票しなさい。
 かつての公明党の先輩たちは、今の指導部をどう見ているでしょうね。人間、理 想を見失ってはいけません。

 さらに、もう一つの弱点は、優等生官僚から転向した、いわゆる刺客たちです。 かれらを攻めなさい。鳥取に落下傘で下りた、官僚は、葉書や手紙の時代は終 わったと、郵便局を潰すのが、時代の先取りのようなことをいっていた。ほんとう に、そんな時代にしたいのか。いくらイーメールの時代が来るといっても、老人の わたしたちがしぬまでは、手紙を出させて、葉書を出させて。と訴えてごらんなさ い。
 
 もう憲法を守るとか、健全な野党だとか、選挙民にはまたかとおもわれるよう な、スローガンを並べ立てていないで、残りの一週間。真剣に喧嘩をしなさい。こ れ一本で、押し通しなさい。逆転ヒットは、そうすることでしか生まれませんよ。とも かく、自民党の現執行部の、そして刺客女性たちの万歳する笑顔など見たくない よ。野党よ。真剣に喧嘩をしなさい。じれったいねえ。



8月30日

 いよいよ選挙です。簡単な、初日の町の印象を書きます。
 テレビで各地の候補者の第一声をあげましたが、大阪の辻元清美と、長岡の 田中マキコの選挙演説は、アートです。芝居の名優のような存在感があります。 暇があったら、彼女らの街頭演説のおっかけをやってみたい。しかし、残念なが ら、その暇がない。テレビがこの二人の演説を、投票日まで10回見せてくれれ ば、選挙の流れは変わるでしょう。だけど、テレビはそれをやってくれない。
 田中マキコと、小泉首相との立会い演説、がどこかで実現したら、だれもが、そ の会に是非出たいと思うでしょう。棄権も大幅に減少すると思います。
 選挙のたびに立会い演説会があったらなあ、と思います。外国人記者クラブで 「党首立会いのインタビュー(というのかな)」があったのに、国民の前で、同じよう なことができないのは、不思議なことです。国民のためにある選挙ではないのか な、と国民はひねくれますぞ。
 立会演説会で、国民が直接に党首に質問できる。そういう場ができて、民主主 義は一歩前進すると思うのです。「立会演説会を復活させる会」を立ち上げる人 はいませんか。

 米軍基地の問題を取り上げる候補者がいないのも、意外です。鎌倉は厚木基 地から飛び立つ米軍機の騒音で、テレビも聞こえなくなるときがあります。もちろ ん街頭演説も邪魔されます。鎌倉ですら然り、厚木は察するにあまりあります。ア メリカで、人口のこのような密集地に基地を置き、演習をしているのだろうか。政 治家がしっかりとものをいわないからです。
 神奈川県の候補者が、演説を騒音で一時中止しながら、再開すれば、郵政民 営化の話ばかりというのは、いかに国民生活に関心がないかを示すものです。
 イラク戦争と自衛隊の問題など、宣伝カー同士で、遣り合えばいい。こちらの騒 音は我慢します。名前の連呼の騒音はゴメンですが。ともかく選挙を盛り上がら せることを、われわれは考えましょう。



8月19日

 筑摩から9月にだす「プリマー新書」を書き上げるために、コラムが書けません でした。解散になったのに、なにをしているのかと、いらいらしておられた方もあっ たのではないか、と思います。お詫びします。

 さて、衆議院が解散になりました。今回の解散を短評すると、「小泉自爆テロ解 散」ということになるでしょうか。しかし、有権者としては、一票を投じる機会が与え られることですから、この機会を無駄にしないことです。
 国民投票的に郵政民営化法案の是非を問うと、小泉首相はいいますが、それ ならちゃんと、国民投票で問うべきです。フランスでのEU憲法の国民投票を現場 で見ましたが、テレビで大変な討論がなされました。投票まで何週間もありまし た。その討論のおかげで、はじめ絶対優勢を伝えられていたイエスが、議論が始 まるとともに、ノーに覆ったのです。日本の公示、すぐ投票という、議論をさせない やり方と違います。
 日本の国会では、わけの分からぬ論議に終始し、否決されると、イエスかノー か、それだけ投票しろ、というのは、国民投票の意義を知らないもののやることで す。仏大統領シラクは、議会の中では多数派だったので、国民投票にしなけれ ば、ヨーロッパ憲法をやすやすと批准することもできたのです。しかし、あえて出し て否決された。馬鹿だという人もいますが、フェアーだったともいえます。

 最近は選挙になると、マニフェストばやりですが、政党が勝手にわが党のマニフ ェストを作ります。しかし順序が逆です。まず、国民はなにを望んでいるか、国民 から政策を公募すべきです。あるいは要望を公募するといい。
 それからマニフェストを作る。例えば、国民は原油高騰によるインフレを心配 しています。その声には、政策で答える。それがマニフェストとして表現される。こ れが順序です。選挙が国民のものになるためには、国民の意見を聞くシステムに なっていないとだめです。

 靖国以外に、前の戦争のすべての犠牲者をまつる記念堂をつくってもらいた い。ぼくはそう考えています。老人党は、戦後60年、そのことをしてこなかった自 分たちの怠慢を反省します。これを作れば、政治家も、天皇も堂々と参ることが 出来ます。
 戦争で戦死したものしか、つまりは大部分が日本国外で、兵隊として死んだ人し か、靖国に祀られていないから、しかもそこ東条のような戦犯は祀られ、空襲で 死んだ市民は、祀られていないから、問題になるので、軍と民間の死者を差別し ない施設ができれば、だれもが堂々と死者を祈念することができます。これで、 靖国問題は解決するのです。ぜひ今回の選挙で、マニフェストに入れてもらい たい。公明党は、靖国外の施設を作るべきだと考えているようですが、この点で 自民と一致できるのだろうか。一致できない自民党の候補者に、票を都合してや る、などという取引を行うのは、どう考えても矛盾しています。その点を選挙でハッ キリさせてもらいたいとは思いませんか。

 郵政民営化、是か非かの判断は難しくありません。あなたは民営化になった ら、便利になったと喜ぶかどうかです。「今までと同じサービスを確保する?」そ れなら、いまと同じ。ちっとも喜ぶようなことではないですね。郵便貯金を株に投資 する?喜ぶのは株屋です。喜ぶのは、あなたではない。これで喜ぶのはだれか。 銀行と株屋、それから外資なるもの。だから、いわゆる国際的な圧力がかけられ るのです。郵便物は全国どこにでも、同じ値段で、とどけられます。こんなサービ スがあるから、国の存在意義があるのです。
 民営化で経営は、改善したが、日本の旧国鉄は、国民に利益をもたらしました か。世界で高い運賃。そして、遅れはしょっちゅう。大事故は起こす。地震の対応 は不十分。民営化したら、こんなによくなったという例があれば、あげて欲しいで すね。それより、道路公団の改革の方を、急いでやって欲しくはありませんか。あ っちはどうして急がない?大企業が談合して、食い物にしてきたことが、これほど ハッキリしたのに。
 マスコミも郵政ばかり取り上げることのないように頼みます。